JP2547083B2 - 溶剤型マスチックシーラの加工方法 - Google Patents

溶剤型マスチックシーラの加工方法

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JP2547083B2
JP2547083B2 JP63286870A JP28687088A JP2547083B2 JP 2547083 B2 JP2547083 B2 JP 2547083B2 JP 63286870 A JP63286870 A JP 63286870A JP 28687088 A JP28687088 A JP 28687088A JP 2547083 B2 JP2547083 B2 JP 2547083B2
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sealer
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裕之 伊東
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、双方の板材を溶剤型マスチックシーラの介
在状態で組立て、前処理を行って塗装ブースにおいて高
温焼付塗装を行うと共にブースの高温を利用してシーラ
を硬化・接着させる溶剤型マスチックシーラの加工方法
に関するものである。
〔従来の技術〕
このような方法によるマスチックシーラの加工に際し
ては、第4図aに示すように、先ずアウタパネル1にマ
スチックシーラ2を介在させてインナパネル3を周囲で
組付ける。そして、このアセンブリを焼付塗装のため
に、予備洗浄・予備脱脂・脱脂・水洗・化成処理・水洗
等の前処理工程を経由させて、塗装ブースで塗装して10
0〜180℃の高温下で塗料を硬化させると共に、マスチッ
クシーラ2もその高温を利用して接着・硬化させてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前述の前処理工程において、予備洗浄
及び予備脱脂は通常スプレー式に行われるために、その
圧力により、第4図bに例示するように、マスチックシ
ーラ2が変形或は脱落して接着品質を低下させる場合が
あり、また低下の度合も多様であるために安定性にも問
題があった。
さらに、脱脂・水洗・化成処理もスプレー式で行う場
合があり、或は運搬時の振動によっても変形が一層進む
場合があった。
よって、本発明は、冒頭に述べたマスチックシーラの
加工方法において、接着品質の信頼性を向上させること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、この目的を達成するために、溶剤マスチッ
クシーラを介在させた状態での双方の板材を組立てた
後、塗装用前処理前に、シーラを塗装ブースの高温より
も低い温度で、表面に被膜が形成されるように加温処理
を施す。
〔作用〕
この加温により、板材にサンドイッチされた溶剤型マ
スチックシーラの表面が硬化して被膜が形成され、マス
チックシーラの強度が向上すると共に、その溶剤の揮散
も抑制される。
〔発明の実施例〕
第1図は本発明のマスチックシーラの加工方法が適用
される自動車のフード10を部分的に示すもので、アウタ
パネル11を補強するために、チャネル形状のインナパネ
ル12が、そのフランジ部分12aに溶剤型マスチックシー
ル13を介在させられて周囲をアウタパネル11にかしめ込
まれて組み立てられている。
この組み立て状態で、マスチックシーラ13は例えば幅
20mm程度、高さ3mm程度の帯状を形成している。そし
て、組立後に内部温度が40〜70℃の炉(図示せず)内
で、例えば20分程度の間加温されることにより、第2図
に示すように、固形状で伸び率5〜15%程度の低弾性の
被膜14が形成される。
次いで、フード10は前述の塗装用前処理工程を実施さ
れ、次いで自動車本体に組み立てられた後、塗装ブース
(図示せず)に搬入されて熱硬化性塗料で100〜180℃の
高温下で焼付塗装される。この際、同時にマスチックシ
ーラ13も硬化接着される。したがって、敢えて高温用で
なく簡単な構造の低温炉を用意して短時間の加温処理
で、前処理工程のスプレー圧力或は組立作業時の機械的
な衝撃に起因するマスチックシーラ13の変形或は脱落が
防止される。また、被膜により溶剤の揮散量が僅かに留
まり、接着状態が放置時間或は季節等で変動することが
殆どなくなり、安定化が図られる。
第3図は、本発明の効果を確認するために、マスチッ
クシーラをテストピースに直径約3mm程度のほぼ半球の
帯状にスプレーした場合の試験データを示す。つまり、
通常の前処理工程のスプレー圧に対して変形を生じない
厚さの所期の被膜を生じさせるのに必要な周囲温度と、
その温度でのキープ時間との関係を示す。同曲線から分
かるように、例えば周囲温度20℃では所期の被膜を得る
のに120分を要するのに対して、60℃では10分で所期の
所定の被膜が得られる。
〔発明の効果〕
以上、本発明によれば、脱脂・洗浄等のスプレー処理
に際して、予め溶剤型マスチックシーラを低温で加温し
て被膜を形成することにより、特にスプレー圧力等の外
力によるシーラの脱落・変形を防止することができる。
また、被膜により溶剤の揮散が防止されることにより、
接着品質が相乗的に向上する効果が得られる。つまり、
高温処理前のスプレー圧力、振動、放置時間等に影響さ
れない高信頼性のマスチックシーラ加工が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の溶剤型マスチックシーラの加工方法を
適用されるフードの部分断面図、第2図は同フードに本
発明の加工方法を実施させた後のシーラ部分の断面図、
第3図は本発明の効果を確認するための試験データを示
す曲線並びに第4図a及びbは従来の溶剤型マスチック
シーラの加工方法を説明するシーラ部分の断面図であ
る。 13……溶剤型マスチックシーラ、14……被膜。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】双方の板材が溶剤型マスチックシーラを介
    在されて組立てられ、塗装用前処理を行って塗装ブース
    で高温焼付塗装を行うと共に、その高温を利用して硬化
    ・接着させる溶剤型マスチックシーラの加工方法におい
    て、 前記双方の板材の前記組立て後における前記前処理前
    に、前記溶剤型マスチックシーラを表面に被膜が形成さ
    れるように前記高温よりも低い温度で加温処理すること
    を特徴とする加工方法。
JP63286870A 1988-11-15 1988-11-15 溶剤型マスチックシーラの加工方法 Expired - Lifetime JP2547083B2 (ja)

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