JP2546513Y2 - ドアトリム取付け用クリップ - Google Patents
ドアトリム取付け用クリップInfo
- Publication number
- JP2546513Y2 JP2546513Y2 JP1862792U JP1862792U JP2546513Y2 JP 2546513 Y2 JP2546513 Y2 JP 2546513Y2 JP 1862792 U JP1862792 U JP 1862792U JP 1862792 U JP1862792 U JP 1862792U JP 2546513 Y2 JP2546513 Y2 JP 2546513Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door trim
- door
- clip
- receiving portion
- upper base
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車のボデー側のドア
ウエストにドアトリムを正確に取り付けることができる
ドアトリム取付け用クリップに関するものである。
ウエストにドアトリムを正確に取り付けることができる
ドアトリム取付け用クリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のボデー側のドアウエストにドア
トリムを取り付けるためには、従来から図3に示される
ようなドアトリム取付け用クリップが用いられている。
この従来のドアトリム取付け用クリップは、ドアトリム
アッパーベース1が挿入されるU字状のアッパーベース
受け部2の背面に、ボデー側のドアウエスト端部3が挿
入される逆U字状のボデー受け部4を連設した構造のも
のである。
トリムを取り付けるためには、従来から図3に示される
ようなドアトリム取付け用クリップが用いられている。
この従来のドアトリム取付け用クリップは、ドアトリム
アッパーベース1が挿入されるU字状のアッパーベース
受け部2の背面に、ボデー側のドアウエスト端部3が挿
入される逆U字状のボデー受け部4を連設した構造のも
のである。
【0003】ところがこのような従来のドアトリム取付
け用クリップは、ドアウエスト端部3が逆U字状となっ
たクリップ頂部6まで挿入される構造であるので、ドア
ウエスト端部3が円弧面と接触した状態となり、取り付
けられたドアトリム5がぐらつくおそれがあった。
け用クリップは、ドアウエスト端部3が逆U字状となっ
たクリップ頂部6まで挿入される構造であるので、ドア
ウエスト端部3が円弧面と接触した状態となり、取り付
けられたドアトリム5がぐらつくおそれがあった。
【0004】そこで本考案者は先に図4に示すように、
逆U字状のボデー受け部4の前面を構成するボデー受け
面10の上端を直角に折り曲げ加工することによって、ク
リップ頂部6とボデー受け部4の開口部との中間位置に
爪12を形成したドアトリム取付け用クリップを考案し
た。この構造によれば、爪12の下面にドアウエスト端部
3を当てることによりドアウエスト端部3に対してドア
トリム5がぐらつかないようにすることができる。
逆U字状のボデー受け部4の前面を構成するボデー受け
面10の上端を直角に折り曲げ加工することによって、ク
リップ頂部6とボデー受け部4の開口部との中間位置に
爪12を形成したドアトリム取付け用クリップを考案し
た。この構造によれば、爪12の下面にドアウエスト端部
3を当てることによりドアウエスト端部3に対してドア
トリム5がぐらつかないようにすることができる。
【0005】しかし図4の構造のドアトリム取付け用ク
リップは、U字状のアッパーベース受け部2に上方から
ドアトリムアッパーベース1をたたき込んだときに、ド
アトリム取付け用クリップを反時計方向に回転させよう
とする回転モーメントが生ずる。このためにボデー受け
面10とともに爪12が図示のように撓み、ドアウエスト端
部3が爪12を乗り越えてしまう欠点があることが判明し
た。
リップは、U字状のアッパーベース受け部2に上方から
ドアトリムアッパーベース1をたたき込んだときに、ド
アトリム取付け用クリップを反時計方向に回転させよう
とする回転モーメントが生ずる。このためにボデー受け
面10とともに爪12が図示のように撓み、ドアウエスト端
部3が爪12を乗り越えてしまう欠点があることが判明し
た。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記した従来
の問題点を解決して、ドアトリムをぐらつくことなく支
持することができ、またドアトリムアッパーベースをた
たき込んだときにもドアウエスト端部が爪を乗り越えて
しまうおそれのないドアトリム取付け用クリップを提供
するために完成されたものである。
の問題点を解決して、ドアトリムをぐらつくことなく支
持することができ、またドアトリムアッパーベースをた
たき込んだときにもドアウエスト端部が爪を乗り越えて
しまうおそれのないドアトリム取付け用クリップを提供
するために完成されたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本考案は、ドアトリムアッパーベースが挿
入されるU字状のアッパーベース受け部の背面に、ボデ
ー側のドアウエスト端部が挿入される逆U字状のボデー
受け部を連設したドアトリム取付け用クリップにおい
て、ボデー受け部の背面側の上端をアッパーベース受け
部側へ折り曲げることにより、クリップ頂部とボデー受
け部の開口部との中間位置に、ドアウエスト端部と当接
する爪を形成したことを特徴とするものである。
めになされた本考案は、ドアトリムアッパーベースが挿
入されるU字状のアッパーベース受け部の背面に、ボデ
ー側のドアウエスト端部が挿入される逆U字状のボデー
受け部を連設したドアトリム取付け用クリップにおい
て、ボデー受け部の背面側の上端をアッパーベース受け
部側へ折り曲げることにより、クリップ頂部とボデー受
け部の開口部との中間位置に、ドアウエスト端部と当接
する爪を形成したことを特徴とするものである。
【0008】
【実施例】以下に本考案を図示の実施例によって更に詳
細に説明する。図1及び図2は本考案の実施例を示すも
ので、その全体は従来と同様に金属板をプレスにより打
抜き、折り曲げ加工して成形されたものである。図1に
おいて、2はドアトリム5の上端に取り付けられたドア
トリムアッパーベース1を挿入するためのU字状のアッ
パーベース受け部であり、弾性を持たせたベース押さえ
部7とクリップ底部9から立ち上がったベース受け面8
とを備えている。
細に説明する。図1及び図2は本考案の実施例を示すも
ので、その全体は従来と同様に金属板をプレスにより打
抜き、折り曲げ加工して成形されたものである。図1に
おいて、2はドアトリム5の上端に取り付けられたドア
トリムアッパーベース1を挿入するためのU字状のアッ
パーベース受け部であり、弾性を持たせたベース押さえ
部7とクリップ底部9から立ち上がったベース受け面8
とを備えている。
【0009】またアッパーベース受け部2の背面側に
は、逆U字状のボデー受け部4が形成されている。この
ボデー受け部4は上記したクリップ底部9から上方へ立
ち上がるボデー受け面10と、弾性を持たせたボデー押さ
え部11とを備えており、従来品と同様にボデー側のドア
ウエスト端部3が下側の開口部より挿入されるものであ
る。
は、逆U字状のボデー受け部4が形成されている。この
ボデー受け部4は上記したクリップ底部9から上方へ立
ち上がるボデー受け面10と、弾性を持たせたボデー押さ
え部11とを備えており、従来品と同様にボデー側のドア
ウエスト端部3が下側の開口部より挿入されるものであ
る。
【0010】しかし本考案においては、ボデー受け部4
の背面側のボデー押さえ部11の中央上端をアッパーベー
ス受け部2側へ(前面側へ)折り曲げることにより、ク
リップ頂部6とボデー受け部4の下端の開口部との中間
位置に、爪14が形成されている。このため、ボデー受け
部4にドアウエスト端部3が挿入されると、ドアウエス
ト端部3はこの爪14と当接することとなる。
の背面側のボデー押さえ部11の中央上端をアッパーベー
ス受け部2側へ(前面側へ)折り曲げることにより、ク
リップ頂部6とボデー受け部4の下端の開口部との中間
位置に、爪14が形成されている。このため、ボデー受け
部4にドアウエスト端部3が挿入されると、ドアウエス
ト端部3はこの爪14と当接することとなる。
【0011】
【作用】このように構成された本考案のドアトリム取付
け用クリップを用いてドアウエスト端部3にドアトリム
5を固定するには、まず図2のように本考案のドアトリ
ム取付け用クリップをドアウエスト端部3に取り付け
る。このときにドアウエスト端部3はボデー受け部4に
挿入されることとなるが、直角に形成された爪14と接触
することによってよってドアウエスト端部3の挿入深さ
は正確に規制され、ドアトリム取付け用クリップは常に
一定の高さにがたつきなく取り付けられることとなる。
け用クリップを用いてドアウエスト端部3にドアトリム
5を固定するには、まず図2のように本考案のドアトリ
ム取付け用クリップをドアウエスト端部3に取り付け
る。このときにドアウエスト端部3はボデー受け部4に
挿入されることとなるが、直角に形成された爪14と接触
することによってよってドアウエスト端部3の挿入深さ
は正確に規制され、ドアトリム取付け用クリップは常に
一定の高さにがたつきなく取り付けられることとなる。
【0012】次にU字状のアッパーベース受け部2にド
アトリムアッパーベース1を挿入することによりドアト
リム5を取り付ける。このときにドアトリム5をたたき
込むことによってドアトリム取付け用クリップを反時計
方向に回転させようとする回転モーメントが生ずるが、
本考案においてはボデー受け部4の背面側の上端をアッ
パーベース受け部2側へ折り曲げて爪14を形成してある
ため、この回転モーメントによって爪14はより深くドア
ウエスト端部3と係合することとなる。このために従来
のようにドアウエスト端部3が爪14を乗り越えてしまう
ことを完全に防止することができる。
アトリムアッパーベース1を挿入することによりドアト
リム5を取り付ける。このときにドアトリム5をたたき
込むことによってドアトリム取付け用クリップを反時計
方向に回転させようとする回転モーメントが生ずるが、
本考案においてはボデー受け部4の背面側の上端をアッ
パーベース受け部2側へ折り曲げて爪14を形成してある
ため、この回転モーメントによって爪14はより深くドア
ウエスト端部3と係合することとなる。このために従来
のようにドアウエスト端部3が爪14を乗り越えてしまう
ことを完全に防止することができる。
【0013】
【考案の効果】以上に説明したように、本考案のドアト
リム取付け用クリップはボデー受け部4の背面側の上端
をアッパーベース受け部2側へ折り曲げて爪14を形成し
たものであるから、アッパーベース受け部2にドアトリ
ム5をたたき込む際にも爪14が撓まず、従来のようにド
アウエスト端部3が爪14を乗り越えてしまうおそれがな
い。このためにドアウエスト端部3の挿入深さは爪14に
より正確に規制され、ドアトリム5の取付け位置が正確
に決まるとともに、ドアトリム5はがたつきなく取り付
けられることとなる。よって本考案は従来の問題点を解
決したドアトリム取付け用クリップとして、その実用的
価値は極めて大きいものである。
リム取付け用クリップはボデー受け部4の背面側の上端
をアッパーベース受け部2側へ折り曲げて爪14を形成し
たものであるから、アッパーベース受け部2にドアトリ
ム5をたたき込む際にも爪14が撓まず、従来のようにド
アウエスト端部3が爪14を乗り越えてしまうおそれがな
い。このためにドアウエスト端部3の挿入深さは爪14に
より正確に規制され、ドアトリム5の取付け位置が正確
に決まるとともに、ドアトリム5はがたつきなく取り付
けられることとなる。よって本考案は従来の問題点を解
決したドアトリム取付け用クリップとして、その実用的
価値は極めて大きいものである。
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】本考案の実施例を示す斜視図である。
【図3】従来例を示す断面図である。
【図4】他の従来例を示す断面図である。
1 ドアトリムアッパーベース 2 U字状のアッパーベース受け部 3 ボデー側のドアウエスト端部 4 逆U字状のボデー受け部 6 クリップ頂部 14 爪
Claims (1)
- 【請求項1】 ドアトリムアッパーベース(1) が挿入さ
れるU字状のアッパーベース受け部(2) の背面に、ボデ
ー側のドアウエスト端部(3) が挿入される逆U字状のボ
デー受け部(4) を連設したドアトリム取付け用クリップ
において、ボデー受け部(4) の背面側の上端をアッパー
ベース受け部(2) 側へ折り曲げることにより、クリップ
頂部(6) とボデー受け部(4) の開口部との中間位置に、
ドアウエスト端部(3) と当接する爪(14)を形成したこと
を特徴とするドアトリム取付け用クリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1862792U JP2546513Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | ドアトリム取付け用クリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1862792U JP2546513Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | ドアトリム取付け用クリップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0580911U JPH0580911U (ja) | 1993-11-02 |
JP2546513Y2 true JP2546513Y2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=11976859
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1862792U Expired - Fee Related JP2546513Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | ドアトリム取付け用クリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2546513Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6497551B2 (ja) * | 2015-05-08 | 2019-04-10 | スズキ株式会社 | サンシェードフック取付け構造 |
FR3102428B1 (fr) * | 2019-10-29 | 2021-09-17 | Renault Sas | Agrafe de retenue d’un bandeau de garniture de porte d’un véhicule automobile |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP1862792U patent/JP2546513Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0580911U (ja) | 1993-11-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970425 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323111 |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
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