JP2551796Y2 - 生体用端子電極 - Google Patents

生体用端子電極

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JP2551796Y2
JP2551796Y2 JP1992077828U JP7782892U JP2551796Y2 JP 2551796 Y2 JP2551796 Y2 JP 2551796Y2 JP 1992077828 U JP1992077828 U JP 1992077828U JP 7782892 U JP7782892 U JP 7782892U JP 2551796 Y2 JP2551796 Y2 JP 2551796Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、心電計や脳波計等に用
いられる生体用端子電極に係り、より詳しくは、生体に
当接させて生体からの電気信号を検出する部分に、導電
性クリームあるいはゲルを予め含浸させてなるスポンジ
を有するものに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の生体用端子電極として、
本出願人は、図3に示すものを開発している。これは導
電性フェライトのような導電性を有する磁性材でなる円
形の電極ベース1を、円形をなす合成樹脂製電気絶縁性
ケース2の中央開口部2aに保持し、ケース2の周囲の
鍔部2bには離けい紙17を貼り付けた粘着シート3を
接着剤4等を用いて固着し、電極ベース1には導電性ク
リームあるいはゲルを含浸させたスポンジ5を重ね、接
着剤6により電極ベース1と共にスポンジ5をケース2
に固定している。電極ベース1のスポンジ5側の面には
塩化銀等の電極層が形成される。
【0003】一方、コネクタBは前記磁性材でなる電極
ベース1を吸引する永久磁石9を有し、該永久磁石9を
円形ヨーク10により保持し、該円形ヨーク10に外部
計器接続用リード線11を半田付け(12)し、ヨーク
10の一部と半田付け部12を合成樹脂でなる電気絶縁
性のコネクタ本体13により一体成形被覆して構成して
いる。使用時には、離けい紙17と、スポンジ5の表面
のカバー(図示せず)とを取り、粘着シート3を皮膚に
粘着させてスポンジ5を生体の皮膚に当て、電極ベース
1に永久磁石9の吸引力でヨーク10を吸着させ、心電
信号等の皮膚からの電気信号を、スポンジ5中の導電性
クリームまたはゲル、電極ベース1、ヨーク10、リー
ド線の経路で計器(図示せず)に送る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】この生体用端子電極
は、スポンジ5に導電性クリームを含浸させる場合、図
4(A)に示すように、注射器のようなノズル20から
スポンジ5に定量ポンプによりクリームを注入する方法
が一般的である。しかし、スポンジ5としては、膚ざわ
りを良くするために軟質のものを使うことが多いため、
図4(B)に示すように、ノズル20が刺し込もうとし
てもノズル20がスポンジ5を貫通せず、単にスポンジ
5がノズル20によって押し込まれた形になり易い。こ
の状態でクリームをノズル20から注入すると、ノズル
20で押圧されて密度の高くなったスポンジ5の中に入
り難く、注入したクリーム21は、図示のように、凹ん
だ部分の外に出てしまい、皮膚に適用した場合、皮膚と
導電性フェライトでなる電極ベース1との間の導電にか
かわる有効クリーム量が少なくなるという問題点があ
る。
【0005】このような問題点を解決するため、図5
(A)に示すように、ノズル20に当て板22を設け、
この当て板22をスポンジ5の表面に当ててクリームに
注入することにより、クリーム21がスポンジ表面に出
ることを防止する事が行われる。しかしこのような当て
板22をノズル20に設けても、図示のようにクリーム
21の一部がスポンジ5の表面と当て板22との間から
漏れ、図5(B)に示すように、スポンジ5の表面にク
リーム21が残った状態となっている。
【0006】また、ノズル20に当て板22を有するか
否かに拘らず、ノズル20でスポンジ5を押し込んでク
リーム21を注入した後、ノズル20をスポンジ5から
離すと、スポンジ5の押し込まれた部分がスポンジ5の
復元力によって膨らみ、この時、クリーム21はスポン
ジ5に対して流動性が良いものではないため、スポンジ
5の押し込まれた部分は復元する際に空気を吸い込んで
しまい、本来、導電性を持たせる上で重要な中央部分が
クリーム21の少なくなった乾燥しやすい状態となり、
このため導電性が不十分になり、生体信号の検出感度が
低下するという問題点がある。また、スポンジ5から周
囲に流れ出すクリームが多くなり、周囲を汚し、外見を
悪くするという問題点がある。
【0007】本考案は、上記の問題点に鑑み、皮膚に当
てるスポンジに導電性クリームあるいはゲルが良好に含
浸され、導電性が確保でき、外観も良好となる生体用端
子電極を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するため、皮膚に当てるスポンジに孔、凹部または切
り込みの少なくともいずれかを設け、該孔、凹部または
切り込みから導電性クリームあるいはゲルをスポンジに
含浸させてなることを特徴とする。
【0009】
【作用】本考案においては、前記スポンジに孔、凹部ま
たは切り込みにノズルを挿入して導電性クリームまたは
ゲルを注入することにより、該クリームがスポンジ内に
均一に注入され、ノズルを取り除いた後にスポンジに潜
在応力が残留していないため、スポンジが膨らまず、空
気が吸い込まれることがない。
【0010】
【実施例】図1(A)は本考案による生体用端子電極を
皮膚へ貼り付ける面を上にして見た斜視図、同(B)は
その断面図であり、前記ズポンジ5の中心部に導電性ク
リームまたはゲル(以下クリームで代表させて説明す
る)を注入する孔5aを設けたものである。
【0011】この生体用端子電極において、スポンジ5
に導電性クリームを注入する場合は、図1(B)に示す
ように、ノズル20を孔5a内に入れてクリームを注入
する。このようにすれば、クリームは最初に導電性フェ
ライトのような電極ベース1に流れ込み、徐々にスポン
ジ5の孔5aから四方に充満していく。
【0012】このように、孔5aを設けてその中にノズ
ル20によりクリーム21を注入すれば、ノズル20を
取り除いた後もスポンジ5の潜在応力は残留していない
ため、クリーム21が注入されたままの状態が維持さ
れ、空気を吸い込むことがない。従って、スポンジ内部
が乾燥して導電性が低下したり、皮膚とのなじみが悪く
なることもない。また、孔5aの部分でクリーム21が
一旦収容されるスペースが確保され、かつ孔5aの周囲
への浸透が促進されることにより、クリームの粘度のば
らつきやスポンジ5の気泡開口度のばらつきによってク
リームの必要注入量が影響を受けにくくなり、周囲にク
リームが流れ出すこともない。
【0013】図2(A)は本考案の他の実施例を示す斜
視図であり、スポンジ5に前記ノズル20を注入する切
り込み5bを設けたものであり、本実施例によっても、
切り込み5bからクリームのスポンジ内への浸透が促進
されると共に、ノズル20を抜いた後も前記実施例と同
様に空気の吸い込みが起こらない。
【0014】この他、図2(B)の断面図に示すよう
に、孔5aや切り込み5bの代わりに凹部5cを設ける
ことによってもクリームの浸透が促進され、空気の吸い
込みも起こらなくなる。前記孔5a、切り込み5bある
いは凹部5cは、図2(C)の平面図で示すように複数
個設けて複数個のノズル20で各孔5aや凹部5cから
クリームを注入するようにしてもよい。また、前述の孔
5aや凹部5cと切り込み5bとの複合構造により、さ
らにクリームの浸透を促進する等の構造を採用すること
も可能である。
【0015】以上の説明は、コネクタが磁気吸着式に接
続されるものについて説明したが、ホック式あるいはク
リップ式の接続方式をとるものにも本考案を適用でき
る。
【0016】
【考案の効果】本考案によれば、スポンジに孔、凹部ま
たは切り込みの少なくともいずれかを設けたので、孔等
にノズルを挿入してクリーム等を注入することにより、
ノズルを取り除いた後、空気を吸い込む事がなくなり、
このため、クリーム等が外気に触れる面積が少なくな
り、クリームの乾燥が防止され、スポンジの導電性が確
保され、心電信号等の生体信号の検出感度が高まりかつ
安定する。
【0017】また、クリーム等の乾燥が防止されるの
で、皮膚への装着時において、クリームの軟らかさが保
たれるので、皮膚とのなじみが良い。
【0018】また、スポンジに設けた孔等により、クリ
ーム等が保持され、注入されるクリーム等の粘度のばら
つきあるいはスポンジの気泡開口度のばらつきによるク
リーム等の注入量の影響をうけにくく、クリーム等の一
様な注入状態が得られる。このため、前記導電性および
皮膚とのなじみの点等において、一定した品質の生体用
端子電極が得られる。また、クリーム等が外部に流れ出
して周囲を汚すこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案による生体用端子電極の一実施
例を皮膚への貼り付け面を上にして示す斜視図、(B)
はその断面図である。
【図2】(A)、(B)、(C)はそれぞれ本考案の他
の実施例を示す斜視図、断面図、底面図である。
【図3】従来の生体用端子電極をコネクタと共に示す断
面図である。
【図4】(A)は従来の生体用電極のスポンジにノズル
を刺した状態を示す断面図、(B)はさらにクリーム等
を注入した状態で示す断面図である。
【図5】(A)は従来の生体用電極のスポンジに当て板
付きノズルを刺してクリーム等を注入した状態を示す断
面図、(B)さらにノズルを取り除いた状態で示す断面
図である。
【符号の説明】
1 電極ベース 2 ケース 3 粘着シート 5 スポンジ 5a 孔 5b 切り込み 5c 凹部 6 接着剤 20 ノズル 21 導電性クリームまたはゲル 22 当て板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】皮膚に当てるスポンジに孔、凹部または切
    り込みの少なくともいずれかを設け、該孔、凹部または
    切り込みから導電性クリームあるいはゲルをスポンジに
    含浸させてなることを特徴とする生体用端子電極。
JP1992077828U 1992-10-14 1992-10-14 生体用端子電極 Expired - Fee Related JP2551796Y2 (ja)

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NL7402355A (nl) * 1974-02-21 1975-08-25 Philips Nv Huidelektrode.

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