JP2551541B2 - 医療用導管の製造方法 - Google Patents
医療用導管の製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 イ.産業上の利用分野 本発明は医療用導管の製造方法に関する。
ロ.従来技術 例えば手術の際に、生体から吐出する血液が手術の邪
魔にならぬよう、カテーテルと呼ばれる血液導管を使用
してこの吐出する血液を吸出することが行われる。カテ
ーテル内周面には当然に血液が接触するので、カテーテ
ルに何等かの処理を施さなければ、カテーテル内に血栓
が生じて不都合である。特に、カテーテルは他の医療用
導管よりも内径が小さいので、血栓の発生によって閉塞
が起こり易い。そこで、カテーテル内周面に抗血栓性材
料のコーティング層を設けて血栓発生を防止する。
魔にならぬよう、カテーテルと呼ばれる血液導管を使用
してこの吐出する血液を吸出することが行われる。カテ
ーテル内周面には当然に血液が接触するので、カテーテ
ルに何等かの処理を施さなければ、カテーテル内に血栓
が生じて不都合である。特に、カテーテルは他の医療用
導管よりも内径が小さいので、血栓の発生によって閉塞
が起こり易い。そこで、カテーテル内周面に抗血栓性材
料のコーティング層を設けて血栓発生を防止する。
ところが、カテーテルは、内径が2〜3mm又はそれ以
下で小さく、而も長いものであるので、抗血栓性材料の
層を形成するための塗布液を注入し、自然流下させるに
は、塗布液を数十cp以下の低粘度(水に近い粘度)にし
なければならない。従来は、上記の塗布液をカテーテル
内に注入するには、カテーテルを略垂直にしておいて上
から注入しているが、塗布液は上述したように低粘度と
しているためにカテーテルの下端から下へ垂れるように
なる。また、低粘度とするために塗布液中の抗血栓性材
料の濃度を下げるため、得られるコーティング層は極め
て薄いものとなって抗血栓の機能が低下してしまう。
下で小さく、而も長いものであるので、抗血栓性材料の
層を形成するための塗布液を注入し、自然流下させるに
は、塗布液を数十cp以下の低粘度(水に近い粘度)にし
なければならない。従来は、上記の塗布液をカテーテル
内に注入するには、カテーテルを略垂直にしておいて上
から注入しているが、塗布液は上述したように低粘度と
しているためにカテーテルの下端から下へ垂れるように
なる。また、低粘度とするために塗布液中の抗血栓性材
料の濃度を下げるため、得られるコーティング層は極め
て薄いものとなって抗血栓の機能が低下してしまう。
そこで、塗布液中の抗血栓性材料の濃度を予め上げて
コーティング層を50〜100μm前後の厚さにしようとす
ると、塗布液の粘度が高くなり、また表面張力も作用し
て塗布液がカテーテル内で閉塞することがある。また、
塗布液の溶媒として、被塗布体と溶解パラメーターの近
いものを用いた場合、塗布中に溶媒が被塗布体に拡散吸
収して塗布液の濃度が漸増し、増粘して途中で流下が停
止したり、タレを発生することがある。
コーティング層を50〜100μm前後の厚さにしようとす
ると、塗布液の粘度が高くなり、また表面張力も作用し
て塗布液がカテーテル内で閉塞することがある。また、
塗布液の溶媒として、被塗布体と溶解パラメーターの近
いものを用いた場合、塗布中に溶媒が被塗布体に拡散吸
収して塗布液の濃度が漸増し、増粘して途中で流下が停
止したり、タレを発生することがある。
上記のように、細長いカテーテルの内周面に十分な抗
血栓性機能を付与するに足る厚さのコーティング層を設
けることは、困難を伴うことである。このような問題
は、カテーテル以外にも、内径の小さい他の医療用導管
にあっても同様に存する。
血栓性機能を付与するに足る厚さのコーティング層を設
けることは、困難を伴うことである。このような問題
は、カテーテル以外にも、内径の小さい他の医療用導管
にあっても同様に存する。
ハ.発明の目的 本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであっ
て、内周面に所定の材料(例えば抗血栓性材料)の層を
十分な厚さで確実かつ容易に形成できる、医療用導管の
製造方法を提供することを目的としている。
て、内周面に所定の材料(例えば抗血栓性材料)の層を
十分な厚さで確実かつ容易に形成できる、医療用導管の
製造方法を提供することを目的としている。
ニ.発明の構成 本発明は、 塗布液搬送用ガスにより導管内で塗布液を搬送しなが
ら前記導管内面に前記塗布液の塗膜を形成するに際し、 前記塗布液搬送用ガスを前記導管内においてこの導管
の一方の端部側から他方の端部側へ移動させることによ
り、前記導管内で前記塗布液を前記一方の端部側から前
記他方の端部側へ搬送しながら、前記一方の端部側と前
記他方の端部側との間におけるほぼ全域の前記導管内面
に前記塗布液の塗膜を形成する工程と、 この塗膜形成後に、前記導管内に乾燥用ガスを通じる
工程と を有する、医療用導管の製造方法に係るものである。
ら前記導管内面に前記塗布液の塗膜を形成するに際し、 前記塗布液搬送用ガスを前記導管内においてこの導管
の一方の端部側から他方の端部側へ移動させることによ
り、前記導管内で前記塗布液を前記一方の端部側から前
記他方の端部側へ搬送しながら、前記一方の端部側と前
記他方の端部側との間におけるほぼ全域の前記導管内面
に前記塗布液の塗膜を形成する工程と、 この塗膜形成後に、前記導管内に乾燥用ガスを通じる
工程と を有する、医療用導管の製造方法に係るものである。
ホ.実施例 以下、本発明の実施例を説明する。
第1図は抗血栓性材料の塗布液をカテーテル内に注入
する要領を示す概略図である。
する要領を示す概略図である。
下細がりの容器4の先端にはソケット5が固定されて
いる。カテーテル1は、先端部を上方に向けてソケット
5中に嵌入され、U字形に曲げられて後端側は上方に向
けて垂直に立てられている。
いる。カテーテル1は、先端部を上方に向けてソケット
5中に嵌入され、U字形に曲げられて後端側は上方に向
けて垂直に立てられている。
容器4の上端側にはバルブ6を介してガス導入管7が
取付けてある。容器4中に抗血栓性材料溶液3を収容
し、バルブ6を開いてガス導入管7から圧縮空気8を容
器4内に送り込むと、溶液3はソケット5を経由してカ
テーテル1内に導かれる。溶液3は所定の塗布膜厚が得
られるように濃度を調整してある。
取付けてある。容器4中に抗血栓性材料溶液3を収容
し、バルブ6を開いてガス導入管7から圧縮空気8を容
器4内に送り込むと、溶液3はソケット5を経由してカ
テーテル1内に導かれる。溶液3は所定の塗布膜厚が得
られるように濃度を調整してある。
溶液3は、第2図に拡大図示するように、カテーテル
1の内周面を濡らしながら圧縮空気8の圧力によってカ
テーテル1内をゆっくりと上昇する。カテーテル1の内
周面を溶液3で濡らすことによってカテーテル1の内周
面に溶液の層3aが形成される。即ち、圧縮空気8で溶液
3をカテーテル1の内周面に塗付けるようにして溶液の
層3aが形成される。
1の内周面を濡らしながら圧縮空気8の圧力によってカ
テーテル1内をゆっくりと上昇する。カテーテル1の内
周面を溶液3で濡らすことによってカテーテル1の内周
面に溶液の層3aが形成される。即ち、圧縮空気8で溶液
3をカテーテル1の内周面に塗付けるようにして溶液の
層3aが形成される。
第1図に於いて、容器4内の溶液3は、カテーテル1
の後端近くのA点に達した時点で消費され尽くす量とし
てあり、溶液3がA点に達したときは総ての溶液が溶液
の層3aを形成する。この時点からバルブ6を更に開いて
圧縮空気8のカテーテル1内の流速を上げるようにす
る。かくして、溶液の層3aは通過する空気によって溶媒
の揮散が促進され、第3図に示すように、カテーテル1
の内周面には抗血栓性材料の層2が形成される。また、
このように管内に空気を流す際にクリーンな空気を用い
ることにより、乾燥工程中の内表面の汚染を防ぎ、抗血
栓性の低下を招くことを回避することができる。最後
に、A点より後側を切断除去する。
の後端近くのA点に達した時点で消費され尽くす量とし
てあり、溶液3がA点に達したときは総ての溶液が溶液
の層3aを形成する。この時点からバルブ6を更に開いて
圧縮空気8のカテーテル1内の流速を上げるようにす
る。かくして、溶液の層3aは通過する空気によって溶媒
の揮散が促進され、第3図に示すように、カテーテル1
の内周面には抗血栓性材料の層2が形成される。また、
このように管内に空気を流す際にクリーンな空気を用い
ることにより、乾燥工程中の内表面の汚染を防ぎ、抗血
栓性の低下を招くことを回避することができる。最後
に、A点より後側を切断除去する。
上記のような操作を連続して一定のスピードで行うよ
うに空気圧を調節することにより、溶液のたれやこれに
伴う閉塞が起こることがない。また、作業面積を小さく
してもカテーテル内への塗工が可能であり、かつ長尺の
カテーテルに対し良好に塗工を行える。
うに空気圧を調節することにより、溶液のたれやこれに
伴う閉塞が起こることがない。また、作業面積を小さく
してもカテーテル内への塗工が可能であり、かつ長尺の
カテーテルに対し良好に塗工を行える。
以上の方法により、下記の条件でカテーテル内周面に
抗血栓性材料の層を設けた。
抗血栓性材料の層を設けた。
溶質:ポリウレタンとシリコーンとの共重合体 溶媒:ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジメチルアセ
トアミド等(この例ではテトラヒドロフランとジオキサ
ンの2対1(容量比)の混合溶液) 溶液の粘度:10〜800cp(この例では450cp) カテーテル材料:軟質ポリ塩化ビニル(ポリウレタン等
も可) カテーテル内径:5mm以下、特に3mm以下(この例では2.0
mm) カテーテル長さ:200cm 塗布時の空気圧:200mmHg〜20mmHg 上記の例にあって、溶液導入のための空気圧を時間的
に変化させることにより、抗血栓性材料層の厚さを均一
にすることができる。また、圧縮空気によって溶液を導
入することに替えて、カテーテル後端側から減圧ポンプ
によって10〜50mmHg程度に減圧し、大気圧によって溶液
をカテーテル内に導入しても良い。これらの何れの方法
によっても、大きな作業面積や特殊な装置を必要とせず
に簡易にかつ再現性良く塗布する事ができる。
トアミド等(この例ではテトラヒドロフランとジオキサ
ンの2対1(容量比)の混合溶液) 溶液の粘度:10〜800cp(この例では450cp) カテーテル材料:軟質ポリ塩化ビニル(ポリウレタン等
も可) カテーテル内径:5mm以下、特に3mm以下(この例では2.0
mm) カテーテル長さ:200cm 塗布時の空気圧:200mmHg〜20mmHg 上記の例にあって、溶液導入のための空気圧を時間的
に変化させることにより、抗血栓性材料層の厚さを均一
にすることができる。また、圧縮空気によって溶液を導
入することに替えて、カテーテル後端側から減圧ポンプ
によって10〜50mmHg程度に減圧し、大気圧によって溶液
をカテーテル内に導入しても良い。これらの何れの方法
によっても、大きな作業面積や特殊な装置を必要とせず
に簡易にかつ再現性良く塗布する事ができる。
なお、第4図に示すように、後端側が下方へ向くよう
にカテーテル1を曲げ、容器中の溶液を大量にし、過剰
の溶液3bを開放系の容器9に収容させるようにしても良
い。このようにすることにより、容器中の溶液の量を正
確にする必要がなく、また、抗血栓性材料の層が形成さ
れていない後端部を切断、除去する必要がなく、製造上
好都合である。
にカテーテル1を曲げ、容器中の溶液を大量にし、過剰
の溶液3bを開放系の容器9に収容させるようにしても良
い。このようにすることにより、容器中の溶液の量を正
確にする必要がなく、また、抗血栓性材料の層が形成さ
れていない後端部を切断、除去する必要がなく、製造上
好都合である。
更に、細径のカテーテルにあっては、カテーテルを水
平又は下向きにして、横から又は上から溶液を導入する
こともできる。特に、カテーテルが細径でかつ溶液が高
粘度である場合は、溶液を上から注入しても良い。
平又は下向きにして、横から又は上から溶液を導入する
こともできる。特に、カテーテルが細径でかつ溶液が高
粘度である場合は、溶液を上から注入しても良い。
カテーテルの内径が2〜3mm又はそれ以下の場合は、
溶液の表面張力によって均一な塗布層ができるので、溶
液の粘度を数百〜1000cpとするのが望ましい。溶液の粘
度が高過ぎると、塗布が困難になって圧縮空気の圧力を
大きくしなげればならなくなる。溶液の粘度が低過ぎる
と、カテーテルを水平又は下向きにした場合に溶液がた
れを起こすことがある。従って、溶液を薄層で付着させ
た場合にもたれを起こさない粘度の溶液を使用するのが
望ましい。
溶液の表面張力によって均一な塗布層ができるので、溶
液の粘度を数百〜1000cpとするのが望ましい。溶液の粘
度が高過ぎると、塗布が困難になって圧縮空気の圧力を
大きくしなげればならなくなる。溶液の粘度が低過ぎる
と、カテーテルを水平又は下向きにした場合に溶液がた
れを起こすことがある。従って、溶液を薄層で付着させ
た場合にもたれを起こさない粘度の溶液を使用するのが
望ましい。
塗布された溶液の層の乾燥スピードを制御する場合
は、圧縮空気に替えて、溶液の溶媒の蒸気を使用すると
効果的である。このようにすると、溶液の層の形成が完
了した時点から乾燥が実質的に開始する。この場合、溶
媒蒸気の蒸気圧が飽和蒸気圧に近い程、乾燥がゆっくり
になる。このようにして、溶液の塗布層の乾燥が急速に
なることによる抗血栓性材料の層の不均一を防ぎ、抗血
栓性材料の層を均質にすることができる。
は、圧縮空気に替えて、溶液の溶媒の蒸気を使用すると
効果的である。このようにすると、溶液の層の形成が完
了した時点から乾燥が実質的に開始する。この場合、溶
媒蒸気の蒸気圧が飽和蒸気圧に近い程、乾燥がゆっくり
になる。このようにして、溶液の塗布層の乾燥が急速に
なることによる抗血栓性材料の層の不均一を防ぎ、抗血
栓性材料の層を均質にすることができる。
なお、前記溶液の層の形成に先立って、カテーテル材
料と抗血栓性材料との双方に馴染みの良い相溶性樹脂の
薄膜をカテーテル内周面にコーティングしておくと、抗
血栓性材料の相の密着性が良好になる。
料と抗血栓性材料との双方に馴染みの良い相溶性樹脂の
薄膜をカテーテル内周面にコーティングしておくと、抗
血栓性材料の相の密着性が良好になる。
以上の例は、カテーテルの内周面に抗血栓性材料の層
を形成する例であるが、カテーテル以外の医療用導管の
製造にも本発明を適用することができる。
を形成する例であるが、カテーテル以外の医療用導管の
製造にも本発明を適用することができる。
ヘ.発明の効果 以上説明したように、本発明は、塗布液搬送用ガスに
よって導管内で塗布液を搬送しながら導管内面に塗布液
の塗膜を形成するに際し、塗布液搬送用ガスを導管内に
おいてこの導管の一方の端部側から他方の端部側へ移動
させることにより、導管内で塗布液を一方の端部側から
他方の端部側へ搬送しながら、一方の端部側と他方の端
部側との間におけるほぼ全域の導管内面に塗布液の塗膜
を形成するようにしているので、導管の寸法に影響され
ることなく塗布液を導管内面に均一かつ容易に塗布する
ことができる。更に、上記塗布膜形成後に、導管内に乾
燥用ガスを通じるようにしているので、この乾燥用ガス
の通過により、塗膜中の溶媒の揮散及びこの揮散による
塗膜の乾燥が効果的に遂行される。その結果、導管内に
均一なコーティング層が形成され、寸法に関係なく信頼
性の高い高品質な医療用導管が容易に製造できる。ま
た、作業面積を小さくでき、かつ長尺の導管内への塗工
が可能となる。
よって導管内で塗布液を搬送しながら導管内面に塗布液
の塗膜を形成するに際し、塗布液搬送用ガスを導管内に
おいてこの導管の一方の端部側から他方の端部側へ移動
させることにより、導管内で塗布液を一方の端部側から
他方の端部側へ搬送しながら、一方の端部側と他方の端
部側との間におけるほぼ全域の導管内面に塗布液の塗膜
を形成するようにしているので、導管の寸法に影響され
ることなく塗布液を導管内面に均一かつ容易に塗布する
ことができる。更に、上記塗布膜形成後に、導管内に乾
燥用ガスを通じるようにしているので、この乾燥用ガス
の通過により、塗膜中の溶媒の揮散及びこの揮散による
塗膜の乾燥が効果的に遂行される。その結果、導管内に
均一なコーティング層が形成され、寸法に関係なく信頼
性の高い高品質な医療用導管が容易に製造できる。ま
た、作業面積を小さくでき、かつ長尺の導管内への塗工
が可能となる。
図面はいずれも本発明の実施例を示すものであって、 第1図は塗布装置の概略正面図(一部断面)、 第2図は塗布途中のカテーテルの拡大部分断面図、 第3図は抗血栓性材料の層が形成されたカテーテルの拡
大部分断面図、 第4図は他の例による塗布装置の概略部分正面図(一部
断面) である。 なお、図面に示された符号に於いて、 1……カテーテル 2……抗血栓性材料の層 3……抗血栓性材料の溶液 3a……カテーテルに付着した抗血栓性材料の溶液 3b……過剰の抗血栓性材料溶液 4……容器 5……ソケット 8……圧縮空気又は抗血栓材料溶液の溶媒蒸気 である。
大部分断面図、 第4図は他の例による塗布装置の概略部分正面図(一部
断面) である。 なお、図面に示された符号に於いて、 1……カテーテル 2……抗血栓性材料の層 3……抗血栓性材料の溶液 3a……カテーテルに付着した抗血栓性材料の溶液 3b……過剰の抗血栓性材料溶液 4……容器 5……ソケット 8……圧縮空気又は抗血栓材料溶液の溶媒蒸気 である。
Claims (1)
- 【請求項1】塗布液搬送用ガスにより導管内で塗布液を
搬送しながら前記導管内面に前記塗布液の塗膜を形成す
るに際し、 前記塗布液搬送用ガスを前記導管内においてこの導管の
一方の端部側から他方の端部側へ移動させることによ
り、前記導管内で前記塗布液を前記一方の端部側から前
記他方の端部側へ搬送しながら、前記一方の端部側と前
記他方の端部側との間におけるほぼ全域の前記導管内面
に前記塗布液の塗膜を形成する工程と、 この塗膜形成後に、前記導管内に乾燥用ガスを通じる工
程と を有する、医療用導管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62218899A JP2551541B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 医療用導管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62218899A JP2551541B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 医療用導管の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6462165A JPS6462165A (en) | 1989-03-08 |
JP2551541B2 true JP2551541B2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=16727054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62218899A Expired - Lifetime JP2551541B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 医療用導管の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2551541B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2661342B2 (ja) * | 1990-07-27 | 1997-10-08 | トヨタ自動車株式会社 | 四輪操舵車の後輪操舵制御装置 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57105270A (en) * | 1980-12-19 | 1982-06-30 | Kinzo Fujii | Method for painting inner surface of pipe |
JPS57211355A (en) * | 1981-06-22 | 1982-12-25 | Toray Industries | Apparatus for forming coating to inner surface of medical tube |
JPS6128479A (ja) * | 1984-07-17 | 1986-02-08 | Nippon Soda Co Ltd | 管体への金属酸化物薄膜形成方法 |
JPS61113456A (ja) * | 1984-11-08 | 1986-05-31 | 三菱化成ポリテック株式会社 | 血液輸送チユ−ブおよびその製造方法 |
JPS61164563A (ja) * | 1985-01-16 | 1986-07-25 | 三菱化成ポリテック株式会社 | 内面に蛋白質の被膜を有するチユ−ブの製造方法およびその製造装置 |
JPS6244263A (ja) * | 1985-08-23 | 1987-02-26 | 三菱化成ポリテック株式会社 | 内面にコ−テイングされたチユ−ブの製造方法 |
-
1987
- 1987-08-31 JP JP62218899A patent/JP2551541B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6462165A (en) | 1989-03-08 |
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