JP2548119Y2 - ガススプリング - Google Patents

ガススプリング

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JP2548119Y2
JP2548119Y2 JP1989123575U JP12357589U JP2548119Y2 JP 2548119 Y2 JP2548119 Y2 JP 2548119Y2 JP 1989123575 U JP1989123575 U JP 1989123575U JP 12357589 U JP12357589 U JP 12357589U JP 2548119 Y2 JP2548119 Y2 JP 2548119Y2
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JP
Japan
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valve
piston
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stopper
chamber
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JP1989123575U
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JPH0362240U (ja
Inventor
敏光 榊
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ガススプリングに関し、詳しくは、長さの
調整が自在であり、その調整のために操作される弁部材
をピストンに具えたガススプリングに関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のガススプリングは高さや背もたれの高
さが調整可能な椅子等に多く装備されており、例えば、
実開昭49-34805号、実開昭55-31015号、実開昭63-64944
号等の公報にそれぞれ開示されているものがある。これ
らはいずれも加圧作動ガスと少量のオイルが封入された
シリンダ内を2つの室に画成する摺動自在なピストンを
具え、このピストンに取付けられた中空のピストンロッ
ドの他端を気液密にシリンダから外部に突出させるよう
にすると共に、ピストンに2つの室間を連通・閉塞可能
なステム付き弁部材を設け、この弁部材をピストンロッ
ドの中空部に沿って摺動可能なプッシュロッドにより開
閉させるように構成されている。
そのうち、実開昭49-34805号公報に開示のものは、ブ
ッシュロッドと、弁部材およびそのステムとが別体に形
成されており、また、実開昭55-31015号公報および実開
昭63-64944号公報に開示のものはいずれも弁部材のステ
ムとプッシュロッドとが弁部材の中心線に沿って一体に
形成されたものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述したようなガススプリングのう
ち、プッシュロッドと弁部材のステムとが分離されてい
るものは、弁体にきのこ型のポペット弁が使用されてい
て、閉成状態でのステム端部のプッシュロッドに対する
上下方向の相対位置が決ってしまうのに対し、一方、プ
ッシュロッドの方は弁を操作しないときの状態で中空ピ
ストンロッドの中空部に設けられた段付きの係合部に係
合して抜け落ちないように構成されているため、ステム
の下方にプッシュロッドが位置するようにガススプリン
グを配設した場合、各部品の組立時における累積誤差等
により、係合部に係合されたプッシュロッドの先端とス
テム端部との間に隙間が生じることがあり、かかる場
合、プッシュロッドによる弁操作時に遊びができて、弁
部材の応動に遅れが生じる欠点があった。
また、弁部材のステムとプッシュロッドとを一体型と
したものは、シリンダの長さの違いごとにこのような一
体型の部材を用意しなければならず、上述の分割型に対
して生産コストが高くつく。
本考案の目的は、上述した従来の欠点を除去し、弁部
材がピストンから抜け落ちたりあるいは、そのステムと
プッシュロッドとの間にすき間が生じたりするようなこ
とがなく、しかも分離型による生産コストの低減が期待
できるガス・スプリングを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
かかる目的を達成するために、本考案は、加圧ガスが
密封されたシリンダ内を2つの室に画成する摺動自在な
ピストンと、該ピストンに取付けられ、端部を前記シリ
ンダから気密を保って外部に突出させた中空のピストン
ロッドと、前記ピストンの軸方向に設けられ、連通孔を
介して前記2つの室間の連通が可能な弁室と、該弁室に
沿って摺動自在な円柱状に形成され前記2つの室間を連
通状態もしくは遮断状態とする弁本体と、該弁本体に対
向配置されて該弁本体が該弁室から抜け出すのを防止す
るストッパ部と、該弁本体と該ストッパ部とを連結する
ステム部とを含んでなる弁部材と、前記ピストンロッド
の中空部に係止可能に挿入され、前記弁部材の閉成状態
で前記ストッパ部に当接すると共に前記中空部の係止部
に係止されて該中空部からの抜け出しが防止され、前記
ストッパ部を押動して前記弁部材の開弁動作を行う操作
棒とを具備したことを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案によれば、弁部材のステム端部に設けたストッ
パ部が、弁の閉成状態で、ピストンロッド中空部に挿入
係止された操作棒の端部にガス室の圧力で常に当接した
状態に保たれるもので、ガス室の圧力に抗して操作棒に
より弁部材のストッパ部を押すことにより、遊びを生ず
ることなく弁本体を移動させて2つの室間を連通させ、
ピストンを移動自在な状態で保つことができる。
〔実施例〕
以下に、図面を参照して本考案の実施例を具体的に説
明する。
第1図は本考案の一実施例を示す。なお、本例ではガ
ス・スプリングが最も伸延され、かつピストンに設けた
弁部材が閉成された状態を示している。ここで、1は両
端部がそれぞれ気液密に封止され、内部に加圧作動ガス
がオイルと共に封入されたシリンダ、2はピストン、3
はピストン2に装着された中空のピストンロッド、4お
よび5はピストン2によって画成される2つのガス室で
あり、ピストン2およびピストンロッド3にはその中心
線に沿ってそれぞれに図示のような貫通孔6および7が
穿設されている。
8は円柱状の弁本体8Aと、小径のステム部8Bと、この
ステム部8Bの端部に形成された大径のストッパ部8Cとを
具えた弁部材であり、9Aおよび9Bはこの弁部材8の周り
に設けた封止リング、10Aおよび10Bは封止リング押えで
ある。一方、ピストンロッド3の貫通孔7上端部には貫
通孔7と段付きの弁作動室11が形成されていて、弁部材
8のストッパ部8Cがこの弁作動室11に沿って摺動自在に
保たれる。
12はピストンロッド3の貫通孔7に沿って動作自在な
操作棒(プッシュロッド)であり、その操作端部12Aを
ピストンロッド3から突出させると共に、他方の端部に
は係止部材13を取付ける。かくして、図示のような弁部
材8の閉成状態では、プッシュロッド12の端部に取付け
た係止部材13が弁作動室11の段付きとした係合部11Aに
当接して係止されると共に弁部材8のストッパ部8Cがガ
ス室4のガス圧により上述の係止部材13に向けて偏倚さ
れ、当接する。14は貫通孔6の周壁面と弁部材ステム部
8Bとの間に形成された連通室、15は連通室14とガス室5
との間を連通する連通孔であり、図示のような弁閉成状
態では弁本体8Aにより貫通孔6のガス室4側が閉塞され
ているので、ガス室4と連通室14との間が遮断されてい
る。
このように構成したガススプリングにおける動作につ
いて説明する。
いま、ガススプリングの最も伸延された状態では、第
1図に示すようにピストン2がシリンダ1のストッパ1A
に係止された状態に保たれており、ここで、ガススプリ
ングを短縮させようとするときは、プッシュロッド12の
操作端部12Aを押下することによって係止部材13を取付
けた端部で弁部材8を図の上方に作動させることができ
る。すなわち、弁作動室11にまではピストンロッド貫通
孔7を介して外界から大気圧が導入されているためにガ
ス室4との間の差圧により閉成状態に保たれていた弁部
材8がその差圧に抗して上方に移動するもので、この移
動によって、ガス室4とガス室5との間が連通室14およ
び連通孔15を介して連通される。
よって、この状態のままピストンロッド3を介してピ
ストン2をシリンダ1に沿って所望の位置にまで移動さ
せ、ガススプリングの長さを調整することができる。そ
して、調整を終えたところで、操作端部12Aの押下状態
を解除することにより、弁部材8を上述した差圧で閉成
状態に戻すことができる。なお、弁部材8はその操作に
あたり、仮にガス室5側のガス圧がガス室4の方より高
められるようなことがあってもストッパ部8Cが設けられ
ていることによってガス室4側に抜出したりすることも
なく、また、弁部材8の閉成状態では上述したように、
弁部材8のストッパ部8Cが必らずプッシュロッド12の係
止端部に当接した状態に保たれ、その間にすき間が生じ
るようなことがないので、弁部材8の応動に遅れが生ず
ることがない。
尚、上述した実施例では別体の係止部材13をピストン
ロッド3の端部に取付けるようにしたが、これはピスト
ンロッド3の端部を若干拡径することにより一体的に係
止部材13として構成するようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように、本考案によれば、加圧ガス
が密封されたシリンダ内を2つの室に画成する摺動自在
なピストンと、該ピストンに取付けられ、端部を前記シ
リンダから気密を保って外部に突出させた中空のピスト
ンロッドと、前記ピストンの軸方向に設けられ、連通孔
を介して前記2つの室間の連通が可能な弁室と、該弁室
に沿って摺動自在な円柱状に形成され前記2つの室間を
連通状態もしくは遮断状態とする弁本体と、該弁本体に
対向配置されて該弁本体が該弁室から抜け出すのを防止
するストッパ部と、該弁本体と該ストッパ部とを連結す
るステム部とを含んでなる弁部材と、前記ピストンロッ
ドの中空部に係止可能に挿入され、前記弁部材の閉成状
態で前記ストッパ部に当接すると共に前記中空部の係止
部に係止されて該中空部からの抜け出しが防止され、前
記ストッパ部を押動して前記弁部材の開弁動作を行う操
作棒とを具備したので弁部材の閉成状態で、ピストンロ
ッドの中空部に係止される操作棒の端部に弁部材の抜け
止めのストッパ部が一方のガス室のガス圧で当接される
ので、常に弁部材が操作棒の操作に応じて正確に駆動さ
れると共に、弁部材が誤操作等によってピストンから抜
け落ちるようなことがなく、かつ、操作棒が弁部材とは
別体に構成されているので、シリンダやピストンロッド
の長さにかかわりなく、操作棒の長さを変えるだけです
み、生産効率の向上を図ることができ、コスト低減に貢
献する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成を示す縦断面図であ
る。 1……シリンダ、2……ピストン、3……ピストンロッ
ド、4,5……ガス室、6,7……貫通孔、8……弁部材、8A
……弁本体、8B……ステム部、8C……ストッパ部、11…
…弁作動室、11A……係止部、12……プッシュロッド、1
3……係止部材。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】加圧ガスが密封されたシリンダ内を2つの
    室に画成する摺動自在なピストンと、 該ピストンに取付けられ、端部を前記シリンダから気密
    を保って外部に突出させた中空のピストンロッドと、 前記ピストンの軸方向に設けられ、連通孔を介して前記
    2つの空間の連通が可能な弁室と、 該弁室に沿って摺動自在な円柱状に形成され前記2つの
    空間を連通状態もしくは遮断状態とする弁本体と、該弁
    本体に対向配置されて該弁本体が該弁室から抜け出すの
    を防止するストッパ部と、該弁本体と該ストッパ部とを
    連結するステム部とを含んでなる弁部材と、 前記ピストンロッドの中空部に係止可能に挿入され、前
    記弁部材の閉成状態で前記ストッパ部に当接すると共に
    前記中空部の係止部に係止されて該中空部からの抜け出
    しが防止され、前記ストッパ部を押動して前記弁部材の
    開弁動作を行う操作棒と を具備したことを特徴とするガススプリング。
JP1989123575U 1989-10-24 1989-10-24 ガススプリング Expired - Lifetime JP2548119Y2 (ja)

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JPH0362240U JPH0362240U (ja) 1991-06-18
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JPS6068967U (ja) * 1983-10-19 1985-05-16 小川 一夫 支柱締結具

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