JP2547822Y2 - 油圧式ジャッキ - Google Patents

油圧式ジャッキ

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JP2547822Y2 JP1342992U JP1342992U JP2547822Y2 JP 2547822 Y2 JP2547822 Y2 JP 2547822Y2 JP 1342992 U JP1342992 U JP 1342992U JP 1342992 U JP1342992 U JP 1342992U JP 2547822 Y2 JP2547822 Y2 JP 2547822Y2
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【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、形鋼や鉄骨などを組
立て加工する製罐作業などに使用される油圧式ジャッキ
に関し、特に、ジャッキとしての押付け機能と共に引付
け機能も兼ね備えた油圧式ジャッキに係るものである。
【0002】
【従来の技術】形鋼や鉄骨などを組み立てて架台や枠組
みなどを製作加工する製罐作業においては、一旦組み立
てられた架台等における形鋼同士、鉄骨同士、或いは鋼
板同士の間隔を押し拡げたり狭めたりして調整すること
が行なわれる。この場合、それらの間隔を押し拡げるに
は、ジャッキを使用し、シリンダブロック(油圧式ジャ
ッキの場合)の一端面を直接にもしくはスペーサを介在
させるなどして一方の形鋼等に宛てがって固定するとと
もに、ラムの先端の押付け部を他方の形鋼等に当接さ
せ、この状態でハンドレバーなどを操作することによ
り、シリンダブロックからラムを進出させるようにす
る。一方、形鋼等の間隔を狭めようとするときは、従
来、ターンバックルを使用し、左右一対のナット部にそ
れぞれ螺合した一対のねじ棒の一方を形鋼等の一方に、
他方のねじ棒を他方の形鋼等にそれぞれロープ等を介し
て連結し、この状態でターンバックルを軸線回りに回動
させることにより、左右のねじ棒にそれぞれ連結された
形鋼同士を相互に近付けるようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】製罐作業において、形
鋼間、鉄骨間或いは鋼板間の距離を大きくしたり小さく
したりしてそれらの間隔を調整するのに、ジャッキとタ
ーンバックルとを用意しておき、それらを使い分けるの
は、作業者にとって面倒であり、作業能率も悪い。
【0004】この考案は、以上のような現状に鑑みてな
されたものであり、アタッチメントを着脱するだけで、
ジャッキとしての押付け機能の他、ターンバックルに代
わる引付け機能も発揮することができる油圧式ジャッキ
を提供することを技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案では、油圧式ジ
ャッキにアタッチメントを着脱自在に装着することによ
り、引付け機能も発揮することができるようにした。す
なわち、この考案に係る油圧式ジャッキは、内部が油タ
ンク部をなす中空筒状握りと、この中空筒状握りに連結
され、ハンドレバーの揺動操作によって前記油タンク部
の作動油を吸い込み加圧する手動油圧ポンプ部と、この
手動油圧ポンプ部にシリンダブロックが連結され、その
シリンダブロックの一端面を反力受け面とし、前記手動
油圧ポンプ部によって加圧された作動油がラムに作用す
ることにより、そのラムによってシリンダブロックに内
蔵された圧縮コイルばねを圧縮しながら、先端に押付け
部が設けられた前記ラムがシリンダブロックの他端から
進出する油圧シリンダ部とを備えて構成されている。そ
して、この油圧式ジャッキは、引付け機能を発揮するた
めの構成として、上記油圧シリンダ部のシリンダブロッ
クの軸線方向に貫通孔を形成し、その貫通孔にラムを摺
動自在に収納するようにし、油圧シリンダ部の一端側に
おける前記ラムの端部に可動アタッチメントを、油圧シ
リンダ部の他端側における前記シリンダブロックの端部
に固定アタッチメントをそれぞれ着脱自在に装着できる
ようにした。可動アタッチメントは、シリンダブロック
の貫通孔の内径寸法より小さい外径寸法を有するロッド
の先端に連結部を一体に形設した形状を有し、ラムの、
前記押付け部が設けられた側と反対側の端部に、前記ロ
ッドの軸心線とラムの軸心線とを一致させて装着され
る。一方、固定アタッチメントは、ラムの進出運動を許
容する空洞を有する有底筒状体の先端に連結部を一体に
形設した形状を有し、シリンダブロックの、ラムが進出
する側の端部に、前記有底筒状体の軸心線とラムの軸心
線とを一致させて装着される。
【0006】上記構成の油圧式ジャッキを使用し、例え
ば組立て架台における形鋼同士の間隔を押し拡げようと
するときは、両アタッチメントを取り外した状態で、通
常のジャッキと同様に、シリンダブロックの一端の反力
受け面を直接にもしくはスペーサを介在させるなどして
一方の形鋼に宛てがって固定するとともに、ラムの先端
の押付け部を他方の形鋼に当接させ、この状態でハンド
レバーを揺動操作して、シリンダブロックの他端からラ
ムを進出させるようにする。一方、形鋼同士の間隔を狭
めようとするときは、可動アタッチメントをラムの一端
部に装着するとともに、固定アタッチメントをシリンダ
ブロックの端部に装着し、各アタッチメントの連結部と
各形鋼とをそれぞれロープなどによって連結し、この状
態でハンドレバーを揺動操作する。すると、ラムがシリ
ンダブロックの一方側の端面から進出するように移動す
ることに伴い、シリンダブロックの他方側の端面を通
し、ラムの一端部に装着された可動アタッチメントのロ
ッドがシリンダブロック内へ引き込まれていく。これに
より、固定アタッチメントの連結部と可動アタッチメン
トの連結部との間の距離が小さくなり、それぞれの連結
部にロープ等を介して連結された形鋼同士が引き付けら
れる。
【0007】
【実施例】以下、この考案の好適な実施例について図面
を参照しながら説明する。
【0008】図1及び図2は、この考案の1実施例を示
し、図1は、アタッチメントを装着していない状態の油
圧式ジャッキを一部断面で表わした正面図であり、図2
は、アタッチメントを装着した状態の油圧式ジャッキの
要部を一部断面で表わした正面図である。
【0009】この油圧式ジャッキは、内部が油タンク部
をなす中空円筒状の握り10と、この握り10に連結され、
前記油タンク部の作動油を吸い込み加圧するプランジャ
ポンプ及びボールチェックバルブ(何れも図示せず)が
内蔵された手動油圧ポンプ部12と、前記プランジャポン
プから供給された加圧作動油によって作動する油圧シリ
ンダ部14と、この油圧シリンダ部14のラム16にねじ連結
された押付けボルト18と、ラム16の、押付けボルト18が
連結された側と反対側の端部に着脱自在に装着される可
動アタッチメント20と、油圧シリンダ部16のシリンダブ
ロック22の、前記可動アタッチメント20が装着される側
と反対側の端部に着脱自在に装着される固定アタッチメ
ント24とから構成されている。
【0010】中空円筒状握り10及び手動油圧ポンプ部12
の構成は、従来から周知のものであり、その詳細な説明
及び図示を省略するが、握り10は、その内部が油タンク
部となるパイプを油圧ポンプブロック26に連結し、パイ
プの後端部に油漏れ止めシールを有する栓部28が螺着さ
れている。また、手動油圧ポンプ部12は、油圧ポンプブ
ロック26に内蔵されたプランジャポンプのプランジャ30
の上端部がピン32を介してハンドレバー34に連接され、
このハンドレバー34が、油圧ポンプブロック26に固設さ
れた支持ブラケット36にピン38を介して揺動自在に取着
されている。この手動油圧ポンプ部12は、中空円筒状握
り10の内部の油タンク部と吸込み用ボールチェックバル
ブ(図示せず)を介し、また油圧シリンダ部14のシリン
ダブロック22の油流路40とは吐出し用ボールチェックバ
ルブ(図示せず)を介して、それぞれ流路的に接続して
いる。そして、この手動油圧ポンプ部12は、ハンドレバ
ー34を片手もしくは両手で握り締めるようにすると、プ
ランジャ30がシリンダ(図示せず)に押し込まれ、次い
で手の力を抜くと、コイルばね(図示せず)の弾発的復
元力によってプランジャ30がシリンダから押し出され
る。このように、ハンドレバー34をピン38の回りに反復
揺動させることにより、プランジャ30がシリンダ内で往
復移動させられる。そして、プランジャ30が押し出され
る戻り行程においてシリンダ内が負圧になり、このため
に吸込み用ボールチェックバルブが開口し、中空円筒状
握り10の油タック部内の作動油がシリンダ内に吸い込ま
れる。一方、プランジャ30が押し込まれる行き行程にお
いて、シリンダ内に吸い込まれた作動油が加圧されるこ
とになり、このために吸込み用ボールチェックバルブが
自動的にブロックされるとともに吐出し用ボールチェッ
クバルブが開口し、加圧された作動油が油圧シリンダ部
14の油流路40へ送り込まれるようになっている。
【0011】手動油圧ポンプ部12の油圧ポンプブロック
26の前端部には円筒状段部42が形設されており、他方、
油圧シリンダ部14のシリンダブロック22の支持腕部44の
端部は、円筒状段部42に嵌合する形状に形成されてい
て、円筒状段部42に支持腕部44を嵌め合わせることによ
り、油圧シリンダ部14が手動油圧ポンプ部12に、それぞ
れの軸心線を直交させかつ手動油圧ポンプ部12の軸心線
回りに回動自在に連結されている。そして、シリンダブ
ロック22の支持腕部44が手動油圧ポンプ部12の円筒状段
部42から抜け出して両者が分離しないように、支持腕部
44の端部内周面及び円筒状段部42の外周面には、断面形
状が半円形をなす環状溝がそれぞれ、両者が合わさって
断面形状が円形をなすように互いに対向する位置に形成
されており、それらの環状溝に、ピアノ線で形成され円
形の一部を欠いた形状の環状ばね46が収納されている。
この環状ばね46は、それ自体の弾性により、支持腕部44
の端部内周面及び円筒状段部42の外周面の両環状溝に弾
発的に強く接触するので、抜け止め具として作用すると
ともに、手動油圧ポンプ部12の軸心線回りに回動する油
圧シリンダ部14の、手動油圧ポンプ部12に対する回動角
度位置を保持するようになっている。
【0012】油圧シリンダ部14のシリンダブロック22
は、軸線方向に貫通する貫通孔23を有し、その貫通孔23
は、油流路40の形成位置近傍で内径寸法が変化し、貫通
孔23の内周部にストッパー面48が形設されている。シリ
ンダブロック22には、前記ストッパー面48に当接する当
接面50及びばね受け座52が形設されたラム16が摺動自在
に嵌め合わされている。また、ラム16の、当接面50が形
設されている部分が環状に切り欠かれ、ラム16とシリン
ダブロック22との間に環状隙間54が形成され、この環状
隙間54に、手動油圧ポンプ部12から送給される加圧作動
油が油流路40を通って流入するようになっている。この
環状隙間54の、油圧シリンダ部14の軸線方向における両
側位置に、ラム16の外周面とシリンダブロック22の内周
面との間をシールするためのOリング56、58がそれぞれ
配設されている。
【0013】シリンダブロック22の一端側の端面は、軸
線方向に対して直交する平面に形成されており、この油
圧式ジャッキを通常のジャッキとして使用する場合に、
その端面が反力受け面60となる。シリンダブロック22の
他端側には、その貫通孔23を閉塞するようにリング状の
エンド部材62が螺着されている。そして、そのエンド部
材62とラム16のばね受け座52との間に圧縮コイルばね64
が介挿されており、ラム16に加圧された作動油が作用し
ないときは、ラム16の当接面50をシリンダブロック22の
ストッパー面48に押し付けた状態にラム16が保持される
ようになっている。一方、手動油圧ポンプ部12から油流
路40を通って環状隙間54へ加圧作動油が供給されるとき
は、ラム16が圧縮コイルばね64を圧縮しながら直線移動
し、ラム16の一端部がシリンダブロック22から進出する
ようになっている。図1中の66は、ラム16のばね受け座
52の面と当接することによってラム16の移動量を一定限
度で規制するためのスペーサである。
【0014】また、ラム16には、その軸線方向に貫通孔
68が形成されており、その貫通孔68の一端側に押付けボ
ルト18のねじ軸部70が螺着され、ロックナット72によっ
て押付けボルト18がラム16に固定されている。そして、
ラム16の貫通孔68の他端側の内周面には、雌ねじ部74が
形成されている。一方、シリンダブロック22の、ラム16
の進出側の端部外周面には、雄ねじ部76が形成されてい
る。
【0015】ラム16の、押付けボルト18が固着された側
と反対側の端部には、ロッド78の先端にリング状連結部
80が一体に形設されるとともにロッド78の末端にねじ軸
部82が一体に形設された可動アタッチメント20が、その
ねじ軸部82をラム16の雌ねじ部74に螺合させることによ
り、装着することができるようになっている。このと
き、可動アタッチメント20は、そのロッド78の軸心線が
ラム16の軸心線と一致するように装着される。また、ロ
ッド78の長さは、少なくともラム16の移動許容距離より
は長くされている。そして、ロッド78の外径寸法は、シ
リンダブロック22の貫通孔23の一端側小径部23’の内径
寸法より小さくされており、ロッド78をシリンダブロッ
ク22内へ引き入れることができるようになっている。
【0016】一方、シリンダブロック22の、ラム16が進
出する側の端部には、ラム16の進出運動を許容する空洞
86を有する有底筒状体84の先端に、孔90を有する連結部
88が一体に形設され、かつ、有底筒状体84の開口側端部
の内周面に雌ねじが螺刻された固定アタッチメント24
が、その雌ねじをシリンダブロック22の雄ねじ部76に螺
合させることにより、装着可能になっている。このと
き、固定アタッチメント24は、その有底筒状体84の軸心
線がラム16の軸心線と一致するように装着される。ま
た、空洞86の長手方向の寸法は、ラム16がシリンダブロ
ック22から最も進出した状態でも押付けボルト18の頭部
が有底筒状体84の内底面に突き当たらない程度の長さに
され、空洞86の内径寸法は、押付けボルト18の頭部及び
ロックナット72の何れの直径寸法よりも大きくされてい
る。
【0017】以上のように構成された油圧式ジャッキを
通常のジャッキとして使用し、組立て架台における形鋼
同士の間隔を押し拡げようとするときは、図1に示すよ
うにアタッチメントを取り付けていない状態で、油圧シ
リンダ部14のシリンダブロック22の一端の反力受け面60
を直接にもしくはスペーサを介在させるなどして一方の
形鋼に宛てがって固定した後、ラム16の先端に固着され
た押付けボルト18の頭部を他方の形鋼に当接させる。こ
の状態において、ハンドレバー34を揺動操作すると、手
動油圧ポンプ部12から油流路40を通って油圧シリンダ部
14の環状隙間54へ加圧された作動油が供給され、圧縮コ
イルばね64を圧縮しながら、ラム16がシリンダブロック
22から進出し、ラム16の先端の押付けボルト18の頭部で
他方の形鋼を押圧し、シリンダブロック22の反力受け面
60と押付けボルト18の頭部との距離が大きくなって、両
形鋼の間隔を押し拡げる。
【0018】一方、形鋼同士の間隔を狭めようとすると
きは、図2に示すように、可動アタッチメント20をラム
16の一端部に装着するとともに、固定アタッチメント24
をシリンダブロック22の端部に装着する。そして、可動
アタッチメント20のリング状連結部80及び固定アタッチ
メント24の連結部88と各形鋼とをそれぞれロープなどに
よって連結し、ロープを張った状態においてハンドレバ
ー34を揺動操作する。これにより、上記したようにラム
16がシリンダブロック22の一方側の端面から進出するよ
うに移動し、このラム16の移動に伴ってラム16の端部に
装着された可動アタッチメント20のロッド78がシリンダ
ブロック22の他方側の端面を通しシリンダブロック22内
へ引き込まれていく。他方、固定アタッチメント24はシ
リンダブロック22に対して固定されているので、固定ア
タッチメント24の連結部88と可動アタッチメント20のリ
ング状連結部80との間の距離が小さくなる。この結果、
各アタッチメント20、24の連結部80、88に連結されたロ
ープを介して両形鋼が互いに引き付けられる。
【0019】この考案の油圧式ジャッキは上記したよう
な構成を有しているが、この考案の範囲は上記説明並び
に図面の内容によって限定されず、要旨を逸脱しない範
囲で種々の変形例を包含し得る。例えば、上記実施例で
は、ラムに雌ねじ部を形成し、その雌ねじ部に可動アタ
ッチメントのねじ軸部を螺合させて、ラムに可動アタッ
チメントを装着するようにしたが、ラムに雄ねじ部を形
成し、他方、可動アタッチメントに前記雄ねじ部に螺合
する内ねじが螺刻された係合部を一体に形設するように
してもよい。また、シリンダブロックに対する固定アタ
ッチメントの着脱手段も、上記実施例のような螺合方式
のものに限らず、例えば、シリンダブロックの端部外周
面に、軸線方向に沿ったガイド溝及びこのガイド溝に連
続して円周方向に配された係止溝を形成し、一方、固定
アタッチメントの有底筒状体の端部内周面に、前記ガイ
ド溝に摺接するとともに有底筒状体を軸心線回りに例え
ば90°回動させることにより前記係止溝に係合する突
部を形成し、シリンダブロックに対し固定アタッチメン
トの有底筒状体を挿入した後軸線回りに回動させる操作
のみで簡単に、シリンダブロックに固定アタッチメント
を装着することが可能な構造とすることもできる。
【0020】
【考案の効果】この考案は以上説明したように構成され
かつ作用するので、この考案に係る油圧式ジャッキを使
用すれば、アタッチメントを着脱するだけで、ジャッキ
としての押付け機能の他、ターンバックルに代わる引付
け機能も発揮することができ、従来のように、製罐作業
などにおいてジャッキとターンバックルの両方を用意し
ておきそれらを使い分ける、といった面倒臭さを解消す
るとともに、作業能率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の1実施例を示す油圧式ジャッキの、
アタッチメントを装着していない状態を一部断面で表わ
した正面図である。
【図2】アタッチメントを装着した状態の油圧式ジャッ
キの要部を一部断面で表わした正面図である。
【符号の説明】
10 中空円筒状握り 12 手動油圧ポンプ部 14 油圧シリンダ部 16 ラム 18 押付けボルト 20 可動アタッチメント 22 シリンダブロック 23 貫通孔 23’ 貫通孔の一端側小径部 24 固定アタッチメント 34 ハンドレバー 40 油流路 54 環状隙間 60 反力受け面 64 圧縮コイルばね 74 雌ねじ部 76 雄ねじ部 78 ロッド 80 リング状連結部 84 有底筒状体 86 空洞 88 連結部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部が油タンク部をなす中空筒状握り
    と、この中空筒状握りに連結され、ハンドレバーの揺動
    操作によって前記油タンク部の作動油を吸い込み加圧す
    る手動油圧ポンプ部と、この手動油圧ポンプ部にシリン
    ダブロックが連結され、そのシリンダブロックの一端面
    を反力受け面とし、前記手動油圧ポンプ部によって加圧
    された作動油がラムに作用することにより、そのラムに
    よってシリンダブロックに内蔵された圧縮コイルばねを
    圧縮しながら、先端に押付け部が設けられた前記ラムが
    シリンダブロックの他端から進出する油圧シリンダ部と
    を備えてなる油圧式ジャッキにおいて、前記油圧シリン
    ダ部の前記シリンダブロックの軸線方向に貫通孔を形成
    してその貫通孔に前記ラムを摺動自在に収納し、前記ラ
    ムの、前記押付け部が設けられた側と反対側の端部に、
    シリンダブロックの前記貫通孔の内径寸法より小さい外
    径寸法を有するロッドの先端に連結部が一体に形設され
    た可動アタッチメントを、そのロッドの軸心線とラムの
    軸心線とを一致させて装着し、及びその取外しを可能と
    するとともに、前記シリンダブロックの、前記ラムが進
    出する側の端部に、ラムの進出運動を許容する空洞を有
    する有底筒状体の先端に連結部が一体に形設された固定
    アタッチメントを、その有底筒状体の軸心線とラムの軸
    心線とを一致させて装着し、及びその取外しを可能とし
    たことを特徴とする油圧式ジャッキ。
  2. 【請求項2】 手動油圧ポンプ部と油圧シリンダ部と
    を、それぞれの軸心線が互いに直交するように連結し、
    かつ、手動油圧部の軸心線回りに油圧シリンダ部を回動
    自在に係合した請求項1記載の油圧式ジャッキ。
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