JP2545085Y2 - 圧力センサー - Google Patents

圧力センサー

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JP2545085Y2
JP2545085Y2 JP1991080869U JP8086991U JP2545085Y2 JP 2545085 Y2 JP2545085 Y2 JP 2545085Y2 JP 1991080869 U JP1991080869 U JP 1991080869U JP 8086991 U JP8086991 U JP 8086991U JP 2545085 Y2 JP2545085 Y2 JP 2545085Y2
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村上延正
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Eagle Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は圧力センサーに関し、
特に、封入するシリコンオイルの量を少なくすることの
できる圧力センサーに関するものである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】一般に、シリコンオイル
を封入した従来の圧力センサー21にあっては、図3に
示すように下面中央部にダイアフラム22が配設された
本体部23と、この本体部23の上部に取付けられるセ
ンサーチップ部24とから構成されている。
【0003】前記本体部23は金属製であり、水平方向
に拡がる拡大部25が下部に形成されているとともに、
この拡大部25の下面の中央部に凹部26が形成されて
いて、この凹部26にダイアフラム22が配設され、前
記凹部26の中央部に開口する細孔27が、前記本体部
23を上下方向に貫通して設けられている。
【0004】一方、前記本体部23の上面には金属製の
フランジ28が熔接で一体に設けられ、このフランジ2
8の中央部には孔が穿設され、このフランジ28の孔に
は上端部が前記センサーチップ部24に連結されている
連結筒29の下端部が嵌入して、前記本体部23、フラ
ンジ28、およびセンサーチップ部24は一体に構成さ
れている。
【0005】さらに、前記細孔27、および連結筒29
の内部、および前記ダイアフラム22の細孔27側には
シリコンオイル31が封入されている。
【0006】上記のように構成されている従来の圧力セ
ンサー21にあっては、センサーチップ部24に対して
前記本体部23のダイアフラム22に作用する被測定流
体が直接に接触しないように構成されているので、腐食
性の流体に対しても使用することができるようになって
いる。
【0007】そして、高温の流体を測定する場合、セン
サーチップ部24の温度上昇を抑える工夫がなされてお
り、前記したように被測定流体が作用するダイアフラム
22を有する本体部23とセンサーチップ部24との間
を離間してある。
【0008】この場合、ダイアフラム22とセンサーチ
ップ部24との間を前記本体部23を上下方向に貫通す
る細孔27で接続するが、この細孔27を細くするのは
加工上限界があり、ある程度径を大きくしなければなら
ず、このために、封入するシリコンオイル31の量が多
くなってしまった。
【0009】しかしながら、シリコンオイル31の量が
多いと、シリコンオイル31の熱膨張係数(体積)は、
金属と比較して約30倍ぐらい大きいので、周囲環境の
温度が上昇すると本体部23は金属なので膨張係数の違
いにより、膨張したシリコンオイル31に押されたダイ
アフラム22が凸状に膨らんでしまう。すると、ダイア
フラム22の反力により、封入されたシリコンオイル3
1の圧力が、被測定流体より高くなってしまい正確な圧
力測定ができなくなってしまうという問題点を有してい
た。
【0010】この考案の目的は、封入するシリコンオイ
ルの量を少なくしてシリコンオイルと構成部材との熱膨
張係数の差から生じる測定誤差を少なくし、しかも、構
成部材が簡単であり容易に製造することができて、製造
コストを安価にすることができる圧力センサーを提供す
ることを目的とする。
【0011】
【問題点を解決するための手段】上記の目的を達成する
ためにこの考案は、上下方向に貫通する孔が穿設された
本体部の上部にセンサーチップ部を配設し、前記本体部
の下面に前記孔を閉塞するようにダイアフラムを配設
し、前記本体部に穿設した孔内に、封入するシリコンオ
イルの量を減少させるための針金を配設して孔の内壁に
固定し、さらに、前記孔の内壁と針金との間にシリコン
オイルを封入し、前記ダイアフラムに作用した圧力が、
前記シリコンオイルを介して前記センサーチップ部に伝
達されるようにしたことを特徴とする圧力センサーを構
成したものである。
【0012】
【作用】この考案は上記の手段を採用したことにより、
本体部に設けたダイアフラムに作用した圧力は、孔の内
部に封入したシリコンオイルを介してセンサーチップ部
に伝達されて、作用した圧力が検出される。この場合、
前記孔の内部には、その容積を減少させるための針金
配設されているので、孔内に封入するシリコンオイルの
量が少なくても良く、また、配設する針金によって封入
するシリコンオイルの量が決定されるので、穿設する孔
の大きさに関しては特別に精度を要求されることがな
く、製造が容易である。しかも、軸部材は孔の内壁に固
定されているので針金の端がダイアフラムを突っ付いた
りする恐れがなく、ダイアフラムの破損が生じる恐れが
なく耐久性が良好である。
【0013】
【実施例】以下、図面に示すこの考案の実施例について
説明する。
【0014】図1には、この考案による圧力センサー1
が示されている。この圧力センサー1は、下面中央部に
ダイアフラム2が配設された本体部3と、この本体部3
の上部に取付けられるセンサーチップ部4とから構成さ
れている。
【0015】前記本体部3は金属製であり、水平方向に
拡がる拡大部5が下部に形成されているとともに、この
拡大部5の下面の中央部に凹部6が形成されていて、こ
の凹部6にダイアフラム2が配設され、前記凹部6の中
央部に開口する細孔7が、前記本体部3を上下方向に貫
通して設けられている。
【0016】一方、前記本体部3の上面には金属製のフ
ランジ8が熔接で一体に設けられ、このフランジ8の中
央部には孔が穿設され、このフランジ8の孔には上端部
が前記センサーチップ部4に連結されている連結筒9の
下端部が嵌入して、前記本体部3、フランジ8、および
センサーチップ部4は一体に構成されている。
【0017】そして、前記本体部3の中央部に、上下方
向に貫通する前記細孔7の内部には、図2に示すように
熱膨張の小さい針金10が収容されているとともに、こ
の針金10は細孔7の壁面に、接着剤等で接着されて一
体となっており、この細孔7、連結筒9の内部、および
ダイアフラム2の細孔7側の部分にシリコンオイル11
を封入する。
【0018】次に前記のものの作用について説明する。
【0019】まず、前記本体部3の下部を被測定流体に
位置させる。すると、被測定流体の圧力によって前記本
体部3の下面の中央部に設けた凹部6に位置しているダ
イアフラム2が押圧され、本体部3を上下方向に貫通し
ている細孔7等に封入されているシリコンオイル11を
介して、前記ダイアフラム2に作用した被測定流体の圧
力がセンサーチップ部4に伝達される。
【0020】したがって、ダイアフラム2に作用した被
測定流体の圧力は前記センサーチップ部4で測定される
ものである。
【0021】上記のような、被測定流体の圧力の測定時
に、圧力センサー1の周囲環境の温度によって、圧力セ
ンサー1を構成する金属部、特に、本体部3の熱膨張係
数と、前記本体部3に穿設した細孔7に封入したシリコ
ンオイル11の熱膨張係数とが大きく異なるので、シリ
コンオイル11の膨張により内圧が増大し、従来の圧力
センサーでは被圧力流体の測定に誤差が生じていた。
【0022】しかしながら、この考案による圧力センサ
ー1にあっては、前記本体部3に穿設した細孔7の内部
には容積減少部材である針金10が設けられているの
で、従来のものと比較して封入するシリコンオイル11
の量が著しく少なくなっていて、シリコンオイル11の
膨張による内圧の増大はほとんど無い状態となってい
る。
【0023】これによって、周囲環境温度による被圧力
流体の測定誤差がほとんどなくなり、被測定流体の圧力
を正確に測定することができるものである。
【0024】なお、前記本体部3に穿設した細孔7の直
径を2mm、長さを55mm、とし、この細孔7の内部
に直径が1.8mmの針金10を位置して固定した時
に、針金10がない場合には0.173cc必要であっ
たシリコンオイル11は0.033ccですみ、必要と
なるシリコンオイル11の量を著しく減少させることが
できた。
【0025】さらに、前記実施例においては、針金10
を用いて、この針金10を細孔7の内壁に一体に取付け
たので、針金10が移動して端がダイアフラム2を突っ
付いたりする恐れがなく、ダイアフラム2の破損が生じ
る恐れがなく耐久性が良好である。
【0026】
【考案の効果】この考案は前記のように構成したことに
より、使用するシリコンオイルの量を大幅に減少させる
ことができて、周囲環境温度によるシリコンオイルと他
の構成部材との熱膨張の差による被測定流体の測定誤差
を減少させることができる。
【0027】また、シリコンオイルの量は、本体部の穿
設した孔と、この孔の内部に設けられる容積減少部材と
の大きさで決定されるので、孔を穿設することに特別に
注意をはらうことなく製造することができる。
【0028】したがって、シリコンオイルが少なくて良
いとともに、孔の穿設に対しても特別な工作機械を必要
とすることなく穿設することができ、また、内部に針金
を固定するように構成したので、針金の加工は所定の長
さに切断するだけで良く、全体の製造コストを安価にす
ることができる。しかも、針金は孔の内壁に固定されて
いるので針金の端がダイアフラムを突っ付いて破損した
りする恐れはなく、耐久性も良好であるという効果を有
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による圧力センサーの全体を示す概略
縦断面図である。
【図2】要部を示す概略拡大図である。
【図3】従来の圧力センサーの全体を示す概略縦断面図
である。
【符号の説明】
1、21……圧力センサー 2、22……ダイアフラム 3、23……本体部 4、24……センサーチップ部 5、25……拡大部 6、26……凹部 7、27……細孔 8、28……フランジ 9、29……連結筒 10……針金(容積減少部材) 11、31……シリコンオイル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に貫通する孔が穿設された本体
    部の上部にセンサーチップ部を配設し、前記本体部の下
    面に前記孔を閉塞するようにダイアフラムを配設し、前
    記本体部に穿設した孔内に、封入するシリコンオイルの
    量を減少させるための針金を配設して孔の内壁に固定
    し、さらに、前記孔の内壁と針金との間にシリコンオイ
    ルを封入し、前記ダイアフラムに作用した圧力が、前記
    シリコンオイルを介して前記センサーチップ部に伝達さ
    れるようにしたことを特徴とする圧力センサー。
JP1991080869U 1991-10-04 1991-10-04 圧力センサー Expired - Fee Related JP2545085Y2 (ja)

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JPH0533045U JPH0533045U (ja) 1993-04-30
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JPS58184639U (ja) * 1982-06-03 1983-12-08 富士電機株式会社 圧力変換器
JPS63156042U (ja) * 1987-03-31 1988-10-13
JPH01288748A (ja) * 1988-05-16 1989-11-21 Toyoda Mach Works Ltd シールダイヤフラム型圧力変換器

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