JP2549797Y2 - 製品積込み装置 - Google Patents

製品積込み装置

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JP2549797Y2
JP2549797Y2 JP3101392U JP3101392U JP2549797Y2 JP 2549797 Y2 JP2549797 Y2 JP 2549797Y2 JP 3101392 U JP3101392 U JP 3101392U JP 3101392 U JP3101392 U JP 3101392U JP 2549797 Y2 JP2549797 Y2 JP 2549797Y2
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泰久 吉田
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Ahresty Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、製品積込み装置に係
り、詳しくはダイカストマシン等の成形マシンによって
成型され、該マシンの近傍に設置されたトリミングプレ
ス機によってバリ取り加工された製品を掴み、製品積込
みバケット(通称、パレティナーと称している)内に予
めプログラムされた動きのもので決められた個数積込む
製品積込み装置のチャックの着脱構造即ち製品の大きさ
並びに形状等に合わせて変えるチャックの交換に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】従来、この種の製品積込
み装置のチャックは一体構造に組み合わせ構成して装置
本体のチャック装着部にネジ止めにて取付けていた。然
るに、従来は作業者が装置本体のチャック装着部に取付
いているチャックを取り外し、該チャック装着部に別の
チャックを取付けるといった全て手作業でその交換作業
を行なわなければならなかった。従って、従来では成型
される製品の形状,大きさ等に合わせて変えられるチャ
ックの交換時にはその度作業者が行なわなければなら
ず、面倒で手間が掛かるものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案はこの様な従来
の不具合に鑑みてなされたもので、その解決しようとす
る技術的課題は、装置本体のチャック装着部に対するチ
ャックの取り外し交換を自動的に行ない得る様に改良し
た製品積込み装置の提供を目的とするものである。
【0004】
【課題を達成するための手段】上記目的を達成するため
に本考案が講じる技術的手段は、装置本体の上下の動き
でチャックを製品に接近させて製品を掴み、該製品を製
品積込みバケットに積み込む装置であって、チャック本
体を装置本体のチャック装着部に固着するチャック上部
と、製品を掴むチャック部を下方に向けて備え該チャッ
ク上部の下面に着脱分離自在に連結するチャック下部と
から構成し一方、装置本体の適宜箇所又はその周辺にチ
ャック交換部を複数配備してなり、前記チャック上部は
下面中央を中心とするその下面周辺にキー溝を外周に備
えた連結ピンを下方に向けて突出配設し、チャック下部
は上面中央を中心とするその上面周囲の前記連結ピンの
真下位置にピン連結孔を設け、且つこのピン連結孔の深
さ方向途中には前記中央線上を回転中心とし、該ピン連
結孔の一部を通るリング径でそのリング縁を連結ピンの
キー溝に回転導入させると共にピン連結孔の一部を構成
する半円弧状の切欠け部をそのリング縁適所に形成備え
たキープレートを回転自在に配設し、装置本体のチャッ
ク交換部はチャック本体のチャック下部を受け止めるチ
ャック載置部を配設すると共に、このチャック載置部に
チャック下部が受け取られているかいないかその存在を
検出するチャック交換操作部に連繋せしめたチャック検
出器と、キープレートのリング外周縁に垂設した回転起
動ピンと連結せしめて該キープレートを正逆方向に回転
せしめると共にその回転限を検出する検出器を備えた回
転起動部とをチャック載置部の周りに配設してなること
を特徴とする。そして、装置本体の適宜箇所又はその周
辺に複数配備した各チャック交換部の内、少なくとも1
箇所を除く他の場所のチャック交換部のチャック載置部
に、チャック部の大きさ並びにその掴む,放す動作の開
閉角度を変えたチャック本体のチャック下部を予め準備
待機させて置くことを特徴とする。
【0005】
【作用】而して、上記した本考案の技術的手段によれ
ば、初めにチャック本体のチャック上部側を装置本体の
チャック装着部に固定的に取付支持させ、このチャック
上部に対するチャック部を備えたチャック下部の連結は
そのチャック下部上面のピン連結孔にチャック上部下面
の連結ピンを挿入合致させた後、該連結ピン外周のキー
溝に対してチャック下部側に回転自在に組み込まれ配設
されているキープレートのリング縁即ちプレート縁を回
転導入せしめて連結ピンに対するキープレートの掛止状
態にてチャック下部をチャック上部に着脱分離自在に連
結支持させておく。そして、装置本体の動きでチャック
上部に対するチャック下部の着脱交換を自動的に行なう
場合は、チャック交換操作部にてチャック交換選択操作
を行ない装置本体の適宜箇所又はその周辺に複数配備さ
れたチャック交換部の内、チャック本体のチャック下部
側が準備待機されていない空いている場所のチャック交
換部にチャック交換操作部にて指定された装置本体の動
きでチャック本体を移送し、チャック本体のチャック下
部を該チャック交換部のチャック載置部に降下受け取ら
せると共にその存在をチャック検出器で検出する。チャ
ック下部が装置本体の動きでチャック載置部に降下受け
取られその存在がチャック検出器により検出確認される
と、チャック下部のキープレート外周縁の回転起動ピン
が連結された回転起動部が作動を開始してキープレート
をチャック交換操作部にプログラムされている回転方向
例えば逆方向(反時計方向)に回転せしめ、その逆方向
の回転限が回転起動部の検出器により検出されることに
よって、キープレートのプレート縁に形成された半円弧
状の切欠部がピン連結孔に適合合致せしめて該ピン連結
孔から連結ピンが抜け外れる状態となり、装置本体の動
きでチャック上部側が上昇されチャック下部側から分離
される。チャック本体のチャック下部側が分離されるこ
とでそのチャック上部側のみ支持する装置本体はチャッ
ク交換操作部にて指定されたその指定場所のチャック交
換部にチャック上部側を移送し、該チャック交換部のチ
ャック載置部に準備待機されているチャック下部の上面
にチャック上部の下面を当接照合させる。この時、チャ
ック上部の下面に垂設された連結ピンがチャック下部上
面のピン連結孔に挿入合致せしめる。連結ピンがピン連
結孔に挿入合致せしめるとチャック交換部の回転起動部
が作動を開始してキープレートを予め設定された回転方
向即ち上述した逆回転に対して正方向(時計方向)に回
転せしめ、その正方向の回転限が回転起動部の検出器に
より検出されることによって、キープレートのプレート
縁が連結ピンのキー溝に掛止せしめて連結ピンに対する
キープレートの掛止状態にてチャック上部にチャック下
部を連結支持させるこれらの追従連繋動作によってチャ
ックの取り外し交換が自動的に行なわれる。
【0006】
【実施例】本考案の実施の一例を図面に基づいて以下説
明すると、図1及び図2は櫓状に組み立て設備された機
枠1上に移動モーター2,3により矢印方向X,Yに移
動自在にベース4を設置すると共にこのベース4上に設
置した昇降モーター5により矢印方向Zに昇降自在に昇
降杆6を設置して、これら矢印方向X,Y,Zの動きは
予めプログラムされた順序で動作し且つその移動範囲は
移動モーター2,3、昇降モーター5夫々に具備したエ
ンコーダから出力される指定信号により制御される所謂
コンピュータ制御で動作する製品積込み装置Aを示し、
この装置本体Aのチャック装着部A-1 即ち昇降杆6下端
にチャック本体Bを取付けて、架台1側方に設備された
トリミングプレス機Cのバリ取り加工後、機枠1内に移
動する移動盤7上のバリ取りされた製品Dが載っている
下型8の真上にチャック本体Bを矢印方向X,Yの動き
で位置させ後、矢印方向Zの動きでチャック本体Bを製
品Dに下降位置(昇降杆6を下降)させて該製品Dを掴
み、然る後、矢印方向Zの動きでチャック本体Bを上昇
限に復帰(昇降杆6を上昇)させ矢印方向X,Yの動き
で製品Dを、機枠1内に搬入された製品積込みバケット
Eの上方に搬送位置させ、矢印方向Zの動きで(昇降杆
6を下降させて)製品DをバケットE内に搬入した後、
製品Dを放して予め決められた個数の製品Dをバケット
E内に積み込む動作を成す様に構成してある。そして、
この装置本体Aの適宜箇所又はその周辺にチャック交換
部Gを複数配備する。
【0007】チャック本体Bは、上記昇降杆6下端のチ
ャック装着部A-1 に固着するチャック上部B-1 と、製品
Dを掴むチャック部2aを下方に向けて備え該チャック上
部B-1 の下面に着脱分離自在に連結するチャック下部B-
2 とから構成し、チャック上部B-1 の下面中央を中心と
するその下面周辺に下方に向けて突出配設したキー溝9a
を外周に備えた連結ピン9を、チャック下部B-2 の上面
中央を中心とするその上面周囲に設けたピン連結孔10に
抜き差し自在に挿入合致させた後、このピン連結孔10の
深さ方向途中に前記中央線上を回転中心として回転自在
に配設したキープレート11のプレート縁を連結ピン9外
周のキー溝9aに対して回転導入せしめてこの連結ピン9
に対するキープレート11の掛止状態にてチャック上部B-
1 にチャック下部B-2 を着脱分離自在に連結支持させる
構造としてなる(図4,図6参照)。
【0008】チャック上部B-1 は、昇降杆6下端のチャ
ック装着部A-1 に装着したアクチュエータ12の下部に固
着せしめて配設するレバー支持ブラケット1aと、このレ
バー支持ブラケット1aの下面周囲に垂設したレバー装着
部13の下面に固着せしめて該レバー支持ブラケット1aの
下方に平行に配設するピン垂設第1リング1bと、レバー
支持ブラケット1aの各レバー装着部13に回動自在に軸支
せしめてその一端側をレバー支持ブラケット1aの外周よ
り突出させて配設するチャック閉じレバー1cと、このチ
ャック閉じレバー1cの一端突出部に軸支せしめて前記レ
バー支持ブラケット1aの外側に上下摺接動自在に嵌装配
設するチャック閉じブラケット1dと、このチャック閉じ
ブラケット1dのレバー連結部14下面にピン垂設第2リン
グ1eを介して固着垂設せしめてチャック部2aの上端に設
けた後述するチャック閉じ起動部15に当接連繋せしめる
チャック閉じピン1fと、から構成する。一方、チャック
下部B-2 は、チャック部2aの上端を回動自在に軸支せし
めて夫々垂れ下げ配設するチャック支持ブラケット2b
と、このチャック支持ブラケット2b中心部の筒挿通孔16
より下方に向けて嵌挿垂設するピン支持筒2cと、このピ
ン支持筒2c内に上下動自在に係止支持させて上下貫通状
に配設すると共にその上端突出部を前記アクチュエータ
12のピストン12a の先端に連繋せしめるチャック開きピ
ン2dと、ピン支持筒2cの上面に配し該筒2cの開口部に一
部を嵌め込み装着せしめてチャック部開きピン2dの上昇
移動限を規制する筒キャップ2eと、から構成する(図3
参照)。
【0009】チャック上部B-1 を構成するレバー支持ブ
ラケット1aは、円盤状に形成すると共に、その周辺下面
にチャック閉じレバー1cを回動自在に軸支配設するレバ
ー装着部12を垂設し、アクチュエータ12のピストン12a
が突出するその下面にネジ17止めにて取付ける。そし
て、このレバー支持ブラケット1aのレバー装着部13の下
面にピン垂設第1リング1bを取付ける。このピン垂設第
1リング1bは、レバー支持ブラケット1aと同じ外径でレ
バー装着部13の垂下幅より若干幅が広い程度の断面角型
リング状に形成し、各レバー装着部13の下面にネジ18止
めにて取付けてレバー支持ブラケット1aの下方に平行に
配設し、このピン垂設第1リング1bの下面にチャック下
部B-2 のピン連結孔10に挿入させキープレート11を導入
(回転)掛止させる連結ピン9を取付けるものである。
この連結ピン9は、適宜の太さでピン垂設第1リング1b
の下面から所定の長さにて垂下突出する長さに形成する
と共に、その下端側外周に適宜の深さでキープレート11
の板厚に相当する幅のキー溝9aを形成し、ピン垂設第1
リング1bに段付き状に穿設した取付け部19にネジ20止め
にて固着せしめてこのピン垂設第1リング1b下面の相対
峙する2箇所に突出配設する(図6,図7参照)。尚、
図示した如く、キー溝9aを外方向に向けた状態で連結ピ
ン9をピン垂設第1リング1bに取付ける。
【0010】チャック閉じレバー1cは、その一端をピス
トン12a の先端に取付けたレバー回動押上起動部21に掛
止連繋せしめると共にその一端側中途部を上記レバー支
持ブラケット1aのレバー装着部13にレバー支持ピン22に
て軸支装着せしめた状態でその他端側がレバー支持ブラ
ケット1aの外周から適宜の長さにて突出する程度の長さ
に形成し、レバー支持ブラケット1aの外周から突出させ
たその他端側にはチャック閉じブラケット1dを軸支装着
する。このチャック閉じブラケット1dは、内径をレバー
支持ブラケット1aの外径と略同径とする断面角型リング
状に形成すると共に、その下面にレバー連結部14を垂設
し、このレバー連結部14を上記チャック閉じレバー1cの
他端突出部にブラケット支持ピン23にて軸支装着せしめ
てレバー支持ブラケット1aの外側に上下摺接動自在に嵌
装配設する。このチャック閉じブラケット1dのレバー連
結部14の下面にネジ止めにて取付けてその下方に平行に
配設するピン垂設第2リング1eは、チャック閉じブラケ
ット1dと略同じ形状,大きさの断面角型に形成し、その
下面にチャック閉じピン1fを螺合垂設する。このチャッ
ク閉じピン1fは、適宜の太さでピン垂設第2リング1eの
下面からチャック部2a上端のチャック閉じ起動部15に向
けて垂下当接させる長さに形成してピン垂設第2リング
1eの下面に螺合締結せしめて垂設し、その下端をチャッ
ク閉じ起動部15に当接連繋させるものである。
【0011】チャック下部B-2 を構成するチャック支持
ブラケット2bは、ピン支持筒2cを下方に向けて嵌挿垂設
する筒挿通孔16を中央に穿設した断面角型リング状に形
成すると共に、その下面に爪装着部24を垂設し、この爪
装着部24にチャック部2aを連結垂設する。このチャック
部2aは、フリー状態で下端側が閉じ方向に自重で回動す
る形状,重さバランスに設計し製作した対をなすチャッ
ク爪25の上端をチャック支持ブラケット2bの各チャック
装着部24に爪支持ピン26にて回動自在に軸支せしめてチ
ャック開きピン2dを開閉中心部とするその周りに相対峙
させて垂れ下げ配設した爪構造としてなる。即ち、図3
に示した如く、下端側を製品Dの孔27内に挿入位置させ
た後チャック開きピン2dの下降移動により該下端側を外
方向に開いて孔27内周面に圧接係止せしめて製品Dを掴
み、そして、チャック上部B-1 のチャック閉じレバー1
c,チャック閉じブラケット1d,チャック閉じピン1fに
より下端側を内方向に強制的に閉じることによって製品
Dを放す爪開閉構造とし、その上端に、チャック閉じピ
ン1fの下端と常時当接連繋せしめると共にチャック爪25
の閉じタイミングを適宜に調整する螺子杆15a をロック
ナット15b により締結装着せしめたチャック閉じ起動部
14を設ける。
【0012】ピン支持筒2cは、有底円筒状に形成すると
共にその上部開口部外周縁にはチャック支持ブラケット
2bの上面に載置させるフランジ28を、ピン垂設第1リン
グ1b並びにチャック支持ブラケット2bの外径よりも小さ
い外径でキープレート11の板厚と略同じ厚さにて設け、
このフランジ29を筒キャップ2eとチャック支持ブラケッ
ト2bとの間に介在位置させてこれら筒キャップ2e,フラ
ンジ28,チャック支持ブラケット2b3者をネジ29止めに
て締結せしめて筒キャップ2eの上面からチャック支持ブ
ラケット2bの下面に抜けるこれら3者間に亘ってピン連
結孔10を穿設する。そして、このピン支持筒2cの筒底に
ピン挿通孔30を穿設せしめてチャック開きピン2dを、該
ピン挿通孔30からチャック爪25の下端側間に向けて突出
させた状態で該ピン支持筒2cに上下動自在に挿通配設す
る。このチャック開きピン2dは、その上端を筒キャップ
2eのピン挿通孔31よりアクチュエータ12のピストン12a
先端に向けて突出させると共にその下端側をピン支持筒
2c底のピン挿通孔30よりチャック爪25の下端側間に向け
て突出位置させる長さでピン支持筒2c内に遊挿支持させ
る太さに形成し、その下端を先細状に形成すると共に上
端から適宜の距離をおいたその外周にはピン支持筒2cの
内径と略同径として筒キャップ2eのピン挿通孔31の孔縁
下面に当接係止させる係止鍔32を形成し、この係止鍔32
に上端を当接係止させ下端をピン支持筒2cの底に係止さ
せるコイルスプリング33を該係止鍔32下側の外周に巻回
装着せしめて、このコイルスプリング33の弾発力により
上方に付勢せしめた状態でピン支持筒2cに上下動自在に
支持させてその上端をピストン12a の先端に設けたレバ
ー回動押上起動部21下面に接離動自在(分離自在)に嵌
合係止せしめた状態で当接連繋させて配設する(図3,
図6参照)。
【0013】上記ピン連結孔10は、ピン支持筒2cのフラ
ンジ28外周縁28a を通る線上を孔の軸芯として筒キャッ
プ2e,フランジ28,チャック支持ブラケット2bこれら3
者間に亘り上記連結ピン9の太さと略同じ孔径にて該連
結ピン9の真下に位置させた相対峙する2箇所に設ける
(図6,図7参照)。そして、このピン連結孔10の深さ
方向途中(孔方向途中)におけるピン支持筒2cのフラン
ジ28外側にキープレート11を周設する。即ちピン支持筒
2cの軸芯を回転中心として回転させる如く、キープレー
ト11を筒キャップ2cとチャック支持ブラケット2bとの間
のフランジ28外側に係合介在せしめて該キープレート11
をピン連結孔10の深さ方向途中に配設する。
【0014】キープレート11は、チャック上部B-1 とチ
ャック下部B-2 との連結時にピン連結孔9に挿入される
チャック上部B-1 の連結ピン9のキー溝9aにプレート縁
図示例では内周縁11a を回転導入せしめて該キー溝9aに
対する導入掛止状態にてチャック上部B-1 の下面にチャ
ック下部B-2 を連結支持させるためのもので(図4,図
7参照)、内径をピン支持筒2cのフランジ28外周縁28a
径と同径とするリング状に形成し、その内周縁11a をフ
ランジ28外周縁28a に回転自在に係合せしめてその内周
縁28a が連結ピン9のキー溝9aに回転導入する様に筒キ
ャップ2eとチャック支持ブラケット2bとの間に配設す
る。そして、このキープレート11のピン連結孔10を通る
(跨ぐ)その内周縁11a にピン連結孔10の一部(図にお
いてはピン連結孔10の略1/2 程度の円弧部)を構成する
大きさに切欠した半円弧状の切欠部11b を設ける。この
切欠部11b は、装置本体Aに配備したチャック交換部A-
2 においてキープレート11外周縁に設けたピン装着部11
c にナット34にて固着垂設せしめた回転起動ピン35がチ
ャック交換部Gの後述する回転起動部G-3 に挿入連結せ
しめた後、該回転起動部G-3 によりキープレート11が逆
方向(以下、反時計方向と称す)に回転せしめてその回
転限が回転起動部G-3 の検出器36により検出された時点
でピン連結孔10に適合合致するキープレート11の内周縁
11a 部分に設ける(図8参照)。即ち、図6に示した如
く、連結ピン9がピン連結孔10から抜け外れる状態にな
る位置に設け、そして、回転起動部G-3 によりキープレ
ート11が正方向(以下、時計方向と称す)に回転せしめ
てその回転限が回転起動部G-3 の検出器36により検出さ
れた時点では図4,図7に示した如く、ピン連結孔10か
ら外れ変わりに内周縁11a がピン連結孔10を跨ぐ様に位
置して該内周縁11a が連結ピン9のキー溝9aに導入掛止
する様に設ける。
【0015】図中37はチャック下部B-2 がチャック上部
B-1 に連結支持され上記回転起動部G-3 から回転起動ピ
ン35が抜け外れた時点で、連結ピン9のキー溝9aに内周
縁11a を導入掛止せしめた状態のキープレート11が不用
意に回らない様にその動きを係止ロックする即ち製品積
込み装置を安全に使用し得る様にその安全性を図るスト
ッパーピンであり、このストッパーピン37はその一端側
外周にロック解除溝37a を設けてこの解除溝37a からそ
の一端部分をロック用頭部37b とすると共に、他端側外
周にバネ係止リング37c を設けた段付きピン形状に形成
する。ロック解除溝37a は、ストッパーピン37の一端部
に筒キャップ2eの厚さに相当する幅(長さ)のロック用
頭部37b を形成する如く、その一端側近傍の外周にピン
支持筒2cのフランジ28部及びキープレート11の厚さに相
当する溝幅にて形成する。そして、このストッパーピン
37の長さは図4に示した如く、その一端部のロック用頭
部37b をチャック下部B-2 に設けたピン装着孔38の筒キ
ャップ2e部分に位置させた状態でチャック支持ブラケッ
ト2bの下面にてその他端部を受けるピン受け具39の下面
と該他端面とが面一になる長さに形成し、ロック用頭部
37b を筒キャップ2e側に向けコイルスプリング40を他端
側外周に巻回すると共にその一端をバネ係止リング37c
に掛止せしめて該スプリング40の弾発力により下方に付
勢せしめた状態でピン装着孔38内にストッパーピン37を
上下動自在に配設する。即ち図5に示した如く、スプリ
ング40の弾発力によりストッパーピン37の下端をピン受
け具39から外部に突出させた状態でピン装着孔38内に配
設する。
【0016】このピン装着孔38は、ピン支持筒2eのフラ
ンジ28外周縁28a よりも該フランジ28の内側を通る線上
を孔の軸芯として、詳しくはストッパーピン37のロック
解除溝37a 溝底をフランジ28外周縁28a に面一に適合合
致させた状態で該ストッパーピン37を挿入配設し得る位
置を孔の軸芯として筒キャップ2e,ピン支持筒2cのフラ
ンジ28部,チャック支持ブラケット2bこれら3者間に亘
って貫通状に穿設するものであり、チャック支持ブラケ
ット2bの下面からその上面近くまでの孔径をストッパー
ピン37の太さよりも大径とし、且つその大径基部から筒
キャップ2eの上面に向けた孔径をストッパーピン37の太
さと略同じ孔径とする段付き形状に形成する。そして、
ピン支持筒2cのフランジ28外周縁28a に回転自在に係合
せしめてピン装着孔38を通る(跨ぐ)キープレート11の
内周縁11a に、ピン装着孔38の一部(図においてはピン
装着孔38の略1/4 程度の円弧部)を構成する大きさに切
欠した半円弧状の切欠部11d を設ける。この切欠部11d
は、図7に示した如く、キープレート11の内周縁11a が
上記連結ピン9のキー溝9aに回転導入させた状態ではピ
ン装着孔38に適合合致する様に、そして図8に示した如
く、上記ピン連結孔10の一部を構成する切欠部11b が該
ピン連結孔10に適合合致した状態ではピン装着孔38から
外れ変わりチャック交換部Gの後述するピン上動起動ピ
ン41によりピン支持筒2Cのフランジ28外周縁28a とキー
プレート11の内周縁11a との間に突き上げ位置されたス
トッパーピン37のロック解除溝37a に内周縁11a が回転
導入される様に設ける。即ち、キープレート11のロック
状態が解除されて該キープレート11が回転し得る様に設
ける。
【0017】上記チャック交換部Gは、製品Dの形状,
大きさ等に合わせた大きさ並びにその掴む,放す動作を
なす開閉角度にて設計され製作された数種のチャック下
部B-2 を個々に準備待機させて置いて、不図示のチャッ
ク交換操作部の操作指示に伴う装置本体Aのプログラム
に基づく動きとの連繋動作によってチャック上部B-1か
らのチャック下部B-2 の取り外し分離,チャック上部B-
1 へのチャック下部B-2 の取り付け連結を自動的に行な
う場所で、チャック本体Bのチャック下部B-2 を受け止
めるチャック載置部G-1 を配設すると共に、このチャッ
ク載置部G−2 にチャック下部B-2 が受け取られその
存在を検出するチャック検出器G-2 と、キープレート11
の回転起動ピン35と連結せしめて該キープレート11を時
計方向,反時計方向に回転せしめると共にその回転限を
検出する検出器36を備えた回転起動部G-3 とをチャック
載置部G-1 の周りに配設して構成し、製品積込みバケッ
トEが搬入,搬出される装置本体Aの機枠1内の該搬
入,搬出に邪魔にならない位置に横一列適宜の間隔をお
いて並列状に複数配備する(図1,図2参照)。
【0018】チャック載置部G-1 は、チャック本体Bの
チャック下部B-2 側を起立状態で受け止め待機させて置
くためのもので、機枠1に取付けたチャック載置台42に
各チャック爪25を挿入係止させた状態で受け止める受止
め孔43を、チャック下部B-2に垂れ下げ配設されるチャ
ック爪25の個数に応じた形状例えば図示した如く、十字
状に穿設してなるもので、この受止め孔43の周りにチャ
ック検出器G-2 と回転起動部G-3 並びにピン上動起動ピ
ン41,チャック受けピン44とを配設する。チャック検出
器G-2 は、チャック上部B-1 に連結支持されたチャック
下部B-2 が装置本体Aの動きによってチャック載置台42
上に下降受け止められた時点でその存在を検出する働き
とチャック載置台42にチャック下部B-2 が受け取られて
いるかいないか(有るか無いか)その存在を検出する働
きをなすもので、本実施例においては近接スイッチをチ
ャック載置台42に受け止められたチャック下部B-2 のチ
ャック支持ブラケット2bの側方に接近させた高さ位置に
ブラケット45に取付けてチャック載置台42上に配設し、
上記した双方の検出信号(確認信号)を装置本体Aのチ
ャック交換操作部A-2 に出力する様に構成してある。
【0019】回転起動部G-3 は、チャック上部B-1 の下
面に連結支持されたチャック下部B-2 が検出器G-2 によ
り検出されキープレート11の回転起動ピン35が連結させ
た時点でキープレート11を反時計方向に回転せしめると
共に、チャック下部B-2 が取り外されたチャック上部B-
1 が単独で装置本体Aの昇降モーター5のエンコーダ制
御のもとでチャック下部B-2 の上面に当接照合された時
点ではキープレート11を時計方向に回転せしめる動作を
なすもので、油圧又はエアアクチュエータ46と、このア
クチュエータ46ロッド46a 先端に取付けたピン連結金具
47と、このピン連結金具47の移動範囲即ちキープレート
11の反時計方向,時計方向の回転限を検出する検出器3
6,36’とからなり、キープレート11の回転起動ピン35
が降下する部位に平面略コの字型に形成しロッド46a 先
端に取付けたピン連結金具47を位置させて前記シリンダ
ー46を図7に示した如く、チャック載置台42上にシリン
ダーブラケット48に取付けて配設し、その側方位置に検
出器36,36’を上下に重ねて配設する。この検出器36,
36’は、ピン連結金具47に取付けた反時計方向検出バー
49と時計方向検出バー49’の移動に伴う連繋によって夫
々ON動作せしめてそのON信号をチャック交換操作部A-2
に出力するリミットスイッチで、検出バー49,49’の段
付部が離れることによって夫々OFF 動作せしめる様にな
っている。
【0020】上記ピン上動起動ピン41は、チャック下部
B-2 のチャック爪25がチャック載置部G-1 に挿入受け取
られる直前で該チャック下部B-2 に上下動自在に組み込
み装着されているストッパーピン37のピン受け具39から
突出する下端部をその上端で突き上げてストッパーピン
37を上動せしめ、該ストッパーピン37のロック解除溝37
a をピン支持筒2cのフランジ28外周縁28a とキープレー
ト11の内周縁11a との間に突き上げ位置させてキープレ
ート11のロック状態を解除するその動きを起こさせるた
めのもので、チャック爪25がチャック載置部G-1 に挿入
受け取られた状態でストッパーピン37の真下に位置する
チャック載置部G-1 の周りにその上端がピン受け具39に
突き当たる高さにて固着立ち上げ配設する。チャック受
けピン44は、チャック爪25がチャック載置部G-1 に挿入
受け取られた時点でチャック支持ブラケット2bをその上
端で受け支えて前記ピン上動起動ピン41とによってチャ
ック下部B-2 の起立姿勢を安定させるもので、チャック
爪25がチャック載置部G-1に挿入受け取られた状態でチ
ャック下部B-2 のピン連結孔10の真下に位置するチャッ
ク載置部G-1 の周りにその上端を該ピン連結孔10の下部
開口部に挿入係止せしめた状態でチャック支持ブラケッ
ト2bの下面を受け支える高さにて固着立ち上げ配設す
る。
【0021】次に、以上の如く装置本体Aの機枠1に配
備したチャック交換部Gと装置本体Aとの連繋動作によ
るチャック装着部A-1 にシリンダー12を介して固定的に
取付けられたチャック本体Bのチャック上部B-1 に対す
るチャック下部B-2 の着脱交換を図9乃至図11に示した
チャック交換フローチャートを参照しながら説明する。
【0022】装置本体Aの動作原点即ちチャック交換時
の動作原点は図1に示した如く、チャック本体Bが昇降
杆6により上昇限に停止待機している状態で且つ図2に
示した如く、昇降杆6がトリミングプレス機C側の機枠
1略中央部分に停止待機している状態をその動作原点と
してある。この原点待機状態でチャック交換操作部A-2
のチャック切換え選択を行なう。例えば図2に示すチャ
ック交換部Gの2番目(図において下から2番目)のチ
ャック載置台42に受け止め待機されているチャック下部
B-2 と現在装着されているチャック下部B-2 との交換を
行なう場合、チャック交換操作部A-2 に表示されている
交換2の切換え選択ボタンを操作した後、該操作部A-2
のスタートボタンを押す。すると、装置本体Aの移動モ
ーター(以下、X,Y方向モーターと称す)2,3は同
時に作動を開始して、まず現在装着されているチャック
下部B-2 をチャック上部B-1 から取り外し分離するため
に複数配備されているチャック交換部Gの内、空いてい
るチャック載置部G-1 の真上(図においては1番目のチ
ャック交換部Gのチャック載置部G-1 の真上)にチャッ
ク本体Bを移送するすべく、ベース4をそのX,Y方向
に移動させる。
【0023】ベース4のX,Y方向の移動によりチャッ
ク本体Bが前記チャック交換部Gのチャック載置部G-1
の真上に移送されX,Y方向モーター2,3が停止する
と追従して昇降モーター(以下、Z方向モーターと称
す)5が作動を開始し、昇降杆6を下降させチャック下
部B-2 のチャック爪25をチャック載置部G-1 に挿入係止
さ勢多状態で該チャック下部B-2 をチャック載置台42上
に受け取らせる。この時、チャック下部B-2 のチャック
支持ブラケット2bはピン連結孔10に上端を挿入係止せし
めたチャック受けピン44により支持されると同時にキー
プレート11外周縁の回動起動ピン35が回動起動部G-3 の
ピン連結金具47に挿入連結されると共に、ストッパーピ
ン37がピン上動起動ピン41により図5に示す状態から図
4に示す状態に押し上げられてそのロック解除溝37a を
キープレート11の切欠部11d に位置させてキープレート
11の回り止めロック状態を解除する。
【0024】チャック下部B-2 がチャック載置台42に受
け止められその存在がチャック検出器G-2 により検出確
認されると追従して回転起動部G-3 のシリンダー46が作
動を開始し、キープレート11をチャック交換操作部A-2
にプログラムされている指示に従い反時計方向に回転せ
しめ、その反時計方向の回転限が反時計方向検出バー49
の移動に伴う検出器36との連繋により検出された時点で
キープレート11の内周縁11a に形成された切欠部11d が
ピン連結孔10に適合合致せしめて該ピン連結孔10から連
結ピン9が抜け外れる状態となる(図8の状態)。この
キープレート11の反時計方向の回転限が検出器36により
検出されシリンダー46が停止すると追従してZ方向モー
ター5が作動を開始し、昇降杆6を上昇せしめてこの昇
降杆6に固着支持されたチャック上部B-1 側のみが上昇
移送され、チャック下部B-2 は1番目のチャック交換部
Gのチャック載置台42上に起立状に受け止められた状態
で残りチャック上部B-1 から分離される(図6の状
態)。チャック上部B-1 のみを装着した昇降杆6が上昇
限に戻りZ方向モーター5が停止する追従してX,Y方
向モーター2,3が作動を開始し、チャック下部B-2 が
準備待機されている1番目のチャック交換部Gのチャッ
ク載置部G-1 の真上にチャック上部B-1 を移送するすべ
く、ベース4をそのX,Y方向に移動させる。
【0025】ベース4のX,Y方向の移動によりチャッ
ク上部B-1 が前記チャック交換部Gのチャック載置部G-
1 の真上に移送されX,Y方向モーター2,3が停止す
ると追従してZ方向モーター5が作動を開始し、昇降杆
6を下降させチャック上部B-1 を待機しているチャック
下部B-2 の上面に当接照合させる。この時、チャック上
部B-1 の連結ピン9はチャック下部B-2 のピン連結孔10
に挿入合致せしめる。チャック上部B-1 がチャック下部
B-2 に当接照合せしめてZ方向モーター5が停止すると
追従して回転起動部G-3 のシリンダー46が作動を開始
し、キープレート11をチャック交換操作部A-2 にプログ
ラムされている指示に従い時計方向に回転せしめ、その
時計方向の回転限が時計方向検出バー49’の移動に伴う
検出器36’との連繋により検出された時点でキープレー
ト11の内周縁11a が連結ピン9にキー溝9aに掛止適合せ
しめてチャック下部A-2 がチャック上部A-1 に対して連
結支持された状態となると共に、切欠部11d が装着孔38
に適合合致せしめて上動起動ピン41から離れた時点でス
トッパーピン37がコイルスプリング40の弾発力により図
4に示す状態から図5に示す状態に下動せしめる状態と
なる(図7参照)。このキープレート11の時計方向の回
転限が検出器36’により検出されシリンダー46が停止す
ると追従してZ方向モーター5が作動を開始し、昇降杆
6の上昇によりチャック下部A-2 がチャック載置台42か
ら離れると、キープレート11外周縁の回動起動ピン35が
回動起動部G-3 のピン連結金具47から離れるると共に、
ストッパーピン37がコイルスプリング40の弾発力により
下動せしめてそのロック用頭部37b をピン装着孔38の筒
キャップ2e部分とキープレート11内周縁11a の切欠部11
b との間に位置させてキープレート11が回らない様にそ
の動きを係止ロックする(図4の状態並びに図7の状
態)。チャック下部B-2 を交換したチャック本体Bが上
昇限に戻されZ方向モーター5が停止すると追従して
X,Y方向モーター2,3が作動し、ベース4を移動さ
せてチャック本体Aを動作原点位置に移送復帰させるこ
とで終了となる。
【0026】尚、本考案は上述した構成の製品積込み装
置に限らず、ダイカスト産業等において今日盛んに使用
されている産業ロボットのアーム先端にチャック本体B
のチャック上部B-1 を固定的に取付けてチャック下部B-
2 を着脱分離自在に連結支持させて置き、産業ロボット
とチャック交換部Gとの連繋動作のもとでチャック上部
B-1 に対してチャック下部B-2 の交換を可能にするも良
い。この場合、産業ロボットのアームが上方より垂直に
下降動作し得るその周辺にチャック交換部Gを複数配備
する。
【0027】
【考案の効果】本考案の製品積込み装置は叙上の如く、
装置本体のチャック装着部に固定的に取付けるチャック
上部と、このチャック上部の下面に配設した連結ピンを
挿入合致させるピン連結孔を上面に備え且つ該連結ピン
のキー溝に回転掛止させてその掛止状態にてチャック上
部の下面に連結支持させるキープレートをそのピン連結
穴の深さ方向途中に回動自在に配設したチャック下部
と、からチャック本体を構成し、装置本体の適宜箇所又
はその周辺にはチャック部の大きさ並びにその掴む,放
す動作の開閉角度を変えた数種のチャック下部を準備待
機させておくチャック交換部を複数配備して、設定され
た装置本体の動きとチャック交換部の動きとの追従連繋
動作によって、チャック上部の下面からチャック下部の
分離取り外し、チャック上部の下面へのチャック下部の
連結取付けを行なう構成としてなるから、作業者は単に
ボタンを押すといった簡単な操作でチャック上部からチ
ャック下部の取り外し、製品を掴むヂャック部の大きさ
並びにその掴む,放す動作の開閉角度を変えたチャック
下部をチャック上部に取付けるこれらのチャック交換作
業を自動的に行なうことが出来る。従って、本考案の製
品積込み装置によれば、従来の様に作業者が手作業で行
なうといった面倒で手間の掛かる等の問題を全て解消
し、チャックの交換作業性が大幅に改善されその向上が
図り得ると共に作業者の疲労を軽減することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案製品積込み装置の一例を示した正面図で
ある。
【図2】同装置の平面図である。
【図3】図7のIII −III 線に添えて示したチャック本
体の縦断正面図である。
【図4】チャック本体をチャック交換部に受け止め載置
させた状態を図7のIV−IV線に添えて示した縦断正面図
である。
【図5】チャック本体がチャック交換部に受け止められ
るその直前を示した同縦断正面図である。
【図6】チャック本体のチャック上部がチャック下部か
ら分離取り外されたその直前の状態又はチャック上部が
チャック下部の上面に当接照合せしめるその直前の状態
を示した同縦断正面図である。
【図7】チャック本体をチャック交換部に受け止め載置
させた状態又はチャック上部がチャック下部の上面に当
接照合せしめた後、回転起動部によりキープレートを回
転させて該キープレートのプレート縁を連結ピンのキー
溝に導入掛止させた状態を図4のVII −VII 線に添えて
示した横断平面図である。
【図8】回転起動部によりキープレートを回転させて該
キープレート縁の切欠け部をピン連結孔に適合合致させ
て該ピン連結孔から連結ピンが抜け外れる状態を示した
同横断平面図である。
【図9】本実施例詳述の製品積込み装置おけるチャック
交換フローチャートである。
【図10】図9からつづく本実施例詳述の製品積込み装置
おけるチャック交換フローチャートである。
【図11】図10からつづく本実施例詳述の製品積込み装置
おけるチャック交換フローチャートである。
【符号の説明】
A…装置本体 A-1 …チャック
装着部 B…チャック本体 B-1 …チャック
上部 B-2 …チャック下部 2a…チャッ
ク部(チャック爪25) 9…連結ピン 9a…キー溝 10…ピン連結孔 11…キープレ
ート 11b …切欠き部 G…チャッ
ク交換部 G-1 …チャック載置部 G-2 …チャッ
ク検出器 G-3 …回転起動部 36…回転起
動部の検出器

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体の上下の動きでチャックを製品
    に接近させて製品を掴み、該製品を製品積込みバケット
    に積み込む装置であって、チャック本体を装置本体のチ
    ャック装着部に固着するチャック上部と、製品を掴むチ
    ャック部を下方に向けて備え該チャック上部の下面に着
    脱分離自在に連結するチャック下部とから構成し一方、
    装置本体の適宜箇所又はその周辺にチャック交換部を複
    数配備してなり、前記チャック上部は下面中央を中心と
    するその下面周囲にキー溝を外周に備えた連結ピンを下
    方に向けて突出配設し、チャック下部は上面中央を中心
    とするその上面周囲の前記連結ピンの真下位置にピン連
    結孔を設け、且つこのピン連結孔の深さ方向途中には前
    記中央線上を回転中心とし、該ピン連結孔の一部を通る
    リング径でそのリング縁を連結ピンのキー溝に回転導入
    させると共にピン連結孔の一部を構成する半円弧状の切
    欠け部をそのリング縁適所に形成備えたキープレートを
    回転自在に配設し、装置本体のチャック交換部はチャッ
    ク本体のチャック下部を受け止めるチャック載置部を配
    設すると共に、このチャック載置部にチャック下部が受
    け取られているかいないかその存在を検出する装置本体
    のチャック交換操作部に連繋せしめたチャック検出部
    と、キープレートのリング外周縁に垂設した回転起動ピ
    ンと連結せしめて該キープレートを正逆方向に回転せし
    めると共にその回転限を検出する検出器を備えた回転起
    動部とをチャック載置部の周りに配設してなることを特
    徴とする製品積込み装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、装置本体の適宜箇所
    又はその周辺に複数配備した各チャック交換部の内、少
    なくとも1箇所を除く他の場所のチャック交換部のチャ
    ック載置部に、チャック部の大きさ並びにその掴む,放
    す動作の開閉角度を変えたチャック本体のチャック下部
    側を予め準備待機させて置くことを特徴とする製品積込
    み装置。
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