JP2552387B2 - 地下貯蔵タンク - Google Patents
地下貯蔵タンクInfo
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- JP2552387B2 JP2552387B2 JP2258978A JP25897890A JP2552387B2 JP 2552387 B2 JP2552387 B2 JP 2552387B2 JP 2258978 A JP2258978 A JP 2258978A JP 25897890 A JP25897890 A JP 25897890A JP 2552387 B2 JP2552387 B2 JP 2552387B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、地盤面下に構築され、LNGやLPGなどの液
化ガス、或いは原油などの液体を貯蔵する貯蔵タンクと
して使用される地下貯蔵タンクに関する。
化ガス、或いは原油などの液体を貯蔵する貯蔵タンクと
して使用される地下貯蔵タンクに関する。
この種の地下貯蔵タンクは周囲に外壁を有し、この外
壁間に屋根を有して構築され、一般に超大型のものが多
い。このため、屋根を梁を使用する架構式構造とすると
構造的に限界があるため、屋根は浮き屋根とすることが
多い。
壁間に屋根を有して構築され、一般に超大型のものが多
い。このため、屋根を梁を使用する架構式構造とすると
構造的に限界があるため、屋根は浮き屋根とすることが
多い。
しかし、浮き屋根はその上に植樹をしたり、コンクリ
ートを打設したりすることができないため、緑化や飛来
物に対する安全対策が殆どできないなどの課題があっ
た。
ートを打設したりすることができないため、緑化や飛来
物に対する安全対策が殆どできないなどの課題があっ
た。
この発明は、以上の課題を解決するためになされたも
ので、屋根を梁を使用する架構式構造とすることによ
り、緑化や飛来物に対する安全対策を可能にした地下貯
蔵タンクを提供することを目的とする。
ので、屋根を梁を使用する架構式構造とすることによ
り、緑化や飛来物に対する安全対策を可能にした地下貯
蔵タンクを提供することを目的とする。
この発明に係る地下貯蔵タンクは、現場打ち鉄筋コン
クリートによって構築された外壁と床版とを有し、前記
外壁の内側に複数の内壁を、直上に開口する受け溝を有
し、かつ前記床版の上に前記外壁に沿って円形状に所定
間隔おきに設置してある複数の内壁支持金具に支持させ
て二重ないしそれ以上同心円状に構築し、前記内壁の下
端部を前記内壁支持金具の前記受け溝に建て込み固定ピ
ンで固定し、前記内壁の下端部に複数個の開口部を前記
内壁支持金具間に位置して形成し、前記内壁の上端部に
平坦な桁受け部とアンカー部とを有する桁受け金具を前
記アンカー部を介して固定し、前記外壁の上端部に段状
の桁受け部を形成し、複数本の屋根桁を前記桁受け金具
の平坦部と前記外壁の桁受け部間および前記桁受け金具
の平坦部間にスライド可能に、かつ屋根中央部から外壁
方向に放射状にそれぞれ架け渡すとともに、この屋根桁
の上に屋根スラブを構成し、前記床板の上面、前記外壁
の内面および前記屋根桁の下側に断熱材を取り付け、か
つこの断熱材の表面に伸縮自在なコルゲート状のメンブ
レンを連続して張り付けることによって構築されてい
る。
クリートによって構築された外壁と床版とを有し、前記
外壁の内側に複数の内壁を、直上に開口する受け溝を有
し、かつ前記床版の上に前記外壁に沿って円形状に所定
間隔おきに設置してある複数の内壁支持金具に支持させ
て二重ないしそれ以上同心円状に構築し、前記内壁の下
端部を前記内壁支持金具の前記受け溝に建て込み固定ピ
ンで固定し、前記内壁の下端部に複数個の開口部を前記
内壁支持金具間に位置して形成し、前記内壁の上端部に
平坦な桁受け部とアンカー部とを有する桁受け金具を前
記アンカー部を介して固定し、前記外壁の上端部に段状
の桁受け部を形成し、複数本の屋根桁を前記桁受け金具
の平坦部と前記外壁の桁受け部間および前記桁受け金具
の平坦部間にスライド可能に、かつ屋根中央部から外壁
方向に放射状にそれぞれ架け渡すとともに、この屋根桁
の上に屋根スラブを構成し、前記床板の上面、前記外壁
の内面および前記屋根桁の下側に断熱材を取り付け、か
つこの断熱材の表面に伸縮自在なコルゲート状のメンブ
レンを連続して張り付けることによって構築されてい
る。
第1図〜第4図は、この発明に係る地下貯蔵タンクの
一実施例を示し、図において、符号1は地下貯蔵タンク
の外壁、2はその床版であり、床版2は所定深さに掘削
された掘削地盤面上に円形板状に構築され、外壁1はそ
の周囲に床板2と一体をなす円筒形に構築され、かつい
ずれも現場打ち鉄筋コンクリートによって構築されてい
る。
一実施例を示し、図において、符号1は地下貯蔵タンク
の外壁、2はその床版であり、床版2は所定深さに掘削
された掘削地盤面上に円形板状に構築され、外壁1はそ
の周囲に床板2と一体をなす円筒形に構築され、かつい
ずれも現場打ち鉄筋コンクリートによって構築されてい
る。
床版2の上面には、後述する内壁4と5の下端部をそ
れぞれ支持する内壁支持金具3が、外壁1に沿って同心
円状にかつ外壁1の円周方向に所定間隔おきにそれぞれ
設置されている。
れぞれ支持する内壁支持金具3が、外壁1に沿って同心
円状にかつ外壁1の円周方向に所定間隔おきにそれぞれ
設置されている。
内壁支持金具3には直上に開口する受け溝3aと直下に
突出するアンカー部3bとがそれぞれ形成されている。ま
た、内壁支持金具3はアンカー部3bを床版2のコンクリ
ート中に埋め込むことにより床版2の上に固定されてい
る。
突出するアンカー部3bとがそれぞれ形成されている。ま
た、内壁支持金具3はアンカー部3bを床版2のコンクリ
ート中に埋め込むことにより床版2の上に固定されてい
る。
内壁4および5は、いずれもプレキャストコンクリー
ト板、又はスライデング工法などによる現場打ち鉄筋コ
ンクリートによって円筒形状に構築され、また内壁4は
外壁1の内側に、内壁5は内壁4の内側にそれぞれ構築
されている。
ト板、又はスライデング工法などによる現場打ち鉄筋コ
ンクリートによって円筒形状に構築され、また内壁4は
外壁1の内側に、内壁5は内壁4の内側にそれぞれ構築
されている。
内壁4および5の下端部は内壁支持金具3の受け溝3a
の中に建て込まれ、かつ固定ピン6によって抜けないよ
うに内壁支持金具3にそれぞれ固定されている。また、
内壁4および5の下端部には、内壁4および5の円周方
向に隣接する内壁支持金具3,3間に位置して開口部7が
内壁4および5の円周方向にそれぞれ所定間隔おきに形
成され、この開口部7を介して内壁4と5の外側と内側
との空間が一つの空間に連続している。
の中に建て込まれ、かつ固定ピン6によって抜けないよ
うに内壁支持金具3にそれぞれ固定されている。また、
内壁4および5の下端部には、内壁4および5の円周方
向に隣接する内壁支持金具3,3間に位置して開口部7が
内壁4および5の円周方向にそれぞれ所定間隔おきに形
成され、この開口部7を介して内壁4と5の外側と内側
との空間が一つの空間に連続している。
なお、実施例では、内壁4および5は二重に構築され
ているが、必ずしも二重である必要はなく、構築しよう
とするタンクの規模に応じて三重ないし四重、或いはそ
れ以上に、幾重にも重ねて構築してもよく、またその設
置間隔も適宜決めることができる。
ているが、必ずしも二重である必要はなく、構築しよう
とするタンクの規模に応じて三重ないし四重、或いはそ
れ以上に、幾重にも重ねて構築してもよく、またその設
置間隔も適宜決めることができる。
このように、内壁4および5を床版2の上に内壁支持
金具3を介して構築することにより、床版2の上に設置
される断熱材12およびメンブレン13(いずれも後述す
る)が内壁4および5によって遮断されることなく連続
させて設置することができるとともに、メンブレン13の
伸縮機能の設計がし易くなるなどの効果がある。また、
内壁4および5の構築が床板2との接合がし易くなるな
どの理由により容易になるなどの効果もある。
金具3を介して構築することにより、床版2の上に設置
される断熱材12およびメンブレン13(いずれも後述す
る)が内壁4および5によって遮断されることなく連続
させて設置することができるとともに、メンブレン13の
伸縮機能の設計がし易くなるなどの効果がある。また、
内壁4および5の構築が床板2との接合がし易くなるな
どの理由により容易になるなどの効果もある。
このように構築された内壁4および5の上端部に複数
個の桁受け金具8が設置されている。桁受け金具8は後
述する屋根桁9を支持するための支持金具であり、内壁
4および5の円周方向に一定間隔おきに設置されてい
る。また、外壁1の上端部には屋根桁9を支持するため
の桁受け部15が段状に形成されている。
個の桁受け金具8が設置されている。桁受け金具8は後
述する屋根桁9を支持するための支持金具であり、内壁
4および5の円周方向に一定間隔おきに設置されてい
る。また、外壁1の上端部には屋根桁9を支持するため
の桁受け部15が段状に形成されている。
桁受け金具8は平坦な桁受け部8aと真下に突出するア
ンカー部8bとを有して形成されている。また、桁受け金
具8は内壁4および5のコンクリート中にアンカー部8b
を深く埋め込むことにより内壁4と5の上端部にそれぞ
れ一体的に固定されている。
ンカー部8bとを有して形成されている。また、桁受け金
具8は内壁4および5のコンクリート中にアンカー部8b
を深く埋め込むことにより内壁4と5の上端部にそれぞ
れ一体的に固定されている。
屋根桁9は外壁1と内壁4と5との上端部間に屋根中
央部から外壁1方向に放射状に架け渡されている。ま
た、屋根桁9は外壁1の上端部と内壁4の上端部間、内
壁4の上端部と内壁5の上端部間に連続させないでそれ
ぞれ別々に架け渡されている。また、各屋根桁9の外壁
側1端部は桁受け部15の上に載置され、内壁4および5
側端部は桁受け金具8の桁受け部8aの上にそれぞれ載置
されている。
央部から外壁1方向に放射状に架け渡されている。ま
た、屋根桁9は外壁1の上端部と内壁4の上端部間、内
壁4の上端部と内壁5の上端部間に連続させないでそれ
ぞれ別々に架け渡されている。また、各屋根桁9の外壁
側1端部は桁受け部15の上に載置され、内壁4および5
側端部は桁受け金具8の桁受け部8aの上にそれぞれ載置
されている。
さらに、各屋根桁9の端部と桁受け部15との間、各屋
根桁9の端部と桁受け金具8の桁受け部8bとの間に、テ
フロンなどのシュー10がそれぞれ介在され、また屋根桁
9の端部にルーズ孔9aが形成され、かつシュー10にルー
ズ孔9aに係合する突起10aが形成されていることによ
り、各屋根桁9の端部はルーズ孔9aの大きさの範囲内で
自由にスライドできるようになっている。
根桁9の端部と桁受け金具8の桁受け部8bとの間に、テ
フロンなどのシュー10がそれぞれ介在され、また屋根桁
9の端部にルーズ孔9aが形成され、かつシュー10にルー
ズ孔9aに係合する突起10aが形成されていることによ
り、各屋根桁9の端部はルーズ孔9aの大きさの範囲内で
自由にスライドできるようになっている。
各屋根桁9の端部をこのようにスライドできる構造と
したことにより、太陽熱や冷熱などの熱変化による屋根
の伸縮や変形などに自由に追従できるようになってい
る。
したことにより、太陽熱や冷熱などの熱変化による屋根
の伸縮や変形などに自由に追従できるようになってい
る。
屋根桁9は断面略H形又はI形状に形成され、かつ屋
根中心部から外方向に徐々に幅広くなる細長い台形状に
形成されている。
根中心部から外方向に徐々に幅広くなる細長い台形状に
形成されている。
このようにして架け渡された複数本の屋根桁9の上に
鉄筋コンクリートの屋根スラブ11が構成され、この屋根
スラブ11によって屋根桁9どうしが一つに一体化されて
いる。また、屋根スラブ11の上に防水層(図省略)が形
成され、その上に必要に応じて植樹などによる緑化が図
られている。
鉄筋コンクリートの屋根スラブ11が構成され、この屋根
スラブ11によって屋根桁9どうしが一つに一体化されて
いる。また、屋根スラブ11の上に防水層(図省略)が形
成され、その上に必要に応じて植樹などによる緑化が図
られている。
このようにして構成された外壁1の内面、床版2の上
面および屋根桁9の下面にこれらの全面にわたって断熱
材12が取り付けられ、この断熱材12の表面にたとえば薄
い金属板などからなるメンブレ13が張り付けられてい
る。
面および屋根桁9の下面にこれらの全面にわたって断熱
材12が取り付けられ、この断熱材12の表面にたとえば薄
い金属板などからなるメンブレ13が張り付けられてい
る。
メンブレン13には、いわゆるコルゲート付きメンブレ
ンが使用され、このためメンブレン13は躯体の熱変化な
どによる伸縮に対して破断することなく、全て平面内で
の伸縮により自由に追従できるようになっている。
ンが使用され、このためメンブレン13は躯体の熱変化な
どによる伸縮に対して破断することなく、全て平面内で
の伸縮により自由に追従できるようになっている。
また、外壁1と屋根桁9との接合部および外壁1と床
版2との接合部において、各メンブレン13の端部はこれ
らの接合部に取り付けられたコーナ金具14に溶接するこ
とにより接合され、また内壁支持金具3および屋根桁受
け金具8の周辺部においては、各メンブレン13の端部は
内壁支持金具3と屋根桁受け金具8にそれぞれ溶接する
ことによりそれぞれ接合されている。
版2との接合部において、各メンブレン13の端部はこれ
らの接合部に取り付けられたコーナ金具14に溶接するこ
とにより接合され、また内壁支持金具3および屋根桁受
け金具8の周辺部においては、各メンブレン13の端部は
内壁支持金具3と屋根桁受け金具8にそれぞれ溶接する
ことによりそれぞれ接合されている。
このように、各メンブレン13の端部をコーナ金具14な
どの金具を介して接合することにより、接合部などにお
けるメンブレン13の端部を確実に接合することができる
とともに、メンブレン13の接合状態を容易に検査するこ
とができる。
どの金具を介して接合することにより、接合部などにお
けるメンブレン13の端部を確実に接合することができる
とともに、メンブレン13の接合状態を容易に検査するこ
とができる。
また、接合部におけるメンブレン13の接合がし易くな
ったことによりメンブレン13の取り付けを簡単に行うこ
とができる。
ったことによりメンブレン13の取り付けを簡単に行うこ
とができる。
この発明に係る地下貯蔵タンクは、以上説明した構成
からなるので、以下の効果を有する。
からなるので、以下の効果を有する。
外壁の内側に複数の内壁を幾重にも重ねて同心円状に
構築することにより、外壁の上端部と内壁の上端部間お
よび内壁の上端部間に屋根桁をそれぞれ架け渡し、その
上に屋根スラブを構成することにより大きな屋根を容易
に構築できるので、必要規模の地下貯蔵タンクを容易に
構築でき、また屋根の上に植樹するなどして緑化もで
き、さらに屋根桁の上に鉄筋コンクリートスラブを構成
することにより飛来物に対する必要な安全対策も講ずる
ことができる。
構築することにより、外壁の上端部と内壁の上端部間お
よび内壁の上端部間に屋根桁をそれぞれ架け渡し、その
上に屋根スラブを構成することにより大きな屋根を容易
に構築できるので、必要規模の地下貯蔵タンクを容易に
構築でき、また屋根の上に植樹するなどして緑化もで
き、さらに屋根桁の上に鉄筋コンクリートスラブを構成
することにより飛来物に対する必要な安全対策も講ずる
ことができる。
床版の上に設置された内壁支持金具は直上に開口する
受け溝を有し、この受け溝に内壁の下端部を建て込みピ
ンで固定するので、内壁が幾重にも重ねて設置される場
合でも、内壁を床版の上に簡単に設置することができて
施工もし易い。
受け溝を有し、この受け溝に内壁の下端部を建て込みピ
ンで固定するので、内壁が幾重にも重ねて設置される場
合でも、内壁を床版の上に簡単に設置することができて
施工もし易い。
内壁の下端部に、内壁支持金具間に位置して複数個の
開口部が形成されているので、床版の上に設置される断
熱材およびメンブレンを連続させて設置でき、またメン
ブレンの伸縮機能の設計もし易い。
開口部が形成されているので、床版の上に設置される断
熱材およびメンブレンを連続させて設置でき、またメン
ブレンの伸縮機能の設計もし易い。
屋根桁は外壁の上端部に形成された桁受け部と内壁の
上端部に設置された桁受け支持金具の平坦部間、および
内壁上端の平坦部間にそれぞれスライド可能に架けわた
されているので、太陽熱や冷熱などによる屋根の伸縮や
変形などにも自由に追従できる。
上端部に設置された桁受け支持金具の平坦部間、および
内壁上端の平坦部間にそれぞれスライド可能に架けわた
されているので、太陽熱や冷熱などによる屋根の伸縮や
変形などにも自由に追従できる。
床版の上面、外壁の内面および屋根桁の下側に断熱材
が取り付けてあるので、タンク内の貯蔵物と外壁などの
躯体との間の熱(冷熱)伝達を阻止することにより、熱
変化による外壁などの躯体の伸縮や変形およびこれに伴
う躯体のきれつなどを未然に防止できる。
が取り付けてあるので、タンク内の貯蔵物と外壁などの
躯体との間の熱(冷熱)伝達を阻止することにより、熱
変化による外壁などの躯体の伸縮や変形およびこれに伴
う躯体のきれつなどを未然に防止できる。
また、断熱材の表面には、伸縮自在なコルゲート状の
メンブレンが連続して張り付けてあるので、地下水など
のタンク内への侵入を確実に阻止することができるとと
もに、外壁などの躯体が熱変化によって伸縮や変形をき
たしたとしても、メンブレンは伸縮して自由に追従する
ことができて防水性が損なわれることもない。
メンブレンが連続して張り付けてあるので、地下水など
のタンク内への侵入を確実に阻止することができるとと
もに、外壁などの躯体が熱変化によって伸縮や変形をき
たしたとしても、メンブレンは伸縮して自由に追従する
ことができて防水性が損なわれることもない。
第1図〜第4図は、この発明に係る地下貯蔵タンクの一
実施例を示し、第1図はその縦断面図、第2図はその横
断面図、第3図は内壁の一部側面図、第4図はその縦断
面図である。 1…外壁、2…床版、3…内壁支持金具、4,5…内壁、
6…固定ピン、7…開口部、8…桁受け金具、9…屋根
桁、10…シュー、11…屋根スラブ、12…断熱材、13…メ
ンブレン、14…コーナ金具、15…桁受け部。
実施例を示し、第1図はその縦断面図、第2図はその横
断面図、第3図は内壁の一部側面図、第4図はその縦断
面図である。 1…外壁、2…床版、3…内壁支持金具、4,5…内壁、
6…固定ピン、7…開口部、8…桁受け金具、9…屋根
桁、10…シュー、11…屋根スラブ、12…断熱材、13…メ
ンブレン、14…コーナ金具、15…桁受け部。
フロントページの続き (72)発明者 深田 敦宏 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−154590(JP,A) 特開 昭57−154590(JP,A) 実開 昭62−8986(JP,U) 実開 昭63−149892(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】現場打ち鉄筋コンクリートによって構築さ
れた外壁と床版とを有し、前記外壁の内側に複数の内壁
を、直上に開口する受け溝を有し、かつ前記床版の上に
前記外壁に沿って円形状に所定間隔おきに設置してある
複数個の内壁支持金具に支持させて二重ないしそれ以上
同心円状に構築し、前記内壁の下端部を前記内壁支持金
具の前記受け溝に建て込み固定ピンで固定し、前記内壁
の下端部に複数個の開口部を前記内壁支持金具間に位置
して形成し、前記内壁の上端部に平坦な桁受け部とアン
カー部とを有する桁受け金具を前記アンカー部を介して
固定し、前記外壁の上端部に段状の桁受け部を形成し、
複数本の屋根桁を前記桁受け金具の平坦部と前記桁受け
部間および前記桁受け金具の平坦部間にスライド可能
に、かつ屋根中央部から外壁方向に放射状にそれぞれ架
け渡すとともに、この屋根桁の上に屋根スラブを構成
し、前記床板の上面、前記外壁の内面および前記屋根桁
の下側に断熱材を取り付け、かつこの断熱材の表面に伸
縮自在なコルゲート状のメンブレンを連続して張り付け
てなることを特徴とする地下貯蔵タンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2258978A JP2552387B2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | 地下貯蔵タンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2258978A JP2552387B2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | 地下貯蔵タンク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04136599A JPH04136599A (ja) | 1992-05-11 |
JP2552387B2 true JP2552387B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=17327658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2258978A Expired - Lifetime JP2552387B2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | 地下貯蔵タンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552387B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57154590A (en) * | 1981-03-18 | 1982-09-24 | Kajima Corp | Storage tank for low temperature liquid |
JPS628986U (ja) * | 1985-06-29 | 1987-01-20 | ||
JPS63149892U (ja) * | 1987-03-25 | 1988-10-03 |
-
1990
- 1990-09-28 JP JP2258978A patent/JP2552387B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04136599A (ja) | 1992-05-11 |
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