JP2547961B2 - ドアークローザー - Google Patents

ドアークローザー

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JP2547961B2
JP2547961B2 JP6056390A JP5639094A JP2547961B2 JP 2547961 B2 JP2547961 B2 JP 2547961B2 JP 6056390 A JP6056390 A JP 6056390A JP 5639094 A JP5639094 A JP 5639094A JP 2547961 B2 JP2547961 B2 JP 2547961B2
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圓藏 出向井
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日本ドアーチエック製造株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物に形成された出入
口に設けられ、鉛直軸芯の周りで回動自在なドアーを、
開かれた状態から閉塞方向に付勢するためのドアークロ
ーザーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にドアークローザーは、外周に歯部
が形成された回転軸と、この回転軸の歯部に噛み合う歯
部を長さ方向に備え往復移動可能なピストンと、このピ
ストンを一方の方向、具体的にはドアーを閉塞する方向
に付勢するためのばねなどを内蔵し、ドアーの上端に取
り付けられるドアークローザー本体と、出入口の上端と
ドアークローザー本体の上端に突出する前記回転軸との
間を繋ぐ2つ折りリングとからなり、ドアーが開閉する
ことにより前記回転軸の回転に合わせてピストンが往復
移動することによりドアークローザー本体の内部に充填
されている油がピストンの動きに応じてピストンによっ
て仕切られている空間と空間との間を流れるように構成
されている。
【0003】このようなドアークローザーにあって、ド
アーを開くときは油が多く流れて油によりピストンにか
かる抵抗が小さくなるように油の通口を大きくし、また
ドアーを閉じるときは油の流れる量が少なくなりピスト
ンにかかる抵抗が大きくなるように油の通口を小さくし
ている。具体的にはドアーを開くときは開口し、ドアー
を閉じるときはボール弁により閉口する通口をピストン
に設けるとともに、ドアーを開くときもドアーを閉じる
ときも油が流れることが可能な流量調整弁付き通口をド
アークローザー本体に設けてある。従って、ドアーを開
くときは前者の通口と後者の流量調整弁付き通口を油が
流れ、ドアーを閉じるときは後者の流量調整弁付き通口
のみを油が流れるように構成されており、ドアーを閉じ
るときにブレーキ力が働くようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の従来のドア
ークローザーにおいて、流量調整弁はドアークローザー
本体に形成された通口内にねじ込みにより挿入されて設
けられており、流量調整弁を調整するとき、流量調整弁
を挿入する方向とは逆方向に回しすぎると、流量調整弁
が前記通口から抜け外れ、ドアークローザー本体の内部
に充填されている油が前記通口からドアークローザー本
体の外部に漏れるという問題があった。
【0005】本発明はこのような課題を解決するもの
で、流量調整弁を挿入する方向とは逆方向に回しすぎる
のを防止し、ドアークローザー本体の内部に充填されて
いる油が通口からドアークローザー本体の外部に漏れる
ことのないようにすることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、外周に歯部が形成された回転軸と、この回
転軸の歯部に噛み合う歯部を長さ方向に備え往復移動可
能なピストンと、このピストンを介してドアーを閉塞す
る方向に付勢するためのばねと、充填油を内蔵し、ドア
ーの上端に取り付けられるドアークローザー本体を備
え、このドアークローザー本体の上端に突出する前記回
転軸と出入口の上端との間が2つ折りリングにより繋が
れる構成となっており、前記ピストンには通口が形成さ
れ、この通口の内部にはボール弁が設けられ、ドアーを
開くときにピストンの一方向への移動に伴う油圧によっ
てボール弁が押されて前記通口を開き、またドアーを閉
じるときにピストンの逆方向への移動に伴う油圧によっ
てボール弁が押されて前記通口を閉じるように構成さ
れ、またドアークローザー本体にはドアー開閉時の前記
ピストンの往復移動時にピストンにより押される油の別
の通口が形成され、この別の通口内には流量調整弁がね
じ込みにより挿入されて設けられ、前記別の通口の差し
込み口に位置する前記流量調整弁の頭部を前記別の通口
の差し込み口の内径よりも小径に形成し、前記流量調整
弁の頭部と前記差し込み口との間に流量調整弁の抜け止
め用のピンを設けたことを要旨とするものである。
【0007】
【作用】この構成により、流量調整弁の頭部と別の通口
の差し込み口との間に流量調整弁の抜け止め用のピンが
設けられているので、使用者が誤って流量調整弁を挿入
する方向とは逆方向に回そうとしても、ピンが前記頭部
に隣接する部分に当たって前記別の通口からの流量調整
弁の抜け外れは防止され、これによりドアークローザー
本体の内部に充填されている油が前記別の通口からドア
ークローザー本体の外部に漏れることがない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面に基
づいて説明する。図1〜図3において、1はドアーの上
端に取り付けられるドアークローザー本体で、このドア
ークローザー本体1の内部には外周に歯部2が形成され
た回転軸3と、この回転軸3の歯部2に噛み合う歯部4
を長さ方向に備え往復移動可能なピストン5と、このピ
ストン5を一方の方向、具体的にはドアーを閉塞する方
向に付勢するためのばね6などを内蔵している。
【0009】さらに詳しくは、前記ピストン5は一端部
が開口する凹部5aが内部に形成され、この凹部5a内
に前記ばね6の一端側が嵌入している。前記ばね6の他
端はドアークローザー本体1の一端側内面に当接してい
る。前記ドアークローザー本体1の内部には油(図示せ
ず)が充填されており、ドアーの開閉により前記回転軸
3の回転に合わせてピストン5が往復移動するとき、ピ
ストン5の動きに応じてピストン5によって仕切られて
いる空間と空間との間を油が流れるように構成されてい
る。7はピストン5の他端部に形成された通口で、この
通口7の内部にはボール弁8が設けられ、ドアーを開く
ときにピストン5の一方向への移動に伴う油圧によって
ボール弁8が押されて通口7を開き、またドアーを閉じ
るときにピストン5の逆方向への移動に伴う油圧によっ
てボール弁8が押されて通口7を閉じるようになってい
る。9は前記ピストン5の往復移動時にピストン5によ
って仕切られているドアークローザー本体1内部の空間
と空間との間を油が流れるようにドアークローザー本体
1の他端側に形成された通口で、流量調整弁10が挿入さ
れることによりドアークローザー本体1の外部との連通
が塞がれる。この通口9は前記ピストン5の収納部との
隔壁に形成された連通口11と連通するように構成され、
また、前記通口9の内端部は前記回転軸3の収納部を介
して前記ピストン5の一端部の孔部12よりピストン5の
収納部に連通している。
【0010】前記流量調整弁10は、前記通口9の差し込
み口9aに位置する頭部13と、この頭部13に隣接して2
枚の鍔部14,14間に形成されたOリング装着溝15と、こ
のOリング装着溝15を形成する鍔部14に隣接して形成さ
れ前記通口9の差し込み口9aより内部に形成された雌
ねじ部9bに螺合する雄ねじ部16と、この雄ねじ部16に
隣接し前記通口9の内面との間に空間部17が存在するよ
うに形成された軸部18と、この軸部18の先端に形成され
た傾斜するVカット部19とから構成され、前記頭部13を
前記通口9の差し込み口9aの内径よりも小径に形成
し、前記頭部13と前記差し込み口9aとの間に流量調整
弁10の抜け止め用のピン20をドアークローザー本体1の
他端側における外部から差し込んで設けてある。なお、
前記頭部13にはドライバーの先端あるいはコインなどが
係合する−溝21が形成されている。22は前記Oリング装
着溝15に装着されたOリングである。
【0011】ところで、前記通口9の内端部9cの内径
は先端に傾斜するVカット部19が形成されている軸部18
の外径と同じとなるように他の部分よりも小径となって
おり、この部分に前記軸部18の先端が嵌入し、この軸部
18の先端の嵌入長さが長くなる程、前記Vカット部19を
介しての前記内端部9cとこの内端部9cに隣接する前
記空間部17との連通量が小さくなるように構成されてい
る。
【0012】上記のように構成されたドアークローザー
本体1はドアーの上端に取り付けられ、このドアークロ
ーザー本体1の上端に突出する前記回転軸3と出入口の
上端との間が2つ折りリングによって繋がれることによ
り機能する。即ち、ドアーが開閉することにより前記回
転軸3の回転に合わせてピストン5が往復移動すること
によりドアークローザー本体1の内部に充填されている
油がピストン5の動きに応じてピストン5によって仕切
られている空間と空間との間を流れる。具体的には、ド
アーが開かれると、ピストン5が前記ばね6力に抗して
図1中矢印A方向に移動し、ピストン5の移動する側に
あった油は前記ボール弁8を押して通口7を開いた状態
でピストン5の移動する側とは反対側に流れ、同時に前
記ピストン5の一端部の孔部12から前記回転軸3の収納
部を介して前記通口9内に入って、前記Vカット部19を
通って前記連通口11よりピストン5の移動する側とは反
対側に流れる。従って、ドアーの開動時は前記通口7お
よび前記Vカット部19を通って油が流れる。逆にドアー
が閉じられるときは、ピストン5は前記ばね6力によっ
て図1中矢印B方向に移動し、ピストン5の移動する側
にあった油はどこかへ逃げようとする。このとき、油に
より前記ボール弁8が押されて通口7を閉じるので、油
は前記Vカット部19のみを通って流れる。従って、ドア
ーの閉動時はドアーの開動時に対して油通過部の面積が
小さくなり、ドアーに対してブレーキ力が働くようにな
っている。
【0013】ところで、本実施例において、前記流量調
整弁10の正転、逆転により前記Vカット部19を介しての
前記内端部9cとこの内端部9cに隣接する前記空間部
17との連通量が微調整されるのであるが、使用者が誤っ
て流量調整弁10を挿入する方向とは逆方向に回そうとし
ても、前記頭部13と前記差し込み口9aとの間に流量調
整弁10の抜け止め用のピン20が設けられているので、前
記鍔部14がピン20に当たって前記通口9からの流量調整
弁10の抜け外れは防止され、ドアークローザー本体1の
内部に充填されている油が前記通口9からドアークロー
ザー本体1の外部に漏れるという問題がない。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、流量調整
弁の頭部と通口の差し込み口との間に流量調整弁の抜け
止め用のピンが設けられているので、使用者が誤って流
量調整弁を挿入する方向とは逆方向に回そうとしても、
ピンが前記頭部に隣接する部分に当たって通口からの流
量調整弁の抜け外れは防止され、これによりドアークロ
ーザー本体の内部に充填されている油が通口からドアー
クローザー本体の外部に漏れることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるドアークローザー本
体の断面図である。
【図2】同要部拡大断面図である。
【図3】同要部拡大正面図である。
【符号の説明】
1 ドアークローザー本体 2 歯部 3 回転軸 4 歯部 5 ピストン 6 ばね 7 通口 8 ボール弁 9 通口 9a 差し込み口 9b 雌ねじ部 9c 内端部 10 流量調整弁 11 連通口 12 孔部 13 頭部 14 鍔部 16 雄ねじ部 17 空間部 18 軸部 19 Vカット部 20 ピン 21 −溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に歯部が形成された回転軸と、この
    回転軸の歯部に噛み合う歯部を長さ方向に備え往復移動
    可能なピストンと、このピストンを介してドアーを閉塞
    する方向に付勢するためのばねと、充填油を内蔵し、ド
    アーの上端に取り付けられるドアークローザー本体を備
    え、このドアークローザー本体の上端に突出する前記回
    転軸と出入口の上端との間が2つ折りリングにより繋が
    れる構成となっており、前記ピストンには通口が形成さ
    れ、この通口の内部にはボール弁が設けられ、ドアーを
    開くときにピストンの一方向への移動に伴う油圧によっ
    てボール弁が押されて前記通口を開き、またドアーを閉
    じるときにピストンの逆方向への移動に伴う油圧によっ
    てボール弁が押されて前記通口を閉じるように構成さ
    れ、またドアークローザー本体にはドアー開閉時の前記
    ピストンの往復移動時にピストンにより押される油の別
    の通口が形成され、この別の通口内には流量調整弁がね
    じ込みにより挿入されて設けられ、前記別の通口の差し
    込み口に位置する前記流量調整弁の頭部を前記別の通口
    の差し込み口の内径よりも小径に形成し、前記流量調整
    弁の頭部と前記差し込み口との間に流量調整弁の抜け止
    め用のピンを設けたことを特徴とするドアークローザ
    ー。
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JP4904078B2 (ja) * 2006-04-27 2012-03-28 Dtエンジニアリング株式会社 ドアクローザー
JP5073372B2 (ja) * 2007-06-07 2012-11-14 リョービ株式会社 ドアクローザ
GB2580013B (en) * 2018-09-28 2023-05-17 Assa Abloy Ltd Door-closer with overload valve

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