JP2550190Y2 - センサ - Google Patents

センサ

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JP2550190Y2
JP2550190Y2 JP1990007205U JP720590U JP2550190Y2 JP 2550190 Y2 JP2550190 Y2 JP 2550190Y2 JP 1990007205 U JP1990007205 U JP 1990007205U JP 720590 U JP720590 U JP 720590U JP 2550190 Y2 JP2550190 Y2 JP 2550190Y2
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roller
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正樹 小原
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日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車両に搭載される所謂エアバッグシステム
に使用されて衝撃に伴う加速度を検出するセンサに関
し、特に複数個のエアバッグの同時展開に好適なセンサ
に関する。
[従来技術] 第5図ないし第8図に示すエアバッグシステムにおい
て、センサ1は、ベース2上にローラ3を載置し、この
ローラ3の周囲には板ばねからなるローラマイト4を一
方向に付勢して巻き付けてある。ローラマイト4は、そ
の外周に金箔からなる導電部4aが設けられ、この導電部
4aは電源8に接続されている。ベース2には、ローラ4
の転動路中に位置して導体部4aと接触可能に板ばねから
なる接触端子12aが突設してある。この接触端子12aは、
起爆素子であるスクイブ9を介して接地されている。
図中矢印の方向に衝撃(加速度)Gが加わると、ロー
ラ3はローラマイト4の付勢力に抗してベース2上を転
動し、このローラ3の転動に伴うローラマイト4の伸長
により導体部4aがベース2上の接触端子12aに電気的に
接続されて回路が閉路し、スクイブ9が点火爆発するこ
とによりエアバッグが膨張展開する。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記エアバッグシステムは、接触端子12a
が1つであるが、複数のエアバッグを備えたシステムに
あっては、センサ1も複数個必要になる。しかし、セン
サ1を複数個設けた場合、システム規模が肥大化し、各
センサ1を同時に作動させることが困難になる等の課題
があった。
また、実開平1-110372号「自動車の衝撃センサ」に
は、基台に転動体が載置され、この転動体の周面に巻き
付けた弾性帯状体の付勢力に抗して転動体が基台上を転
動し、転動体の移動経路に設けた上下一対の接点を弾性
帯状体が自重で閉じることによる電気的導通により加速
度を検出する構成のセンサが開示されている。しかしな
がら、このものは、傾斜面を有する基台を乗り越えた転
動体が、その重量により一対の接点を機械的に当接させ
て閉成する構成のセンサに関するものであり、転動体や
弾性帯状体自体を導電性部材で構成したものではない。
また、転動体が基台の傾斜面から勢いよく飛び出てしま
った場合には、上下一対の接点が閉成しない場合がある
と記載されているように、転動体の転動路にも問題があ
る。このため、仮に複数のエアバッグを作動させる必要
から、複数組の接点を複数に基台側接触端子として設け
るにしても、一部の接点が閉成したにも拘わらず他の接
点が閉成しないなど、確実な動作を約束するのが困難で
あるといった課題を抱えていた。
また、実開昭63-156077号「危険運転の警報装置」に
は、加速度検出用の移動体と基台側接触端子との導通を
検出するようにしたセンサが開示されている。しかしな
がら、円盤状の移動体を付勢する伸縮材がその伸縮過程
で撓んだときに、移動体が基台側接触端子に接触する前
に、伸縮材と基台側接触端子とが接触してしまい、危険
運転には程遠い安全運転を行っているにも拘わらず、警
報器が誤作動してしまうケースが否定できないものであ
った。特に、基台側接触端子を複数配設した場合には、
この誤作動が発生する確率も端子数に比例して増大する
ことになり、誤作動が発生しないにしても、伸縮材が正
規の伸縮方向以外にも撓み変形するため、複数の基台側
接触端子に対し移動体がほぼ同時に当接するようにする
のが困難であり、一定限度を越える衝撃を感知して規定
時間内に運転席側と助手席側のエアバッグをほぼ同時に
展開させるエアバッグシステム等への転用には慎重にな
らざるを得ない等の課題を抱えていた。
本考案は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであ
り、簡略小型な構成で複数個のエアバッグを同時作動さ
せるエアバッグシステムに好適なセンサであって、一定
レベルを越える衝撃を感知して複数の接点を同時に閉成
させることのできるセンサを提供することを目的とする
ものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案は、周面に弾性帯状
体の一端が巻き付けられ、衝撃力により該弾性帯状体の
付勢力に抗して転動する転動体と、前記弾性帯状体の他
端を係止し、かつ前記転動体の転動路を形成する基台
と、該基台の前記転動路上の所定位置に単一か又は該転
動路に沿って互いに並列に複数配設した基台側接触端子
と、前記基台側接触子が単一である場合は、前記転動体
か又は前記弾性帯状体の外周面に複数互いに並列に配設
され、また前記基台側接触子が複数である場合は、前記
外周面に単一か又は互いに並列に複数配設され、前記転
動体が前記弾性帯状体の付勢力に抗して前記基台上を前
記所定位置まで転動したときに、前記基台側接触端子に
当接して電気的に接続され、該基台側接触端子との間に
形成される複数の接点がほぼ同時に閉成する転動体側接
触端子とを具備することを特徴とするものである。
[作用] 本考案の構成によれば、転動体の周面に巻き付けられ
た弾性帯状体の付勢力に抗して転動体が基台上を転動す
ることにより、転動体の移動経路に設けられ基台側接触
端子と転動体の外周面に設けられた転動体側接触端子と
が当接して電気的に接続され、基台側接触端子と転動体
側接触端子との間に形成される複数の接点がほぼ同時に
閉成することで衝撃が検出される。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。第1図は、本考案のセンサの接触端子の一実施例を
示す平面図、第2図は、第1図に示した接触端子の端面
図、第3図は、本考案のセンサの一実施例の全体構成を
示す平面図、第4図は、第3図に示したセンサの回路構
成図である。
第3図に示すセンサ1は、車載エアバッグシステムに
使用されるものである。センサ1は、基台となるベース
2上に転動体であるローラ3が載置されており、このロ
ーラ3の周囲には弾性帯状体である板ばねからなるロー
ラマイト4の一端が巻き付けられている。ローラマイト
4の他端はベース2の端部に係止されており、またロー
ラマイト4の外周には金箔からなる導電部4aが設けられ
ている。導電部4aは電源8に接続されており、衝撃を受
けてローラマイト4が伸長したときに、この導電部4aが
ベース2に突設された接触端子2aに電気的に接続され
る。
接触端子2aは、ベース2上の所定位置に突設されてお
り、第2図に示したように、芯になる板ばね5を両側か
ら絶縁体6a,6aにて挟持し、さらに導体からなる一対の
電極7a,7aをもって絶縁体6a,6aの両側から中間部までを
覆って構成してある。電極7a,7a間には、所定寸法の間
隙が形成されており、両電極7a,7aの基端側がそれぞれ
スクイブ9,9を介して接地されている。すなわち、実施
例の場合、一対の電極7a,7aは、互いに共通の導電部4a
が当接することで電源8に接続され、これにより導電部
4aと一対の電極7a,7aとの間に形成される接点を介し
て、一対のスクイブ9に対し着火電流が通電される。
かかる構成において、第3図中矢印の方向に加速度G
が加わると、ローラ3がローラマイト4の付勢力に抗し
てベース2上を転動する。ローラ3の転動に伴いローラ
マイト4が伸長し、ローラマイト4に没けられた導電部
4aがベース2上に突出する接触端子2aの一対の電極7a,7
aにほぼ同時に当接する。これにより、スクイブ9,9は導
電部4aを介して電源8に接続され、導電部4aと一対の電
極7a,7aとの間に形成される各接点を介してスクイブ9,9
に着火電流が流れ込み、スクイブ9,9がほぼ同時に点火
爆発して2つのエアバッグがほぼ同時に膨張展開する。
このように、上記構成のセンサ1によれば、ベース2
がローラ3に対してほぼ平坦な転動路を形成するため、
ローラ3の転動に抗する力はローラマイト4によりほぼ
一義的に決定され、従って転動路が傾斜面や湾曲面から
なるベースを用いる従来のセンサのごとく、衝撃力の大
きさ如何でローラが転動路を逸脱してしまい、確実な作
動が保証できなくなることはない。特に、ローラマイト
4側の接触端子である導電部4aをベース側の一対の接触
端子すなわち電極7a,7aに接続する構成にあっては、ロ
ーラ3の転動状態により特定の接触端子だけが非導通状
態に取り残されるといった不都合が生じないので、一対
の電極7a,7aを同時にしかも確実に導通させることが可
能である。また、導電部4aも一対の電極7a,7aにもそれ
ぞれ十分な接触面積が確保できるため、起爆着火に一定
値以上の着火電流を通電する必要のあるエアバッグ用ス
クイブ9向けに、十分な電流容量を確保することができ
る。従って、使用する接触端子の数が増えても、これま
でと同一寸法のベース2に対して余裕をもって2個の電
極7aを並列配設することができる。
なお、上記実施例では電極7a,7aは接触端子2a側に複
数個設けられているものを示したが、導電部4a側に複数
個設けることもできる。
また、上記実施例において、電極7aの数は2個に限定
されず、スクイブ9の数に合わせ、3個や4個或いはそ
れ以上の任意の個数設けることもできる。また、電極7a
の形態や構造は、実施例に示したものに制約されること
なく、例えば、板ばね5上に絶縁層を介して複数の電極
を設けることもできる。特に、板ばね5を絶縁材で構成
すれば直接電極を設けることも可能である。
さらに、導電部4aはローラマイト4上に形成する以外
に、例えばローラ3の周面に直接的に形成することもで
きる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、基台が転動体
に対してほぼ平坦な転動路を形成するため、転動体の転
動に抗する力は弾性帯状体によりほぼ一義的に決定さ
れ、従って転動路が傾斜面や湾曲面からなる基台を用い
る従来のセンサのごとく、衝撃力の大きさ如何で転動体
が転動路を逸脱してしまい、確実な作動が保証できなく
なることはなく、特に転動体側又は弾性帯状体側の一又
は複数の接触端子を基台側の複数又は一の接触端子に接
続する構成にあっては、転動体の転動状態により特定の
接触端子だけが非導通状態に取り残されるといった不都
合が排除されることで、複数の接触端子をほぼ同時に閉
成する接点を介して確実に導通させることが可能であ
り、また転動体側接触端子も基台側接触端子も十分な接
触面積が確保できるため、起爆着火に一定値以上の着火
電流を通電する必要のあるエアバッグ用スクイブ向け
に、十分な電流容量を確保することができ、従って使用
する接触端子の数が増えようとも、同一寸法の基台や転
動体に対して余裕をもって複数の接触端子を並列配設す
ることができる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のセンサの接触端子の一実施例を示す
平面図、第2図は、第1図に示した接触端子の端面図、
第3図は、本考案のセンサの一実施例の全体構成を示す
平面図、第4図は、第3図に示したセンサの回路構成
図、第5図は、従来のセンサの接触端子の一例を示す平
面図、第6図は、第5図に示した接触端子の端面図、第
7図は、従来のセンサの一例の全体構成を示す平面図、
第8図は、第7図に示したセンサの回路構成図である。 1……センサ 2……ベース(基台) 2a……接触端子 3……ローラ(転動体) 4……ローラマイト(弾性帯状体) 4a……導電部(転動体側接触端子) 5……板ばね 6a,6a……絶縁体 7a,7a……電極(基台側接触端子) 9……スクイブ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】周面に弾性帯状体の一端が巻き付けられ、
    衝撃力により該弾性帯状体の付勢力に抗して転動する転
    動体と、前記弾性帯状体の他端を係止し、かつ前記転動
    体のためのほぼ平坦な転動路を形成する基台と、該基台
    の前記転動路上の所定位置に単一か又は該転動路に沿っ
    て互いに並列に複数配設した基台側接触端子と、前記基
    台側接触子が単一である場合は、前記転動体か又は前記
    弾性帯状体の外周面に複数互いに並列に配設され、また
    前記基台側接触子が複数である場合は、前記外周面に単
    一か又は互いに並列に複数配設され、前記転動体が前記
    弾性帯状体の付勢力に抗して前記基台上を前記所定位置
    まで転動したときに、前記基台側接触端子に当接して電
    気的に接続され、該基台側接触端子との間に形成される
    複数の接点がほぼ同時に閉成する転動体側接触端子とを
    具備することを特徴とするセンサ。
JP1990007205U 1990-01-29 1990-01-29 センサ Expired - Lifetime JP2550190Y2 (ja)

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JPH0397667U JPH0397667U (ja) 1991-10-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63156077U (ja) * 1986-11-01 1988-10-13
JPH01110372U (ja) * 1988-01-18 1989-07-25

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