JP2550822Y2 - エンジンのシリンダヘッド - Google Patents

エンジンのシリンダヘッド

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JP2550822Y2
JP2550822Y2 JP289191U JP289191U JP2550822Y2 JP 2550822 Y2 JP2550822 Y2 JP 2550822Y2 JP 289191 U JP289191 U JP 289191U JP 289191 U JP289191 U JP 289191U JP 2550822 Y2 JP2550822 Y2 JP 2550822Y2
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oil
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engine
sprocket
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芳雄 ▲たか▼橋
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はシリンダブロックに設け
たクランク軸によりシリンダヘッドに設けたカム軸がチ
ェーンを介して駆動されるエンジンのシリンダヘッドに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエンジンのシリンダヘッドとして
は、例えば図4及び図5に示すようなものがある(実開
昭62−29404号公報等参照)。図4及び図5に示
すエンジンはシリンダブロック1とそれの上面に接合さ
れるシリンダヘッド2とよりなっている。
【0003】シリンダブロック1の下方中央部にエンジ
ン駆動されるクランク軸3が支持され、またシリンダヘ
ッド2の上部に一対のカム軸4,5が夫々支持される。
一方のカム軸4はその回転により吸気弁(図示せず)を
開閉する吸気用であり、他方のカム軸5はその回転によ
り排気弁(図示せず)を開閉する排気用である。さらに
前記クランク軸3の軸端部には駆動スプロケット7が、
またカム軸4,5の夫々の軸端部にはカムスプロケット
8,9が取付けられている。
【0004】シリンダブロック1の一側壁中間部には中
継スプロケット6がベアリング等により回転可能に支持
されている。そして、クランク軸3に軸支された駆動ス
プロケット7と中継スプロケット6とに巻回される駆動
チェーン11により中継スプロケット6が減速駆動され、
さらに中継スプロケット6とカムスプロケット8,9に
巻回される駆動チェーン12によりカムスプロケット8,
9が駆動される。また、夫々の駆動チェーン11,12は振
動防止のため油圧により押圧力が調整されている油圧作
動式のテンショナ19,20によりその張力が調整されてい
る。
【0005】ここで、前記テンショナ19,20に供給され
る潤滑油(以下オイルと称する)は図示しないオイルポ
ンプによりオイルパン21から吸い上げられ、オイルフィ
ルタ,メインギャラリ(何れも図示せず)等を経由して
供給され、さらに各潤滑部位にも供給されているが、前
記オイルの一部は前記駆動チェーン11を潤滑する目的
で、オイル通路22を圧送されたオイルがオイルジェット
管23の円周面に設けられたオイル吹き出し孔24からも吹
き出している。
【0006】さらに、前記駆動チェーン11,12はチェー
ン室13内を走行しており、該チェーン室13はカバー14に
より覆われて、前記オイルが他の空間に飛散しないよう
に構成されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ここで、前述のように
オイルはオイルポンプによりオイルパン21から吸い上げ
られているが、オイルポンプによりオイルパン21からオ
イルを吸い上げる際にオイルポンプの吸入口がオイル液
面より上方にあると、オイルポンプが空気を吸引するこ
ととなり、該オイルポンプがオイルを吐出できなくなっ
たり、また各潤滑部位で給油不足による不具合を生じる
惧れがある。
【0008】このため、実開昭62−29404号公報
に示すものは、カムブラケット15下方のチェーン室13内
に位置する箇所に凹部16を設け、該凹部16の内側に中継
スプロケット6の駆動軸側伝達部6aを配設し、駆動チ
ェーン11より撥ね上げられるオイルの飛沫を該凹部16の
アール部17及びアール部17に連続する壁面18に衝突させ
ることによって駆動チェーン12に向けて向きを変えさせ
て噴流させ、もってオイルを有効に利用して給油不足を
防止しようとしている。
【0009】しかしながら、駆動チェーン12から撥ね上
げられたオイルは駆動チェーン12の移動に合わせてチェ
ーン室13内の上部に向かっても飛散していくので、結
局、オイル吹き出し孔24から吹き出したオイルは駆動チ
ェーン11及び駆動チェーン12を経てチェーン室13の上部
に向かって行くことになり、オイルパン21へのオイルの
戻り量が減少してオイル液面が低下する惧れがある。
【0010】ところで、オイル液面の低下を防止するた
めにオイル量を増加させることが考えられるが、車両の
総重量の低減や、エンジンの小型化の要望等によりエン
ジン本体の大きさは制限を受けることになり、オイルパ
ン21を含めて機関本体の高さを低くする必要があり、オ
イル液面を確保するためにオイル量をむやみに増加させ
ることは難しくなっており、またコスト増加の要因にも
なる。
【0011】そこで、本考案はかかる従来の実情に鑑
み、駆動チェーン等によりオイルが撥ね上げられてもチ
ェーン室上方にオイルが飛散することを防止して、オイ
ル戻り性能を向上させ、潤滑等を行う際の不具合の発生
が防止できるエンジンのシリンダヘッドを提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、本考案は、シ
リンダブロックにシリンダヘッドを締結し、該シリンダ
ヘッドに設けたカム軸を該シリンダブロックに設けたク
ランク軸により回転させるようにチェーンを巻回すと共
に、該チェーンがシリンダヘッド側部に形成されるチェ
ーン室内を走行するエンジンのシリンダヘッドにおい
て、前記クランク軸からカム軸に向かってチェーンが走
行するチェーンの弛み側であって、かつ、該チェーンの
走行方向に略直交する方向に、前記シリンダヘッドの下
面においてチェーン室を画成するシリンダヘッド壁を少
なくともチェーン幅より大きい幅でチェーンの近傍まで
延設し、該延設部により、前記チェーンによって撥ね上
げられるオイルの飛散を防止する飛散防止壁を形成し
た。
【0013】
【作用】かかる構成では、チェーン室内を走行するチェ
ーンを介してクランク軸によりカム軸を駆動する際に、
当該チェーンによりオイルがチェーンの走行方向に撥ね
上げられることとなるが、クランク軸からカム軸に向か
ってチェーンが走行するチェーンの弛み側であって、か
つ、チェーンの走行方向に略直交する方向に、チェーン
室を画成するシリンダヘッド壁を少なくともチェーン幅
より大きい幅でチェーンの近傍まで延設して形成した飛
散防止壁を設けるようにしたので、当該チェーンにより
撥ね上げられたオイルは飛散防止壁に遮られてシリンダ
ブロックに載置されるシリンダヘッドの方向に飛散する
ことが防止される。
【0014】従って、チェーン室上方にオイルが飛散す
ることが防止され、オイル戻り性能が向上する。また
飛散防止壁がチェーン室を画成するシリンダヘッド壁
一体成形されるので、シリンダヘッド剛性の向上にも寄
与することとなる。さらに、クランク軸からカム軸に向
かってチェーンが走行するチェーンの弛み側では、エン
ジン回転速度やエンジン負荷の急激な変動によってチェ
ーンの暴れや振動(ジャダー)が発生するため、チェー
ンの動きに伴ってオイルが不規則かつ広範囲に飛散する
傾向がある。しかし、本考案においては、飛散防止壁が
クランク軸からカム軸に向かってチェーンが走行するチ
ェーンの弛み側に形成されるため、かかるオイルの飛散
を効率的に抑制できる効果がある。 この他には、飛散防
止壁は、シリンダヘッド下面におけるシリンダヘッド壁
をチェーンの走行方向に略直交する方向に延設して形成
されるため、シリンダヘッド壁における飛散防止壁の形
成長さが最小となり、シリンダヘッド、つまり、エンジ
ンの重量増加が極力抑制される。
【0015】
【実施例】以下本考案の実施例を図に基づいて説明す
る。図1〜図3に示すV型エンジンを例として説明する
が、左右のエンジンブロックは同様の構成のため、対応
するものには同一番号に添字L・Rを付して区別する。
そして、左右共通の構成については、図で左側のエンジ
ンブロック(右側バンクR)についてのみ説明する。
【0016】図1〜図3に示すV型気筒配列エンジン
は、第1及び第2エンジンブロックE1・E2を有し、
各エンジンブロックE1・E2はシリンダブロックC1
・C2と、それの上面に締結されるシリンダヘッドH1
・H2とよりなっている。一体化されたシリンダブロッ
クC1・C2の下面中央部にエンジン駆動される共通の
クランク軸31が支持され、またシリンダヘッドH1の上
部に一対のカム軸32e・32iが各々支持される。一方の
カム軸32iはその回転により吸気弁(図示せず)を開閉
する吸気用であり、他方のカム軸32eはその回転により
排気弁(図示せず)を開閉する排気用である。
【0017】シリンダヘッドH1・H2の一側壁には、
上方及び側方に開口しており、下部に開口部33R・33L
を有するチェーン室71R・71Lが形成され、該側方は室
カバー(図示せず)により覆われ、シールされる構成と
なっている。またシリンダヘッドH1の一側壁中間部に
は外側壁62R・62Lから張り出すように中継スプロケッ
ト34R・34Lがベアリング等により回転可能に支持され
ている。尚、該中継スプロケット34Rは大スプロケット
34Raと小スプロケット34Rbとから構成されている。
【0018】一方クランク軸31の軸端部には駆動スプロ
ケット35が固着され、これと中継スプロケット34Rの大
スプロケット34Ra及び中継スプロケット34Lの大スプ
ロケット34Laとが駆動チェーン36によって連結されて
いる。またもう一方の小スプロケット34Rbはカム軸32
e・32iの一端に取付けられたカムスプロケット37R・
38Rと駆動チェーン39Rによって連結されている。ここ
で、カムスプロケット37R,38Rと駆動チェーン39Rは
前記チェーン室71R内に概略位置される構成となってい
る。
【0019】さらに、駆動チェーン36及び39Rは振動防
止のため、油圧により押圧力が調整されている油圧作動
式のテンショナ40及び41Rにより張力を与えられてい
る。ここで、前記テンショナ40及び41Rに供給されるオ
イルは図示しないオイルポンプによりオイルパン42から
吸い上げられ、オイルフィルタ,メインギャラリ(何れ
も図示せず)等を経由して供給され、さらに各潤滑部位
にも供給されているが、前記オイルの一部は前記駆動チ
ェーン36及び39Rを潤滑する目的で、オイル通路43を圧
送されたオイルがオイルジェット管44の円周面に設けら
れたオイル吹き出し孔45からも吹き出している。
【0020】さらに、シリンダヘッドH1の外側壁62R
・62Lも図示しないカバーで油密状に密閉されて覆われ
ており、該カバーで覆われた密閉空間を前記駆動チェー
ン36及び39R・39Lが走行することとなるので、該空間
もチェーン室71R・71Lを構成することとなる。上記構
成において、クランク軸31が図1において時計回転方向
に回転すると、その回転力は駆動チェーン36を介して中
継スプロケット34Rに伝達されこれを時計回転方向に回
転させるが、駆動スプロケット35と大スプロケット34R
aとのギア比が1対2になっているため中継スプロケッ
ト34Rの回転速度はクランク軸31のそれより2分の1に
減速される。次いで、中継スプロケット34Rの回転力は
駆動チェーン39Rを介してカム軸32e・32iに伝達さ
れ、これらを同速度でやはり時計回転方向に回転させ
る。かくして、各エンジンブロックE1・E2の吸・排
気弁が所定の時期に開閉駆動される。
【0021】ここで、本考案に係る構成として、中継ス
プロケット34R・34Lからカム軸32i・32eに向かって
駆動チェーン39R・39Lが走行するチェーンの弛み側で
あって、かつ、駆動チェーン39R・39Lの走行方向に略
直交する方向に、シリンダブロックC1・C2の上面51
R・51Lに締結されるシリンダヘッドH1・H2のフラ
ンジ面52R・52Lを、少なくとも駆動チェーン39R・39
Lの幅より大きい幅で駆動チェーン39R・39Lの近傍ま
で延設した鍔部53R・53Lを設けた。具体的には、図2
及び図3に示すように、鍔部53Rはフランジ面52Rを構
成する外側フランジ部54Rと内側フランジ部55Rと右側
フランジ部56Rとを連結する梁部材となっており、シリ
ンダヘッドH1と共にチェーン室71Rを画成している。
【0022】次に上記構成に係る作用を説明する。前記
駆動チェーン36を潤滑する目的でオイル吹き出し孔45か
らオイルが吹き出しており、駆動チェーン36に付着した
オイルは該駆動チェーン36の走行に伴い図において上方
に撥ね上げられることとなるが、鍔部53Rが駆動チェー
ン36が走行しているチェーン室71Rの幅一杯に設けられ
ているので、該撥ね上げられたオイルは最終的に鍔部53
Rの下面により遮られることとなり、シリンダヘッドH
1内にオイルが飛散することが防止される。さらにシリ
ンダヘッドH1・H2のトップデッキT1・T2上方に
はカム軸32e・32i等の動弁機構が設けられる動弁室72
R・72Lが構成され、該動弁室72R・72L内のオイルが
連通開口57R・57L等からオイルパン42に戻ることにな
るが、それら戻るオイルの一部も中継スプロケット34R
・34Lの回転及び駆動チェーン39R・39Lの走行により
撥ね上げられることとなるが、前述したように鍔部53R
がチェーン室71Rの幅一杯に設けられているので、該撥
ね上げられたオイルも鍔部53R・53Lの下面により遮ら
れることとなり、シリンダヘッドH1・H2内にオイル
が飛散することが防止される。
【0023】従って、本実施例における鍔部53R・53L
は飛散防止壁を構成するものであり、チェーン室71R・
71L上方にオイルが飛散することが防止され、オイルパ
ン42へのオイル戻り性能が向上する。また、鍔部53Rは
外側フランジ部54Rと内側フランジ部55Rと右側フラン
ジ部56Rとを連結する梁部材となっているので、シリン
ダヘッドH1の剛性の向上に寄与することとなり、シリ
ンダヘッドH1壁の板厚等を薄くすることが可能とな
り、エンジンの軽量化を図ることができるという効果も
ある。さらに、中継スプロケット34R・34Lからカム軸
32e・32iに向かって駆動チェーン39R・39Lが走行す
るチェーンの弛み側では、エンジン回転速度やエンジン
負荷の急激な変動によって駆動チェーン39R・39Lの暴
れや振動(ジャダー)が発生するため、駆動チェーン39
R・39Lの動きに伴ってオイルが不規則かつ広範囲に飛
散する傾向がある。しかし、本実施例においては、飛散
防止壁が中継スプロケット34R・34Lからカム軸32e・
32iに向かって駆動チェーン39R・39Lが走行するチェ
ーンの弛み側に形成されるため、かかるオイルの飛散を
効率的に抑制できるという効果がある。 この他には、飛
散防止壁が駆動チェーン39R・39Lの走行方向に略直交
する方向に形成されるため、シリンダヘッドH1・H2
のフランジ面52R・52Lにおける飛散防止壁の形成長さ
が最小となり、シリンダヘッドH1・H2、つまり、エ
ンジンの重量増加を極力抑制することができる。
【0024】さらに本実施例にあっては、前述のように
駆動チェーン36が時計方向に走行するため、オイル吹き
出し孔45から吹き出して駆動チェーン36に付着したオイ
ルは該チェーンの走行に伴い、右側バンクに比較して左
側バンクのシリンダヘッドH2壁及びシリンダブロック
C2壁に付着する量が多い可能性がある。このため、V
型気筒配列エンジンに係る本実施例では、シリンダヘッ
ドH2のトップデッキT2が外側に向かって下がってい
ることを考慮して、シリンダヘッドH2にあっては鍔部
53Lをバンクの中央側の、該エンジンを車に搭載した場
合に高い位置にくる箇所に設けると共に、シリンダヘッ
ドH2の外側壁81の内側及びシリンダブロックC2の外
側壁82の内側を平滑に構成し、前記駆動チェーン36によ
り撥ね飛ばされるオイル及び連通開口57Lを介して動弁
室72Lより流出するオイルのオイルパン42へのオイルが
戻り易いように構成した。尚、駆動チェーン36が時計方
向に走行するため外側壁81及び外側壁82近傍にあって
は、オイルの戻り方向と駆動チェーン36の走行方向が一
致しており、オイルパン42へのオイルの戻りがさらに促
進される。
【0025】また、従来例に示すような直立型のエンジ
ンにおいても、本実施例の各バンクが直立した場合と同
様であると考えることができ、同様な構成とすることに
より同一の作用,効果を奏する。
【0026】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によると、
クランク軸からカム軸に向かってチェーンが走行するチ
ェーンの弛み側であって、かつ、チェーンの走行方向に
略直交する方向に、シリンダヘッドの下面においてチェ
ーン室を画成するシリンダヘッド壁を少なくともチェー
ン幅より大きい幅でチェーンの近傍まで延設して形成し
た飛散防止壁を設けるようにしたので、飛散防止壁を形
成したことによるエンジンの重量増を極力抑制しつつ、
チェーンにより撥ね上げられたオイルは飛散防止壁に
率的に遮られて、オイルがシリンダブロックに載置され
るシリンダヘッドの方向に飛散することが低減され、
イルの戻り性能が向上する。さらに、飛散防止壁をシリ
ンダヘッド壁に一体成形したことにより、シリンダヘッ
ドの剛性が向上し、エンジンの軽量化を促進することも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すV型エンジンの側面図
【図2】図1におけるA−A方向矢視図
【図3】同上実施例におけるシリンダヘッドの斜視図
【図4】従来のエンジンの側面図
【図5】従来のエンジンの部分断面図
【符号の説明】
31 クランク軸 32i カム軸 32e カム軸 34R 中継スプロケット 34L 中継スプロケット 35 駆動スプロケット 36 駆動チェーン 37R カムスプロケット 37L カムスプロケット 38R カムスプロケット 38L カムスプロケット 39R 駆動チェーン 39L 駆動チェーン 42 オイルパン 45 オイル吹き出し孔 52R フランジ面 52L フランジ面 53R 鍔部 53L 鍔部 71R チェーン室 71L チェーン室 C1 シリンダブロック C2 シリンダブロック H1 シリンダヘッド H2 シリンダヘッド

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダブロックにシリンダヘッドを締結
    し、該シリンダヘッドに設けたカム軸を該シリンダブロ
    ックに設けたクランク軸により回転させるようにチェー
    ンを巻回すと共に、該チェーンがシリンダヘッド側部に
    形成されるチェーン室内を走行するエンジンのシリンダ
    ヘッドにおいて、前記クランク軸からカム軸に向かってチェーンが走行す
    るチェーンの弛み側であって、かつ、該チェーンの走行
    方向に略直交する方向に、前記シリンダヘッドの下面に
    おいてチェーン室を画成するシリンダヘッド壁を少なく
    ともチェーン幅より大きい幅でチェーンの近傍まで延設
    し、該延設部により、前記 チェーンによって撥ね上げら
    れるオイルの飛散を防止する飛散防止壁を形成したこと
    特徴とするエンジンのシリンダヘッド。
JP289191U 1991-01-31 1991-01-31 エンジンのシリンダヘッド Expired - Lifetime JP2550822Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190068666A (ko) 2017-12-08 2019-06-19 한국로봇융합연구원 관절센서를 이용한 센서 오차 보정장치, 보정방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0765491B2 (ja) * 1989-02-08 1995-07-19 日産自動車株式会社 エンジンのオイルポンプ装置

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