JP2548744B2 - 管類溶接部のサンプル採取方法 - Google Patents

管類溶接部のサンプル採取方法

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JP2548744B2 JP62243850A JP24385087A JP2548744B2 JP 2548744 B2 JP2548744 B2 JP 2548744B2 JP 62243850 A JP62243850 A JP 62243850A JP 24385087 A JP24385087 A JP 24385087A JP 2548744 B2 JP2548744 B2 JP 2548744B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ボイラの過熱器、節炭器及び熱交換器や、
タービンプラント等に使用する管寄せや配管等の溶接部
の検査に適用される管類溶接部のサンプル採取方法に関
する。
従来の技術 長期間稼働してきたボイラやタービンの管寄せや配管
体管類の溶接部の経年的な変化・劣化の程度を把握する
ためには、これらの変化・劣化の最も生じ易い溶接部に
着目するのが一般的である。
そこで、従来の管類溶接部のサンプル採取方法につい
て説明すると、第7図はサンプル採取される管類の継ぎ
目における溶接部の外観を示し、1は管類、2は溶接部
及び3はサンプルであって、管類1の円周方向に施され
た溶接部2を中心にし、かつ第8図に示す如く材料試験
を行えるようこの試験に使用する試験片4の長手方向の
長さが確保でき得る巾のサンプル3を、管類1の2つの
円周方向切断部5に沿って切り出していた。
前述の如く採取された短管状のサンプル3の肉厚部に
おいて、中央銅部の切欠いた試験片4が切削加工により
複数個に分断、製作されて例えばクリープ試験等に供さ
れていた。
また、第9図に示すように、サンプル3が採取された
管類1はそのサンプル部分を補う径、巾(長さ)の短管
6が新規に挿入されて、短管6、管類1の前記切断部5
にて円周方向に溶接を施し、元の連続した管類1に復旧
していた。
発明が解決しようとする問題点 ところが、このような管類溶接部のサンプル採取方法
にあっては、検査対象になる溶接部2を含む管寄せや配
管等の主に母管を切断してサンプル3としていたため、
このサンプルの切断作業、新たに管類1への短管6取付
け(溶接)作業、そしてこの短管6溶接後の後熱処理及
び非破壊検査等が夫々確実になされねばならず、管類1
の修復までの工程が長くかかっており、しかも工費も多
大なものとなっていた。
また、以上の工程を踏んで一度管類1を復旧してしま
った後に、次回に溶接部2を検査する際には、再び管類
1を切断しなければならないという不都合を生じてい
た。
問題点を解決するための手段 本発明は、このような従来の問題点を解決するため
に、長期間稼働してきたボイラやタービンの管寄せや配
管等管類の溶接部を検査するにおいて、検査対象となる
管類の溶接部を含んだ管肉厚部を材料試験のサンプルと
するよう管表面から適当な大きさの円筒状にくり抜き、
この円筒状のサンプルから減少試験片を複数個製作して
材料試験を実施し、かつ管類肉厚部の円筒状にくり抜か
れた開口部を密閉して管内流体の内圧力に耐えるようこ
の開口部まわりの管表面に一端部が盲板の施された検査
用管台を取付けるか、又は管内面に手穴蓋を取付けると
共に、前記管類側に残存する溶接部の経時的な変化を再
び検査するために、前記検査用管台を切断するか、又は
前記手穴蓋を取外して開口部を介して管内面の溶接部を
調査したものである。
作用 従って、検査対象となる溶接部を含む円筒状のサンプ
ルを管類表面からくり抜いて、そのサンプルから縮少試
験片を製作することが可能となる。
そして、このサンプルがくり抜かれて管表面に出来た
開口部まわりに検査用管台又は管内面に手穴蓋のいずれ
か一方を設けるので、管類側に残存する溶接部の次回以
降の経年変化・劣化を検査する場合には、再び検査用管
台を切断し、又は手穴蓋を外して、開口部を通して管内
面の溶接部を調査することが可能となる。
実施例 以下第1〜6図を参照して、本発明による実施例につ
いて詳述する。なお、これらの図において第7〜9図に
示したものと同一の部分には同一の符号を付してその詳
細な説明は省略する。
第1図(a),(b)及び第2図(a),(b)に示
すように、管寄せや配管等管類1の経年変化・劣化を把
握するために、まずボイラ、タービンやポンプ類等(図
示せず)の運転の休止中や停止後、管類1内の流体を排
除した上で、経年変化・劣化の最も生じ易い溶接部2を
含んだ管肉厚部を好適には中心位置にその溶接部が通る
材料試験のサンプル3とするよう管表面から軸心方向に
向けて適当な大きさ(径)の円筒状にくり抜く。
ただし、第2図(c)に示すように、採取されたサン
プル3の大きさは、このサンプルからクリープ試験等の
材料試験に供せられる規格に適合した縮少試験片4の長
軸方向の長さを満たすものとする。
そして、サンプル3からは縮少試験片4が複数個、切
削加工により制作される。
次に、これらの縮少試験片を用いて材料試験を実施す
る。例えばクリープ試験においては公知の如くその試験
片に一定時間、一定の荷重をかけることにより、試験片
4の溶接部分2、換言すれば管類1の溶接部2の余寿命
を評価することとなる。
一方、第3図(a),(b)及び第4図に示すよう
に、管類1の円筒状にくり抜かれて出来た開口部7は、
管内流体の内圧力に十分に耐えるよう、第1実施例(第
3図参照)としてこの開口部まわりの管表面に一端部が
盲板8の施された検査用管台9を溶接にて取付けるか、
又は第2実施例(第4図参照)として管内面側に開口部
7の径よりも大きい平板からなる手穴蓋10を例えばタイ
トなシールを施し接着材等の接合手段を介して取付ける
か、いずれか一方の方法により確実に密閉される。な
お、後者の手穴蓋10を開口部7に取付ける場合、開口部
内面の手穴蓋10の当接部は図に示す如く平端に加工した
ものの方が良く密接されることは云うまでもない。
以上のように検査用管台9又は手穴蓋10により開口部
7を密閉して管類1を復旧したならば、ボイラ、タービ
ン等の運転が再開される。
その運転開始後、時間の経過と共に検査対象とされた
管寄せや配管等の溶接部の状況を、今度は管類1側に残
存する溶接部2を全く切断することなしに再度確認する
ことができる。
すなわち、第5図(a)〜(c)に示す第1実施例に
おいては、管類1に取付けた検査用管台9の長手方向の
適当な位置にて円周方向に切断することにより、開口部
7を開放する。
また、第2実施例(第4図参照)においては、図中、
点線に示す如く手穴蓋10を管類1内部で取外すことによ
り、開口部7を開放する。
このような容易な方法により、その開放された開口部
7を通して、特に管内面の溶接部2の様子を肉眼や非破
壊検査の施行により確認することが可能となる。
更に、再検査後は第1実施例の検査用管台9の場合に
は、第6図(a),(b)に良く示すように切断された
管台9の頭部を再度溶接して取付け、また第2実施例の
手穴蓋10の場合にはその手穴蓋を開口部7内面に接着材
等にて取付けることにより開口部7を密閉し、管類1を
以前と同様に復旧することができる。
なお、手穴蓋10の開口部7への取付作業は、検査用管
台9の場合に比べて、管台を切断する分だけ手間がかか
らない。
発明の効果 以上詳述したように、本発明によれば、検査対象とな
る管類の溶接部を含む本体の一部をくり抜いて、くり抜
かれた開口部を検査用管台又は手穴蓋により密閉して復
旧するだけの簡単かつ容易な方法が確立され、従来のサ
ンプル採取方法のような試験片を削り出すためにサンプ
ルを管類から採取する際の管類の溶接部を含むサンプル
の切断作業、採取後の新たな短管取付作業や取付確認検
査等の多大な工程及び工費を大巾に低減することができ
る。
しかも、前記開口部を密閉する検査用管台を切断する
か、又は手穴蓋を取外すことにより、管類側に残存して
いる旧溶接部の再検査を行え、目視や非破壊検査等によ
る状況確認を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図の(a)は本発明の一実施例によりサンプル採取
される管類溶接部を示す外観図、(b)はその要部断面
図、第2図の(a)は管類からくり抜かれた円筒状のサ
ンプルの正面図、(b)はその要部断面図、(c)はそ
のサンプルから削り出した縮少試験片の拡大図である。
第3図の(a)はサンプル採取後、管類の開口部に取付
けた検査用管台を示す外観図、(b)はその要部断面
図、第4図はサンプル採取後、管類の開口部に取付けた
手穴蓋を示す要部断面図、第5図の(a)は再検査時、
切断された検査用管台を示す外観図、(b)はその要部
断面図、(c)はそのA−A線矢視図、第6図の(a)
は再検査後、復旧した検査用管台に示す外観図、(b)
はその要部断面図である。第7図は従来のサンプル採取
される管類溶接部を示す外観図、第8図はそのサンプル
の要部断面図、第9図は検査後、管類に挿入される短管
を示す外観図である。 1……管類、2……溶接部、3……サンプル、4……試
験片、7……開口部、8……盲板、9……検査用管台、
10……手穴蓋。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長期間稼働してきたボイラやタービンの管
    寄せや配管等管類の溶接部を検査するにおいて、検査対
    象となる管類の溶接部を含んだ管肉厚部を材料試験のサ
    ンプルとするよう管表面から適当な大きさの円筒状にく
    り抜き、この円筒状のサンプルから縮少試験片を複数個
    製作して材料試験を実施し、かつ管類肉厚部の円筒状に
    くり抜かれた開口部を密閉して管内流体の内圧力に耐え
    るようにこの開口部まわりの管表面に一端部が盲板の施
    された検査用管台を取付けるか、又は管内面に手穴蓋を
    取付けると共に、前記管類側に残存する溶接部の経時的
    な変化を再び検査するために、前記検査用管台を切断す
    るか、又は前記手穴蓋を取外して開口部を介して管内面
    の溶接部を調査してなる管類溶接部のサンプル採取方
    法。
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