JP2549396Y2 - バタフライバルブ - Google Patents

バタフライバルブ

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JP2549396Y2
JP2549396Y2 JP5548192U JP5548192U JP2549396Y2 JP 2549396 Y2 JP2549396 Y2 JP 2549396Y2 JP 5548192 U JP5548192 U JP 5548192U JP 5548192 U JP5548192 U JP 5548192U JP 2549396 Y2 JP2549396 Y2 JP 2549396Y2
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英朗 柳沼
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Fuji Oozx Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、流体の管路中に設置さ
れて、軸回りに回転することにより、管路を開閉するバ
タフライバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】バタフライバルブは、通常、図5に示す
ように、管路(101)の所要個所に、薄板状の弁体(102)を
回転軸(103)に固着して、回転軸(103)とともに回転可能
に枢支してある。
【0003】このバタフライバルブは、管路(101)の外
部に設けた操作手段により回転軸(103)を回転して、弁
体(102)を、実線示の管路(101)の内面に当接する閉止位
置と、管路(101)の軸線方向に平行な開放位置とに回動
させて、管路(101)を開閉するものである。
【0004】図6は、従来のバタフライバルブの一構成
例を示す斜視図で、円板状の弁体(116)に、回転軸(120)
の軸線に直角方向をなす1対のスリット(117)を所要間
隔で切設し、2個のスリット(117)の間における弁体(11
6)の板材を、回転軸(120)の外径に対応する内径の半円
形で、一方側に突出させて半軸受(118)を形成し、一
方、2個のスリット(117)の外方における弁体(116)の板
材を、同じ内径の半円形で、他方側にそれぞれ突出させ
て半軸受(119)を形成してある。
【0005】回転軸(120)は、2種の半軸受(118)と(11
9)とによって形成される軸受孔に嵌挿して装着する。こ
の場合、弁体(116)の板材は、比較的薄肉の弾性材料を
使用し、かつ、2種の半軸受(118)(119)の内面が対向す
る間隔を、回転軸(120)の直径よりもいくらか小さくし
てあり、装着した回転軸(120)を圧着して保持するよう
にしてある。
【0006】図7は、従来のバタフライバルブの他の構
成例を示す斜視図で、回転軸(108)は、両端の支承軸部
(109)より大径とした中央部(110)に、円板状の弁体(11
3)の直径よりやや広い長さの切欠き(111)を形成して、
2個のネジ孔(112)を設けてある。
【0007】弁体(113)には、直径上のネジ孔(112)に整
合する直径上の位置に2個のボルト孔(114)を設けて、
2個のボルト(115)により、弁体(113)を回転軸(108)に
装着してある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかし、図6に示すバ
タフライバルブは、比較的簡単な構成で、組立作業の手
数も少ないものであるが、組み立てた状態で、2個所の
スリット(117)が回転軸(120)の両側まで延伸しているた
め、バタフライバルブを閉止位置としたときに、この部
分に漏れを生じて、完全に閉止できない。
【0009】すなわち、スリット(117)の端部が、たと
えば角形の孔に形成してあると、使用中にスリット(11
7)の隅角部からクラックを生じて、弁体(116)が破損す
るおそれがある。したがって、スリット(117)の両端部
は、半円形等に丸めた形状に加工してあり、そのために
スリット(117)は、嵌挿した回転軸(120)の外周面の外側
に延伸して開口しているので、閉止したときに漏れを生
じるという問題点がある。
【0010】さらに、図7に示すバタフライバルブは、
回転軸(108)に、両端の支承軸部(109)や、切欠き(111)
を形成したり、ネジ孔(112)を加工したり、弁体(113)に
もボルト孔(114)を設けるなどの手間がかかり、また、
組立にボルト(115)を必要とするなど、製造作業が煩雑
で、やはりコスト高になる問題がある。
【0011】本考案は、上記問題点を解消すべくなされ
たもので、バタフライバルブを閉止位置としたときに漏
れの生ずる恐れがなく、かつ製造が簡単で安価なバタフ
ライバルブを提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本考案は、複数の板材のほぼ中央の全幅内の互い
に異なる部分に、弁体を支持する回転軸の外径とほぼ等
しい内径の半円筒部を膨出形成するとともに、各板材の
中央における前記半円筒部以外の部分に切欠きを設け、
少なくとも1つの板材の半円筒部が、他の板材の半円筒
部の反対側に突出し、かつ各半円筒部が、他の板材の切
欠きに嵌合するとともに、他の半円筒部と一直線状に連
続するようにして複数の板材を重合させることにより弁
体を構成し、一連の半円筒部に前記回転軸を嵌合したこ
とを特徴としたものである。
【0013】
【作用】各板材の半円筒部が他の板材の切欠きに嵌合す
るようにして、各板材を互いに重合し、かつその結果一
直線状に連続して並ぶ半円筒部と、回転軸を嵌合するこ
とにより、弁体を簡単に製造できるとともに、各半円筒
部同士と、それらと回転軸とが密着し、漏れの原因とな
る間隙が閉塞される。
【0014】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面を参照して詳
細に説明する。図1〜図3は、バタフライバルブ(1)の
第1実施例を示したもので、(2)は弁体、(3)は回転軸
を示している。2枚の円形の金属性板材(A)を重合して
形成された弁体(2)は、2つの半円部(2a)と、そのほぼ
その中央の全幅内の互いに異なる部分に、前記弁体(2)
を支持する回転軸(3)の外径とほぼ等しい内径として膨
出形成された半円筒部(2b)とを有している。
【0015】また、各板材(A)の中央における前記半円
筒部(2b)以外の部分には、矩形の切欠き(4)が設けられ
ている。弁体(2)における一方の板材(A)の半円筒部(2
b)は、図2に示す要領で他方の板材(A)の半円筒部(2b)
の反対側に突出するようにし、かつ各半円筒部(2b)は、
他の板材(A)の切欠き(4)に嵌合して2枚の板材(A)を
重合させる。
【0016】かくして、半円筒部(2b)が他の板材(A)の
切欠き(4)に嵌合され、2枚の板材を上記の要領で重合
させることにより、半円筒部(2b)が一直線状に連続し、
この一連の半円筒部(2b)に、前記回転軸(3)を嵌合させ
ることにより、バタフライバルブ(1)が形成される。な
お回転軸(3)と弁体(2)との接合部には、両者を固着
し、一体とするための溶接(5)が行なわれている。
【0017】上記のようにバタフライバルブ(1)を構成
したので、1の板材(A)半円筒部(2b)を、他の板材(A)
の切欠き(4)に嵌合させることによって、各板材(A)を
互いに嵌合し、かつその結果一直線状に連続して並ぶ半
円筒部(2b)に、回転軸(3)を嵌合させることによって、
弁体(2)を簡単に製造できるとともに、各半円筒部(2b)
同士を、それらと回転軸(3)とが密着し、漏れの原因と
なる間隙が閉塞される。
【0018】次に、本考案の第2実施例につき、図4を
参照しつつ説明する。なお、第1実施例で示した部材と
同一の部材には、同一の符号に(’)を付して詳細な説明
は省略する。
【0019】この第2実施例においては、弁体(2')を構
成する板材(A')を3枚とし、各板材(A')の半円部(2a')
を重合させることによっバタフライバルブ(1)を構成す
るようにしてある。
【0020】すなわち、図4(a)(b)に示す同形状とし
た板材(A')のほぼ中央の全幅内における1/3を占める
一端部分に、弁体(2')を支持する回転軸(3)の外径とほ
ぼ等しい内径の半円筒部(2b')を膨出形成し、各板材
(A')における前記半円筒部(2b')以外の2/3を占める
部分に、切欠き(4')が切設されている。
【0021】さらに、図4(c)に示す板材(A')には、そ
の全幅のほぼ中央部分に、全幅の1/3を占め、弁体
(2)を支持する回転軸(3)の外径とほぼ等しい内径の半
円筒部(2b')が膨出形成され、前記半円筒部(2b')以外の
部分、すなわち板材(A')の中央の全幅の2/3を占める
半円筒部(2b')の両側の部分に切欠き(4')が切設されて
いる。
【0022】上記の3枚の板材(A')により、弁体(2')と
するには、図4(a)に示す板材(A')に対して、図4(b)
の板材(A')を、半円筒部(2b')が同じ側に突出するよう
に切欠き(4')に嵌合し、重合させる。
【0023】その後、図4(c)に示す板材(A')を、その
半円筒部(2b')が、同じ側の2つの半円筒部(2b')を反対
側に突出するように、切欠き(4')に嵌合し、重合した2
枚の板材(A')の上に重合させることにより、弁体(2')が
形成される。
【0024】上記した弁体(2')においても、半円筒部(2
b')同士が一直線状に連続し、これらの一連の半円筒部
(2b')に回転軸(3)を嵌合することによって、第1実施
例に示したバタフライバルブ(1)と同様の作用・効果を
奏するバタフライバルブを製造することができる。特
に、上記の順序で板材(A')を重合させ、回転軸(3)を嵌
合することにより、特に板材(A')同士を溶接等しなくて
も、互いに密着させることができる。
【0025】なお、半円筒部(2b')の数は、2つの実施
例に限定されるものではない。要は、複数の板材(A)
(A')のほぼ中央の全幅内の互いに異なる部分に、弁体
(2)(2')を支持する回転軸(3)の外径とほぼ等しい内径
の半円筒部(2b)(2b')を形成し、少なくとも1つの板材
(A)(A')の半円筒部(2b)(2b')が、他の板材(A)(A')の
反対側に突出するように、各板材(A)(A')の半円筒部(2
b)(2b')を、各板材(A)(A')の切欠き(4)(4')に嵌合さ
せて、一直線状に連続させればよく、板材(A)(A')の
数、あるいは半円筒部(2b)(2b')の一直線状に連続する
順序は、特に制限されるものでない。
【0026】
【考案の効果】本考案は下記の効果を奏する。 (a) 各板材の半円筒部が他の板材の切欠きに嵌合する
ようにして、各板材を互いに重合し、かつその結果一直
線状に連続して並ぶ半円筒部に回転軸を嵌合することに
より、バタフライバルブを簡単に製造することができ
る。
【0027】(b) 各半円筒部同士と、それらと回転軸
とが密接することにより、間隙が閉塞され、漏れが生ず
る恐れがない。
【0028】(c) 板材を薄手のものとすることによっ
て、プレス加工等により、容易に板材の製造ができ、バ
タフライバルブ全体としての製造工程が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例のバタフライバルブの斜視
図である。
【図2】同じく分解斜視図である。
【図3】図1におけるA−A線断面図である。
【図4】本考案の第2実施例を表わすバタフライバルブ
の分解斜視図である。
【図5】バタフライバルブの説明図である。
【図6】従来のバタフライバルブの一構成を表わす分解
斜視図である。
【図7】同じく従来のバタフライバルブの他の構成を表
わす分解斜視図である。
【符号の説明】
(1)バタフライバルブ (2)(2')
弁体 (2a)(2a')半円部 (2b)(2
b')半円筒部 (3)回転軸 (4)(4')
切欠き (5)溶接 (A)(A')板材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の板材のほぼ中央の全幅内の互いに
    異なる部分に、弁体を支持する回転軸の外径とほぼ等し
    い内径の半円筒部を膨出形成するとともに、各板材の中
    央における前記半円筒部以外の部分に切欠きを設け、少
    なくとも1つの板材の半円筒部が、他の板材の半円筒部
    の反対側に突出し、かつ各半円筒部が、他の板材の切欠
    きに嵌合するとともに、他の半円筒部と一直線状に連続
    するようにして複数の板材を重合させることにより弁体
    を構成し、一連の半円筒部に前記回転軸を嵌合したこと
    を特徴とするバタフライバルブ。
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JP4600319B2 (ja) * 2006-03-09 2010-12-15 株式会社デンソー 流体制御弁の製造方法
JP6196937B2 (ja) * 2014-05-19 2017-09-13 愛三工業株式会社 二重偏心弁

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