JP2551533Y2 - 車両用センサ - Google Patents

車両用センサ

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JP2551533Y2
JP2551533Y2 JP7784692U JP7784692U JP2551533Y2 JP 2551533 Y2 JP2551533 Y2 JP 2551533Y2 JP 7784692 U JP7784692 U JP 7784692U JP 7784692 U JP7784692 U JP 7784692U JP 2551533 Y2 JP2551533 Y2 JP 2551533Y2
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JP
Japan
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housing
pin
metal
metal flange
ground terminal
Prior art date
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JP7784692U
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English (en)
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JPH0635917U (ja
Inventor
直子 高島
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Bosch Corp
Original Assignee
Bosch Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両のシャーシ等に取
り付けられる車両用センサに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両のシャーシ等に取り付けら
れ、検出端部にホール素子等を有する車両用センサは知
られている。この種の車両用センサには、通常、軽量で
しかも成形性のよい樹脂製ハウジングが使われるが、樹
脂製のハウジングを使った場合には、ハウジング内に収
納される回路基板のシールド性を確保した上で、回路基
板のグランド端子と、車両のシャーシとの間の電気的な
接続を確保しなければならない。従来の車両用センサ
は、図3に示すように、樹脂製のハウジング31の底部
に金属フランジ33をモールドし、この金属フランジ3
3を車両のシャーシ35にボルト止めする構成になって
いる。回路基板37のグランド端子39と車両のシャー
シ35との間のシールド性に関しては、グランド端子3
9を、まず、金属板41に接続し、この金属板41を、
金属ケース43と金属製のねじ45とを介して金属フラ
ンジ33に接続する仕組みになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では、金属製のねじ45が貫通するハウジング31
の底部のシール性に問題がある。とくに車両のシャーシ
に取り付けられるセンサにおいては、雨水等を受けやす
い環境にあるので、十分なシール性が必要になるが、そ
れを確保するために、図3のものでは、ねじ45の貫通
する部分にOリング47などのシール部材を用いてい
る。このシール部材を用いると、センサの小型化への対
応が難しくなるという問題がある。
【0004】そこで、本考案の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、特別なシール部材を用い
ずに、ハウジングの底部の十分なシール性を確保するこ
とのできる車両用センサを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、樹脂製のハウジングを有し、このハウジ
ング内に収納された回路基板のグランド端子を取付け脚
用の金属フランジに接続した車両用センサにおいて、金
属フランジにピンを設け、このピンがハウジングの壁部
を貫通してハウジング内に延出するように金属フランジ
とハウジングとを一体成形し、ハウジング内に延出する
ピンにシールド部材を介してグランド端子を接続したこ
とを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本考案によれば、金属フランジのピンがハウジ
ングの壁部を貫通してハウジング内に延出するように、
金属フランジとハウジングとを一体成形するので、ハウ
ジングの壁部とピンとの間に隙間ができることはなく、
そこには従来のようにシール部材などを介装する必要は
なくなる。そして、ハウジング内に延出するピンに、シ
ールド部材を介して、回路基板のグランド端子を接続す
るので、回路基板の十分なシールド性と、電気的な接続
を確保できる。
【0007】
【実施例】以下、本考案による車両用センサの一実施例
を図面を参照して説明する。
【0008】図1において、1はモールド成形された樹
脂製のハウジングを示し、このハウジング1の座部には
金属フランジ3が一体的にモールドされている。金属フ
ランジ3には複数のねじ孔3aがあけられ、金属フラン
ジ3は、ここにボルト(図示せず)を通して車両のシャ
ーシ5にボルト止めされる。7は検出部であり、その先
端には例えば検出用のホール素子等が固定されている。
【0009】ハウジング1の内部には回路基板11が設
けられ、この回路基板11のグランド端子13は金属板
15につながれている。この金属板15には孔(図示せ
ず)があけられ、この孔にはハウジング1上部の突起1
7が嵌め込まれ、通常は、その上に樹脂をモールドして
ハウジング1の内部を密閉する。
【0010】これを密閉する前に、この実施例では、ハ
ウジング1の内周壁全域に導電メッキ19が施される。
【0011】この導電メッキ19はハウジング1内の底
面にも施されるが、この底面には金属製のピン21が臨
んでいる。この金属製のピン21は金属フランジ3に突
設され、ハウジング1と金属フランジ3とを一体的にモ
ールドする際に、ピン21はハウジング1の底部を貫通
してハウジング1内に延出している。しかして、上述の
導電メッキ19は、ハウジング1の内周壁とピン21す
なわち金属フランジ3とを電気的につなぐために両者に
跨がって施される。
【0012】これによると、シールドに関しては、グラ
ンド端子13、金属板15、導電メッキ19、ピン21
および金属フランジ3のループで達成される。なお、こ
の際のシールドは外部電磁波を遮蔽するためのシールド
である。
【0013】このような構成によると、ピン21はハウ
ジング1の底部を密に貫通した上、その貫通部に跨がっ
て導電メッキ19が施されるので、ピン21の貫通部は
シール部材等を用いることなくほぼ完全にシールされ
る。
【0014】よって、従来のものに比べて、Oリング等
のシール部材が不要になるので、センサの小型化を図る
ことができる。
【0015】図2は他の実施例を示す。この例では、導
電メッキ19の代わりに、ハウジング1の内周壁に金属
ケース25が嵌め込まれる。この金属ケース25は例え
ば有底の円筒状部材であり、この金属ケース25が嵌め
込まれた後には、金属ケース25から金属フランジ3に
電流が流され、ピン21の部分で抵抗値が高くなること
を利用した、いわゆるプロジェクション溶接が施され
る。なお、この場合において、ピン21の先端はハウジ
ング1の底部から突出させずに、その底部の面すれすれ
に臨ませることが望ましい。これによると、シールドに
関しては、グランド端子13、金属板15、金属ケース
25、ピン21および金属フランジ3のループで達成さ
れる。
【0016】ピン21はハウジング1の底部を密に貫通
し、しかもピン21は金属ケース25の一部にプロジェ
クション溶接されるので、シール性は向上し、上記の実
施例と同様にOリング等のシール部材は不要になる。
【0017】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば、ハウジングの底部を貫通する金属フランジの
ピンに、シールド部材を介して回路基板のグランド端子
を接続するので、ピンとハウジング壁部との間に隙間は
なく、そこには従来のようにシール部材を用いる必要は
なく、そのまゝで十分なシール性を確保することができ
る。よって、センサの小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による車両用センサの一実施例を示す断
面図である。
【図2】他の実施例を示す断面図である。
【図3】従来の車両用センサを示す断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 3 金属フランジ 11 回路基板 13 グランド端子 19 導電メッキ 21 金属製のピン 25 金属ケース

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製のハウジングを有し、このハウジ
    ング内に収納された回路基板のグランド端子を、取付け
    脚用の金属フランジに接続した車両用センサにおいて、
    金属フランジにピンを設け、このピンが前記ハウジング
    の壁部を貫通するように前記金属フランジと前記ハウジ
    ングとを一体成形し、前記ハウジング内に臨むピンにシ
    ールド部材を介してグランド端子を接続したことを特徴
    とする車両用センサ。
JP7784692U 1992-10-14 1992-10-14 車両用センサ Expired - Lifetime JP2551533Y2 (ja)

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JPH0635917U JPH0635917U (ja) 1994-05-13
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DE102011009156A1 (de) * 2011-01-22 2012-07-26 Conti Temic Microelectronic Gmbh Sensor Baugruppe

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