JP2548242B2 - ポリエステル繊維及びその製造方法 - Google Patents
ポリエステル繊維及びその製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鮮明染色性ポリエステル繊維及びその製造
方法に関する。更に詳しくは、ドライタッチの風合と優
れた発色性を示す編織物に適したポリエステル繊維及び
その製造方法に関する。
方法に関する。更に詳しくは、ドライタッチの風合と優
れた発色性を示す編織物に適したポリエステル繊維及び
その製造方法に関する。
従来、ポリエステル繊維のワキシイ感を解消し、綿、
絹などの天然繊維のドライタッチな風合に改良する試み
が数多く検討されている。例えば異種ポリマーのブレン
ドや複合紡糸を行なった後、一方の成分を除去する方法
や、微粒子状物質を含有せしめた後該微粒子状物質を除
去する方法(例えば、特公昭43−16665号公報)などが
知られている。
絹などの天然繊維のドライタッチな風合に改良する試み
が数多く検討されている。例えば異種ポリマーのブレン
ドや複合紡糸を行なった後、一方の成分を除去する方法
や、微粒子状物質を含有せしめた後該微粒子状物質を除
去する方法(例えば、特公昭43−16665号公報)などが
知られている。
特公昭59−24233号公報には、特定の微粒子状物質を
含有せしめた後、該微粒子を除去して得られる繊維は表
面の凹凸の形状が不規則なランダム形状を有しており、
ワキシイ感が解消されることが開示されている。この繊
維はまた、光の乱反射にもとづきすぐれた発色性を示す
ことが述べられている。
含有せしめた後、該微粒子を除去して得られる繊維は表
面の凹凸の形状が不規則なランダム形状を有しており、
ワキシイ感が解消されることが開示されている。この繊
維はまた、光の乱反射にもとづきすぐれた発色性を示す
ことが述べられている。
しかしながら、我々の検討によれば、天然繊維、中で
も綿、麻の風合に近い程度にワキシイ感を解消するに
は、該微粒子の含量を5〜10重量%以上も含有させるこ
とが必要であった。かかる繊維の製造では、該微粒子が
ポリマー濾過時に閉塞したり、紡糸・延伸中に糸切れが
頻発するなどの障害が生じ工業的に安定な製造が困難で
あった。
も綿、麻の風合に近い程度にワキシイ感を解消するに
は、該微粒子の含量を5〜10重量%以上も含有させるこ
とが必要であった。かかる繊維の製造では、該微粒子が
ポリマー濾過時に閉塞したり、紡糸・延伸中に糸切れが
頻発するなどの障害が生じ工業的に安定な製造が困難で
あった。
更に、発色性について言えば、この繊維は無彩色すな
わち黒色に染色した場合には発色性が良好であるが、そ
れ以外の有彩色においては、通常のポリエステル繊維と
同様の発色性しか示さなかった。
わち黒色に染色した場合には発色性が良好であるが、そ
れ以外の有彩色においては、通常のポリエステル繊維と
同様の発色性しか示さなかった。
有彩色において、優れた発色性を得る試みは、ポリマ
ー自体にスルホネート基を含有させてカチオン染料で染
色すること(例えば、特開昭59−112024号公報など)が
従来から知られている。しかしながら、カチオン染料染
色された繊維製品は、ポリエステルに常用される分散染
料で染色された製品に比較して耐候性が著しく劣り、そ
の用途は限定されたものとなっている。
ー自体にスルホネート基を含有させてカチオン染料で染
色すること(例えば、特開昭59−112024号公報など)が
従来から知られている。しかしながら、カチオン染料染
色された繊維製品は、ポリエステルに常用される分散染
料で染色された製品に比較して耐候性が著しく劣り、そ
の用途は限定されたものとなっている。
従って、ワキシイ感のない風合と、分散染料染色にあ
って無彩色のみでなく有彩色においても優れた発色性を
呈するポリエステル繊維及びそれを工業的水準で安定に
製造する方法は未だ得られていなかった。
って無彩色のみでなく有彩色においても優れた発色性を
呈するポリエステル繊維及びそれを工業的水準で安定に
製造する方法は未だ得られていなかった。
本発明は、以上のような従来技術の問題点を解決し、
ドライタッチの風合と無彩色はもちろん有彩色に於ても
優れた発色性を示す編織物に適したポリエステル繊維及
びその安定な製造方法を提供することを目的とする。
ドライタッチの風合と無彩色はもちろん有彩色に於ても
優れた発色性を示す編織物に適したポリエステル繊維及
びその安定な製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記問題点を解決すべく繊維の表面形
態と微細構造の観点から鋭意検討を重ねた結果、単糸繊
度が5デニール以下で、繊維表面に連続した不規則な凹
凸を有し、測定周波数110Hzにおける力学的損失正接の
ピーク温度が125℃以下であることを特徴とするポリエ
ステル繊維とすることにより、ドライタッチの風合と優
れた発色性を示すポリエステル繊維を得ることができる
ことを見出し、本発明に到達した。
態と微細構造の観点から鋭意検討を重ねた結果、単糸繊
度が5デニール以下で、繊維表面に連続した不規則な凹
凸を有し、測定周波数110Hzにおける力学的損失正接の
ピーク温度が125℃以下であることを特徴とするポリエ
ステル繊維とすることにより、ドライタッチの風合と優
れた発色性を示すポリエステル繊維を得ることができる
ことを見出し、本発明に到達した。
本発明に使用するポリエステルは、エチレンテレフタ
レートの繰り返し単位を85モル%以上、好ましくは90モ
ル%以上を含有する実質的にポリエチレンテレフタレー
トからなるポリエステルであるが、熱及び機械的安定性
を損なわない範囲で二価のカルボン酸、あるいは二価の
グリコールなど少量の第三成分を含有していても良い。
レートの繰り返し単位を85モル%以上、好ましくは90モ
ル%以上を含有する実質的にポリエチレンテレフタレー
トからなるポリエステルであるが、熱及び機械的安定性
を損なわない範囲で二価のカルボン酸、あるいは二価の
グリコールなど少量の第三成分を含有していても良い。
本発明の繊維は、単糸繊度が5デニール以下であるこ
とが必要である。5デニール以上では、繊維表面をいか
に加工しても繊維の柔軟性に欠けるため風合が硬く、ワ
キシイ感が十分に解消されない。好ましい単糸繊度は4
デニールから1デニールである。
とが必要である。5デニール以上では、繊維表面をいか
に加工しても繊維の柔軟性に欠けるため風合が硬く、ワ
キシイ感が十分に解消されない。好ましい単糸繊度は4
デニールから1デニールである。
本発明の繊維が、表面に連続した不規則な凹凸を有す
ると好ましい。
ると好ましい。
ここで、連続した不規則な凹凸とは、繊維表面におい
て、繊維軸方向及び繊維軸と直角な方向すなわち、繊維
の円周方向のいずれにおいても、凹凸が連続して形成さ
れており、しかし、その凹凸の形状すなわち凹部の深さ
が約0.1〜5ミクロン、幅が約0.1〜10ミクロンの範囲で
あり、その形状が不規則である状態をいう。このような
形状の特徴は、繊維表面を電子顕微鏡によって観察する
ことによって容易に判別できる。第1図〜第3図は、繊
維表面の電子顕微鏡による拡大写真である。第1図は本
発明の繊維の表面を示す。これに対して、第2図及び第
3図は比較の繊維の表面を示す。第2図は、通常のポリ
エステル繊維をアルカリ水溶液で減量処理したものであ
り、つや消剤が脱離した痕跡のみが凹部となっている。
第3図は、特公昭59−24233号公報の方法に準じて得ら
れた繊維の表面である。一見ランダムの如く見えるが、
第3成分の離脱が整然となされた痕跡が判る。
て、繊維軸方向及び繊維軸と直角な方向すなわち、繊維
の円周方向のいずれにおいても、凹凸が連続して形成さ
れており、しかし、その凹凸の形状すなわち凹部の深さ
が約0.1〜5ミクロン、幅が約0.1〜10ミクロンの範囲で
あり、その形状が不規則である状態をいう。このような
形状の特徴は、繊維表面を電子顕微鏡によって観察する
ことによって容易に判別できる。第1図〜第3図は、繊
維表面の電子顕微鏡による拡大写真である。第1図は本
発明の繊維の表面を示す。これに対して、第2図及び第
3図は比較の繊維の表面を示す。第2図は、通常のポリ
エステル繊維をアルカリ水溶液で減量処理したものであ
り、つや消剤が脱離した痕跡のみが凹部となっている。
第3図は、特公昭59−24233号公報の方法に準じて得ら
れた繊維の表面である。一見ランダムの如く見えるが、
第3成分の離脱が整然となされた痕跡が判る。
本発明の繊維は、測定周波数110Hzにおける力学的損
失正接のピーク温度Tmaxが125℃以下であることが必要
である。
失正接のピーク温度Tmaxが125℃以下であることが必要
である。
染色性を支配する繊維の非晶領域の構造を表現する特
性値として、上記Tmaxが適切である。Tmaxが125℃以下
であれば染色温度が115℃以下で実用染色が可能であ
り、好ましくはTmaxが115℃以下であれば100℃のほゞ常
圧下で染色が可能となる。
性値として、上記Tmaxが適切である。Tmaxが125℃以下
であれば染色温度が115℃以下で実用染色が可能であ
り、好ましくはTmaxが115℃以下であれば100℃のほゞ常
圧下で染色が可能となる。
従来の低速紡糸−延伸で得られるポリエステル繊維
や、これをアルカリ減量加工して得られる繊維のTmaxは
130℃以上であり、このために十分な染色を行なうには1
30℃の高温高圧が必要であったことと比較すると、本発
明の繊維は工業的に有意義である。尚、力学的損失正接
のピーク値(tanδ)maxも染色性に寄与し、(tanδ)m
axは0.10以上であることが良好な染色性を得るうえで好
ましい。本発明のポリエステル繊維は、(tanδ)maxも
0.11以上、好ましくは0.15以上を示し、良好な易染性を
裏付けている。
や、これをアルカリ減量加工して得られる繊維のTmaxは
130℃以上であり、このために十分な染色を行なうには1
30℃の高温高圧が必要であったことと比較すると、本発
明の繊維は工業的に有意義である。尚、力学的損失正接
のピーク値(tanδ)maxも染色性に寄与し、(tanδ)m
axは0.10以上であることが良好な染色性を得るうえで好
ましい。本発明のポリエステル繊維は、(tanδ)maxも
0.11以上、好ましくは0.15以上を示し、良好な易染性を
裏付けている。
本発明の繊維は、前記不規則な凹凸と、Tmaxが125℃
以下の特徴が組み合わさることによって、無彩色はもち
ろん有彩色に於ても優れた発色性を示すことが大きな特
徴である。単に不規則な凹凸や、Tmaxが125℃以下の要
件を片方、又は両方共満たさない繊維では、有彩色にお
いては優れた発色性を示さない。
以下の特徴が組み合わさることによって、無彩色はもち
ろん有彩色に於ても優れた発色性を示すことが大きな特
徴である。単に不規則な凹凸や、Tmaxが125℃以下の要
件を片方、又は両方共満たさない繊維では、有彩色にお
いては優れた発色性を示さない。
有彩色に於ける発色性とは、色の三要素である明度と
彩度を基本にして、「色材色彩工学」(寺主一成著、色
染社発行)に示された、色濃度C*−鮮明度B*の曲線
により視感と良く一致して表示される。この曲線は、第
4図の如く横軸に色濃度C*、縦軸に鮮明度B*とした
場合に頂点を有する曲線となる。本発明でいう優れた発
色性とは、曲線の頂点が色濃度C*が14以上において、
鮮明度B*が4.6以上の範囲になるようなものを言う。
彩度を基本にして、「色材色彩工学」(寺主一成著、色
染社発行)に示された、色濃度C*−鮮明度B*の曲線
により視感と良く一致して表示される。この曲線は、第
4図の如く横軸に色濃度C*、縦軸に鮮明度B*とした
場合に頂点を有する曲線となる。本発明でいう優れた発
色性とは、曲線の頂点が色濃度C*が14以上において、
鮮明度B*が4.6以上の範囲になるようなものを言う。
通常のポリエステル繊維は、つや消剤や異形度、繊維
表面の凹凸を加工しても、色濃度C*が13以下か、鮮明
度B*が4.5以下でしかない。
表面の凹凸を加工しても、色濃度C*が13以下か、鮮明
度B*が4.5以下でしかない。
本発明の繊維は、前記特徴に加えて、繊維の断面形状
を異形断面とすることで発色性すなわち鮮明染色性を一
層向上させることが可能となる。異形断面の形状は三角
形、四角形などの多角形やW形、H形の特殊形状、更に
は偏平形状などが有効であるが、丸断面以外であればこ
の向上効果が発揮される。発色性を最も発揮できるのは
偏平形状である。
を異形断面とすることで発色性すなわち鮮明染色性を一
層向上させることが可能となる。異形断面の形状は三角
形、四角形などの多角形やW形、H形の特殊形状、更に
は偏平形状などが有効であるが、丸断面以外であればこ
の向上効果が発揮される。発色性を最も発揮できるのは
偏平形状である。
本発明のポリエステル繊維は、以上のような単糸繊
度、繊維表面形態及び微細構造上の特徴により、ドライ
タッチの風合と、有彩色に於ても優れた鮮明染色性を呈
する。
度、繊維表面形態及び微細構造上の特徴により、ドライ
タッチの風合と、有彩色に於ても優れた鮮明染色性を呈
する。
以下、本発明のポリエステル繊維の製造方法について
述べる。
述べる。
本発明のポリエステル繊維は、測定周波数110Hzにお
ける力学的損失正接のピーク温度が120℃以下、結晶完
全性パラメータが0.3以下のポリエステル繊維を5重量
%以上減量加工することを特徴とするポリエステル繊維
の製造方法により、得ることが出来る。
ける力学的損失正接のピーク温度が120℃以下、結晶完
全性パラメータが0.3以下のポリエステル繊維を5重量
%以上減量加工することを特徴とするポリエステル繊維
の製造方法により、得ることが出来る。
本発明の方法において、減量加工に供するポリエステ
ル繊維のTmaxは、減量加工後の本発明のポリエステル繊
維の染色性を決定するうえで重要である。減量加工に供
するポリエステル繊維のTmaxが120℃以上では、良好な
発色性を有する本発明の繊維が得られない。Tmaxは115
℃以下であることが、発色性を一層向上させる意味から
望ましい。
ル繊維のTmaxは、減量加工後の本発明のポリエステル繊
維の染色性を決定するうえで重要である。減量加工に供
するポリエステル繊維のTmaxが120℃以上では、良好な
発色性を有する本発明の繊維が得られない。Tmaxは115
℃以下であることが、発色性を一層向上させる意味から
望ましい。
本発明の方法に用いるポリエステル繊維は、結晶完全
性パラメータが0.3以下であることが必要である。結晶
完全性パラメータCRは、X線回折により後述する方法に
よって測定される、繊維の結晶領域の成長度を表現する
特性である。
性パラメータが0.3以下であることが必要である。結晶
完全性パラメータCRは、X線回折により後述する方法に
よって測定される、繊維の結晶領域の成長度を表現する
特性である。
CRの値が小さい程、結晶の成長が進んでおり、アルカ
リや溶剤が浸透し難く、かつ、結晶のサイズも大きなも
のとなっていると言える。通常の低速紡糸−延伸で得ら
れる繊維のCRは0.5以上であることから判るように、本
発明の方法に用いるポリエステル繊維は、高度に成長し
た結晶構造を有している。
リや溶剤が浸透し難く、かつ、結晶のサイズも大きなも
のとなっていると言える。通常の低速紡糸−延伸で得ら
れる繊維のCRは0.5以上であることから判るように、本
発明の方法に用いるポリエステル繊維は、高度に成長し
た結晶構造を有している。
本発明の方法に用いるポリエステル繊維のCRは0.25以
下になると更に好ましい。
下になると更に好ましい。
このような微細構造を有する繊維は、例えば、特公昭
60−47928号公報、又は、本発明者らが別途出願した特
願昭62−28323号の製造方法に於て、溶融紡糸に用いる
ポリエチレンテレフタレートの固有粘度を0.60以上と
し、紡糸速度を8,000m/分以上とすることにより得るこ
とが可能である。好ましい固有粘度は0.65〜0.80であ
る。
60−47928号公報、又は、本発明者らが別途出願した特
願昭62−28323号の製造方法に於て、溶融紡糸に用いる
ポリエチレンテレフタレートの固有粘度を0.60以上と
し、紡糸速度を8,000m/分以上とすることにより得るこ
とが可能である。好ましい固有粘度は0.65〜0.80であ
る。
引取速度が8,000m/分以下では、本発明の方法に用い
るポリエステル繊維になり難い。
るポリエステル繊維になり難い。
引取速度の上限は、高速巻取機の性能と紡糸安定性に
より制約されるが、現状では約12,000m/分が限界と言え
る。
より制約されるが、現状では約12,000m/分が限界と言え
る。
本発明の方法は、上記微細構造を有したポリエステル
繊維を、5重量%以上減量加工することを特徴とする。
上記微細構造を有したポリエステルを減量加工すると、
繊維表面に不規則な凹凸が生じる理由は明らかではない
が、アルカリや溶剤に対して強固でかつサイズの大きな
結晶が、あたかも繊維の表面から脱落する如くして、繊
維表面に不規則な凹凸を発現させるものと推察される。
繊維を、5重量%以上減量加工することを特徴とする。
上記微細構造を有したポリエステルを減量加工すると、
繊維表面に不規則な凹凸が生じる理由は明らかではない
が、アルカリや溶剤に対して強固でかつサイズの大きな
結晶が、あたかも繊維の表面から脱落する如くして、繊
維表面に不規則な凹凸を発現させるものと推察される。
本発明の方法に於て、減量率は5重量%以上、好まし
くは、10重量%以上である。減量率が大きな程、本発明
の効果は顕著となるが、繊維製造コスト等を考慮すれ
ば、減量率は、70重量%以下であることが望ましい。最
も望ましい減量率は20〜60重量%である。
くは、10重量%以上である。減量率が大きな程、本発明
の効果は顕著となるが、繊維製造コスト等を考慮すれ
ば、減量率は、70重量%以下であることが望ましい。最
も望ましい減量率は20〜60重量%である。
本発明の方法で用いる減量加工は、苛性ソーダ、苛性
カリなどのアルカリ溶液、または、フェノール、アミン
溶液などの有機溶剤により実施可能であるが、工業的に
は、アルカリ水溶液で処理する方法が採用される。
カリなどのアルカリ溶液、または、フェノール、アミン
溶液などの有機溶剤により実施可能であるが、工業的に
は、アルカリ水溶液で処理する方法が採用される。
実施例をもって本発明を詳細に説明する。
尚、本発明のポリエステル繊維の特性の測定法を以下
に述べる。
に述べる。
◎力学的損失正接(tan δ) 東洋ボールドウィン社製、レオバイブロンDDV−E II
A型動的粘弾性測定装置を用い、試料約0.1mg、測定周波
数110Hz、昇温速度5℃/分において乾燥空気中で各温
度に於けるtan δを測定する。tan δ−温度曲線からta
n δのピーク温度Tmax(℃)と同ピーク高さ(tan δ)
maxが得られる。
A型動的粘弾性測定装置を用い、試料約0.1mg、測定周波
数110Hz、昇温速度5℃/分において乾燥空気中で各温
度に於けるtan δを測定する。tan δ−温度曲線からta
n δのピーク温度Tmax(℃)と同ピーク高さ(tan δ)
maxが得られる。
◎結晶完全性パラメータCR X線回折装置を用い、試料の厚みを約0.5mmとして以
下の条件で回折角2θが7゜から35゜までの回折強度曲
線を描いた。
下の条件で回折角2θが7゜から35゜までの回折強度曲
線を描いた。
30kV,80mA、スキャンニング速度1゜/分、チャート
速度10mm/分、タイムコンスタント1秒、レシービング
スリット0.3mmとした。
速度10mm/分、タイムコンスタント1秒、レシービング
スリット0.3mmとした。
2θ=17゜〜26゜の範囲に描かれた3つの主要な反射
を低角度側から(100),(010),(110)とする。2
θ=7゜と35゜の間にある回折強度曲線を直線で結びベ
ースラインとする。
を低角度側から(100),(010),(110)とする。2
θ=7゜と35゜の間にある回折強度曲線を直線で結びベ
ースラインとする。
各ピークとベースラインの間に垂線を引きこの垂線を
回折強度とする。(010)と(110)の間の谷にあたる点
での回折強度をIoとし、(110)ピークの回折強度をI
とした時、結晶完全性パラメータCRは次式で示される。
回折強度とする。(010)と(110)の間の谷にあたる点
での回折強度をIoとし、(110)ピークの回折強度をI
とした時、結晶完全性パラメータCRは次式で示される。
◎鮮明性 染色:布試料を常法により精錬し、以下の条件にて染色
濃度を下記7条件で染色した。
濃度を下記7条件で染色した。
染料 Dianix Red FL−FS 0.25,0.5,1.0 2.0,4.0,6.0,
8.0(%0Wf) 温度 110℃、時間60分 鮮明性測定:スガ試験機製カラーコンピュータ型式SM−
4−2により各染色濃度に染色された試験布帛の色濃度
C*に対応する鮮明性B*を測定し、第4図に例示すよ
うなグラフを描いて、ピーク値を求めた。
8.0(%0Wf) 温度 110℃、時間60分 鮮明性測定:スガ試験機製カラーコンピュータ型式SM−
4−2により各染色濃度に染色された試験布帛の色濃度
C*に対応する鮮明性B*を測定し、第4図に例示すよ
うなグラフを描いて、ピーク値を求めた。
◎ワキシイ感 平織物のワキシイ感を官能検査によって評価した。ワ
キシイ感がなく綿織物の感触のものをA、従来のポリエ
ステルのワキシイ感をCとしその中間をBとする三段階
評価とした。
キシイ感がなく綿織物の感触のものをA、従来のポリエ
ステルのワキシイ感をCとしその中間をBとする三段階
評価とした。
実施例1. 固有粘度〔η〕=0.65のポリエチレンテレフタレート
を孔径0.35mmφ、孔数18を有する紡糸口金より紡糸温度
305℃で押出した。紡口直下には内径100mmφ、長さ300m
mのアルミ鋳込ヒーター加熱方式の加熱筒を紡口面と該
加熱筒の間隙がない状態で設置し、ヒーター温度を200
℃に調整した。
を孔径0.35mmφ、孔数18を有する紡糸口金より紡糸温度
305℃で押出した。紡口直下には内径100mmφ、長さ300m
mのアルミ鋳込ヒーター加熱方式の加熱筒を紡口面と該
加熱筒の間隙がない状態で設置し、ヒーター温度を200
℃に調整した。
加熱筒を出た糸条は、通常の横吹き型冷却チャンバー
により冷却し、延伸することなく、75d/18fの繊維とし
て第1表に示す引取速度で引取った。
により冷却し、延伸することなく、75d/18fの繊維とし
て第1表に示す引取速度で引取った。
得られた繊維は、平織物(タテ105本、ヨコ95本)と
し、精錬後、10%苛性ソーダにて90℃で各々の減量率が
25重量%となるように減量加工した。
し、精錬後、10%苛性ソーダにて90℃で各々の減量率が
25重量%となるように減量加工した。
減量加工前後の繊維の特徴及び減量加工して得られた
布帛の性能を第1表に示す。
布帛の性能を第1表に示す。
第1表から明らかな如く、引取速度8000mm/分以上でC
R値が0.3以下の繊維を減量加工した場合、ワキシイ感が
なく、ドライタッチな風合で、且つ良好な発色性を示す
布帛となる。
R値が0.3以下の繊維を減量加工した場合、ワキシイ感が
なく、ドライタッチな風合で、且つ良好な発色性を示す
布帛となる。
実施例2. 実施例1の紡糸に於て、引取速度を10,000m/分とし、
紡糸する孔数を異ならせて単繊維デニールが第2表の如
くする以外は実施例1に準じて、繊維を得た。得られた
繊維を実施例1と同様にして織物としたときのワキシイ
感及び発色性を第2表に示す。
紡糸する孔数を異ならせて単繊維デニールが第2表の如
くする以外は実施例1に準じて、繊維を得た。得られた
繊維を実施例1と同様にして織物としたときのワキシイ
感及び発色性を第2表に示す。
第2表で明らかなように、減量後の単糸繊度が5デニ
ール以下の場合は、良好な風合と染色性を有していた。
一方、比較例(No.6)は、単糸繊度が本発明外である為
繊維表面にはランダムな凹凸は見られるものの、布帛と
してはワキシイ感が残り、発色性も不十分であった。
ール以下の場合は、良好な風合と染色性を有していた。
一方、比較例(No.6)は、単糸繊度が本発明外である為
繊維表面にはランダムな凹凸は見られるものの、布帛と
してはワキシイ感が残り、発色性も不十分であった。
実施例3. 実施例1に於て、No.4の試料を減量加工する際の減量
率を第3表に示す如く異ならせる以外は、実施例1に準
じて布帛を得た。得られた布帛の風合及び発色性を第3
表に示す。
率を第3表に示す如く異ならせる以外は、実施例1に準
じて布帛を得た。得られた布帛の風合及び発色性を第3
表に示す。
実施例4. 固有粘度〔η〕=0.74のポリエチレンテレフタレート
を、第5図A〜Dに示す異形紡口で孔数18を有する紡糸
口金より紡糸温度305℃で押出した。紡口直下には内径1
00mmφ、長さ500mmのアルミ鋳込ヒーター加熱方式の加
熱筒を紡口面と加熱筒の間隙がない状態で設置し、ヒー
ター温度を250℃に調整した。
を、第5図A〜Dに示す異形紡口で孔数18を有する紡糸
口金より紡糸温度305℃で押出した。紡口直下には内径1
00mmφ、長さ500mmのアルミ鋳込ヒーター加熱方式の加
熱筒を紡口面と加熱筒の間隙がない状態で設置し、ヒー
ター温度を250℃に調整した。
加熱筒を出た糸条は、通常の横吹き型冷却チャンバー
により冷却し、延伸することなく、9000m/分の引取速度
で引取り、75d/18fの繊維を得た。各々の紡口形状によ
り得られる繊維の断面形状を第5図a〜dに示す。
により冷却し、延伸することなく、9000m/分の引取速度
で引取り、75d/18fの繊維を得た。各々の紡口形状によ
り得られる繊維の断面形状を第5図a〜dに示す。
得られた繊維は、実施例1と同様に布帛とし、減量加
工処理を行なった。
工処理を行なった。
第4表に減量加工前後の繊維の物性及び減量加工後の
布帛の風合と発色性を示す。
布帛の風合と発色性を示す。
第4表に示す様に、本発明は、繊維の断面形状が異形
断面であれば一層優れた鮮明染色性を示し、更に、No.1
6に示す扁平断面の場合に鮮明染色性を示す。
断面であれば一層優れた鮮明染色性を示し、更に、No.1
6に示す扁平断面の場合に鮮明染色性を示す。
比較例 特公昭59−24233号公報実施例1の製法に従がって、1
0〜20ミリミクロンの粒子径分布をもつ水系シリカゲル
の含有量が2重量%になるように調整した、固有粘度0.
60のポリエチレンテレフタレートを紡糸・延伸した。繊
維を実施例1と同様に平織物とし、減量率25重量%とな
るように減量加工した。
0〜20ミリミクロンの粒子径分布をもつ水系シリカゲル
の含有量が2重量%になるように調整した、固有粘度0.
60のポリエチレンテレフタレートを紡糸・延伸した。繊
維を実施例1と同様に平織物とし、減量率25重量%とな
るように減量加工した。
減量加工後の繊維表面の電子顕微鏡写真を第3図に示
す。シリカゲルの脱離した跡が整然としている。この繊
維からなる布帛は、ワキシイ感がCであり、色濃度C*
12で、鮮明性B*4.4と鮮明性は著しく劣るものであっ
た。
す。シリカゲルの脱離した跡が整然としている。この繊
維からなる布帛は、ワキシイ感がCであり、色濃度C*
12で、鮮明性B*4.4と鮮明性は著しく劣るものであっ
た。
本発明のポリエステル繊維によれば、ワキシイ感のな
い風合と優れた発色性、殊に有彩色に於ても優れた鮮明
染色が可能な布帛が得られる。特に異形断面糸とした場
合には、この効果が顕著である。
い風合と優れた発色性、殊に有彩色に於ても優れた鮮明
染色が可能な布帛が得られる。特に異形断面糸とした場
合には、この効果が顕著である。
また、製造方法に関しても、複合紡糸や第3物質の添
加などの必要がなく、紡糸−引取後減量加工を施すこと
のみでワキシイ感がなく優れた鮮明染色性を有する繊維
が安定して得られるため、経済的に極めて有利な方法で
ある。
加などの必要がなく、紡糸−引取後減量加工を施すこと
のみでワキシイ感がなく優れた鮮明染色性を有する繊維
が安定して得られるため、経済的に極めて有利な方法で
ある。
第1図は本発明の繊維の表面形状を示す電子顕微鏡写真
である。第2図は従来のポリエステル繊維、第3図は、
比較例の繊維の電子顕微鏡写真である。第4図は鮮明性
を測定する際に得られる色濃度C*−鮮明度B*曲線の
一例を示す。 第5図は本発明に用いる紡口形状及びそれによって得ら
れる繊維断面の一例を示す。
である。第2図は従来のポリエステル繊維、第3図は、
比較例の繊維の電子顕微鏡写真である。第4図は鮮明性
を測定する際に得られる色濃度C*−鮮明度B*曲線の
一例を示す。 第5図は本発明に用いる紡口形状及びそれによって得ら
れる繊維断面の一例を示す。
Claims (4)
- 【請求項1】単糸繊度が5デニール以下で、繊維表面に
連続した不規則な凹凸を有し、測定周波数110Hzにおけ
る力学的損失正接のピーク温度が125℃以下であること
を特徴とするポリエステル繊維。 - 【請求項2】繊維断面が異形断面である特許請求の範囲
第1項記載のポリエステル繊維。 - 【請求項3】測定周波数110Hzにおける力学的損失正接
のピーク温度が120℃以下、結晶完全性パラメータが0.3
以下のポリエステル繊維を5重量%以上減量加工するこ
とを特徴とするポリエステル繊維の製造方法。 - 【請求項4】減量加工率が10wt%以上であることを特徴
とする特許請求の範囲第3項記載のポリエステル繊維の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62281133A JP2548242B2 (ja) | 1987-11-09 | 1987-11-09 | ポリエステル繊維及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62281133A JP2548242B2 (ja) | 1987-11-09 | 1987-11-09 | ポリエステル繊維及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01124678A JPH01124678A (ja) | 1989-05-17 |
JP2548242B2 true JP2548242B2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=17634824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62281133A Expired - Lifetime JP2548242B2 (ja) | 1987-11-09 | 1987-11-09 | ポリエステル繊維及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2548242B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW320655B (ja) * | 1995-07-31 | 1997-11-21 | Asahi Chemical Ind | |
EP3765549B1 (en) * | 2018-05-18 | 2024-09-11 | Wacker Chemie AG | Polysiloxane composition |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4854214A (ja) * | 1971-11-15 | 1973-07-30 | ||
JPS57133215A (en) * | 1981-02-09 | 1982-08-17 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Preparation of polyester fiber |
JPS5966570A (ja) * | 1982-10-02 | 1984-04-16 | 旭化成株式会社 | 改質ポリエステル繊維の製法 |
JPS5966514A (ja) * | 1982-10-02 | 1984-04-16 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 加工性の改善されたポリエステル繊維 |
JPS5966567A (ja) * | 1982-10-02 | 1984-04-16 | 旭化成株式会社 | ポリエステル繊維とアクリル繊維を含有する布帛の加工法 |
JPS6189318A (ja) * | 1984-10-02 | 1986-05-07 | Teijin Ltd | 高染色性ポリエステル繊維の製造方法 |
JPS6233844A (ja) * | 1985-08-01 | 1987-02-13 | 旭化成株式会社 | ポリエステル織物の製造方法 |
JPS6312781A (ja) * | 1986-03-31 | 1988-01-20 | 旭化成株式会社 | 型付け性の良好な織物の製造法 |
-
1987
- 1987-11-09 JP JP62281133A patent/JP2548242B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (8)
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01124678A (ja) | 1989-05-17 |
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