JP2546146Y2 - 家庭用多機能入浴設備 - Google Patents

家庭用多機能入浴設備

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JP2546146Y2
JP2546146Y2 JP3794591U JP3794591U JP2546146Y2 JP 2546146 Y2 JP2546146 Y2 JP 2546146Y2 JP 3794591 U JP3794591 U JP 3794591U JP 3794591 U JP3794591 U JP 3794591U JP 2546146 Y2 JP2546146 Y2 JP 2546146Y2
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JP
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bath
hot water
bathtub
multifunctional bathing
jet
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JP3794591U
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寛 菊井
晏男 片貝
正和 高藤
建治郎 塩野谷
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千代田テクノエース株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、商業的な浴場が備える
ような種々の付加的機能を備えた家庭用多機能入浴設備
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】流水圧、噴出気泡、噴霧蒸気、などによ
って身体に刺激を受け、これのマッサージ効果によって
爽快感を得ようとする多重浴施設が、主にリゾート地な
どにおいて見られるようになってきた。このような施設
を利用して精神的なリフレッシュを図り、かつ健康増進
に役立てようとする機運が高まりつつある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、こうした施
設は、一般に大規模となりがちであるため、一般家庭に
持込むことは現実的ではないのが実情である。一般家庭
向けとして、空気混合噴流装置を備えたユニットバス
や、単体の気泡発生装置などが市販されてはいるが、単
一機能しか有していないため、家庭内での多機能入浴効
果の享受、温泉気分の醸成に十分とは言い難い。
【0004】本考案は、このような実情に鑑みて案出さ
れたものであり、その主な目的は、比較的小規模な設備
にてより多くの機能を併せ持つ家庭用の入浴設備を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本考
案によれば、互いに隣接配置された洗い場と、比較的浅
底の浴槽と、比較的深底の浴槽とを有すると共に、湯循
環ポンプと、浴槽内の湯面下に開口した空気混合噴出口
と、湯面上の高所に開口した打たせ湯噴出口とを備えた
ことを特徴とする家庭用多機能入浴設備によって達成さ
れる。
【0006】
【作用】このような構成によれば、高低2つの湯温の浴
槽での交互湯浴と、寝姿並びにかがんだ姿勢での湯浴
と、これら両湯浴姿勢における気泡噴射による筋肉の弛
緩・緊張の双方に応じたマッサージと、打たせ湯による
強めのマッサージとが小浴室で可能となる。また、大浴
場と異なり、入浴者の好みに応じた湯温、あるいは入浴
者の好みに応じたタイミングでの気泡噴射および打たせ
湯によるマッサージが可能となる。
【0007】
【実施例】以下に本考案の構成を添付の図面に示された
具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。
【0008】図1は、本考案に基づき構成された家庭用
浴室の全体を示すふ瞰図である。この浴室は、洗い場1
と、比較的浅底の寝湯槽2と、比較的深底の全身浴槽3
との3つの部分からなっている。
【0009】洗い場1の一壁面4aには、湯水混合栓5
とシャワーノズル6とが設けられ、他方の壁面4bの腰
部には、腰掛けるのに適度な高さに設定されたベンチ7
が設けられている。そしてベンチ7の内側には、図2に
示すように、生蒸気噴出口8が開口し、ベンチ7の洗い
場1に面した開口部には、ギャラリ9が嵌込まれてい
る。この生蒸気噴出口8は下向きに開口しており、蒸気
を床に一旦当てることにより、ギャラリ9から蒸気が直
接噴出しないようにしてある。なお、この生蒸気は、図
示外の蒸気ボイラから供給されるが、湿式サウナとして
利用する際にできるだけ小さいボイラ容量にて浴室温度
を十分に高めることができるようにするために、浴槽と
の間を厚地の樹脂カーテン10で仕切れるようにしてあ
る。
【0010】寝湯槽2は、概ね西洋式バスタブ様の形状
をなし、湯面下約400ミリメートル程度の深さとさ
れ、かつ長手方向の一方の壁に緩やかな斜面11が設け
られており、この斜面11に背を当てて仰臥すると、身
体全体が伸ばせるようになっている。そして浴槽の側壁
には、それぞれ肘掛け12が設けられ、浴槽内壁の3方
における底面から150〜200ミリメートル程度の高
さの位置には、後記する空気混合噴流を噴出させるため
の噴出孔13が開口し、さらにその底面には、後記する
気泡発生プレート14が埋め込まれている。なお、本浴
槽は、主として比較的低温の湯用として使用されること
が多い。
【0011】全身浴槽3は、湯面下約600ミリメート
ル程度の深さとされ、普通の体格のひとが上体を立てて
しゃがんだ姿勢がちょうど良いようになっており、浴槽
の長手方向の一方の端には、腰掛けると上体が湯面上に
出る程度の高さの段部15が設けられている。そしてこ
ちら側の壁面の天井に近い位置には、湯を落下放出する
ための打たせ湯ノズル16が設けられている。また、こ
の浴槽の内壁の3方にも、寝湯槽2と同様に、空気混合
噴流を噴出させるための噴出孔13が開口している。
【0012】一方、打たせ湯と空気混合噴流とは、肩部
や腰部などに圧力噴流を当ててマッサージ効果を得よう
とするものであり、通常、打たせ湯は肩叩きに匹敵する
かなり強いマッサージ作用を有し、空気混合噴流は、打
たせ湯に比して幾分かマイルドなマッサージ作用を有す
る。従って、両者ともに、適度な圧力を必要とするが、
噴流に適度な圧力を与えるためのポンプは、図3に示す
ように、一台のポンプ17が共用されている。このポン
プ17の吸入口17aは、第1の選択切替弁18を介し
て寝湯槽2と全身浴槽3との浴槽内に接続されており、
第1の選択切替弁18にて選択されたいずれか一方の浴
槽内から吸入された湯が、ポンプ17の吐出口17bに
接続された第2の選択切替弁19を介し、その浴槽内の
噴出孔13から噴出するようになっている。そしてこの
吐出通路の中間部には、公知のエジェクタポンプ20が
設けられており、湯の流動によって吸入された空気が噴
出流に混入するようになっている。また、第2の選択切
替弁19は、全身浴槽3から吸入した湯を、打たせ湯ノ
ズル16に振り向けられるようにもなっており、全身浴
槽3を使用する時には、打たせ湯と空気混合噴流とのい
ずれか一方を選択し得るようになっている。このような
選択切替弁を用いることにより、同一の圧送ポンプによ
って両浴槽のそれぞれの湯温を維持したままの空気混合
噴流、並びに打たせ湯を発生させることができ、設備規
模の縮小化と機能の多様化との両立に好適である。
【0013】気泡発生プレート14は、角パイプを格子
状に構成し、その上面に多数の空気噴出孔21を設け、
適宜な送風機が発生する圧力空気を配管22を介して送
り込むようになっている。従って、これの角パイプ内に
空気が送り込まれると、浴槽内に夥しい気泡が発生する
こととなる。なお、この気泡の破裂によって超音波が発
生し、これが身体に良い影響を与える、との説もある
が、気泡が身体に接触する際の刺激がマッサージ効果を
生むことは確かであるものと想像される。この気泡発生
プレート14は、全身浴槽3に設けても良いことは言う
までもない。
【0014】ところで、各浴槽に対する湯水の混合栓や
蛇口類、および気泡用ポンプ、あるいは湯の循環ポンプ
とこれらの作動に付随する切替弁の操作を行なうための
操作スイッチ類については、使用性を勘案したうえで、
例えば壁面あるいは各浴槽の縁のエプロン部分の適所に
設ければ良い。
【0015】以上、本考案を一実施例に即して説明した
が、洗い場並びに各浴槽のレイアウトに関しては、上記
実施例に限定されるものではなく、例えば洗い場を中央
に置き、その両側に各浴槽を配しても良いし、洗い場、
寝湯、全身浴と、この順に並べても良い。通常、最小規
模として寝湯槽は1人用、全身浴槽は1〜2人用の容量
とするのが好ましいが、大家族向けとしては、両浴槽の
幅を広げたり、あるいは両浴槽を2組設置したりするこ
ともできる。
【0016】
【考案の効果】このように本考案によれば、さほど大き
な規模を必要とせずに家庭用入浴設備を高度に多機能化
し得るので、家庭内でも大規模多重浴設備と同等の保健
効果を得られると共に、湯温、マッサージ効果などを入
浴者が自由に選択することが可能となり、さらには手軽
に温泉気分を味わうことができる。従って、家庭用入浴
設備の付加価値を高めるうえに大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に基づき構成された浴室の一例を示すふ
瞰図である。
【図2】蒸気噴出口を示す要部断面図である。
【図3】湯の循環系統図である。
【図4】気泡発生プレートの部分的な斜視図である。
【符号の説明】
1 洗い場 2 寝湯槽 3 全身浴槽 4a・4b 壁面 5 湯水混合栓 6 シャワーノズル 7 ベンチ 8 生蒸気噴出口 9 ギャラリ 10 樹脂カーテン 11 斜面 12 肘掛け 13 噴出孔 14 気泡発生プレート 15 段部 16 打たせ湯ノズル 17 ポンプ 17a 吸入口 17b 吐出口 18 第1の選択切替弁 19 第2の選択切替弁 20 エジェクタポンプ 21 空気噴出孔 22 配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−122188(JP,A) 実開 平2−68782(JP,U) 実開 昭61−168815(JP,U) 実開 昭63−176441(JP,U) 実開 平1−90530(JP,U)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに隣接配置された洗い場と、比較的浅
    底の浴槽と、比較的深底の浴槽とを有すると共に、湯循
    環ポンプと、浴槽内の湯面下に開口した空気混合噴出口
    と、湯面上の高所に開口した打たせ湯噴出口とを備えた
    ことを特徴とする家庭用多機能入浴設備。
  2. 【請求項2】前記湯循環ポンプの吐出端と、前記空気混
    合噴出口並びに前記打たせ湯噴出口との間が、選択切替
    弁を介して接続されることを特徴とする請求項1に記載
    の家庭用多機能入浴設備。
  3. 【請求項3】多孔板式気泡発生装置と、蒸気噴出装置と
    を備えることを特徴とする請求項1、もしくは請求項2
    に記載の家庭用多機能入浴設備。
JP3794591U 1991-04-24 1991-04-24 家庭用多機能入浴設備 Expired - Lifetime JP2546146Y2 (ja)

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JPH04124148U JPH04124148U (ja) 1992-11-11
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