JP2547953Y2 - コンバータ - Google Patents
コンバータInfo
- Publication number
- JP2547953Y2 JP2547953Y2 JP1990111980U JP11198090U JP2547953Y2 JP 2547953 Y2 JP2547953 Y2 JP 2547953Y2 JP 1990111980 U JP1990111980 U JP 1990111980U JP 11198090 U JP11198090 U JP 11198090U JP 2547953 Y2 JP2547953 Y2 JP 2547953Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- switching element
- transformer
- rectifier circuit
- capacitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Dc-Dc Converters (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はコンバータ,特に改良された突入電流防止回
路を備えたコンバータに関する。
路を備えたコンバータに関する。
商用交流電源から整流回路を介して直流として,スイ
ッチング素子を用いてコンバータあるいはインバータと
する変換器においては,入力電源投入時の平滑用コンデ
ンサへの突入電流を防止制御する必要がある。従来はそ
の目的として,第2図に示す回路が使用されている。
ッチング素子を用いてコンバータあるいはインバータと
する変換器においては,入力電源投入時の平滑用コンデ
ンサへの突入電流を防止制御する必要がある。従来はそ
の目的として,第2図に示す回路が使用されている。
同図において,商用交流電源13から整流回路1をとお
して整流されて,コンデンサ2によって平滑される。整
流回路1とコンデンサ2との間には,突入電流を制限す
るための抵抗器3が直列に接続されている。またこの抵
抗器3には並列にサイリスタ8が接続されている。コン
デンサ2に蓄えられた電荷は互いに直列接続されたトラ
ンジスタ5と変圧器4の1次巻線411に供給される。ま
たコンデンサ2の電荷は抵抗器73を介して,制御駆動回
路7に供給される。この制御駆動回路7はトランジスタ
5に商用交流電源の周波数より充分高い周波数である数
10キロヘルツのオン・オフの繰り返し駆動信号を送る。
その結果変圧器4の各巻線には高周波交流電圧が発生す
る。巻線412の電圧はダイオード7とコンデンサ72とに
より,整流平滑されて制御駆動回路7に供給される。ま
た巻線413の電圧はダイオード81により整流され,高周
波の脈流を発生して抵抗器82,83を介してサイリスタ8
のゲート・アノード間に供給され,サイリスタ8をオン
させる。この時までは,入力電源は抵抗器3によって制
限されていたが,サイリスタ8がオンすることにより,
この制限が解除されて,規定の電流が流れ,コンバータ
は正規の電力を供給できるようになる。そして変圧器4
の2次巻線42からダイオード421とコンデンサ422によ
り,出力端子43,44には所望の電圧の直流電圧出力が得
られる。
して整流されて,コンデンサ2によって平滑される。整
流回路1とコンデンサ2との間には,突入電流を制限す
るための抵抗器3が直列に接続されている。またこの抵
抗器3には並列にサイリスタ8が接続されている。コン
デンサ2に蓄えられた電荷は互いに直列接続されたトラ
ンジスタ5と変圧器4の1次巻線411に供給される。ま
たコンデンサ2の電荷は抵抗器73を介して,制御駆動回
路7に供給される。この制御駆動回路7はトランジスタ
5に商用交流電源の周波数より充分高い周波数である数
10キロヘルツのオン・オフの繰り返し駆動信号を送る。
その結果変圧器4の各巻線には高周波交流電圧が発生す
る。巻線412の電圧はダイオード7とコンデンサ72とに
より,整流平滑されて制御駆動回路7に供給される。ま
た巻線413の電圧はダイオード81により整流され,高周
波の脈流を発生して抵抗器82,83を介してサイリスタ8
のゲート・アノード間に供給され,サイリスタ8をオン
させる。この時までは,入力電源は抵抗器3によって制
限されていたが,サイリスタ8がオンすることにより,
この制限が解除されて,規定の電流が流れ,コンバータ
は正規の電力を供給できるようになる。そして変圧器4
の2次巻線42からダイオード421とコンデンサ422によ
り,出力端子43,44には所望の電圧の直流電圧出力が得
られる。
このコンバータの回路においては,突入電流防止用の
スイッチング素子であるサイリスタのゲート信号源は,
脈流であって蓄積電荷が存在しないので,交流電源13の
供給のオフ後の再供給時には,特別に初期化回路を必要
とせず好都合である。この機能は,独立の巻線413を備
えて,この巻線からサイリスタ8のゲート信号を得てい
ることにより実現できるものである。
スイッチング素子であるサイリスタのゲート信号源は,
脈流であって蓄積電荷が存在しないので,交流電源13の
供給のオフ後の再供給時には,特別に初期化回路を必要
とせず好都合である。この機能は,独立の巻線413を備
えて,この巻線からサイリスタ8のゲート信号を得てい
ることにより実現できるものである。
ところが,この種のコンバータは小型化,経済化の要
請が強いので,特に変圧器は小型化の要となる。そこ
で,変圧器の巻線の数を減らすことができればその目的
を叶うものである。本考案は,初期化回路を必要としな
いコンバータの突入電流防止回路に関連して変圧器の巻
線の数を減少させることを課題とする。
請が強いので,特に変圧器は小型化の要となる。そこ
で,変圧器の巻線の数を減らすことができればその目的
を叶うものである。本考案は,初期化回路を必要としな
いコンバータの突入電流防止回路に関連して変圧器の巻
線の数を減少させることを課題とする。
以上の課題を解決するため,突入電流防止回路のスイ
ッチング素子の共通端子と,コンバータのスイッチング
素子共通端子と,その制御駆動回路の共通端子とをそれ
ぞれ共通接続とし,コンバータのスイッチング素子を駆
動する制御駆動巻線により突入電流制限回路のスイッチ
ング素子のゲート回路を駆動することにより,巻線の数
を一つ減らすことを提案するものである。
ッチング素子の共通端子と,コンバータのスイッチング
素子共通端子と,その制御駆動回路の共通端子とをそれ
ぞれ共通接続とし,コンバータのスイッチング素子を駆
動する制御駆動巻線により突入電流制限回路のスイッチ
ング素子のゲート回路を駆動することにより,巻線の数
を一つ減らすことを提案するものである。
第1図は本考案の一実施例であって,商用交流電源13
から入力端子11,12,整流回路1をとおして整流されて,
コンデンサ2によって平滑される。整流回路1とコンデ
ンサ2との間には,コンデンサ2を充電する突入電流を
制限するための抵抗器3が直列に接続されている。また
この抵抗器3には並列にトライアック6が接続されてい
る。コンデンサ2に蓄えられた電荷は互いに直列接続さ
れたトランジスタ5と変圧器4の1次巻線411に供給さ
れる。またコンデンサ2の電荷は抵抗器73を介して,制
御駆動回路7に供給される。この制御駆動回路7はトラ
ンジスタ5に商用交流電源の周波数より充分高い周波数
である数10キロヘルツのオン・オフの繰り返し駆動信号
を送る。その結果変圧器4の各巻線411,412,42には駆動
信号に対応して交流電圧が発生する。巻線412の電圧は
ダイオード71とコンデンサ72とにより,整流平滑されて
制御駆動回路7に供給される。尚,上記の抵抗器73の電
流は制御駆動回路7の起動に必要な小電流を与えるもの
であり、また同時に巻線412の電圧はダイオード61によ
り整流され,高周波の脈流を発生して抵抗器62,63を介
してトライアック6のゲートG・ターミナルT1間に供給
される。そして巻線412の電圧がある程度以上に立ち上
がり,ゲートG・ターミナルT1間のしきい値を越える
と,トライアック6をオンさせる。この時までは,入力
電流は抵抗器3によって制限されていたが,トライアッ
ク6がオンすることにより,この電流制限状態が解除さ
れて,規定の電流が流れ,コンバータは正規の電力を供
給できるようになる。そして変圧器4の2次巻線42から
ダイオード421とコンデンサ422により,出力端子43,44
には所望の電圧の直流電圧出力が得られる。
から入力端子11,12,整流回路1をとおして整流されて,
コンデンサ2によって平滑される。整流回路1とコンデ
ンサ2との間には,コンデンサ2を充電する突入電流を
制限するための抵抗器3が直列に接続されている。また
この抵抗器3には並列にトライアック6が接続されてい
る。コンデンサ2に蓄えられた電荷は互いに直列接続さ
れたトランジスタ5と変圧器4の1次巻線411に供給さ
れる。またコンデンサ2の電荷は抵抗器73を介して,制
御駆動回路7に供給される。この制御駆動回路7はトラ
ンジスタ5に商用交流電源の周波数より充分高い周波数
である数10キロヘルツのオン・オフの繰り返し駆動信号
を送る。その結果変圧器4の各巻線411,412,42には駆動
信号に対応して交流電圧が発生する。巻線412の電圧は
ダイオード71とコンデンサ72とにより,整流平滑されて
制御駆動回路7に供給される。尚,上記の抵抗器73の電
流は制御駆動回路7の起動に必要な小電流を与えるもの
であり、また同時に巻線412の電圧はダイオード61によ
り整流され,高周波の脈流を発生して抵抗器62,63を介
してトライアック6のゲートG・ターミナルT1間に供給
される。そして巻線412の電圧がある程度以上に立ち上
がり,ゲートG・ターミナルT1間のしきい値を越える
と,トライアック6をオンさせる。この時までは,入力
電流は抵抗器3によって制限されていたが,トライアッ
ク6がオンすることにより,この電流制限状態が解除さ
れて,規定の電流が流れ,コンバータは正規の電力を供
給できるようになる。そして変圧器4の2次巻線42から
ダイオード421とコンデンサ422により,出力端子43,44
には所望の電圧の直流電圧出力が得られる。
尚,本実施例のトランジスタ5は他の種類のスイッチ
ング素子,例えば電界効果トランジスタあるいは,PNP形
にすることも,可能である。またトライアック6はサイ
リスタに置き換えることもできる。
ング素子,例えば電界効果トランジスタあるいは,PNP形
にすることも,可能である。またトライアック6はサイ
リスタに置き換えることもできる。
また,第1図の実施例において,ダイオード71とコン
デンサ72により形成される整流回路を倍電圧整流回路と
することにより,巻線412の電圧を低下させ,トライア
ック6のゲート駆動用の電圧との差を縮め,抵抗器62の
抵抗値を低下させることもできる。
デンサ72により形成される整流回路を倍電圧整流回路と
することにより,巻線412の電圧を低下させ,トライア
ック6のゲート駆動用の電圧との差を縮め,抵抗器62の
抵抗値を低下させることもできる。
〔考案の効果〕 本考案は以上述べたような特徴を有し,突入電流防止
回路のスイッチング素子の共通端子と,コンバータのス
イッチング素子共通端子と,その制御駆動回路の共通端
子とをそれぞれ共通接続としたので,突入電流防止回路
の初期化回路を必要としないまま,従来に比し巻線が一
組減少できたため,巻線材料のみならず,巻線に伴う絶
縁紙や引出線の容積を減らすことができる。また変圧器
の利用率が向上する。漏れインダクタンスの減少,巻線
温度上昇の抑制,価格低減,の効果も得られる。
回路のスイッチング素子の共通端子と,コンバータのス
イッチング素子共通端子と,その制御駆動回路の共通端
子とをそれぞれ共通接続としたので,突入電流防止回路
の初期化回路を必要としないまま,従来に比し巻線が一
組減少できたため,巻線材料のみならず,巻線に伴う絶
縁紙や引出線の容積を減らすことができる。また変圧器
の利用率が向上する。漏れインダクタンスの減少,巻線
温度上昇の抑制,価格低減,の効果も得られる。
第1図は本考案に係るコンバータの一実施例であり,第
2図は従来のコンバータの一例である。 1……整流回路,2……コンデンサ,3……抵抗器 4……変圧器,5……トランジスタ 6……トライアック,7……制御駆動回路 8……サイリスタ
2図は従来のコンバータの一例である。 1……整流回路,2……コンデンサ,3……抵抗器 4……変圧器,5……トランジスタ 6……トライアック,7……制御駆動回路 8……サイリスタ
Claims (1)
- 【請求項1】商用交流電源に接続される一対の入力端子
と, それぞれ一対の入力端子と出力端子とを備える整流回路
であって,入力端子が前記一対の入力端子に接続される
第1の整流回路と, この第1の整流回路の出力端子に,抵抗を介して接続さ
れたコンデンサと, 共通端子と主電流端子と制御端子とを備えるスイッチン
グ素子であって,前記抵抗に並列接続され,共通端子が
前記コンデンサの一端に接続された第1のスイッチング
素子と, 共通端子と主電流端子と制御端子とを備えるスイッチン
グ素子であって,共通端子が前記第1のスイッチング素
子の共通端子に接続された第2のスイッチング素子と, 出力端子と電源端子と共通端子とを備え,前記商用交流
電源の周波数より充分高い周波数でスイッチング駆動す
る制御駆動回路であって,共通端子が前記第1のスイッ
チング素子の共通端子に接続され,出力端子が前記第2
のスイッチング素子の制御端子に接続された制御駆動回
路と, 少なくとも1次巻線と,2次巻線とを備える変圧器であっ
て,第1の1次巻線が前記コンデンサの一端と前記第2
のスイッチング素子の主電流端子とに接続される変圧器
と, 前記第1のスイッチング素子の制御端子と前記変圧器の
第2の1次巻線との間に接続されて,前記商用交流電源
の周波数より充分高い周波数の脈流を発生する第2の整
流回路と, 前記制御駆動回路の電源端子と前記変圧器の第2の1次
巻線との間に接続される第3の整流回路と, 前記変圧器の2次巻線より第4の整流回路を介して出力
を与える一対の出力端子とからなることを特徴とするコ
ンバータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990111980U JP2547953Y2 (ja) | 1990-10-25 | 1990-10-25 | コンバータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990111980U JP2547953Y2 (ja) | 1990-10-25 | 1990-10-25 | コンバータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0468489U JPH0468489U (ja) | 1992-06-17 |
JP2547953Y2 true JP2547953Y2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=31859472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990111980U Expired - Fee Related JP2547953Y2 (ja) | 1990-10-25 | 1990-10-25 | コンバータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2547953Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2680581B2 (ja) * | 1987-10-20 | 1997-11-19 | キヤノン株式会社 | 電源装置 |
-
1990
- 1990-10-25 JP JP1990111980U patent/JP2547953Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0468489U (ja) | 1992-06-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |