JP2552256B2 - 多目的可動ゲート - Google Patents

多目的可動ゲート

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JP2552256B2
JP2552256B2 JP6244545A JP24454594A JP2552256B2 JP 2552256 B2 JP2552256 B2 JP 2552256B2 JP 6244545 A JP6244545 A JP 6244545A JP 24454594 A JP24454594 A JP 24454594A JP 2552256 B2 JP2552256 B2 JP 2552256B2
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river
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威男 辻
勝弘 上野
好彦 村上
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DAIHO KENSETSU
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DAIHO KENSETSU
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、河川の堰上げ,農業用
水路および魚道等に好適な多目的可動ゲートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種可動ゲートとして、セクタ
ゲートや横引きゲート等がある。
【0003】前記セクタゲートでは、図10に示すよう
に、河川100の川幅方向に対向させて第1,第2扉体
1,2が設置されている。前記第1,第2扉体1,2
は、それぞれ扇型に形成され、支承部3,4を介して回
動可能に支持されている。また、第1,第2扉体1,2
は連結部7,8を介して開閉装置5,6に連結されてい
る。さらに、前記第1,第2扉体1,2は川岸に形成さ
れた湾型の格納場所9,10に格納し得るようになって
いる。
【0004】そして、前記図10に示すセクタゲートで
は開閉装置5,6により連結部7,8を介して第1,第
2扉体1,2を開閉操作し、このとき第1,第2扉体
1,2が支承部3,4を支点として回動することによっ
て開門または閉門させ得るように構成されている。
【0005】一方、前記横引きゲートは図12に示すよ
うに、川幅を横切る方向に出入可能に扉体11が設置さ
れている。この扉体11は、一方の川岸に敷設されたガ
イドレール12等に沿って格納場所13内に収納し得る
ように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記セクタゲ
ートは構造が複雑なうえに、第1,第2扉体1,2を収
納するための大きなスペースを必要とする問題がある。
【0007】一方、前記横引きゲートは構造が簡単であ
るが、この横引きゲートも扉体11を収納するための大
きなスペースを必要とする問題がある。
【0008】本発明は、上記の事情に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、構造が簡単で、しかもゲ
ートを収納するためのスペースが小さくて済み、さらに
河川の堰上げ,農業用水路および魚道として好適な多目
的可動ゲートを提供することにある。
【0009】また、本発明の他の目的は第1,第2扉体
をヒンジ結合して構成されたゲートを的確に制御可能な
多目的可動ゲートを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は河川100の両岸の少なくとも一方に、水
深方向に高い版状の第1,第2扉体25,26の一端部
同士をヒンジ27を介して結合したゲート24を川幅方
向に進退可能に設置し、前記第1扉体25の他端部を当
該川岸に固定の部材にヒンジ28により結合し、前記第
2扉体26の他端部を進退制御装置31に連結したもの
である。
【0011】また、前記目的を達成するため、本発明は
河川100の所定区域に、左右側版21,21と底版2
2とを有する凹型断面の水路構造体20を構築し、前記
水路構造体20の少なくとも一方の側版に、水深方向に
高い版状の第1,第2扉体25,26の一端部同士をヒ
ンジ27を介して結合したゲート24を水路構造体20
の幅方向に進退可能に設置し、前記第1扉体25の他端
部を水路構造体20に固定の部材にヒンジ28により結
合し、前記第2扉体26の他端部を進退制御装置31に
連結したものである。
【0012】また、前記目的を達成するため、本発明は
大河川101の川幅方向の少なくとも1個所に堰柱構造
体51を構築し、大河川101の両岸と堰柱構造体51
の川幅方向の両側との少なくとも一方に、前記第1,第
2扉体25,26をヒンジ結合して構成したゲート24
と進退制御装置31の組、または前記袋状に形成したゲ
ート49と気体圧及び流体圧供給装置50の組のいずれ
かを設置したものである。
【0013】また、前記目的を達成するため、本発明は
前記第1,第2扉体25,26をヒンジ結合したゲート
24の進退制御装置31を、河川100の長さ方向に長
いスクリューシャフト32と、第2扉体26の他端部に
ヒンジ結合されかつスクリューシャフト32にねじ嵌合
されたナット34と、スクリューシャフト32の回転操
作部とを備えて構成したものであり、さらに前記ゲート
24の進退制御装置31を、河川100の長さ方向に長
いガイド部材65と、第2扉体26の他端部にヒンジ結
合されかつガイド部材65に摺動自在に嵌合されたスラ
イダ66と、このスライダ66を制御するジャッキ68
とを備えて構成したものであり、さらには前記ゲート2
4の進退制御装置31を、強靱で水密性を持ったシート
により形成されかつ第1,第2扉体25,26に囲まれ
た空間内に配置された袋体70と、この袋体70に気体
及び流体圧を出入する気体及び流体圧制御部71とを備
えて構成したものである。
【0014】
【作用】本発明では、河川100の両岸の少なくとも一
方に、第1,第2扉体25,26をヒンジ結合したゲー
ト24と、このゲート24の進退制御装置31とを設置
して構成している。
【0015】そこで、本発明では川幅を狭くする場合や
堰止める場合には、ゲート24の進退制御装置31をア
プローチ側に作動させる。前記進退制御装置31をアプ
ローチ側に作動させると、ゲート24の第1,第2扉体
25,26がヒンジ27の個所で徐々に折り畳まれる状
態で、当該ゲート24が設置されている川岸から対方の
川岸に向かって徐々に中心角を狭める山形状をなして進
出する。これにより、川幅を無段階に狭めることができ
るし、川幅を完全に閉塞することもできる。
【0016】反対に、川幅を広くする場合や川幅を最大
限に開放する場合には、ゲート24の進退制御装置31
をリターン側に作動させる。このように、前記進退制御
装置31をリターン側に作動させると、ゲート24の第
1,第2扉体25,26がヒンジ27の個所で徐々に広
がり、ゲート24が設置されている川岸側に後退する。
これにより、川幅を無段階に広げることができるし、や
がて最も広い川幅に開放することができる。
【0017】また、本発明では第1,第2扉体25,2
6の一端部同士をヒンジ結合したゲート24と、このゲ
ートの進退制御装置31とにより構成しているので、構
造が簡素で、施工および操作とも簡単に行うことができ
る。
【0018】さらに、本発明ではゲート24の第1,第
2扉体25,26をほぼ直線状に広げた状態で収納でき
るので、川岸沿いに細長い格納場所を確保すれば足り、
小さいスペースで賄うことができる。
【0019】しかも、本発明において川幅全体を閉塞し
ないで使用する場合には、次の点で従来の堰を閉塞して
利用する弊害を除去することができる。
【0020】(1)水路を閉塞しないで上流水位を高め
ることができるので、生態系に与える悪影響を最少限に
抑えることができる。従来使用されている堰は、水路敷
まで堰を閉め切ることで水を制御する型式である。した
がって、水路底に生息し移動する生物は、その生活圏を
阻害される。また、上層,中層に生息し移動する生物も
同様生活圏を阻害される。 (2)土砂が堆積しないので、水路の維持管理が容易と
なる。 (3)浮遊物が溜まらないので、水路の維持管理が容易
となる。 (4)流下流量が一定の場合には操作が簡単である。つ
まり、スリット幅を調節することにより流量,流速を調
節できる。 (5)左右のゲートを独立して操作できる。このゲート
を直列使用した場合には、動水勾配を調整できる。 (6)適度にエアレイションが起き、騒音が少ない。 (7)以上の理由から、このゲートは河川の堰上げ,農
業用水路および魚道として好適に使用することができ
る。
【0021】また、本発明では凹型断面の水路構造体2
0を構築し、この水路構造体20の少なくとも一方の側
版に、第1,第2扉体25,26の一端部同士をヒンジ
結合したゲート24と、このゲート24の進退制御装置
31とを設置して構成している。
【0022】これにより、整備された水路内でゲート2
4の第1,第2扉体25,26を、川幅を狭める方向お
よび広げる方向に移動制御できるので、川幅をより一層
正確に調整することができる。
【0023】また、本発明では大河川101の川幅方向
の少なくとも1個所に、門柱構造体51を構築してい
る。そして、大河川101の両岸と門柱構造体51の少
なくとも一方に、第1,第2扉体25,26をヒンジ結
合して構成されたゲート24と進退制御装置31の組、
または袋状に形成されたゲート49と気体及び流体圧供
給装置50の組のいずれかを設置している。
【0024】これにより、本発明では川幅が著しく広い
大河川101であっても、その川幅を無段階に狭めた
り、堰止めたり、川幅を無段階に広げたりまたは門柱構
造体51を除く川幅全体を開放したり、自由に調整する
ことができる。しかも、前述の川幅の調整を簡素な構造
のゲートで達成できるし、ゲートを収納するためのスペ
ースも小さくて済み、したがって施工も簡単にできる。
【0025】また、本発明では第1,第2扉体25,2
6をヒンジ結合して構成したゲート24の進退制御装置
31を、河川100の長さ方向に長いスクリューシャフ
ト32と、第2扉体26にヒンジ結合されかつスクリュ
ーシャフト32にねじ嵌合されたナット34と、スクリ
ューシャフト32の回転操作部とを備えて構成してい
る。なお、前記ゲート24の第1扉体25の他端部は、
他の固定部材にヒンジ結合されている。
【0026】そこで、川幅を狭くしたり、堰止める場合
には、回転操作部を順方向に回転操作し、スクリューシ
ャフト32を順方向に回転させ、ナット34をアプロー
チ側に移動させる。これにより、前記ナット34によっ
て第2扉体26の他端部が第1扉体25の他端部に接近
する方向に誘導され、これに伴い第1,第2扉体25,
26がヒンジ結合部分で徐々に折り畳まれた状態となっ
て、ゲート24がせり出される。このゲート24の進出
移動により、川幅を狭くしたり、堰止めることが可能と
なる。
【0027】反対に、川幅を広くしたり、川幅全体を開
放する場合には、回転操作部を逆方向に回転操作し、ス
クリューシャフト32を逆方向に回転させ、ナット34
をリターン側に移動させる。これにより、前記ナット3
4によって第2扉体26の他端部が第1扉体25の他端
部より離間する方向に誘導され、第1,第2扉体25,
26がヒンジ結合部分で徐々に拡開された状態となっ
て、ゲート24が後退する。かかるゲート24の後退移
動により、川幅を広げたり、川幅全体を開放することが
可能となる。
【0028】本発明によれば、ゲート24の進退制御装
置31の操作部を手動方式にした場合でも、スクリュー
シャフト32とナット34のねじ作用により、第1,第
2扉体25,26をヒンジ結合して構成したゲート24
を、小さい力で的確に操作することができる。
【0029】さらに、本発明では第1,第2扉体25,
26をヒンジ結合したゲート24の進退制御装置31
を、河川100の長さ方向に長いガイド部材65と、第
2扉体26の他端部にヒンジ結合されかつガイド部材6
5に嵌合されたスライダ66と、このスライダ66を制
御するジャッキ68とを備えて構成している。
【0030】しかして、本発明ではジャッキ68を伸長
または短縮させることにより、ガイド部材65に沿って
スライダ66を推進またはけん引し、第1,第2扉体2
5,26をヒンジ結合部分で折り畳みまたは拡開させる
ことによって、ゲート24を進出または後退させること
ができる。
【0031】したがって、本発明によれば第1,第2扉
体25,26をヒンジ結合することによって構成したゲ
ート24を遠隔操作により的確に操作することが可能と
なる。
【0032】そして、本発明では第1,第2扉体25,
26をヒンジ結合して構成したゲート24の進退制御装
置31を、強靱で気密性を持ったシート製の袋体70
と、この袋体70に気体及び流体圧を出入する気体及び
流体圧制御部71とを備えて構成している。
【0033】そこで、本発明では気体及び流体圧制御部
71により袋体70に気体及び流体圧を送り込みまたは
引き抜き、袋体70を膨張または収縮させ、第1,第2
扉体25,26を押し込みまたは引き込み可能とするこ
とによって、ゲート24を進出または後退させることが
できる。
【0034】したがって、本発明においても第1,第2
扉体25,26をヒンジ結合することによって構成した
ゲート24を遠隔操作により的確に操作することが可能
となる。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0036】図1〜図5は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1は平面図、図2および図3は図1のA−A線
およびB−B線断面図、図4はゲートの進退制御装置の
回転操作部の一部拡大正面図、図5は図4の側面図であ
る。
【0037】これらの図に示す第1実施例では水路構造
体20と、第1,第2扉体25,26をヒンジ結合して
構成した左右のゲート24と、ゲート24の進退制御装
置31とを備えている。
【0038】前記水路構造体20は、図1および図2に
示すように、左右の側版21,21と、底版22とを有
する凹型断面に形成されている。また、水路構造体20
の所定区域には左右両側に、ゲート24とその進退制御
装置31の構成部材を収納する格納場所23が設けられ
ている。各格納場所23は、河川100の長さ方向に細
長く形成されている。
【0039】前記ゲート24は、図1,図2および図3
に示すように、第1扉体25と第2扉体26との一端部
同士をヒンジ27により結合して構成されている。前記
第1,第2扉体25,26は、コンクリート,金属,セ
ラミックス,プラスチック,ゴム等の単体または複合体
により形成され、図2および図3から分かるように、水
深方向に長い版状体に形成されている。また、図1に示
すように、第1扉体25の他端部は水路構造体20にお
ける格納場所23の上流側端部に固定された固定部材3
0にヒンジ28を介して結合されており、第2扉体26
の他端部は進退制御装置31を構成している後述のナッ
ト34にヒンジ29を介して結合されている。そして、
前記第1,第2扉体25,26をヒンジ27を介して結
合してなるゲート24は、川幅の中心部に向かって山形
をなす形状に配置され、しかも川幅の中心線を対称軸と
して左右対称に1組ずつ設置されている。
【0040】前記ゲート24の進退制御装置31は、ス
クリューシャフト32と、ナット34と、回転操作部と
を備えている。前記スクリューシャフト32は、図1に
示すように、前記固定部材30と、これの反対側に設け
られた軸受33とに回転自在に支持されている。このス
クリューシャフト32は、図3に示すように、一つのゲ
ート24に対して上下に2本平行に設けられている。前
記ナット34は、各スクリューシャフト32に1個宛ね
じ嵌合され、かつ前述のごとくゲート24の第2扉体2
6の他端部にヒンジ29を介して結合されている。前記
回転操作部は、格納場所23における前記固定部材30
の反対側に配置されかつ軸受36,37により支持され
た回転軸35と、この回転軸35の上端部に取り付けら
れたハンドル38と、回転軸34に取り付けられた傘歯
車39と、前記スクリューシャフト32の端部に取り付
けられかつ前記傘歯車39に噛み合わされた傘歯車40
とを有して構成されている。また、前述のごとく一つの
ゲート24に対して上下に2本のスクリューシャフト3
2を設けたこの実施例では、図3に示すように、1本の
回転軸35の上下部に傘歯車39,40を2組取り付け
ている。そして、前記進退制御装置31を左右のゲート
24にそれぞれ1組ずつ取り付け、左右のゲート24を
それぞれ独立に制御し得るようにしている。
【0041】次に、この第1実施例の多目的可動ゲート
の動作について説明する。
【0042】まず、図1に示す状態からゲート24,2
4を水路構造体20の対方の側版21に向かって進出さ
せ、川幅を狭めまたは堰止める場合には、各ゲート24
の進退制御装置31の回転操作部のハンドル38を順方
向に回転させる。前述のごとく、ハンドル38を順方向
に回転させると、回転軸35が順方向に回転し、その回
転力は回転軸35の上下部に取り付けられた傘歯車3
9、各傘歯車39に噛み合わされた傘歯車40、上下2
段に配置されたスクリューシャフト32に伝達され、各
スクリューシャフト32が順方向に回転する。これに伴
い、ナット34がアプローチ側、つまり第1扉体25の
他端部に接近する方向に移動し、ゲート24の第1,第
2扉体25,26がヒンジ27の個所で徐々に折り畳ま
れる状態で川幅の中心部に向かって中心角を狭める山形
状をなして進出する。これにより、川幅を無段階に狭め
ることができるし、川幅を完全に閉塞することもでき
る。なお、この第1実施例では左右のゲート24の進退
制御装置31をそれぞれ手動で独立に制御できるように
しているので、左右のゲート24の制御量を自由に変え
ることができる。
【0043】川幅を狭めるに伴い、図2および図3から
分かるように、上流側に水面(水深)HWLと下流側水
面(水深)NHLとの間に落差が生じる。また、川幅を
狭めたとき、その流域を流れる水の速度および流量はベ
ルヌーイ水等流の定理に従う。
【0044】川幅を広げる場合や川幅全体を開放する場
合には、各ゲート24の進退制御装置31の回転操作部
のハンドル38をそれぞれ逆方向に回転操作する。これ
により、回転軸35が逆方向に回転し、その回転力が回
転軸35に取り付けられた傘歯車39、これに噛み合わ
された傘歯車40、スクリューシャフト32に伝達さ
れ、スクリューシャフト32が逆方向に回転する。これ
に伴い、ナット34がリターン側、つまり第1扉体25
の他端部から離間する方向に移動し、ゲート24の第
1,第2扉体25,26がヒンジ27の個所で徐々に広
がり、ゲート24が当該川岸側に後退する。その結果、
川幅を無段階に広げることができるし、さらには最も広
い川幅に開放することができる。
【0045】そして、この第1実施例において川幅全体
を閉塞しないで使用する場合には、前記作用の項の
(1)〜(6)で説明したごとく、従来の堰を閉塞して
利用する弊害を除去することができ、その結果前記作用
の項の(7)に記載のごとく、河川の堰上げ,農業用水
路および魚道として好適に使用することができる。
【0046】また、この第1実施例では第1,第2扉体
25,26の一端部同士をヒンジ結合したゲート24
と、このゲート24の進退制御装置31とにより構成し
ているので、構造が簡素で、施工および操作とも簡単に
行うことができる。
【0047】さらに、この第1実施例ではゲート24の
第1,第2扉体25,26をほぼ直線状に広げた状態で
収納できるので、水路構造体20の内部において川岸沿
いに細長い格納場所23を確保すれば足り、小さいスペ
ースで賄うことができる。
【0048】さらにまた、この第1実施例では凹型断面
の水路構造体20を構築し、この水路構造体20にゲー
ト24と、これの進退制御装置31とを設置して構成し
ており、整備された水路内でゲート24の第1,第2扉
体25,26を、川幅を狭める方向および広げる方向に
移動制御できるので、川幅をより一層正確に調整するこ
とができる。
【0049】しかも、この第1実施例ではゲート24の
進退制御装置31を、河川100の長さ方向に長いスク
リューシャフト32と、第2扉体26の他端部にヒンジ
29を介して結合されかつスクリューシャフト32にね
じ嵌合されたナット34と、スクリューシャフト32の
回転操作部とを備えて構成しており、手動方式とした場
合でもスクリューシャフト32とナット34とのねじ作
用により、第1,第2扉体25,26をヒンジ結合して
構成したゲート24を、小さい力で的確に操作すること
ができる。
【0050】次に、図6は前記第1実施例の多目的可動
ゲートを魚道に使用した使用例を示す平面図である。
【0051】この図6に示す使用例では、河川100の
長さ方向に所定の間隔をおいて、多目的可動ゲート41
〜48が設置されている。前記多目的可動ゲート41〜
48のうちの、多目的可動ゲート41,42と、多目的
可動ゲート43,44と、多目的可動ゲート45,46
と、多目的可動ゲート47,48は川幅方向に対向させ
て設置されている。
【0052】各多目的可動ゲート41〜48は、図1〜
図3に示すごとき水路構造体20と、第1,第2扉体2
5,26の一端部同士をヒンジ結合して構成されかつ水
路構造体20の幅方向の端部側に設置されたゲート24
と、スクリューシャフト32およびナット34ならびに
回転操作部を主要部とするゲート24の進退制御装置3
1とを備えている。
【0053】そして、この使用例では前記多目的可動ゲ
ート41〜48のゲート24を、平面から見て水が蛇行
状に流れるようにセットしている。これにより、水深方
向の各層を遊泳する魚類が蛇行状の流れに沿って自由に
遊泳可能な魚道を構成することができる。
【0054】続いて、図7は本発明の第2実施例を示す
平面図である。
【0055】この図7に示す第2実施例では、大河川1
01の川幅方向に、所定の間隔をおいて門柱構造体51
が複数(5台)構築されている。そして、川岸と各門柱
構造体51の左右両面に、多目的可動ゲート52〜63
が設置されている。前記多目的可動ゲート52〜63の
うちの、多目的可動ゲート52,53と、多目的可動ゲ
ート54,55と、多目的可動ゲート56,57と、多
目的可動ゲート58,59と、多目的可動ゲート60,
61と、多目的可動ゲート62,63は川幅方向に対向
させて設置されている。
【0056】各多目的可動ゲート52〜63は、図1〜
図3に示すごとき水路構造体20と、第1,第2扉体2
5,26の一端部同士をヒンジ結合して構成されかつ水
路構造体20の幅方向の端部側に設置されたゲート24
と、スクリューシャフト32およびナット34ならびに
回転操作部を主要部とするゲート24の進退制御装置3
1とを備えている。
【0057】これにより、この第2実施例によれば川幅
が著しく広い大河川101であっても、その川幅を無段
階に広げたり、または門柱構造体51を除いて川幅全体
を開放したり、自由に調整することができる。
【0058】次に、図8は本発明の第3実施例を示す平
面図である。
【0059】この図8に示す第3実施例は、前記第1実
施例に対してゲート24の進退制御装置を異にしてい
る。
【0060】この実施例におけるゲート24の進退制御
装置31は、ガイド部材65と、スライダ66と、ジャ
ッキ68とを備えて構成されている。
【0061】前記ガイド部材65は、河川100の長さ
方向に配置され、かつ固定部材30と支持部材(図示せ
ず)とに固定されている。
【0062】前記スライダ66は、ゲート24の第2扉
体26の他端部にヒンジ67を介して結合され、かつ前
記ガイド部材65に摺動自在に嵌合されている。
【0063】前記ジャッキ68は、スライダ66を推進
またはけん引し得るように設置されている。
【0064】しかして、この第3実施例ではゲート24
により川幅を狭める場合やせき止める場合には、ゲート
24の進退制御装置31のジャッキ68を伸長させる。
これにより、スライダ66がガイド部材65に沿ってア
プローチ側、つまり第1扉体25の他端部に接近する方
向に摺動する。前述のごとく、スライダ66がアプロー
チ側に摺動すると、ゲート24の第1,第2扉体25,
26がヒンジ27の個所で折り畳まれ、徐々に中心角を
狭める山形状をなして進出する。その結果、川幅を無段
階に狭めることができるし、川幅を完全に閉塞すること
もできる。
【0065】反対に、川幅を広くする場合や川幅を最大
限に開放する場合には、ゲート24の進退制御装置31
のジャッキ68を短縮させる。これにより、スライダ6
6がガイド部材65に沿ってリターン側、つまり第1扉
体25の他端部から離間する方向にけん引され、ゲート
24の第1,第2扉体25,26がヒンジ27の個所で
広げられ、徐々に川岸方向に後退する。したがって、川
幅を無段階に広げることができるし、河川100を最大
幅に開放することもできる。
【0066】この第3実施例によれば、第1,第2扉体
25,26をヒンジ27を介して結合して構成したゲー
ト24を遠隔操作により的確に操作することができる外
は、前記第1実施例と同様である。
【0067】ついで、図9は本発明の第4実施例を示す
平面図である。
【0068】この図9に示す第4実施例は第1実施例に
対してゲート24の進退制御装置が異なっている。
【0069】すなわち、この図9に示す実施例における
ゲート24の進退制御装置31では、袋体70と、気体
及び流体圧制御部71とを備えている。
【0070】前記袋体70は、前記袋状のゲート49と
同様、強靱で水密性を有するシートで形成されている。
また、この袋体70はゲート24の第1,第2扉体2
5,26により囲まれた空間内に配置されている。
【0071】前記気体及び流体圧制御部71は、袋体7
0に気体及び流体圧として圧縮空気や水を供給または抜
き出し得るように構成されている。
【0072】そして、この第6実施例におけるゲート2
4の進退制御装置31では、川幅を狭める場合やせき止
める場合には、気体及び流体圧制御部71により袋体7
0内に気体及び流体圧を送り込み、袋体70を膨張させ
る。これにより、ゲート24を進出させ、川幅を無段階
に狭めることができるし、川幅を閉塞することもでき
る。
【0073】反対に、川幅を広げる場合や川幅全体を開
放する場合には、気体及び流体圧制御部71により袋体
70の気体及び流体圧を引き抜くことによって、袋体7
0を収縮させる。これにより、ゲート24が後退可能と
なり、川幅を無段階に広げることができるし、川幅全体
を開放することもできる。
【0074】この第3実施例においても、第1,第2扉
体25,26をヒンジ27を介して結合して構成したゲ
ート24を遠隔操作により的確に操作できる外は、前記
第1実施例と同様である。
【0075】なお、本発明では各実施例とも、河川の川
岸の一方にのみゲートを設置してもよく、また図7に示
す第2実施例では堰柱構造体51の一方の側面にのみゲ
ートを設置してもよい。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の発明では、河川100の両岸の少なくとも一方
に、水深方向に高い版状の第1,第2扉体25,26の
一端部同士をヒンジ27を介して結合したゲート24を
川幅方向に進退可能に設置し、前記第1扉体25の他端
部を当該川岸に固定の部材にヒンジ28により結合し、
前記第2扉体26の他端部を進退制御装置31に連結し
ており、第1,第2扉体25,26の一端部同士をヒン
ジ結合したゲート24と、このゲートの進退制御装置3
1とにより構成しているので、構造が簡素で、施工およ
び操作とも簡単に行い得る効果がある。また、本発明で
はゲート24の第1,第2扉体25,26をほぼ直線状
に広げた状態で収納できるので、川岸沿いに細長い格納
場所を確保すれば足り、小さいスペースで賄い得る効果
があり、さらに川幅全体を閉塞しないで使用する場合に
は、従来の堰を閉塞して利用する弊害を除去しつつ、河
川100の堰上げ,農業用水路および魚道として好適に
使用し得る効果もある。
【0077】また、本発明の請求項2記載の発明では、
河川100の所定区域に、左右側版21,21と底版2
2とを有する凹型断面の水路構造体20を構築し、前記
水路構造体20の少なくとも一方の側版に、水深方向に
高い版状の第1,第2扉体25,26の一端部同士をヒ
ンジ27を介して結合したゲート24を水路構造体20
の幅方向に進退可能に設置し、前記第1扉体25の他端
部を水路構造体20に固定の部材にヒンジ28により結
合し、前記第2扉体26の他端部を進退制御装置31に
連結しており、整備された水路内でゲート24の第1,
第2扉体25,26を、川幅を狭める方向および広げる
方向に移動制御できるので、川幅をより一層正確に調整
し得る効果がある。
【0078】また、本発明の請求項3記載の発明では、
大河川101の川幅方向の少なくとも1個所に堰柱構造
体51を構築し、大河川101の両岸と門柱構造体51
の川幅方向の両側との少なくとも一方に、前記第1,第
2扉体25,26をヒンジ結合して構成したゲート24
と進退制御装置31の組、または前記袋状に形成したゲ
ート49と流体圧供給装置50の組のいずれかを設置し
ているので、川幅が著しく広い大河川101であって
も、その川幅を無段階に狭めたり、せき止めたり、川幅
を無段階に広げたりまたは堰柱構造体51を除く川幅全
体を開放したり、自由に調整し得る効果がある。
【0079】また、本発明の請求項4記載の発明では、
前記第1,第2扉体25,26をヒンジ結合したゲート
24の進退制御装置31を、河川100の長さ方向に長
いスクリューシャフト32と、第2扉体26の他端部に
ヒンジ結合されかつスクリューシャフト32にねじ嵌合
されたナット34と、スクリューシャフト32の回転操
作部とを備えて構成しているので、ゲート24の進退制
御装置31の操作部を手動方式にした場合でも、スクリ
ューシャフト32とナット34のねじ作用により、第
1,第2扉体25,26をヒンジ結合して構成したゲー
ト24を、小さい力で的確に操作し得る効果がある。
【0080】さらに、本発明の請求項5記載の発明で
は、前記第1,第2扉体25,26をヒンジ結合したゲ
ート24の進退制御装置31を、河川100の長さ方向
に長いガイド部材65と、第2扉体26の他端部にヒン
ジ結合されかつガイド部材65に摺動自在に嵌合された
スライダ66と、このスライダ66を制御するジャッキ
68とを備えて構成しているので、第1,第2扉体2
5,26をヒンジ結合することによって構成したゲート
24を遠隔操作により的確に操作し得る効果がある。
【0081】そして、本発明の請求項6記載の発明で
は、前記第1,第2扉体25,26をヒンジ結合したゲ
ート24の進退制御装置31を、強靱で気密性を持った
シートにより形成されかつ第1,第2扉体25,26に
囲まれた空間内に配置された袋体70と、この袋体70
に気体及び流体圧を出入する気体及び流体圧制御部71
とを備えて構成しているので、本発明においても第1,
第2扉体25,26をヒンジ結合することによって構成
したゲート24を遠隔操作により的確に操作し得る効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】第1実施例におけるゲートの進退制御装置の回
転操作部の一部拡大正面図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】第1実施例を魚道に使用した使用例を示す平面
図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す平面図である。
【図8】本発明の第3実施例を示す平面図である。
【図9】本発明の第4実施例を示す平面図である。
【図10】従来のセクタゲートの平面図である。
【図11】従来の横引きゲートの平面図である。
【符号の説明】
20 水路構造体 21 水路構造体の側版 22 水路構造体の底版 23 ゲート等の格納場所 24 ゲート 25,26 ゲートの第1,第2扉体 27,28,29 ヒンジ 31 ゲートの進退制御装置 32 ゲートの進退制御装置のスクリューシャフト 34 同ナット 35 同回転軸 38 同ハンドル 39,40 同傘歯車 51 堰柱構造体 65 ゲートの進退制御装置のガイド部材 66 同スライダ 68 同ジャッキ 70 ゲートの進退制御装置の袋体 71 同気体及び流体圧制御部 100 河川(水路) 101 大河川

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 河川100の両岸の少なくとも一方に、
    水深方向に高い版状の第1,第2扉体25,26の一端
    部同士をヒンジ27を介して結合したゲート24を川幅
    方向に進退可能に設置し、前記第1扉体25の他端部を
    当該川岸に固定の部材にヒンジ28により結合し、前記
    第2扉体26の他端部を進退制御装置31に連結したこ
    とを特徴とする多目的可動ゲート。
  2. 【請求項2】 河川100の所定区域に、左右側版2
    1,21と底版22とを有する凹型断面の水路構造体2
    0を構築し、前記水路構造体20の少なくとも一方の側
    版に、水深方向に高い版状の第1,第2扉体25,26
    の一端部同士をヒンジ27を介して結合したゲート24
    を水路構造体20の幅方向に進退可能に設置し、前記第
    1扉体25の他端部を水路構造体20に固定の部材にヒ
    ンジ28により結合し、前記第2扉体26の他端部を進
    退制御装置31に連結したことを特徴とする多目的可動
    ゲート。
  3. 【請求項3】 大河川101の川幅方向の少なくとも1
    個所に門柱構造体51を構築し、大河川101の両岸と
    門柱構造体51の川幅方向の両側との少なくとも一方
    に、前記第1,第2扉体25,26をヒンジ結合して構
    成したゲート24と進退制御装置31の組を設置したこ
    とを特徴とする請求項1記載の多目的可動ゲート。
  4. 【請求項4】 前記第1,第2扉体25,26をヒンジ
    結合したゲート24の進退制御装置31を、河川100
    の長さ方向に長いスクリューシャフト32と、第2扉体
    26の他端部にヒンジ結合されかつスクリューシャフト
    32にねじ嵌合されたナット34と、スクリューシャフ
    ト32の回転操作部とを備えて構成したことを特徴とす
    る請求項1または2記載の多目的可動ゲート。
  5. 【請求項5】 前記第1,第2扉体25,26をヒンジ
    結合したゲート24の進退制御装置31を、河川100
    の長さ方向に長いガイド部材65と、第2扉体26の他
    端部にヒンジ結合されかつガイド部材65に摺動自在に
    嵌合されたスライダ66と、このスライダ66を制御す
    るジャッキ68とを備えて構成したことを特徴とする請
    求項1または2記載の多目的可動ゲート。
  6. 【請求項6】 前記第1,第2扉体25,26をヒンジ
    結合したゲート24の進退制御装置31を、強靱で気密
    性を持ったシートにより形成されかつ第1,第2扉体2
    5,26に囲まれた空間内に配置された袋体70と、こ
    の袋体70に気体圧及び流体圧を出入する気体圧及び流
    体圧制御部71とを備えて構成したことを特徴とする請
    求項1または2記載の多目的可動ゲート。
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