JP2549478B2 - 半導体用パッケージおよびその製造方法 - Google Patents

半導体用パッケージおよびその製造方法

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JP2549478B2
JP2549478B2 JP3286289A JP28628991A JP2549478B2 JP 2549478 B2 JP2549478 B2 JP 2549478B2 JP 3286289 A JP3286289 A JP 3286289A JP 28628991 A JP28628991 A JP 28628991A JP 2549478 B2 JP2549478 B2 JP 2549478B2
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ceramic
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哲雄 野村
平八 藤井
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    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
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    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/161Cap
    • H01L2924/1615Shape
    • H01L2924/16195Flat cap [not enclosing an internal cavity]

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  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、衛星通信、衛星放送
受信機に用いられる低雑音マイクロ波トランジスター等
に利用される半導体用パッケージおよびその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパッケージとして、樹脂
封止パッケージが知られていた。樹脂封止パッケージ
は、内部電極と外部取り出しリードが一体となったリー
ドフレームに半導体素子が塔載される部分およびワイヤ
ボンド領域に金又は銀メッキを施こし、該メッキ部分に
半導体素子を塔載してワイヤボンドした後、トランスフ
ァーモールドにより全体を樹脂で包みこむ方式がとられ
ている。この方式は製造プロセスが簡単であり、製造は
容易であるが、利得、雑音等において高性能が得られな
い。
【0003】そこで、高利得、低雑音特性を確保するた
めに、セラミック同時焼結積層パッケージが利用されて
きた。このセラミック同時焼結積層パッケージについて
図面を用いて説明する。
【0004】図6に示すように、2枚の定尺グリーンシ
ート1,2によって、パッケージの上層部、下層部を形
成せしめる。これは長尺のグリーンシートに複数個分形
成せしめて、後に1個づつ分割できるようにするが、図
7以降の説明ではその中の1個分に着目して説明する。
下層部を形成するグリーンシート2の表面に図7に示す
ように、W又はMoペーストでスクリーン印刷によって
内部電極パターン3,4を形成し、又、裏面には図8に
示すように外部端子取付パターン5,5…を同様に印刷
によって形成する。相対する表面電極パターンと裏面リ
ード取付パターンを電気的に接続するためにスクリーン
印刷によってWペースト22を塗布する(図12参
照)。上層部のグリーンシート1は、図9に示すよう
に、半導体素子を塔載するための空間を形成すべく、中
央部を金型で打抜いて打抜部6とする。そして表面部分
にWメタライジングにより封止パターン7を印刷により
形成する。このように処理した2枚のグリーンシート
1,2を図10に示すように熱圧着によって積層一体化
させる。そして、この積層基板を還元雰囲気中、約15
00℃で焼結する。焼結基板W又はMo電極パターン
3,4上にNiメッキを施した後、ダイヤモンドホイー
ル等により個別部分に切断分割する。
【0005】図11は金属板を打抜いてつくった外部リ
ード8パターン上に焼結基板を点線で示す位置に載置し
リードフレーム先端を位置合せし、還元雰囲気中、約8
00℃でAg−Cuロー付けする。図12に示すように
外部リード8付けした積層基板の電極部およびリード有
効部にNi,Auメッキ9を施す。電極パターン3の所
定の場所に半導体素子10を塔載し、Au−Si又は半
田によって素子とベース電極とを接合し、又半導体素子
10と電極パターン3とをワイヤボンド11によって電
気的に接合した後、上層部の開放面をAu−Sn又は半
田等の低温ロー材によってキャップ12をもって封止す
る。なお、図13はセラミックパッケージの底面図であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のセラミック同時
焼結積層パッケージは上述のように製造プロセスが複雑
で、全体を樹脂で包みこむ方式のものに比べて高性能で
あるいはいうものの、コスト高となる欠点がある。しか
も、外部リードの取付けをロー付によって接合している
ことから、ロー材の量、形状の変動並びに電極形成をス
クリーン印刷で形成していることによる寸法変動によっ
て高周波電気特性がバラつく恐れがある。そこで、この
発明では、より高性能のセラミックパッケージを低コス
トで提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決すめための手段】この発明の第一は、表面
に電極取付凹部を有するセラミック基板と、該電極取付
凹部に予じめ成形して嵌合固着した外部リードと内部電
極を有し、該外部リードと内部電極に電気的に接続した
半導体素子と、該半導体素子を空間を有するようにセラ
ミック基板上に封止するセラミックキャップを備えたこ
とを特徴とする半導体用パッケージである。
【0008】すなわち、この発明はかかる構造をとった
ことにより電極とリードとがセラミック基板の上面に配
置されることとなる。
【0009】又、本発明の第二は、セラミック粉体を成
形、焼結することにより、表面に電極取付凹部を有する
セラミック基板およびセラミックキャップをそれぞれつ
くり、一方、金属板に外部リード部のみ又は、一対の外
部リード部間に内部電極を一体化したリードフレームを
形成し、該リードフレームを前記セラミック基板の電極
取付凹部に嵌合固定した後、半導体素子をこれに接続
し、ついで半導体素子の周囲に一定空間が生じるように
前記セラミックキャップをかぶせ、セラミックキャップ
とセラミック基板とを接合することを特徴とする半導体
用パッケージの製造方法である。
【0010】セラミック基板並びにセラミックキャップ
は圧粉成形したのち焼結することによって製造する。
又、リードフレームは所定の金属板例えば厚さ0.1〜
0.15mmのNi−FeあるいはCu系板に打抜き又
はエッチングによって一定間隔で連続的に形成し、これ
にセラミック基板並びに半導体素子を固定し、さらにセ
ラミックキャップを接合してパッケージを形成し、最終
的に切断して製品とする。又、リードフレームにおいて
外部リード部と内部電極とを同一材質で形成する場合
は、一対の外部リード部間に内部電極を一体化して設け
ておけばよく、又、内部電極を外部リードと異種の材料
にする必要がある場合には、セラミック基板に外部リー
ドのみを嵌合固定するようにしてもよい。
【0011】
【実施例】実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】図1はこの発明の半導体用パッケージの一
例の断面図で、13はセラミック基板、14はセラミッ
ク基板13に樹脂接合剤15をもって接合したセラミッ
クキャップである。セラミック基板13の表面、セラミ
ックキャップ14側には外部リード16と内部電極17
が、凹部に嵌合固定されている。内部電極17には半導
体素子10が塔載され、ワイヤボンド11をもって外部
リード16と内部電極17とを電気的に接合している。
半導体素子10はセラミックキャップ14内に空間を有
するように塔載されている。
【0013】つぎにこの半導体パッケージの製造法につ
いて述べる。
【0014】図2はセラミック基板13の斜視図で、表
面には内部電極と外部リードとを一体に嵌合する凹部1
8と凹部19とが形成してある。図3はセラミックキャ
ップ14の上下反転した斜視図である。これらいずれも
セラミック粉体を加圧成形後焼結して製造する。図4は
所定の金属板に一定間隔をもって形成した導電パターン
である。1つの導電パターンは4つの外部リード8を有
し、その中、一対の外部リード8には内部電極17が一
体に形成してある。外部リード8と内部電極17の有効
領域にはAu又はAgメッキを施す。この1つ1つの導
電パターンの下面で、図4の点線で囲んだ円の位置にセ
ラミック基板13を当て、外部リード8と内部電極17
とを凹陷部18に、又、先端がフリーの外部リード8を
凹部19に嵌合固着する。固着はリードフレームの裏面
に熱硬化性エポキシ樹脂をスクリーン印刷によって50
〜100μmの厚さにコートし、オーブン中で80〜1
00℃に加熱して樹脂を半硬化状態にし、その樹脂面を
凹部18,19側にしてリードフレームをセラミック基
板13の凹部に入れ、荷重を1〜10gかけ、熱板上で
85〜100℃で2〜10秒加熱し、セラミック基板と
導電パターンを接着する。その後、オーブン中で160
℃,90分加熱し、樹脂を完全に硬化させる。
【0015】ついで図5の(イ)部に示すように、内部
電極上にAu−Si合金又は半田20を用いて半導体素
子10を接合し、外部リードと半導体素子間をワイヤボ
ンド11で電気的に接合する。
【0016】一方セラミックキャップ14の封止部に熱
硬化性エポキシ樹脂よりなる樹脂接合剤15を50〜1
00μmの厚さにコートし、80〜100℃に加熱して
樹脂を半硬化状態にしておく。ついで、図5の(ロ)に
示すように、例えば組立後のセラミック基板13の外周
とセラミックキャップ14の外周の面合せができる治具
に挿入し、熱板上で85〜100℃に加熱し、セラミッ
ク基板13とセラミックキャップ14とを接着する。つ
いで図5の(ハ)に示すようにオーブン中で160℃×
90分加熱し、樹脂を完全に硬化させ一体化させる。
【0017】なお、セラミックと電極の接着強度を増す
ために、接合面にディンプル又はスルーホールを形成
し、接着面積をふやすことも有効である。
【0018】又、内部電極と外部リードとを異種金属で
つくる場合は、セラミック基板に外部リードの先端を嵌
合固着する凹部を設けたものを用い、かかるセラミック
基板に外部リードを接合し、一対の外部リード間に内部
電極をさしわたし固定してもよい。
【0019】
【発明の効果】この発明の半導体用パッケージは、構造
が簡単であるにもかかわらず、内部電極と外部リードと
が同一面で結合している上に、各電極寸法をコントロー
ルしやすいため、高周波領域において雑音指数を低くで
きる。又、製造法としては、従来の製法に比べて工数が
大幅に削減され、製造が容易となるにも拘らず、得られ
る製品は高性能のものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の断面図である。
【図2】この発明の実施例に用いられるセラミック基板
の斜視図である。
【図3】この発明の実施例に用いられるセラミックキャ
ップの斜視図である。
【図4】この発明の実施例に用いられる導電パターンの
平面図である。
【図5】この発明の製造工程の説明図である。
【図6】従来のパッケージの製法の説明図である。
【図7】従来のセラミック基板下層部の表面の導電パタ
ーンを示す。
【図8】従来のセラミック基板下層部の裏面の導電パタ
ーンを示す。
【図9】従来のセラミック基板の上層部の断面図であ
る。
【図10】従来のセラミック基板の上層部と下層部を接
合した状態の説明図である。
【図11】従来のリードフレームの平面図である。
【図12】従来のセラミックパッケージの一部断面正面
図である。
【図13】従来のセラミックパッケージの底面図であ
る。
【符号の説明】
1,2 グリーンシート 3,4 電極パターン 5 外部端子取付パターン 6 打抜部 7 封止パターン 8 外部リード 9 Ni,Auメッキ 10 半導体素子 11 ワイヤボンド 12 キャップ 13 セラミック基板 14 セラミックキャップ 15 樹脂接合剤 16 金属リード 17 内部電極 18,19 凹部 20 Au,Si合金又は半田 21 セラミック基板 22 Wペースト

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に電極取付凹部を有するセラミック
    基板と、該電極取付凹部に予じめ成形した嵌合固着した
    外部リードと内部電極を有し、該外部リードと内部電極
    に電気的に接続した半導体素子と、該半導体素子を空間
    を有するようにセラミック基板上に封止するセラミック
    キャップを備えたことを特徴とする半導体用パッケー
    ジ。
  2. 【請求項2】 セラミック粉体を成形、焼結することに
    より表面に電極取付凹部を有するセラミック基板および
    セラミックキャップをそれぞれつくり、一方、金属板
    に、外部リード部のみ又は一対の外部リード部間に内部
    電極を一体化したリードフレームを形成し、該リードフ
    レームを前記セラミック基板の電極取付凹部に嵌合固定
    したのち、半導体素子をこれに接続し、ついで、半導体
    素子の周囲に一定空間が生じるように前記セラミックキ
    ャップをかぶせ、セラミックキャップとセラミック基板
    とを接合することを特徴とする半導体用パッケージの製
    造方法。
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