JP2552232B2 - 絶縁電気端子およびその製造方法 - Google Patents
絶縁電気端子およびその製造方法Info
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R4/00—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
- H01R4/70—Insulation of connections
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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- H01R4/10—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation effected solely by twisting, wrapping, bending, crimping, or other permanent deformation
- H01R4/18—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation effected solely by twisting, wrapping, bending, crimping, or other permanent deformation by crimping
- H01R4/20—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation effected solely by twisting, wrapping, bending, crimping, or other permanent deformation by crimping using a crimping sleeve
-
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
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- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/02—Contact members
- H01R13/10—Sockets for co-operation with pins or blades
- H01R13/11—Resilient sockets
- H01R13/115—U-shaped sockets having inwardly bent legs, e.g. spade type
Landscapes
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Multi-Conductor Connections (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、絶縁電線の端部に接続
する端子と、端子および電線の一部分を収容する絶縁ハ
ウジングとを有する種類の絶縁電気端子およびその製法
に関する。
する端子と、端子および電線の一部分を収容する絶縁ハ
ウジングとを有する種類の絶縁電気端子およびその製法
に関する。
【０００２】
【従来の技術】周知の通り、絶縁電気端子は、単線また
はより線の心線を含む絶縁電線の絶縁被覆をはぎ取った
端部の上にかぶせることのできる、一般に圧着フェルー
ルと呼ばれる管形端部を有する。圧着フェルールは、電
線の被覆をはぎ取った心線に隣接する端部に機械的およ
び電気的に圧着することができる。絶縁電気端子の他端
には一般に端子舌がある。端子舌は、ほぼ平坦な面と、
ほぼ平坦な面の縁部から伸長した湾曲フランジとを有す
るレセプタクルとして形成することができる。端子舌
は、互いに嵌合する相手接続装置のほぼ平坦なブレード
形端子を受容する。このような絶縁電気端子は最初は、
しばしば一般的標準ブレード形またはタブ形端子を使用
していた電気器具産業や自動車産業で幅広く利用され
た。しかし、これらの絶縁電気端子は現在、多種多様な
その他の用途に利用されるようになった。
はより線の心線を含む絶縁電線の絶縁被覆をはぎ取った
端部の上にかぶせることのできる、一般に圧着フェルー
ルと呼ばれる管形端部を有する。圧着フェルールは、電
線の被覆をはぎ取った心線に隣接する端部に機械的およ
び電気的に圧着することができる。絶縁電気端子の他端
には一般に端子舌がある。端子舌は、ほぼ平坦な面と、
ほぼ平坦な面の縁部から伸長した湾曲フランジとを有す
るレセプタクルとして形成することができる。端子舌
は、互いに嵌合する相手接続装置のほぼ平坦なブレード
形端子を受容する。このような絶縁電気端子は最初は、
しばしば一般的標準ブレード形またはタブ形端子を使用
していた電気器具産業や自動車産業で幅広く利用され
た。しかし、これらの絶縁電気端子は現在、多種多様な
その他の用途に利用されるようになった。
【０００３】最初、上記のような性質の絶縁電気端子
は、主として絶縁電線とそれを接続する電気装置の間で
直線構成として使用された。矩形の部材の一端が圧着フ
ェルールであり、他端が端子の端部であった。しかし、
様々な産業で、絶縁電線を電気装置に対しある角度で、
一般に９０度の角度で差し込む状態で、電気装置の接続
部に接続することが必要になってきた。このような接続
を行うために絶縁電線自体を曲げることはできるが、舌
状構造を構成する全長に圧着フェルールの長さと絶縁電
線の湾曲部の長さを合計すると、多くの用途に長すぎ
る。したがって、こうした絶縁電気端子は、圧着フェル
ールの長さではなく幅が舌状構造に追加される角度構成
に、つまり露出心線がはめ合いブレード形端子から１８
０度ではなく約９０度の角度で差し込まれるように、設
計されてきた。これにより、絶縁電気端子の全長は、絶
縁電線の湾曲部および圧着フェルールの長さと幅の差の
合計分だけ短くなる。このような絶縁電気端子は一般に
フラグ端子と呼ばれる。
は、主として絶縁電線とそれを接続する電気装置の間で
直線構成として使用された。矩形の部材の一端が圧着フ
ェルールであり、他端が端子の端部であった。しかし、
様々な産業で、絶縁電線を電気装置に対しある角度で、
一般に９０度の角度で差し込む状態で、電気装置の接続
部に接続することが必要になってきた。このような接続
を行うために絶縁電線自体を曲げることはできるが、舌
状構造を構成する全長に圧着フェルールの長さと絶縁電
線の湾曲部の長さを合計すると、多くの用途に長すぎ
る。したがって、こうした絶縁電気端子は、圧着フェル
ールの長さではなく幅が舌状構造に追加される角度構成
に、つまり露出心線がはめ合いブレード形端子から１８
０度ではなく約９０度の角度で差し込まれるように、設
計されてきた。これにより、絶縁電気端子の全長は、絶
縁電線の湾曲部および圧着フェルールの長さと幅の差の
合計分だけ短くなる。このような絶縁電気端子は一般に
フラグ端子と呼ばれる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このような絶縁電気端
子、特にフラグ形端子の問題は、絶縁電線自体にひずみ
が生じることである。言い換えると、絶縁電線の心線は
絶縁ハウジング内の端子に圧着されるが、特定の環境で
は心線がたわむことがあり、動きが制約されていると、
たわみによるひずみによって断線するおそれがある。こ
のような状態は、自動車など振動の激しい環境では特に
著しい。これらの問題が生じるその他の適用分野とし
て、航空機、鉄道、電気器具および電動機をはじめとす
る環境がある。
子、特にフラグ形端子の問題は、絶縁電線自体にひずみ
が生じることである。言い換えると、絶縁電線の心線は
絶縁ハウジング内の端子に圧着されるが、特定の環境で
は心線がたわむことがあり、動きが制約されていると、
たわみによるひずみによって断線するおそれがある。こ
のような状態は、自動車など振動の激しい環境では特に
著しい。これらの問題が生じるその他の適用分野とし
て、航空機、鉄道、電気器具および電動機をはじめとす
る環境がある。
【０００５】上述のような高振動環境では、絶縁電線の
心線に対するひずみを解放するために、絶縁電線の外側
絶縁層に圧着または固定する圧着手段が提供されてき
た。直角またはフラグ端子ではこれまで、接続した絶縁
電線を圧着作業後に差し込むために、絶縁ハウジングの
一端を開放しておくことが一般的であった。しかし、高
振動環境では、電圧印加部が露出した非絶縁端子のため
に感電や短絡またはその他の危険があるので、絶縁電気
端子の一端を開放しておくことは望ましくない。
心線に対するひずみを解放するために、絶縁電線の外側
絶縁層に圧着または固定する圧着手段が提供されてき
た。直角またはフラグ端子ではこれまで、接続した絶縁
電線を圧着作業後に差し込むために、絶縁ハウジングの
一端を開放しておくことが一般的であった。しかし、高
振動環境では、電圧印加部が露出した非絶縁端子のため
に感電や短絡またはその他の危険があるので、絶縁電気
端子の一端を開放しておくことは望ましくない。
【０００６】別の種類の圧着作業では、絶縁電線の心線
用の圧着フェルールを使用し、圧着フェルールは圧着す
る前にあらかじめ絶縁ハウジング内に組み込まれてい
る。絶縁電線自体のひずみを解放したい場合には、絶縁
電線の絶縁被覆用の第２圧着フェルールを追加するが、
絶縁ハウジングの完全な絶縁保護は行われない。第２絶
縁圧着フェルールはまた絶縁電気端子全体を大きくする
ことにつながるが、フラグ構造の絶縁電気端子の使用者
にとって空間はしばしば非常に貴重である。
用の圧着フェルールを使用し、圧着フェルールは圧着す
る前にあらかじめ絶縁ハウジング内に組み込まれてい
る。絶縁電線自体のひずみを解放したい場合には、絶縁
電線の絶縁被覆用の第２圧着フェルールを追加するが、
絶縁ハウジングの完全な絶縁保護は行われない。第２絶
縁圧着フェルールはまた絶縁電気端子全体を大きくする
ことにつながるが、フラグ構造の絶縁電気端子の使用者
にとって空間はしばしば非常に貴重である。
【０００７】
【目的】本発明は、完全に絶縁されており、かつ高振動
環境でも絶縁電線の心線の断線を防止するために絶縁グ
リップひずみ解放手段を含む、低プロファイル角度付き
端子またはフラグ端子を提供することによって、上記の
多数の問題を解決することを目指している。
環境でも絶縁電線の心線の断線を防止するために絶縁グ
リップひずみ解放手段を含む、低プロファイル角度付き
端子またはフラグ端子を提供することによって、上記の
多数の問題を解決することを目指している。
【０００８】したがって、本発明の目的は、上記の性質
を持ち、特に絶縁電線の絶縁部のひずみ解放手段を有す
る新規な改良型絶縁電気端子、特にフラグ形端子を提供
することである。
を持ち、特に絶縁電線の絶縁部のひずみ解放手段を有す
る新規な改良型絶縁電気端子、特にフラグ形端子を提供
することである。
【０００９】
【課題を解決する為の手段】本発明を、絶縁電線の絶縁
被覆から心線が突き出たはぎ取端部または露出端部に接
続する絶縁電気端子の実施例によって開示する。角度付
きの絶縁ハウジングは、第１通路部がある角度で第２通
路部と連絡している貫通通路を有する。第１通路部は互
いに嵌合する相手端子を受容するための第１開放端を有
し、第２通路部は絶縁電線を受容するための第２開放端
を有する。角度付き端子は、第１通路部の第１開放端か
らその中へ配置される。角度付き端子は、相手ブレード
端子を接続するための外側接触部と、第２通路部に差し
込まれた絶縁電線の心線に圧着するための内側圧着部と
を有する。本発明は、圧着フェルールを第２通路部に配
置して絶縁電線の絶縁層に圧着するように工夫されてい
る。
被覆から心線が突き出たはぎ取端部または露出端部に接
続する絶縁電気端子の実施例によって開示する。角度付
きの絶縁ハウジングは、第１通路部がある角度で第２通
路部と連絡している貫通通路を有する。第１通路部は互
いに嵌合する相手端子を受容するための第１開放端を有
し、第２通路部は絶縁電線を受容するための第２開放端
を有する。角度付き端子は、第１通路部の第１開放端か
らその中へ配置される。角度付き端子は、相手ブレード
端子を接続するための外側接触部と、第２通路部に差し
込まれた絶縁電線の心線に圧着するための内側圧着部と
を有する。本発明は、圧着フェルールを第２通路部に配
置して絶縁電線の絶縁層に圧着するように工夫されてい
る。
【００１０】本発明では、互いに勘合して係合する相互
係合手段を、絶縁電線の絶縁層用の圧着フェルールと心
線用の角度付き端子の内側圧着部との間に配置し、圧着
フェルールまたは内側圧着部の少なくとも一方を圧着す
ると、圧着フェルールが内側圧着部に固定され、これら
が固定状態に維持される。さらに詳しく述べると、互い
に嵌合して係合する相互係合手段は、圧着フェルールと
内側圧着部の入れ子式嵌合構造の形で提供される。圧着
フェルールおよび内側圧着部は一般に管形として開示す
る。
係合手段を、絶縁電線の絶縁層用の圧着フェルールと心
線用の角度付き端子の内側圧着部との間に配置し、圧着
フェルールまたは内側圧着部の少なくとも一方を圧着す
ると、圧着フェルールが内側圧着部に固定され、これら
が固定状態に維持される。さらに詳しく述べると、互い
に嵌合して係合する相互係合手段は、圧着フェルールと
内側圧着部の入れ子式嵌合構造の形で提供される。圧着
フェルールおよび内側圧着部は一般に管形として開示す
る。
【００１１】
【実施例】次に、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳しく説明する。まず図１は、従来の絶縁電線
（図示せず）の端部に接続するための本発明の実施例の
絶縁電気端子を、一般に符号１０で示す。ここでは、絶
縁電線が、当技術ではよく知られているように、電線絶
縁被覆から突き出した心線のはぎ取りまたは露出端を有
することを述べるにとどめる。一般に、絶縁電気端子１
０は、一般に符号１２で示す角度付きの絶縁ハウジング
を含む。絶縁ハウジング１２は変形可能の材質でないそ
の内部に、一般に符号１４で示す、実質的に周囲を絶縁
ハウシング１２で囲まれる角度付き端子と、一般に符号
１６で示す圧着フェルールとを装備している。
施例を詳しく説明する。まず図１は、従来の絶縁電線
（図示せず）の端部に接続するための本発明の実施例の
絶縁電気端子を、一般に符号１０で示す。ここでは、絶
縁電線が、当技術ではよく知られているように、電線絶
縁被覆から突き出した心線のはぎ取りまたは露出端を有
することを述べるにとどめる。一般に、絶縁電気端子１
０は、一般に符号１２で示す角度付きの絶縁ハウジング
を含む。絶縁ハウジング１２は変形可能の材質でないそ
の内部に、一般に符号１４で示す、実質的に周囲を絶縁
ハウシング１２で囲まれる角度付き端子と、一般に符号
１６で示す圧着フェルールとを装備している。
【００１２】図１および図２から、絶縁ハウジング１
２、角度付き端子１４、および圧着フェルール１６の構
造全体が直角構造であり、フラグ端子となっていること
が分かる。つまり、互いに嵌合する相手端子は矢印Ａの
方向に差し込み、絶縁電線は相手端子の差し込み方向に
対しほぼ９０度の矢印Ｂの方向に差し込む。
２、角度付き端子１４、および圧着フェルール１６の構
造全体が直角構造であり、フラグ端子となっていること
が分かる。つまり、互いに嵌合する相手端子は矢印Ａの
方向に差し込み、絶縁電線は相手端子の差し込み方向に
対しほぼ９０度の矢印Ｂの方向に差し込む。
【００１３】次に、図２および図３について、図１に関
連させながら説明すると、角度付きの絶縁ハウジング１
２は直角貫通通路を有し、第１通路部１８は互いに嵌合
する相手端子を受容するための第１開放端２０を有す
る。第１通路部１８は、絶縁電線を受容するための第２
開放端２４を有する第２通路部２２に９０度の角度で連
絡している。第２通路部２２は、図３に最もよく示すよ
うに、直径がわずかに小さくなったネック２６を有す
る。
連させながら説明すると、角度付きの絶縁ハウジング１
２は直角貫通通路を有し、第１通路部１８は互いに嵌合
する相手端子を受容するための第１開放端２０を有す
る。第１通路部１８は、絶縁電線を受容するための第２
開放端２４を有する第２通路部２２に９０度の角度で連
絡している。第２通路部２２は、図３に最もよく示すよ
うに、直径がわずかに小さくなったネック２６を有す
る。
【００１４】次に、図６ないし図８について、図２に関
連させながら説明すると、角度付き端子１４は、第１通
路部１８の第１開放端２０から矢印Ａの方向に絶縁ハウ
ジング１２の第１通路部１８内へ配置することができ
る。この角度付き端子１４は、ほぼ平坦な面を有する外
側接触部２８と、第２通路部２２の第２開放端２４から
差し込まれた絶縁電線の露出心線を圧着するための内側
圧着部３０とを有する。角度付き端子１４の外側接触部
２８は、ほぼ平坦な相手端子のタブを受容するために、
外側接触部２８の両縁部に沿って内側に湾曲したフラン
ジ３２を持つレセプタクルとして形成する。特に、図７
を見ると、互いに嵌合する相手端子のタブは、外側接触
部２８の平坦面と湾曲したフランジ３２の下向湾曲縁部
の下部に伸長する接触部３４の間に差し込まれ、それに
よってフランジ３２は相手端子のタブを弾性的に接続状
態に保持する。
連させながら説明すると、角度付き端子１４は、第１通
路部１８の第１開放端２０から矢印Ａの方向に絶縁ハウ
ジング１２の第１通路部１８内へ配置することができ
る。この角度付き端子１４は、ほぼ平坦な面を有する外
側接触部２８と、第２通路部２２の第２開放端２４から
差し込まれた絶縁電線の露出心線を圧着するための内側
圧着部３０とを有する。角度付き端子１４の外側接触部
２８は、ほぼ平坦な相手端子のタブを受容するために、
外側接触部２８の両縁部に沿って内側に湾曲したフラン
ジ３２を持つレセプタクルとして形成する。特に、図７
を見ると、互いに嵌合する相手端子のタブは、外側接触
部２８の平坦面と湾曲したフランジ３２の下向湾曲縁部
の下部に伸長する接触部３４の間に差し込まれ、それに
よってフランジ３２は相手端子のタブを弾性的に接続状
態に保持する。
【００１５】内側圧着部３０は、絶縁電線のはぎ取り心
線を受容するために、図８から最もよく分かるように、
一般に管形である。また、図６から最もよく分かるよう
に、内側圧着部３０は、以下で説明する目的のために、
ネック４０を形成する直径減少領域を有する。
線を受容するために、図８から最もよく分かるように、
一般に管形である。また、図６から最もよく分かるよう
に、内側圧着部３０は、以下で説明する目的のために、
ネック４０を形成する直径減少領域を有する。
【００１６】次に、図５について、図２および図６と関
連させながら説明すると、圧着フェルール１６は一般に
管形であり、外側管形部４２と内側管形部４４とを有
し、摺曲部が内部環状ショルダ４６を形成する。また、
内側管形部４４は、その周囲を環状にくぼませた、くぼ
み部４８を形成している。
連させながら説明すると、圧着フェルール１６は一般に
管形であり、外側管形部４２と内側管形部４４とを有
し、摺曲部が内部環状ショルダ４６を形成する。また、
内側管形部４４は、その周囲を環状にくぼませた、くぼ
み部４８を形成している。
【００１７】次に、絶縁電気端子１０の組立方法を説明
する。まず、角度付き端子１４を絶縁ハウジング１２の
第１通路部１８に第１開放端２０から矢印Ａの方向に、
図２に示すように内側圧着部３０が第２通路部２２と一
直線に揃う位置まで差し込む。次に、圧着フェルール１
６を第２通路部２２に、第２開放端２４から矢印Ｂの方
向に差し込み、圧着フェルール１６の内側管形部４４を
内側圧着部３０の直径減少部の外側に入れ子式に嵌合さ
せる。圧着フェルール１６は、その内端部が角度付き端
子１４の内側圧着部３０のネック４０と接し、内部環状
ショルダ４６が内側圧着部３０の端部と接し、外側管形
部４２が絶縁ハウジング１２の第２通路部２２内のネッ
ク２６と接するまで差し込む。圧着フェルール１６のく
ぼみ部４８は角度付き端子１４の内側圧着部３０を充分
に把持し、その後の圧着操作時まで、圧着フェルール１
６を内側圧着部３０の上から入れ子式に嵌合した状態で
充分に維持する。また、図６から分かる通り、圧着フェ
ルール１６を内側圧着部３０の上から入れ子式に係合で
きるように、角度付き端子１４の内側圧着部３０に沿っ
てスロットまたは解放領域５０が設けられている。絶縁
電気端子１０はこれで絶縁電線に容易に圧着できる事前
組立状態になる。
する。まず、角度付き端子１４を絶縁ハウジング１２の
第１通路部１８に第１開放端２０から矢印Ａの方向に、
図２に示すように内側圧着部３０が第２通路部２２と一
直線に揃う位置まで差し込む。次に、圧着フェルール１
６を第２通路部２２に、第２開放端２４から矢印Ｂの方
向に差し込み、圧着フェルール１６の内側管形部４４を
内側圧着部３０の直径減少部の外側に入れ子式に嵌合さ
せる。圧着フェルール１６は、その内端部が角度付き端
子１４の内側圧着部３０のネック４０と接し、内部環状
ショルダ４６が内側圧着部３０の端部と接し、外側管形
部４２が絶縁ハウジング１２の第２通路部２２内のネッ
ク２６と接するまで差し込む。圧着フェルール１６のく
ぼみ部４８は角度付き端子１４の内側圧着部３０を充分
に把持し、その後の圧着操作時まで、圧着フェルール１
６を内側圧着部３０の上から入れ子式に嵌合した状態で
充分に維持する。また、図６から分かる通り、圧着フェ
ルール１６を内側圧着部３０の上から入れ子式に係合で
きるように、角度付き端子１４の内側圧着部３０に沿っ
てスロットまたは解放領域５０が設けられている。絶縁
電気端子１０はこれで絶縁電線に容易に圧着できる事前
組立状態になる。
【００１８】絶縁電気端子１０を使用するときに、心線
の露出端またははぎ取り端が絶縁被覆部から突き出た絶
縁電線を、絶縁ハウジング１２の第２通路部２２の第２
開放端２４から、圧着フェルール１６を通り、角度付き
端子１４の内側圧着部３０内へ差し込む。露出した心線
は実質的に内側圧着部３０内へ突出し、絶縁電線の露出
心線に隣接する絶縁部は内側圧着部３０より外側の圧着
フェルール１６内に配置される。つまり、絶縁部の端部
は、圧着フェルール１６に形成された内部環状ショルダ
４６の手前で停止する、角度付き端子１４の内側圧着部
３０および圧着フェルール１６は、絶縁ハウジング１２
の外部からの単独の圧着操作で絶縁電線に圧着すること
ができ、これによって、内側圧着部３０は絶縁電線の心
線の露出端部に固定または圧着され、圧着フェルール１
６は接続部にひずみが生じないように露出心線に隣接す
る絶縁部に固定または圧着される。角度付き端子１４、
圧着フェルール１６、および絶縁電線の心線の露出端
は、絶縁ハウジング１２に完全に収容されることが分か
る。角度付き端子１４には、相手の絶縁電線および端子
の差込に必要な第１および第２の開放端２０、２４以外
の開放側壁は無い。
の露出端またははぎ取り端が絶縁被覆部から突き出た絶
縁電線を、絶縁ハウジング１２の第２通路部２２の第２
開放端２４から、圧着フェルール１６を通り、角度付き
端子１４の内側圧着部３０内へ差し込む。露出した心線
は実質的に内側圧着部３０内へ突出し、絶縁電線の露出
心線に隣接する絶縁部は内側圧着部３０より外側の圧着
フェルール１６内に配置される。つまり、絶縁部の端部
は、圧着フェルール１６に形成された内部環状ショルダ
４６の手前で停止する、角度付き端子１４の内側圧着部
３０および圧着フェルール１６は、絶縁ハウジング１２
の外部からの単独の圧着操作で絶縁電線に圧着すること
ができ、これによって、内側圧着部３０は絶縁電線の心
線の露出端部に固定または圧着され、圧着フェルール１
６は接続部にひずみが生じないように露出心線に隣接す
る絶縁部に固定または圧着される。角度付き端子１４、
圧着フェルール１６、および絶縁電線の心線の露出端
は、絶縁ハウジング１２に完全に収容されることが分か
る。角度付き端子１４には、相手の絶縁電線および端子
の差込に必要な第１および第２の開放端２０、２４以外
の開放側壁は無い。
【００１９】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、完全
に絶縁されており、且つ高振動環境でも絶縁電線の心線
の破断を防止するための絶縁グリップひずみ解放手段を
含む低プロファイル角度端子またはフラグ端子を提供で
きる。
に絶縁されており、且つ高振動環境でも絶縁電線の心線
の破断を防止するための絶縁グリップひずみ解放手段を
含む低プロファイル角度端子またはフラグ端子を提供で
きる。
【図１】圧着フェルールを示すために部分的に断面とし
た、本発明に係る絶縁端子の斜視図である。
た、本発明に係る絶縁端子の斜視図である。
【図２】本発明の概念を実現する絶縁端子の中心断面図
である。
である。
【図３】絶縁ハウジングの断面図である。
【図４】絶縁ハウジングの正面図である。
【図５】絶縁電線の絶縁層用の圧着フェルールの断面図
である。
である。
【図６】絶縁ハウジングから分離した角度付き端子自体
の平面図である。
の平面図である。
【図７】角度付き端子の右側面図である。
【図８】角度付き端子の正面図である。
１０ 絶縁端子 １２ 絶縁ハウジング １４ 角度付き端子 １６ 圧着フェルール １８ 第１通路部 ２２ 第２通路部 ３２ 湾曲フランジ
Claims (10)
- 【請求項１】 絶縁部から露出心線が突き出た絶縁電線
の端部を接続するための絶縁電気端子１０において、前
記絶縁電気端子１０が、ある角度で第２通路部２２に連
絡している第１通路部１８によって形成される貫通通路
を有する角度付きの絶縁ハウジング１２であって、第１
通路部１８が互いに嵌合する相手端子を受容するための
第１開放端２０を含み、第２通路部２２が絶縁電線を受
容するための第２開放端２４を含むようにした絶縁ハウ
ジング１２と、第１開放端２０から第１通路部１８内へ
配置可能な角度付き端子１４であって、相手端子を直接
接続するための外側接触部２８と、第２通路部２２へ差
し込まれた絶縁電線の心線に直接圧着するための内側圧
着部３０とを有する角度付き端子１４と、一端が角度付
き端子１４の内側圧着部３０に隣接し、他端が前記第２
開放端２４に隣接した円筒形の圧着フェルール１６であ
って、前記露出心線が前記内側圧着部３０内に配置さ
れ、かつ絶縁電線の露出心線に隣接する絶縁部が圧着フ
ェルール１６内で前記第２の開放端２４の隣接位置に配
置されるように、絶縁電線を内部に受容するようにした
圧着フェルール１６とから成り、前記絶縁ハウジング１
２が変形可能であり、それによって前記絶縁ハウジング
１２に圧着力を掛けることにより角度付き端子１４の内
側圧着部３０が前記露出心線の周囲に直接圧着され、か
つ圧着フェルール１６が絶縁電線の露出心線に隣接する
絶縁部の周囲に直接圧着されるようにしたことと、前記
圧着フェルール１６が前記角度付き端子１４から分離し
ており、これを絶縁ハウジング１２の第２通路部２２の
前記第２開放端２４から受容できるようにしたことと、
前記絶縁ハウジング１２が、前記第１および第２開放端
２０、２４を除き、前記角度付き端子１４および前記圧
着フェルール１６を実質的に収納することとを特徴とす
る絶縁電気端子。 - 【請求項２】 圧着フェルール１６を内側圧着部３０に
固定するために、圧着フェルール１６は、角度付き端子
１４の内側圧着部３０との間で互いに嵌合可能とした内
側管形部４４を有することを特徴とする、請求項１記載
の絶縁電気端子。 - 【請求項３】 前記内側管形部４４は、内側圧着部３０
を入れ子式に嵌合可能としていることを特徴とする、請
求項２記載の絶縁電気端子。 - 【請求項４】 前記第１通路部１８および第２通路部２
２が相互に対して直角に伸長することを特徴とする、請
求項１記載の絶縁電気端子。 - 【請求項５】 角度付き端子１４の前記外側接触部２８
がほぼ平坦な面を有し、第１通路部１８の第１開放端２
０からほぼ平坦な相手端子を受容するために、ほぼ平坦
な面の両縁部に沿って湾曲したフランジ３２を装備した
ことを特徴とする、請求項４記載の絶縁電気端子。 - 【請求項６】 角度付き端子１４の前記内側圧着部３０
がほぼ管形であることを特徴とする、請求項５記載の絶
縁電気端子。 - 【請求項７】 前記圧着フェルール１６と内側圧着部３
０が、入れ子式の嵌合によって相互係合することを特徴
とする、請求項６記載の絶縁電気端子。 - 【請求項８】露出心線が絶縁部から突き出た絶縁電線の
端部に接続するための絶縁電気端子１０を製造する方法
において、絶縁電気端子１０が第１通路部１８がある角
度で第２通路部２２と連絡している貫通通路を有する角
度付きの絶縁ハウジング１２を有し、第１通路部１８が
互いに勘合する相手端子を受容するための第１開放端２
０を有し、第２通路部２２が絶縁電線を受容するための
第２開放端２４を有しており、前記方法が、絶縁電線の
露出心線に直接圧着するために、第２通路部２２と連絡
している内側圧着部３０を有する角度付き端子１４を第
１開放端２０から第１通路部１８内へ差し込む段階と、
露出心線に隣接する絶縁部に直接圧着するために、円筒
形の圧着フェルール１６を第２開放端２４から第２通路
部２２内に差し込み、角度付き端子１４の内側圧着部３
０と係合して連絡させる段階とから成ることを特徴とす
る絶縁電気端子の製造方法。 - 【請求項９】 露出心線が前記内側圧着部３０内に配置
され、露出心線に隣接する絶縁部が圧着フェルール１６
内に配置されるように、絶縁電線を前記第２通路部２２
へ差し込む段階と、内側圧着部３０を露出心線に圧着
し、圧着フェルール１６を露出心線に隣接する絶縁部に
圧着する段階とを含むことを特徴とする、請求項８記載
の絶縁電気端子の製造方法。 - 【請求項１０】 前記絶縁電線の露出心線への前記内側
圧着部３０の前記圧着と、露出心線に隣接する絶縁部へ
の圧着フェルール１６の前記圧着を１回の操作で実行す
ることを特徴とする、請求項９記載の絶縁電気端子の製
造方法。
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