JP2550704Y2 - 緯糸切れ検出装置 - Google Patents

緯糸切れ検出装置

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JP2550704Y2
JP2550704Y2 JP7045391U JP7045391U JP2550704Y2 JP 2550704 Y2 JP2550704 Y2 JP 2550704Y2 JP 7045391 U JP7045391 U JP 7045391U JP 7045391 U JP7045391 U JP 7045391U JP 2550704 Y2 JP2550704 Y2 JP 2550704Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、給糸センサの改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】流体噴射式織機では、緯入れ負荷を少し
でも軽減して緯入れ速度を速くするため、給糸体からの
緯糸を静止型貯留ドラムに巻き付け、緯入れノズルによ
って経糸開口内に緯入れしている。しかし、貯留ドラム
に緯糸を巻き付ける間、緯糸に張力が掛かって糸切れを
起すことがあり、これを素早く検出して織機を停止し緯
糸をセットし直すことが必要であった。
【0003】従来にも、例えば特開昭63-270839号に記
載されるごとき緯糸切れ検出装置があった。しかし、こ
の装置は、貯留ドラムから緯糸を解き放すときに貯留ド
ラムと緯入れノズルの間で緯糸が円錐を描くように運動
することを利用したもので、緯糸の描く円錐に探照光を
交差させて緯糸検出することによって、緯糸の1運動周
期中に2度緯糸切れの有無を検出できて精度が良いとい
う優れた特徴があるが、緯糸切れの検出時期がノズルで
緯入れして緯糸を貯留ドラムから引き出したときと遅
く、糸切れ検出後直ぐに織機を停止しても、不良緯入れ
の発生と緯入れノズルからの緯糸の離脱が起きてしまっ
ており、製織再開のための準備作業に手間取ってしまう
という欠点を持っていた。
【0004】また、特開平2-289149号には、緯糸巻き
付け用のヤーンガイドの特定位置に対応して緯糸探照を
行うことにより、緯糸巻き付け作業の間に緯糸切れを検
出しようとする装置が開示されている。しかし、この装
置によると、ヤーンガイドの1回転につき1度しか糸検
出信号が出力されない上、巻き付け運動によって緯糸が
ヤーンガイドの糸出口から貯留ドラムとの間で探照範囲
を短時間で横切るため1回当りの探査時間が短くなって
しまい、緯糸存在による平均光量変化に対する各回の光
量変化偏差が相対的に大きくなって、光センサの感度設
定によって、糸切れのないときに織機を停止してしまっ
たり、また逆に糸切れがあっても織機を停止しなかった
りするなど、検出ミスが頻発するという欠点があったの
である。また、糸検出信号がヤーンガイドの1回転毎に
しか出力されないので、糸切れ検出が遅れる憂いもあっ
た。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】そこで、本考案におい
ては、緯糸巻き付け時に糸切れがないか、即時的に精度
良く監視可能な装置を提供することを技術的課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】まず、本考案者は、前述
の2つの技術を組み合わせれば、上記課題を解決する糸
切れ検出装置が得られるものと考えた。しかし、緯糸巻
き付け時に緯糸が描く円錐と光センサの光軸とを交差さ
せつつヤーンガイドの位置検出器を設けることにより、
このような検出装置を実際に試作してみたところ、巻き
付け用ヤーンガイドの糸出口から貯留ドラムに連なる緯
糸が描く円錐に交差するように光軸を配すれば当該光軸
が貯留ドラムにも交差してしまうため、結局、貯留ドラ
ムのドラム片の狭い隙間やドラム片の小さな孔を通り抜
けるように光軸を配さねばならず、織機の振動によって
光センサの投光器が僅かに振れただけでも光軸が曲がっ
てドラム片とぶつかり、糸切れ検出ができなくなってし
まうような、非実用的な検出装置しか得られなかったの
である。
【0007】そこで、本考案者は、巻き付け用ヤーンガ
イドが所定位置に到達したことを検出する位置検出器
と、巻き付け用ヤーンガイドの糸出口から貯留ドラムの
緯糸巻き付け面に連なる緯糸が、緯糸検出用の光透過型
糸検出器と、前記位置検出器の検出信号と前記糸検出器
の糸検出信号とから緯糸切れの有無を判断する判断器と
を設けた上で、特に、糸検出器の光軸を、巻き付け用ヤ
ーンガイドとともに貯留ドラムの周囲を回転することに
よって得られる仮想円錐面に対し、巻き付け用ヤーンガ
イドと貯留ドラムとの間の貯留ドラム外側で交差させる
という手段を採用することによって、上記課題を解決す
る緯糸切れ検出装置を構成した。
【0008】
【実施例】以下、本考案を実施例に基づいて説明する。
なお、図1は本実施例を採用した貯留ドラムの側面図で
あり、図2は正面図、図3は巻き付け用ヤーンガイドを
説明するために糸検出器を省略して示した説明図であ
る。更に、図4は本実施例の構成を模式的に表わしたブ
ロック線図であり、図5は位置検出器の変形例を示す図
である。また、図6、図7は判断器の変形例である。
【0009】緯糸貯留ドラムDは、4つのドラム片P・
P・…から構成される。そして、この貯留ドラムDの後
方を、巻き付け用ヤーンガイドGが回転するようになっ
ている。
【0010】このヤーンガイドGを回転させるモータM
のシャフトには、エンコーダーENが設けられ、このエ
ンコーダENが位置検出器に入力される。位置検出器1
には角度設定器7によって予じめ回転角度θ1、θ2が
設定されており、前記モータMの回転角度現在値が当該
設定角度θ1とθ2との間にあるとき、位置信号を判断
器3へ出力する。
【0011】また、前記貯留ドラムDには光透過型の糸
検出器2が跨設される。当該糸検出器2の投光器4から
受光器5に到る光軸6は、巻き付け用ヤーンガイドGか
ら貯留ドラムDの表面へと連なる緯糸がヤーンガイドG
の回転と共に運動して描く仮想円錐面と2度交わりつ
つ、貯留ドラムDの1番上に位置するドラム片Pの側面
上部をかすめるようになっている。これによって、ヤー
ンガイドGが実際に1回回転すると、緯糸は光軸6と2
回交錯するのである。そして、緯糸が光軸6と交錯する
と、受光器5での受光量が減少することにより、糸検出
器2が糸の存在を検出し、判断器3へ出力する。
【0012】前述のとおり、位置検出器1はモータMの
回転角度現在値が設定角度θ1とθ2との間にあるとき
に判断器3へ位置信号を出力する。この設定角度θ1、
θ2は、それぞれ、緯糸が糸検出器2の光軸6と2度交
錯する際の、1度目に交錯する寸前と2度目に交錯した
直後に対応しており、判断器3では、位置信号出力中
に、糸検出器1が緯糸の存在を検出するか否かを監視す
る。当該位置信号出力中に1度でも糸検出器2から緯糸
の検出が出力されれば、判断器3は、緯糸切れ無しと判
断する。また、逆に、位置信号出力中に1度も糸検出が
出力されなければ、緯糸切れ発生と判断し、図示しない
織機全体の制御器へ糸切れ信号を出力するのである。な
お、ヤーンガイドGの高速回転に伴って緯糸はごく僅か
な時間の内に光軸6を横切ってしまう上、特に細い緯糸
が選択されたりすると、緯糸が光軸6を横切ったときの
糸検出器2の受光器5での受光量の変化の検出が困難に
なり、糸検出器2の感度によってはときに検出漏れを起
す可能性があるため、上記の糸切れ判断方式において
は、緯糸を2度光軸に交錯させ1度でも糸検出があった
ときには緯糸切れ無しと判断することにより、不良な糸
切れ検出の防止を図っているのである。
【0013】なお、位置検出器1は、巻き付け用ヤーン
ガイドG駆動用のモータMのシャフトSに対し、上記例
と同様のθ1、θ2の角度に対応するようにドグ11a・1
1bを取り付け、これらのドグ11a・11bの回転を近接スイ
ッチ12a・12bで検出するようにしても良い。このときに
は、判断器3は、2つのフリップフロップと2つのワン
ショットマルチバブレータによって構成するようにすれ
ば良い。詳しくは、まず、近接スイッチ12aのドグ11a検
出によって第1フリップフロップ20がセットされ、近接
スイッチ12bのドグ11bの検出によって第1フリップフロ
ップ20がリセットされるようにし、次に、第1フリップ
フロップ20の出力立ち上がりに応じてワンショットマル
チバブレータ22が第2フリップフロップ21をセットする
ようにする。他方、第1フリップフロップ20の出力立ち
下がりに応じてワンショットマルチバブレータ23が信号
を発するようにし、同時に、糸検出器2の緯糸検出時に
は前記第2フリップフロップ21がリセットされるように
する。すると、第1フリップフロップ20の立ち上がりか
ら立ち下がりまでの間に糸検出器2の緯糸検出が無けれ
ば、第2フリップフロップ21が出力し続けると共に、ワ
ンショットマルチバブレータ23が信号を発するので、両
信号のアンド条件によって緯糸切れを検出できるのであ
る。
【0014】また、位置検出器1をドグと近接スイッチ
から構成した場合、別の判断方式も可能である。まず、
2度緯糸が光軸を遮るときのそれぞれの角度に応じてド
グを配置し、これらのドグの内の片方を検出する近接ス
イッチの立ち上がりから立ち下がりまでの間フリップフ
ロップで出力を行うようにした後、上記例と同様の判断
方法で当該ドグ検出時の緯糸切れを監視し、もし緯糸切
れが発生していれば信号を発するようにする。また、も
う一方のドグを検出するための近接スイッチにも同様の
構成を付加して、緯糸切れの監視を行なわせる。そし
て、以上の2つの内のいずれか一方から緯糸切れの信号
が出力されたときには、糸切れと判断するのである。こ
の構成は、例えば、糸検出器2を極めて微弱な光量変化
をも検出して糸有りを判断できるように設定した結果、
実際には緯糸が存在しないときにも糸有りと頻繁に誤作
動を起こすようになってしまったときなどに有効であ
る。また、この構成によると、もし糸検出器2の緯糸検
出ミスあるいは誤作動の起きない状態であれば、緯糸切
れが発生した後直ぐに緯糸切れを検出できるという効果
も生じる。
【0015】
【考案の効果】以上のように、本考案の検出装置によれ
ば、もし緯糸巻き付け作業中に糸切れが発生しても、即
座に糸切れを検出できる上、精度が高くて検出ミスが少
ない。よって、本考案の検出装置は産業上の利用価値が
高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例センサを装設した貯留ドラムの側面図で
ある。
【図2】実施例センサを装設した貯留ドラムの正面図で
ある。
【図3】糸検出器を省略して示した説明図である。
【図4】実施例の判断器構成を示すブロック線図であ
る。
【図5】位置検出器の変形例である。
【図6】判断器の変形例である。
【図7】判断器の変形例である。
【符号の説明】
1 位置検出器 2 糸検出器 3 判断器

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻き付け用ヤーンガイドと貯留ドラムの
    間での糸切れを監視する装置であって、 巻き付け用ヤーンガイドが所定位置に到達したことを検
    出する位置検出器と、 巻き付け用ヤーンガイドの糸出口から貯留ドラムの緯糸
    巻き付け面に連なる緯糸が、巻き付け用ヤーンガイドと
    ともに貯留ドラムの周囲を回転することによって得られ
    る仮想円錐面に対し、巻き付け用ヤーンガイドと貯留ド
    ラムとの間の貯留ドラム外側で交差するような光軸を有
    する光透過型糸検出器と、 前記位置検出器の検出信号と前記糸検出器の糸検出信号
    とから緯糸切れの有無を判断する判断器とから構成され
    ることを特徴とする緯糸切れ検出装置。
JP7045391U 1991-09-03 1991-09-03 緯糸切れ検出装置 Expired - Lifetime JP2550704Y2 (ja)

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JPH0522581U JPH0522581U (ja) 1993-03-23
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