JP2549584Y2 - 打込機のハウジング - Google Patents

打込機のハウジング

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JP2549584Y2
JP2549584Y2 JP9961791U JP9961791U JP2549584Y2 JP 2549584 Y2 JP2549584 Y2 JP 2549584Y2 JP 9961791 U JP9961791 U JP 9961791U JP 9961791 U JP9961791 U JP 9961791U JP 2549584 Y2 JP2549584 Y2 JP 2549584Y2
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JP
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housing
air passage
control valve
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compressed air
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勇 丹治
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Koki Holdings Co Ltd
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Hitachi Koki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は圧縮空気を動力源として
釘などの止具を打込む打込機の、ダイカスト等で製作さ
れたハウジングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に従来の打込機を示す。主バルブ6
を動作させるための圧縮空気を供給する空気通路9は、
ハウジング18にドリル等の機械加工により穴を明けて
形成している。またハウジング18は一般にボデー11
とエキゾーストカバー12の2ピースに分割しており、
間をパッキン13等のシール材で結合し、圧縮空気の洩
れを防止している。ボデー11及びエキゾーストカバー
12の空気通路9の機械加工は通常分割面17側から行
われている。該空気通路9は、主バルブ6を動作する圧
縮空気を蓄積する主バルブ室7と、該主バルブ室7と連
通して圧縮空気を蓄積する制御バルブ室4を貫通させる
ことが目的である。
【0003】トリガ5を引くと制御バルブ3が作動し、
制御バルブ室4、空気通路9で連通した主バルブ室7の
圧縮空気が、制御バルブ3より外部に排気される。これ
により主バルブ6が開き蓄圧室2の圧縮空気がピストン
1の上部に流入し、ピストン1がシリンダ19内を急激
に下降し、図示していない射出口内の止具を打込む。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ダイカスト製のボデー
11とエキゾーストカバー12の内部の構造を夫々図
5、図6に示す。ボデー11とエキゾーストカバー12
の空気通路9を、分割面17から制御バルブ室4及び主
バルブ室7に向けて穴を明け、1本の空気通路9で連通
させるには構造上無理がある。また、無理に1本の空気
通路9で連通するようにすると内部に駄肉が多くなり蓄
圧室2の容積が小さくなる等の問題から2本の穴により
連通した構造としている。そこで、図5のボデー11で
は、分割面17から穴を明けた通路9aと制御バルブ室
4側から明けた通路9bを角度を変えることにより連通
させている。次に図6のエキゾーストカバー12では、
ボデー11のように両側から穴を明けて連通させること
ができないため、通路9cは分割面17から明けるが、
通路9dは通路9cの先端とほぼ直交するよう外部から
明けることにより連通させなければならず、外部に開い
た穴は、ネジ8等により栓をしなければならなかった。
以上のような構造のハウジング18においては、空気通
路9が長く、また主バルブ室7と制御バルブ室4を連通
させるため、1本または2本以上の空気通路9を明けな
ければならないため、機械加工に要する時間が長く、ま
た加工工程が長いためコストが高くなるという問題があ
った。またハウジング18は一般的にダイカスト等の型
を利用して製作しているため、内部に巣等の内部欠陥を
有している場合が多く、上記した長い空気通路9を機械
加工で明けた場合、内部の巣と貫通して、空気通路9と
蓄圧室2が連通してしまい、動作が安定しないために不
安全であるという問題があった。
【0005】次に図7について説明を行う。この図は図
4の構造を更に改良したものである。この構造では、空
気通路9が長くなり、上記した欠点を補うため空気通路
9の一部をアルミ等の管10で連結した構造としてい
る。しかし、この構造では、管10の端と端が蓄圧室2
等と連通しないようにするため、Oリング16等により
シールしなければならないため部品点数が多くなる。O
リング16の組立てがしずらい。また、圧縮空気をシー
ルする部分が多くなるため、Oリング16の傷やゴミな
どにより圧縮空気の洩れが発生し、動作が不安定になり
不安全である等の問題がある。本考案の目的は、上記し
た従来技術の欠点を解決することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、空気通路に
ハウジングと同種の材質の管を使用し、更に管をあらか
じめ曲げた状態で、ハウジングの成形時に同時に型に鋳
込むことにより、空気通路を形成し機械加工が無くなる
ことで達成される。
【0007】
【作用】上記のようにハウジングと同種の材質の管によ
り構成された空気通路は、ハウジング成形時に表面が溶
着して密着度が高くなり、Oリング等のシール部品を必
要としなくなる。また管をあらかじめ曲げてインサート
することにより、曲がった空気通路をハウジング成形と
同時に形成することができる。
【0008】
【実施例】図1は本考案打込機の一実施例を示したもの
である。図において、ハウジング18は、従来と同様
に、ボデー11とエキゾーストカバー12の2ピースに
分割されている。また分離部はパッキン13のシール部
材により外部と蓄圧室2の連通を防止している。また、
ハウジング18はダイカスト型で成形されており、材質
はアルミニウムを使用している。空気通路9を形成して
いる管10も同じ材質であるアルミニウムを使用してお
り、管10をインサートしてハウジング18を成形した
時に同種の金属が表面で溶着して密着しやすいようにし
ている。また、異種金属を鋳込んで使用した場合の経年
変化と共に相手を腐食してしまうことも防止している。
【0009】次にボデー11の構造について説明する。
制御バルブ室4から分割面17へ伸びる空気通路9a
は、一部曲げた管10で構成しているため、連通するこ
とが容易に可能となっている。また、エキゾーストカバ
ー12の構造について説明すると、ほぼ直角に曲げた管
10を使用することで、1本の空気通路9で任意の主バ
ルブ室7と分割面17の空気通路9bの連通が可能とな
り、従来構造に比べ、外部に空気通路9が開口すること
がなくネジ8等で栓をする必要がない。
【0010】次に動作説明をする。まず、蓄圧室2の圧
縮空気は、制御バルブ3の通路9eを通り制御バルブ室
4、空気通路9を経由して主バルブ室7内に供給され
る。
【0011】次にトリガ5を操作すると、制御バルブ3
が連動し、通路9eを遮断した後制御バルブ室4内の圧
縮空気を外部に排気する。この結果、制御バルブ室4と
連通した空気通路9及び主バルブ室7の圧縮空気も同時
に排気される。このため、主バルブ6は圧力差により上
方に移動して開き、蓄圧室2内の圧縮空気がピストン1
上部に急激に流入し、ピストン1が打込動作を行う。そ
の後トリガ5を放すと制御バルブ3が戻り、通路9e通
過した圧縮空気が、制御バルブ室4を経由して主バルブ
室7に送られるため主バルブ6が下降する。ピストン1
は戻り室14内の圧縮空気により最初の位置に押し上げ
られ、ピストン1上部の圧縮空気は排気口15より本体
外部に排気される。以上で打込み動作の1サイクルが完
了する。
【0012】次に図2に示す他の実施例について説明す
る。図1において、空気通路9を構成する管10をボデ
ィ11及びエキゾーストカバー12の内部に完全に埋め
込んだ構造としたが図2においては、ボデー11の通路
9aを構成する管10は、管10の端の部分だけを埋め
込み、中間はボデー11に埋まっていない構造となって
いる。また、エキゾーストカバー12の通路9cを構成
する管10は、図3に示すように、半分露出して埋め込
まれており振動等ではがれたり位置がズレない構造とな
っている。
【0013】また、上記実施例においては制御バルブ3
と主バルブ6を連通するための空気通路9について説明
したが、図示していない止具給送部や他の空気通路に採
用しても同様の効果が得られる。
【0014】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、ハウジン
グの空気通路を管によって構成し、ハウジング成形時に
同時に鋳込むようにしたので、空気通路を機械加工で明
ける必要がない。また、管がハウジングと成形時に溶着
しているため、管を畜圧室と分離して連通しないように
するOリング等のシール部材が不要となりコストが安く
なる。更に、機械加工によりハウジング内の巣等の内部
欠陥を貫通し、空気通路が畜圧室と連通してしまう等の
問題がないため、安定した動作を得ることでき安全であ
る等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案打込機の一実施例を示す縦断面図。
【図2】 本考案打込機の他の実施例を示す縦断面図。
【図3】 図2のA−A線断面図である。
【図4】 従来の打込機の一例を示す縦断面図。
【図5】 図4のボデーの一部を示す縦断面図。
【図6】 図4のエキゾーストカバを示す縦断面図。
【図7】 従来の打込機の他の例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1はピストン、3は制御バルブ、6は主バルブ、9は空
気通路、10は管、18はハウジングである。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮空気を動力源とし、止具を打撃して
    打込むピストンと、ピストンを駆動制御するための主バ
    ルブと、主バルブの動作を制御する制御バルブと、主バ
    ルブと制御バルブを連通するための空気通路を備え、前
    記ピストンを駆動するための圧縮空気を蓄積するダイカ
    ス等の型により製作されたハウジングを有する打込機に
    おいて、 前記空気通路の内壁を管で形成し、更にハウジング製作
    時に型に鋳込んで成形したことを特徴とする打込機のハ
    ウジング。
JP9961791U 1991-12-04 1991-12-04 打込機のハウジング Expired - Lifetime JP2549584Y2 (ja)

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JP9961791U JP2549584Y2 (ja) 1991-12-04 1991-12-04 打込機のハウジング

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JPH0549276U JPH0549276U (ja) 1993-06-29
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