JP2550250Y2 - 路上設置形配電箱 - Google Patents

路上設置形配電箱

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JP2550250Y2
JP2550250Y2 JP1990015455U JP1545590U JP2550250Y2 JP 2550250 Y2 JP2550250 Y2 JP 2550250Y2 JP 1990015455 U JP1990015455 U JP 1990015455U JP 1545590 U JP1545590 U JP 1545590U JP 2550250 Y2 JP2550250 Y2 JP 2550250Y2
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新太郎 大場
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公敏 石井
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株式会社 三英社製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は路上設置形配電箱に関し、特に、路上設置形
の開閉器等を収納する収納部の内壁に結露が生じないよ
うにした路上設置形配電箱に関する。
〔従来の技術〕
路上設置形の開閉器はマンホール,ハンドホール等か
ら立ち上げられたケーブルと接続され、金属製の外箱内
に収納されることにより外部から保護されている。外箱
は正面に扉を有しており、扉を開放することにより開閉
器の操作、ケーブル接続部の工事等を行うことができ
る。
しかし、従来の路上設置形の開閉器の外箱は、地中の
湿気やマンホール,ハンドホール等に溜まった水から蒸
発した水蒸気が浸入して高湿度状態になり、外気温の低
下によって外箱の内壁に結露が生じることがある。この
ため、開閉器(電極部)に水滴が付着し、錆び等の原因
となって開閉器の劣化を招き、耐久性、信頼性を低下さ
せる。
そこで、外箱の内部を分離板によって二分し、上方の
室を開閉器室、下方の室をケーブル接続室とする配電箱
が提案されている。この配電箱によると、開閉器室は分
離板によってマンホール,ハンドホール等と完全に遮蔽
されるため、水蒸気等の影響を受けなくなり、結露の発
生を防止することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、以上述べた配電箱によると、外箱に分離板を
設けるため、外箱や、そこに収容される開閉器等に特別
な構造が必要となり、既存の外箱や開閉器等をそのまま
利用することができない。即ち、既存のものに改良を加
えて使用するか、あるいは全く新しい構造にしなくては
ならないため、コストアップとなる。
従って、本考案の目的は既存の外箱、開閉器等の構造
を変えずに外箱内の気密保持を行うことができる路上接
地形配電箱を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本願考案は以上述べた目的を実現するため、マンホー
ル,ハンドホール等の開口部を取り囲むように路面に設
けられたベース部材と、前記ベース部材に載置され開閉
器等の電気機器を包囲する外箱と、前記開口部から立ち
上げられるケーブルを前記外箱内に気密的に導入する気
密構造部とを有する路上設置形配電箱において、前記ベ
ース部材は、前記開口部側に上方に向かって拡開する傾
斜部を有する枠状のベース金具より構成され、前記気密
構造部は、前記ケーブルが貫通する貫通孔および前記貫
通孔から側面へ伸びた切り割りを有し前記傾斜部と相補
的な形状の傾斜部を有するスポンジ等のパッキング層
と、前記パッキング層を底面と上面から挟み込む金属板
層とからなる複数の貫通ブロックより構成され、前記ベ
ース部材の前記傾斜部と前記パッキング層の前記傾斜部
が当接して水密接合するとともに、前記金属板層によっ
て挟み込まれた前記パッキング層が前記外箱の底部を形
成することを特徴とする路上設置形配電箱を提供するも
のである。
この場合、ケーブルとパッキング層の間には、密閉度
を上げるためケーブルサイズに合わせたゴム等から成る
切割り入りのスペーサを挿入しても良い。
〔作用〕 上記構成では、マンホール,ハンドホール等の開口部
から立ち上げられたケーブルが気密構造部によって気密
的に外箱内に導入されるため、地中の湿気や開口部に溜
まった雨水等による水蒸気の侵入を防ぐことができ、そ
の結果、外箱内の結露の発生を防止することができる。
また、外箱や開閉器等の構造を変える必要がないため、
既存のものをそのまま利用することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の路上設置形配電箱を詳細に説明する。
第1図(a)、(b)は本考案の一実施例を示し、マ
ンホール,ホンドホール等の開口部(図示せず)に枠状
のベース金具10が設けられており、ベース金具10上に
は、後述するゴム製パッキングを介して外箱11が載置さ
れている。外箱11の内部には、前述した開口部からケー
ブル13が引き込まれ、各々のケーブルヘッド21を介して
開閉器16のブッシング15に接続されている。開閉器16に
ついては可動電極17,機構部18,操作ロッド19,固定電極
部20等が図示されているが、ここではその詳細を省略す
る。ただし、開閉器の種類,サイズ等は限定するもので
はなく、また、開閉器以外の電気機器であっても良い。
12は外箱11に取り付けられた扉であり、これを開放して
開閉器16の操作、ケーブル接続部の工事等を行うことが
できる。
第2図は配電箱の底部、即ち、ケーブル13の引き入れ
部を示し、マンホール,ハンドホール等の開口部(後述
する貫通ブロック22および予備用貫通ブロック22aによ
って視認できない)を取り囲むように枠状のベース金具
10が設けられ、ベース金具10上には、外箱11が載置さ
れ、ボルト26を介して固定されている。ベース金具10の
内部(開口部と連通した部分)には、気密構造部を提供
する複数(ケーブル13の回線数に応じた数)の貫通ブロ
ック22と、予備用貫通ブロック22aが前記開口部を閉塞
するように並列配置され、ボルト24を介してベース金具
10に回転自在に取付けられたそれぞれのステー23で押え
られている。開口部から立ち上げられたケーブル13は貫
通ブロック22を介して気密的に外箱11内に導入され、前
述した開閉器16のブッシング15に接続される。貫通ブロ
ック22は、第3図において詳述するが、上部金属板層31
および下部金属板層32の間にスポンジ等のパッキング層
30を介在させ、これをボルト34によって一体化して成
り、貫通ブロック22をベース金具10に固定する前の状態
において、パッキング層30に形成された切り割り30aか
ら貫通孔(後述)へケーブル13を挿入することにより、
貫通ブロック22にケーブル13を貫通させることができ
る。また、予備用貫通ブロック22aは適宜、封止体41を
取り外すことにより、切り割り30aから予備ケーブルを
挿入することができる。外箱11の両脇には扉12を常に閉
塞するように付勢する弾性部材27が設けられており、扉
12は蝶番25を介して開閉する。
第3図は貫通ブロック22を示し、断面略L字状の上部
金属板層31と、平板状の下部金属板層32の間にスポンジ
等から成るパッキング層30を介挿し、上部金属板層31,
パッキング層30,下部金属板層32にそれぞれ形成された
挿通孔33,37,38に計4本のボルト34を挿入してワッシャ
39を介してナット40と締結させることにより構成され
る。パッキング層30は、その底部から上部にかけて導体
13aを有するケーブル13を貫通させる貫通孔36と、貫通
孔36から側面にかけて形成された切り割り30aを有し、
この切り割り30aを拡開させてケーブル13を挿入するこ
とにより、貫通孔36にケーブル13をセットすることがで
きる。ケーブル13は、パッキング層30との間の密閉度を
上げるため、ケーブルサイズに合ったゴム等から成る切
り割り35bを有したスペーサ35を有し、貫通孔36にケー
ブル13がセットされた後、スペーサ35の鍔35aがパッキ
ング層30の上面に当接するまで挿入される。尚、上部金
属板層31と下部金属板層32は、第3図(b)に示すよう
に一体化されても良い。
第4図は貫通ブロック22にケーブル13がセットされた
状態を示し、ベース金具10の上部には、略T字状のパッ
キング29を介して外箱11が載置されている。貫通ブロッ
ク22はステー23で押えられており、ステー23はワッシャ
ー28を介してベース金具10に回転自在に取付けられてい
る。このとき、貫通ブロック22のパッキング層30はベー
ス金具10の傾斜部10bに押圧されて圧縮しており、貫通
ブロック22とベース金具10の間を気密封止している。貫
通ブロック22の貫通孔36には、ケーブル13の外周に被嵌
されたスペーサ35がその鍔35aがパッキング層30の上面
と当接するように挿入されており、ケーブル13は貫通ブ
ロック22を気密的に貫通している。即ち、スペーサ35は
ケーブル13と貫通孔36の隙間を密封している。ケーブル
13の導体13aには、接続端子14が圧着され、前述した開
閉器16のブッシング15の接続端子(図示せず)に接続さ
れる。
以下、配電箱へのケーブル引き込み方法を説明する。
まず、マンホール,ハンドホール等の開口部から立ち
上げられた各ケーブル13を開閉器16のブッシング15に接
続し、開口部内にあるケーブルクリート(図示せず)で
固定する。貫通ブロック22にパッキング層30の切り割り
30aからケーブル13を差し込んでベース金具10に装着す
る。ケーブル13と貫通孔36の間にスペーサ35をパッキン
グ層30の上面と鍔35aが当接するように挿入する。この
作業を各ケーブルで行う。そして、各貫通ブロック22お
よび予備用貫通ブロック22aをそれぞれのステー23を回
して押え込み、開口部を閉塞する。
このような構成では、マンホール,ハンドホール等の
開口部から立ち上げられたケーブル13がベース金具10に
設けられた貫通ブロック22によって気密的に外箱内に導
入されるため、地中の湿気や開口部に溜まった雨水等に
よる水蒸気の侵入を防ぐことができる。また、封止部材
10aによってベース金具10の底部が気密的に封じられて
いるため、そこからの雨水等の侵入も防ぐことができ
る。その結果、外箱11内の結露の発生を防止することが
できる。
第5図(a),(b)は本考案の第2の実施例を示
し、上部金属板層31の外周に孔31aが形成され、ここに
ゴムパッキン43がモールド成形される。即ち、孔31aは
ゴムパッキン43の密着度を上げるために設けられてい
る。このような上部金属板層31は第6図に示すように、
ベース金具10上に載置され、ゴムパッキン43によってベ
ース金具10との間の気密性を向上する。また、ケーブル
13に挿嵌されたスペーサ35は、下部に膨張部35cを有
し、上部金属板層31の開口部に設けられたゴムパッキン
43と係合してスペーサ35の抜け止めがなされている。
〔考案の効果〕
以上説明した通り、本考案の路上設置形配電箱による
と、マンホール,ハンドホール等の開口部に設けられた
ベース部材に、該開口部から立ち上げられるケーブルを
外箱内に気密的に導入する気密構造部を設けたため、既
存の外箱、開閉器等の構造を変えずに外箱の気密構造を
提供することができ、外箱の内壁における結露の発生を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は本考案の一実施例を示す説明
図、第2図は配電箱の底部を示す説明図、第3図は貫通
ブロックを示す分解斜視図、第4図は貫通ブロックにケ
ーブルを貫通させた状態を示す断面図。第5図(a),
(b)および第6図は本考案の第2の実施例を示す説明
図。 符号の説明 10……ベース金具、10a……封止部材 11……外箱、12……扉 13……ケーブル、13a……導体 14……接続端子、15……ブッシング 16……開閉器、17……可動電極 18……機構部、19……操作ロッド 20……固定電極部 21……ケーブルヘッド 22……貫通ブロック 22a……予備用貫通ブロック 23……ステー、24……ボルト 25……蝶番 26……ボルト、27……弾性部材 28……ワッシャー、29……パッキング 30……パッキング層 31……上部金属板層、31a……孔 32……下部金属板層、33……挿通孔 34……ボルト、35……スペーサ 35a……鍔、35b……切り割り 35c……膨張部、36……貫通孔 37……挿通孔、38……挿通孔 39……ワッシャー、40……ナット 41……封止体 43……ゴムパッキン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 石井 公敏 東京都品川区荏原5丁目2番1号 株式 会社三英社製作所内 (56)参考文献 特開 昭64−26312(JP,A) 特開 平1−291607(JP,A) 実開 昭60−156806(JP,U) 実開 昭64−25805(JP,U) 実開 昭60−128407(JP,U) 実開 昭62−112184(JP,U) 実開 昭63−59380(JP,U) 実開 昭61−17809(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マンホール,ハンドホール等の開口部を取
    り囲むように路面に設けられたベース部材と、前記ベー
    ス部材に載置され開閉器等の電気機器を包囲する外箱
    と、前記開口部から立ち上げられるケーブルを前記外箱
    内に気密的に導入する気密構造部とを有する路上設置形
    配電箱において、 前記ベース部材は、前記開口部側に上方に向かって拡開
    する傾斜部を有する枠状のベース金具より構成され、 前記気密構造部は、前記ケーブルが貫通する貫通孔およ
    び前記貫通孔から側面へ伸びた切り割りを有し前記傾斜
    部と相補的な形状の傾斜部を有するスポンジ等のパッキ
    ング層と、前記パッキング層を底面と上面から挟み込む
    金属板層とからなる複数の貫通ブロックより構成され、 前記ベース部材の前記傾斜部と前記パッキング層の前記
    傾斜部が当接して水密接合するとともに、前記金属板層
    によって挟み込まれた前記パッキング層が前記外箱の底
    部を形成することを特徴とする路上設置形配電箱。
  2. 【請求項2】前記ケーブルと前記パッキング層の間に
    は、ケーブルサイズに合わせたゴム等から成るスペーサ
    が挿入されている請求項第1項記載の路上設置形配電
    箱。
JP1990015455U 1990-02-19 1990-02-19 路上設置形配電箱 Expired - Lifetime JP2550250Y2 (ja)

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JPH03106801U JPH03106801U (ja) 1991-11-05
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