JP2545977B2 - 撮像装置における雑音抑圧方法 - Google Patents

撮像装置における雑音抑圧方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、CCTV(Closed Circuit Television)カ
メラやビデオカメラ等の撮像装置における雑音抑圧方法
に係り、更に詳しくは信号のS/N比を上げ、かつ、雑音
を抑圧する撮像装置の雑音抑圧方法に関するものであ
る。
[従 来 例] 近年、CCTVカメラやビデオカメラには小型・軽量、高
信頼性の点からCCD固体撮像素子が用いられている。CCT
Vカメラ(CCDカメラ)は金融機関やコンビニエンススト
アにおけるセキュリティシステムに用いられるだけでな
く、ロボットの視覚センサ等のFA分野にも用いられるよ
うになった。
そのCCDカメラは、例えば第5図に示す構成をしてお
り、結像した被撮像体を電気信号に変換するCCD固体撮
像素子1と、このCCD固体撮像素子1にて得られた信号
を増幅する増幅部(直線増幅回路)2と、この増幅され
た信号を映像信号とする信号処理回路3と、その映像信
号による画像の階調特性を補正するためのガンマ補正部
4と、このガンマ補正した映像信号をカメラ出力とする
ための信号処理バッファ部5と、上記CCD固体撮像素子
1を所定タイミング信号で駆動するドライブ回路6等を
備えている。
上記CCDカメラにおいては、CCD固体撮像素子1に結像
した被撮像体による信号は、第6図の特性図にしたがっ
て直線的に増幅され、その後信号処理されて映像信号と
される。さらに、第7図の特性図に示されるように、そ
の映像信号はガンマ補正部4のガンマ補正値(通常、こ
のガンマ補正値γは0.45とされている。)に応じて補正
され、カメラ出力とされる。
[発明が解決しようとする課題] ところで、多段の増幅回路の場合、S/N比は初段の増
幅回路におけるS/N比によって略決定される。それを説
明すると、例えば利得α,β,θの3段の増幅回路にお
いて、それら増幅回路系の雑音(ノイズ)がnであり、
入力信号がsである場合、第1段目の増幅回路における
S/N比は s・α/nとなり また、第2段目の増幅回路におけるS/N比は s・α・β/(n+β・n)となり、 さらに第3段目の増幅回路におけるS/N比は s・α・β・θ/(n+β・θ・n+θ・n) =s・α/(n/β・θ+n+n/β)となる。
ここで、利得α,β,θ≫1であれば、第3段目の増
幅回路におけるS/N比はs・α/nとなり、初段目のS/N比
と同じとなる。
このように、多段の増幅回路系のS/N比は初段の増幅
回路におけるS/N比によって略決定されるため、上記CCD
カメラの場合初段の増幅部2によりS/N比が決定される
ことになる。しかし、上記増幅部2が直線増幅回路であ
ることから、ダイナミックレンジの関係で利得を大きく
することができず、S/N比の向上を図ることが困難であ
り、特に入力信号の低レベル時にあってはそのS/N比が
より悪化していた。
この発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、そ
の目的は初段増幅における利得を大きくすることがで
き、S/N比を改善し、増幅回路系における雑音を抑制す
ることができるようにようにした撮像装置における雑音
抑圧方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、この発明は、CCDカメラ等
の撮像手段と、同撮像手段にて捕らえられた被撮像体を
映像信号に処理する信号処理回路と、その映像信号によ
る画像の階調特性を所定のガンマ補正値γにて補正する
ガンマ補正部と、同ガンマ補正部にてガンマ補正された
映像信号をカメラ出力とする信号処理バッファ部とを備
えてなる撮像装置における雑音抑制方法において、ガン
マ補正部を第1のガンマ補正部と第2のガンマ補正部の
2つとし、その一方の第1のガンマ補正部を上記信号処
理回路の前段に、他方の第2のガンマ補正部を上記信号
処理回路の後段にそれぞれ接続し、上記第1のガンマ補
正部には上記ガンマ補正値γよりも小さなガンマ補正値
γを与えるとともに、上記第2のガンマ補正部には上
記ガンマ補正値γよりも大きなガンマ補正値γを与
え、かつ、それらのトータルガンマ補正値(γ×
γ)を上記ガンマ補正値γとほぼ等しくなるようにし
たことを特徴としている。
[作用] 上記方法としたので、上記第1のガンマ補正部によ
り、CCD固体撮像素子に結像した被撮像体による信号に
対してガンマ補正が行われ、しかも過補正とされる。そ
のため、被撮像体による信号の低レベル時における利得
が大きく、すなわちその補正量を大きくすることにより
生じるダイナミックレンジの余裕分だけ、利得が大きく
なる。このように、CCDカメラの初段の増幅回路である
第1のガンマ補正部によりS/N比の向上が期待できる。
また、第1のガンマ補正部にて過補正された信号は、信
号処理されて映像信号とされた後、第2のガンマ補正部
に入力され、その過補正分が戻される。しかも、その第
2のガンマ補正部においては、映像信号の低レベル時に
おける利得が小さく抑えられるため、上記第1のガンマ
補正部以後の回路で発生するノイズを抑圧することがで
きる。
[実 施 例] 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
なお、第1図中、第5図と同一部分に同一符号を付し重
複説明を省略する。
この発明においては第1図に示されているように、ガ
ンマ補正部として第1のガンマ補正部7と第2のガンマ
補正部8の2つが用意されており、その一方の第1のガ
ンマ補正部7は信号処理回路3の前段に接続され、他方
の第2のガンマ補正部8は同信号処理回路3の後段に接
続されている。
ここで、先に説明した第5図のガンマ補正部4のガン
マ補正値をγであるとすると、第1のガンマ補正部7の
ガンマ補正値(γ)はそのガンマ補正値(γ)よりも
小さな値とされ、これに対して第2のガンマ補正部8の
ガンマ補正値(γ)はガンマ補正値(γ)よりも大き
な値とされるが、この場合、これらのガンマ補正値(γ
)と(γ)は、そのトータルガンマ補正値(γ×
γ)がガンマ補正部4のガンマ補正値(γ)とほぼ等
しくなるような関係におかれる。
例えば、先に説明した第5図のガンマ補正部4のガン
マ補正値(γ)が0.45で、第1のガンマ補正部7のガン
マ補正値(γ)が0.4に設定されたとすると、第2の
ガンマ補正部8のガンマ補正値(γ)は、0.45/0.4=
1.125とされる。
次に、上記構成のCCDカメラによる雑音抑制方法を第
2図乃至第4図の特性図に基づいて説明する。
まず、ドライブ回路6からの駆動信号によりCCD固体
撮像素子1が駆動され、そのCCD固体撮像素子1に結像
されている被撮像体による電気信号が第1のガンマ補正
部7に入力されるものとする。すると、第2図に示され
るように、その信号に対して階調特性の補正が行われ、
ここで第2図の入力aにおける曲線の傾きは第6図の入
力aにおける直線の傾きより大きく、つまり信号の低レ
ベル時における利得が大きくなっている。すなわち、上
記第1のガンマ補正部7のガンマ補正値(γ)を小さ
くし、入力信号に対する階調特性の補正量を大きくする
ことによって生じるダイナミックレンジの余裕分だけ、
利得を上げている。したがって、CCDカメラのS/N比は、
その初段の増幅回路である第1のガンマ補正部7により
略決定されることから、通常の回路よりも向上すること
が期待できる。
しかし、上記第1のガンマ補正部7においては、入力
信号に対してガンマ補正を過補正としているため、その
過補正を戻す必要がある。そこで、信号処理回路3にて
得られた映像信号を第2のガンマ補正部8に入力し、そ
の映像信号に対して上記過補正分を逆にガンマ補正して
いる。このとき、第3図の特性図にしたがって、その映
像信号に対してガンマ補正が行われるため、その信号の
振幅の小さい領域での利得が圧縮され、初段回路の第1
のガンマ補正部7以後の回路で発生するノイズ(低レベ
ルノイズ)が抑圧される。しかも、第1および第2のガ
ンマ補正部7,8のトータルガンマ補正値(γ×γ
が第5図のガンマ補正部4のガンマ補正値(γ)と同じ
であるため、第4図の特性図にしたがって入力信号に対
してガンマ補正が行われたと同じとなる。その結果、ガ
ンマ補正に関しては第7図の特性図に基づいた補正と従
来同様の効果が得られる。
このように、第1のガンマ補正部7にて入力信号に対
するガンマ補正を過補正として、低レベル時の利得を大
きくすることにより、また第2のガンマ補正部8にて映
像信号に対するガンマ補正を行なって、信号の振幅の小
さい領域での利得を圧縮することにより、CCDカメラのS
/N比の向上を図ることができ、かつ、低レベルノイズを
抑圧することができる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明の撮像装置における雑
音抑圧方法によれば、CCDカメラ等の撮像手段と、同撮
像手段にて捕らえられた被撮像体を映像信号に処理する
信号処理回路と、その映像信号による画像の階調特性を
所定のガンマ補正値γにて補正するガンマ補正部と、同
ガンマ補正部にてガンマ補正された映像信号をカメラ出
力とする信号処理バッファ部とを備えてなる撮像装置に
おける雑音抑制方法において、ガンマ補正部を第1のガ
ンマ補正部と第2のガンマ補正部の2つとし、その一方
の第1のガンマ補正部を上記信号処理回路の前段に、他
方の第2のガンマ補正部を上記信号処理回路の後段にそ
れぞれ接続し、上記第1のガンマ補正部には上記ガンマ
補正値γよりも小さなガンマ補正値γを与えるととも
に、上記第2のガンマ補正部には上記ガンマ補正値γよ
りも大きなガンマ補正値γを与え、かつ、それらのト
ータルガンマ補正値(γ×γ)を上記ガンマ補正値
γとほぼ等しくなるようにしたことにより、第1のガン
マ補正部により入力段の低レベル時の利得を上げ、S/N
比の向上を図ることができ、また第2のガンマ補正部に
より低レベルノイズを抑圧することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示し、雑音抑圧方法が適
用されるCCDカメラの概略的ブロック図、第2図乃至第
4図は上記CCDカメラのガンマ補正を説明するための特
性図、第5図は従来の雑音抑圧方法が適用されるCCDカ
メラの概略的ブロック図、第6図および第7図は第5図
のCCDカメラのガンマ補正を説明するための特性図であ
る。 図中、1はCCD固体撮像素子、2は増幅部、3は信号処
理回路、4はガンマ補正部、5は信号処理バッファ部、
6はドライブ回路、7は第1のガンマ補正部、8は第2
のガンマ補正部である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CCDカメラ等の撮像手段と、同撮像手段に
    て捕らえられた被撮像体を映像信号に処理する信号処理
    回路と、その映像信号による画像の階調特性を所定のガ
    ンマ補正値γにて補正するガンマ補正部と、同ガンマ補
    正部にてガンマ補正された映像信号をカメラ出力とする
    信号処理バッファ部とを備えてなる撮像装置における雑
    音抑制方法において、ガンマ補正部を第1のガンマ補正
    部と第2のガンマ補正部の2つとし、その一方の第1の
    ガンマ補正部を上記信号処理回路の前段に、他方の第2
    のガンマ補正部を上記信号処理回路の後段にそれぞれ接
    続し、上記第1のガンマ補正部には上記ガンマ補正値γ
    よりも小さなガンマ補正値γを与えるとともに、上記
    第2のガンマ補正部には上記ガンマ補正値γよりも大き
    なガンマ補正値γを与え、かつ、それらのトータルガ
    ンマ補正値(γ×γ)を上記ガンマ補正値γとほぼ
    等しくなるようにしたことを特徴とする撮像装置におけ
    る雑音抑制方法。
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