JP5320918B2 - ネットワークシステムおよびシステム試験プログラム - Google Patents

ネットワークシステムおよびシステム試験プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5320918B2
JP5320918B2 JP2008231531A JP2008231531A JP5320918B2 JP 5320918 B2 JP5320918 B2 JP 5320918B2 JP 2008231531 A JP2008231531 A JP 2008231531A JP 2008231531 A JP2008231531 A JP 2008231531A JP 5320918 B2 JP5320918 B2 JP 5320918B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information processing
data
identification information
node
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008231531A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010066933A (ja
Inventor
恭史 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2008231531A priority Critical patent/JP5320918B2/ja
Priority to US12/492,934 priority patent/US8595311B2/en
Publication of JP2010066933A publication Critical patent/JP2010066933A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5320918B2 publication Critical patent/JP5320918B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/46Interconnection of networks
    • H04L12/4604LAN interconnection over a backbone network, e.g. Internet, Frame Relay
    • H04L12/462LAN interconnection over a bridge based backbone
    • H04L12/4625Single bridge functionality, e.g. connection of two networks over a single bridge
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/10Packet switching elements characterised by the switching fabric construction

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)

Description

この発明は、データを転送するデータ転送装置に複数の情報処理装置を接続したネットワークシステム、情報処理装置および各情報処理装置に実行させるシステム試験プログラムに関する。
従来、スーパーコンピュータを構成するシステムの一つである計算システムは、例えば、128個のCPU(Central Processing Unit)や共有メモリが搭載された筐体がクロスバースイッチに複数接続される。
このような計算システムのように、情報処理を行なう処理部を、ノード間のデータ転送を行なうスイッチ部で複数接続するネットワークシステムでは、システムが適切に動作するように、システム運用開始前や運用中に試験や管理を行うことが重要である。そこで、このようなネットワークシステムに対する試験や管理に利用される技術が知られている(特許文献1参照)。
そのような技術の一つに、それぞれのノードにプログラムを実行させ、ノードからノードへデータを転送し、ネットワークステムの転送経路の試験や転送スイッチ部の負荷試験を行なうものが知られている。
特開2000−69119号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、各ノードに同一のプログラムを実行させて試験を行なうことができないという問題があった。つまり、各ノードは、プログラム中に用意された送信元と送信先の組合せに基づいてデータを送信する。組合せはノードごとにそれぞれ異なるものとなるため、例えば、システム内に4つのノードがあれば、ノードごとにそれぞれ4つの異なるプログラムを作成する必要があり、プログラムの作成に手間がかかっていた。
この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、各ノードに同一のプログラムを実行させてシステムの試験を行なうことが可能なネットワークシステム、ノードとしての情報処理装置および各ノードに実行させるシステム試験プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本願の開示するシステムは、データを転送するデータ転送装置に複数の情報処理装置を接続したネットワークシステムであって、前記情報処理装置のうちの一つであるマスタ情報処理装置は、自装置を含め各情報処理装置が全情報処理装置それぞれにデータを送信する順番とタイミングを制御する制御手段と、前記制御手段によって制御された順番とタイミングに基づいて、前記全情報処理装置に前記データを送信する送信手段とを備え、前記マスタ情報処理装置以外のスレーブ情報処理装置は、前記制御手段によって制御された順番とタイミングに基づいて、前記全情報処理装置に前記データを送信する送信手段を備えたことを要件とする。
また、本願の開示するプログラムは、データを転送するデータ転送装置に複数の情報処理装置を接続したネットワークシステムにおいて、前記情報処理装置のうちの一つであるマスタ情報処理装置を、自装置を含め各情報処理装置が全情報処理装置それぞれにデータを送信する順番とタイミングを制御する制御手段、前記制御手段によって制御された順番とタイミングに基づいて、前記全情報処理装置に前記データを送信する送信手段として機能させ、前記マスタ情報処理装置以外のスレーブ情報処理装置を、前記制御手段によって制御された順番とタイミングに基づいて、前記全情報処理装置に前記データを送信する送信手段として機能させることを要件とする。
本願の開示する装置の一つの態様によれば、各ノードに同一のプログラムを実行させてシステムの試験を行なうことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るネットワークシステムおよびシステム試験プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、本実施例に係るネットワークシステムの概要を説明する。図1は、本実施例に係るネットワークシステムの構成を示す図である。図1に示すように、ネットワークシステム100は、転送スイッチ部200に4つのノード300〜600を接続して構成される。なお、転送スイッチ部200に接続するノード数は2以上であればいくつでもよい。転送スイッチ部200は、例えばクロスバースイッチやルータなど、ノードから送信されたデータを受信し、指定された送信先へデータを転送する処理部である。ノード300〜600は、転送スイッチ部200がクロスバースイッチであれば複数のCPUや共有メモリを有する計算ノード、ルータであればサーバ装置など、情報処理を行なう処理部である。
本実施例では、このようなネットワークシステム100の転送経路の試験や転送スイッチ部200の負荷試験を行う場合、ノード300をマスタノード、他のノード400〜600をスレーブノードとする。そして、マスタノードであるノード300に、自ノードを含め各ノードが全ノードそれぞれにデータを送信する際の順番とタイミングを制御させている。具体的には、ノード300は、各ノードの識別情報を取得し、識別情報に基づいて送信元と送信先の組合せを作成する。そして、ノード300は、作成した組合せを記憶するとともに、スレーブノードであるノード400〜600に送信し、組合せのなかの送信先としての識別情報をどう選択していくかを指示する。各ノードは、ノード300より与えられた組合せのなかの送信先としての識別情報を、ノード300の指示どおりの順番で選択し、選択した識別情報で識別されるノードにデータを送信する。こうすることによって、送信先を決定するための経路一覧表を一つ一つのノードに固定のデータとして記憶させる必要はなく、各ノードに同一のプログラムを実行させてシステムの試験を行なうことが可能となる。また、ネットワークシステム100にノードの追加や削除があった場合でも、ノード300が再度各ノードの識別情報を取得すればよいので、ノードごとにそれぞれ4つの異なる経路一覧表を再作成するなどの手間を省くことができる。
次に、マスタノードであるノード300の構成について説明を行う。図2は、ノード300の構成を示すブロック図である。図2に示すように、ノード300は、試験実行制御部301と、テーブル記憶部302と、データ送受信部303と、識別情報取得部304とを備える。
試験実行制御部301は、自ノードを含め各ノードが全ノードそれぞれにデータを送信する順番を制御するためのテーブルを作成して各ノードに送信するとともに、各ノードがデータを送信するタイミングを制御する。具体的には、試験実行制御部301は、システムを管理するホストコンピュータなど(図示せず)からコマンドを受け取り、コマンドから試験の種別を判別する。試験の種別には、全パス疎通、全ポート通信、ランダム転送、1ポート集中の4種類がある。全パス疎通とは、各ノードが、送信先を重複することなく、かつ、ノードにデータを送信するたびに各ノードが同期してデータを送信する試験である。全ポート通信とは、各ノードが、予め決められた順番で送信先のノードを選択して同期をとることなくデータを送信する試験である。ランダム転送とは、各ノードが、任意に送信先のノードを選択して同期をとることなくデータを送信する試験である。1ポート集中とは、各ノードが、一つのノードに集中的に、かつ、データを送信するたびに同期してデータを送信する試験である。
試験の種別を判別した試験実行制御部301は、転送スイッチ部200に接続されるノード300〜600、つまり自ノードを含めた各ノードの識別情報を取得し、取得した識別情報各々を送信元とし、同一の識別情報各々を送信先とし、送信元と送信先とを任意に組み合わせたテーブルを作成する。
具体的に例を挙げて説明すると、図3に示すように、試験実行制御部301は、ノード300、つまり自ノードの識別情報「0」と、ノード400の識別情報「1」と、ノード00の識別情報「2」と、ノード00の識別情報「3」とを取得する。そして、試験実行制御部301は、識別情報「0」を送信元として、同じく自ノードの識別情報「0」を送信先として組み合わせたり、ノード400の識別情報「1」を送信元として、同じくノード400の送信情報「1」を送信先として組み合わせたりしたテーブルを作成する。さらに、試験実行制御部301は、テーブル内の送信先に対して序列を与える。例えば、図3に示したテーブルでは、送信先とした識別情報「0」には1番、送信先とした識別情報「1」には2番、送信先とした識別情報「2」には3番、送信先とした識別情報「3」には4番という序列が試験実行制御部301によって与えられる。なお、送信元と送信先の組合せに対して、さらに、開始アドレスと転送サイズとを対応付けたテーブルを作成してもよい。
そして、試験実行制御部301は、テーブルを作成すると、テーブル記憶部302にテーブルを格納するとともに、作成したテーブルをスレーブノードに送信する。このように、本開示の技術では、システム内の全ノードは、データ転送の際、マスタノードであるノード300によって作成されたテーブルを共通で用いる。
テーブルの送信後、試験実行制御部301は、試験の種別に応じて、それぞれ異なる制御パケットをスレーブノードに送信するとともに、試験の種別をデータ送受信部303に通知する。制御パケットには、上記した試験の種別に応じて、全パス疎通を指定するもの、全ポート通信を指定するもの、ランダム転送を指定するもの、そして、1ポート集中を指定するものがある。
制御パケットを送信後、試験実行制御部301は、いずれの種類の制御パケットを送信した場合でも、各スレーブノードから試験種別を認識した旨を示す制御パケットを受け取る。その際、試験実行制御部301は、試験種別を認識した旨を示す制御パケットの受け取りをノードごとにチェックするための同期制御テーブル(図示せず)をメモリ上に確保し、全ノードから制御パケットを受け取ったかを確認する。なお、同期制御テーブルのほかに、試験実行制御部301は、試験を制御するための試験制御テーブルとして、ランダム生成用シード値格納領域やデータ転送終了コード格納領域を設定するための排他制御テーブルをメモリ上に確保する。ランダム生成用シード値格納領域は、後述するデータ送受信部303が、ランダム転送の試験を実行する際、ランダムな値を取得するために必要なシード値を格納するための領域である。また、データ転送終了コード格納領域は、転送スイッチ部200から転送されるデータの受信が完了したか否かを管理するための領域である。
そして、試験実行制御部301は、全スレーブノードから試験種別を認識した旨を示す制御パケットを受け取ると、データの転送開始を指示する制御パケットを各スレーブノードに送信するとともに、データ送受信部303にもデータの転送開始を指示する。このように、試験実行制御部301は、各ノードのデータ転送開始が同期するように制御する。
ここで、試験実行制御部301は、試験の種別が全パス疎通である場合、および、1ポート集中である場合には、送信先が変わるたびにデータの転送開始の指示を各ノードに行う。つまり、全パス疎通を指定する制御パケットや1ポート集中を指定する制御パケットを受信したスレーブノードは、あるノードへのデータの送信後にデータ転送準備が完了した旨を示す制御パケットをマスタノードに返信するので、その際も、試験実行制御部301は、同期制御テーブルを用いて、全ノードから制御パケットを受け取ったかを確認する。そして、試験実行制御部301は、全スレーブノードからデータ転送準備が完了した旨を示す制御パケットを受け取ると、次のデータの転送開始を各ノードに指示する。このように、試験実行制御部301は、各ノードのデータ転送が、送信先が変わるたび同期するように制御する。一方、試験実行制御部301は、一定時間以内に全スレーブノードからデータ転送準備が完了した旨を示す制御パケットを受け取らない場合には、次のデータの転送開始の指示を中断し、試験を終了する。
テーブル記憶部302は、試験実行制御部301から図3に示すようなテーブルを受け取り記憶する。
データ送受信部303は、試験実行制御部301によって制御される順番とタイミングでデータを送信する。データの送信について、データ送受信部303は、具体的には、試験実行のためにデータ転送領域をメモリ上に確保し、確保したデータ転送領域内の一部を送信データ領域として設定し、試験用のデータを格納する。また、データ送受信部303は、試験実行中、他のノードから送信される試験用のデータを受信するために、メモリ上に確保したデータ転送領域内の一部をデータ受信領域として初期化する。以下では、データ送受信部303の具体的な動作の説明を試験の種別ごとに分けて、全パス疎通、全ポート通信、1ポート集中、ランダム転送の順に行う。
試験が全パス疎通の場合を説明する。データ送受信部303は、試験実行制御部301にデータの転送開始を指示されると、識別情報取得部304に自ノードの識別情報を取得するよう指示し、自ノードの識別情報を受け取る。そして、データ送受信部303は、図4に示すように、テーブル記憶部302に格納されたテーブルを参照し、例えば、識別情報「0」を受け取った場合には、送信元である識別情報「0」に対応づけられた送信先、つまり識別情報「0」を選択する。そして、データ送受信部303は、選択した識別情報「0」で識別されるノードにデータを送信する。識別情報「0」は、上記したようにノード300、つまり自ノードの識別情報であるので、データは自ノードへ折り返される。なお、送信元と送信先の組合せに対して、開始アドレスと転送サイズとが対応付けられている場合には、データ送受信部303は、識別情報に対応付けられた開始アドレスと転送サイズに基づいてメモリから送信するデータを読み出す。
そして、データ送受信部303は、試験実行制御部301から次のデータの転送開始を指示されると、テーブル内の送信先の識別情報に与えられた序列に従って、次に識別情報「1」を選択し、選択した識別情報「1」で識別されるノードにデータを送信する(その結果、ノード200がデータを受信する)。その後も、データ送受信部303は、同様に、試験実行制御部301からデータの転送開始指示を受ける毎に、序列に従って識別情報「2」を送信先として、あるいは、識別情報「3」を送信先として、データを送信する(その結果、ノード300やノード400がデータを受信する)。他のノードにおいても、同様にデータの転送開始の指示を受ける毎にデータの転送が行なわれるため、システム内でデータ転送が同期する。また、データ送受信部303は、試験用のデータの送信後にダミーパケットを送信することにより、データ送信先のノードにデータの受信完了を認識させる。つまり、前述の試験実行制御部301や後述するノード400におけるデータ送受信部401は、ダミーパケットを受信すると、データ転送終了コード格納領域にダミーパケットを書き込み、試験用のデータの受信が完了したことを認識する。
試験が全ポート通信の場合を説明する。データ送受信部303は、試験実行制御部301にデータの転送開始を指示されると、識別情報取得部304に自ノードの識別情報を取得するよう指示し、自ノードの識別情報を受け取る。そして、データ送受信部303は、テーブル記憶部302に格納されたテーブルを参照し、識別情報取得部304から受け取った識別情報と同じ識別情報(送信元)に対応付けられた識別情報(送信先)を選択し、選択した識別情報で識別されるノードにデータを送信する。ここで、データ送受信部303は、全パス疎通の場合と異なり、試験実行制御部301から次のデータの転送開始の指示を受けずに、テーブル内で送信先とされた識別情報に与えられた序列に従って、次の識別情報を選択し、選択した識別情報で識別されるノードにデータを送信する。このため、全ポート通信時には、各ノードによるデータ転送は非同期に行なわれる。その後も、データ送受信部303は、次の識別情報を選択し、選択した識別情報で識別されるノードに順次データを送信する。
試験が1ポート集中の場合を説明する。データ送受信部303は、試験実行制御部301にデータの転送開始を指示されると、テーブル記憶部302に格納されたテーブルを参照し、テーブル内で送信先とされた識別情報に与えられた序列に従って、まず、1番目の識別情報を選択する。そして、データ送受信部303は、選択した識別情報で識別されるノードにデータを送信する。ここで、データ送受信部303は、全パス疎通の場合と同様、試験実行制御部301から次のデータの転送開始の指示を受けて、序列に従って、次に、2番目の識別情報を選択し、選択した識別情報で識別されるノードにデータを送信する。その後も、データ送受信部303は、同様に、データの転送開始の指示を受ける毎に次の識別情報を選択し、選択した識別情報で識別されるノードに順次データを送信する。他のノードにおいても、同様にデータの転送開始の指示を受ける毎にデータの転送が行なわれるため、システム内でデータ転送が同期する。なお、各ノードが持つテーブルは、それぞれ共通であり、送信先の識別情報の順序も共通であることから、テーブル内で先頭の識別情報(送信先)から選択することで、同一ノードに対する集中したデータ転送を実現するようにしてもよい。また、試験が全パス疎通の場合と同様、データ送受信部303は、試験用のデータの送信後にダミーパケットを送信することにより、送信先のノードにデータの受信完了を認識させる。つまり、前述の試験実行制御部301や後述するノード400におけるデータ送受信部401は、ダミーパケットを受信すると、データ転送終了コード格納領域にダミーパケットを書き込み、試験用のデータの受信が完了したことを認識する。
試験がランダム転送の場合を説明する。データ送受信部303は、試験実行制御部301にデータの転送開始を指示されると、テーブル記憶部302に格納されたテーブルを参照し、テーブル内で送信先とされた識別情報を任意に選択する。そして、データ送受信部303は、選択した識別情報で識別されるノードにデータを送信する。ここで、データ送受信部303は、全パス疎通の場合と異なり、試験実行制御部301から次のデータの転送開始の指示を受けずに、テーブル内でデータ送信未完了の識別情報(送信先)を任意に選択する。そして、データ送受信部303は、選択した識別情報で識別されるノードにデータを送信する。他ノードにおいても、同様にデータの転送開始の指示を受けずにデータの転送が行なわれるため、各ノードのデータ転送が非同期になる。その後も、データ送受信部303は、次のデータ送信未完了の識別情報(送信先)を任意に選択し、選択した識別情報で識別されるノードに順次データを送信する。なお、データ送信未完了か否かは、例えば、送信先として設定した識別情報をメモリに格納していき、メモリに格納された識別情報以外を選択することで判定するようにしてもよい。
なお、試験がランダム転送の場合、データを一回の送信で送信するのではなく、データを分割し、何回かに分けて送信するようにしてもよい。例えば、図5に示すように、データ送受信部303は、テーブル記憶部302に格納されたテーブル内で識別情報「0」で識別されるノードに、データを4分割してデータ送信を4回に分けて行なう場合には、送信元の識別情報「0」と送信先の識別情報「0」の組合せを4つ生成して、1度に送信するデータの分量を示すサイズ「1/4」をそれぞれの組合せに対応付けてテーブルを再作成する。データを何回に分けて送信するかは、例えば、試験実行制御部301からシード値を受け取り、ランダム関数からデータサイズを複数に分割するなど、テーブル内の組合せごとに任意に決定してよい。そして、データ送受信部303は、試験実行制御部301にデータの転送開始を指示されると、テーブル記憶部302に格納されたテーブルを参照し、識別情報(送信先)を任意に選択する。そして、データ送受信部303は、選択した識別情報で識別されるノードに、指定された分量だけデータを送信する。
また、データ送受信部303は、転送スイッチ部200から自ノードに転送されたデータを受信し、実際に受信したデータと、本来受信するべきデータである期待値との比較を行なう。このような期待値は、例えば、ノード300が備えるメモリ上の所定の領域を用いて、予めデータ送信元となるノードごとに分けて記憶させておく。データ送受信部303が受信データを期待値と比較するタイミングは試験の種別によって異なる。全パス疎通の試験の場合には、データ送受信部303は、自ノードを含め各ノードから送信されたデータを受信するたびに、受信データと期待値との比較を行なう。全パス疎通試験の場合、データを受信する相手ノードの順番についてはテーブルから判断することができるので、データ送受信部303は、データを受信するたびに、現在受信したデータの比較対象となる期待値、つまり、受信データの送信元となる相手ノードに対応した期待値をメモリから読み出して、受信データと期待値とを比較する。
1ポート集中の試験の場合には、データ送受信部303は、データを受信するたびに受信データと期待値との比較を行なう。つまり、1ポート集中の場合も、全パス疎通試験の場合と同様に、自ノードがデータを受信する順番についてはテーブルから判断することができるので、データ送受信部303は、データを受信した際に、メモリ上の所定の領域に格納された、受信データの送信元に相当するノードに対応した期待値をメモリから読み出して、受信データと期待値とを比較する。
全ポート通信やランダム転送の試験の場合には、データ送受信部303は、自ノードを含め各ノードから送信された全てのデータの比較を、個々のノードからのデータ受信完了後に行なう。つまり、全ポート通信やランダム転送の試験の場合には、データ送受信部303は、全ノードからデータを受信完了した際に、メモリ上の所定の領域に格納された全期待値を読み出して受信データと比較する。そして、データ送受信部303は、比較結果をメモリの所定領域に格納する。このようにすれば、試験結果が正常であるか否かについては、メモリの所定領域に格納された比較結果に基づいて判断することができる。
受信データと期待値との比較の結果、データ送受信部303は、全パス疎通や1ポート集中の試験の場合、比較した受信データと期待値とが異なる場合には、例えば試験を中断するなど所定の処理を行なう。なお、表示部にエラーメッセージを表示するようにしてもよい。全ポート通信やランダム転送の試験の場合、データ送受信部303は、受信データと期待値との比較に応じて、例えば比較結果を格納するなど所定の処理を行なう。
識別情報取得部304は、自ノードの識別情報を取得する。具体的には、識別情報取得部304は、データ送受信部303から識別情報の取得にかかる指示を受け付けると、例えば、転送スイッチ部200との通信に使用する通信ポートのポート番号を取得し、データ送受信部303に出力する。
次に、スレーブノードであるノード400〜600の構成について説明を行う。図6は、ノード400の構成を示すブロック図である。図6に示すように、ノード400は、データ送受信部401と、テーブル記憶部402と、識別情報取得部403とを備える。なお、ノード400をスレーブノードの代表として説明し、他のノード500〜600については説明を省略する。
データ送受信部401は、マスタノードであるノード300の試験実行制御部301によって制御される順番とタイミングでデータを各ノードに送信する。データ送受信部401は、図3に示したテーブルをノード300から受信し、テーブル記憶部402に受信したテーブルを格納する。さらに、データ送受信部401は、試験の種別を指定する制御パケットを試験実行制御部301から受信する。以下にデータ送受信部401の具体的な動作の説明を、制御パケットによって指定される試験ごとに分けて、全パス疎通が指定された場合、全ポート通信が指定された場合、1ポート集中が指定された場合、ランダム転送が指定された場合の順に行なう。
全パス疎通が指定された場合を説明する。データ送受信部401は、ノード300から受信した制御パケットによって全パス疎通が指定されると、試験種別を認識した旨を示す制御パケットをマスタノードであるノード300に送信する。その後、データ送受信部401は、ノード300から転送開始を指示する制御パケットを受信するので、制御パケットを受信したタイミングで識別情報取得部403に自ノードの識別情報を取得するよう指示し、自ノードの識別情報を識別情報取得部403から受け取る。そして、データ送受信部401は、図4に示すように、テーブル記憶部402に格納されたテーブルを参照し、例えば、識別情報「1」を受け取った場合には、送信元である識別情報「1」に対応付けられた送信先、つまり識別情報「1」を選択する。そして、データ送受信部401は、選択した識別情報「1」で識別されるノードにデータを送信する。識別情報「1」は、上記したようにノード400、つまり自ノードの識別情報であるので、この場合、データは自ノードへ折り返される。
また、データ送受信部401は、全パス疎通の試験の際、自ノードを含め各ノードから送信されたデータを受信するたびに、受信データと期待値との比較を行なう。受信データと期待値との比較を行なった後、データ送受信部401は、データ転送準備が完了した旨を示す制御パケットをノード300に送信する。その後、データ送受信部401は、ノード300から転送開始を指示する制御パケットを受信するので、制御パケットを受信したタイミングで、テーブル内で送信先とされた識別情報に与えられた序列に従って、次の識別情報を選択する。例えば、データ送受信部401は、上記したように、図4に示したテーブル内で送信先とされた識別情報「1」を選択した後、次は識別情報「2」を選択し、選択した識別情報「2」で識別されるノードにデータを送信する。その後、データ送受信部401は、識別情報「1」や「2」の場合と同様に、選択した識別情報で識別されるノードにデータを順次送信する。また、データ送受信部401は、試験用のデータの送信後にダミーパケットを送信することにより、送信先のノードにデータの受信完了を認識させる。
全ポート通信が指定された場合のデータ送受信部401の動作については、受信データと期待値とを比較するタイミングが各々のデータを受信するたびではなく、全てのノードからデータを受信した後になる。また、比較結果についてはメモリの所定領域に格納される。このようにすれば、試験結果が正常であるか否かについては、メモリの所定領域に格納された比較結果に基づいて判断することができる。その他の動作は全パス疎通が指定された場合と同様であるので説明を省略する。
1ポート集中が指定された場合を説明する。データ送受信部401は、ノード300から受信した制御パケットによって1ポート集中が指定されると、試験種別を認識した旨を示す制御パケットをマスタノードであるノード300に送信する。その後、データ送受信部401は、ノード300から転送開始を指示する制御パケットを受信するので、制御パケットを受信したタイミングでテーブル記憶部402を参照し、テーブルに設定された送信先の識別情報に与えられた序列に従って、1番目の識別情報を選択する。そして、データ送受信部401は、選択した識別情報で識別されるノードにデータを送信する。
1ポート集中の試験では、各ノードから一つのノードに対してデータが集中的に送信されるので、データ送受信部401は、各ノードからデータを受信したときのみ受信データと期待値との比較を行なう。データの送信、あるいはデータの比較を行った後、データ送受信部401は、データ転送準備が完了した旨を示す制御パケットをノード300に送信する。その後、データ送受信部401は、ノード300から転送開始を指示する制御パケットを受信するので、テーブル内で送信先とされた識別情報に与えられた序列に従って、2番目の識別情報を選択する。そして、データ送受信部401は、選択した識別情報で識別されるノードにデータを送信する。以後、データ送受信部401は、同様に識別情報を選択し、選択した識別情報で識別されるノードにデータを順次送信する。また、試験が全パス疎通の場合と同様、データ送受信部401は、試験用のデータの送信後にダミーパケットを送信することにより、送信先のノードにデータの受信完了を認識させる。
ランダム転送が指定された場合を説明する。データ送受信部401は、ノード300から受信した制御パケットによってランダム転送が指定されると、試験種別を認識した旨を示す制御パケットをマスタノードであるノード300に送信する。その後、データ送受信部401は、ノード300から転送開始を指示する制御パケットを受信するので、制御パケットを受信したタイミングでテーブル記憶部402を参照し、識別情報(送信先)を任意に選択し、選択した識別情報で識別されるノードにデータを送信する。その後も、データ送受信部401は、識別情報(送信先)を任意に順次選択し、選択した識別情報で識別されるノードにデータを順次送信する。テーブル内で送信先とされた全ての識別情報を選択してデータを送信した後、データ送受信部401は、受信したデータと期待値との比較を行なう。そして、データ送受信部401は、比較結果をメモリの所定領域に格納する。このようにすれば、試験結果が正常であるか否かについては、メモリの所定領域に格納された比較結果に基づいて判断することができる。
テーブル記憶部402は、データ送受信部401から図3に示すようなテーブルを受け取り記憶する。
識別情報取得部403は、自ノードの識別情報を取得する。具体的には、識別情報取得部403は、データ送受信部401から識別情報の取得にかかる指示を受け付けると、例えば、転送スイッチ部200との通信に使用する通信ポートのポート番号を取得し、データ送受信部401に出力する。
次に、マスタノードであるノード300による処理の流れを説明する。図7は、ノード300による処理の流れを示すフローチャートである。図7に示す処理フローは、ネットワークシステムの作動中に繰り返し実行される。
図7に示すように、まず、ノード300は、ホストコンピュータなどからコマンドを受け取ることにより、試験の種別を指示されると(ステップS101肯定)、ネットワークシステム100の構成情報を取得し(ステップS102)、送信元と送信先の組合せを作成する(ステップS103)。そして、ノード300は、作成した組合せをスレーブノードであるノード400〜600に送信する(ステップS104)。
そして、ノード300は、試験の種別が全パス疎通である場合には(ステップS105肯定)、全パス疎通の試験に関する処理を行なう(ステップS200)。一方、ノード300は、試験の種別が全ポート通信である場合には(ステップS105否定かつステップS106肯定)、全ポート通信の試験に関する処理を行なう(ステップS300)。一方、ノード300は、試験の種別が1ポート集中である場合には(ステップS105否定かつステップS106否定かつステップS107肯定)、1ポート集中の試験に関する処理を行なう(ステップS400)。一方、ノード300は、試験の種別がランダム転送である場合には(ステップS105否定かつステップS106否定かつステップS107否定)、ランダム転送の試験に関する処理を行なう(ステップS500)。そして、ノード300は、S200、S300、S400あるいはS500の処理が終了すると、図7の処理を終了する。
次に、図8を用いて、図7にステップS200として示したノード300による全パス疎通の試験に関する処理を説明する。図8は、ノード300による全パス疎通の試験に関する処理の流れを示すフローチャートである。
図8に示すように、まず、ノード300において試験実行制御部301は、全パス疎通を指定する制御パケットをスレーブノードであるノード400〜600に送信する(ステップS201)。そして、試験実行制御部301は、ノード400〜600全てから試験種別を認識した旨を示す制御パケットを受け取ると(ステップS202肯定)、データの転送開始を指示する制御パケットをノード400〜600に送信する(ステップS203)。
そして、データ送受信部303は、識別情報取得部304によって自ノードの識別情報を取得し(ステップS204)、テーブル記憶部302に格納されたテーブル内で、取得した識別情報(送信元)対応する識別情報(送信先)を選択し(ステップS205)、選択した識別情報で識別されるノードにデータを送信する(ステップS206)。全パス疎通の試験の場合、データ送信後に転送スイッチ部200からデータが自ノード宛てに転送されるため、データ送受信部303は、転送スイッチ部200から受け取ったデータを自身が保持する期待値と比較する(ステップS207)。比較の結果、データ送受信部303は、受信データと期待値が一致しない場合には(ステップS208否定)、試験を中断し(ステップS213)、処理を終了する。
一方、データ送受信部303による比較の結果、受信データと期待値が一致し(ステップS208肯定)、テーブル内の全ての送信先にデータを送信していない場合には(ステップS209否定)、試験実行制御部301は、ノード400〜600全てからデータ転送準備が完了した旨を示す制御パケットを受信するまで待機する(ステップS210)。そして、試験実行制御部301は、ノード400〜600全てからデータ転送準備が完了した旨を示す制御パケットを受け取ると(ステップS210肯定)、次の転送開始を指示する制御パケットをノード400〜600に送信する(ステップS211)。一方、試験実行制御部301は、ノード400〜600全てからデータ転送準備が完了した旨を示す制御パケットを受け取らない場合には(ステップS210否定)、試験を中断し(ステップS213)、処理を終了する。
試験実行制御部301により、次の転送開始を指示する制御パケットが送信された後、データ送受信部303は、テーブル内で送信先とされた識別情報に与えられた順序に従って次の識別情報を選択し(ステップS212)、ステップS206として示した処理に戻る。
ステップS206〜ステップS212の処理は、テーブル内の全ての送信先にデータが送信されるまで繰り返される。試験実行制御部301は、データ送受信部303によって全ての送信先にデータが送信されると(ステップS209肯定)、全パス疎通の試験に関する処理を終了する。なお、データの受信処理に関しては適宜行なわれるものであり、図8の処理フロー中では省略する。
次に、図9を用いて、図7にステップS300として示したノード300による全ポート通信の試験に関する処理を説明する。図9は、ノード300による全ポート通信の試験に関する処理の流れを示すフローチャートである。
図9に示すように、まず、ノード300において試験実行制御部301は、全ポート通信を指定する制御パケットをスレーブノードであるノード400〜600に送信する(ステップS301)。そして、試験実行制御部301は、ノード400〜600全てから試験種別を認識した旨を示す制御パケットを受け取ると(ステップS302肯定)、転送開始を指示する制御パケットをノード400〜600に送信する(ステップS303)。
そして、データ送受信部303は、識別情報取得部304によって自ノードの識別情報を取得し(ステップS304)、テーブル記憶部302に格納されたテーブル内で、取得した識別情報(送信元)対応する識別情報(送信先)を選択し(ステップS305)、選択した識別情報で識別されるノードにデータを送信する(ステップS306)。データ送受信部303は、テーブル内の全ての送信先にデータを送信していない場合には(ステップS307否定)、テーブル内の送信先に与えられた順序に従って次の識別情報を選択し(ステップS308)、ステップS306として示した処理に戻る。そして、データ送受信部303は、全ての送信先にデータを送信した後(ステップS307肯定)、受け取ったデータを期待値と比較し、比較結果を格納して(ステップS309)処理を終了する。なお、データの受信処理に関しては適宜行なわれるものであり、図9の処理フロー中では省略する。
次に、図10を用いて、図7にステップS400として示したノード300による1ポート集中の試験に関する処理を説明する。図10は、ノード300による1ポート集中の試験に関する処理の流れを示すフローチャートである。
図10に示すように、まず、ノード300において試験実行制御部301は、1ポート集中を指定する制御パケットをスレーブノードであるノード400〜600に送信する(ステップS401)。そして、試験実行制御部301は、ノード400〜600全てから試験種別を認識した旨を示す制御パケットを受け取ると(ステップS402肯定)、転送開始を指示する制御パケットをノード400〜600に送信する(ステップS403)。
そして、データ送受信部303は、テーブル記憶部302に格納されたテーブル内で送信先とされた識別情報に与えられた順序どおり、テーブルの1番目の識別情報(送信先)を選択し(ステップS404)、選択した識別情報で識別されるノードにデータを送信する(ステップS405)。1ポート集中の試験では、各ノードにおいて、テーブルに設定された送信先の順序が全て同じであるため、一つのノードに対してデータが集中的に送信され、データ送受信部303は、データを受信した場合にのみ(ステップS406肯定)、受信データを期待値と比較する(ステップS407)。比較の結果、データ送受信部303は、受信データと期待値が一致しない場合には(ステップS408否定)、試験を中断し(ステップS413)、処理を終了する。
一方、データ送受信部303による比較の結果、受信データと期待値が一致し(ステップS408肯定)、テーブル内の全ての送信先にデータを送信していない場合(ステップS409否定)、もしくは、データ送受信部303によるデータ送信後に(ステップS405)データを受信しておらず(ステップS406否定)、かつ、テーブル内の全ての送信先にデータを送信していない場合には(ステップS409否定)、試験実行制御部301は、ノード400〜600全てからデータ転送準備が完了した旨を示す制御パケットを受信するまで待機する(ステップS410)。そして、試験実行制御部301は、ノード400〜600全てからデータ転送準備が完了した旨を示す制御パケットを受け取ると(ステップS410肯定)、次の転送開始を指示する制御パケットをスレーブノードであるノード400〜600に送信する(ステップS411)。一方、試験実行制御部301は、ノード400〜600全てからデータ転送準備が完了した旨を示す制御パケットを受け取らない場合には(ステップS410否定)、試験を中断し(ステップS413)、処理を終了する。
試験実行制御部301により、次の転送開始を指示する制御パケットが送信された後、データ送受信部303は、テーブル内で送信先とされた識別情報に与えられた順序に従って次の識別情報を選択し(ステップS412)、ステップS405として示した処理に戻る。
ステップS405〜ステップS412の処理は、テーブル内の全ての送信先にデータが送信されるまで繰り返される。試験実行制御部301は、データ送受信部303によって全ての送信先にデータが送信されると(ステップS409肯定)、1ポート集中の試験に関する処理を終了する。なお、データの受信処理に関しては適宜行なわれるものであり、図10の処理フロー中では省略する。
次に、図11を用いて、図7にステップS500として示したノード300によるランダム転送の試験に関する処理を説明する。図11は、ノード300によるランダム転送の試験に関する処理の流れを示すフローチャートである。
図11に示すように、まず、ノード300において試験実行制御部301は、ランダム転送を指定する制御パケットをスレーブノードであるノード400〜600に送信する(ステップS501)。そして、試験実行制御部301は、ノード400〜600全てから試験種別を認識した旨を示す制御パケットを受け取ると(ステップS502肯定)、転送開始を指示する制御パケットをノード400〜600に送信する(ステップS503)。
そして、データ送受信部303は、テーブル記憶部302に格納されたテーブル内で送信先とされた識別情報から任意に識別情報を選択し(ステップS504)、選択した識別情報で識別されるノードにデータを送信する(ステップS505)。データ送受信部303は、テーブル内の全ての送信先にデータを送信していない場合には(ステップS506否定)、テーブル内で未選択の識別情報を任意に選択し(ステップS507)、ステップS505として示した処理に戻る。そして、データ送受信部303は、全ての送信先にデータを送信した後(ステップS506肯定)、受け取ったデータを期待値と比較し、比較結果を格納して(ステップS508)処理を終了する。なお、データの受信処理に関しては適宜行なわれるものであり、図11の処理フロー中では省略する。
次に、スレーブノードであるノード400による処理の流れを説明する。図12は、ノード400による処理の流れを示すフローチャートである。図12に示す処理フローは、ネットワークシステムの作動中に繰り返し実行される。
図12に示すように、まず、ノード400においてデータ送受信部401は、マスタノードであるノード300から送信元と送信先の組合せを受け取る(ステップS601)。そして、データ送受信部401は、試験の種別を指定する制御パケットをノード300から受け取る(ステップS602)。
そして、ノード400は、ノード300から受信した制御パケットが全パス疎通を指定する制御パケットである場合には(ステップS603肯定)、全パス疎通の試験に関する処理を行なう(ステップS700)。一方、ノード400は、ノード300から受信した制御パケットが全ポート通信を指定する制御パケットである場合には(ステップS603否定かつステップS604肯定)、全ポート通信の試験に関する処理を行なう(ステップS800)。一方、ノード400は、ノード300から受信した制御パケットが1ポート集中を指定する制御パケットである場合には(ステップS603否定かつステップS604否定かつステップS605肯定)、1ポート集中の試験に関する処理を行なう(ステップS900)。一方、ノード400は、ノード300から受信した制御パケットがランダム転送を指定する制御パケットである場合には(ステップS603否定かつステップS604否定かつステップS605否定)、ランダム転送の試験に関する処理を行なう(ステップS1000)。そして、ノード400は、、S700、S800、S900あるいはS1000の処理を終了すると、図12の処理を終了する。
次に、図13を用いて、図12にステップS700として示したノード400による全パス疎通の試験に関する処理を説明する。図13は、ノード400による全パス疎通の試験に関する処理の流れを示すフローチャートである。
図13に示すように、まず、ノード400においてデータ送受信部401は、試験種別を認識した旨を示す制御パケットをマスタノードであるノード300に送信する(ステップS701)。その後、データ送受信部401は、転送開始を指示する制御パケットをノード300から受け取る(ステップS702)。
そして、データ送受信部401は、識別情報取得部403によって自ノードの識別情報を取得し(ステップS703)、テーブル記憶部402に格納されたテーブル内で、取得した識別情報(送信元)対応する識別情報(送信先)を選択し(ステップS704)、選択した識別情報で識別されるノードにデータを送信する(ステップS705)。全パス疎通の試験の場合、データ送信後に転送スイッチ部200からデータが自ノード宛てに転送されるため、データ送受信部401は、転送スイッチ部200から受け取ったデータを自身が保持する期待値と比較する(ステップS706)。比較の結果、データ送受信部401は、受信データと期待値が一致しない場合には(ステップS707否定)、試験を中断し(ステップS712)、処理を終了する。
一方、データ送受信部401は、比較の結果、受信データと期待値が一致し(ステップS707肯定)、テーブル内の全ての送信先にデータを送信していない場合には(ステップS708否定)、データ転送準備が完了した旨を示す制御パケットをノード300に送信する(ステップS709)。その後、データ送受信部401は、次の転送開始を指示する制御パケットをマスタノードであるノード300から受け取り(ステップS710)、テーブル内で送信先とされた識別情報に与えられた順序に従って次の識別情報を選択し(ステップS711)、ステップS705として示した処理に戻る。
ステップS705〜ステップS711の処理は、テーブル内の全ての送信先にデータが送信されるまで繰り返される。データ送受信部401は、全ての送信先にデータを送信すると(ステップS708肯定)、全パス疎通の試験に関する処理を終了する。
次に、図14を用いて、図12にステップS800として示したノード400による全ポート通信の試験に関する処理を説明する。図14は、ノード400による全ポート通信の試験に関する処理の流れを示すフローチャートである。
図14に示すように、まず、ノード400においてデータ送受信部401は、試験種別を認識した旨を示す制御パケットをマスタノードであるノード300に送信する(ステップS801)。その後、データ送受信部401は、転送開始を指示する制御パケットをノード300から受け取る(ステップS802)。
そして、データ送受信部401は、識別情報取得部403によって自ノードの識別情報を取得し(ステップS803)、テーブル記憶部402に格納されたテーブル内で、取得した識別情報(送信元)対応する識別情報(送信先)を選択し(ステップS804)、選択した識別情報で識別されるノードにデータを送信する(ステップS805)。データ送受信部401は、テーブル内の全ての送信先にデータを送信していない場合には(ステップS806否定)、テーブル内で送信先とされた識別情報に与えられた順序に従って次の識別情報を選択し(ステップS807)、ステップS805として示した処理に戻る。そして、データ送受信部401は、全ての送信先にデータを送信すると(ステップS806肯定)、受け取ったデータを期待値と比較し、比較結果を格納して(ステップS808)処理を終了する。
次に、図15を用いて、図12にステップS900として示したノード400による1ポート集中の試験に関する処理を説明する。図15は、ノード400による1ポート集中の試験に関する処理の流れを示すフローチャートである。
図15に示すように、まず、ノード400においてデータ送受信部401は、試験種別を認識した旨を示す制御パケットをマスタノードであるノード300に送信する(ステップS901)。その後、データ送受信部401は、転送開始を指示する制御パケットをノード300から受け取る(ステップS902)。
そして、データ送受信部401は、テーブル記憶部402に格納されたテーブル内で送信先とされた識別情報に与えられた順序どおり、テーブルの1番目の識別情報(送信先)を選択し(ステップS903)、選択した識別情報で識別されるノードにデータを送信する(ステップS904)。1ポート集中の試験では、各ノードにおいて、テーブルに設定された送信先の順序が全て同じであるため、一つのノードに対してデータが集中的に送信され、データ送受信部401は、データを受信した場合にのみ(ステップS905肯定)、受信データを期待値と比較する(ステップS906)。比較の結果、データ送受信部401は、受信データと期待値が一致しない場合には(ステップS907否定)、試験を中断し(ステップS912)、処理を終了する。
一方、データ送受信部401は、比較の結果、受信データと期待値が一致し(ステップS907肯定)、テーブル内の全ての送信先にデータを送信していない場合(ステップS908否定)、もしくは、データ送信後に(ステップS904)、データを受信しておらず(ステップS905否定)、かつ、テーブル内の全ての送信先にデータを送信していない場合には(ステップS908否定)、データ転送準備が完了した旨を示す制御パケットをノード300に送信する(ステップS909)。その後、データ送受信部401は、転送開始を指示する制御パケットをノード300から受け取る(ステップS910)。制御パケットを受け取ると、データ送受信部401は、テーブル内で送信先とされた識別情報に与えられた順序に従って次の識別情報を選択し(ステップS911)、ステップS904として示した処理に戻る。
ステップS904〜ステップS911の処理は、テーブル内の全ての送信先にデータが送信されるまで繰り返される。データ送受信部401は、全ての送信先にデータを送信すると(ステップS908肯定)、1ポート集中の試験に関する処理を終了する。
次に、図16を用いて、図12にステップS1000として示したノード400によるランダム転送の試験に関する処理を説明する。図16は、ノード400によるランダム転送の試験に関する処理の流れを示すフローチャートである。
図16に示すように、まず、ノード400においてデータ送受信部401は、試験種別を認識した旨を示す制御パケットをマスタノードであるノード300に送信する(ステップS1001)。その後、データ送受信部401は、転送開始を指示する制御パケットをノード300から受け取る(ステップS1002)。
そして、データ送受信部401は、テーブル記憶部402に格納されたテーブル内で送信先とされた識別情報から任意の識別情報を選択し(ステップS1003)、選択した識別情報で識別されるノードにデータを送信する(ステップS1004)。データ送受信部401は、テーブル内の全ての送信先にデータを送信していない場合には(ステップS1005否定)、テーブル内で未選択の識別情報を任意に選択し(ステップS1006)、ステップS1004として示した処理に戻る。そして、データ送受信部401は、全ての送信先にデータを送信した後(ステップS1005肯定)、受け取ったデータを期待値と比較し、比較結果を格納して(ステップS1007)処理を終了する。
上述してきたように、本実施例に係るネットワークシステム100によれば、マスタノードであるノード300に、自ノードを含め各ノードが全ノードそれぞれにデータを送信する際の順番とタイミングを制御させるものとした。こうすることによって、送信先を決定するための経路一覧表を一つ一つのノードに固定のデータとして記憶させる必要がなくなるので、各ノードに同一のプログラムを実行させてシステムの試験を行なうことが可能となる。また、ネットワークシステム100にノードの追加や削除があった場合でも、ノード300が再度各ノードの識別情報を取得すればよいので、ノードごとにそれぞれ4つの異なる経路一覧表を再作成するなどの手間を省くことができる。
なお、図2や図6に示した本実施例に係るノード300やノード400の構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更できる。例えば、ノード300が備える試験実行制御部301と、データ送受信部303と、識別情報取得部304の機能をソフトウェアとして実装し、これをCPU(Central Processing Unit)で実行して、ノード300と同等の機能を実現できる。以下に、ノード300が備える試験実行制御部301と、データ送受信部303と、識別情報取得部304の機能をソフトウェアとして実装したシステム試験プログラムを実行するコンピュータの一例を示す。なお、システム試験プログラムには、ノード400が備える、データ送受信部401と、識別情報取得部403の機能もソフトウェアとして実装される。
図17は、システム試験プログラム541を実行するコンピュータ500を示す機能ブロック図である。このコンピュータ500は、各種演算処理を実行するCPU510と、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受を行なうネットワークインターフェース装置520と、各種情報を一時記憶するRAM(Random Access Memory)530と、ROM540とをバス550で接続して構成される。
そして、ROM540には、図2に示した試験実行制御部301と、データ送受信部303と、識別情報取得部304と同様の機能を有するシステム試験プログラム541が記憶される。
そして、CPU510がシステム試験プログラム541をROM540から読み出してRAM530に展開すると、システム試験プログラム541は、システム試験プロセス531として機能するようになる。そして、システム試験プロセス531は、各種処理で生成された情報等を適宜RAM530上の自身に割り当てられた領域に展開し、この展開したデータ等に基づいて各種データ処理を実行する。
なお、上記のシステム試験プログラム541は、必ずしもROM540に格納されている必要はなく、メモリーカード等の記憶媒体に記憶されたこのプログラムを、コンピュータ500が読み出して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等を介してコンピュータ500に接続される他のコンピュータ(またはサーバ)等にこのプログラムを記憶させておき、コンピュータ500がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
なお、上記の実施例では、試験実行制御部301が、テーブル内で送信先とした識別情報に与えられた序列で送信先を決定するものとして説明したが、本開示の技術は、これに限定されるものではなく、送信元の識別情報のテーブルと、送信先の識別情報のテーブルとが個別に作成され、各テーブルの対応付けを変更して送信先を決定するようにしてもよい。以下では、図18〜図21を用いて、その場合の各ノードの具体的な処理動作を説明する。
図18に示すように、ノード300における試験実行制御部301は、転送スイッチ部200に接続されるノード300〜600、つまり自ノードを含めた各ノードの識別情報を取得すると、識別情報が送信元として設定されたテーブル、および、識別情報が送信先として設定されたテーブルをそれぞれ作成する。そして、試験実行制御部301は、各テーブルをテーブル記憶部302にテーブルを格納するとともに、スレーブノードに送信する。このようなテーブルが作成された場合の、ノード300におけるデータ送受信部303やノード400におけるデータ送受信部401の具体的な動作を試験の種別ごとに分けて、以下に、全パス疎通、全ポート通信、1ポート集中、ランダム転送の順に説明する。
試験が全パス疎通、または、全ポート通信の場合を説明する。ノード300におけるデータ送受信部303は、上記の実施例と同様、試験実行制御部301にデータの転送開始を指示されると、識別情報取得部304に自ノードの識別情報を取得するよう指示し、自ノードの識別情報を受け取る。そして、データ送受信部303は、図19に示すように、テーブル記憶部302に格納された各テーブルを参照し、例えば、識別情報「0」を受け取った場合には、送信先が設定されたテーブル内の識別情報のうち、送信元が設定されたテーブル内の識別情報「0」(自ノードの識別情報)に対応する識別情報「0」を選択する。選択後の処理については上記の実施例と同様であるので説明を省略する。
次回の識別情報を選択時には、データ送受信部303は、図18に示すように、送信先が設定されたテーブル内の識別情報をシフトすることで、各テーブル内の識別情報の対応関係を組み替え、送信先が設定されたテーブル内において、送信元が設定されたテーブル内の識別情報「0」(自ノードの識別情報)に対応する識別情報「1」を選択する。その後も、データ送受信部303は、図18に示すように、識別情報の対応関係を組み替え、全ての識別情報を選択する。なお、他のノードにおけるデータ送受信部の処理動作については、データ送受信部303と同様であるので、説明を省略する。
試験が1ポート集中の場合を説明する。各ノードにおけるデータ送受信部は、試験実行制御部301にデータの転送開始を指示されると、自ノードの識別情報を取得する。そして、ノード300におけるデータ送受信部303は、図20に示すように、テーブル記憶部302に格納された各テーブルを参照し、例えば、識別情報「0」を受け取った場合には、送信先が設定されたテーブル内の識別情報「0」が、送信元が設定されたテーブル内の識別情報「0」(自ノードの識別情報)に対応するまで識別情報の対応関係を組み替える。なお、図20では、識別情報の対応関係を組み替える必要はなく、最初のデータ転送開始時には、各テーブルはテーブル記憶部302に格納されたままの状態が維持される。
一方、ノード400におけるデータ送受信部401は、図20に示すように、テーブル記憶部402に格納された各テーブルを参照し、例えば、識別情報「1」を受け取った場合には、送信先が設定されたテーブル内の識別情報「0」が、送信元が設定されたテーブル内の識別情報「1」(自ノードの識別情報)に対応するまで識別情報の対応関係を組み替える。ノード500やノード600におけるデータ送受信も、テーブル記憶部に格納された各テーブルに対し、同様の組み替え処理を行なう。
そして、その後の識別情報の選択時には、各ノードのデータ送受信部は、全パス疎通や前ポート通信の試験と同様、図20に示すように、送信先が設定されたテーブル内の識別情報をシフトすることで、各テーブル内の識別情報の対応関係を組み替え、送信先が設定されたテーブル内における識別情報のうち、送信元が設定されたテーブル内の自ノードの識別情報に対応する識別情報を選択していく。
試験がランダム転送の場合を説明する。ノード300におけるデータ送受信部303は、上記の実施例と同様、試験実行制御部301にデータの転送開始を指示されると、識別情報取得部304に自ノードの識別情報を取得するよう指示し、自ノードの識別情報を受け取る。そして、データ送受信部303は、図21に示すように、テーブル記憶部302に格納され、送信先が設定されたテーブル内の識別情報をシャッフルする。そして、データ送受信部303は、テーブル記憶部302に格納された各テーブルを参照し、例えば、識別情報「0」を受け取った場合には、送信先が設定されたテーブル内の識別情報のうち、送信元が設定されたテーブル内の識別情報「0」(自ノードの識別情報)に対応する識別情報「1」を選択する。
次回の識別情報を選択時には、データ送受信部303は、全パス疎通や前ポート通信の試験と同様、図21に示すように、送信先が設定されたテーブル内の識別情報をシフトすることで、各テーブル内の識別情報の対応関係を組み替え、送信先が設定されたテーブル内において、送信元が設定されたテーブル内の識別情報「0」(自ノードの識別情報)に対応する識別情報「0」を選択する。その後も、データ送受信部303は、図21に示すように、識別情報の対応関係を組み替え、全ての識別情報を選択する。なお、他のノードにおけるデータ送受信部の処理動作については、データ送受信部303と同様であるので、説明を省略する。
本実施例に係るネットワークシステムの構成を示す図である。 ノード300の構成を示すブロック図である。 マスタノードが作成するテーブルの具体例を示す図である。 送信先の識別情報の選択について説明するための図である。 ランダム転送の他の例を説明するための図である。 ノード400の構成を示すブロック図である。 ノード300による処理の流れを示すフローチャートである。 ノード300による全パス疎通の試験に関する処理の流れを示すフローチャートである。 ノード300による全ポート通信の試験に関する処理の流れを示すフローチャートである。 ノード300による1ポート集中の試験に関する処理の流れを示すフローチャートである。 ノード300によるランダム転送の試験に関する処理の流れを示すフローチャートである。 スレーブノードによる処理の流れを示すフローチャートである。 ノード400による全パス疎通の試験に関する処理の流れを示すフローチャートである。 ノード400による全ポート通信の試験に関する処理の流れを示すフローチャートである。 ノード400による1ポート集中の試験に関する処理の流れを示すフローチャートである。 ノード400によるランダム転送の試験に関する処理の流れを示すフローチャートである。 システム試験プログラムを実行するコンピュータを示す図である。 マスタノードが作成するテーブルの具体例を示す図である。 全パス疎通の試験に関する送信先の識別情報の選択について説明するための図である。 1ポート集中の試験に関する送信先の識別情報の選択について説明するための図である。 ランダム転送の試験に関する送信先の識別情報の選択について説明するための図である。
符号の説明
100 ネットワークシステム
200 転送スイッチ部
300、400、500、600 ノード
301 試験実行制御部
302 テーブル記憶部
303 データ送受信部
304 識別情報取得部
401 データ送受信部
402 テーブル記憶部
403 識別情報取得部

Claims (8)

  1. データを転送するデータ転送装置に複数の情報処理装置を接続したネットワークシステムであって、
    前記情報処理装置のうちの一つであるマスタ情報処理装置は、
    前記ネットワークシステムを試験する際、自装置を含め各情報処理装置が全情報処理装置それぞれにデータを送信する順番を制御するためのテーブルを前記マスタ情報処理装置以外の情報処理装置に送信し、前記情報処理装置各々がデータを送信するタイミングを制御する制御手段と、
    前記制御手段によって制御されたタイミングに基づいて、前記テーブルを用いて前記複数の情報処理装置に含まれる他の情報処理装置に前記データを送信する送信手段と
    を備え、
    前記マスタ情報処理装置以外のスレーブ情報処理装置は、
    前記制御手段によって制御されタイミングに基づいて、前記テーブルを用いて前記複数の情報処理装置に含まれる他の情報処理装置に前記データを送信する送信手段を備えたことを特徴とするネットワークシステム。
  2. データを転送するデータ転送装置に複数の情報処理装置を接続したネットワークシステムであって、
    前記情報処理装置のうちの一つであるマスタ情報処理装置は、
    前記ネットワークシステムを試験する際、前記情報処理装置の識別情報各々と、序列が与えられたもう一つの前記識別情報各々とを任意に組み合わせた送信先と送信元の組合せを前記マスタ情報処理装置以外の情報処理装置に送信し、試験の種別が第1の種別の場合、前記情報処理装置各々がデータを送信するたびにタイミングを制御する制御手段と
    試験の種別が第1の種別の場合、自装置の識別情報と同じ送信元としての識別情報に組み合わされた送信先としての識別情報を最初に選択し、選択した識別情報で識別される情報処理装置へ前記制御手段によって制御されるタイミングに基づいてデータを送信し、次からは序列に従って識別情報を順次選択し、選択した識別情報で識別される情報処理装置へ前記制御手段によって制御されるタイミングに基づいて順次データを送信する送信手段と
    を備え、
    前記マスタ情報処理装置以外のスレーブ情報処理装置は、
    試験の種別が第1の種別の場合、自装置の識別情報と同じ送信元としての識別情報に組み合わされた送信先としての識別情報を最初に選択し、選択した識別情報で識別される情報処理装置へ前記制御手段によって制御されるタイミングに基づいてデータを送信し、次からは序列に従って識別情報を順次選択し、選択した識別情報で識別される情報処理装置へ前記制御手段によって制御されるタイミングに基づいて順次データを送信する送信手段を備えたことを特徴とするネットワークシステム。
  3. データを転送するデータ転送装置に複数の情報処理装置を接続したネットワークシステムであって、
    前記情報処理装置のうちの一つであるマスタ情報処理装置は、
    前記ネットワークシステムを試験する際、前記情報処理装置の識別情報各々と、序列が与えられたもう一つの前記識別情報各々とを任意に組み合わせた送信先と送信元の組合せを前記マスタ情報処理装置以外の情報処理装置に送信し、試験の種別が第2の種別の場合、前記情報処理装置各々が最初にデータを送信する際にタイミングを制御する制御手段と
    試験の種別が第2の種別の場合、自装置の識別情報と同じ送信元としての識別情報に組み合わされた送信先としての識別情報を最初に選択し、選択した識別情報で識別される情報処理装置へ前記制御手段によって制御されるタイミングに基づいてデータを送信し、次からは序列に従って識別情報を順次選択し、選択した識別情報で識別される情報処理装置へ順次データを送信する送信手段と
    を備え、
    前記マスタ情報処理装置以外のスレーブ情報処理装置は、
    試験の種別が第2の種別の場合、自装置の識別情報と同じ送信元としての識別情報に組み合わされた送信先としての識別情報を最初に選択し、選択した識別情報で識別される情報処理装置へ前記制御手段によって制御されるタイミングに基づいてデータを送信し、次からは序列に従って識別情報を順次選択し、選択した識別情報で識別される情報処理装置へ順次データを送信する送信手段を備えたことを特徴とするネットワークシステム。
  4. データを転送するデータ転送装置に複数の情報処理装置を接続したネットワークシステムであって、
    前記情報処理装置のうちの一つであるマスタ情報処理装置は、
    前記ネットワークシステムを試験する際、前記情報処理装置の識別情報各々を前記マスタ情報処理装置以外の情報処理装置に送信し、試験の種別が第3の種別の場合、前記情報処理装置各々が最初にデータを送信する際にタイミングを制御する制御手段と
    試験の種別が第3の種別の場合、前記情報処理装置の識別情報各々から任意に識別情報を選択し、選択した識別情報で識別される情報処理装置へ前記制御手段によって制御されるタイミングに基づいてデータを送信した後、データ送信未完了の識別情報を任意に順次選択し、選択した識別情報で識別される情報処理装置へ順次データを送信する送信手段と
    を備え、
    前記マスタ情報処理装置以外のスレーブ情報処理装置は、
    試験の種別が第3の種別の場合、前記情報処理装置の識別情報各々から任意に識別情報を選択し、選択した識別情報で識別される情報処理装置へ前記制御手段によって制御されるタイミングに基づいてデータを送信した後、データ送信未完了の識別情報を任意に順次選択し、選択した識別情報で識別される情報処理装置へ順次データを送信する送信手段を備えたことを特徴とするネットワークシステム。
  5. 前記マスタ情報処理装置の送信手段および前記スレーブ情報処理装置の送信手段は、データを分割して複数回に分けて送信することを特徴とする請求項4に記載のネットワークシステム。
  6. データを転送するデータ転送装置に複数の情報処理装置を接続したネットワークシステムであって、
    前記情報処理装置のうちの一つであるマスタ情報処理装置は、
    前記ネットワークシステムを試験する際、前記情報処理装置の序列が与えられた識別情報各々を前記マスタ情報処理装置以外の情報処理装置に送信し、試験の種別が第4の種別の場合、前記情報処理装置各々がデータを送信するたびにタイミングを制御する制御手段と
    試験の種別第4の種別の場合、前記情報処理装置の識別情報各々から序列に従って識別情報を順次選択し、選択した識別情報で識別される情報処理装置へ前記制御手段によって制御されるタイミングに基づいてデータを順次送信する送信手段と
    を備え、
    前記マスタ情報処理装置以外のスレーブ情報処理装置は、
    試験の種別第4の種別の場合、前記情報処理装置の識別情報各々から序列に従って識別情報を順次選択し、選択した識別情報で識別される情報処理装置へ前記制御手段によって制御されるタイミングに基づいてデータを順次送信する送信手段を備えたことを特徴とするネットワークシステム。
  7. 前記マスタ情報処理装置の送信手段および前記スレーブ情報処理装置の送信手段による送信処理は、それぞれ同じ内容のプログラムを実行することにより行われることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  8. データを転送するデータ転送装置に複数の情報処理装置を接続したネットワークシステムにおいて、
    前記情報処理装置のうちの一つであるマスタ情報処理装置を、
    前記ネットワークシステムを試験する際、自装置を含め各情報処理装置が全情報処理装置それぞれにデータを送信する順番を制御するためのテーブルを前記マスタ情報処理装置以外の情報処理装置に送信し、前記情報処理装置各々がデータを送信するタイミングを制御する制御手段、
    前記制御手段によって制御された順番とタイミングに基づいて、前記テーブルを用いて前記複数の情報処理装置に含まれる他の情報処理装置に前記データを送信する送信手段
    として機能させ、
    前記マスタ情報処理装置以外のスレーブ情報処理装置を、
    前記制御手段によって制御されタイミングに基づいて、前記テーブルを用いて前記複数の情報処理装置に含まれる他の情報処理装置に前記データを送信する送信手段として機能させることを特徴とするシステム試験プログラム。
JP2008231531A 2008-09-09 2008-09-09 ネットワークシステムおよびシステム試験プログラム Expired - Fee Related JP5320918B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008231531A JP5320918B2 (ja) 2008-09-09 2008-09-09 ネットワークシステムおよびシステム試験プログラム
US12/492,934 US8595311B2 (en) 2008-09-09 2009-06-26 Network system, information processing apparatus, and computer product

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008231531A JP5320918B2 (ja) 2008-09-09 2008-09-09 ネットワークシステムおよびシステム試験プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010066933A JP2010066933A (ja) 2010-03-25
JP5320918B2 true JP5320918B2 (ja) 2013-10-23

Family

ID=41800112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008231531A Expired - Fee Related JP5320918B2 (ja) 2008-09-09 2008-09-09 ネットワークシステムおよびシステム試験プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8595311B2 (ja)
JP (1) JP5320918B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9317407B2 (en) * 2010-03-19 2016-04-19 Novell, Inc. Techniques for validating services for deployment in an intelligent workload management system
JP2012048668A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Nifty Corp ウェブシステムに対する負荷テストの管理方法及び管理装置
JP2012048669A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Nifty Corp ウェブシステムに対する負荷テストの管理方法及び管理装置
JP2012048670A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Nifty Corp ウェブシステムに対する負荷テストの管理方法及び管理装置
JP5411835B2 (ja) * 2010-11-17 2014-02-12 株式会社日立製作所 プログラマブルコントローラ、および、通信制御方法
US8948020B2 (en) 2012-12-11 2015-02-03 International Business Machines Corporation Detecting and isolating dropped or out-of-order packets in communication networks
JP6809006B2 (ja) * 2016-07-07 2021-01-06 富士通株式会社 情報処理装置の試験装置及び情報処理装置の試験方法
CN117407354B (zh) * 2023-12-15 2024-04-26 深圳市天辰防务通信技术有限公司 主控板、计算机组合装置及显示控制台

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5335227A (en) * 1990-12-20 1994-08-02 International Business Machines Corporation Serial network topology and recognfiguration generator
US5371897A (en) * 1991-08-27 1994-12-06 International Business Machines Corporation Method for requesting identification of a neighbor node in a data processing I/O system
JPH0962531A (ja) * 1995-08-29 1997-03-07 Fujitsu Ltd 試験結果照合方法
US5768543A (en) * 1996-02-28 1998-06-16 Paradyne Corporation Slot-token protocol
US6279124B1 (en) * 1996-06-17 2001-08-21 Qwest Communications International Inc. Method and system for testing hardware and/or software applications
JPH11232236A (ja) * 1998-02-18 1999-08-27 Hitachi Ltd 並列計算機におけるモニタデータ収集方法及び並列計算機
JP3346295B2 (ja) * 1998-08-18 2002-11-18 日本電気株式会社 ネットワーク管理システムにおける信頼性通信方式、通信方法、および記録媒体
JP3828321B2 (ja) * 1999-08-31 2006-10-04 富士通株式会社 負荷試験装置および負荷試験プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2002152206A (ja) * 2000-11-10 2002-05-24 Hitachi Ltd ルータ装置の検証方式
KR100555664B1 (ko) * 2001-01-08 2006-03-03 삼성전자주식회사 무선 통신기기 및 이를 적용한 무선 통신시스템 및 그통신방법
US7240268B2 (en) * 2003-05-30 2007-07-03 Arm Limited Test component and method of operation thereof
JP4178552B2 (ja) * 2003-07-24 2008-11-12 株式会社安川電機 マスター・スレーブ同期通信方式
US7782803B2 (en) * 2003-11-04 2010-08-24 The Regents Of University Of California Half-duplex wireless network scheduling
JP2006065523A (ja) * 2004-08-26 2006-03-09 Hitachi Ltd 情報処理装置システム及びその負荷試験方法
US7392441B2 (en) * 2005-01-10 2008-06-24 International Business Machines Corporation Method of performing operational validation with limited CPU use of a communications network
JP4708111B2 (ja) 2005-07-22 2011-06-22 三菱電機株式会社 アドホック・ネットワーク・システムおよびそのノード装置
US7778171B2 (en) * 2007-03-02 2010-08-17 Agere Systems Inc. Connectionless configurations for stress testing timing and synchronization in data packet networks

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010066933A (ja) 2010-03-25
US20100064022A1 (en) 2010-03-11
US8595311B2 (en) 2013-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5320918B2 (ja) ネットワークシステムおよびシステム試験プログラム
KR101029769B1 (ko) 배리어 동기 장치, 배리어 동기 처리 시스템 및 방법, 리덕션 연산 장치, 리덕션 연산 처리 시스템 및 방법
JP6600518B2 (ja) バスシステム
JP6624987B2 (ja) 情報処理装置及びプログラム、制御方法
CN106855834B (zh) 一种数据备份方法、装置和系统
WO2012132692A1 (ja) 並列処理システム及び並列処理システムの動作方法
US5832261A (en) Barrier synchronizing mechanism for a parallel data processing control system
CN110380930A (zh) 一种测试方法、装置及服务器、计算机存储介质
JP7516972B2 (ja) データ中継装置、IoTシステム、データ中継方法、及び、プログラム
JP2015115864A (ja) データ転送システム及びデータ転送システムの制御方法
WO2012033110A1 (ja) アプリケーション構成システム、方法、及び、プログラム
JP2000330970A (ja) シミュレーション装置及びシミュレーション方法
JP4119582B2 (ja) 転送制御方法及び情報処理装置
CN116962321B (zh) 数据包传输方法、传输配置方法、装置、设备及介质
US12093754B2 (en) Processor, information processing apparatus, and information processing method
JP6490321B2 (ja) ブリッジ装置及び設備ネットワーク
US20220253583A1 (en) Message passing multi processor network for simulation vector processing
JP6000608B2 (ja) レプリケーション実行装置
JP7119463B2 (ja) 情報処理装置、端末装置および情報処理システム
JP5230545B2 (ja) 制御装置
US9081743B2 (en) Communication system and communicaton method
JP2011054098A (ja) 画像処理装置
JP6678787B1 (ja) リモートi/oシステム
JP2009289089A (ja) クラスタ型ストレージシステム、そのノード装置、データ制御方法およびそのプログラム
Srivastava Redundancy management for network devices

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110613

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130603

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130618

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130701

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees