JP2552540B2 - ショートバックファイアアンテナ - Google Patents

ショートバックファイアアンテナ

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JP2552540B2
JP2552540B2 JP1042845A JP4284589A JP2552540B2 JP 2552540 B2 JP2552540 B2 JP 2552540B2 JP 1042845 A JP1042845 A JP 1042845A JP 4284589 A JP4284589 A JP 4284589A JP 2552540 B2 JP2552540 B2 JP 2552540B2
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antenna
feeding
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short backfire
small
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JP1042845A
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正幸 安永
和則 竹内
孝泰 塩川
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Kokusai Denshin Denwa KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は各種通信に使用されるショートバックファイ
アアンテナに関するものである。
(従来技術) ショートバックファイアアンテナは小形、高能率であ
ることから、例えば海事衛星通信における船舶用アンテ
ナや、衛星搭載用アレイアンテナ素子として注目を浴び
ている。第6図は、従来のショートバックファイアアン
テナの概略図を示している。図において、1は小反射
板、2は大反射板、3はリム、4aは給電ダイポール、4b
は給電ダイポール4aと給電線との整合をとるための整合
回路、5は給電ダイポール4a、整合回路4b及び小反射板
1を固定する支持棒である。なお、図示していないが、
支持棒5内に給電ダイポール4aの給電路が形成されてい
る。給電ダイポール4aは通常小反射板1と大反射板2か
らほぼ等距離の位置に固定され、給電ダイポール4aから
発射された電波は両反射板での反射を繰り返しながら、
小反射板1の方向に放射される。すなわち、第6図では
給電ダイポール4aに無線周波入出力用の給電点を備えた
構成となっている。
(発明が解決しようとする課題) 第6図に示したように、従来のショートバックファイ
アアンテナにおいては、給電線との整合をとるために、
給電ダイポール4aには通常バランと呼ばれる平衡・不平
衡線路間の整合回路4bが必要であり、特に使用周波数が
高くなるにつれて、給電ダイポール4aや整合回路4bの大
きさが小さくなる。例えば、1.5〜1.6GHzでは、給電ダ
イポール4aの長さが約5cm、整合回路4bの長さが約2cmで
あるのに対し、Kuバンドの11〜14GHzでは、給電ダイポ
ール4aの長さが約0.5cm、整合回路4bの長さが約0.2cmと
なる。従って、従来では使用周波数が高くなるにつれて
給電ダイポール4aと整合回路4bとの製作が困難になると
いう欠点があった。
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するため
になされたもので、使用周波数が高くても従来とほぼ同
程度の放射特性を有し、かつ製作の容易な構造のショー
トバックファイアアンテナを提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本発明の特徴は、周囲にリムを施した任意形状の大反
射板に平行に複数の任意形状の金属板を配列したアンテ
ナにおいて、リムを施した大反射板とそれに隣接した金
属板とにまたがるように無線周波数帯信号の給電点を備
えたことにある。
(実施例1) 第1図は、本発明による第1の実施例であり、ショー
トバックファイアアンテナの断面図を示す。なお、以下
の説明では、従来構成と同一部分には同一番号を付し、
説明の重複を省く。本発明は図から明らかなように従来
の給電構造を大反射板1の近傍に配置された給電パッチ
アンテナ6(給電板)、給電線7及び給電コネクタ8を
用いて構成したものである。給電線7及び給電コネクタ
8は給電パッチアンテナ6と大反射板2の間に無線周波
数帯信号を供給し、給電パッチアンテナ6から発射され
た電波は、従来のショートバックファイアアンテナと同
様に、小反射板1と大反射板2での反射を繰り返しなが
ら、小反射板1の方向に放射される。第1図の実施例に
おいては、大反射板2を地板とする給電パッチアンテナ
6の設計は極めて容易であり、またその製作も従来のダ
イポール給電に比べてかなり簡単化されることは明らか
である。
(実施例2) 第2図は、本発明による第2の実施例であり、ショー
トバックファイアアンテナの断面図である。図におい
て、9は給電マイクロストリップアンテナ、10は誘電体
である。この第2の実施例は第1の実施例における給電
パッチアンテナ6と大反射板2の間に誘電体10を挿入し
たものであり、給電板となる給電マイクロストリップア
ンテナ9(給電板)の固定がより簡単となる構成であ
る。給電マイクロストリップアンテナ9そのものの設計
手法は既に確立されており、大反射板2上に誘電体10及
び給電マイクロストリップアンテナ9を直接配置できる
ため、その製作が容易な構造となる。
(実施例3) 第3図は、本発明における第3の実施例である。本実
施例では、小反射板1と大反射板2の間に誘電体10を充
填しており、小反射板1を固定する支持棒5が不要とな
るため、さらに製作が容易な構造となる。なお、第2図
及び第3図の実施例において、誘電体10の幅は、給電マ
イクロストリップアンテナ9の所要特性を満足する幅、
すなわち少なくとも給電マイクロストリップアンテナ9
の大きさ以上であれば、任意に設定できるものである。
さらに、第3図における実施例は、使用周波数が高
く、ショートバックファイアアンテナをアレイアンテナ
素子として用いる場合に特に有効である。
(実施例4) 第4図は、アレイアンテナ素子として用いた場合の本
発明による第4の実施例であり、1素子分のアンテナ素
子の断面図を示す。一般に、ショートバックファイアア
ンテナにおいては、その特性を充分に発揮させるため
に、小反射板1と大反射板2の距離は通常1/2波長、リ
ム3の高さは1/4〜1/2波長程度に設定される。そこで、
例えば、今後各種通信において需要が増加すると考えら
れる14GHz帯での本発明におけるアレイアンテナの使用
を想定すると、小反射板1は大反射板2から約1cmの位
置となり、リム3の高さは約5〜10mmとなる。この程度
の寸法であれば、給電マイクロストリップアンテナ9を
構成する誘電体基板層10A、リム3を構成する誘電体基
板層10A及び10B、さらには小反射板1を固定する誘電体
基板層10Cとに分離した積層構造が容易に実現でき、誘
電体基板上でのエッチング処理技術のみを適用するだけ
で良いため、本アレイアンテナを簡単に製作することが
できる。さらに、リム3をスルーホールメッキ技術等を
用いて実現すれば、上記積層構造とともに、本発明によ
るショートバックファイアアンテナは製作が簡単で、か
つ量産に適した構造のものとなる。なお、誘電体の誘電
率によって異なるが、比誘電率εを2.5としたとき、
本発明ではKuバンドで給電マイクロストリップアンテナ
9の直径が6〜7mmとなり、エッチング技術で簡単に作
製できる。
第5図は、第6図に示す従来のショートバックファイ
アアンテナ(点線)、及び第1図に示す本発明における
ショートバックファイアアンテナ(実線)の放射特性を
比較して示したものである。同図において、E面とはダ
イポールもしくはパッチアンテナの給電点と中心点とを
結ぶ線を同一面内に含む面であり、H面とはE面に直交
する面である。例えば、第1図ではE面は紙面と同一面
であり、H面は紙面と垂直な面である。同図からも、両
アンテナの特性はほぼ同様であり、本発明におけるアン
テナは従来のショートバックファイアアンテナと同じく
高能率なアンテナであることがわかる。
なお、上述の説明では送信時の場合を例にとり説明し
たが、本発明のアンテナを受信に適用できることは言う
までもない。
(発明の効果) 以上のように、本発明はリム3を付加した大反射板2
とそれに隣接する金属板とにまたがるように無線周波数
帯信号の給電点を備えることにより、製作が容易な構造
で、かつ、従来と同様な高能率なショートバックファイ
アアンテナを提供できるものである。
大反射板2と給電板となるマイクロストリップアンテ
ナ9との間に誘電体を充填することにより、その給電板
の固定が簡単にできる。
大反射板2と小反射板1との間に誘電体を充填するこ
とにより、給電板及び小反射板1を支持するための支持
棒5が不要となり、かつ固定が容易な構造にできる。
なお、以上の説明では、小反射板1、大反射板2、給
電パッチアンテナ6及び給電マイクロストリップアンテ
ナ9の形状は円形とし、また、小反射板1は1枚として
いるが、円形以外の任意の形状においても、複数の小反
射板1を用いても、本発明のショートバックファイアア
ンテナを実現することは勿論可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図はそれぞれ本発明における第1から第
4の実施例を示す断面図、第5図は従来及び本発明にお
けるショートバックファイアアンテナの放射特性図、第
6図は従来のショートバックファイアアンテナの構成を
示す斜視図である。 1…小反射板、2…大反射板、3…リム、4a…給電ダイ
ポール、4b…整合回路、5…支持棒、6…給電パッチア
ンテナ、7…給電線、8…給電コネクタ、9…給電マイ
クロストリップアンテナ(給電板)、10…誘電体、10A
…誘電体基板層、10B…誘電体基板層、10C…誘電体基板
層。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−134510(JP,A) 特開 昭58−134508(JP,A) 実開 昭60−119118(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周囲にリムを施した任意形状の大反射板と
    少なくとも1枚の小反射板とを有するショートバックフ
    ァイアアンテナにおいて、 前記大反射板と前記小反射板との間で、かつ前記大反射
    板の近傍に給電板を備え、該給電板と前記大反射板の間
    に無線周波数帯信号を印加するように構成されたことを
    特徴とするショートバックファイアアンテナ。
  2. 【請求項2】前記大反射板と前記給電板の間に誘電体を
    充填することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    のショートバックファイアアンテナ。
  3. 【請求項3】前記大反射板と前記小反射板との間に誘電
    体を充填することを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のショートバックファイアアンテナ。
JP1042845A 1989-02-22 1989-02-22 ショートバックファイアアンテナ Expired - Lifetime JP2552540B2 (ja)

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JPS60119118U (ja) * 1984-01-20 1985-08-12 三菱電機株式会社 反射鏡アンテナ

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