JP2545399Y2 - モーションセンサ - Google Patents

モーションセンサ

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JP2545399Y2
JP2545399Y2 JP2342891U JP2342891U JP2545399Y2 JP 2545399 Y2 JP2545399 Y2 JP 2545399Y2 JP 2342891 U JP2342891 U JP 2342891U JP 2342891 U JP2342891 U JP 2342891U JP 2545399 Y2 JP2545399 Y2 JP 2545399Y2
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JP
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pressure
motion sensor
conductive rubber
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sensitive conductive
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弘之 手塚
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Kenwood KK
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Kenwood KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はモーションセンサに係
り、全方向のあらゆる角度の傾きを検出することがで
き、特に、非常にゆっくりとした傾き動作を検知する必
要のある被傾斜検知物に好適なモーションセンサに関す
る。
【0002】
【従来技術】従来のモーションセンサとしては、例え
ば、図9に示す構造のものが提供されていた。
【0003】図において、10は振子、10a はスリット
部、11はフォトセンサ、12は軸である。
【0004】モーションセンサの構造としては扇状の振
子10には要部分に軸12が付けられていてこの軸を中心軸
として矢印の方向に可動するようになっている。なお、
軸12は被傾斜検知物(図示せず)に取り付けられて支え
られた構造になっている。
【0005】また、振子10の円弧部分には軸12を基点と
した線上にスリット10a が複数個配列されていて、この
スリット10a に対面してフォトセンサ11が設けられてい
る。
【0006】上記の様に構成されたモーションセンサの
傾斜検知動作としては、軸12を支えている被傾斜検知物
が傾斜動作を起こすと、扇状の振子10は重力に逆らわな
い様に定位置を維持しようとするがフォトセンサ11は被
傾斜検知物と共に傾斜するので、フォトセンサ11と振子
10との間には相対的にズレが生じて振子10に設けられた
スリット部10a をフォトセンサ11が横切るようになって
フォトセンサ11にスリット10a を通して光が通過するこ
とで傾斜の有無を検知するようになっていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
例においては、図9に示すように非常にゆっくりとした
被傾斜検知物の姿勢変化を検知できるようになっている
が、その構造上臨界点を持ってしまいフォトセンサ11の
出力が直線状でないという問題点があり、また、傾斜の
検知方向が1方向のみなので複数の方向の傾斜を検知し
たい場合は数個のモーションセンサが必要となる欠点が
あった。
【0008】この考案は上記した点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは従来例の欠点を解消
し、ゆっくりとした被傾斜検知物の傾きを正確に検知で
き、且つ、その傾き方向も検出できるようにしたモーシ
ョンセンサを提供するところにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案のモーションセ
ンサは、可動体と、この可動体の位置変化或は重心変化
を検知するセンサとで構成され、車両等の被傾斜検知物
の姿勢変化を検知するモーションセンサにおいて、前記
可動体を導電性の球体で構成し、また、センサには前記
球体に外接する正四面体の平面上に配した感圧導電性ゴ
ム等で構成したものからなり、正四面体が取り付けられ
た車両等の被傾斜検知物の姿勢変化により生ずる感圧導
電性ゴム等の特性変化を電気信号に変換することで被傾
斜検知物の全方向のあらゆる角度の微少でゆっくりとし
た傾きを検出できるように構成したものである。
【0010】
【作用】この考案によれば、可動体と、この可動体の位
置変化或は重心変化を検知するセンサとで構成され、被
傾斜検知物の姿勢変化を検知するモーションセンサにお
いて、前記可動体を導電性の球体で構成し、また、セン
サには前記球体に外接する正四面体の平面上に配した感
圧導電性ゴム等で構成したものからなり、正四面体が取
り付けられた被傾斜検知物の姿勢変化により生ずる感圧
導電性ゴム等の特性変化を電気信号に変換するようにし
たので、全方向のあらゆる角度の微少でゆっくりとした
傾きを検出ことができるようになる。
【0011】
【実施例】この考案に係るモーションセンサの実施例を
第1図乃至第8図に基づき説明する。
【0012】図1は感圧導電ゴムを導電球体より外した
斜視図、図2はモーションセンサの上面より見た構造断
面図、図3は車両用モーションセンサとして使用した場
合の上面より見た感圧導電ゴムと導電球体との位置関係
を示す図、図4は車両用モーションセンサとして使用し
た場合の水平方向より見た感圧導電ゴムと導電球体及び
導伝ゴムとの位置関係を示す図、図5は図4の構成とし
た場合の等価回路図、図6は感圧導電ゴムの特性図、図
7は図5の回路出力を処理するブロック図、図8は回路
出力処理のフローチャートである。
【0013】図において、1は導電球体、2は感圧導電
ゴム、3は正四面体、4は導電シート、5はプリント基
板、6はモーションセンサ信号制御装置、7はカーセキ
ュリティシステム、8は盗難信号送信機である。
【0014】モーションセンサの構造について説明する
と、正四面体3の内側の3つの平面中央部にはプリント
基板5をベースとして感圧導電ゴム2が取り付けられて
いて、この3方向からなる感圧導電ゴム2によって導電
球体(例えば、鉄球)1が導電シート4を介して支えら
れている。
【0015】従って、導電球体1は3方向が導電シート
4を介して感圧導電ゴム2に接していて、電気的には各
感圧導電ゴム2は導伝シート4及び導電球体1を介して
導通状態となっていて上記3面以外の残りの1面より導
電ゴムを介してこの導電球体1の電極が取り出されてい
る。
【0016】また、感圧導電ゴム2とプリント基板5と
の接続面はプリント基板5側に接触ラウンドパターンが
施してあってプリント基板5より外部へ電気的に導かれ
るようになっている。
【0017】上記のような構造をしたモーションセンサ
を回路図で示せば図5に示すようになっていて、正四面
体3の中の各感圧導電ゴム2を夫々2a,2b,2cの抵抗体
とし、2xの部分は導電球体1そのものであり実際にはこ
の2xの部分は抵抗0Ωの導電ゴムとなってプリント基板
5を介して正四面体1外部へ出力している。
【0018】各感圧導電ゴム2の抵抗体2a,2b,2cには
抵抗Rが接続されていて、導電球体1の2xの部分には定
電圧電源CVが接続されて抵抗体2a,2b,2cと抵抗Rの
接続点が各出力となっている。
【0019】従って、感圧導電ゴム2による抵抗体2a,
2b,2cと抵抗Rとは分圧回路を構成し、感圧導電ゴム2
の抵抗体2a,2b,2cが圧力によって抵抗値変化を起こせ
ば出力には抵抗値変化に応じた電圧値が得られることに
なる。
【0020】なお、感圧導電ゴム2の抵抗値は図6に示
す特性のようになっていて感圧導電ゴム2に加わる圧力
が大きくなると抵抗値が減少するようになっている。
【0021】このように各感圧導電ゴム2の抵抗体2a,
2b,2cが抵抗値変化することにより、正四面体3がいず
れかの方向に傾くと、内部の導電球体1は傾いた方向に
ある感圧導電ゴム2により圧力が掛かり、抵抗値を減少
させて出力するので傾斜程度と傾斜方向とを検知するこ
とができることになる。
【0022】上記した構造のモーションセンサを車両に
取り付けた場合について説明すると、図3及び図4に示
すように車両の前方側が持ち上げられると導電球体1は
感圧導電ゴム2の抵抗体2b及び2cに重力が移り抵抗体2a
に対しては圧力が減少することになって抵抗体2b,2cは
抵抗値が減少し抵抗体2aは抵抗値が増加する。
【0023】また、車両の後方が傾斜すれば抵抗体2aに
圧力が掛かり抵抗値が減少し、抵抗体2b,2cは抵抗値が
増加するようになる。
【0024】更に、車両が横方向に傾斜すれば抵抗体2a
は抵抗値変化がなく抵抗体2b或は2cの抵抗値が減少する
ことになる。
【0025】上記のような動作をするモーションセンサ
をカーセキュリティシステムに応用した例を図7及び図
8について説明すると、正四面体3の各感圧導電ゴム2
の抵抗変化を電圧値に変換した出力1,2,3はモーシ
ョンセンサ信号制御装置6に入力し、ローパスフィルタ
を介してマイクロコンピュータの入力ポートに加えられ
る。
【0026】マイクロコンピュータの入力ポートへはカ
ーセキュリティシステムよりアーミング信号が入力さ
れ、出力ポートからはカーセキュリティシステムへアラ
ーム命令信号が出力し、更に、盗難信号送信機へ盗難送
信命令信号を送出する。
【0027】次に、上記モーションセンサ信号制御装置
6内の動作を図8のタイミングチャートに基づき説明す
る。
【0028】この装置が動作を開始するとカーセキュリ
ティシステム7よりアーミング信号が入力されているか
どうかチェックし(ステップS1)、アーミング状態と判
断すれば3つの感圧導電ゴム2からの出力電圧データを
メモリにストアする。
【0029】即ち、車両前方方向の傾斜を検知した出力
データ1をメモリ1(M1)にストアし、他の2つの出力
データの差の絶体値をメモリ2(M2)にストアする(ス
テップS2)。
【0030】次に、タイマフラッグを立ててタイマをス
タートする(ステップS3)。
【0031】そして、前記メモリ1にストアしたデータ
とメモリ内に記憶されている設定値(D1)とを比較して
(ステップS4)、もし、出力データ1が設定値(D1)に
等しいかそれ以上であれば盗難送信命令信号を盗難信号
送信機8に送出し盗難信号を送信する(ステップS5)。
【0032】もし、ステップS4での比較の結果メモリ1
にストアしたデータが設定値(D1)よりも小さければ、
出力データ2と出力データ3の差の絶対値即ちメモリ2
(M2)にストアしたデータとメモリ内に記憶されている
設定値(D2)とを比較して(ステップS6)、もし、メモ
リ2(M2)にストアされたデータが設定値(D2)と等し
いかそれ以上であればアラーム命令信号をカーセキュリ
ティシステム7に送りアラーム動作を行なう(ステップ
S7)。
【0033】ステップS6での比較の結果メモリ2にスト
アしたデータが設定値(D2)よりも小さければステップ
S3で動作を開始したタイマが終了しているかどうかチェ
ックし(ステップS8)、タイマが終了していればタイマ
フラッグを解除して(ステップS9)、フローはステップ
S2に戻って次の新しい傾斜データをメモリに取り込む動
作に移る。
【0034】もし、まだタイマが終了していなければフ
ローはステップS4に戻って設定値との比較を続ける。
【0035】また、ステップS5及びステップS7での盗難
信号送信中及びアラーム動作中にカーセキュリティシス
テム7がディスアーム状態になったかどうかをチェック
し(ステップS10 )、ディスアーム状態となったならば
フローはステップS1に戻り、ディスアーム状態になって
いなければフローはステップS4に戻ってデータの比較を
続ける。
【0036】上記のように車両を盗もうとして車両の後
部をジャッキアップすると出力データ1が増加して盗難
信号を送信し、この信号を受信する警察等の出動態勢と
なり、盗人が車上荒らしをしようとして車両に乗り込ん
だ場合は、車両は前後には殆ど傾かず左右の傾きとなる
ので出力データ2及び3が変化しアラーム動作となって
盗人を追い払うことができることになる。
【0037】
【考案の効果】この考案に係るモーションセンサによれ
ば上述のように構成したので、以下のような効果を奏す
る。
【0038】感圧導電ゴムを導電球体に外接する正四面
体の平面上に配置しているので、車両等の全方向のあら
ゆる角度の傾きによる導電球体の動きが非常にスムーズ
となりモーションセンサの出力特性が臨界点のないリニ
アなものとする効果がある。
【0039】また、前後左右の傾きを1つのセンサで検
知できるのでコストの上でも経済的になる効果がある。
【0040】更に、3つの出力データより傾斜の方向も
検知できる効果がある。
【0041】しかも、構造が簡単であって、また、安価
に構成することができるため実施も容易で量産化も可能
であるなどの優れた特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の感圧導電ゴムを導電球体より外した
斜視図である。
【図2】モーションセンサの上面より見た構造断面図で
ある。
【図3】上面より見た感圧導電ゴムと導電球体との位置
関係を示す図である。
【図4】水平方向より見た感圧導電ゴムと導電球体及び
導電ゴムとの位置関係を示す図である。
【図5】モーションセンサの等価回路図である。
【図6】感圧導電ゴムの特性図である。
【図7】感圧導電ゴムの回路出力を処理するブロック図
である。
【図8】回路出力処理のフローチャートである。
【図9】従来例のモーションセンサを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 導電球体 2 感圧導電ゴム 3 正四面体 4 導電シート 5 プリント基板 6 モーションセンサ信号制御回路 7 カーセキュリティシステム 8 盗難信号送信機

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動体と、この可動体の位置変化或は重
    心変化を検知するセンサとで構成され、車両等の被傾斜
    検知物の姿勢変化を検知するモーションセンサにおい
    て、前記可動体を導電性の球体で構成し、また、センサ
    には前記球体に外接する正四面体の平面上に配した感圧
    導電性ゴム等で構成したものからなり、正四面体が取り
    付けられた車両等の被傾斜検知物の姿勢変化により生ず
    る感圧導電性ゴム等の特性変化を電気信号に変換するこ
    とで被傾斜検知物の全方向のあらゆる角度の微少でゆっ
    くりとした傾きを検出できるように構成したことを特徴
    とするモーションセンサ。
JP2342891U 1991-02-20 1991-02-20 モーションセンサ Expired - Lifetime JP2545399Y2 (ja)

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JPH04104515U JPH04104515U (ja) 1992-09-09
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100951952B1 (ko) 2005-10-25 2010-04-09 주식회사 케이티테크 모션 센서

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JP3622723B2 (ja) * 2001-12-21 2005-02-23 オムロン株式会社 車両盗難防止方法、車両盗難防止装置および車両盗難防止システム

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JPS57190211A (en) * 1981-05-19 1982-11-22 Ricoh Co Ltd Clinometer

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