JP2546528B2 - 固定長セクタ方式ディスクの可変長ブロック格納システ ム - Google Patents

固定長セクタ方式ディスクの可変長ブロック格納システ ム

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JP2546528B2 JP5326770A JP32677093A JP2546528B2 JP 2546528 B2 JP2546528 B2 JP 2546528B2 JP 5326770 A JP5326770 A JP 5326770A JP 32677093 A JP32677093 A JP 32677093A JP 2546528 B2 JP2546528 B2 JP 2546528B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定長セクタ方式ディ
スクの可変長ブロック格納方式に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にユーザプログラム内で処理するデ
ータは可変長となる場合が多く、ディスク上のデータも
可変長となるのが通常である。ディスク上に記録される
データの単位をブロックとよび、上記可変長データは可
変長ブロックと呼ぶ。可変長ブロックはブロックの先頭
に当該ブロックのデータ長を持つ。
【0003】また、ブロックのサイズ範囲はファイル単
位にファイル作成時に最大ブロック長として定義し、デ
ィスク上のファイルラベルに記録され、当該ファイルの
使用開始要求でメモリテーブルに展開され、データ出力
時、要求されたデータ長とメモリテーブル上の最大ブロ
ック長を比較し、最大ブロック長以下の出力を許可する
ようになっている。
【0004】上記のように出力したデータのあるデータ
に位置付け参照/更新する時、ユーザは出力したデータ
件数によりファイルの先頭からの順次ブロック番号を指
定する。ディスクに対するアドレスの指定はセクタ番号
であることから、通常ブロック番号からセクタ番号に変
換している。
【0005】この変換はブロック当たりのセクタ数が一
定であれば簡単に求められ変換可能であるが、可変長ブ
ロックのようにブロック当たりのセクタ数が一定でない
場合は、変換は困難である。したがって、図3で示すよ
うにブロックがたとえ1セクタ分で足りる場合でも最大
ブロック長が占めるセクタ数が確保される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の固定長セクタ方式ディスクの可変長ブロック格納方式
では未使用セクタが発生し、データの順次処理のみを必
要とするユーザプログラムが処理するファイルでも、デ
ータの格納効率が悪くなるという問題があった。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑み、順次処理を
目的とする可変長ブロック化ファイルのデータ格納効率
を向上させ、入力処理の処理効率についても向上させる
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明の固定長セク
タ方式ディスクの可変長ブロック格納システムは、固定
長セクタ方式のディスク装置上の順次処理を目的とする
可変長ブロック化ファイルの入出力処理を行う可変長ブ
ロック格納システムであって、該可変長ブロック化ファ
イルの使用開始要求時において、ディスク上に有するセ
クタサイズ、最大ブロックサイズ、ファイル位置を示す
開始セクタ番号、および終了セクタ番号からなるファイ
ル属性情報をファイル属性管理テーブルに格納するファ
イル属性取得手段と、このファイル属性取得手段を起動
し、このファイル属性取得手段がファイル属性管理テー
ブルに格納した開始セクタ番号をディスクアクセス管理
テーブルに記録するファイル使用開始手段と、前記可変
長ブロック化ファイルの入出力要求時において、入出力
を行う固定セクタ方式のディスク上の複数セクタで構成
され、データの先頭に該ブロックのサイズを有する可変
長ブロックの入出力を行う入出力制御手段と、この入出
力制御手段により起動され、前記ファイル属性管理テー
ブルよりセクタサイズと最大ブロックサイズを得て、入
出力セクタ数を求める入出力セクタ数取得手段と、前記
入出力制御手段による入出力処理完了後、前記入出力制
御手段より起動され、次に入出力を行うブロックのディ
スク上のアドレスを、前記入出力制御手段が取得したセ
クタ数とディスクアクセス管理テーブル内のディスクア
ドレスより求め、ディスクアクセス管理テーブルのディ
スクアドレスを更新する次アクセスディスクアドレス計
算手段から構成されている。
【0009】第2の発明の固定長セクタ方式ディスクの
可変長ブロック格納システムは、第1の発明の固定長セ
クタ方式ディスクの可変長ブロック格納システムにおい
て、前記入出力セクタ数取得手段より入力処理時に起動
され、バッファ内に存在するブロックが可変長であり、
次ブロックの一部を含むセクタが存在する時、該ブロッ
クをバッファの先頭に移動するバッファ再構成手段を含
む。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図を参照し
ながら詳細に説明する。
【0011】図1を参照すると、本発明の第1の実施例
である固定長セクタ方式ディスクの可変長ブロック格納
システムは、可変長ブロックで構成される固定セクタ方
式ディスク上のファイルのファイル使用開始要求1と、
該ファイルのファイル使用開始要求1により、ディスク
上に有するファイル属性情報をファイル属性管理テーブ
ル5に展開するファイル属性取得手段3と、このファイ
ル属性取得手段3を起動し、ファイルのディスク上の開
始位置を示す開始セクタ番号を取得し、ディスクアクセ
ス管理テーブル4に記録するファイル使用開始手段2
と、該ファイルの入出力要求9により、入出力を行う固
定セクタ方式のディスク上の複数セクタで構成されるブ
ロックで、データの先頭に該ブロックのサイズを有する
可変長ブロックの入出力を行う入出力制御手段10と、
この入出力制御手段10を介し、ディスク11上のデー
タをメモリに読み込むための領域、またはメモリ上のデ
ータをディスク11に書き込むための領域であるバッフ
ァ8と、入出力制御手段10が入出力処理で必要とする
ディスクアドレス、入出力セクタ数、バッファアドレス
のうち、入出力セクタ数をバッファ8内のブロックの先
頭にあるブロック長とファイル属性管理テーブル5より
求める入出力セクタ数取得手段6と、入出力処理完了
後、入出力制御手段10より起動され、次入出力を行う
ブロックのディスク11上のアドレスを入出力セクタ数
取得手段6を起動し、取得したセクタ数とディスクアク
セス管理テーブル4内のディスクアドレスより求め、デ
ィスクアクセス管理テーブル4のディスクアドレスを更
新する次アクセスディスクアドレス計算手段7から構成
される。
【0012】次に本発明の第1の実施例の動作につい
て、図1、図4、図5、図6、図8、図9、および図1
1を参照して説明する。
【0013】まず、固定セクタ方式ディスク11上に、
可変長ブロックとして定義されたファイルに対しての、
ファイル使用開始要求処理について説明する。
【0014】該ファイルに対して入出力要求を行う場
合、まずファイル使用開始要求1は、ファイル使用開始
手段2を呼び出す。
【0015】ファイル使用開始手段2は、まずファイル
属性取得手段3を呼び出す。
【0016】ファイル属性取得手段3は、ディスク11
上の該ファイルのファイル属性情報であるセクタサイ
ズ、最大ブロックサイズ、ファイル位置を示す開始セク
タ番号、および終了セクタ番号をディスク11よりファ
イル属性管理テーブル5に格納する。
【0017】ファイル使用開始手段2は、ファイル属性
取得手段3の処理完了後、ファイル属性管理テーブル5
より開始セクタ番号を取得し、ディスクアクセス管理テ
ーブル4に格納する。 以上の処理により、ファイル使
用開始要求処理は完了する。
【0018】次に、該ファイルに対し出力要求を行う場
合の処理を説明する。
【0019】出力要求では、ユーザが出力するデータを
バッファ8に格納し、入出力要求9を行う(ステップ5
1)。このときユーザが出力するデータはデータの先頭
に該データのサイズを格納しておく。このデータのサイ
ズが当該データのブロック長となる。入出力要求9はス
テップ51終了後、入出力制御手段10を呼び出す。
【0020】入出力制御手段10は、まず出力するディ
スク11上のアドレスをディスクアクセス管理テーブル
4より取得する(ステップ52)。次に入出力制御手段
10は、入出力セクタ数取得手段6を呼び出し、出力す
るデータのサイズであるセクタ数を求める(ステップ5
3)。
【0021】入出力セクタ数取得手段6は、バッファ8
のデータの先頭にあるブロック長を取得し(ステップ8
3)、ファイル属性管理テーブル5よりセクタサイズを
取得する(ステップ84)。入出力セクタ数取得手段6
はステップ84終了後、このブロック長とセクタサイズ
より、出力するセクタ数を求める(ステップ85)。例
えば、ブロック長が1500バイトでセクタサイズが5
12バイトである場合ブロック長をセクタサイズで割
り、セクタサイズの整数倍に合わせた値3が出力セクタ
数となる。
【0022】入出力制御手段10は、入出力セクタ数取
得手段6により出力セクタ数を求めた後、該ファイル上
に今回出力するデータが出力できるかファイル属性管理
テーブル5より取得したファイルの終了セクタ番号と比
較し(ステップ54)、ファイルに今回出力できる空き
セクタが存在すれば、すなわちステップ85において求
めた出力セクタ数が終了セクタ数以下であれば、出力処
理を実行する(ステップ55)。空きセクタが存在しな
ければ、すなわち出力セクタ数が終了セクタ数より大き
ければ、出力処理を終了する。ステップ54およびステ
ップ55において、空きセクタが存在し、出力処理が実
行完了したなら、次出力のためのディスクアドレスを計
算するために、次アクセスアドレス計算手段7を呼び出
す(ステップ56)。
【0023】ディスクアドレス計算手段7は、まずディ
スクアクセス管理テーブル4上のディスクアドレスを取
得し(ステップ91)、入出力セクタ数取得手段6を呼
び出してセクタ数を取得する(ステップ92)。ディス
クアドレス計算手段7はステップ92終了後、次ディス
クアドレスを計算し(ステップ93)、ディスクアクセ
ス管理テーブル4のディスクアドレスを更新する(ステ
ップ94)。
【0024】次出力アドレス計算を行った入出力制御手
段10はディスクアドレス計算手段7の処理完了後、入
出力要求9に対し処理完了を報告し、さらに入出力要求
9が次データの出力を行い、処理が繰り返される。
【0025】以上の処理により、ディスク11上のブロ
ック格納イメージは図4のようになり、該ファイルに対
しての出力要求処理が終了する。
【0026】次に、該ファイルに対し入力要求を行う場
合の処理を説明する。
【0027】入力要求では、入出力要求9がデータを読
み込むバッファのアドレスを、入出力制御手段10に渡
す(ステップ61)。
【0028】入出力制御手段10は、まずディスクアク
セス管理テーブル4よりディスクアドレスを取得する
(ステップ62)。次に入力するセクタ数を求めるため
に入出力セクタ数取得手段6を起動する(ステップ6
3)。
【0029】入出力セクタ数取得手段6は、ファイル属
性管理テーブル5よりブロックサイズとセクタサイズを
取得し(ステップ86)、セクタ数を計算する(ステッ
プ87)。このセクタ数はファイル作成時に定義したブ
ロックサイズから求めたものであり、これから読み込む
ブロックのサイズではない。したがって、これから読み
込むブロックのサイズが小さい場合は、図11の左図の
ようにその次のブロックの一部を入力する可能性があ
る。
【0030】入出力制御手段10は、入出力セクタ数取
得手段6により入力セクタ数を取得した後、該ファイル
の作成時の領域を越えてアクセスしないようにチェック
を行う。まず、該ファイルの残りセクタ数を計算するた
めに、ファイル属性管理テーブル5より取得したファイ
ルの終了セクタ番号に1を加えたものからステップ62
で得たディスクアドレスを減算する(ステップ64)。
次にステップ64の算定結果である残りセクタ数が0以
下か否かを判定し(ステップ65)、すなわち該ファイ
ルの残りセクタが存在するか否かを判定し、もはや残り
セクタが存在しない場合には、入力処理を終了する。入
出力制御手段10はステップ65において該ファイルに
残りセクタが存在すると判定した場合、入出力セクタ数
取得手段6により求めた入力セクタ数と、ステップ64
の算定結果すなわち該ファイルの残りセクタ数を比較し
(ステップ66)、入力セクタ数が残りセクタ数より大
きいと判定した場合には、残りセクタ数を入力セクタ数
とする(ステップ67)。ステップ66において入力セ
クタ数が残りセクタ数以下であると判定した場合には、
入力セクタ数をそのまま採用する。入力セクタ数を求め
た後、入出力制御要求10は入力処理を実行し(ステッ
プ68)、次入力アドレスを求めるために、次アクセス
ディスクアドレス計算手段7を起動する(ステップ6
9)。
【0031】次アクセスディスクアドレス計算手段7で
は、出力処理と同様に次ディスクアドレスを計算し、デ
ィスクアクセス管理テーブル4に格納する。
【0032】次アクセスディスクアドレス計算手段7の
処理終了後、入出力制御手段10は入力要求9にデータ
を返却し、入力要求は入力したデータ処理した後、再
度、入出力制御手段10を起動し、データ入力が繰り返
される。
【0033】以上の処理により、図4のように未使用セ
クタが存在しないファイルの入出力処理が可能となり、
該ファイルに対しての入力要求処理が終了する。
【0034】以上により、本発明の第1の実施例である
固定長セクタ方式ディスクの可変長ブロック格納システ
ムの処理が完了する。
【0035】本発明の第1の実施例の固定長セクタ方式
ディスクの可変長ブロック格納システムは、固定長セク
タ方式ディスクの順次処理を目的とする可変長ブロック
形式のファイルの容量効率と入力処理時のアクセス効率
を高めることが可能となる。
【0036】図2を参照すると、本発明の第2の実施例
の固定長セクタ方式ディスクの可変長ブロック格納シス
テムは、第1の発明である固定長セクタ方式ディスクの
可変長ブロック格納システムにおいて、入出力セクタ数
取得手段6より入力処理時に起動され、バッファ8内に
存在するブロックが可変長であり、次ブロックの一部を
含むセクタが存在する時、当該ブロックをバッファ8の
先頭に移動するバッファ再構成手段12を含む。
【0037】次に本発明の第2の実施例の動作につい
て、図2、図7、図10、および図11を参照して説明
する。
【0038】入力要求では、入出力要求9がデータを読
み込むバッファのアドレスを、入出力制御手段10に渡
す(ステップ71)。
【0039】入出力制御手段10は、まずディスクアク
セス管理テーブル4よりディスクアドレスを取得する
(ステップ72)。次に入力するセクタ数を求めるため
に入出力セクタ数取得手段6を起動する(ステップ7
3)。
【0040】入出力セクタ数取得手段6は、ファイル属
性管理テーブル5よりブロック長とセクタサイズを取得
し(ステップ106)、セクタ数を計算する(ステップ
107)。このセクタ数はファイル作成時に定義したブ
ロックサイズから求めたものであり、これから読み込む
ブロックのサイズではない。したがって、これから読み
込むブロックのサイズが小さい場合は、図11の左図の
ようにその次のブロックの一部を入力する可能性があ
る。このような入力はファイルの使用開始要求直後の入
力処理のみとし、すでにバッファ上にデータが存在する
場合は、次入力するブロックがバッファ内に完全なもの
として存在するかどうかチェックし、存在するのであれ
ばI/O実行を行わないように制御するため、以下の方
法をとる。
【0041】入出力セクタ取得手段6は、まずディスク
アクセス管理テーブル4の有効セクタ数をバッファ内の
残りセクタ数として一時メモリに記憶する(ステップ1
09)。次にバッファ上の先頭にある入力済ブロックの
ブロック長を取得し(ステップ10A)、そのブロック
長が有するセクタ数を求める(ステップ10B)。次に
ステップ109で求めた残りセクタ数からステップ10
Bで求めたセクタ数を減算し(ステップ10C)、ステ
ップ10Cの算定結果が0より大きいか否か、すなわち
次入力するブロックがバッファ11内に存在するか否か
を判定する(ステップ10D)。ステップ10Dにおい
て、ステップ10Cの算定結果が0以下である、すなわ
ち次入力するブロックがバッファ11内に完全なブロッ
クとして存在しないと判定した場合は、入力セクタ数と
してファイル属性管理テーブル5上のブロックサイズと
セクタサイズより求めたセクタ数を返却する(ステップ
10E)。また、ディスクアクセス管理テーブル4内の
有効セクタ数にも該セクタ数をセットする(ステップ1
0K)。
【0042】入出力セクタ取得手段6は、ステップ10
Dにおいて、ステップ10Cの算定結果が0より大き
い、すなわち次入力するブロックがバッファ11内に完
全なブロックとして存在すると判定した場合は、まずス
テップ10Cの算定結果を残りセクタ数とし(ステップ
10G)、バッファ再構成手段12を呼び出し(ステッ
プ10H)、図11のように今回入力するブロックをバ
ッファの先頭から始まるように移動し、さらにディスク
アクセス管理テーブル4の有効セクタ数の変更を行う
(ステップ10I)。入出力セクタ取得手段6はステッ
プ10I終了後ステップ10Aに戻り、再度バッファの
先頭に移動したブロックが完全であるか否かを判定し、
完全であると判定した場合、入力セクタ数に0をセット
し返却する(ステップ10J)。不完全であると判定し
た場合、上述の通り、入力セクタ数としてファイル属性
管理テーブル5上のブロックサイズとセクタサイズより
求めたセクタ数を返却し(ステップ10E)、さらにデ
ィスクアクセス管理テーブル4内の有効セクタ数にも、
該セクタ数をセットする(ステップ10K)。
【0043】入力セクタ数を取得した入出力制御手段1
0は、入力セクタ数が0であるか否かを判定し、入力セ
クタ数が0であると判定した場合、次アクセスディスク
アドレス計算手段7を呼び出し、次ディスクアドレスを
求め処理を完了する。入出力制御手段10の完了通知を
受けた入出力要求はデータを処理し、再度入出力制御手
段10を呼び出し処理を繰り返す。
【0044】入力セクタ数が0でないと判定した場合
は、当該ファイルの作成時の領域を越えてアクセスしな
いようにチェックを行う(ステップ74、75、7
6)。まず、該ファイルの残りセクタ数を計算するため
に、ファイル属性管理テーブル5より取得したファイル
の終了セクタ番号に1を加えたものからディスクアクセ
ス管理テーブル4より取得したディスクアドレスを減算
する(ステップ74)。次にステップ74の算定結果で
ある残りセクタ数が0以下か否かを判定し(ステップ7
5)、すなわち該ファイルの残りセクタが存在するか否
かを判定し、もはや残りセクタが存在しない場合には、
入力処理を終了する。入出力制御手段10はステップ7
5において該ファイルに残りセクタが存在すると判定し
た場合、入出力セクタ数取得手段6により求めた入力セ
クタ数と、ステップ74の算定結果すなわち該ファイル
の残りセクタ数を比較し(ステップ76)、入力セクタ
数が残りセクタ数より大きいと判定した場合には、残り
セクタ数を入力セクタ数とする(ステップ77)。ステ
ップ76において入力セクタ数が残りセクタ数以下であ
ると判定した場合には、入力セクタ数をそのまま採用す
る。入力セクタ数を求めた後、入出力制御要求10は入
力処理を実行し(ステップ78)、次入力アドレスを求
めるために、次アクセスディスクアドレス計算手段7を
起動する(ステップ79)。
【0045】次アクセスディスクアドレス計算手段7で
は、出力処理と同様に次ディスクアドレスを計算し、デ
ィスクアクセス管理テーブル4に格納する。
【0046】次アクセスディスクアドレス計算手段7の
処理終了後、入出力制御手段10は入力要求9にデータ
を返却し、入力要求は入力したデータ処理した後、再
度、入出力制御手段10を起動し、データ入力が繰り返
される。
【0047】以上により、本発明の第2の実施例である
固定長セクタ方式ディスクの可変長ブロック格納システ
ムであるファイルに対しての入力要求処理が完了する。
【0048】本発明の第2の実施例である固定長セクタ
方式ディスクの可変長ブロック格納システムは、ブロッ
ク長が小さく、バッファ内にnブロック分のデータが存
在する時、無駄な入出力操作を行わないため、アクセス
効率を高めることが可能となる効果を有している。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の固定長セ
クタ方式ディスクの可変長ブロック格納システムは、固
定長セクタ方式ディスクの順次処理を目的とする可変長
ブロック形式のファイルの容量効率と入力処理時のアク
セス効率を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施例を示すブロック
図である。
【図2】図2は、本発明の第2の実施例を示すブロック
図である。
【図3】図3は、本発明の第1および第2の実施例にお
ける従来の固定セクタ方式ディスクに作成される可変長
ブロック形式ファイルのブロック格納形式を示す図であ
る。
【図4】図4は、本発明の第1および第2の実施例にお
ける固定セクタ方式ディスクに作成される可変長ブロッ
ク形式ファイルのブロック格納形式を示すブロック図で
ある。
【図5】図5は、本発明の第1の実施例における入出力
要求9、入出力制御手段10の処理をを示す流れ図であ
る。
【図6】図6は、本発明の第1の実施例における入出力
要求9、入出力制御手段10の処理をを示す流れ図であ
る。
【図7】図7は、本発明の第2の実施例における入出力
要求9、入出力制御手段10の処理を示す流れ図であ
る。
【図8】図8は、本発明の第1の実施例における入出力
セクタ数取得手段6の流れ図である。
【図9】図9は、本発明の第1の実施例におけるディス
クアドレス計算手段7の流れ図である。
【図10】図10は、本発明の第2の実施例における入
出力セクタ数取得手段6の流れ図である。
【図11】図11は、本発明の第2の実施例におけるバ
ッファ再構成手段12の処理を示す図である。
【符号の説明】
1 ファイル使用開始要求 2 ファイル使用開始手段 3 ファイル属性取得手段 4 ディスクアクセス管理テーブル 5 ファイル属性管理テーブル 6 入出力セクタ数取得手段 7 次アクセスディスクアドレス計算手段 8 バッファ 9 入出力要求 10 入出力制御手段 11 ディスク 12 バッファ再構成手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定長セクタ方式のディスク装置上の順
    次処理を目的とする可変長ブロック化ファイルの入出力
    処理を行う可変長ブロック格納システムであって、 該可変長ブロック化ファイルの使用開始要求時におい
    て、ディスク上に有するセクタサイズ、最大ブロックサ
    イズ、ファイル位置を示す開始セクタ番号、および終了
    セクタ番号を有するファイル属性情報をファイル属性管
    理テーブルに格納するファイル属性取得手段と、 このファイル属性取得手段を起動し、このファイル属性
    取得手段がファイル属性管理テーブルに格納した開始セ
    クタ番号をディスクアクセス管理テーブルに記録するフ
    ァイル使用開始手段と、 前記可変長ブロック化ファイルの入出力要求時におい
    て、入出力を行う固定セクタ方式のディスク上の複数セ
    クタで構成され、データの先頭に該ブロックのサイズを
    有する可変長ブロックの入出力を行う入出力制御手段
    と、 この入出力制御手段により起動され、前記ファイル属性
    管理テーブルよりセクタサイズと最大ブロックサイズを
    得て、入出力セクタ数を求める入出力セクタ数取得手段
    と、 前記入出力制御手段による入出力処理完了後、前記入出
    力制御手段より起動され、次に入出力を行うブロックの
    ディスク上のアドレスを、前記入出力制御手段が取得し
    たセクタ数とディスクアクセス管理テーブル内のディス
    クアドレスより求め、ディスクアクセス管理テーブルの
    ディスクアドレスを更新する次アクセスディスクアドレ
    ス計算手段とを備えることを特徴とする固定長セクタ方
    式ディスクの可変長ブロック格納システム。
  2. 【請求項2】 前記入出力セクタ数取得手段より入力処
    理時に起動され、バッファ内に存在するブロックが可変
    長であり、次ブロックの一部を含むセクタが存在する
    時、該ブロックをバッファの先頭に移動するバッファ再
    構成手段を備えることを特徴とする請求項1記載の固定
    長セクタ方式ディスクの可変長ブロック格納システム。
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