JP2545142B2 - 部分メッキ装置 - Google Patents

部分メッキ装置

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JP2545142B2
JP2545142B2 JP1281345A JP28134589A JP2545142B2 JP 2545142 B2 JP2545142 B2 JP 2545142B2 JP 1281345 A JP1281345 A JP 1281345A JP 28134589 A JP28134589 A JP 28134589A JP 2545142 B2 JP2545142 B2 JP 2545142B2
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plating
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慎二 岡田
一男 前谷
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、品種変更による部分メッキ用マスク板(以
下、マスク板という)の交換が容易に行い得る短冊状の
被メッキ物に部分的にメッキを施す部分メッキ装置に関
するものである。
[従来の技術] 従来、ICリードフレームのような短冊状の被メッキ物
に部分的にメッキ処理する部分メッキ装置としては、第
4図に示すように、被メッキ物の供給部、前処理部、メ
ッキ部、後処理部、及び整列部の各部を一方向に直線状
態に連設されたものが知られている。すなわち、1回に
同時に処理される被メッキ物1は、その長手方向が搬送
方向に一致するようにして多数枚を横1列に並べて供給
部2に積載し、次いで前処理部3に移載され、第4図に
おいて右側へ搬送されながら脱脂処理、酸処理などの前
処理が施される。その後、メッキ部4に移送して被メッ
キ物1は、所定形状に形成されてマスク板5上に移載し
て所定の部分メッキが施される。メッキ終了後、メッキ
物はマスク板5から外されて後処理部6へ移載され、第
4図における右方向へ搬送されながら洗浄、乾燥といっ
た後処理が施され、最後に、整列部7に整列積載されて
次工程に移されるようになっている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のこのような装置では、1回に同
時にメッキ処理する多数枚の被メッキ物を横1列に並べ
て同時に必要な各処理を施すようになっているので、横
1列に並べる被メッキ物の数に応じて各処理部の幅が決
定されている。近年、リードフレームの需要が増大して
いるので1回に多数のメッキ処理を行う必要があるため
に、装置が幅方向に大型化する傾向があり、次のような
種々の問題が生じている。
すなわち、第1に、被メッキ物の品種交換を必要とす
る場合、メッキ部のマスク板を交換する必要があるが、
装置が幅方向に大きいので、マスク板の交換作業は、作
業者が装置上に身体を乗り出して行ったり、あるいは、
メッキ部付近に足場などの作業場を設けて上から下向き
になって交換作業を行わねばならず、作業者に苦痛を与
えるとともに落下する危険もあるなどの安全上の問題が
ある。第2に、前・後処理部において使用する処理液量
は、1列に並んでいる被メッキ物の数に応じて増大する
ものであるから、ポンプの必要出力が増大し、又、処理
液を加熱する必要がある箇所での熱源が増大するとラン
ニングコストが増大するという問題があり、第3に、1
回に同時に処理する横1列に並べた被メッキ物の数が増
加すると、それに応じて装置の製作費が増大するという
問題がある。第4に、作業者は、供給部と整列部とが離
れているために、作業者の作業範囲が広くなるという問
題もある。
本発明は、前記問題を解決し、作業の能率化を図すこ
とができ、諸コストを節減し得る装置を提供することを
目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、前記問題を解決し、前記目的を達成す
るためには、従来は1回に同時に処理する多数の被メッ
キ物を全て横1列に並べて、被メッキ物の長手方向に一
致するような方向に連設した装置を使用していたのを、
1回に同時に処理する多数の被メッキ物を2つに分け
て、その各々をその長手方向を搬送方向に一致させて横
1列に並べて、その2列を1単位として同時に処理し得
るように配列し、それをメッキ装置へ搬送する搬送装置
を付設することによって目的を達し得ることを見出して
本発明を完成するに至った。すなわち、本発明の第1の
実施態様は、入口側ローラーコンベア部と、部分メッキ
用マスク板を有するメッキ部と、出口側ローラーコンベ
ア部とをほぼ水平方向に連設した短冊状被メッキ物の部
分メッキ装置において、前記入口側ローラーコンベア部
は、前記連設方向と直角方向の向きでほぼ水平に配設に
されかつ横方向に相互に平行するよう2列に配列した一
度にメッキ処理する短冊状被メッキ物の複数枚を1単位
として載置する複数のローラーを有し、該ローラー上の
被メッキ物をローラー面より高い位置まで下方から支持
し上下し得るリフターを備え、前記メッキ部は、前記ロ
ーラーの向きと直角方向になるよう連設され、前記1単
位の短冊状被メッキ物の配列状態に対応するように設け
られた部分メッキ用マスク板と該部分メッキ用マスク板
に対応して上方から短冊状被メッキ物を押圧する手段と
を有する押圧板とを備え、前記出口側ローラーコンベア
部は、前記入口側ローラーコンベア部の搬送方向とは逆
方向に搬送し得るとローラーと該ローラー上のメッキ物
をローラー面より高い位置まで下方から支持し上下し得
るリフターを備えて前記メッキ部に連設され、前記連設
方向に延伸し1単位の短冊状被メッキ物を1列づつに分
割する位置で前記入口側及び出口側ローラーコンベア部
及び前記部分メッキ用マスク板より上方に架設されたガ
イドレールに沿って走行するよう設けられた搬送機構
は、前記リフターで支持された1単位の短冊状被メッキ
物又はメッキ物を把持するチャッキング爪を備え、短冊
状被メッキ物を入口側ローラーコンベア部と部分メッキ
用マスク板上との間で、またメッキ物を部分メッキ用マ
スク板上と出口側ローラーコンベア部との間で搬送する
部分メッキ装置を特徴とし、また第2の実施態様は、第
1の実施態様の部分メッキ装置において、さらに部分メ
ッキ装置の入口側ローラーコンベア部にその搬送方向と
同方向に前処理部及び供給部を順次連設し、出口側ロー
ラーコンベアにその搬送方向と同方向に後処理部及び整
列部を順次連設して全体がU字状の配列となるように構
成してなる部分メッキ装置を特徴とするものである。
[作 用] 本発明の部分メッキ装置はこのように構成されている
ので、1回に同時に処理する被メッキ物の半数づつをそ
の長手方向を搬送方向と一致するように横1列に2列に
並べて供給部に積載し、この2列を1単位として供給部
から前処理部へ移載して、入口側ローラーコンベア部の
方へ搬送しながら脱脂処理、酸処理などのような前処理
を行い、入口側ローラーコンベア部上に被メッキ物を2
列に並べたまま前端をそれぞれ揃えて移載し、これらを
搬送機構によってメッキ部へ搬送してメッキ処理を行
う。前記メッキ部上のメッキ処理を終了したメッキ物
は、出口側ローラーコンベア部上へ移載させる。この間
に、入口側ローラーコンベア部上へ前記のようにして搬
送されて来ている次の1単位の被メッキ物がメッキ部へ
移載される。出口側ローラーコンベア部へ移載されたメ
ッキ物は、後処理部へ移載して前処理部とは反対方向へ
搬送しながら、洗浄、乾燥などの後処理を施した後、次
の工程へ移される。この操作を繰り返し行うものであ
る。
したがって、メッキ部において、マスク板は、メッキ
部の外周に沿ってメッキ部における被メッキ物の進行方
向に対して左右両方向に並列されているので、マスク板
の交換に際して、作業者は、すべてのマスク板を装置外
部のスペースから装置上に身体を乗り出すことなく等距
離で扱うことが可能であり、マスク板の交換作業はきわ
めて容易に行い得るものである。又、供給部、前・後処
理部、整列部の各部は、1回に同時にメッキ処理を施そ
うとする被メッキ物の半分に相当する幅の物でよく、装
置の製作費、ランニングコストなどが小さくなる。さら
に、供給部と整列部とが近接して設置されるので、通常
の作業における作業者の作業範囲が小さくなるものであ
る。
[実施例] 次に、本発明の実施例を添付の図面に基づいて述べ
る。
第1図は、本発明装置の一実施例を示す上面図、第2
図は、第1図例の正面図、第3図は、第1図例の側面図
である。
本発明装置は、供給部2、前処理部3、入口側ローラ
ーコンベア部8、メッキ部4、出口側ローラーコンベア
部13、後処理部6、整列部7及び搬送機構10を主要部と
して有し、搬送機構10を除くそれぞれの横幅は、1回に
同時にメッキ処理を施す被メッキ物1の数(本実施例で
は8枚)の半分(4枚)を、その長手方向を搬送方向と
同方向に横1列に並べ得るような幅にされている。しか
して、横方向に相互に平行するよう2列に配列した一度
にメッキ処理する被メッキ物1の複数枚を1単位として
処理し得るようにしたものである。これら各部の詳細な
構成を次に述べる。
すなわち、1は、被メッキ物(なお、メッキ処理後の
ものをメッキ物1′と表示する)であって、ICリードフ
レームを部分メッキ処理するときのような厚さの薄い短
冊状の形状をしている。2は、供給部であって、前記の
ように、被メッキ物1をその長手方向を搬送方向と同方
向にして横1列に並べた2列を1組としたものを1単位
として積載するようになっている。3は、前処理部であ
って、供給部2の搬送方向と同方向に被メッキ物を供給
部2から移載して搬送し得るように供給部2に連設さ
れ、被メッキ物1を入口側ローラーコンベア部8へ搬送
しながら脱脂処理、酸処理などの前処理を施行する箇所
である。
次に8は、入口側ローラーコンベア部であって、前処
理部3と同方向に前処理部3に連設され、予想される被
メッキ物1の1個の最長長さの少なくとも2倍の長さ
と、詳細を後述する搬送機構10のベースフレーム14との
和よりも長い幅とされ、ほぼ水平に配設された多数のロ
ーラー51が被メッキ物1の搬送方向に対してローラー軸
が直交方向に支持されるようにフレーム15に取り付けら
れている。しかして、被メッキ物1の搬送方向に被メッ
キ物1の数に相応する数の第1ストッパー16がフレーム
15に固着され、送られてくる被メッキ物1をその前縁を
揃えて停止させ得るようになっている。さらに、第2ス
トッパー17が、搬送機構10のベースフレーム14より前処
理部3側に、被メッキ物1の搬送ラインより下方と上方
との間を上下に摺動し得るように第2ストッパー上下用
シリンダー18に被メッキ物1の数に相応する数だけ係合
されて設けられ、第1列の被メッキ物1が通過後に上昇
して第2列の被メッキ物1を先端を揃えて係止し得るよ
うになっている。又、第1ストッパー16及び第2ストッ
パー17の前処理部側に、ローラー51上の被メッキ物1を
メッキ部4のマスク板5の上面レベルまで押し上げ得る
ように上下摺動可能のリフター上下用シリンダー19、20
にそれぞれ係合されたリフター21、22が設置されて構成
されている。
また4は、メッキ部であって、メッキ処理する被メッ
キ物1の数に相応する数のマスク板5が、メッキ液が貯
槽(図示せず)との間に循環するようにされているメッ
キ液槽9上に、搬送機構10のガイドレール11を挟んで両
側に、それぞれ1列の被メッキ物1の数に相応する数
(本例では4枚)づつ、メッキ液槽9の外周12に直交す
る方向で外周12に並設され、マスク板5の上方には、マ
スク板の数に相応する数の押圧板49がプレスシリンダー
48に係合され、マスク板5上と、後述する爪ホルダ45、
46の少なくとも上方までの間を上下摺動し得るようにさ
れて構成されている。13は、出口側ローラーコンベア部
であって、メッキ部4の中心Bを対称の軸として入口側
ローラーコンベア部8と全く線対称の形をなして形成さ
れ、入口側ローラーコンベア部8のリフター22とリフタ
ー上下用シリンダー20と同様なリフター50とリフター上
下用シリンダー52、及び、ローラー51と同様なローラー
53がローラー51と平行に搬送方向が反対方向になるよう
に設けられて構成されているが、第1ストッパー16及び
第2ストッパー17に相応するストッパーは設けられてい
ない。
さらに6は、後処理部であって、出口側ローラーコン
ベア部13のローラー53と直角方向に連設され、搬送され
てくるメッキ処理されたメッキ物1′が積載され、前処
理部3の搬送方向とは反対方向に搬送されながら洗浄、
乾燥のような後処理を行うようにされている箇所であ
る。7は、整列部であって、後処理部6に連設され、搬
送されてくるメッキ物1′を整列移載されるようになっ
ている。
一方10は、搬送機構であって、入口側ローラーコンベ
ア部8、メッキ部4、出口側ローラーコンベア部13上に
架設され、次のような各部から構成されている。すなわ
ち、11は、ガイドレールであって、連設されている入口
側及び出口側ローラーコンベア部8、13、及びメッキ液
槽9の全長長に亘った長さをもって延伸し、入口側及び
出口側ローラーコンベア部8、13、及びメッキ液層9の
中央部に架設されているベースフレーム14上に同じ長さ
で一対として取り付けられている。23は、スライドベー
ス板であって、ガイドレール11上に少なくとも入口側ロ
ーラーコンベア部8とメッキ液槽9との全幅長に相応す
る長さに係合され、入口側ローラーコンベア部8、出口
側ローラーコンベア部13上での被メッキ物1の搬送方向
とは直角方向に、パルスモーター24とラック25、ピニオ
ン26で構成されている搬送手段によって摺動可能となっ
ている。27は、上下摺動用板カムであって、スライドベ
ース板23の長手方向の両端と中央部の3カ所に設けられ
て板カムホルダー28に連結されている。28は、板カムホ
ルダーであって、上下用摺動用板カム27を連結し、下方
に設けた板カムホルダスライドガイド29でスライドベー
ス板23とともに第2図において左右方向に摺動可能なよ
うに係合され、板カムホルダ28の一方の端部(第2図に
おいて右側)は、スライドベース板23に取り付けられた
板カム摺動用シリンダー30と係合されている。31は、リ
フトベース板であって、スライドベース板23の上方に、
リフトガイドレール32によってスライドベース板23と上
下摺動可能なように係合されており、リフトベース板31
の下方には、カムフロア33が上下摺動用板カム27に対向
する位置関係に取り付けられている。34、35は、チャッ
キングスライド板であって、リフトベース板31の上方
に、チャッキングスライド用ガイドレール36を介して一
対をなして取り付けられており、第2図においてそれぞ
れ左右方向に摺動可能とされている。
37、38は、チャッキングスライド量調整ネジであっ
て、被メッキ物1の幅に対応してチャッキングスライド
板34、35のスライド量を調整し得るようになっているの
で、被メッキ物1にダメージを与えることはない。39、
40は、チャッキングスライド用シリンダーであって、チ
ャッキングスライド板34、35に対して、それぞれ1組が
互いに逆向きでリフトベース板31に係合された支持板41
に取り付けられており、チャッキングスライド用シリン
ダー39、40のピストンロッド42は、チャッキングスライ
ド板34、35に止め具43を介して係合され、又、チャッキ
ングスライド板34、35上には、チャッキングスライド量
調整ネジ37、38の止め板44が取り付けられてチャッキン
グスライド用シリンダー39、40を作動させると、チャッ
キングスライド板34、35は互いに逆方向にスライドし得
るようになっている。
また45、46は、爪ホルダであって、爪ホルダ45は、チ
ャッキングスライド板34に、爪ホルダ46は、チャッキン
グスライド板35にそれぞれ係合され、その先端がリフタ
ー21、22及びマスク板5の上方に位置する側にチャッキ
ング爪47が、爪ホルダ45と爪ホルダ46とでは互いに対向
するように設けられており、これらは、リフター21、22
及びマスク板5の上方においてチャッキングスライド板
34、35の両側に並列している1列の被メッキ物1の数
(本例では4枚)に対応した数だけ爪ホルダ45と爪ホル
ダ46との2本を1組として、第2図では入口側ローラー
コンベア部8上に1セット、及びメッキ液槽9上に1セ
ットの計2セットが受けられている。
なお、この例では、入口側ローラーコンベア部8のリ
フター21、22、メッキ液槽9内のマスク板5、出口側ロ
ーラーコンベア部13のリフター50の位置関係は、第1図
に示すLの距離をもった等間隔に設置されていて、スラ
イドベース板23の移動距離は、距離Lと等しくなるよう
にされている。
本発明の部分メッキ装置はこのように構成されている
ので、供給部2に4枚づつ横2例に積載された被メッキ
物1は、前処理部3に移載されて脱脂処理、酸処理など
の前処理を受けながら入口ローラーコンベア部8方向へ
搬送され、ローラー51上を前進し、前端が第1ストッパ
ー16に当接することにより各メッキ物1の前端が揃えら
れて前進が停止する。次いで、リフター上下用シリンダ
ー19、第2ストッパー上下用シリンダー18が伸び方向に
作動してリフター21と第2ストッパー17が上昇し、次
に、ローラー51上に移載されて来た1単位の残りの2列
目の横1列に並んだ4枚の被メッキ物1の前端が第2ス
トッパー17に当接して前端が揃えられて停止する。次い
で、リフター上下用シリンダー20が作動してリフター22
が上昇し、リフター21上には第2列の4枚の被メッキ物
1が積載され、リフター22上には第2列の4枚の被メッ
キ物1が載置された状態になっている。
その後、板カム摺動用シリンダー30が作動してリフト
ベース板31がリフトガイドレール32に沿って降下するこ
とによって、左右に開いた状態にある爪ホルダ45、46、
チャッキング爪47が降下する。次に、チャッキングスラ
イド用シリンダー39、40が作動し、チャッキングスライ
ド板34、35がチャッキングスライド用ガイドレール36に
沿って逆向きに摺動するので、第2図において、爪ホル
ダ45は右側に、爪ホルダ46は左側にスライドし、リフタ
ー21、22上の被メッキ物1をそれぞれのチャッキング爪
47で把持する。
次に、板カム摺動用シリンダー30が作動し、リフトベ
ース板31がリフトガイドレール32に沿って上昇し、被メ
ッキ物1は、チャッキング爪47で把持して吊り上げられ
る。板カム摺動用シリンダー30の作動と同時に、リフタ
ー上下用シリンダー19、20、第2ストッパー上下用シリ
ンダー18が作動し、リフター21、22、第2ストッパー17
は、下死点まで降下する。その後、パルスモーター24が
作動し、ラック25、ピニオン26によってスライドベース
板23が距離Lだけ第2図において左側に移動し、被メッ
キ物1は、マスク板5上に移動される。次に、板カム摺
動用シリンダー30が作動してマスク板5に向かって下降
後、シリンダー39、40が作動し、爪ホルダー45、46、チ
ャッキング爪47が開いて被メッキ物1はマスク板5上に
移載される。次に、板カム摺動用シリンダー30が作動
し、チャッキング爪47が上昇する。その後、プレスシリ
ンダー48が伸び方向に作動し、押圧板49が被メッキ物1
上に降下し、被メッキ物1をマスク板5と押圧板49とで
挟み込む。
その後、マスク板5の下方からメッキ液が噴流されメ
ッキ処理が行われる。メッキ処理が終了すると、プレス
シリンダー48が縮み方向に作動して押圧板49が上昇す
る。次に、パルスモーター24が作動し、ラック25、ピニ
オン26によってスライドベース板23が距離Lだけ第2図
において右側に移動して元の位置に戻る。そこでは既に
次の4枚づつの2列を1組とした1単位の被メッキ物1
が前記と同様な動作によってリフター21、22上に待機し
ているので、再び前記と同様にチャッキング爪47が降下
し、被メッキ物1を把持する。その際、同時にチャッキ
ング爪47のメッキ部4のもう一方のユニットは、マスク
板5上でメッキ処理が終了したメッキ物1′を把持す
る。そこで、前記と同様にチャッキング爪47が上昇し、
第2図において左方向へ移動すると、入口側ローラーコ
ンベア部8上のチャッキング爪47ユニットは、新たな被
メッキ物1をマスク板5上に移載し、メッキ液槽9上の
チャツキング爪47ユニツトは、メッキ処理後のメッキ物
1′を出口側ローラーコンベア部13上へ搬送する。この
時、出口側ローラーコンベア部13では、リフター50は上
昇した状態で待機しており、チャッキング爪47が降下し
て開くと、入口側ローラーコンベア部8上にあったユニ
ットは、被メッキ物1をマスク板5上に、メッキ液槽9
上にあったユニットは、メッキ物1′を出口側ローラー
コンベア部13のリフター50へ移載する。リフター50は、
チャッキング爪47が降下して開いて、上昇すると同時に
リフター上下用シリンダー52が縮み方向に作動してリフ
ター50が下死点まで降下し、メッキ物1′は、ローラー
53上へ移載される。メッキ物1′は、ローラー53上を搬
送され、後処理部6へ移載され、前記の前処理部3の搬
送方向とは反対方向に搬送されながら洗浄、乾燥などの
後処理が施されて整理部7に整列され積載されて次の工
程へ移される。
[発明の効果] 本発明は、メッキ部のマスク板の向きを入口側ローラ
ーコンベア分のローラーの向きと直角方向になるように
してメッキ部を入口側ローラーコンベア部に連設し、出
口側ローラーコンベア部を入口側ローラーコンベア部の
搬送方向とは逆方向に搬送し得るようにしてメッキ部に
連設し、さらに、各部を1回に同時に処理するメッキ物
を2つに分けて、それぞれを横1列に2列に並べたもの
を1組とし、これを1単位として処理し得るようにした
ものであるから、被メッキ物の品種交換に際して、マス
ク板の交換をメッキ部の両側から容易に行い得、安全に
作業し得て作業性がよく、装置製作コスト並びにランニ
ングコストを小さくすることができるなど顕著な効果が
認められる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明装置の一実施例を示す平面図、第2図
は、第1図の実施例の正面図、第3図は、第1図の実施
例の側面図、第4図は、従来の装置例を示す平面図であ
る。 1……被メッキ物、1′……メッキ物、2……供給部、
3……前処理部、4……メッキ部、5……部分メッキ用
マスク板、6……後処理部、7……整列部、8……入口
側ローラーコンベア部、9……メッキ液槽、10……搬送
機構、11……ガイドレール、12……メッキ液槽外周、13
……出口側ローラーコンベア部、14……ベースフレー
ム、15……フレーム、16……第1ストッパー、17……第
2ストッパー、18……第2ストッパー上下用シリンダ
ー、19、20、52……リフター上下用シリンダー、21、2
2、50……リフター、23……スライドベース板、24……
パルスモーター、25……ラック、26……ピニオン、27…
…上下摺動用板カム、28……板カムホルダー、29……板
カムホルダスライドガイド、30……横カム摺動用シリン
ダー、31……リフトベース板、32……リフトガイドレー
ル、33……カムフロア、34、35……チャッキングスライ
ド板、36……チャッキングスライド用ガイドレール、3
7、38……チャッキングスライド量調整ネジ、39、40…
…チャッキングスライド用シリンダー、41……支持板、
42……ピストンロッド、43……支持具、44……止め板、
45、46……爪ホルダ、47……チャッキング爪、48……プ
レスシリンダー、49……押圧板、50、53……ローラー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入口側ローラーコンベア部と、部分メッキ
    用マスク板を有するメッキ部と、出口側ローラーコンベ
    ア部とをほぼ水平方向に連設した短冊状被メッキ物の部
    分メッキ装置において、前記入口側ローラーコンベア部
    は、前記連設方向と直角方向の向きでほぼ水平に配設に
    されかつ横方向に相互に平行するよう2列に配列した一
    度にメッキ処理する短冊状被メッキ物の複数枚を1単位
    として載置する複数のローラーを有し、該ローラー上の
    被メッキ物をローラー面より高い位置まで下方から支持
    し上下し得るリフターを備え、前記メッキ部は、前記ロ
    ーラーの向きと直角方向になるよう連設され、前記1単
    位の短冊状被メッキ物の配列状態に対応するように設け
    られた部分メッキ用マスク板と該部分メッキ用マスク板
    に対応して上方から短冊状被メッキ物を押圧する手段と
    を有する押圧板とを備え、前記出口側ローラーコンベア
    部は、前記入口側ローラーコンベア部の搬送方向とは逆
    方向に搬送し得るとローラーと該ローラー上のメッキ物
    をローラー面より高い位置まで下方から支持し上下し得
    るリフターを備えて前記メッキ部に連設され、前記連設
    方向に延伸し1単位の短冊状被メッキ物を1列づつに分
    割する位置で前記入口側及び出口側ローラーコンベア部
    及び前記部分メッキ用マスク板より上方に架設されたガ
    イドレールに沿って走行するよう設けられた搬送機構
    は、前記リフターで支持された1単位の短冊状被メッキ
    物又はメッキ物を把持するチャッキング爪を備え、短冊
    状被メッキ物を入口側ローラーコンベア部と部分メッキ
    用マスク板上との間で、またメッキ物を部分メッキ用マ
    スク板上と出口側ローラーコンベア部との間で搬送する
    ことを特徴とする部分メッキ装置。
  2. 【請求項2】入口側ローラーコンベア部と、部分メッキ
    用マスク板を有するメッキ部と、出口側ローラーコンベ
    ア部とをほぼ水平方向に連設した短冊状被メッキ物の部
    分メッキ装置において、前記入口側ローラーコンベア部
    は、前記連設方向と直角方向の向きでほぼ水平に配設に
    されかつ横方向に相互に平行するよう2列に配列した一
    度にメッキ処理する短冊状被メッキ物の複数枚を1単位
    として載置する複数のローラーを有し、該ローラー上の
    被メッキ物をローラー面より高い位置まで下方から支持
    し上下し得るリフターを備え、前記メッキ部は、前記ロ
    ーラーの向きと直角方向になるよう連設され、前記1単
    位の短冊状被メッキ物の配列状態に対応するように設け
    られた部分メッキ用マスク板と該部分メッキ用マスク板
    に対応して上方から短冊状被メッキ物を押圧する手段と
    を有する押圧板とを備え、前記出口側ローラーコンベア
    部は、前記入口側ローラーコンベア部の搬送方向とは逆
    方向に搬送し得るとローラーと該ローラー上のメッキ物
    をローラー面より高い位置まで下方から支持し上下し得
    るリフターを備えて前記メッキ部に連設され、前記連設
    方向に延伸し1単位の短冊状被メッキ物を1列づつに分
    割する位置で前記入口側及び出口側ローラーコンベア部
    及び前記部分メッキ用マスク板より上方に架設されたガ
    イドレールに沿って走行するよう設けられた搬送機構
    は、前記リフターで支持された1単位の短冊状被メッキ
    物又はメッキ物を把持するチャッキング爪を備え、短冊
    状被メッキ物を入口側ローラーコンベア部と部分メッキ
    用マスク板上との間で、またメッキ物を部分メッキ用マ
    スク板上と出口側ローラーコンベア部との間で搬送し、
    さらに部分メッキ装置の入口側ローラコンベア部にその
    搬送方向と同方向に前処理部及び供給部を順次連設し、
    出口側ローラーコンベアにその搬送方向と同方向に後処
    理部及び整列部を順次連設して全体がU字状の配列とな
    るように構成してなることを特徴とする部分メッキ装
    置。
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