JP2546679B2 - 粘性材料用カ−トリッジ - Google Patents

粘性材料用カ−トリッジ

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JP2546679B2 JP62166088A JP16608887A JP2546679B2 JP 2546679 B2 JP2546679 B2 JP 2546679B2 JP 62166088 A JP62166088 A JP 62166088A JP 16608887 A JP16608887 A JP 16608887A JP 2546679 B2 JP2546679 B2 JP 2546679B2
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    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C17/00Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、粘性材料用カートリッジ、殊に、エアロ
ゾル容器からの充填ガスのガス圧を利用し、封入された
粘性材料を連続的に押し出すことができる粘性材料用カ
ートリッジに関する。
従来技術 土木・建築等の分野においては、目地シール工事等の
ために、たとえばシリコーンシーラント・ポリウレタン
シーラント・ポリサルファイドシーラント等のシーラン
ト剤が広く使用されており、これらのシーラント剤を用
いて能率よくシーリング工事を施工するために、各種の
シーラント用カートリッジが提案されている。
中でも、カートリッジ本体にエアロゾル容器を内蔵
し、必要に応じてエアロゾル容器から充填ガスを噴出さ
せ、そのガス圧によってプランジャを押圧することによ
り、カートリッジ本体に封入されているシーラント剤を
連続的に押し出すことのできるものは、手動によってプ
ランジャを駆動する必要がなく、作業の省力化を図るこ
とができる他、プランジャの前進速度を充填ガスのガス
圧によってコントロールすることができるので、シーラ
ント剤の吐出速度を一定に維持することが容易であり、
工事施工に際し、仕上りの良好なビードを簡単に実現す
ることができるという優れた利点がある。
かかる形式のシーラント用カートリッジとして、カー
トリッジ本体の後端部に装着するアダプタの内側にエア
ロゾル容器を保持し、アダプタの中心部を外側から手指
で押圧することによってエアロゾル容器の開閉弁を開閉
操作し、噴出する充填ガスをアダプタとプランジャとの
間の空間に満たすことによりプランジャを前進駆動させ
る形式のものが知られている。(特開昭60−251063号公
報)。このものは、アダプタの中心部に圧力逃がし孔を
形成することによって、アダプタの押圧と同時に、手指
により圧力逃がし孔を閉塞することができるので、全体
操作が極めて簡単であるという特徴を有する。
発明が解決しようとする問題点 かかる従来技術によるときは、カートリッジ本体は、
アダプタとプランジャとの間において気密の圧力室を形
成しなければならず、したがって、アダプタは、カート
リッジ本体の後端部に対して気密に装着する必要がある
ため、両者は、溶接・プレス嵌め等の手段により着脱不
能に固着されている。一方、エアロゾル容器は、その使
用後の廃却に際し、高温度雰囲気において思わぬ爆発事
故を生じることがあるから、これを防止するために、機
械的に孔をあける等の後処理をすることが必須である
が、かかる構造であるときは、この後処理作業が不可能
となり、極めて危険であるという問題が避けられなかっ
た。
なお、かかる問題は、土木・建築用のシーラント剤を
封入するためのシーラント用カートリッジばかりでな
く、同様の性状を有する他の粘性材料、たとえば接着剤
・糊などを封入するための粘性材料用カートリッジにつ
いて、広く一般的にいい得るものである。
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に
鑑み、カートリッジ本体に対してアダプタを着脱自在に
装着し、両者間に良好な気密性を実現することによっ
て、使用後は、両者を分離してエアロゾル容器を簡単に
取り出すことができ、廃却のための後処理作業を行うこ
とにより、思わぬ事故の発生を未然に防止することがで
きる粘性材料用カートリッジを提供することにある。
問題を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、先端
部の吐出口と中間部のプランジャとの間に粘性材料を封
入するカートリッジ本体と、カートリッジ本体の後端部
に装着するアダプタと、アダプタの内側にの保持するエ
アロゾル容器とを備え、エアロゾル容器からの充填ガス
のガス圧によりプランジャを前進駆動する粘性材料用カ
ートリッジにおいて、アダプタは、キャップねじを介し
てカートリッジ本体に着脱自在に装着し、アダプタの外
側に形成する軸方向の環状講部と、キャップねじの内側
に形成する軸方向の環状突部とは、互いに気密に嵌合す
ることをその要旨とする。
作 用 かかる発明の構成によるときは、アダプタとキャップ
ねじとの間は、環状溝部と環状突部との嵌合によって気
密性が保たれている一方、カートリッジ本体の後端面と
キャップねじとの間も、キャップねじを締め付けること
によって簡単に気密性を実現し、これを保持することが
できるので、カートリッジ本体の内部のプランジャとア
ダプタとの間には、気密性に優れた圧力室を形成するこ
とができる。よって、エアロゾル容器から充填ガスを噴
出させ、このガスを圧力室に満たせば、ガス圧により粘
性材料を連続的に押し出すことができる。
一方、使用後は、キャップねじと一体のアダプタと、
アダプタの内側に保持されているエアロゾル容器とは、
キャップねじとともにカートリッジ本体から取り出すこ
とができ、したがって、エアロゾル容器は、カートリッ
ジ本体の外部に簡単に取り出すことができる。
実施例 以下、図面を以って実施例を説明する。
粘性材料用カートリッジは、カートリッジ本体10と、
プランジャ11と、アダプタ20と、キャップねじ30と、エ
オロゾル容器12とを主要部材としてなる。(第1図、第
2図)。
カートリッジ本体10は、高密度ポリエチレン・ポリプ
ロピレン等の合成樹脂材料から一体成形される筒形容器
であって、その先端部には、円錐形のノズル13を螺着す
るねじ付きの吐出口10aが形成されている。吐出口10aの
端面には、アルミニウムラミネート箔からなるメンブレ
ン13aが貼着してあり、吐出口10aを封止することがで
き、使用時には、メンブレン13aを破るとともに、ノズ
ル13の先端部を刃物で切断することによって、カートリ
ッジ本体10の封入されている粘性材料Xを紐状に押し出
すことができる。また、カートリッジ本体10の先端面に
は、補強用のリブ10b、10b…が形成されている。
カートリッジ本体10の後端部の外周には、雄ねじ10c
とラチェット爪10d、10d…とが形成されており、ラチェ
ット爪10d、10d…は、カートリッジ本体10に形成する帯
状の環状突部10eの外周上に等間隔に配設されている。
プランジャ11は、カートリッジ本体10に対し、摺動自
在に、しかも気密的に内挿される有底円筒形の部材であ
る。カートリッジ本体10は、プランジャ11と吐出口10a
との間に粘性材料Xを封入し、プランジャ11を前進駆動
することにより、粘性材料Xをノズル13の先端から押し
出すことができるものとする。
アダプタ20は、本体部21と底部22とからなり、全体と
して略有底円筒形をなす部材である。アダプタ20は、た
とえば底密度のポリエチレンのような可撓性を有する合
成樹脂材料から一体成形され、その最大外径は、カート
リッジ本体10の内径に適合し、カートリッジ本体10に挿
脱可能に選定されているものとする(第2図、第3
図)。
アダプタ20の本体部21の外周には、複数の環状の小突
条21a、21a…が互いに平行に形成されている。また、本
体部21の周縁部は、外側に折り返され、底部22の方向に
開口する軸方向の環状講部23が形成されている。本体部
21の内面には、多数の羽根状のリブ24、24…が半径方向
に形成され、各リブ24の内側端縁には、それぞれ凹部24
aと凸部24bとが形成されている。なお、すべてのリブ2
4、24…について凹部24a、24a…、凸部24b、24b…を周
方向に結ぶ包路線の形状寸法は、エアロゾル容器12のキ
ャップ部12aが係合し、キャップ部12aを保持することが
できるように選定されている。
アダプタ20の底部22は、周縁部から中心部にかけて外
方に向けて緩やかに膨出しており、しかも、その中央部
は、周縁部よりも薄肉に形成されている。そこで、底部
22は、全体として復元力に富むダイヤフラムを形成して
いるものとする。底部22の中心部には、外側に膨出する
小径の環状リブ25aが設けられ、環状リブ25aの内周に沿
って、円形に湾曲する断続長孔状の圧力逃がし孔25、25
…が形成されている。また、底部22の中心部内面側に
は、エアロゾル容器12のノズル12bを突入させるノズル
受け26が突設されており、ノズル受け26の底面には、小
溝26aが形成され、ノズル12bから噴出する充填ガスが閉
塞されないようになっている。加えて、底部22の内面側
には、中心部を外して台座27aが形成されており、台座2
7aの中央に穿設する小孔27bと、台座27aに貼着するアル
ミニウムの箔片27cとは、安全弁27を形成している。
キャップねじ30は、硬質合成樹脂材料によって一体成
形される円筒キャップ状の部材である(第2図)。キャ
ップねじ30の本体部31の外周には、軸方向のローレレッ
ト31a、31a…が刻設されており、カバー部32には、大き
な開口部32aが形成されている。また、カバー部32の内
面側には、軸方向に高い環状突部33が形成されている。
キャップねじ30の本体部31の内周には、雌ねじ31bが
形成されており、雌ねじ31bは、カートリッジ本体10の
後端部の雄ねじ10cと螺合する。また、本体部31の周端
縁部は、帯状に外方に膨出するとともに、その内面に
は、ラチェット爪31c、31c…が形成され、ラチェット爪
31c、30c…は、キャップねじ30をカートリッジ本体10に
螺着するとき、カートリッジ本体10のラチェット爪10
d、10d…と係合して戻り止めを形成する。ただし、この
戻り止めは、キャップねじ30を緩み方向に回転すると
き、さほどの困難なしに、その係合を脱することができ
るものとする。
キャップねじ30のカバー部32の周縁部は、開口部32a
に向って斜めに傾斜しており、開口部32aの周縁の内側
には、小さい段差32bが形成されている。
環状部33は、キャップねじ30とアダプタ20とを組み合
わせるとき、アダプタ20の環状溝部23の最奥部にまで到
達し、しかも、両者が気密に嵌合することができるよう
に、断面楔形に形成されている。また、環状突部33の内
周には、アダプタ20の環状の小突条21a、21a…と係脱可
能な小突条33aが雌ねじ状に形成されている。
キャップねじ30のカバー部32には、蓋板40が装着され
ている。蓋板40は、円板状の本体41の半径方向に舌片41
a、41a…を突設するとともに、各舌片41aの対応して本
体41と同心円状に脚42、42…を立設し、さらに、外側に
屈曲する係止部42aを各脚42の先端に形成したものであ
る。そこで、蓋板40は、脚42、42…をキャップねじ30の
開口部32aに挿入すると、係止部42a、42a…がカバー部3
2の段差32bに係合することにより、キャップねじ30に装
着することができる。ただし、蓋板40は、舌片41aを介
して全体を引き起すようにすれば簡単に取り外すことが
できるものとする。
以上の各部材を組み立てて粘性材料用カートリッジを
形成するときは、まず、キャップねじ30とアダプタ20と
を一体に組み立てる。このとき、キャップねじ30の環状
突部33がアダプタ20の環状溝部23の最奥部にまで嵌入さ
れ、しかも、前者が断面楔形に形成されているので、環
状突部33、環状溝部23は互いに気密に嵌合することがで
きる。なお、このとき、アダプタ20の安全弁27を形成す
る小孔27bは、キャップねじ30のカバー部32によって覆
われるものとする(第3図)。
つづいて、エアロゾル容器12をアダプタ20に装着す
る。すなわち、エアロゾル容器12は、キャップ部12aを
アダプタ20のリブ24、24…に形成した凹部24a、24a…に
係合させるように嵌め込めば、リブ24、24…の弾性によ
り、そのままアダプタ20内に保持することができる。な
お、このとき、エアロゾル容器12のノズル12bは、アダ
プタ20のノズル受け26に突入するが、アダプタ20の底部
22は外方に膨出しているので、外部から底部22に格別な
押圧を加えない限り、ノズル12bはノズル受け26の底面
に当接することがなく、したがって、エアロゾル容器12
から充填ガスが漏出するおそれはない。
次いで、キャップねじ30をカートリッジ本体10に螺着
する。ただし、これに先き立ち、カートリッジ本体10に
は、規定量の粘性材料Xを封入するとともに、プランジ
ャ11を内挿しておくものとし、このとき、プランジャ11
の後方には、エアロゾル容器12を内挿するに充分な空間
10fが残されているものとする(第1図)。また、キャ
ップねじ30の本体部31と環状突部33との間の隙間、殊
に、その奥部(第2図において、符号Aで示す)には、
あらかじめシール剤を塗付しておくものとし、これによ
って、キャップねじ30とカートリッジ本体10の後端面と
の気密性を簡単に実現し、維持することができる。な
お、このときのシール剤としては、ワックスを主剤とす
るシール剤、すなわち、石油系ワックス・合成ワックス
・動物ワックス・植物ワックス・変性ワックス等のいず
れかのワックス単独でもよく、または、これらのワック
スに粘着剤や酸化防止剤等を配合したものでもよい。
蓋板40は、以上の手順の任意の段階において、キャッ
プねじ30に装着すればよい。
このようにして組み立てられた粘性材料用カートリッ
ジを使用するに際しては、まず、メンブレン13aを破っ
てカートリッジ本体10の吐出口10aを開封するととも
に、ノズル13の先端を切り落し、ここに押出口を形成す
る。
次ぎに、粘性材料Xを押し出すに当っては、蓋板40の
取り外し、手指Fによってアダプタ20の底部22の中心部
を押して軸方向に押圧力を加える(第3図)。このと
き、アダプタ20の底部22は、全体としてダイヤフラムを
形成しているから、押圧力によって陥没し、エアロゾル
容器12のノズル12bは、底部22を介してエアロゾル容器1
2の軸方向に押し込まれ、したがって、ノズル12bを介
し、エアロゾル容器12内の充填ガスを噴出させることが
できる。
一方、手指Fによる押出力が加えられているときは、
手指Fにより、アダプタ20の圧力逃がし孔25、25…が閉
塞されているから、エアロゾル容器12のまわりの空間10
fは、噴出された充填ガスに対し、完全に閉鎖された圧
力室を形成することができる(第1図)。そこで、充填
ガスの噴出により空間10fの内圧が充分に高まれば、プ
ランジャ11は前方に駆動され、ノズル13からは、粘性材
料Xを連続的に押し出すことができる。
粘性材料Xの押出しを中止するときは、手指Fをアダ
プタ20から離すことによって圧力逃がし孔25、25…を開
口し、空間10f内の充填ガスを外部に放出すればよい。
このとき、アダプタ20の底部22は、その復元力によって
元の形状に復するから、エアロゾル容器12のノズル12b
も原位置に復帰し、したがって、充填ガスの噴出は自動
的に停止する。
空間10fに充填ガスを満たし、その内圧を高めるとき
は、空間10fの気密性が重要であるが、この発明によれ
ば、アダプタ20とキャップねじ30との間は、環状溝部23
と環状突部33との嵌合により、また、キャップねじ30と
カートリッジ本体10の後端面との間は、両者の接触部に
塗布するシール剤により、それぞれ充分な気密性を得る
ことができる。また、キャップねじ30とカートリッジ本
体10との間には、それぞれ形成するラチェット爪31c、3
1c…、10d、10d…が係合しているので、キャップねじ30
を不用意に緩め、両者間の機密を破壊してしまうおそれ
もない。
さらに、空間10f内の内圧が異常に上昇したときは、
安全弁27を形成する箔片27cが破れ、充填ガスを放出す
ることができるので、カートリッジ本体10等の部材が破
損したりする危険もない。なお、安全弁27の小孔27b
は、キャップねじ30のカバー部32に覆われる位置に形成
されており、安全弁27が万一作動しても、放出ガスが直
接外部に噴出することがなく、一層の安全性が図られて
いる。
カートリッジ本体10に封入されている粘性材料Xの全
量を消費したときは、キャップねじ30を緩めてカートリ
ッジ本体10から取り外す。このとき、キャップねじ30、
アダプタ20、エアロゾル容器12は、一体となってカート
リッジ本体10の外部に取り出すことができるので、この
後、エアロゾル容器12に孔をあけ、残存している充填ガ
スを放出した上、全体を廃棄すればよい。
なお、蓋板40は、キャップねじ30に装着されるとき、
開口部32aを覆うことによってアダプタ20の中心部が外
部に露出することを防止する。すなわち、蓋板40は、ア
ダプタ20が不用意に押され、エアロゾル容器12内の充填
ガスが漏出してしまうことを未然に防止することができ
る。
発明の効果 以上説明したように、この発明によれば、キャップね
じを介してカートリッジ本体にアダプタを着脱自在に装
着し、このとき、アダプタの環状溝部とキャップねじの
環状突部とを気密に嵌合させることによって、アダプタ
は、内側のエアロゾル容器とともにカートリッジ本体に
対して気密に組み立てることができる上、キャップねじ
を緩めることによってカートリッジ本体から簡単に取り
外すことができ、このとき、エアロゾル容器もアダプタ
とともにカートリッジ本体から分離させることができる
から、エアロゾル容器の後処理作業を容易に実施するこ
とができ、廃却後におけるエアロゾル容器の爆発事故の
おそれを未然に防止することができるという優れた効果
がある。
加えて、全体を構成する各部材は、螺合または係合に
よって組み立てられるものであって、溶接やプレス嵌め
等の手段を使用しないから、組立作業に当って溶接機や
プレス機等の大型機械を必要とせず、組立ラインの構成
を大幅に簡単化することができるという実用的に顕著な
効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は実施例を示し、第1図は全体組立
説明図、第2図は全体分解斜視説明図、第3図は要部断
面説明図である。 X……粘性材料 10……カートリッジ本体 10a……吐出口 11……プランジャ 12……エアロゾル容器 20……アダプタ 21a……小突条 23……環状溝部 27……安全弁 30……キャップねじ 33……環状突部 33a……小突条 40……蓋板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金野 茂弘 埼玉県行田市長野3−12−35 中斉団地 403 (72)発明者 秋元 敏 東京都中野区中央4−44−1 (72)発明者 荒井 一郎 石川県金沢市寺中町ハ8番地

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端部の吐出口と中間部のプランジャとの
    間に粘性材料を封入するカートリッジ本体と、該カート
    リッジ本体の後端部に装着するアダプタと、該アダプタ
    の内側に保持するエアロゾル容器とを備え、該エアロゾ
    ル容器からの充填ガスのガス圧により前記プランジャを
    前進駆動する粘性材料用カートリッジにおいて、前記ア
    ダプタは、キャップねじを介して前記カートリッジ本体
    に着脱自在に装着し、前記アダプタの外側に形成する軸
    方向の環状溝部と、前記キャップねじの内側に形成する
    軸方向の環状突部とは、互いに気密に嵌合することを特
    徴とする粘性材料用カードリッジ。
  2. 【請求項2】前記環状突部は、断面楔形に形成すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の粘性材料用カ
    ートリッジ。
  3. 【請求項3】前記アダプタは、前記環状突部の内周の小
    突条に係合する環状の小突条を有することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項または第2項記載の粘性材料用カ
    ートリッジ。
  4. 【請求項4】前記アダプタは、所定圧力以上のガス圧に
    よって開口する安全弁を備えることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項ないし第3項のいずれか記載の粘性材料
    用カートリッジ。
  5. 【請求項5】前記キャップねじは、前記アダプタの中心
    部を覆う蓋板を着脱自在に装着することを特徴とする特
    許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか記載の粘性
    材料用カートリッジ。
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