JP2548193Y2 - スクリーン開閉装置 - Google Patents

スクリーン開閉装置

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JP2548193Y2
JP2548193Y2 JP2557991U JP2557991U JP2548193Y2 JP 2548193 Y2 JP2548193 Y2 JP 2548193Y2 JP 2557991 U JP2557991 U JP 2557991U JP 2557991 U JP2557991 U JP 2557991U JP 2548193 Y2 JP2548193 Y2 JP 2548193Y2
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JP
Japan
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screen
wire
roller
winding
opening
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JP2557991U
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厚志 鈴木
勇彦 神野
富造 平山
勇 水野
隆士 大関
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Central Japan Railway Co
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Central Japan Railway Co
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、窓部等の開口部を遮弊
あるいは解放することが可能で、機械力開閉及び手動開
閉の両操作に兼用できるスクリーン開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、鉄道車両等の窓部に取り付け
るスクリーンを開閉させる装置としては、手動で操作を
行なうものが一般的で、例えば、コイルばねの捻りに伴
う弾性復元力を駆動源としたスクリーンローラを備えた
ものが知られている。このスクリーン開閉装置は、スク
リーンローラにスクリーンが巻き取られているときには
コイルばねが捻られていない状態されている。そして、
使用者がその巻取状態からスクリーンを引き出し、窓枠
に設けられた係合突起等にスクリーンを係止させること
により、スクリーンを閉めることができる。
【0003】一方、スクリーンを引き出すことによりコ
イルばねが捻られるため、使用者がスクリーンを係合突
起から外すと、コイルばねの捻りに伴う弾性復元力でス
クリーンはスクリーンローラに巻き取られ、スクリーン
を開けることができる。
【0004】また、機械力でスクリーンの開閉を行うも
のも知られている。これは、機械力で回動可能な巻取・
繰出ローラにスクリーンが取り付けられており、巻取・
繰出ローラを繰り出し方向に回転させると、その回転に
伴いスクリーンが繰り出されてスクリーンを閉めること
ができる。一方、巻取・繰出ローラを巻取方向に回転さ
せると、スクリーンが巻き取られてスクリーンを開ける
ことができ、人の手を煩わせることなく開閉を行うもの
である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た電動でスクリーンの開閉を行うものでは、電動部の故
障や停電といった事態が起こると、スクリーンはその位
置に停止したまま動かなくなり、開閉が不可能になる。
また、巻取・繰出ローラにスクリーンが取り付けられて
いるため、手動での開閉も基本的にはできず、無理やり
にスクリーンを引き出そうとすると、電動部に無理な力
が加わり更なる故障を招いてしまう。
【0006】そこで本考案は上記の課題を解決すること
を目的とし、機械力及び手動操作による開閉のどちらも
可能なスクリーン開閉装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本考案は課題を解決するための手段として次の構成
を取った。即ち、巻取状態からスクリーンを引き出すこ
とにより、該スクリーンを巻き取ろうとする力の働く巻
取式のスクリーン開閉装置において、上記スクリーンの
引出し端部と、機械力で回動可能な巻取・繰出ローラと
をワイヤで連結すると共に、該ワイヤを上記スクリーン
引出し端部及び上記巻取・繰出ローラの内の一方から取
り外した際、他方に上記ワイヤが引き込まれるよう、該
他方には、ばね力で上記ワイヤを引き戻し回収するワイ
ヤ回収機構を設けたことを特徴とするスクリーン開閉装
置の構成がそれである。
【0008】
【作用】前記構成を有する本考案のスクリーン開閉装置
は、機械力で閉める際には、巻取・繰出ローラを巻き取
り方向に回転させてワイヤを巻き取る。すると、ワイヤ
を介してスクリーンを引き出しスクリーンを閉めること
ができる。また開ける際には、巻取・繰出ローラを繰り
出し方向に回転させてワイヤを繰り出す。すると、スク
リーンを巻き取ろうとする力によりスクリーンは巻き取
られていき、ワイヤの繰出量に従って、スクリーンを徐
々に開けることができる。
【0009】一方、手動操作時には、ワイヤをスクリー
ン引出し端部及び巻取・繰出ローラの内の一方から取り
外して、スクリーンと巻取・繰出ローラとの連結を外
す。そして、巻取状態からスクリーンを引き出すことに
よりスクリーンを閉めることができ、スクリーンに加え
ている力を緩めれば、スクリーンを巻き取ろうとする力
によりスクリーンは巻き取られて、スクリーンを開ける
ことができる。
【0010】この際、外したワイヤはワイヤ回収機構に
引き戻されて回収される。
【0011】
【実施例】次に、本考案の一実施例であるスクリーン開
閉装置を図1及び図2に基づいて説明する。図1におい
て、スクリーン用のガイドレール1a,1bは、鉄道車
両等の窓部の内側等に設けられ、ガイド溝2a,2bを
対向させて左右に配置されている。
【0012】ガイドレール1a,1bの上方には、この
ガイドレール1a,1bを橋渡しするようにスクリーン
ローラ4が配置されている。そして、スクリーンローラ
4にはスクリーン6の一端が固定され、ロール状に巻き
取られている。
【0013】また、このスクリーンローラ4は、内部に
図示しないコイルばねが設けられており、このコイルば
ねの捻りに伴う弾性復元力を駆動源として回転可能に構
成されている。本実施例では、コイルばねの捻りが無い
状態で、スクリーン6を全てスクリーンローラ4に巻き
付け、その巻取状態からスクリーン6を引き出すことに
より、コイルばねの捻りが生じるようにされている。
【0014】一方、スクリーン6の他端には補強枠8が
取り付けられて引出し端部10とされており、ガイドレ
ール1a,1bの下方に設けられた後述する巻取・繰出
ローラ30と左右2本のワイヤ12a,12bで連結さ
れている。
【0015】そして、補強枠8の左右両端は、ガイドレ
ール1a,1bのガイド溝2a,2bに摺動可能に嵌合
させてある。さらに、補強枠8の内部には、ワイヤ12
a,12bを回収するためのワイヤ回収機構14a,1
4bが設けられている。ワイヤ回収機構14a,14b
は、機構自体は同じで左右対象に配置されているので、
ここでは、左のワイヤ12a用のワイヤ回収機構14a
を代表して説明する。
【0016】図2に示すように、補強枠8の内部にはシ
ャフト16aが配置され、シャフト16aの左右両端に
はつば部18a,19aが形成されている。そして、シ
ャフト16aの外周に巻き付くようにスプリング20a
が介装され、スプリング20aの右端は右つば部19a
に固定されている。一方、スプリング20aの左端に
は、シャフト16aの外周を摺動可能な摺動リング22
aが取り付けられている。そして、スプリング20aが
延ばされた際、シャフト16aの左つば部18aに当接
して左方向への移動が阻止されるようにされている。
【0017】シャフト16aの左つば部18aの更に左
方には、滑車24aが設けられている。そして、一端が
摺動リング22aに取り付けられたワイヤ12aは、こ
の滑車24aで方向を変え、下方に延出している。一
方、ワイヤ12aの他端には係止部材26aが取り付け
られている。
【0018】左のワイヤ回収機構14aについて説明し
たが、右のワイヤ12b用のワイヤ回収機構14bも同
様に、上述した各部材を備え(図2では各番号に小文字
のbを付けて示す。)ている。
【0019】一方、補強枠8の左右両端付近には、それ
ぞれ係止棒27が左右に突出可能に取り付けられてい
る。そして、ガイドレール1a,1bの側面には、適当
な間隔を有して3組のストッパ28が設けられている。
このストッパ28は、係止棒27を突出させた際に、そ
の係止棒27と係合するように配置されている。
【0020】また、巻取・繰出ローラ30は、左右両端
にプーリ32a,32bを備えており、モータ34によ
り正逆回転可能な電動のローラである。プーリ32a,
32bには図示しない係合溝が形成されており、ワイヤ
12a,12bをその係合溝に引っかけて係止部材26
a,26bで係止することができるように構成されてい
る。
【0021】次に、本実施例の作用・効果について説明
する。まずスクリーン6が全てスクリーンローラ4に巻
き付けられた巻取状態から、巻取・繰出ローラ30でス
クリーン6を閉め、その後開ける場合に付いて説明す
る。
【0022】この場合は、スクリーン6の引出し端部1
0と巻取・繰出ローラ30とはワイヤ12a,12bで
連結された状態にされている。そのため、ワイヤ回収機
構14a,14bのスプリング20a,20bは延ばさ
れ、摺動リング22a,22bはそれぞれつば部18
a、19bに当接してそれ以上の移動は阻止されてい
る。
【0023】そして、モータ34により巻取・繰出ロー
ラ30を巻き取り方向に回転させると、プーリ32a,
32bも伴って回転し、ワイヤ12a,12bを徐々に
巻き取っていく。すると、ワイヤ12a,12bを介し
てスクリーン6は下方に引っ張られ、スクリーンローラ
4に巻き付けられていた状態から徐々に引き出されてい
く。
【0024】この際、スクリーンローラ4内部のコイル
ばねには、スクリーン6を引き出すことにより捻りが生
じるが、巻取・繰出ローラ30による巻き取る力の方が
強いので、スクリーン6は徐々に引き出される。
【0025】従って、スクリーン6は、補強枠8の両端
をガイドレール1a,1bのガイド溝2a,2bに沿
い、巻取・繰出ローラ30によるワイヤ12a,12b
の巻き取り量に応じて徐々に閉められていく。
【0026】一方、開ける際には、巻取・繰出ローラ3
0を、上述した巻き取り方向とは逆の繰り出し方向に回
転させてワイヤ12a,12bを繰り出す。すると、コ
イルばねの捻りに伴う弾性復元力によりスクリーン6は
巻き取られていき、ワイヤ12a,12bの繰出量に応
じて、スクリーン6は徐々に開けられていく。
【0027】次に、手動操作によるスクリーン6の開閉
を説明する。例えば、上述した巻取・繰出ローラ30に
よるスクリーン6の開閉時に、モータ34の故障や停電
といった事態が起こると、プーリ32a,32bを回転
させることができなくなる。そのためスクリーン6はプ
ーリ32a,32bの回転が停止した時点での位置に停
止したまま動かなくなる。
【0028】この場合には、係止部材26a,26bで
プーリ32a,32bに係止させていたワイヤ12a,
12bを、プーリ32a,32bから外す。すると、プ
ーリ32a,32bからの力は加わらなくなる。そし
て、左のワイヤ12a用の摺動リング22aはスプリン
グ20aの弾性復元力により右方向に付勢され、右のワ
イヤ12b用の摺動リング22bはスプリング20bの
弾性復元力により左方向に付勢されて、ワイヤ12a,
12bは、それぞれ補強枠8の内部に引き戻されて回収
される。
【0029】そして、使用者が手等でスクリーン6の引
出し端部10を持って引き出せば、スクリーン6を閉め
ることができ、スクリーン6に加えている力を緩めれ
ば、コイルばねの捻りに伴う弾性復元力によりスクリー
ン6は巻き取られていき、スクリーン6を開けることが
できる。
【0030】この際、使用者がスクリーン6を引き出す
程度、あるいは巻き取られていく程度を調節し、補強枠
8の係止棒27をガイドレール1a,1bのストッパ2
8の位置に合わせる。そして、左右の係止棒27を突出
させてストッパ28に係止させることにより、スクリー
ン6を停止させることができる。
【0031】上述したように、本実施例のスクリーン開
閉装置は、ワイヤ12a,12bをプーリ32a,32
bと連結させたり外したりするだけで、機械力での開閉
及び手動操作による開閉のどちらも可能である。そのた
め、巻取・繰出ローラ30によるスクリーン6の開閉時
に、モータ34の故障や停電といった事態が起こって
も、手動操作による開閉に切り換えられる。この際、モ
ータ34等の電動部に無理な力が加わることもなく、従
来のように更なる故障を招いてしまうこともない。
【0032】また、手動操作に切り換えた際、プーリ3
2a,32bから外したワイヤ12a,12bは、ワイ
ヤ回収機構14a,14bに回収される。そのため、手
動操作時にワイヤ12a,12bが中ぶらりの状態にな
り、ガイド溝2a,2bから外れて他の部分に引っ掛か
ったりすることもない。
【0033】以上本考案はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。例えば、本実施例で
は、ワイヤ回収機構14a,14bをスクリーン6の引
出し端部10側に設けたが、巻取・繰出ローラ30側に
設けても良い。この場合には、例えばプーリ32a,3
2bに渦巻ばねを内蔵しておき、ワイヤ12a,12b
を全てプーリ32a,32bに巻き付けた状態から引き
出した際、渦巻ばねの弾性復元力で巻き戻されるように
構成すれば良い。
【0034】
【考案の効果】以上詳述したように本考案のスクリーン
開閉装置は、機械力操作時にはワイヤでスクリーンの引
出し端部と巻取・繰出ローラとを連結し、手動操作時に
はワイヤを一方から取り外すことにより、手動操作及び
機械力による開閉のどちらも可能であるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるスクリーン開閉装置の
斜視図である。
【図2】本実施例のワイヤ回収機構の概略を示す説明図
である。
【符号の説明】
4…スクリーンローラ 6…スクリーン8…
補強枠 10…引出し端部 12a,12b…ワイヤ 14a,14b…
ワイヤ回収機構 30…巻取・繰出ローラ 32a,32b…プー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 平山 富造 愛知県名古屋市中川区烏森町四反畑128 JR−AP453号 (72)考案者 水野 勇 愛知県稲沢市井之口北畑町132番地 (72)考案者 大関 隆士 東京都板橋区赤塚4丁目35番地15号

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取状態からスクリーンを引き出すこと
    により、該スクリーンを巻き取ろうとする力の働く巻取
    式のスクリーン開閉装置において、上記スクリーンの引
    出し端部と、機械力で回動可能な巻取・繰出ローラとを
    ワイヤで連結すると共に、該ワイヤを上記スクリーン引
    出し端部及び上記巻取・繰出ローラの内の一方から取り
    外した際、他方に上記ワイヤが引き込まれるよう、該他
    方には、ばね力で上記ワイヤを引き戻し回収するワイヤ
    回収機構を設けたことを特徴とするスクリーン開閉装
    置。
JP2557991U 1991-04-16 1991-04-16 スクリーン開閉装置 Expired - Lifetime JP2548193Y2 (ja)

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JPH04120897U JPH04120897U (ja) 1992-10-28
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JP4646116B2 (ja) * 2005-01-28 2011-03-09 キャタピラージャパン株式会社 窓体
JP5428268B2 (ja) * 2008-09-29 2014-02-26 マツダ株式会社 車両の遮蔽部材の取付け構造

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