JP2553250Y2 - リニアスライドガイド - Google Patents

リニアスライドガイド

Info

Publication number
JP2553250Y2
JP2553250Y2 JP1989087171U JP8717189U JP2553250Y2 JP 2553250 Y2 JP2553250 Y2 JP 2553250Y2 JP 1989087171 U JP1989087171 U JP 1989087171U JP 8717189 U JP8717189 U JP 8717189U JP 2553250 Y2 JP2553250 Y2 JP 2553250Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
slide guide
linear slide
rail member
linear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989087171U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0326825U (ja
Inventor
豊 小泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP1989087171U priority Critical patent/JP2553250Y2/ja
Publication of JPH0326825U publication Critical patent/JPH0326825U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2553250Y2 publication Critical patent/JP2553250Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は物体を直線状に往復運動させるリニアスライ
ドガイドに関し,特に,経済性,メンテナンス性,及
び,信頼性を向上させたリニアスライドガイドに関す
る。
〔従来の技術〕
リニアスライドガイドは,例えば,直線状レール部材
と,その直線状レール部材を複数個のボールベアリング
で移動可能に挟持して取り付けられた可動部材等から構
成され,例えば,複写機等の光学系のように所定の軌条
部材に沿って正確に移動する可動部材の精密保持装置
等,又は,精密測定器等に使用されている。従って,リ
ニアスライドガイドは高精度で可動部材を移動させる必
要がある。
この可動部材を高精度で移動させるリニアスライドガ
イドとして,例えば,特開昭53−40532号公報に示され
た可動部材の精密保持装置のように,被移動物を丸棒の
ガイドレールに,上下二段に分割された2組のコーン状
コロと,1つの通常コロで挟持して取り付け,該ガードレ
ールに沿って移動させる構成のものや,実開昭63−7451
9号公報に示された可動部材の精密保持装置のように,3
組のコーン状コロで板金よりなるガイドアングルを挟持
する構成のものが提案されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら,特開昭53−40532号公報及び実開昭63
−74519号公報によれば,ガイドレールの支持は両端部
に配置されている支持部材のみで行われているため,例
えば,移動物体の移動距離が長くなるとガイドレールの
中央部で撓みが発生すると言う問題点があった。この撓
みの発生を防止するためにはガイドレールを必要以上に
太くする必要があり,その結果,装置重量の増加や,製
造コストの上昇と言う問題点が発生する。また,取扱性
の面からもガイドレールの両端部に支持部材が配置され
ているため,移動物体の取り付け,取り外しの際に邪魔
になり,組み立て性,メンテナンス性が悪いと言う欠点
があった。
更に,実開昭63−74519号公報によれば,コロ外周面
とガイド部材の面が全面に亘り,線接触状態で移動する
ため,ガイド部材の面上或いはコロ表面上に付着したゴ
ミ,ホコリ等の異物の影響を受けやすく,例えば,負荷
変動を生じて移動物体の速度変動等の発生を原因とな
り,装置の信頼性が低下すると言う問題点があり,この
ため,異物付着に対して清掃メンテナンスの必要があっ
た。また,ガイド部材の板金のみで構成されているた
め,コストは安いが,強度的,精度的に必ずしも十分で
ないと言う問題点が存在する。
本考案は上記に鑑みてなされたものであって,軽量の
ガイド部材で撓みの発生なく精度よく移動を行うことが
でき,組み立て性,メンテナンス性を向上させ,且つ,
異物の付着等による影響を低減させて装置の信頼性を向
上させることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するため、直線状レール部材
が、分岐した少なくとも2以上の支持部材からなり、支
持部材の一部に極めて薄い板金を弾性変形させて取り付
けた構成であって、且つ、上記支持部材がボールベアリ
ングの外周面と点接触する断面形状を有するリニアスラ
イドガイドを提供するものである。
〔作用〕
本考案のリニアスライドガイドは,直線状レール部材
を,極めて薄い板金を支持部材の一部に弾性変形させて
取り付けた構成とし,真直度及び機械的強度を支持部材
で担い,表面形状及び硬度を板金で担うことにより,そ
れぞれ要求される機能を最適の組み合わせで容易に達成
し,コスト的,強度的,スペース的にも最適な構成を実
現できる。また,ボールベアリングの外周面と点接触す
る直線状レール部材の断面形状によって,レール表面に
異物が付着・滞留しにくく,例え,異物が付着しても,
接触点における局圧が非常に大きいため,該異物を容易
にせん断排除し,元の状態に復元される。
〔実施例〕
以下,本考案のリニアスライドガイドを詳細に説明す
る。
第1図Aは本考案のリニアスライドガイドの第1の実
施例を示し,その先端に3つの分岐支持部101を有した
ガイド部材100と,ガイド部材100に複数個のボールベア
リング(図示せず)で移動可能に挟持して取り付けられ
たハウジング102から構成される。
第1図Bは第1図AのA−A断面図を示し,ハウジン
グ102は,図示の如く,ガイド部材100の1つの分岐支持
部101を3個のコロ(通常のボールベアリング)103で挟
持する構成を基本単位とし,第1図AのB−B断面図で
ある第1図Cに示すように,これをハウジング102の分
岐支持部101と向かい合う3壁面に設置して,ガイド軸
方向以外の動きを規制している。
ガイド部材100は,アルミニウム素材の押し出し成形
品,又は,ファイバーを混入した強化樹脂の成形品等か
ら成り,分岐支持部101の先端部分には,第1図Dに示
すように,極めて薄い板金から成り,必要に応じて表面
硬化を施したレール部材104が,部材自身のバネ弾性変
形力により,その外周を包み込むように装填・保持され
ている。このように,ガイド部材100の一部にレール部
材104を弾性変形させて取り付けた構成とすることによ
り,ガイド部材100によって真直度及び機械的強度を担
い,レール部材104によって表面形状及び硬度を分担し
て担うことができ,撓みを発生させることなく,且つ,
必要以上に装置の重量を増加させないで,最適なガイド
部材100とすることができる。また,レール部材104が損
傷した場合でも容易に取り替えることが可能である。
レール部材104とコロ103は,第1図Dに示すように,
その接触が互いの接点で点接触するような形状を有しお
り,接触部分に異物が付着滞留し難い形状であるのと同
時に,接触部分(接触点)における局圧を大きくする形
状である。このため,例えば,レール部材104或いは103
の表面に異物が付着した場合でも,容易にせん断排除
し,元の状態に復元することができる。
第2図は本考案の第2の実施例を示し,第1の実施例
の分岐支持部101及びレール部材104の断面形状を矩形と
して,さらに,点接触を確実にしたものである。他の部
分は共通に付き,図示及び説明を省略する。
第3図Aは本考案の第3の実施例を示し,2つの分岐支
持部101を有するガイド部材100と,取り付け軸に対して
独立して回転可能に軸装され,且つ,互いに対向した一
対のコロ105とを用いて構成したものである。他の符号
は第1図と共通に付き説明を省略する。
第3図Bは第3図Aの一部拡大図を示し,分岐支持部
101の先端部分に弾性変形させて取り付けたレール部材1
04の状態を示している。
ガイド部材100及びレール部材104は,前述した実施例
の形状に限定するものではなく,コロ(ボールベアリン
グ)の外周面と点接触する断面形状であれば特に限定す
るものではない。
〔考案の効果〕
以上説明したように,本考案のリニアスライドガイド
は,直線状レール部材が、極めて薄い板金を支持部材の
一部に弾性変形させて取り付けた構成であり,且つ,ボ
ールベアリングの外周面と点接触する断面形状を有する
ため,軽量のガイド部材で撓みの発生なく精度よく移動
を行うことができ,組み立て性,メンテナンス性を向上
させ,且つ,異物の付着等による影響を低減させて装置
の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは本考案の第1の実施例を示す説明図であり,
第1図Bは第1図AのA−A断面図であり,第1図Cは
第1図AのB−B断面図であり,第1図Dはコロとレー
ル部材の点接触を示す説明図であり,第2図は本考案の
第2の実施例を示す説明図であり,第3図A,Bは本考案
の第3の実施例を示す説明図である。 符号の説明 100……ガイド部材、101……分岐支持部 102……ハウジング、103……コロ 104……レール部材、105……コロ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】直線状レール部材と、前記直線状レール部
    材を複数個のボールベアリングで移動可能に挟持して取
    り付けられた可動部材とを有するリニアスライドガイド
    において、 前記直線状レール部材は、分岐した少なくとも2以上の
    支持部材を有し、前記支持部材の一部に極めて薄い板金
    を弾性変形させて取り付けた構成であり、且つ、前記支
    持部材が前記ボールベアリングの外周面と点接触する断
    面形状を有することを特徴とするリニアスライドガイ
    ド。
JP1989087171U 1989-07-25 1989-07-25 リニアスライドガイド Expired - Lifetime JP2553250Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989087171U JP2553250Y2 (ja) 1989-07-25 1989-07-25 リニアスライドガイド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989087171U JP2553250Y2 (ja) 1989-07-25 1989-07-25 リニアスライドガイド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0326825U JPH0326825U (ja) 1991-03-19
JP2553250Y2 true JP2553250Y2 (ja) 1997-11-05

Family

ID=31636823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989087171U Expired - Lifetime JP2553250Y2 (ja) 1989-07-25 1989-07-25 リニアスライドガイド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2553250Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5908216B2 (ja) * 2011-04-21 2016-04-26 Ntn株式会社 直動案内機構

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58146716A (ja) * 1982-02-25 1983-09-01 Hiroshi Teramachi 四方向荷重形リニアベアリング
JPS6017538A (ja) * 1983-07-11 1985-01-29 Hitachi Ltd 命令処理装置
JPS6017538U (ja) * 1983-07-14 1985-02-06 井上 岩男 ジヨイステイツクアダプタ−
JPH0515618Y2 (ja) * 1986-10-31 1993-04-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0326825U (ja) 1991-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4262974A (en) Linear bearing apparatus
JPH0336637B2 (ja)
JP2553250Y2 (ja) リニアスライドガイド
JPS60232839A (ja) 直線状案内軌道の固定装置
JP2750821B2 (ja) ローラー型直線案内装置
CA2303458A1 (en) Panel testing apparatus and method
JPS58163819A (ja) リニアベアリングを用いたテ−ブル機構
JP2542626Y2 (ja) 可動部材の案内装置
JPH0331582B2 (ja)
EP0117757B1 (en) Squeeze bearing assemblies
JPH0515618Y2 (ja)
JP2630611B2 (ja) ベアリングユニツト
US7086300B1 (en) Large stroke linear motion flexural apparatus
JP3458227B2 (ja) ステージ機構
US5149222A (en) Rolling flexure bearing system for constraining movement of a carriage and method therefore
JP2527745Y2 (ja) 直動転がり案内軸受
JPH0345296Y2 (ja)
JPH08329474A (ja) 光ディスク装置のキャリッジ案内構造
JPS6161257A (ja) 移動体案内機構
JPS6029385Y2 (ja) Xy移動テ−ブル
JPH032549Y2 (ja)
JPS6234673Y2 (ja)
JPH0651544U (ja) リニアボールベアリング装置
JPH07243869A (ja) エンコーダ
CN113478619A (zh) 一种模台驱动装置及pc生产线