JP2546950B2 - データ処理入出力システムにおけるノード識別方法 - Google Patents

データ処理入出力システムにおけるノード識別方法

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JP2546950B2
JP2546950B2 JP4170679A JP17067992A JP2546950B2 JP 2546950 B2 JP2546950 B2 JP 2546950B2 JP 4170679 A JP4170679 A JP 4170679A JP 17067992 A JP17067992 A JP 17067992A JP 2546950 B2 JP2546950 B2 JP 2546950B2
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  • Hardware Redundancy (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ処理入出力システ
ム内のノード識別に関し、より詳しくはデータ処理入出
力システムの定義中に隣接ノードを識別することに関す
る。
【0002】
【従来の技術】多くの場合、データ処理入出力(I/O) シ
ステムの動作中に隣接するノードの識別を知ることが望
ましい。前記情報は破損したデータ伝送回線の報告のよ
うな使用方法、又は障害ないしは予想される障害を回避
するためにI/O ネットワークを介した代替経路の選択に
特に役立つ。
【0003】米国特許第3693161 号明細書は1又は2以
上のプロセッサが前記入出力システムに質問してそれぞ
れの周辺装置に通信経路を使用できるかどうかを判定す
るコンピュータ・システムを開示している。符号化され
た信号によりプロセッサから特定の周辺装置が識別され
る。
【0004】米国特許第4360870 号明細書は各I/O 装置
に特定の指定された識別子がロードされるコンピュータ
・システムを開示している。前記識別子は装置タイプに
よって決められた優先順位で割当てられる。
【0005】米国特許第4589063 号明細書はコンピュー
タ・システムを自動構成するための方法及び装置を開示
している。幾つかのI/O 装置の少なくとも1つはI/O ボ
ード(基板)を介して前記システムとインタフェースされ
る。前記ボードはシステム・マザーボードにある種々の
オプション・スロットにプラグ接続される。I/O 装置の
各々は制御装置ドライバ・モジュールを含む。各ドライ
バ・モジュールは自己識別する。
【0006】米国特許第4638313 号明細書は通信システ
ムに結合される次のモジュールにアドレスを動的に割当
てる方法を開示している。各モジュールの一連番号から
引出される順序で各モジュールにアドレスを割当てるプ
ロセスが起動時に開示され一次端末で用いられる。
【0007】米国特許第4939726 号明細書は外部座標基
準システムにおける絶対地理座標により即ちコード指定
絶対位置によりネットワーク内の特定の各ノードが識別
されるパケット・ネットワーク方法及びシステムを開示
している。
【0008】米国特許第4953072 号明細書は割込みサー
ビス・ノードを開示している。割込みサービス・ノード
のIDは該ノードが所在する特定のスロットのIDによりハ
ードコード化されている後面からの特定のワイヤのセッ
トを用いて生成される。
【0009】米国特許第5003508 号明細書は並行動作す
るランダム・アクセス・メモリと両方向性バスにより直
列に相互接続されたインタフェース・ノードのセットを
含む処理装置との間のデータ通信を可能にする装置を開
示している。各ノードは接続されている最も近い隣接ノ
ードからのデータを受信し、接続されている処理装置に
より生成されたメッセージを最も近い隣接ノードに送る
手段も含む。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第一の目的は
コンピュータI/O システム内のノードの識別子を取得す
る方法を提供することにある。
【0011】本発明の第二の目的はコンピュータI/O シ
ステム内の各ノードに唯一無二の識別子を与えることに
ある。
【0012】本発明の第三の目的はノード識別子が有効
か無効かを示す検査コードをノード識別子に与えること
にある。
【0013】本発明の第四の目的は取得したノード識別
子が無効の場合にノード識別子の取得を再試行する再試
行手順を提供することにある。
【0014】本発明の第五の目的は前記手順が成功しな
かったときノード識別子の取得の再試行を据置く手順を
提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】複数のノードを有するコ
ンピュータI/O システムでは、ノードの1つ、特に最も
近い隣接ノードの識別は、障害の識別又は前記I/O シス
テムの構成の確立又は確認に用いる際に役立つことが多
い。例えば、もし障害が検出されれば、前記障害から復
旧した後に構成が変更されていないことを確認し、所望
の装置にデータが送られることを確かめることが望まし
い。これは、ノードが障害発生前と同じ構成で接続され
ないようにノード間のリンクが障害を復旧する際のノー
ド間の接続と偶発的に異なることがあるので必要であ
る。従って、初期化手順で、隣接ノードからの識別子応
答フレームにより応答されるノード識別子要求フレーム
を送出することによって各ノードは最も近い隣接ノード
のノード識別子を取得する。識別子応答フレームは隣接
するノードを識別する唯一無二の識別子を含む。
【0016】
【実施例】図1はデータ処理システムのチャネル・サブ
システムと制御装置の間の動的接続を行なうI/O システ
ムのブロック図である。I/O システムは複数のポートP
を有する動的スイッチ10を備える。各ポートPは複数の
リンク12〜18の一端に接続される。リンク18の一端は動
的スイッチ制御装置20に接続され、他のリンク12〜17の
各々はチャネル、例えばチャネルA 22又はチャネルB
24、又は制御装置26〜29の1つに接続される。制御装置
26〜29の各々は複数の周辺装置D 30〜33 をそれぞれ制
御する。
【0017】チャネルA 22又はチャネルB 24はそれぞ
れシステム/370、370/XA、又はESA/390サブシステム上
の単一のインタフェースである。チャネルA 22又はチ
ャネルB 24は、複数の周辺装置D 30〜33 のI/O装置と
データ処理システムの主記憶装置(図示せず)の間の情報
の転送を指示し、(指定される)チャネル経路により種々
のI/O装置Dの接続機構に共通の制御を与える。チャネ
ルA 22又はチャネルB 24は、米国特許出願第07/42926
7号(1989年10月30日出願)の明細書に記述されているよ
うに、データが直列形式で送受信される直列チャネルで
ある。
【0018】リンク12〜17の各々は、制御装置とチャネ
ル、チャネルと動的スイッチ (例えば、リンク12及び1
3)、制御装置と動的スイッチ (例えばリンク14〜17)、
又は場合によっては、動的スイッチと他の動的スイッチ
(図示せず)を物理的に相互接続できる導体の2点対であ
る。1つのリンクの2つの導体は、1つの導体は情報を
転送し他の導体は情報を受取る同時2ウェイ通信経路を
提供する。リンクがチャネル又は制御装置に接続される
ことは当該チャネル又は制御装置のI/O インタフェース
に接続されることを表わす。リンクが動的スイッチに接
続されることは当該動的スイッチにあるポートPに接続
されることを表わす。動的スイッチが2つの動的スイッ
チ・ポート間の接続を行なうと、1つのポートに接続さ
れたリンクは物理的に他のポートに接続されたリンクに
接続されたとみなされ、その接続が続いている間は1つ
の連続リンクが生じているのと同等である。
【0019】動的スイッチ10は、動的スイッチ10に接続
される任意の2つのリンクを物理的に相互接続する能力
を与える。動的スイッチ10にあるリンク接続点は動的ス
イッチ・ポートPである。単一の接続で2つの動的スイ
ッチ・ポートPだけを相互接続できるが、同じ動的スイ
ッチ内で同時に複数の物理的接続を行なうことができ
る。動的スイッチ10により設定された2つの動的スイッ
チ・ポートPの相互接続は既存の任意の他の動的スイッ
チ・ポートの対の相互接続には影響せず、動的スイッチ
がこれらの接続を除去する能力にも影響しない。
【0020】接続が決まると、接続期間のあいだ2つの
リンクが1つの連続するリンクとして扱われかつそのよ
うに見えるるように2つの動的スイッチ・ポートとそれ
ぞれの2点間リンクが動的スイッチ10内のスイッチ・マ
トリックスにより相互接続される。接続された2つのス
イッチ・ポートPの1つがフレームを受取ると、このフ
レームは通常は1つのポートから他のポートに引渡され
前記他のポートのリンクで伝送される。
【0021】動的スイッチ10は2つの方法:動的又は静
的方法のどちらか一方で2つのポートPの間を接続でき
る。この接続は接続方法に従って動的接続又は静的接続
と呼ばれる。
【0022】開示された実施例では、動的スイッチ10
は、リンクを介して伝送された直列フレーム中の一定の
フレーム区切りにより与えられた情報に基づいて、2つ
のポートPの間の動的接続を設定又は解除することがで
きる。
【0023】動的スイッチ10は動的スイッチ制御装置20
の局所機構又は遠隔機構で受取ったコマンドの結果とし
て2つのポートPの間の静的接続を設定又は解除するこ
とができる。ポートPで受取ったフレーム区切り又は他
のシーケンスは静的接続に影響を及ぼさない。
【0024】2つのポートPの間に静的接続が存在する
とき、前記ポートは静的状態である。静的状態はリンク
即ち静的に接続されたポートから受取った情報による影
響は受けない。もし2つの静的に接続されたポートの1
つがシーケンス(後で説明する)を受取れば、受取った
シーケンスは通常は前記接続されたポートのリンクで再
伝送される。静的に接続されたポートにより同時にフレ
ームが送受される。
【0025】1つの実施例では、動的スイッチ10は最大
254 のポートPを備えることができる。1つの接続に2
つのポートを必要とするから、同時に可能な最大接続数
は実現されるポート数の半分に等しい。もしポートPの
数が奇数であれば、最大接続数はポートPの最大数−1
の半分である。ポートPはリンクのアドレスを持たない
ので、特定のアドレスを指定することができない。しか
しながら、動的スイッチ10によりポートPと宛先リンク
のアドレス又は発信元リンクのアドレスが与えられる。
【0026】動的スイッチ10は1つの動的スイッチ制御
装置20を備え、動的スイッチ制御装置20はそのリンク18
の独特のリンク・アドレスを割当てられる。動的スイッ
チ制御装置20はあたかもポートPにより動的スイッチ10
に接続されたかのように動的スイッチ10に接続され、動
的スイッチ10に接続された任意の他の制御装置のように
動的接続に使用できる。動的スイッチ制御装置20により
提供された機構を介して、個々のポートPに関して動的
スイッチ10のマトリックス制御装置内の情報を変更し、
そのポートを別のポートに動的に接続する能力を変更で
きる。
【0027】前述のように、フレーム中の情報は直列I/
O インタフェースで転送される。フレームは所定のフォ
ーマットにより送受される情報の単位である。このフォ
ーマットは情報の単位の始点及び終点を表わし、これら
の境界内の情報の配置を定める。図2は固定長リンク見
出し40、可変長情報フィールド42及び固定長リンク後書
き44から成る基本的なフレーム・フォーマット38を示
す。
【0028】前記スイッチを用いる通信はリンクレベル
及び装置レベルの2つの階層レベルの機構及び直列I/O
プロトコルにより制御される。リンクレベルのプロトコ
ルはフレームが送られる毎に用いられる。これらのプロ
トコルはフレームの構造、サイズ及び完全性を決定す
る。リンク・プロトコルは動的スイッチ10による接続及
び本発明とは無関係の他の制御機能の実行も可能にす
る。各チャネル及び各制御装置は、米国特許出願第07/5
75923号(1990年8月31日出願)明細書に説明されたリンク
レベルの機構を備える。装置レベルは入出力装置からチ
ャネルに転送されるデータのようなアプリケーション情
報を運ぶのに用いられる。アプリケーション情報又は制
御情報を含むフレームは装置レベル・フレームと呼ばれ
る。リンクレベル・プロトコルのためにだけ用いられる
フレームはリンク制御フレームと呼ばれる。
【0029】リンクレベルの各機構は、リンク・アドレ
スと呼ばれる、特定のアドレスを割当てられる。リンク
レベル機構へのリンク・アドレスの割当てはリンクレベ
ル機構が初期化を実行するとき生じる。スイッチを介し
て送られたフレームはどれもそのフレームの発信元及び
宛先を識別するリンクレベル・アドレス指定情報を含
む。すなわち、このアドレス指定情報はリンクレベル送
信機構のリンク・アドレス(発信元リンク・アドレス)及
びリンクレベル受信機構のリンク・アドレス(宛先リン
ク・アドレス)から成る。前記スイッチは、このアドレ
ス指定情報を用いて、フレームを受取るポートからその
フレームを指定宛先へ送る正しいポートへの接続を行な
う。
【0030】動的スイッチ制御装置20はスイッチに接続
されたチャネル及び制御装置と通信するためのリンク・
アドレスを割当てられる。
【0031】図1の構成で、同じスイッチ・ポートP及
びそれぞれのリンクとの動的接続を要するフレームを受
取る少なくとも2つのスイッチ・ポートPの間に生じた
競合は現在の状態に基づいてその動的スイッチ内の機構
により解決される。この競合はチャネル又は制御装置が
関連する各ポートからリンクに接続されているかどうか
に関係なく解決される。競合が解決されると、競合する
ポートのうちの1つだけが所要のポートに動的に接続さ
れ、同時に他の競合ポートは動的スイッチにポート使用
中状態が存在することをそれぞれのリンクに示す。
【0032】もし所望の接続を行なうことがてきなけれ
ば、動的スイッチ10は接続が行なわれなかった理由を示
す理由コードを含むリンク制御応答フレームを送り返
す。例えば、接続を開始するフレームで誤りが検出され
ると、伝送誤りが生じたことを表わす理由コードを含む
動的スイッチ・ポート拒絶と呼ばれるリンク制御フレー
ム応答(本明細書では応答フレームと呼ぶ)が送られる。
ポートPにより応答が生成されることもあり、動的スイ
ッチ10のマトリックス制御装置により応答が生成される
こともある。
【0033】図3はリンク見出し40を示し、図4はリン
ク後書き44を示す。フレームはどれもリンク見出し40に
あるフレーム開始区切り文字(SOF) 46、及びリンク後書
き44にあるフレーム終了区切り文字(EOF) 48により区切
られる。SOF 46及びEOF 48は等しい8ビット・データ・
コードを持たない特殊な伝送文字の組合せから成る。良
好な実施例では、使用される伝送コードは米国特許第44
86739 号明細書で開示されたものである。SOF 46及びEO
F 48の間に含まれた情報は前記米国特許第4486739 号明
細書に記述されているように等しい8ビット・コードを
持つデータ文字から成る。
【0034】SOF 46の外に、図3のリンク見出し40は宛
先アドレス・フィールド50、発信元アドレス・フィール
ド52及びリンク制御フィールド54を含む。
【0035】前述のように、SOF 46は誤りのないフレー
ムの内容には現われ得ない特殊な伝送文字のストリング
である。2つのタイプのSOF区切り文字、SOF接続区切り
文字(CSOF)及び受動SOF 区切り文字(PSOF)があり、CSOF
は動的接続を開始する接続開始制御として用いられ、PS
OFは動的接続に関連する動作を生じない。
【0036】宛先アドレス・フィールド50はフレームの
内容の最初のフィールドでありSOF46の直ぐ後に続く。
宛先アドレス・フィールド50はそのフレームの宛先であ
るチャネル即ち制御装置のリンクレベル機構を識別し、
予定された受信装置であるリンクレベル機構への経路を
そのフレームに指定するのに用いられる。宛先アドレス
・フィールド50は動的スイッチ10を介してどの物理的接
続を行なうべきかかつそのフレームをどの宛先に経路指
定すべきかを決定するのに用いられる。もし接続がなけ
れば、すなわち、ポートPが非活動状態であり、かつ使
用中でないか又は動的スイッチ拒絶状態が存在しなけれ
ば、接続が行なわれてそのフレームは宛先ポートに経路
指定される。
【0037】発信元アドレス・フィールド52は宛先アド
レス・フィールド50の直ぐ後に続き、リンクレベルの送
信機構を識別する。
【0038】リンクレベルの機構は、それが送る任意の
フレームの発信元アドレス・フィールドにその割当てら
れたリンク・アドレスを挿入することによりフレームの
発信元としての識別を可能にする。有効な発信元アドレ
ス52を有するフレームが受取られると、大抵の場合、発
信元アドレス52は将来の要求フレームの次の応答フレー
ム中の同じリンクレベル機構に対する宛先アドレスとし
て用いられる。
【0039】リンク制御フィールド54はフレームのタイ
プ及びフォーマットを示す。リンク見出し40の最後のフ
ィールドであるリンク制御フィールド54は発信元アドレ
ス・フィールド52の直ぐ後に続く。本発明の目的のため
に、リンク制御フィールド54はフレームがリンク制御フ
レームであるか装置フレームであるかを示す。フレーム
がリンク制御フィールドであるとき、リンク制御フィー
ルド54はフレームの機能も示す。これらの機能の中に
は、動的スイッチ・ポート拒絶、リンクレベル拒絶、リ
ンクレベル使用中、動的スイッチ・ポート使用中及びリ
ンクレベル機構の状況を報告するために必要な他の機能
がある。
【0040】情報フィールド42はリンク見出し40に続く
最初のフィールドである。情報フィールドの大きさは特
定のフレームにより実行される機能による。例えば、前
述の理由コードは応答フレームの情報フィールド42で伝
達される。
【0041】リンク後書き44はEOF 48の直ぐ前に巡回冗
長検査(CRC) フィールド56を含む。CRC フィールド56は
冗長検査コードを含む。このコードは受信リンクレベル
機構で用いられ、フレームのビットの完全性に影響する
大抵のフレーム誤りを検出する。アドレス50及び52、リ
ンク制御54並びに情報42のフィールドはCRC 56を生成す
るのに用いられ、CRC 56によって保護される。
【0042】区切り文字EOF 48はフレームの伝送文字の
最後のストリングである。前述のように、これは誤りの
ないフレームの内容には現われえない伝送文字の特定の
列である。フレームを受取る間にEOF 48が現われると、
それはそのフレームの終了を知らせ、そのフレームの内
容の末尾で区切り文字EOF 48の直ぐ前の2つの伝送文字
をCRC 56として識別する。区切り文字EOF 48は適切なフ
レーム長検査のためのフレームの範囲も示す。
【0043】フレームが伝送中でないときは、リンクを
介して遊び文字が送られる。遊び文字は、データ値を持
たない特殊な文字であり、リンクの同期を維持する。特
殊な遊び文字のシーケンスは限られた通信の特殊なコマ
ンドを与えるためにも伝送される。
【0044】本明細書の流れ図に示す機能を実行するた
めにリンクレベル機構の各々はマイクロコード制御プロ
セッサを備える。
【0045】本発明では、要求ノード識別子(RID) 機能
は受信ノードの識別子を得る方法を提供する。ノード識
別子は、チャネル経路に接続された装置の、接続点がノ
ードを決定する場合の自己記述情報を含む。少なくとも
1つのチャネル経路に接続され、かつそれに自己記述情
報を供給できる製品は本明細書では自己記述製品(SPD)
と呼ばれる。ノード記述子のフォーマット及び内容は本
明細書の図12に関連して記述される。
【0046】RID フレームを受取ると、受信リンクレベ
ル機構はこのフレームが有効なノード識別子を有するか
どうかを検査する。通常の応答はIDR フレームである。
【0047】RID フレームの8バイト情報フィールドは
図5に示すフォーマットを有する。情報フィールドのフ
ォーマットはフレームの受信ノードが検査することもあ
り検査しないこともある。情報フィールドの検査が実行
されるとき、その情報フィールドの内容は前記定義され
たフォーマットと同じでなければならない。もし情報フ
ィールドが検査され前記定義されたフォーマットと異な
ることが分かれば、リンク・プロトコル誤りが検出され
る。
【0048】識別子応答(IDR)機能はRID機能が首尾よく
終了することを確認し、応答リンクレベル機構の独特の
ノード識別子を供給し、かつそのノード識別子の有効性
を示す。
【0049】IDRフレームは受取られるRIDフレームに応
答するときだけ送られる。図6はIDRフレームの64バイ
ト情報フィールドを示す。
【0050】フレームの受信ノードは情報フィールドの
部分を検査するかも知れない。もし受信ノードが情報フ
ィールドのバイト0〜3の内容を検査すれば、これらの
バイトは図6で定義されたフォーマットと同じでなけれ
ばならない。もし情報フィールドが検査され前記定義さ
れたフォーマットと異なることが分かれば、リンク・プ
ロトコル誤りが検出される。情報フィールドのバイト4
〜31はIDR フレームの発信元により0にセットされ、
IDR フレームの受信ノードはそれらを無視する。情報フ
ィールドのノード記述子部分の任意の検査及びその結果
生じる動作は図10及び図11に関連して詳細に説明す
る。
【0051】図7はRID フレームの受信に応答してリン
クレベル機構の論理的な流れを示すブロック図である。
ブロック60で、リンクレベル機構がRID フレームを受取
ると、リンクレベル機構はノード識別子の有効性を判定
し、ブロック61で、ノード識別子のフラグ・フィールド
内の適切なノードID有効性コードをセットする(図12
参照)。もし、そのノード識別子を得る間に、リンクレ
ベル機構が誤りを検出するか又は他のなんらかの理由に
よりノード記述子情報が疑わしい(即ち、無効である)
と判定すれば、リンクレベル機構は、ブロック61で、ID
R フレームで送られるノード記述子のフラグ・フィール
ド内のノードID有効性コードを値2にセットする。
【0052】RID フレームに応答して、リンクレベル機
構は、ブロック62で、ノード識別子のフラグ・フィール
ドに0又は2のノードID有効性コードを有するIDR フレ
ームを送る。リンクレベル機構のノード識別子は有効又
は無効に相違ないから、1の値のノードID有効性コード
がIDRフレームで送られることは決してない。
【0053】後で説明するようにリンクレベル機構が初
期化プロセスを継続するために隣接ノードの有効なノー
ド識別子情報を必要としない限り、IDR フレームの受信
ノードはフラグ・フィールド内のノードID有効性コード
の検査を要求されない。
【0054】初期化プロセスはリンクレベル及び装置レ
ベルの通信を持続できるチャネル経路のエレメントに必
要な条件を設定する。チャネル経路の一部分であるチャ
ネルのリンクレベル機構又は制御装置のリンクレベル機
構の各々について、初期化プロセスは一連の階層ステッ
プとみなすことができる。各ステップで、手順はその手
順が終了するまで指定されたシーケンスで実行される。
【0055】図8は図1のチャネル22及び24のようなチ
ャネル・リンクレベル機構の初期化手順の流れを示すブ
ロック図である。ブロック70で、チャネルはリンク初期
化を行ない、Serial I/O Architecture Ordered-Set/
Sequence Reception andProtocol for Managing Sequ
ence, IBM Technical Disclosure Bulletin, Vol.33, N
o. 10B, Pages 287-197, March 1991 に記述されてい
るようなリンク・プロトコルによりチャネルを初期化す
る。ブロック72で、チャネルは米国特許出願第07/57665
7号(1990年8月31日出願)明細書に記述されているような
チャネル・リンク・アドレス取得手順を実行する。ブロ
ック74で、チャネルはチャネル・ノード識別子取得手順
を実行する。チャネル・ノード識別子取得手順はチャネ
ル・リンクレベル機構が隣接ノード識別子を取得できる
手段を提供する。隣接ノード識別子はリンクの多端に接
続されたノードの識別に関連する。チャネル・ノード識
別子取得手順は図10に関連して更に詳細に説明する。
ブロック76で、チャネルは米国特許出願第07/576561号
(1990年8月31日出願)明細書に記述されているようなチ
ャネル論理経路設定手順の実行により初期化を終了す
る。
【0056】図9は制御装置リンクレベル機構の初期化
手順の流れを示すブロック図である。制御装置26〜29及
び動的スイッチ制御装置20はこの初期化手順を実行す
る。ブロック80で、制御装置リンク初期化手順が実行さ
れる。この初期化手順は図8のブロック70で実行された
手順に似ている。ブロック82で、前記米国特許出願第07
/576657号(1990年8月31日出願)明細書に記述されている
ように、制御装置リンク・アドレス取得が実行される。
ブロック84で、制御装置ノード識別子取得手順が実行さ
れ、制御装置リンクレベル機構は隣接するノード識別子
を取得できる。制御装置ノード識別子取得手順は後に図
11に関連して詳細に説明する。ブロック86で、制御装
置は、前記米国特許出願第07/576561号(1990年8月31日
出願)明細書に記述されているような制御装置論理経路
設定手順を実行することにより初期化を終了する。
【0057】制御装置リンクレベル機構は前記米国特許
出願第07/576561号 (1990年8月31日出願) 明細書に記述
されているようなチャネル・リンクレベル機構が要求す
る論理経路を設定する。
【0058】もし手順がリンク使用中状態に出会えば、
この手順は、リンク使用中状態がもはや存在しなくなり
かつこの手順が成功するか、又はリンク使用中状態以外
の状態に出会ってその状態のために定義されたプロトコ
ルが取るべき動作を決定するまで再試行される。リンク
使用中状態の再試行は、他のリンクレベル機構により手
順を終了する試みが行なわれるまで据置くことができ
る。
【0059】もしリンク誤り又はポート拒絶フレームの
ために手順が成功しなければ、その手順は再試行され
る。リンク誤り又はポート拒絶のために実行される再試
行の数は2回以上の所望の回数に決めることができる。
もし最後の再試行で手順が成功しなければ、初期化プロ
セスの当該部分は中止され、どの初期化手順が成功しな
かったかにより、チャネル・リンクレベル機構又は制御
装置リンクレベル機構の全部又は一部分は初期化されな
いとみなされる。前に成功しなかった初期化手順の終了
を必要とする次の動作又は機能は、成功しなかった手順
の再試行を行なわせる。もしこの手順が再試行で成功す
れば、まだ実行されていない残りの手順の実行が試みら
れる。もし残りの手順が成功すれば、その動作又は機能
はチャネル経路で試みられる。もし手順が再試行で成功
しなければ、その動作手順は試みられず、その動作又は
機能はチャネル経路では試みられない。
【0060】図8及び図9に示す初期化ステップの階層
は初期化プロセス内で後戻りを生じる誤り又は他の事象
があるときも追従される。前に終了したステップで達成
された結果がもはや有効ではないことを、誤り又は他の
事象が示すとき、階層内の当該ステップ及び起こりうる
次のステップに関連した情報は捨てられるか又はもはや
最新のノード識別子情報ではないとみなされることがあ
り、影響を受けたリンクレベル機構又は動的スイッチ・
ポートの初期化プロセスは影響を受けた全てのステップ
について反復される。
【0061】最新ではなくなったノード識別子は、リン
クレベル機構に接続された最後の既知のノードを識別す
るが、ある事象例えば信号脱落状態の結果として、構成
変更が起きていないことがあるから、最新の接続された
ノードを反映しないかも知れない。例えば、もし制御装
置リンクレベル機構が、リンク間隔よりも長く存続して
いる信号脱落状態のため、前に動作しているとみなされ
たリンクは今は動作していないと観察すれば、制御装置
リンクレベル機構は識別されなくなり、当該リンクのた
めに設定された論理経路はどれも取り除かれ、かつ隣接
するノード識別子を捨てたり隣接するノード識別子はも
はや最新ではないとみなすことがある。このような状況
のため、信号脱落状態がもしや存在しないとき、初期化
プロセスはリンク初期化手順を再び開始する。
【0062】図10は図8のチャネル・ノード識別子取
得手順74の流れを示すブロック図である。
【0063】ブロック90で、チャネル・リンクレベル機
構は、チャネルがそのリンク・アドレスを取得すると直
ちにノード識別子要求(RID) フレームを送って隣接ノー
ド識別子を取得しようと試みる。RID フレームは前述の
ようにリンク制御フレームである。ブロック91で、チャ
ネル・リンクレベル機構はブロック90で送られた RIDフ
レームに応答する受信ノードを検査する。ブロック92
で、隣接リンクレベル機構の応答はノード識別子情報を
含む識別子応答フレーム(IDR) である。ノードID有効性
コードの検査はブロック94及び95で行なわれる。前に説
明したように、IDR フレームはリンク制御フレームであ
る。
【0064】ブロック91で識別された応答がブロック11
2 に示すようなリンク・アドレス取得誤りによるリンク
レベル拒絶フレームであるとき、チャネル・リンクレベ
ル機構は経路110 でチャネル・ノード識別子取得を再試
行する。
【0065】ブロック91で何も受信しないか誤りを受信
し、又はブロック91で識別された応答がIDRフレームで
もなく、ブロック113に示すようなリンク・アドレス取
得誤りによるリンクレベル拒絶フレームでもないとき、
チャネル・リンクレベル機構はそのチャネルがブロック
104 で首尾よくノード識別子を取得することを要求され
るかどうかを判定する検査を行なう。
【0066】ブロック94及び95で、チャネル・リンクレ
ベル機構は受取ったIDR フレームのノード記述子フラグ
・フィールドにあるノードID有効性コードを検査する。
ノードID有効性コードがブロック94に示すように0であ
るとき、チャネル・リンクレベル機構は、受取った32バ
イト・ノード記述子を、ブロック96で有効な表示を有す
る隣接ノードのノード記述子として設定し、チャネル・
ノード識別子取得は終了する。そしてノード識別子取得
手順はブロック97で出口に達し、チャネル初期化手順は
前述のように続行される。
【0067】ブロック95に示すようにノードID有効性コ
ードが0でないとき、ブロック 100及びブロック101で
下記の状態が検査される。ブロック100に示すようにノ
ード記述子が予め設定されておりかつそのノードID有効
性コードは有効ではあるが最新ではないとき、ブロック
102 でチャネル・リンクレベル機構は有効の表示を有す
るが最新ではない隣接ノードとして現在のノード記述子
を設定するか又は無効の表示を有するノード記述子を設
定する。ブロック101 に示すようにノード記述子が予め
設定されていないか又は予め設定されたノード記述子が
検査されないとき、ブロック 103でチャネル・リンクレ
ベル機構は無効の表示を有するノード記述子を設定す
る。
【0068】ブロック102、103又は113の動作の後、ブ
ロック104で、チャネルがノード識別子を首尾よく取得
する必要があるかどうかを判定する検査が行なわれる。
チャネルが隣接ノードのノード識別子に含まれた情報を
必要とせずかつ据置きが許されるとき、チャネル・リン
クレベル機構は、その隣接ノードのノード識別子を取得
する試みが不成功であったとしても、もし適切ならば、
そのチャネルの経路でこの機構及び他の制御装置リンク
レベル機構の初期化を続けることができる。ブロック 1
08で、リンク誤り、ポート拒絶状態、リンクレベル使用
中状態又はポート使用中状態が生じたかどうかを判定す
る検査が行なわれる。ブロック108 にこれらの状態のど
れかが存在するとき、ブロック109 で、これらの状態が
存在しなくなるまで、チャネル・ノード識別子取得の再
試行を据置くことができる。これらの状態が存在しない
とき、経路110 で示すように、チャネル・ノード識別子
取得の再試行が試みられる。
【0069】経路105 に示すようなチャネル・ノード識
別子取得の据置き及び初期化プロセスの続行により、有
効かつ最新のノード識別子の取得が成功しなくても、論
理経路の設定又はリンクレベル機能及び装置レベル機能
の実行は妨げられない。
【0070】チャネルがその隣接ノードの有効かつ最新
のノード識別子に含まれた情報を必要とするとき、ブロ
ック106 で再試行の成否を判定する検査が行なわれる。
再試行が最後には成功すると予想される理由があると
き、経路110 で示すように、チャネル・リンクレベル機
構は有効かつ最新のノード識別子が取得されるまでチャ
ネル・ノード識別子取得を再試行する。次の再試行が成
功しないと推測される理由があるとき、初期化プロセス
はブロック107 で中止される。
【0071】もし有効かつ最新のノード記述子の取得前
にリンク付随の報告のような機能にノード記述子を設け
る必要があれば、チャネルはノードID有効性コード1
(有効であるが最新ではないことを示す)又は2(無効
であることを示す)により適切に隣接ノードのノード記
述子を送る。
【0072】リンクの初期化プロセスのチャネル・リン
ク・アドレス取得部分へ後戻りさせる状態が生じると、
既に説明したように、チャネル・リンクレベル機構は隣
接ノード識別子を捨てるか又は隣接ノード識別子がもは
や最新ではないとみなすことがある。条件が許せば、チ
ャネル・リンクレベル機構は接続されたノードの最新の
ノード識別子を取得しようと試みる。
【0073】図11は図9の制御装置ノード識別子取得
手順84の流れを示すブロック図である。
【0074】ブロック150で、制御装置リンクレベル機
構はノード識別子要求(RID)フレームを送って隣接ノー
ド識別子を取得しようと試みる。前述のように、RID フ
レームはリンク制御フレームである。ブロック151 で、
制御装置リンクレベル機構はブロック150で送られたRID
フレームに応答する受信ノードを検査する。ブロック15
2 で、隣接リンクレベル機構の応答は、ノード識別子情
報を含む識別子応答フレーム(RID) であり、ノードID有
効性コードの検査はブロック153及び154で行なわれる。
前述のように、IDRフレームはリンク制御フレームであ
る。
【0075】ブロック151で何も受信しないか誤りを受
信し、又はブロック151で識別された応答がブロック159
に示すようなIDRフレームでもないとき、制御装置リン
クレベル機構はその制御装置がブロック165 で首尾よく
ノード識別子を取得することを要求されるかどうかを判
定する検査を行なう。
【0076】ブロック153及び154で、制御装置リンクレ
ベル機構は受取ったフレームのノード記述子フラグ・フ
ィールド内のノードID有効性コードを検査する。ブロッ
ク153 に示すように、ノードID有効性コードが0であれ
ば、制御装置リンクレベル機構は受取った32バイト・ノ
ード記述子をブロック155 で有効の表示を有する隣接ノ
ードのノード記述子として設定し、ブロック156及び157
で検査を実行する。
【0077】ブロック156 で制御装置が動的スイッチ制
御装置であるかどうかを判定する検査が行なわれる。制
御装置が動的スイッチ制御装置でないとき、制御装置ノ
ード識別子取得は終了する。そしてノード識別子取得手
順は出口158 に達し、制御装置初期化手順は前述のよう
に続行される。制御装置が動的スイッチ制御装置である
とき、ブロック157 で全てのポートが隣接するノード識
別子を取得しているかどうかを判定する検査が行なわれ
る。全てのポートが隣接するノード識別子を取得してい
るとき、制御装置ノード識別子取得は終了している。そ
してノード識別子取得手順は出口158 に達し、制御装置
初期化手順は前述のように続行される。全てのポートが
隣接するノード識別子を取得していないとき、経路170
で示すように制御装置ノード識別子取得が次のポートに
ついて反復される。
【0078】ブロック154 に示すようにノードID有効性
コードが0ではないとき、ブロック160及び161で下記の
状態が検査される。ブロック160 に示すようにノード識
別子が予め設定されておりかつそのノードID有効性コー
ドは有効であるが最新ではないことを表わすとき、ブロ
ック162 で制御装置リンクレベル機構は現在のノード記
述子を有効ではあるが最新ではない表示を有する隣接ノ
ードとして設定するか又は無効の表示を有するノード記
述子を設定する。ブロック161 に示すようにノード記述
子は予め設定されていないか又は検査されないとき、ブ
ロック163 で制御装置リンクレベル機構は無効の表示を
有するノード記述子を設定する。
【0079】ブロック159、162又は163の動作の後、ブ
ロック165で制御装置が首尾よくノード識別子を取得す
る必要があるかどうかを判定する検査が行なわれる。制
御装置が隣接ノードのノード識別子に含まれた情報を必
要としないとき、制御装置リンクレベル機構はたとえそ
のノード識別子を取得する試みが成功しなかったとして
もその制御装置リンクレベル機構の初期化を続行するこ
とができる、即ち、ブロック164 で制御装置ノード識別
子取得の再試行を据置くことができる。
【0080】経路171 に示すような制御装置ノード識別
子取得の据置き及び初期化プロセスの続行により、有効
かつ最新のノード識別子の取得が成功しなくても、論理
経路の設定又はリンクレベル機能及び装置レベル機能の
実行は妨げられない。
【0081】制御装置がその隣接ノードの有効かつ最新
のノード識別子に含まれた情報を必要とするとき、ブロ
ック168 で再試行の成否を判定する検査が行なわれる。
再試行が最後には成功すると予想される理由があると
き、経路172 で示すように、制御装置リンクレベル機構
は有効かつ最新のノード識別子が取得されるまで制御装
置ノード識別子取得を再試行する。次の再試行が成功し
ないと推測される理由があるとき、初期化プロセスはブ
ロック169で中止される。
【0082】もし制御装置が有効かつ最新のノード記述
子を取得する前にリンク付随の報告のような機能にノー
ド記述子を設ける必要があれば、制御装置はノードID有
効性コード1(有効であるが最新ではないことを示す)
又は2(無効であることを示す)により適切に隣接ノー
ドのノード記述子を送る。
【0083】リンクの初期化プロセスの制御装置リンク
・アドレス取得部分へ後戻りさせる状態が生じると、既
に説明したように、制御装置リンクレベル機構は隣接ノ
ード識別子を捨てるか又は隣接ノード識別子がもはや最
新ではないとみなすことがある。条件が許せば、制御装
置リンクレベル機構は接続されたノードの最新のノード
識別子を取得しようと試みる。
【0084】動的スイッチ制御装置20は動的スイッチ10
の各ポートに接続されたリンクレベル機構のノード識別
子を取得しようと試みる。制御装置26〜29のリンクレベ
ル機構の各々は接続されたノードのノード識別子を取得
しようと試みる。
【0085】前述のように、図12はリンクレベル機構
に記憶されかつIDR フレームに応答してIDR フレームに
供給されるノード記述子の内容を示す図表である。ノー
ド記述子はコンピュータI/O システムに関して定義され
た各ノード記述子が1つのノードだけに特有であるよう
な独特の記述になるように設計される。ノード記述子は
IDRフレームの情報フィールド42に含まれる32バイト・
フィールドである。
【0086】ノード記述子のワード1〜7に含まれた28
バイトの情報は集合すると独特のノード識別子(ノードI
D)を与える。ノードIDは下記の2つの部分から成る。 1. 自己記述製品(SDP) ID:ノードIDの最初の26バイ
トはそのノードを決定するインタフェースを含むSDPを
識別する。SDP IDはSDPの外面に取付けられたシリアル
番号プレートに与えられた情報に対応する。 2. インタフェースID(タグ):ノードIDの最後の2バ
イトは関連した SDPインタフェースの物理的な位置を独
特に識別するインタフェース識別子(ID)を含む。
【0087】同じSDP IDを有するノードIDは同じインタ
フェースIDを用いてはならない。
【0088】フラグ:ワード0のバイト0はノード記述
子の選択されたフィールドが解釈される方法を記述す
る。ビット0〜7の意味は次のとおりである。 ビット記述 0〜2: ノードID有効性を表わす。ビット0〜2はワード
1〜7に含まれたノードIDの有効性を記述する3ビット
・コードを含む。コードとそれらの意味は次のとおりで
ある。 0:ノードIDは有効である。 1:ノードIDは有効であるが、それは最新ではないこと
がある。この値は、SDP が要求されたノードIDを取得し
ているが構成の変更を生じるかも知れない(リンクでの
信号の脱落のような)ある事象を次に観察しているとき
に用いられる。SDP はノードIDを再び取得することはで
きない。 2:ノードIDは無効である。SDP は要求されたノードID
を取得することができない。ノードID有効性フィールド
のほかは、ノード記述子は意味を持たない。 3〜7:予備。 3: ノードのタイプを表わす。0のとき、ビット3は
このノード記述子で記述されたノードが装置タイプのノ
ードであると指定する。1のときは、このノードはチャ
ネル・サブシステム・タイプのノードである。 4〜7: 予備。
【0089】ノード・パラメータ:ワード0のバイト1
〜3はノードに関する追加情報を含む。フラグ・フィー
ルドのビット3が0であり、これが装置タイプのノード
であることを表わすとき、ワード0のバイト1〜3の内容
は次のとおりである。 バイト記述 1: 予備で0にセットされる。 2: クラスを表わす。ワード0のバイト2は装置が属
するクラスを指定する8ビットのコードを含む。コード
とその意味は次のとおりである。 0: 未指定のクラス 1: 直接アクセス記憶装置 2: 磁気テープ 3: 装置レコード(入力) 4: 装置レコード(出力) 5: 印刷装置 6: 通信制御装置 7: 端末装置(普通画面) 8: 端末装置(回線モード) 9: 独立型チャネル対チャネル・アダプタ 10 : スイッチ 11〜255 : 予備。 3: 予備で0にセットされる。
【0090】フラグ・フィールドのビット3が1であ
り、これがチャネル・サブシステム・タイプのノードで
あることを表わすとき、ワード0のバイト1〜3の内容は
次のとうりである。 バイト記述 1: 予備であり0にセットされる。 2: クラスを表わす。ワード0のバイト2はインタフ
ェースが属するクラスを指定する8ビットのコードを含
む。コードとその意味は次のとおりである。 0: 未指定のクラス 1: チャネル経路 2: 集積チャネル対チャネル・アダプタ 3〜255: 予備。 3: 識別を表わす。ワード0のバイト3は指定された
インタフェースを含むチャネル経路のチャネル経路IDを
含む。
【0091】次の5つのフィールドの内容はSDP の外面
に取付けられたシリアル番号プレートに与えられた情報
に対応する。
【0092】タイプ番号:ワード1の全てのバイト及び
ワード2のバイト0〜1はSDP の6文字(0〜9)EBCDICのタ
イプ番号を含む。タイプ番号は必要ならば先行するEBCD
ICの0により右揃えされる。
【0093】モデル番号:ワード2のバイト2〜3及びワ
ード3のバイト0は、もし適用できれば、SDP の3文字
(0〜9又はアッパーケースA〜Z)EBCDICのモデル番号を含
む。モデル番号は必要なら先行するEBCDICの0により右
揃えされる。
【0094】製造業者:ワード3のバイト1〜3はSDPの
製造業者、例えば "IBM" を識別する3文字(0〜9又はア
ッパーケースA〜Z)EBCDICのコードを含む。
【0095】製造工場:ワード4のバイト0〜1はSDPの
製造工場を識別する2文字(0〜9又はアッパーケースA〜
Z)EBCDICの工場コードを含む。
【0096】シーケンス番号:ワード4のバイト2〜3、
ワード5〜6の全てのバイト及びワード7のバイト0〜1は
SDPの12文字(0〜9又はアッパーケースA〜Z)EBCDIC のシ
ーケンス番号を含む。シーケンス番号は必要なら先行す
るEBCDICの0により右揃えされる。
【0097】一連番号は製造工場表示とシーケンス番号
表示の連結から成る。
【0098】タグ:ワード7のバイト2〜3は先行する26
バイトのノード識別子により識別されるSDPインタフェ
ースの物理的識別子を含む。
【0099】前述のノード識別子取得手順で取得された
ノード識別子はプログラム制御の下にアセンブルし維持
できる構成のコンポーネントのインベントリで特に役立
ち、構成の相互接続を決定し、初期化された実際の構成
が所定の構成に一致するかどうかを判定し、直列I/O イ
ンタフェースで信号の脱落のような動作不良ののちに、
復元された構成と動作不良前に存在した構成とが一致す
るかどうかを判定し、とりわけ、プログラム制御の下に
故障コンポーネントを特定して識別することができる。
これらに手順の幾つかは米国特許出願第07/444190号(19
89年10月28日出願)、同第07/516387号(1990年4月30日出
願)、同第07/577448号 (1990年9月4日出願)及び同第07/
676603号(1991年3月28日出願)の明細書に記述されてい
る。
【0100】本発明の用法の1つは最も近い隣接ノード
のノード識別子を取得することであるが、リンクレベル
機構はどれも、RID フレーム中の宛先アドレス50を用い
て通信できる他のリンクレベル機構のどれかのノード識
別子を取得できる。そしてアドレス指定されたリンクレ
ベル機構は、IDRフレームの宛先アドレス50としてRIDフ
レームの発信元アドレスを用いて、そのノード識別子を
要求リンクレベル機構に返送する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いるデータ処理システムのI/Oシス
テムのブロック図である。
【図2】図1のI/Oシステムでデータを伝達するための
フレームを示す図である。
【図3】図2のフレームのリンク見出し部を示す図であ
る。
【図4】図2のフレームのリンク後書き部を示す図であ
る。
【図5】本発明のRID フレームの情報フィールドのフォ
ーマット及び内容を示す図である。
【図6】本発明のIDR フレームの情報フィールドのフォ
ーマット及び内容を示す図である。
【図7】RIDフレームの受信に応答してリンクレベル機
構によりIDRフレームを送付する論理的な流れ図であ
る。
【図8】チャネル・リンクレベル機構の初期化手順の論
理的な流れ図である。
【図9】制御装置リンクレベル機構の初期化手順の論理
的な流れ図である。
【図10】チャネル・ノード識別子取得手順の論理的な
流れ図である。
【図11】制御装置ノード識別子取得手順の論理的な流
れ図である。
【図12】図6のIDR情報フィールドで用いる、図1のI
/Oシステムのノードのノード記述子のフォーマット及び
内容を示す図である。
【符号の説明】
10 動的スイッチ 12 リンク 20 動的スイッチ制御装置 22 チャネルA 24 チャネルB 26 制御装置 30 複数の周辺装置D 38 フレーム・フォーマット 40 リンク見出し 42 情報フィールド 44 リンク後書き 46 フレーム開始区切り文字(SOF) 48 フレーム終了区切り文字(EOF) 50 宛先アドレス・フィールド 52 発信元アドレス・フィールド 54 リンク制御フィールド 56 巡回冗長検査(CRC) フィールド
フロントページの続き (72)発明者 ケネス・ジェームス・フレデリックス・ セニア アメリカ合衆国12603、ニューヨーク州 ポーキプシー、タマラック・ドライブ 21番地 (72)発明者 ユージェン・ポール・ヘファロン アメリカ合衆国12603、ニューヨーク州 ポーキプシー、ヒル・テラス 77番地 (72)発明者 ジェラルド・トーマス・モフィット アメリカ合衆国95123、カリフォルニア 州サンノゼ、コルヴィル・ドライブ 341番地 (72)発明者 アレン・サミュエル・メリット アメリカ合衆国12603、ニューヨーク州 ポーキプシー、ストン・パーク・ロード 21番地

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれが識別子を有する複数のノードを
    備えるコンピュータI/O システムにおいて、前記ノード
    の1つの識別子を要求する方法であって、 要求ノードから前記1つのノードに識別子要求フレーム
    を送るステップと、 前記識別子要求フレームに応答して、前記1つのノード
    から前記要求ノードに、前記1つのノードの識別子、及
    び前記識別子が有効な場合は第1の値を前記識別子が無
    効の場合は第2の値を有する有効性コードを含む識別子
    応答フレームを返送するステップと、 前記有効性コードの値に応答して、前記有効性コードが
    その第1の値を有するとき前記要求ノードで前記1つの
    ノードの識別子を要求された識別子として設定するステ
    ップとを含む前記ノードの1つの識別子を要求するノー
    ド識別方法。
  2. 【請求項2】前記1つのノードが前記要求ノードに最も
    近い隣接ノードであり前記要求ノードが最も近い隣接ノ
    ードに前記識別子要求フレームを送る請求項1の方法。
  3. 【請求項3】前記I/O システム中のノードの各々はアド
    レスを有し、前記識別子要求フレームは前記1つのアド
    レスが宛先アドレス・フィールドに含まれかつ前記要求
    ノードのアドレスが発信元アドレス・フィールドに含ま
    れ、前記識別子応答フレームは宛先フィールドにその要
    求ノードのアドレスを発信元フィールドに前記1つのノ
    ードのアドレスを有し、そして前記送付及び返送ステッ
    プの各々は前記識別子要求フレーム及び前記識別子応答
    フレームを、それぞれ、前記I/O システム中の発信元ア
    ドレスから宛先アドレスに経路指定する請求項1の方
    法。
  4. 【請求項4】前記1つのノードの識別子の送付は前記1
    つのノードに独特の識別子の送付を含む請求項1の方
    法。
  5. 【請求項5】前記独特の識別子は前記1つのノードを判
    定する自己記述製品の識別を含む請求項4の方法。
  6. 【請求項6】前記独特の識別子はその自己記述製品のク
    ラスを識別するクラス・フィールドを含む請求項5の方
    法。
  7. 【請求項7】前記識別は自己記述製品の外面に取付けら
    れた一連番号プレートに与えられた情報を含む一連番号
    フィールドを含む請求項6の方法。
  8. 【請求項8】前記独特の識別子は前記自己記述製品に関
    連したインタフェースの物理的位置を特定して識別する
    インタフェース・タグを含む請求項7の方法。
  9. 【請求項9】前記有効性コードがその第2の値を有する
    場合に、もし前記1つのノードの予め設定されたノード
    識別子が最新ではないならば第1の値を有し、もし前記
    1つのノードが予め設定された識別子を有するか又は予
    め設定されたノード識別子が有効ではないならば第2の
    値を有するノードID有効性の値を前記ノード識別子に送
    付するステップを含む請求項1の方法。
  10. 【請求項10】前記1つのノードのノード識別子の取得
    の再試行が成功するかどうかを判定し、もし前記試みが
    成功するならば前記1つのノードのノード識別子の取得
    を再試行し、もし前記試みが成功しないならば前記1つ
    のノードのノード識別子の取得の再試行を中止するステ
    ップ含む請求項9の方法。
  11. 【請求項11】前記要求ノードと前記1つのノードの間
    のリンクの状態を検査しかつもし前記リンクが動作可能
    であれば前記1つのノード識別子の取得を再試行するか
    又はもし前記リンクが動作不能であれば前記1つのノー
    ド識別子の取得の再試行を据置くステップを含む請求項
    10の方法。
JP4170679A 1991-08-27 1992-06-29 データ処理入出力システムにおけるノード識別方法 Expired - Lifetime JP2546950B2 (ja)

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US750356 1991-08-27
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