JP2545922Y2 - 排水栓の操作装置 - Google Patents

排水栓の操作装置

Info

Publication number
JP2545922Y2
JP2545922Y2 JP7347092U JP7347092U JP2545922Y2 JP 2545922 Y2 JP2545922 Y2 JP 2545922Y2 JP 7347092 U JP7347092 U JP 7347092U JP 7347092 U JP7347092 U JP 7347092U JP 2545922 Y2 JP2545922 Y2 JP 2545922Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
operating device
operating
swinging rod
operating rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7347092U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0627970U (ja
Inventor
英治 小沢
Original Assignee
株式会社イナックス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社イナックス filed Critical 株式会社イナックス
Priority to JP7347092U priority Critical patent/JP2545922Y2/ja
Publication of JPH0627970U publication Critical patent/JPH0627970U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2545922Y2 publication Critical patent/JP2545922Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ロータンクの底部に設
けられるフロート弁等の排水栓を、操作杆の押し込み動
作又は引っ張り動作により開き上げるための操作装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、便器洗浄水を貯留するロータン
ク20の底部に設けた排水栓30の開き上げ操作を、押
し込み動作により行うことができる従来の操作装置51
を示すものである。この操作装置51は、図8に拡大し
て示す如く、前端が排水栓30と鎖10等で連結され、
後端がロータンク20の壁体21に固定したブラケット
57へ枢軸58によって揺動可能に枢支された揺動杆5
9と、ロータンク20の壁体21を貫通して上記ブラケ
ット57と共にナット54で固定されたホルダー55内
に、前記揺動杆59の後端部を先端で押圧し得るように
進退可能に配設された操作杆52とから成っている。
【0003】ロータンク20の外面側へ突出させた頭部
52aをホルダー55内装したバネ53に抗して押し込
んで、操作杆52を前進させると、その先端で揺動杆5
9の後端部を押圧し、当該揺動杆59を二点鎖線で示す
ように上方へ回動させる。これにより、先端の鎖10を
介して排水栓30が開き上げられ、所定の排水が行われ
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来の押し込
み式操作装置51をロータンク21に取り付けようとす
る場合、図9の(A)〜(C)に示す3種類の態様が考
えられる。図9の(A)は、操作装置51をロータンク
20の側面へ取り付けた場合であるが、この位置は、操
作杆52の頭部52aの押し込み動作を行いにくく、力
を加えづらいという欠点がある。同図(B)のように、
操作装置51をロータンク20の正面中央部に設けた場
合は、前記図(A)の場合に比べると、押し込み動作の
際に力を入れるのが容易ではあるが、便器に備えつけら
れる便座や便蓋を開き上げた状態では操作がしづらいと
いう欠点がある。そこで、同図(C)の如く、操作装置
51を、ロータンク20の正面右寄りへ設置することが
考えられる。けれども、この位置は、操作が最も容易に
なるものの、装置の構造上、操作杆52と揺動杆59と
を平面視してほぼ一直線上となるように配置せねばなら
ないため、排水栓30がロータンク20の底部の右寄り
に設けられている場合にしか実施することができない。
それ故、排水栓30をロータンク20の底部中央に設置
する一般の密結式便器には、当該態様は採用不可能であ
るという欠点を有する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記従来の欠
点に鑑み、密結式便器用のロータンクであっても、操作
性の良好な位置に取り付けることの可能な排水栓の操作
装置を提供するものである。本考案に係る操作装置の特
徴とするところは、前端に鎖等を介して排水栓が連結さ
れ途中が枢軸により揺動自在に支持された揺動杆の後端
側に、当該揺動杆に対しほぼ垂直な方向を進退移動する
操作杆が配設され、当該操作杆の先端部に前記揺動杆の
後端側表面に斜め上方から当接する円錐面形状が設けら
れていることである。
【0006】
【作用】本考案に係る操作装置の作用を、図1の、操作
杆2の先端に、当該操作杆2の前進方向へ向かって先細
りの円錐面形状6を設けた場合の実施例について説明す
る。この操作装置1の操作杆2の頭部2aをバネ3に抗
して押し込むと、操作杆2の先端に設けられた円錐面形
状6の下側の部分が、操作杆2に対してほぼ垂直な方向
に配置された揺動杆9の後端側の表面に斜め上方から当
接しながら前進する(図1の(C)参照)。これによ
り、揺動杆9の後端側が下方へ押し下げられるから、当
該揺動杆9の前端が上方へ回動し(図1の(B)参
照)、鎖10等を介して、排水栓を開き上げる。
【0007】
【実施例】(第1実施例) 図1に、本考案に係る排水栓の操作装置1の第1実施例
を示す。この操作装置1は、壁体21を貫通させたホル
ダー5と共にナット4でロータンク20へ固定したブラ
ケット7に枢軸8で枢支された揺動杆9と、上記ホルダ
ー5内に貫挿され、揺動杆9の後端側において当該揺動
杆9に対してほぼ垂直な方向を進退移動する操作杆2と
から成る。この操作杆2の先端には、揺動杆9の後端側
表面に斜め上方から当接し、前進方向へ向かって先細り
の円錐面形状6が設けられている。なお、上記ホルダー
5には、操作杆2を後退位置まで復帰移動させるための
バネ3が内装されている。また、前記揺動杆9の前端
は、鎖10等によって、排水栓と連結されている。
【0008】上記操作装置1におけるロータンク20の
外面側へ突出させた操作杆2の頭部2aをバネ3に抗し
て押し込み、操作杆2を図1の(C)の如く前進させる
と、先端に設けた円錐面形状6の下側の部分によって、
これと当接している揺動杆9の後端側が下方へ押し下げ
られる。これにより、揺動杆9の前端が、同図(B)の
如く上方へ回動し、鎖10等を介して排水栓を開き上
げ、所要の排水を実行する。
【0009】ところで、揺動杆9は、ブラケット7へ枢
軸8によって回動可能に取り付けられるが、揺動杆9と
枢軸8との間には、多少のゆとりを設けるのが普通であ
る。このため、枢軸8のみの支持であると、操作杆2の
進退移動により、揺動杆9が上下に回動するだけでな
く、操作杆2の進退方向への変動も生ずる。上下方向以
外の変動が生ずると、揺動杆9による鎖10の引き上げ
高さに変化が生じ、適正な洗浄が出来なくなるおそれが
ある。
【0010】そこで、本実施例では、図2に示すような
ブラケット7を用いて、揺動杆9の回動方向を規制する
こととした。このブラケット7は、操作杆2を内装する
ホルダー5の挿通用開孔70を有しナット4によりロー
タンク20の壁体21へ固定される固定部7a、固定部
7aの一端から垂直に起立する起立部7b、起立部7b
の先端に設けられ揺動杆9を支持する枢軸8の貫挿用透
孔71を有する枢支部7c、及びこの枢支部7cの一端
へさらに垂直に折曲形成され長孔又はスリット72を有
するガイド部7dから成っている。上記ブラケット7の
枢支部7cに、揺動杆9を、枢軸8で取り付けると共
に、ガイド部7dのスリット72を貫通させることによ
り、揺動杆9の回動方向を該スリット72により規制す
ることができる。従って、揺動杆9が操作杆2の進退方
向に変動するのが阻止されるから、鎖10の引き上げ量
が一定になり、洗浄不良を招くおそれがなくなる。ま
た、ホルダー5を挿通用開孔70は、図示する矩形その
他の多角形状とし、ホルダー5の側面にこれと対応する
多角面形状を形成しておくことにより、ブラケット7と
ホルダー5との間の廻り止めとすることができる。
【0011】図3は、前記操作装置1を、ロータンタ2
0に取り付けた状態を平面視して示すものである。この
ように、本考案に係る操作装置1は、揺動杆9と操作杆
2とがほぼ垂直となるように配置される。それ故、排水
栓30がロータンタ20底部のほぼ中央に位置している
場合でも、操作装置1を、操作の最も容易な正面右寄り
に取り付けることが可能である。
【0012】(第2実施例) 図4は、操作杆2の引っ張り動作により、排水栓を開き
上げるように構成した実施例を示すものである。本実施
例における操作装置1の基本的構成は、前記第1実施例
と共通である。但し、操作杆2の先端に設けられる円錐
面形状6を、前記第1実施例とは反対に、先端へ向かっ
て拡開する形状になした点、及び、ホルダー5に内装さ
れるバネ3は、操作杆2を前進方向(矢印と反対の方
向)へ付勢している点が異なる。本実施例では、操作杆
2の頭部2aをバネ3に抗して矢印の方向へ引っ張る
と、先端の円錐面形状6が揺動杆9の後端側を下方へ押
し下げ、これにより、揺動杆9の前端が上方へ回動して
排水栓を開き上げる。このように、本考案に係る操作装
置1は、排水栓の開き上げ操作を、操作杆2の押し込み
動作によって行うか、引っ張り動作によって行うかを、
所望に応じて適宜選択することが可能である。
【0013】(第3実施例) 図5は、操作杆2の引っ張り動作と押し込み動作によ
り、小便用の洗浄と大便用の洗浄の2種類の洗浄を行え
るように構成した実施例を示すものである。本実施例に
おける操作装置1の特徴は、操作杆2の先端に、大径の
円錐面形状6aと小径の円錐面形状6bとを設け、前者
の大径の円錐面形状6aを操作杆2の前進方向へ向かっ
て先細りとすると共に後者の小径の円錐面形状6bを後
退方向へ向かって先細りとなるようにした点、及び、ホ
ルダー5内に操作杆2を後退方向へ付勢するバネ3aと
前進方向へ付勢するバネ3bの2種類のバネ3a,3b
を内装した点にある。本実施例では、操作杆2の頭部2
aをバネ3aに抗して押し込むと、大径の円錐面形状6
aが揺動杆9の後端側を下方へ押し下げる。このとき、
円錐面形状6aは大径であるため揺動杆9の回動量は大
きく、依って、大便用の洗浄が実行される。逆に、操作
杆2の頭部2aをバネ3bに抗して引っ張ると、小径の
円錐面形状6bが揺動杆9の後端側を下方へ押し下げる
が、このときの揺動杆9の回動量は比較的小さいから、
小便用の洗浄が実行される。なお、本実施例に係る操作
装置1の応用として、2種類の円錐面形状の大小関係を
反対にし、操作杆2の引っ張り動作により大便用の洗浄
を行い、押し込み動作により小便用の洗浄を行うように
することも可能である。但し、比較的大きい操作力を必
要とする大便用の洗浄を、力を加えやすい押し込み動作
により実行するように設定するのが一般的であると考え
られるが、いずれの構成とするかは、所望に応じて適宜
選択することが可能である。
【0014】(その他の実施例) 本考案の実施例は、前述した以外に、様々な応用が可能
である。例えば、図6に例示する如く、揺動杆9の後端
部における円錐面形状6と当接する部位に、ポリアセタ
ール樹脂等の摩擦係数の小さい素材からなるチューブ4
0を、ストッパー41,41で脱落を阻止して回転自在
に外嵌し、円錐面形状6の進退移動の円滑化を図ること
もできる。また、操作杆2の先端に設ける円錐面形状6
は、必ずしも完全な円錐である必要はなく、揺動杆9の
後端部表面と当接する下半部のみであってもよい。さら
に、円錐面形状6の勾配は、ロータンクの寸法や、必要
とする揺動杆9の回動角度等に応じて、適宜設定され
る。なお、操作杆2の取付位置は、一般に、ロータンク
の正面右寄りが最も操作性が良いが、所望により、正面
左寄りへ配置することも可能である。その他、本考案
は、実施の態様に応じた変更を妨げるものではない。
【0015】
【考案の効果】本考案に係る排水栓の操作装置は、揺動
杆と操作杆とをほぼ垂直となるように配置するから、こ
れをロータンクに適用した場合、排水栓が中央に配置さ
れている場合であっても、操作杆を、最も操作の容易な
正面右寄りへ取り付けることができる。即ち、本考案に
よれば、一般の密結式便器にも、押し込み式又は引っ張
り式の排水栓の操作装置を、最も操作性の良好な箇所へ
配設することが可能である。
【0016】また、本考案に係る排水栓の操作装置は、
部品点数が少なく簡単な機構で構成されているから、施
工が簡単であり、コストも低い。その上、排水栓の開き
上げ操作を、操作杆の押し込み動作によって行うか又は
引っ張り動作によって行うかを、所望に応じて選択する
ことができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示すものであって、
(A)は操作装置の平面断面図、(B)は正面図、
(C)は左側面断面図である。
【図2】本考案に利用するブラケットの一例を示す斜視
図である。
【図3】本考案の第1実施例に係るものであって、図1
に示す操作装置をロータンクに取り付けた状態を示す平
面図である。
【図4】本考案の第2実施例を示すものであって、操作
装置の平面断面図である。
【図5】本考案の第3実施例を示すものであって、操作
装置の平面断面図である。
【図6】本考案のその他の実施例を示すものであって、
(A)は円錐面形状と揺動杆の後端部表面との当接部分
を取り出して示す斜視図、(B)は同当接部分の側面断
面図である。
【図7】ロータンクに取り付けられた従来の押し込み式
の排水栓の操作装置を示す正面断面図である。
【図8】図7に示す従来の押し込み式の排水栓の操作装
置を拡大して示す正面断面図である。
【図9】従来の押し込み式の排水栓の操作装置の取付態
様を示す平面図である。
【符号の説明】
1 操作装置 2 操作杆 2a 操作杆の頭部 3 バネ 4 ナット 5 ホルダー 6 円錐面形状 7 ブラケット 8 枢軸 9 揺動杆 10 鎖 20 ロータンク 21 ロータンクの壁体 30 排水栓 40 チューブ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータンク等に設けられる排水栓を開き
    上げるための操作装置であって、前端に鎖等を介して排
    水栓が連結され途中が枢軸により揺動自在に支持された
    揺動杆の後端側に、当該揺動杆に対しほぼ垂直な方向を
    進退移動する操作杆が配設され、当該操作杆の先端部に
    前記揺動杆の後端側表面に斜め上方から当接する円錐面
    形状が設けられていることを特徴とする排水栓の操作装
    置。
JP7347092U 1992-09-08 1992-09-08 排水栓の操作装置 Expired - Lifetime JP2545922Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7347092U JP2545922Y2 (ja) 1992-09-08 1992-09-08 排水栓の操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7347092U JP2545922Y2 (ja) 1992-09-08 1992-09-08 排水栓の操作装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0627970U JPH0627970U (ja) 1994-04-15
JP2545922Y2 true JP2545922Y2 (ja) 1997-08-27

Family

ID=13519197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7347092U Expired - Lifetime JP2545922Y2 (ja) 1992-09-08 1992-09-08 排水栓の操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2545922Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0627970U (ja) 1994-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5060318A (en) Assembly for automatically closing a water closet cover in a controlled manner
CA2049388A1 (en) Actuating device on the drain valve of a flush tank
US5459885A (en) Dual flush mechanism for a toilet
JP2545922Y2 (ja) 排水栓の操作装置
KR920000331Y1 (ko) 자동차시이트 고정구
JP3600038B2 (ja) オープナー装置
KR200159636Y1 (ko) 양변기
US4120055A (en) Two-stage toilet flushing apparatus
JP2931257B2 (ja) 簡易水洗便器
US6848469B2 (en) Adjustable valve for a toilet
US4633534A (en) Universal toilet tank shut-off assembly
JPH0235111B2 (ja) Jidoshayodoahandorusochi
EP1245744B1 (en) Flush device for a lavatory flush tank
KR200262563Y1 (ko) 양변기용 2단 배수밸브의 배수량 조절장치
JP2594165Y2 (ja) カップホルダ機構付き車両用コンソールボックス
KR200173732Y1 (ko) 수량조절밸브
JP3692596B2 (ja) ラッチ装置
JP3161848B2 (ja) 局部洗浄・乾燥装置における汚染防止装置
JPS5919173Y2 (ja) ボ−ルタツプ
JP3868948B2 (ja) 埋設式ガス栓
KR0115601Y1 (ko) 스페어타이어 캐리어의 고정장치
JPH0121297B2 (ja)
JP2001152529A (ja) 水洗便器装置
JP2554771Y2 (ja) トイレットペーパーホルダー
JPS58191825A (ja) 便器洗浄タンクの排水装置