JP2548632Y2 - 床面艶出機に於けるパッド回転室 - Google Patents

床面艶出機に於けるパッド回転室

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JP2548632Y2 JP12808090U JP12808090U JP2548632Y2 JP 2548632 Y2 JP2548632 Y2 JP 2548632Y2 JP 12808090 U JP12808090 U JP 12808090U JP 12808090 U JP12808090 U JP 12808090U JP 2548632 Y2 JP2548632 Y2 JP 2548632Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、走行しながらパッドを高速回転して床面の
艶出しを行う床面艶出機の技術分野で利用されるもので
あって、具体的には、上記のパッドを取付けるパッド回
転室の改良に関する。
〔従来の技術〕
パッドを高速回転して床面の艶出しを行う床面艶出機
では、艶出機の走行を停止させた状態でパッド回転を続
けると、床面がパッドの回転による摩耗によって加熱さ
れ、床面に塗ったワックスを剥がしたり、ワックス面に
削り傷を付けたりしてしまうため、走行を停止すると直
ちにパッド用モータのスイッチを切って、パッドの回転
を停止していた。
しかし、パッドは例えば2,000rpm以上で高速回転され
るため、モータのスイッチを切ってブレーキを掛けて
も、直ちに停止されずに惰勢回転されるから、この回転
によって床面を加熱したり、削り傷を付けてしまう問題
が発生していた。
そこで、本出願人は、先の特願昭62−290363号(特開
平1−131640号)の出願に見られるように、走行が停止
するとパッドを自動的に上昇させて床面から離し、惰勢
回転による加熱とか、傷付けの問題を解消した床面艶出
機を開発した。
この床面艶出機によれば、周面にエアー洩れ防止用の
スカートを取付け、且つ、内部に対してバキュームファ
ンの吸引作用が及ぶパッド回転室の中で、上記のパッド
を高速回転して床面の艶出しを行い、且つ、パッド回転
によって床面から削り取られたワックスとかゴミを、パ
ッド回転室に接続した吸引ダクトを通して外部に吸引す
ることができるため、上記床面の加熱と傷付けを防止で
きる点と相俟って、優れた艶出し効果を発揮することが
できる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来の床面艶出機は、パッドを収めたパ
ッド回転室が、艶出機の機体底面側に固定されているた
め、艶出し作業中に以下に述べる各種の問題が発生する
欠点があった。
即ち、パッド回転室の周囲に取付けたスカートの下端
面は、パッド回転室に及ぼす吸引効果を高めるために、
床面に対して極く僅かな隙間(例えば2mm程度)にセッ
トされている。そのため、艶出し作業する床面に凹凸と
か段差が有すると、このスカートがこれ等の凹凸とか段
差に当って艶出機の走行に支障を与えたり、衝撃によっ
てパッド回転室とかスカートを破損してしまう場合があ
り、更に、これ等の衝撃により折角クリーンアップした
床面にスカートが接触して、床面を汚したりワックスを
剥がしたりする問題が発生していた。
また、運転操作時とか、床面艶出機を他の場所に移動
する場合に、パッド回転室を他の物に衝突させて破損す
る事故発生の確立も高く、これ等問題の解決が望まれて
いた。
従って本考案の技術的課題は、床面に凹凸とか段差が
あったとしても、スカートとかパッド回転室を、これ等
に当てたり引掛けたりして、その衝撃で破損させること
がなく、また、床面に傷を付けたりすることもなく、安
定した状態で艶出しすることができると共に、艶出機を
移動する場合も、スカートとかパッド回転室を衝突によ
る衝撃から守って、破損を防止することができるように
することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の技術的課題を解決するために本考案で講じた手
段は以下の如くである。
外周にエアー洩れ防止用のスカートを取付けたパッド
回転室の中にパッドを取付け、このパッドを走行しなが
らモータで高速回転して床面の艶出しを行う床面艶出機
に於いて、 (1)上記のモータとパッドを昇降モータによって上下
作動する昇降台に取付け、この昇降台の底面には上記パ
ッド回転室を取付軸を用いて上下作動自在に吊下げ、こ
れ等昇降台とパッド回転室の間には、パッド回転室を常
時下方に押圧するクッションを介在すること。
(2)昇降台を上下作動自在に取付けた床面艶出機の機
板にガイド穴を穿設して、このガイド穴にパッド回転室
の上面に突設したガイド軸を上下摺動自在に嵌込むと共
に、このガイド軸にはパッド回転室を常時下方に押圧す
るスプリングを巻装すること。
〔作用〕
上記の手段は以下の如く作用する。
上記(1)の要素は、内部にパッドを収めたパッド回
転室を、クッションを介在させた状態で上下作動自在に
取付けているため、走行中にスカートが床面の凹凸と段
差等に引掛っても、パッド回転室の全体が上方に逃げて
ショックを吸収するから、床面に傷を付けたり、スカー
トとかパッド回転室を損傷することがなく、また、パッ
ドを上昇させて艶出機を移動する時は、パッド回転室も
一緒に上昇してスカートと床面との間隔を広げるから、
移動時に段差等にスカートやパッド回転室を激突させて
破損する心配もなく、安全に移動させることを可能にす
る。
上記(2)の要素は、パッド回転室の上下動をガイド
軸に案内させて安定して行うことができると共に、スプ
リングがパッド回転室を下方に押圧して無用な上下動を
制止し、スカートと床面の隙間を一定に保って、パッド
回転室に対する吸引作用を効率良く及ぼすことを可能に
する。
以上のごとくであるから、上記の手段によって上述した
技術的課題を解決して、前記従来の技術の問題点を解決
することができる。
〔実施例〕
以下に、上述した本考案に係る床面艶出機に於けるパ
ッド回転室の好適な実施例を添付した図面と共に詳細に
説明する。
第1図は本考案に係るパッド回転室を実施した床面艶
出機の構成を示した一部断面側面図で、第2図と第3図
は本考案の要部を示した断面図であって、第2図はパッ
ドとパッド回転室が下がっている状態を、また、第3図
は同じく上がっている状態を示し、これ等の図面(第1
図)に於いて、1は床面艶出機で、2はその駆動車輪、
3は前車輪、4はパッド用のモータ、4aはモータ4の回
転軸、5はこの回転軸4aに取付けたパッド、6はパッド
5を収めたパッド回転室、6aはパッド回転室6の外周に
取付けたゴム製のスカート、6bはバキュームファン(図
示せず)に通じる排気筒であって、床面艶出機1は駆動
車輪2をモータ(図示せず)で駆動回転しながら走行
し、パッド5は走行中にモータ4によって回転されて床
面の艶出しを行い、このパッド5の回転によって削り取
られたワックスとかゴミは、パッド回転室6に接続した
排気筒6bを通して集塵部(図示せず)に回収される仕組
に成っている。
本考案は上述した如き構成の床面艶出機1に於いて、
パッド回転室6を上下作動自在にして衝撃を吸収する構
成と成し、且つ、パッド5の上昇に従ってこのパッド回
転室6も一緒に上昇させるようにした点を特徴とするも
のであって、以下にその構成を詳細に説明する。
第1図乃至第3図に於いて、1aは床面艶出機1内に設
けた機板で、7は同じく固定板1c上に立設したブラケッ
トを示す。8と9は軸7a,7bを用いてブラケット7に回
動自在に取付けたアームで、10はこれ等2本のアーム8,
9の根端部に軸8a,9aを用いて取付けた昇降台であって、
この昇降台10の基板10a上に上述したパッド用のモータ
4が取付けられ、この基板10aを貫いて底面側に突出し
たモータの回転軸4aに、上述したパッド5が取付けられ
ている。
更に、11Mは上記昇降台10の上端側に固定した昇降モ
ータで、11はクラッチ11aを介してこの昇降モータ11Mに
接続した回転ネジ軸、11Nはこの回転ネジ軸11に螺合さ
せたナット体、11bは上端を上記一方のアーム8の先端
部に軸8bを用いて連結し、下端を軸11cを用いて上記の
ナット体11Nに連結した連結アームを示す。
また、8Sは上記一方のアーム8の先端部と、機板1aの
間に張設した牽引スプリング、12,12は上記パッド回転
室6の上面に突出したガイド軸を示す。これ等のガイド
軸12,12は、その上端側を機板1aに穿設したガイド穴1b,
1bの中に上下摺動自在に挿通されている。12S,12Sは両
ガイド軸12,12に巻装した押圧スプリングで、両スプリ
ング12S,12Sはパッド回転室6を常時下方に押圧して、
スカート6aと床面の間隔を常時一定(例えば2mm前後)
に保持している。
次に、13,13は上記昇降台10の底面側に突設した取付
軸で、パッド回転室6はこれ等各取付軸13,13に上下作
動自在に吊下げられている。13aはこの吊下げたパッド
回転室6の上面と、昇降台10の底面(基板10aの底面)
との間に介在したクッションで、例えばゴムの様な弾性
材料を用いて構成したこのクッション13aは、パッド回
転室6を常時下方に弾発している。また、T,Tは各取付
軸13,13の下端部に取付けた引上げ係止用の鍔を示す。
本考案に以上述べた如き構成であるから、床面を磨く
時は第1図並びに第2図の如くパッド5とパッド回転室
6を床面側に下げて使用し、床面艶出機1を他の場所へ
移動する場合は、昇降モータ11Mを作動してパッド5と
パッド回転室6を第3図の如く上昇させる。
即ち、昇降モータ11Mを回転して回転ネジ軸11を回転
すると、ナット体11Nが下方に移動するため、連結アー
ム11bが一方のアーム8を軸7aを支点に第2図に於いて
反時計回転方向に回動するため、昇降台10が上昇され
て、これに取付けたモータ4とパッド5も第3図の如く
上昇し、次いで、各取付軸13,13に吊下げられたパッド
回転室6も、昇降台10の上昇に従って取付軸13,13の各
鍔T,Tに係止されて引上げられ、クッション13aと押圧ス
プリング12S,12Sを圧縮しながら第3図の如く上昇し、
スカート6aの下端面を床面より例えば12mm程度上昇させ
る。
また、上昇させたパッド5とパッド回転室6を第1図
と第2図に示した運転時の状態に降下させるには、上記
の昇降モータ11Mを逆転して回転ネジ軸11を逆回転し、
ナット体11Nを上昇させれば、昇降台10が降下してパッ
ド5とパッド回転室6を元の運転状態の位置に降下させ
ることができるし、昇降モータ11Mを制御して、パッド
5の接地圧の強弱と、スカート6aと床面との間隔の広狭
を任意に調節することも可能である。
尚、上記昇降モータ11Mの回転用スイッチは、走行用
のスイッチと共に床面艶出機1の操作部に設けられてい
るから、運転しながらパッド5とパッド回転室6を自由
に上下動することが可能である。
〔効果〕
本考案に係る床面艶出機に於けるパッド回転室は以上
述べた如くであるから、床面艶出機を他の場所に移動す
る時は、パッドと一緒にパッド回転室も床面から上昇さ
せることができるため、スカートとパッド回転室を床面
に接触させることなく安全に移動できると共に、パッド
回転室は上下作動自在で衝撃を吸収するように構成され
ているため、移動中とか運転中にスカートとかパッド回
転室が障害物や床面の出張り、或は、段差に当ったとし
ても、これ等が破損したり床面に傷を付けたりすること
がなく、安全な移動と安定した艶出し運転を行うことが
できるものであって、昇降モータの回転を制御してパッ
ドの接地圧とスカートと床面の間隔を任意に調整できる
点と相俟って、特に、凹凸とか出張り等の障害物の多い
床面の艶出しを行う場合に、優れた効果を発揮すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るパッド回転室を備えた床面艶出機
の全体構成を示した一部断面側面図であって、第2図と
第3図はパッドとパッド回転室を降下している状態と、
上昇させている状態の本考案の要部構成を示した断面図
である。 1は床面艶出機、1aは機板、1bはガイド穴、4はモー
タ、4aは回転軸、5はパッド、6パッド回転室、6aはス
カート、6bは排気筒、10は昇降台、11は回転ネジ軸、11
Mは昇降モータ、11Nはナット体、12はガイド軸、12Sは
押圧スプリング、13は取付軸、13aはクッション。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周にエアー洩れ防止用のスカートを取付
    けたパッド回転室の中にパッドを取付け、このパッドを
    走行しながらモータで高速回転して床面の艶出しを行う
    床面艶出機に於いて、 上記モータとパッドを昇降モータによって上下作動する
    昇降台に取付け、この昇降台の底面には上記のパッド回
    転室を取付軸を用いて上下作動自在に吊下げ、これ等昇
    降台とパッド回転室の間には、パッド回転室を常時下方
    に押圧するクッションを介在したことを特徴とする床面
    艶出機に於けるパッド回転室。
  2. 【請求項2】昇降台を上下作動自在に取付けた床面艶出
    機の機板にガイド穴を穿設して、このガイド穴にパッド
    回転室の上面に突設したガイド軸を上下摺動自在に嵌込
    むと共に、このガイド軸にはパッド回転室を常時下方に
    押圧するスプリングを巻装したことを特徴とする請求項
    (1)記載の床面艶出機に於けるパッド回転室。
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