JP2551945Y2 - ダストカバー付きワーク把持用チャック - Google Patents

ダストカバー付きワーク把持用チャック

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JP2551945Y2
JP2551945Y2 JP11220891U JP11220891U JP2551945Y2 JP 2551945 Y2 JP2551945 Y2 JP 2551945Y2 JP 11220891 U JP11220891 U JP 11220891U JP 11220891 U JP11220891 U JP 11220891U JP 2551945 Y2 JP2551945 Y2 JP 2551945Y2
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所 二 郎 政
壁 裕 司 真
田 進 高
橋 康一郎 石
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エスエムシー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ワーク把持用チャック
に関するものであり、特に詳しくは、チャックのボディ
をシールするダストカバーを有するダストカバー付きワ
ーク把持用チャックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】相互に平行状態を保って開閉する一対の
フィンガを有し、圧力流体の給排によるピストンの往復
動を上記フィンガの開閉動作に変換させるワーク把持用
チャックは、例えば実開平3−44585号公報によっ
て既に知られている。上記ワーク把持用チャックは、塵
埃や湿気が多い作業環境で使用すると塵埃や水滴によっ
て作動不良を起すことがあり、またグリス飛沫や摩耗粉
等が外部に飛散して作業環境を汚染させるので、チャッ
クのボディにダストカバーが被着されている。
【0003】上記ワーク把持用チャックのボディは、通
常円筒状に形成されているが、近年の小形、軽量化のニ
ーズに応ずるために、ボディを、少なくとも一対の平面
部分を有する扁平形状とすることが考えられている。し
かしながら、ボディを平面部分を有する扁平形状にする
と、平面部分においてボディとこれに被着させたダスト
カバーとの間に隙間が生じて、ボディを確実にシールす
ることが困難になる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
する課題は、平面部分を有する扁平形状のボディを密に
シールするダストカバーを被着させたダストカバー付き
ワーク把持用チャックを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は、開閉可能な複数のフィンガを有し、圧力
流体の給排によるピストンの往復動をフィンガの開閉動
作に変換させるワーク把持用チャックと、弾性を有する
素材で形成され、上記ワーク把持用チャックのボディを
フィンガ側から被覆したダストカバーとを備えたダスト
カバー付きワーク把持用チャックにおいて、上記チャッ
クのボディが、少なくとも一対の平面部分を有する扁平
形状をなし、外周面にダストカバー取付けのための周溝
を有し、上記ダストカバーが、開口周縁に軸方向の厚さ
が上記周溝の溝幅よりも若干大きい取付部を、底面にフ
ィンガを挿通させるための挿通孔と、これらの挿通孔の
周囲の屈曲部とを有し、上記ダストカバーが、上記挿通
孔へのフィンガの挿通と取付部の周溝への嵌着とによっ
て、上記ボディの外周面に密に被着されていることを特
徴としている。また、同様の課題を解決するため、フィ
ンガが開閉方向と平行方向の取付溝を備え、ダストカバ
ーが挿通孔の周縁に上記取付溝に嵌入するシール部を備
えていることを特徴としている。
【0006】
【作用】ダストカバーの挿通孔をフィンガに挿通させ、
開口周縁の取付部をチャックのボディの周溝に嵌着させ
ることによって、ダストカバーがチャックのボディの外
周面に被着される。この場合、取付部の軸方向の厚さ
を、周溝の溝幅よりも若干大きくしたことにより、取付
部が圧縮されて周溝に嵌着されるので、ボディに平面部
分があってもダストカバーとの間に隙間を生ずることは
ない。また、ダストカバーの挿通孔の周囲に屈曲部を設
けたので、弾性を有する素材で形成したことと相まっ
て、ダストカバーがフィンガの開閉動作を阻害すること
はない。さらに、挿通孔の周縁のシール部をフィンガの
取付溝に嵌入させたので、フィンガの周囲が確実にシー
ルされる。
【0007】
【実施例】図は本考案の実施例を示し、このワーク把持
用チャック1は、フィンガが平行状態を保って開閉する
平行開閉チャックとして構成され、ボディ2に後記する
ダストカバー3が取付けられている。上記ボディ2は、
円筒状のシリンダ部2aと、その下方のシリンダ部2a
より大径の円弧面5,5及びシリンダ部2aに略外接す
る平面部分6,6よりなる扁平形状の基部2bとを備
え、基部2bの外周面にダストカバーを取付けるための
周溝7が形成されている。シリンダ部2aは、同心に配
設されたピストン9,9を有し、これらのピストン9,
9は、ポート10,10から給排される圧力流体によっ
て相互に反対方向に往復動する。一方フィンガ11,1
1は、基部2bに取付けられたスライド機構12,・・
によって、相互に平行状態を保って開閉可能に支持され
ており、フィンガ11,11は、ピストンの往復動で作
動するリンク機構13,13によって開閉する。
【0008】図4ないし図6に詳細を示すダストカバー
3は、合成ゴム等の弾性を有する素材によって略カップ
状に形成され、開口周縁に上面を略半円形とした取付部
15を、底面にフィンガ11,11の挿通孔16,16
とその周囲の圧曲部17,17とを、それぞれ備え、取
付部15の軸方向厚さは周溝7の溝幅よりも若干大き
く、挿通孔16,16の外形はフィンガ11,11の外
形と相似で若干小さくされている。上記フィンガ11,
11は移動方向と平行な方向の取付溝20,・・を有
し、これらの取付溝20,・・に、挿通孔16,16の
開口周縁に形成されたシール部18,18が密に嵌入さ
れている。
【0009】上記実施例は、挿通孔16,16にフィン
ガ11,11を挿通するとともに、取付部15を周溝7
に嵌着することによって、ボディ2の外周面に被着され
る。この場合、取付部15の上面を略半円形としたの
で、その厚さが周溝7の溝幅より若干大きくても周溝7
への嵌着が容易である。また、周溝7への嵌着によって
取付部15が若干圧縮されるため、ダストカバー3がボ
ディ2の平面部分6,6に密着して隙間ができることは
ない。さらに、挿通孔16,16の外形をフィンガ1
1,11の外形と相似でかつ若干小さくしたことと、シ
ール部18,18をフィンガ11,11の取付溝20,
・・に密に嵌入させたこととによって、フィンガ11,
11の周囲がシールされる。
【0010】ポート10,10から圧縮空気を給排する
と、ピストン9,9が相互に反対方向に往復動し、この
ピストン9,9の往復動がリンク機構13,13により
フィンガ11,11の平行開閉動作に変換される。この
場合、ダストカバー3の底面に屈曲部17,17を設け
たので、ダストカバー3をボディ2の外周面に被着させ
ても、フィンガ11,11の開閉に支障はない。
【0011】なお、上記実施例は平行開閉チャックであ
るが、本考案はこれに限定されるものではなく、複数の
フィンガが支点を中心として開閉する揺動開閉チャック
とすることができる。
【0012】
【考案の効果】本考案のダストカバー付きワーク把持用
チャックは、ダストカバーの開口周縁に設けた取付部の
厚さを、ボディ周溝の溝幅より若干大きくして該周溝に
嵌着させたことにより、平面部分を有する扁平形状のボ
ディの外周面にダストカバーを密に被着させることがで
き、フィンガ挿通孔の周囲に設けた屈曲部によって、フ
ィンガの開閉動作に支障はない。また、フィンガに開閉
方向と平行な方向の取付溝を設けて、この取付溝にダス
トカバーのシール部を嵌入させたので、フィンガ周囲の
シールが確実である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の要部縦断正面図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じくダストカバーの半分を省略した裏面図で
ある。
【図4】ダストカバーの裏面図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】図4のB−B断面図である。
【符号の説明】
1 ワーク把持用チャック 2 ボディ 3 ダストカバー 6 平面部分 7 周溝 9 ピストン 11 フィンガ 15 取付部 16 挿通孔 17 圧曲部 18 シール部 20 取付溝
フロントページの続き (72)考案者 高 田 進 茨城県筑波郡谷和原村絹の台4−2−2 エスエムシー株式会社筑波技術センタ ー内 (72)考案者 石 橋 康一郎 茨城県筑波郡谷和原村絹の台4−2−2 エスエムシー株式会社筑波技術センタ ー内 (56)参考文献 実公 平3−33086(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉可能な複数のフィンガを有し、圧力
    流体の給排によるピストンの往復動をフィンガの開閉動
    作に変換させるワーク把持用チャックと、弾性を有する
    素材で形成され、上記ワーク把持用チャックのボディを
    フィンガ側から被覆したダストカバーとを備えたダスト
    カバー付きワーク把持用チャックにおいて、 上記チャックのボディが、少なくとも一対の平面部分を
    有する扁平形状をなし、外周面にダストカバー取付けの
    ための周溝を有し、 上記ダストカバーが、開口周縁に軸方向の厚さが上記周
    溝の溝幅よりも若干大きい取付部を、底面にフィンガを
    挿通させるための挿通孔と、これらの挿通孔の周囲の屈
    曲部とを有し、 上記ダストカバーが、上記挿通孔へのフィンガの挿通と
    取付部の周溝への嵌着とによって、上記ボディの外周面
    に密に被着されている、 ことを特徴とするダストカバー付きワーク把持用チャッ
    ク。
  2. 【請求項2】 フィンガが開閉方向と略平行な方向の取
    付溝を備え、ダストカバーが挿通孔の周縁に上記取付溝
    に嵌入するシール部を備えている、 ことを特徴とする請求項1に記載したダストカバー付き
    ワーク把持用チャック。
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JPH0553836U JPH0553836U (ja) 1993-07-20
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ITBS20070046U1 (it) 2007-11-15 2009-05-16 Gimatic Spa Pinza pneumatica lineare
JP5835276B2 (ja) * 2013-06-24 2015-12-24 株式会社安川電機 ロボット、ロボットの製造方法および袋体
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JP2015150684A (ja) * 2014-02-11 2015-08-24 ジマティック エス.ピー.エーGIMATIC S.p.A., ロボットグリッパの保護ケーシング
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JP6428532B2 (ja) * 2015-08-24 2018-11-28 株式会社安川電機 ロボットハンドおよびロボットハンド用カバー

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