JP2553030Y2 - ストレインゲージ式伸び計 - Google Patents

ストレインゲージ式伸び計

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JP2553030Y2
JP2553030Y2 JP1989114291U JP11429189U JP2553030Y2 JP 2553030 Y2 JP2553030 Y2 JP 2553030Y2 JP 1989114291 U JP1989114291 U JP 1989114291U JP 11429189 U JP11429189 U JP 11429189U JP 2553030 Y2 JP2553030 Y2 JP 2553030Y2
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displacement
test piece
arm
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JPH0352659U (ja
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高史 粟野
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Shimadzu Corp
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、試験片に引張力などを加えた際に生ずる変
位をストレインゲージによって計測するストレインゲー
ジ式伸び計の構造に関する。
B.従来の技術 ストレインゲージ式伸び計は、第4図に示すように、
試験片1に例えば引張力を加え、その時に生じる変位を
計測するもので、試験片1の標点2の位置に概略平行な
一対のアーム3の先端が係止される。この係止は、アー
ム3の先端を図示しないばねなどにより試験片側に引張
り押し付けることにより行う。試験片1に引張力が加え
られ標点2間の距離が伸びて変位が生じると、アーム3
の先端も開く。この開き4が生じることにより、アーム
3には曲げモーメントMが生じ、一対のアーム3の基端
を一体的に連続するばね体5を曲げる。ばね体5の表裏
には各々ストレインゲージ6が貼り付けられており、曲
げモーメントMに伴う歪みを電気信号に変換する。この
ときの歪みは変位に対しリニヤに変化するので、変位を
電気的に計測できることになる。
C.考案が解決しようとする課題 しかしながら、ばね体5に加えられるべき曲げモーメ
ントMの大きさには適切な範囲があり、試験片に生じる
変位が大きくなると、この適切な範囲を越えてしまう。
そこで、大変位計にする場合には、第4図のようにアー
ム3の長さLを長くし大変位が生じてもばね体5にはあ
まり大きな曲げモーメントMが加わらないようにする必
要があった。
このようにアーム3の長さが長くなると、アーム3を
試験片1に単に掛着する構造ではその自重により発生す
るモーメントによって試験片1に悪影響を及ぼす。また
アーム3をその重心位置G付近で図示しないばね等によ
り吊り下げたとしても、前述したように長さLが長くな
り過ぎると配置が不安定となってしまう。すなわち、吊
り下げられたアーム3が何かの弾みで振れると、その振
動が試験片1に伝わり、試験片1の伸び計測に悪影響を
及ぼす。
本考案の技術的課題は、アームの長さが短くても試験
片の大変位を計測できるようにすることにある。
D.課題を解決するための手段 本考案に係るストレインゲージ式伸び計は、先端が試
験片に係止されて試験片の相対変位に追動する一対の係
止部材を設け、この一対の係止部材と一対のアームのそ
れぞれの間に、試験片の変位をその大きさに対応させて
低減して一対のアームに伝達する変位伝達機横を設けた
ものである。
E.作用 試験片が引張力を受けてその標点間の距離が伸び相対
変位を生じると、この相対変位に係止部材が追動する。
係止部材の追動により変位伝達機構を介してアームの先
端が引っ張られて開く。これにより、従来と同様にアー
ムの基端に設けられたばね体の歪みがストレインゲージ
により電気信号により変換される。この時、試験片の変
位は変位伝達機横により吸収されるから縮小されてアー
ムに伝達され、アーム先端の開き量を試験片の変位量よ
りも小さくできる。従って、同一変位量を測定する伸び
計としてアームの長さを従来型よりも短くできる。
F.実施例 −第1実施例− 第1図は第1実施例の全体構成を示す。なお、第4図
と同様の箇所には同一の符号を付して相異点を中心に説
明する。
試験片1の標点2の位置には、各々係止部材7の先端
が係止されている。この係止は、例えば図示しないばね
により係止部材7の先端を試験片1側に引張り押し付け
ることにより行う。係止部材7の内側には変位伝達機構
8であるコイルばねの一端が取付けられている。このコ
イルばね8の他端はアーム30Aの先端に取付けられてい
る。一対のアーム30Aは概略平行に配置され、それらの
基端は肉厚の薄いばね体5で接続されて、ばね体5の表
裏にはストレインゲージ6が貼り付られ、図示しない計
測機器に接続されている。
例えば試験片1に両端から引張力が加えられると、標
点2間の距離が伸び相対変位を生ずる。この相対変位に
追動して係止部材7が互いに離れる方向に移動する。こ
の移動に伴って、コイルばね8を介してアーム30Aの先
端が引っ張られ開放される。この時、試験片1が中心線
lの上下に均等に伸びると仮定すると、次の関係が成り
立つ。すなわち係止部材7の移動量δと、コイルばね
8の変形量δと、アーム30Aの先端の相対開き量δ
の関係は、 δ=δ+δ(δ,δ,δ>0) となる。したがって、また δ>δ となる。これは試験片1の伸び変位(2×δに相当)
がコイルばね8により吸収されたアーム30Aの開き量δ
が小さくなるためである。アーム30Aの開き量δ
小さいので、従来形で伸びδを計測するものに比べて
アーム30Aの長さLを小さくできる。すなわち長さLを
小さくしても開き量が小さいので、ばね体5に伝わる曲
げモーメントの大きさを所定範囲にとどめることがで
き、ストレインゲージ6による計測も無理なく行える。
なお、δがδに対してある関係で変化する必要が
あるから、δ=f(δ,δ)が満足するように、
ばね8のばね定数,アーム3の長さ,ばね体5の肉厚な
どを設定する必要がある。また、計測中にコイルばね8
が図示左右方向に倒れると上式を満足させるのが難しい
から、コイルばね8が試験片1の伸び方向に略平行に変
形するよう、例えばその中心部に倒れ防止用のロッドを
挿通するのが好ましい。
−第2実施例− 第2図は第2実施例の全体構成を示す。なお、第1図
と同様の箇所には同一の符号を付して説明を省略する。
第1実施例ではアーム3自体もばねの働きを有してい
たが、第2実施例のようにアーム30Bをばね性のない剛
体としてもよい。すなわち、先端にコイルばね8が取付
けられるアーム30Bは剛体から成り、ピン9回りに回動
できるようになっている。2つのアーム30Bの基端には
別部材からなるばね体50が2つのアーム30Bを連結する
ように固設されている。
この実施例においても、第1の実施例と同様の作用効
果が得られるとともに、第1の実施例よりもさらにアー
ム長さを短くでき、よりコンパクトな伸び計が提供でき
る。また、アーム30Bの開き量δは、アーム自体には
ばねの性質は無いので、もっぱら基端のばね体50のたわ
みによるものである。このようにアーム30Bとばね体50
を別体とし、アーム30Bを剛体とすることにより、試験
が繰り返され多数回の撓みによりばね体50が疲労したり
ストレインゲージ6が破損した場合には、ばね体5のみ
を交換することが可能となる。また、試験片1の相対変
位の大きさに従って例えば肉厚の異なるばね体50を採用
し、大きな曲げモーメントMにも耐えられるようにする
ことができる。
−第3実施例− 第3図は第3実施例を示し、変位伝達機構を板ばね80
で構成したものである。すなわち、一対のアーム30Cの
一端をばね体50Aでそれぞれ連結してコ字状に形成し、
アーム30Cの他端に板ばね80の一端を連結し、板ばね80
の他端に係止部材70を連結する。
実線のように係止部材70を試験片1に係止し試験片が
伸びると破線のように係止部材70が開いて板ばね80が変
形し、アーム30Cを介してばね体50Aが歪みストレインゲ
ージ6から歪みに相応した信号が得られる。この実施例
においても、試験片1の変位量は板ばね80で吸収されア
ーム30Cの開き量は試験片1の変位量に比べて低減され
る。したがって、短いアームでも大変位に対応できる。
なお、以上ではコイルばねと板ばねによる変位伝達機
構を構成したが、入力される試験片の変位量をある縮小
率で縮小してアームに伝達する機構であれば、図示例に
限定されない。
G.考案の効果 本考案は以上のように構成したので、試験片の変位を
変位伝達機構により吸収してアームの先端の開き量を試
験片変位量よりも小さくしたので、大きな変位計測に際
して従来よりもアームの長さを短くしてもばね体に加わ
る曲げモーメントを適正な範囲内にとどめることがで
き、コンパクトな伸び計を提供できる。その結果、伸び
計自重が小さくでき、試験片への影響を低減でき、計測
精度も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のストレインゲージ式伸び計の第1実施
例を示す全体構成図、第2図および第3図は第2,第3実
施例を示す全体構成図、第4図は従来例を示す全体構成
図である。 1:試験片、3:アーム 5:ばね体、6:ストレインゲージ 7:係止部材、8:変位伝達機構(コイルばね)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】概略平行な一対のアームと、この一対のア
    ームの基端に連結して設けられ試験片変位により曲げモ
    ーメントを受けるばね体と、このばね体に設けられ前記
    曲げモーメントに伴う歪みを電気信号に変換するストレ
    インゲージとを有する伸び計において、先端が試験片上
    の標点位置に係止してその相対変位に追動する一対の係
    止部材と、この係止部材と一対のアーム先端との間に介
    在され試験片の変位をその大きさに対応させて低減して
    一対のアームに伝達する変位伝達機構とを備えたことを
    特徴とするストレインゲージ式伸び計。
JP1989114291U 1989-09-29 1989-09-29 ストレインゲージ式伸び計 Expired - Lifetime JP2553030Y2 (ja)

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JPH0352659U JPH0352659U (ja) 1991-05-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5819246U (ja) * 1981-07-31 1983-02-05 株式会社島津製作所 クリツプ式変位計
JPS63146745U (ja) * 1987-03-18 1988-09-28

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