JP2553185B2 - 疎水性熱接着性複合繊維 - Google Patents

疎水性熱接着性複合繊維

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JP2553185B2
JP2553185B2 JP1036230A JP3623089A JP2553185B2 JP 2553185 B2 JP2553185 B2 JP 2553185B2 JP 1036230 A JP1036230 A JP 1036230A JP 3623089 A JP3623089 A JP 3623089A JP 2553185 B2 JP2553185 B2 JP 2553185B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、良好な疎水性と優れた制電性を呈する熱接
着性複合繊維に関する。
(従来の技術) 従来より、不織布分野、例えばフィルター用,衛材用
等の不織布は熱接着性繊維を用いて製造する要求が大き
く、ポリプロピレン又はポリエステル(繊維形成性成
分)を芯成分としポリエチレン(熱接着性成分)を鞘成
分とした芯鞘複合繊維が提案されている(例えば、特開
昭53−86836号公報,特開昭57−176217号公報参照)。
しかし近年、衛材用例えばおむつ,生理用品等のフェー
スカバー用素材として使用する場合には、水分を保持せ
ず着用感の優れた不織布が望まれている。またフィルタ
ー用として使用する場合においても、水分の保持性が高
いとフィルター寿命が短くなる場合が有るので水分保持
性の低い、すなわち、疎水性の優れた熱接着性繊維が望
まれている。
ポリオレフィン、ポリエステル等の合成重合体は優れ
た疎水性を有するので、上記繊維の素材としては極めて
好ましいものである。しかしながら、その反面極めて帯
電しやすく、種々の製造工程を通過させるためには帯電
防止をしなければならないことは周知のとおりである。
しかるに、通常の帯電防止剤(制電剤)を付与する方法
では、十分な帯電防止性を付与せしめた繊維とすると、
疎水性を失って親水性、すなわち水分の保持性が高いも
のとなってしまう。
通常の合成繊維においては、疎水性を低下させず、加
工特性を向上させる方法として、特公昭62−25788号公
報に、セチルホスフェートカリウムを70重量%以上含有
する処理剤を付与する方法が提案されている。
しかしながら、本発明者等の検討によれば、かかる処
理剤をポリオレフィン及び/又は低融点ポリエステルを
接着成分とする熱接着性繊維に付与させた場合には、捲
縮付与工程において、熱接着性繊維の押込捲縮付与機通
過性が悪い事、又最終的にウェブを熱処理して得られる
不織布の接着強力も低下する等の問題点がある事を知っ
た。
このように、熱接着性繊維において、優れた疎水性を
呈すると共に、良好な加工特性(例えば良好な制電性)
と良好な接着性を有するものは未だ知られていないのが
実情である。
(発明の目的) 本発明は、上記背景に鑑みなされたもので、その目的
とするところは、疎水性に優れ、良好な加工特性及び良
好な接着性を有する熱接着性繊維を提供することにあ
る。
(本発明の構成) 本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した
結果、モノアルキルホスフェート、ジアルキルホスフェ
ート及びポリアルキルポリホスフェートのカリウム塩混
合物を主体とする処理剤を付与した、ポリオレフィン又
は低融点ポリエステルを接着成分とする熱接着性繊維
は、前記疎水性と接着性を同時に満足し、かつ押込捲縮
機通過性も向上する事を見い出した。また、疎水性につ
いても、後述する吸水長L値を特定値以下にする事によ
り初めて最終的に得られる不織布の使用特性、例えば、
生理用品のフェースカバーに使用した際の着用感を改善
できることをも見い出した。本発明は、かかる知見に基
づいてなされたものである。
すなわち本発明は、融点及び/又は軟化開始温度が50
〜150℃のポリオレフィン及び/又は低融点ポリエステ
ルである熱接着性成分と繊維形成性重合体とからなる熱
接着性複合繊維において、該複合繊維の表面にはアルキ
ル基の炭素数が18〜20であって、モノアルキルホスフェ
ート、ジアルキルホスフェート及びポリアルキルポリホ
スフェートのカリウム塩混合物からなり、且つその混合
割合(重量比百分率)が40〜60:35〜55:5〜15の範囲内
にあるアルキルホスフェートカリウムを70重量%以上含
有した表面処理剤が繊維重量に対して0.05〜5重量%付
与されており、かつ下記に定義する吸水長Lが5cm以下
であることを特徴とする疎水性熱接着性複合繊維であ
る。
但し、吸水長Lとは、繊維2gを内径1cm長さ10cmのガ
ラス管にに均等に詰め、25±1℃,65±2%RHの条件の
もとで、水/メタノール混合比1/1(容量比)の混合液
に末端を浸漬して垂直に保持し、1分間経過した際の液
面上昇値である。
本発明においては、熱接着性複合繊維に付与される表
面処理剤は、その非水成分中の70重量%以上が、アルキ
ル基の炭素数が18〜20のアルキルホスフェートカリウム
である必要がある。ここでアルキル基の炭素数が18未満
の場合には、前述の如く押込捲縮付与機通過性が悪化し
たり、最終的に得られる不織布の強力が低下したり、あ
るいは、繊維表面への処理剤の付着斑が発生する傾向に
ある。一方20を越える場合にあっては、制電性が低下し
たり、処理剤溶液の安定性が劣るようになる。
かかるアルキルホスフェートカリウムは、通常、対応
するアルコールに粉末状の無水五酸化リンを添加して加
熱反応させ、次いで水酸化カリウム水溶液で中和して製
造される。そして、この反応条件,中和条件等を種々変
更する事により、下記式であらわされる、モノアルキル
ホスフェート,ジアルキルホスフェート及びポリアルキ
ルポリホスフェート等のカリウム塩の混合物が得られ
る。
モノアルキルホスフェートK塩(M): ジアルキルホスフェートK塩(D): ポリアルキルポリホスフェートK塩(P): (式中、Rは炭素数が18〜20のアルキル塩,nは1以上の
整数,XはRまたはK) 本発明においては、上記M:D:Pの重量比(百分率で示
す)を40〜60:35〜55:5〜15の範囲にすることが必要で
ある。Pの割合が15を越える場合にあっては、得られる
熱接着性繊維の吸水長L値(後述)は5cm以下と疎水性
に優れ最終的に得られる不織布の強力も充分なものとな
るが、不織布製造工程でのトラブル発生は増加する傾向
にある。
また、本発明において前記表面処理剤は、上記アルキ
ルホスフェートカリウムを70重量%以上含有する必要が
あり、これ未満の場合にあっては、熱接着性繊維の押込
捲縮付与機通過性,後加工特性,疎水性,接着性等のい
ずれかの特性が低下するため好ましくない。
なお、本発明の目的を損わない範囲内であれば他の成
分、例えば他の平滑剤,集束剤,帯電防止剤,乳化剤,
防腐剤等従来より公知の配合剤のいずれを添加しても良
い。特に、低湿度条件下で後加工する際には帯電を防止
する必要があるので、5〜20重量%の制電剤を添加せし
めるのが好ましい。
好ましく用いられる制電剤としては、ポリオキシアル
キレンアルキル(またはアルケニル)アミン及びその
塩,第4級アンモニウム塩が例示される。かかるポリオ
キシアルキレンアルキル(またはアルケニル)アミンと
しては、炭素数8〜18の側鎖を有していてもよいアルキ
ルまたはアルケニルアミンに、エチレンオキシド及び/
又はプロピレンオキシドを2〜50モル、好ましくは5〜
35モル付加させた化合物、例えばポリオキシエチレンラ
ウリルアミン,ポリオキシエチレンステアリルアミン,
ポリオキシエチレンオレイルアミン,ブロックポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレンミリスチルアミン等が
あげられる。また、これらの塩としては、特にリン酸塩
があげられる。
第4級アンモニウム塩としては一般式: [式中、R1は側鎖および/または不飽和基を有していて
もよい炭素数7〜17のアルキル基、Zは−CH2−,−CON
H(CH2、R2,R3,およびR4は同一または異ること
もあるメチル,エチル,およびヒドロキシエチル基、お
よびXはアニオン残基を表わす]で表わされる化合物が
好ましく、例えば、ラウリルジメチルエチルアンモニウ
ムエトサルフェート,ステアリルトリメチルアンモニウ
ムメトサルフェート,N,N−ジメチル−N−2−ヒドロキ
シエチル−N−オレオイルアミドプロピルアンモニウム
ナイトレート等があげられる。
なかでも、炭素数が8〜18のアルキルアミンにエチレ
ンオキシドを5〜15モル付加した化合物及びそのリン酸
塩が特に好ましい。
本発明における前記表面処理剤の付着量は、繊維に対
して0.05〜5重量%、好ましくは0.1〜1.0重量%とする
必要がある。付着量が0.05重量%未満にあては帯電防止
の効果が小さく、他方5重量%を越える場合にあっては
粘着性が増大して加工性が低下するとともに、最終的に
得られる不織布の接着強力も低下する傾向にある。処理
剤の付与は、水で希釈して水性エマルジョンとなしたも
のを、繊維の製造の任意の段階で行なってよいし、ある
いは加工の最終段階で行なっても良い。好ましくは、繊
維を延伸熱処理する過程で通常実施される、オイリング
の工程を利用するのが簡便で望ましい。
かくして得られる熱接着性繊維は、さらに、次に定義
する吸水長Lが5cm以下である必要がある。
吸水長Lとは、繊維2gを内径1cm,長さ10cmのガラス管
に均一に詰め、25±1℃,65±2%RHの条件のもとで、
水/メタノール混合比1/1(容量比)の混合液に末端を
浸漬して垂直に保持し、1分間経過した際の液面上昇値
である。
本発明者等の検討によれば、かかる測定法は極めて簡
便であるが、再現性は良好であるとともに、最終的に得
られる不織布の水分保持性とも非常に良く対応している
事を見い出した。すなわち、この吸水長が5cm以下の熱
接着性繊維を用いた不織布は、生理用品等のフェースカ
バーとして使用すると良好な着用感が得られ、又フィル
ターとしてし使用した場合のフィルター寿命は長くなる
事を見い出したのである。
次に、本発明の対象とする熱接着性複合繊維は、ポリ
オレフィン及び/又は低融点ポリエステルを熱接着成分
とした、繊維形成性重合体との複合繊維である。熱接着
性成分が上記以外の場合、例えば共重合ポリアミドの場
合にあっては、本発明の表面処理剤が均一に繊維上に付
着されず、最終的に得られる不織布の強力も低下する傾
向にあり、本発明の目的を達成できなくなる。
また、複合繊維の接着性成分は、通常150〜170℃で熱
接着されるため、その融点及び/又は軟化開始温度を15
0℃以下とする必要がある。また用途によっては、複合
繊維に捲縮を付与する際できるだけ高い温度で熱固定で
きること、あるいは熱接着後の不織布が熱湯等によって
再溶融しないことが望まれるので、その融点及び/又は
軟化開始温度は50℃以上、好ましくは90℃以上とする必
要がある。
かかる熱接着成分のうち好適に用いられるポリオレフ
ィンとしては、例えば、エチレン,プロピレン,ブテン
−1,ペンテン−1等のα−オレフィンを主成分とした重
合体および共重合体(以下これらを未変性ポリオレフィ
ンという)をあげることができる。また、上記α−オレ
フィンと、アクリル酸,メタクリル酸,フマル酸,マレ
イン酸,イタコン酸,クロトン酸,シトラコン酸等の不
飽和カルボン酸、及びこれらのエステル類もしくは酸無
水物類の少なくとも1種との共重合体をあげることがで
きる。さらには、上記未変性ポリオレフィンに上記不飽
和カルボン酸及びこれらのエステルもしくは酸無水物の
少なくとも1種をグラフトしたグラフト共重合体をあげ
ることができる。
また低融点ポリエステルは、前記融点及び/又は軟化
開始温度の限定を満たしたものであれば特に限定する必
要はなく、従来より知られている酸成分,グリコール成
分,及びその他の共重合成分を公知の方法により重縮合
すればよい。かかるポリエステルのうち、酸成分として
テレフタル酸,イソフタル酸,フタル酸,アジピン酸,
セバシン酸,5−ナトリウムスルホイソフタル酸等を、ま
たグリコール成分としてエチレングリコール,プロピレ
ングリコール,テトラメチレングリコール,ヘキサメチ
レングリコール,ジエチレングリコール,1,4−ブタンジ
オール,ネオペンチルグリコール,1,4−シクロヘキサン
ジメタノール,ポリオキシアルキレングリコール等を用
いた共重合ポリエステルは、安価であり好ましい。
本発明の複合繊維を構成する他方の成分は、繊維形成
性重合体であれば特に限定する必要はないが、コストの
点より通常はポリプロピレン,ポリエチレンテレフタレ
ートが好ましく用いられる。もちろん、用途によっては
脂肪族ポリアミド(ナイロン6,ナイロン−6,6)等の方
が望ましい場合もある。
次に、本発明の複合繊維の複合形式は、芯鞘型もしく
は偏心芯鞘型を主たる対象とするが、サイドバイサイド
型すなわち繊維形成性成分と接着性成分とを張り合わせ
たものであっても良い。しかしこの場合においては、繊
維形成性成分がポリオレフィンもしくはポリエステル以
外の場合、該複合繊維の全表面積のうち、繊維形成性成
分が占める表面積を65%以下にするのが好ましく、これ
以上になると、表面処理剤の付着斑により疎水性が不十
分となったり、帯電防止性が不足して後加工時にトラブ
ルが発生し易くなる傾向にある。
(実施例) 以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。
なお、各特性の評価は下記方法により行なった。
1.押込捲縮機通過性 38mm巾の押込捲縮付与機に17万デニールのトウを供給
し、15ケ/25mmの捲隙を付与する際のトウ通過性を4段
階で評価した。
全く問題なく運転が可能:◎ 一応正常な運転が可能:○ 問題はあるが一応運転は可能:△ 正常な運転は全くできない:× 2.カード通過性 カット長51mmの短繊維をローラーカードに通し、その
通過性を3段階で評価した。
正常に運転可能:○ 一応運転可能:△ 全く運転できない:× 3.接着強度 カット長51mmの短繊維から目付30g/m2のウェブを作成
し、次いで140℃20秒間熱処理して不織布となす。この
不織布から、マシン方向に巾6cm長さ20cmの試験片を切
り取り、つかみ間隔10cm,引張速度20cm/分で破断強力を
測定する。
接着強度は、破断強力を試験片重量で除した値とし
た。
実施例1 融点125℃の高密度ポリエチレンを鞘成分(接着性成
分)とし、極限粘度0.64のポリエチレンテレフタレート
を芯成分(繊維形成性成分)とし、孔径0.5mmφ,孔数2
60の芯鞘型複合紡糸口金を用い、芯成分は285℃,鞘成
分は250℃で溶融し、口金温度275℃で吐出した。複合比
は50/50とした。
この未延伸糸を合糸し80℃にて2.7倍に延伸して17万
デニールのトウとした後、第1表記載の各種処理剤を付
与し、押込捲縮付与機に通して15ケ/25mmの捲縮を付与
した。次いで100℃下30分間弛緩熱処理した後切断して
単糸繊度3デニール,繊維長51mmの短繊維を得た。
この熱接着性繊維の性能は第1表に示す。
実施例2 接着性成分として、低融点ポリエステル(酸成分:テ
レフタル酸/イソフタル酸=80/20(モル比),グリコ
ール成分:ヘキサメチレングリコール/エチレングリコ
ール=90/10(モル比),融点106℃)もしくはポリオレ
フィン/ポリエステル混合物(融点125℃の高密度ポリ
エチレン/上記低融点ポリエステル/マレイン酸変性ポ
リエチレン(三菱油化製 三菱モディック L−400F
融点114℃)=60/20/20)を使用し、処理剤としては実
施例1の実験No.5または8で用いたものを使用する以外
は実施例1と同様にして熱接着性複合繊維を得た。
これらの性能は、あわせて第2表に示す。
実施例3 融点が125℃の高密度ポリエチレンを接着性成分に、
また融点170℃の結晶性ポリプロピレンを繊維形成性成
分とし、第3表に示す断面形状の複合繊維となし、実施
例2と同じく実施例1の実験No.5または8で使用した処
理剤を付与した。
なお、紡糸温度は250℃,延伸温度及び延伸倍率は夫
々80℃,3.0倍とし、延伸後のトウが17万デニールとなる
ように未延伸トウの繊度を調節した。また複合比は50/5
0とした。これらの性能は第3表に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−158295(JP,A) 特開 昭61−89371(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】融点及び/又は軟化開始温度が50〜150℃
    のポリオレフィン及び/又は低融点ポリエステルである
    熱接着性成分と繊維形成性重合体とからなる熱接着性複
    合繊維において、該複合繊維の表面には、アルキル基の
    炭素数が18〜20であって、モノアルキルホスフェート、
    ジアルキルホスフェート及びポリアルキルポリホスフェ
    ートのカリウム塩混合物からなり、且つその混合割合
    (重量比百分率)が40〜60:35〜55:5〜15の範囲内にあ
    るアルキルホスフェートカリウムを70重量%以上含有し
    た表面処理剤が繊維重量に対して0.05〜5重量%付与さ
    れており、かつ下記に定義する吸水長Lが5cm以下であ
    ることを特徴とする疎水性熱接着性複合繊維。 但し、吸水長Lとは、繊維2gを内径1cm長さ10cmのガラ
    ス管に均等に詰め、25±1℃、65±2%RHの条件のもと
    で、水/メタノール混合比1/1(容量比)の混合液に末
    端を浸漬して垂直に保持し、1分間経過した際の液面上
    昇値である。
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