JP2550691B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2550691B2 JP1010508A JP1050889A JP2550691B2 JP 2550691 B2 JP2550691 B2 JP 2550691B2 JP 1010508 A JP1010508 A JP 1010508A JP 1050889 A JP1050889 A JP 1050889A JP 2550691 B2 JP2550691 B2 JP 2550691B2
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体装置の製造方法に関し、特にCMOS集積
回路装置のウェル形成方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、CMOS集積回路装置のウェル形成は一般的に第3
図に示す工程により形成されている。すなわち、まずP
型シリコン基板101の表面に酸化膜201を500Å形成し、
フォトレジスト202を写真食刻法により形成し、これを
マスクにリンをイオン注入してリンイオン注入層106を
形成する(第2図(a))。
次に、フォトレジスト202を除去し、リンイオン注入
層103を覆うようにフォトレジスト203を写真食刻法によ
り形成し、これをマスクにボロンをイオン注入し、ボロ
ンイオン注入層109を形成する(第2図(b))。
次に熱処理によりリンイオン注入層106及びボロンイ
オン注入層109を拡散し、Nウェル110及びPウェル111
を形成する(第2図(c))。
その後通常の工程に従ってNウェル110上にPチャネ
ルMOSトランジスタを、Pウェル111上にNチャネルMOS
トランジスタをそれぞれ形成してCMOS集積回路装置は完
成する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来のCMOS集積回路装置のウェル形成方法で
は、2種類のウェル、つまりNウェルとPウェルを形成
するために2回のフォトレジスト工程が必要である。
このフォトレジスト工程は、最も工数のかかる工程の
ため、2回のフォトレジスト工程はコストの面また保留
りの面から考えて好ましいものではないと言う問題点が
あった。
また、NウェルとPウェルの接する部分での両ウェル
の不純物濃度は、目合せのずれによって異なってくるた
め、各製造ロッドごとにウェル耐圧やラッチアップ耐性
が異なり、十分なラッチアップ耐性を確保するためには
PチャネルMOSトランジスタとNチャネルMOSトランジス
タの間隔を大きくしなくてはならず集積度を向上させる
ことができないと言う問題点があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、半導体装置の製造方法において一導電型の
半導体基板主表面に第1の絶縁膜を形成しその上に多結
晶シリコンを形成し、さらにその上に第2の絶縁膜を形
成する工程と、第2の絶縁膜上に写真食刻法により選択
的にフォトレジストを形成し、このフォトレジストをマ
スクに第2の絶縁膜を選択的に除去する工程と、このフ
ォトレジストと選択的に残された第2の絶縁膜をマスク
に第1の不純物を一導電型の半導体基板に選択的に注入
する工程と、選択的に残された第2の絶縁膜をマスクに
多結晶シリコンを選択的に酸化して酸化膜を形成する工
程と、選択的に残された第2の絶縁膜と、多結晶シリコ
ンの酸化されていない部分を除去する工程と、多結晶シ
リコンの酸化膜をマスクに一導電型の半導体基板に選択
的に第2の不純物を注入する工程を有することを特徴と
する。
第1の絶縁膜としては、窒化膜が望ましく、窒化膜と
酸化膜の多層膜を用いることもできる。
また、第2の絶縁膜としては窒化膜あるいは窒化膜と
酸化膜の多層膜を用いることができる。
上述した従来のCMOS集積回路装置のウェル形成法は2
種類のウェルを形成するために2回のフォトレジスト工
程を必要とするのに対し、本発明においては同様の2種
類のウェルを形成するのに1回のフォトレジスト工程で
行なえ、また2種類のウェルが自己整合的に形成され
る。
〔実施例〕
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図(a)〜(f)は本発明の一実施例の工程断面
図である。
第1図(a):P型シリコン基板101に窒化膜102を500
Å程成長する。次に多結晶シリコン103を1500〜2000Å
程成長し、その上に窒化膜104を1000Å程成長する。
第1図(b):次に写真食刻法によりフォトレジスト
105を形成し、リアクティブイオンエッチにより窒化膜1
04を選択的にエッチングする。次にリンを200〜300KeV
のエネルギー,ドーズ量1×10-3〜1014cm-2でP型シリ
コン基板101にイオン注入しリンイオン注入層106を形成
する。
第1図(c):次にフォトレジスト105を除去し、窒
化膜104をマスクに熱酸化法により多結晶シリコン103を
酸化し3000〜4000Åの酸化膜107を形成する。この時の
熱処理によりリンイオン注入層106はリンが活性化さ
れ、N型拡散層108となる。
第1図(d):次に窒化膜104及び多結晶シリコン103
を除去する。次に残った酸化膜107をマスクにボロンを3
0〜50KeVのエネルギーでドーズ量1×1013〜1×1014cm
-2程イオン注入し、P型シリコン基板101にボロンイオ
ン注入層109を形成する。
第1図(e):次に酸化膜107を除去し、窒素雰囲気
中で1100℃,6時間の熱処理をしてN型拡散層108及びボ
ロンイオン注入層109の不純物を拡散してNウェル110及
びPウェル111をそれぞれ形成する。
第1図(f):その後通常の工程に従ってMOSトラン
ジスタを形成する。すなわちP+チャネルストッパー112
及びフィールド酸化膜113を形成した後、ゲート酸化膜1
14を成長する。次にゲート電極115を写真食刻法により
形成し、N+拡散層116,P+拡散層117を形成し、次に層間
絶縁膜118を成長し、アルミニウム電極119を形成して、
CMOS集積回路装置は完成する。
なお本実施例ではN型の不純物であるリンを最初にイ
オン注入し、次にP型の不純物であるボロンをイオン注
入して、ウェルを形成しているが、イオン注入の順序を
逆にしても注入エネルギーを適当に選べば、何ら問題は
なく本実施例と同様のウェルを形成することができる。
第2図(a)〜(d)は本発明の他の実施例の工程断
面図である。
第2図(a):P型シリコン基板101に深さ5μの溝を
形成し、そこに酸化膜301を埋設する。次に酸化膜302を
500Å程形成し、引き続いて多結晶シリコン103を1000〜
1500Å程形成し、次に窒化膜104を1000〜1500Å程形成
する。
第2図(b):次に写真食刻法によりフォトレジスト
105を形成し、窒化膜104をフォトレジスト105をマスク
にエッチングして除去する。次にボロンをエネルギー50
〜150KeVでドーズ量1×1013〜1×1014cm-2程イオン注
入しボロンイオン注入層109を形成する。
第2図(c):次にフォトレジスト105を除去し、残
っている窒化膜104をマスクに多結晶シリコン103を酸化
し、酸化膜107を2000Å〜3000Å形成する。この時の熱
工程により注入されたボロンが活性化され、P型拡散層
303となる。次に酸化膜107をマスクにリンをエネルギー
100〜200KeVでドーズ量1×1013〜1×1014cm-2程イオ
ン注入し、リンイオン注入層106を形成する。
第2図(d):次に窒素雰囲気中で1100℃6時間の熱
処理により不純物を拡散し、Nウェル110,Pウェル111を
形成する。その後、通常の工程に従ってNウェル110上
にPチャネルMOSトランジスタ、Pウェル111上にNチャ
ネルMOSトランジスタを形成して完成する。
この実施例では、NウェルとPウェルの間に溝が形成
されているためウェルの耐圧を向上させることができ、
またラッチアップ耐性も向上でき、より集積度を向上で
きるという利点がある。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、NウェルとPウェルの
2種類のウェルを形成する際に、多結晶シリコンの選択
酸化を利用することにより、1回のフォトレジスト工程
だけで、2種類のウェルを形成することができるため、
従来のウェル形成法に比べ大幅な工程数を削減でき、従
って製造コストを低減でき、また保留を向上させること
ができる効果がある。
また不純物のイオン注入のマスクとして用いる酸化膜
は多結晶シリコンの選択酸化によって形成されるため、
シリコン基板を選択酸化する場合に比べ、基板に与える
ストレスが少なく結晶欠陥の発生を抑えることができる
効果がある。
また、多結晶シリコンの選択酸化時にイオン注入した
不純物の再分布が生じるが、多結晶シリコンとシリコン
基板との間に絶縁膜があるため、不純物の多結晶シリコ
ンへの拡散を抑えることが出来、MOSトランジスタの特
性に大きな影響を与えるシリコン基板表面の不純物濃度
の変動が大きくならない。従って、MOSトランジスタの
特性変動が少ない信頼性の高い集積回路を得ることがで
きる。
また、2種類のウェルが自己整合的に形成されるた
め、従来の2回のフォトレジスト工程で必要であった目
合マージンが必要でなくなり、PチャネルMOSトランジ
スタとNチャネルMOSトランジスタの間隔を小さくする
ことができ、集積度を向上させることができる効果があ
る。
また、2種類のウェルが自己整合的に形成されるため
2種類のウェル、つまりPウェルとNウェルの接してい
る部分の両ウェルの不純物濃度が常に同じに保たれ、ウ
ェルの耐圧やCMOS特有のラッチアップ耐性の変動が小さ
くなる。従って、PチャネルMOSトランジスタとNチャ
ネルMOSトランジスタの間隔を小さくした場合でも、ラ
ッチアップ耐性を確保でき、信頼性の高い集積回路を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(f)は本発明の一実施例1の工程断面
図、第2図(a)〜(d)は本発明の他の実施例2の工
程断面図、第3図(a)〜(c)は従来のウェル形成の
工程断面図である。 101……P型シリコン基板、102,104……窒化膜、103…
…多結晶シリコン、105,202,203……フォトレジスト、1
06……リンイオン注入層、107,201,302……酸化膜、108
……N型拡散層、109……ボロンイオン注入層、110……
Nウェル、111……Pウェル、112……P+チャネルストッ
パー、113……フィールド酸化膜、114……ゲート酸化
膜、115……ゲート電極、116……N+拡散層、117……P+
拡散層、118……層間絶縁膜、119……アルミ電極、303
……P型拡散層。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体装置の製造方法において、半導体基
    板主表面上に窒化膜を形成する工程と、前記窒化膜上に
    多結晶シリコン層を形成する工程と、前記多結晶シリコ
    ン層の上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上に選
    択的にフォトレジストを形成し、前記フォトレジストを
    マスクに前記絶縁膜を選択的に除去する工程と前記フォ
    トレジストと前記絶縁膜の選択的に残された部分をマス
    クに一導電型の不純物を前記半導体基板に選択的に注入
    する工程と、前記絶縁膜の選択的に残された部分をマス
    クに前記多結晶シリコン層を選択的に酸化し酸化膜を形
    成する工程と、前記絶縁膜の選択的に残された部分と、
    前記多結晶シリコン層の酸化されていない部分を除去す
    る工程と、前記多結晶シリコン層を選択的に酸化して形
    成された酸化膜をマスクに他の導電型の不純物を前記半
    導体基板に選択的に注入する工程とを有することを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
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