JP2551999Y2 - 漬物用具 - Google Patents

漬物用具

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JP2551999Y2
JP2551999Y2 JP1990105092U JP10509290U JP2551999Y2 JP 2551999 Y2 JP2551999 Y2 JP 2551999Y2 JP 1990105092 U JP1990105092 U JP 1990105092U JP 10509290 U JP10509290 U JP 10509290U JP 2551999 Y2 JP2551999 Y2 JP 2551999Y2
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喜義 工藤
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喜義 工藤
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、漬物用具に係り、特に、漬物容器内に入れ
られた漬物材料を上から押圧する重石の用に供される漬
物用具に関する。
[従来の技術] 一般に、漬物を製造するときは、例えば、第5図に示
すように、樽等からなる漬物容器1内に糠や塩等の媒体
とともに漬物材料2を入れ、この漬物材料2の上に漬物
容器1の開口3よりも小径の蓋4を載せ、この蓋4の上
に重石5を載せて、漬物材料2を上から押圧して漬け込
むようにしている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上述した漬物の製造においては、漬物容器
1の開口3と蓋4との間に隙間6があるので、この部分
から露出した漬物材料2や漬物媒体が空気に触れて酸化
する等して変質したり悪臭を放ったりするという問題が
あった。特に、時間が経過するにしたがって、漬物材料
2からの水分が上記隙間6から滲み出てくると、この水
分も変質し、これらの変質成分が漬物容器1内に漂っ
て、益々悪臭の原因になってしまう。
そこで、本考案の課題は、漬物材料や漬物媒体が漬物
容器内で変質してしまう事態を防止するようにする点に
ある。
[課題を解決するための手段] このような課題を解決するための本考案の技術的手段
は、漬物容器内に入れられた漬物材料を上から押圧する
漬物用具において、液体が注入されて膨らみ膨らんだ状
態で漬物容器の開口に嵌合しうる中空状の可撓性押圧器
本体と、該押圧器本体に設けられ液体を注入するための
封止可能な注入口と、上記押圧器本体の上壁と下壁との
間に一体形成されこれらの壁部を連結する支柱とを備え
た漬物用具にある。
[作用] このように構成された漬物用具によれば、液体が注入
されて膨らんだ押圧器本体が漬物容器の開口に嵌合する
ことから、漬物材料が外気に触れる事態が防止される。
また、漬物材料からの水分は、押圧器本体を押して変形
させ押圧器本体と開口との間から浸出して外部に流出
し、そのため、漬物容器内で変質する事態が防止され
る。
[実施例] 以下、添付図面に基づいて本考案の実施例に係る漬物
用具について詳細に説明する。
第1図及び第2図に示すように、本考案に係る漬物用
具10は、ポリエチレン等の可撓性樹脂材料で形成されて
おり、漬物容器1内に入れられた漬物材料2を上から押
圧するもので、液体としての水11が注入されて膨らみ膨
らんだ状態で漬物容器1の開口3に嵌合しうる中空状の
押圧器本体12と、該押圧器本体12に設けられ水11を注入
するための注入口13と、注入口13を封止する蓋14とを備
えている。また、押圧器本体12の上壁と下壁との間には
これらの壁部を連結する支柱15が一体形成されている。
したがって、この漬物用具10を用いるときは、予め注
入口13から水11を注入して蓋14を閉じ、押圧器本体12を
膨らませておく。
この状態で、第2図に示すように、押圧器本体12を漬
物材料2が入れられた漬物容器1の開口3に嵌合させ
る。この場合、押圧器本体12は、可撓性なので、内部の
水11の荷重によって左右にぐらつき扁平状になろうとす
るが、支柱15によって上下の壁部が互いに押えられてい
るので、ぐらつきにくくなっており、扁平になる事態が
防止され、そのため、容易に開口3に嵌合させることが
できる。
押圧器本体12を嵌合させた状態では、漬物材料2が外
気に触れることがなく、漬物容器1内で変質する事態が
防止される。また、時間が経過するにしたがって、漬物
材料2から水分が滲み出てくるが、この水分は、その内
圧により押圧器本体12を押して変形させ、押圧器本体12
と開口3との間に通路を形成してここから外部に流出し
ていく、そのため、この水分が漬物容器1内で変質する
事態も防止される。流出後は、押圧器本体12は再び開口
3に密着する。
第3図及び第4図に示す漬物用具は、本考案の開発過
程で考案された漬物用具20であり、参考のために開示す
る。
この漬物用具20は、第3図及び第4図に示すように、
例えばポリエチレン等の可撓性材料で形成され、漬物材
料2を収容して漬物容器1内に入れられる中空状の収容
器本体21と、収容器本体21に設けられ漬物材料2を収容
するための封止可能な開口22と、収容器本体21内に連通
し漬物容器1外部に延びるパイプ23とを備えて構成され
ている。上記開口22は、互いに係合して該開口22を塞
ぐ、周知の樹脂チャック24を備えている。
したがって、この漬物用具20によれば、収容器本体21
にその開口22を開けて漬物材料2を入れ、開口22を閉じ
て漬物容器1に入れるとともに、従来からある重石5、
あるいは、第一の考案に係る漬物用具10を収容器本体21
の上に載せる。
この状態では、漬物材料2は収容器本体21に入れられ
て外気に触れることがなく、そのため、漬物容器1内で
変質する事態が防止される。また、時間が経過するにし
たがって、漬物材料2から水分が滲み出てくるが、この
水分は、その内圧によりパイプ23を通って外部に流出し
ていく、そのため、この水分が漬物容器1内で変質する
事態も防止される。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案に係る漬物用具によれ
ば、漬物材料を外気と遮断することができるので、漬物
材料が漬物容器内で変質してしまう事態を防止すること
ができる。また、漬物材料から滲み出てくる水分を、容
易に外部に流出させることができるので、この水分が漬
物容器内で変質する事態も防止することができ、変質や
変質による悪臭を放つ事態を防止しつつ漬物材料を漬け
込むことができるという効果がある。
また、この漬物用具によれば、容器の開口に嵌合させ
る際、押圧器本体は、可撓性なので内部の水の荷重によ
って左右にぐらつき扁平状になろうとするが、支柱によ
って上下の壁部が互いに押えられているので、ぐらつき
にくくなっており、扁平になる事態を防止することがで
き、そのため、漬物容器の開口に容易に嵌合させること
ができる。
そしてまた、ぐらつきにくいので、漬物容器の開口に
均等に嵌着し、それだけ、気密性を向上させることがで
き、漬物材料を外気と確実に遮断することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る漬物用具を示す斜視図、
第2図は本考案の実施例に係る漬物用具の使用状態を示
す断面図、第3図は本考案の開発過程で考案された漬物
用具を示す斜視図、第4図は本考案の開発過程で考案さ
れた漬物用具の使用状態を示す断面図、第5図は従来か
ら行なわれている漬物をするときの状態を示す断面図で
ある。 1……漬物容器 2……漬物材料 3……開口 10……漬物用具 11……水(液体) 12……押圧器本体 13……注入口 15……支柱 20……漬物用具 21……収容器本体 22……開口 23……パイプ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】漬物容器内に入れられた漬物材料を上から
    押圧する漬物用具において、液体が注入されて膨らみ膨
    らんだ状態で漬物容器の開口に嵌合しうる中空状の可撓
    性押圧器本体と、該押圧器本体に設けられ液体を注入す
    るための封止可能な注入口と、上記押圧器本体の上壁と
    下壁との間に一体形成されこれらの壁部を連結する支柱
    とを備えたことを特徴とする漬物用具。
JP1990105092U 1990-10-04 1990-10-04 漬物用具 Expired - Lifetime JP2551999Y2 (ja)

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