JP2545036B2 - 障害物検知装置 - Google Patents
障害物検知装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は列車や車両が走行する
線路の線間防護用の障害物検知装置に関するものであ
る。
線路の線間防護用の障害物検知装置に関するものであ
る。
【0002】列車又は車両が脱線したり、道路等から自
動車が線路上に転落して生じる第2次の事故を防止する
ため、一定半径以下の曲線区間や自動車が転落するおそ
れのある個所等に障害物検知装置が設けられている。
動車が線路上に転落して生じる第2次の事故を防止する
ため、一定半径以下の曲線区間や自動車が転落するおそ
れのある個所等に障害物検知装置が設けられている。
【0003】従来の障害物検知装置は、図6に示すよう
に、検知電線61を木柱62に巻き付けてプラスチック
コンクリ−トの絶縁体63で固定した検知柱60や水銀
スイッチを内蔵した検知柱60を、図7に示すように検
知区間に所定間隔をおいて設置し、各検知柱60間をケ
−ブル64により次々と接続して検知回路を構成した
り、図8に示すように、線路に沿って設けられたブロッ
ク塀65等に検知電線66を沿わせて検知回路を構成し
たりしている。この検知回路を検知リレと電源に直列に
接続し、検知リレ−を常時励磁している。そして検知柱
60が一定角度傾いて水銀スイッチが動作したり、検知
柱60が破損して内蔵した検知電線が切断した場合や、
線路の沿わせた検知電線66が切断した場合には検知リ
レ−を無励磁にして検知区間に障害物が存在しているこ
とを明らかにし、異常時の列車の防護を行う。
に、検知電線61を木柱62に巻き付けてプラスチック
コンクリ−トの絶縁体63で固定した検知柱60や水銀
スイッチを内蔵した検知柱60を、図7に示すように検
知区間に所定間隔をおいて設置し、各検知柱60間をケ
−ブル64により次々と接続して検知回路を構成した
り、図8に示すように、線路に沿って設けられたブロッ
ク塀65等に検知電線66を沿わせて検知回路を構成し
たりしている。この検知回路を検知リレと電源に直列に
接続し、検知リレ−を常時励磁している。そして検知柱
60が一定角度傾いて水銀スイッチが動作したり、検知
柱60が破損して内蔵した検知電線が切断した場合や、
線路の沿わせた検知電線66が切断した場合には検知リ
レ−を無励磁にして検知区間に障害物が存在しているこ
とを明らかにし、異常時の列車の防護を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら水銀スイ
ッチを使用した場合は、常時通電している接点に劣化に
よる誤動作を防ぐために水銀スイッチを適宜交換する必
要があり、保守,点検が容易でないという短所があっ
た。
ッチを使用した場合は、常時通電している接点に劣化に
よる誤動作を防ぐために水銀スイッチを適宜交換する必
要があり、保守,点検が容易でないという短所があっ
た。
【0005】また、検知電線を内部に固定した検知柱を
使用した場合には内蔵した検知電線の交換は不必要であ
るが、いずれの構造にしろ検知柱を使用した場合には各
検知柱とケ−ブルとの接続点が非常に多くなり、接続点
の施工不良により場合によっては断線を起すことがあ
り、その保守が容易でなかった。
使用した場合には内蔵した検知電線の交換は不必要であ
るが、いずれの構造にしろ検知柱を使用した場合には各
検知柱とケ−ブルとの接続点が非常に多くなり、接続点
の施工不良により場合によっては断線を起すことがあ
り、その保守が容易でなかった。
【0006】さらに検知柱を使用した場合、線路に沿っ
て検知電線を沿わせて検知回路を構成した場合のいずれ
の場合も障害物が存在することが検知できても支障が発
生した地点を正確に特定することは出来なかった。
て検知電線を沿わせて検知回路を構成した場合のいずれ
の場合も障害物が存在することが検知できても支障が発
生した地点を正確に特定することは出来なかった。
【0007】この発明はかかる短所を解消するためにな
されたものであり、障害が発生した地点を正確に特定す
ることができるとともに装置自体の不具合も正確に検出
することができる障害物検知装置を得ることを目的とす
るものである。
されたものであり、障害が発生した地点を正確に特定す
ることができるとともに装置自体の不具合も正確に検出
することができる障害物検知装置を得ることを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る障害物検
知装置は、複数の地点情報送受信装置と処理器を有し、
各地点情報送受信装置は少なくとも2個の発光器と少な
くとも2個の受光器と制御部とを有し、検知区間に所定
距離毎に設置され、2個の発光器はそれぞれ順方向と逆
方向に光信号を送信し、2個の受光器はそれぞれ順方向
と逆方向から送信される光信号を受信し、制御部は光信
号の受信の有無を判断し、少なくともいずれか1個の受
光器が光信号を受信したときに受信した光信号の内容を
判断し、各発光器から地点情報を含んだ光情報を送信さ
せ、いずれかの受光器から受信信号が送られないとき
に、その内容を含んだ地点情報を各発光器に送り、全て
の受光器から受信信号が送られないときに、各発光器か
らの送信を停止させ、処理器は検知区間の両端部に設け
られ、地点情報送受信装置を起動させるとともに地点情
報送受信装置からの光信号を受信して異常を検知するこ
とを特徴とする。
知装置は、複数の地点情報送受信装置と処理器を有し、
各地点情報送受信装置は少なくとも2個の発光器と少な
くとも2個の受光器と制御部とを有し、検知区間に所定
距離毎に設置され、2個の発光器はそれぞれ順方向と逆
方向に光信号を送信し、2個の受光器はそれぞれ順方向
と逆方向から送信される光信号を受信し、制御部は光信
号の受信の有無を判断し、少なくともいずれか1個の受
光器が光信号を受信したときに受信した光信号の内容を
判断し、各発光器から地点情報を含んだ光情報を送信さ
せ、いずれかの受光器から受信信号が送られないとき
に、その内容を含んだ地点情報を各発光器に送り、全て
の受光器から受信信号が送られないときに、各発光器か
らの送信を停止させ、処理器は検知区間の両端部に設け
られ、地点情報送受信装置を起動させるとともに地点情
報送受信装置からの光信号を受信して異常を検知するこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】この発明においては、検知区間に所定距離毎に
設置された各地点情報送受信装置の互いに隣接する地点
情報送受信装置間で常時光信号を送受信し、検知区間を
光信号で連結する。この検知区間に障害物が進入して光
信号を遮断したことを処理器で検出したら検知区間に異
常が生じたと判断し、処理器から異常信号を出力する。
設置された各地点情報送受信装置の互いに隣接する地点
情報送受信装置間で常時光信号を送受信し、検知区間を
光信号で連結する。この検知区間に障害物が進入して光
信号を遮断したことを処理器で検出したら検知区間に異
常が生じたと判断し、処理器から異常信号を出力する。
【0010】また、隣接する地点情報送受信装置間で送
受信する光信号には各地点情報送受信装置が設置された
地点情報を含め、光信号が遮断したときに処理器で受信
した信号によりその地点を特定する。
受信する光信号には各地点情報送受信装置が設置された
地点情報を含め、光信号が遮断したときに処理器で受信
した信号によりその地点を特定する。
【0011】さらに、隣接する地点情報送受信装置間で
複数の発光器と受光器を使用して互いに光信号を送受信
して、受信した光信号の内容を判断して、一部の発光器
や受光器に故障が生じたときに、故障が生じた機器とそ
の地点を特定する。
複数の発光器と受光器を使用して互いに光信号を送受信
して、受信した光信号の内容を判断して、一部の発光器
や受光器に故障が生じたときに、故障が生じた機器とそ
の地点を特定する。
【0012】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す構成図であ
る。図に示すように、障害物検知装置は検知区間の両端
部に設けられた処理器1aと処理器1bに直接接続さ
れ、検知区間の両端部に設置された地点情報送受信装置
2a,2nと、検知区間の線路の沿って一定間隔をおい
て配置された複数の地点情報送受信装置2b〜2mを有
する。検知区間の両端部に設置された地点情報送受信装
置2a,2nは1個の発光器3と受光器4及び制御部5
を有し、検知区間に一定間隔をおいて配置された地点情
報送受信装置2b〜2mはそれぞれ2個の発光器3a,
3bと受光器4a,4b及び制御部5aを有する。
る。図に示すように、障害物検知装置は検知区間の両端
部に設けられた処理器1aと処理器1bに直接接続さ
れ、検知区間の両端部に設置された地点情報送受信装置
2a,2nと、検知区間の線路の沿って一定間隔をおい
て配置された複数の地点情報送受信装置2b〜2mを有
する。検知区間の両端部に設置された地点情報送受信装
置2a,2nは1個の発光器3と受光器4及び制御部5
を有し、検知区間に一定間隔をおいて配置された地点情
報送受信装置2b〜2mはそれぞれ2個の発光器3a,
3bと受光器4a,4b及び制御部5aを有する。
【0013】発光器3,3a,3bは、それぞれ図2の
ブロック図に示すように、信号変換部6と変調部7とを
有する発信制御部8と、送信増幅器9と例えば発光波長
が850nmの近赤外発光ダイオ−ドからなる発光素子1
0とを有する発光部11とで構成されている。受光器
4,4a,4bは、図3のブロック図に示すように、フ
ォトダイオ−ドやホトトランジスタからなる受光素子1
2とバンドパスフィルタ13と受信増幅器14とを有す
る受光部15と、復調部16と信号変換部17とを有す
る受信制御部18とを有する。制御部5,5aは、図4
のブロック図に示すように、入力部19と信号判断部2
0,地点情報書込部21及び出力部22を有する。入力
部19は受光器4又は受光器4a,4bに接続され受信
した光信号に基づく信号を入力する。信号判断部20は
受光器4又は受光器4a,4bからの信号の有無と、受
信した信号の内容を判断する。地点情報書込部21は送
信する信号に地点情報を書き込む。出力部22は各発光
器3又は3a,3bを駆動し、送信する信号を各発光器
3又は3a,3bに送る。また、検知区間の両端部に設
置された地点情報送受信装置2a,2nの制御部5の入
力部19と出力部22はそれぞれ処理器1a,1bにも
接続されている。
ブロック図に示すように、信号変換部6と変調部7とを
有する発信制御部8と、送信増幅器9と例えば発光波長
が850nmの近赤外発光ダイオ−ドからなる発光素子1
0とを有する発光部11とで構成されている。受光器
4,4a,4bは、図3のブロック図に示すように、フ
ォトダイオ−ドやホトトランジスタからなる受光素子1
2とバンドパスフィルタ13と受信増幅器14とを有す
る受光部15と、復調部16と信号変換部17とを有す
る受信制御部18とを有する。制御部5,5aは、図4
のブロック図に示すように、入力部19と信号判断部2
0,地点情報書込部21及び出力部22を有する。入力
部19は受光器4又は受光器4a,4bに接続され受信
した光信号に基づく信号を入力する。信号判断部20は
受光器4又は受光器4a,4bからの信号の有無と、受
信した信号の内容を判断する。地点情報書込部21は送
信する信号に地点情報を書き込む。出力部22は各発光
器3又は3a,3bを駆動し、送信する信号を各発光器
3又は3a,3bに送る。また、検知区間の両端部に設
置された地点情報送受信装置2a,2nの制御部5の入
力部19と出力部22はそれぞれ処理器1a,1bにも
接続されている。
【0014】そして検知区間の両端部に設置された地点
情報送受信装置2a,2nの発光器3と受光器4は図5
の配置図に示すように検知区間の内方を向いて検知柱2
3に取り付けられ、検知区間に一定間隔をおいて配置さ
れた地点情報送受信装置2b〜2mの発光器3aと受光
器4aはそれぞれ順方向を向いて検知柱23に取り付け
られ、発光器3bと受光器4bはそれぞれ逆方向を向い
て検知柱23に取り付けられている。
情報送受信装置2a,2nの発光器3と受光器4は図5
の配置図に示すように検知区間の内方を向いて検知柱2
3に取り付けられ、検知区間に一定間隔をおいて配置さ
れた地点情報送受信装置2b〜2mの発光器3aと受光
器4aはそれぞれ順方向を向いて検知柱23に取り付け
られ、発光器3bと受光器4bはそれぞれ逆方向を向い
て検知柱23に取り付けられている。
【0015】処理器1a,1bは地点情報送受信装置2
a〜2nを起動させるとともに地点情報送受信装置2
a,2nからの光信号を受信して異常を検知する。
a〜2nを起動させるとともに地点情報送受信装置2
a,2nからの光信号を受信して異常を検知する。
【0016】上記のように構成された障害物検知装置に
おいては、処理部1a、1bからは検知区間の両端部に
設置された地点情報送受信装置2a,2nの制御部5に
常時駆動信号が送られ、地点情報送受信装置2a,2n
の発光器3から光信号を送り出している。地点情報送受
信装置2aの発光器3から送り出された光信号は隣接す
る地点情報送受信装置2bの受光器4aで受光して電気
信号に変換され、所定の信号処理がされて制御部5aに
送られる。制御部5aは受光器4aからの信号を受ける
と設置地点の地点情報を含んだ信号を発光器3a,3b
に送る。発光器3a,3bは制御部5aから送られる信
号に基づく光信号を隣接する地点情報送受信装置2a,
2cに送る。地点情報送受信装置2nから送り出してい
る光信号も隣接する地点情報送受信装置2mで受光し、
上記と同様にして地点情報送受信装置2mの発光器3
a,3bで隣接する地点情報送受信装置に光信号を送り
出す。このようにして定常時には、検知区間に設置され
た互いに隣接する地点情報送受信装置2a〜2n間で常
時光信号を送受信し、検知区間を光信号で連結してい
る。
おいては、処理部1a、1bからは検知区間の両端部に
設置された地点情報送受信装置2a,2nの制御部5に
常時駆動信号が送られ、地点情報送受信装置2a,2n
の発光器3から光信号を送り出している。地点情報送受
信装置2aの発光器3から送り出された光信号は隣接す
る地点情報送受信装置2bの受光器4aで受光して電気
信号に変換され、所定の信号処理がされて制御部5aに
送られる。制御部5aは受光器4aからの信号を受ける
と設置地点の地点情報を含んだ信号を発光器3a,3b
に送る。発光器3a,3bは制御部5aから送られる信
号に基づく光信号を隣接する地点情報送受信装置2a,
2cに送る。地点情報送受信装置2nから送り出してい
る光信号も隣接する地点情報送受信装置2mで受光し、
上記と同様にして地点情報送受信装置2mの発光器3
a,3bで隣接する地点情報送受信装置に光信号を送り
出す。このようにして定常時には、検知区間に設置され
た互いに隣接する地点情報送受信装置2a〜2n間で常
時光信号を送受信し、検知区間を光信号で連結してい
る。
【0017】この状態で、例えば地点情報送受信装置2
bと地点情報送受信装置2cとの間の線路に自動車等が
転落し、地点情報送受信装置2bと地点情報送受信装置
2cとの間の光信号が遮断されると、地点情報送受信装
置2bでは地点情報送受信装置2aの発光器3から送ら
れる光信号のみを受光器4aで受光し、その信号のみが
地点情報送受信装置2bの制御部5aに送られる。また
地点情報送受信装置2cの制御部5aには逆方向を向い
た受光器4bからの信号のみが送られる。地点情報送受
信装置2bの制御部5aの信号判断部20は入力された
信号が一方の受光器4aからの信号だけであると判定す
ると、異常が発生した旨を地点情報書込部21に送る。
地点情報書込部21は異常が発生した旨の信号を受ける
と、異常情報を書込んだ信号を発光器3aに送り、発光
器3aから地点情報送受信装置2aに異常情報を含んだ
光信号を送信する。地点情報送受信装置2aは地点情報
送受信装置2b送られた異常情報を含んだ光信号を制御
部5で電気信号に変換して処理器1aに送る。処理器1
aは異常情報を含む信号を信号を受けると、その地点情
報と異常情報とを反対側の処理器1bに送る。
bと地点情報送受信装置2cとの間の線路に自動車等が
転落し、地点情報送受信装置2bと地点情報送受信装置
2cとの間の光信号が遮断されると、地点情報送受信装
置2bでは地点情報送受信装置2aの発光器3から送ら
れる光信号のみを受光器4aで受光し、その信号のみが
地点情報送受信装置2bの制御部5aに送られる。また
地点情報送受信装置2cの制御部5aには逆方向を向い
た受光器4bからの信号のみが送られる。地点情報送受
信装置2bの制御部5aの信号判断部20は入力された
信号が一方の受光器4aからの信号だけであると判定す
ると、異常が発生した旨を地点情報書込部21に送る。
地点情報書込部21は異常が発生した旨の信号を受ける
と、異常情報を書込んだ信号を発光器3aに送り、発光
器3aから地点情報送受信装置2aに異常情報を含んだ
光信号を送信する。地点情報送受信装置2aは地点情報
送受信装置2b送られた異常情報を含んだ光信号を制御
部5で電気信号に変換して処理器1aに送る。処理器1
aは異常情報を含む信号を信号を受けると、その地点情
報と異常情報とを反対側の処理器1bに送る。
【0018】同様に、地点情報送受信装置2cの制御部
5aの信号判断部20は入力された信号が一方の受光器
4bからの信号だけであると判定すると、異常が発生し
た旨を地点情報書込部21に送る。地点情報書込部21
は異常が発生した旨の信号を受けると、異常情報を書込
んだ信号を発光器3bに送り、発光器3bから隣接する
地点情報送受信装置2dに異常情報を含む光信号を送信
する。この地点情報送受信装置2dに送られた光信号は
連続的に配置された地点情報送受信装置を介して地点情
報送受信装置2nに送られる。地点情報送受信装置2n
は送られた異常情報を含む光信号を制御部5で電気信号
に変換して処理器1bに送る。処理器1bは異常情報を
含む信号を信号を受けると、その地点情報と異常情報と
を反対側の処理器1aに送る。
5aの信号判断部20は入力された信号が一方の受光器
4bからの信号だけであると判定すると、異常が発生し
た旨を地点情報書込部21に送る。地点情報書込部21
は異常が発生した旨の信号を受けると、異常情報を書込
んだ信号を発光器3bに送り、発光器3bから隣接する
地点情報送受信装置2dに異常情報を含む光信号を送信
する。この地点情報送受信装置2dに送られた光信号は
連続的に配置された地点情報送受信装置を介して地点情
報送受信装置2nに送られる。地点情報送受信装置2n
は送られた異常情報を含む光信号を制御部5で電気信号
に変換して処理器1bに送る。処理器1bは異常情報を
含む信号を信号を受けると、その地点情報と異常情報と
を反対側の処理器1aに送る。
【0019】処理器1aは地点情報送受信装置2aと反
対側の処理器1bから同時に異常情報を含む信号を受け
ると障害が発生したと判断する。同様にして処理器1b
は地点情報送受信装置2nと反対側の処理器1aから同
時に異常情報を含む信号を受けると障害が発生したと判
断する。そして同時に送られた地点情報により障害が発
生した区間を特定し、障害発生信号を出力する。このよ
うにして検知区間の両端部で障害が発生したことと障害
が発生した区間を特定することができる。
対側の処理器1bから同時に異常情報を含む信号を受け
ると障害が発生したと判断する。同様にして処理器1b
は地点情報送受信装置2nと反対側の処理器1aから同
時に異常情報を含む信号を受けると障害が発生したと判
断する。そして同時に送られた地点情報により障害が発
生した区間を特定し、障害発生信号を出力する。このよ
うにして検知区間の両端部で障害が発生したことと障害
が発生した区間を特定することができる。
【0020】また、検知区間に設置された互いに隣接す
る地点情報送受信装置2a〜2n間で常時光信号を送受
信し、検知区間を光信号で連結しているときに、例えば
地点情報送受信装置2bの発光器3bに故障が生じ、地
点情報送受信装置2cの受光器4aに光信号が入力され
なくなった場合には、上記と同様にして地点情報送受信
装置2cの発光器3bから隣接する地点情報送受信装置
2cに異常情報を含む光信号を送信する。処理器1bは
異常情報を含む信号を信号を受けると、その地点情報と
異常情報とを反対側の処理器1aに送る。このとき地点
情報送受信装置2bの受光器4bは地点情報送受信装置
2cの発光器3aからの光信号を受光しているから、地
点情報送受信装置2bから地点情報送受信装置2aには
異常情報を含まない光信号が送られ、地点情報送受信装
置2aから処理器1aには異常情報が含まれない信号が
送られる。処理器1aはこの異常情報が含まれない信号
を反対側の処理器1bに送る。処理器1a,1bは異常
情報を含む信号と異常情報を含まない信号とが同時に送
られると機器に故障等が生じたと判断し、異常情報に含
む地点情報から故障が生じた地点情報送受信装置2bを
特定する。このようにして各地点情報送受信装置2a〜
2nの発光器や受光器に故障が生じたことも確実に検知
することができる。
る地点情報送受信装置2a〜2n間で常時光信号を送受
信し、検知区間を光信号で連結しているときに、例えば
地点情報送受信装置2bの発光器3bに故障が生じ、地
点情報送受信装置2cの受光器4aに光信号が入力され
なくなった場合には、上記と同様にして地点情報送受信
装置2cの発光器3bから隣接する地点情報送受信装置
2cに異常情報を含む光信号を送信する。処理器1bは
異常情報を含む信号を信号を受けると、その地点情報と
異常情報とを反対側の処理器1aに送る。このとき地点
情報送受信装置2bの受光器4bは地点情報送受信装置
2cの発光器3aからの光信号を受光しているから、地
点情報送受信装置2bから地点情報送受信装置2aには
異常情報を含まない光信号が送られ、地点情報送受信装
置2aから処理器1aには異常情報が含まれない信号が
送られる。処理器1aはこの異常情報が含まれない信号
を反対側の処理器1bに送る。処理器1a,1bは異常
情報を含む信号と異常情報を含まない信号とが同時に送
られると機器に故障等が生じたと判断し、異常情報に含
む地点情報から故障が生じた地点情報送受信装置2bを
特定する。このようにして各地点情報送受信装置2a〜
2nの発光器や受光器に故障が生じたことも確実に検知
することができる。
【0021】この場合であっても例えば地点情報送受信
装置2b、2cの区間に支障が生じれば、地点情報送受
信装置2cの発光器3aと地点情報送受信装置2bの受
光器4bとの間の光信号が遮断されるから、支障が生じ
たことを確実に検知することができる。
装置2b、2cの区間に支障が生じれば、地点情報送受
信装置2cの発光器3aと地点情報送受信装置2bの受
光器4bとの間の光信号が遮断されるから、支障が生じ
たことを確実に検知することができる。
【0022】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、検知区
間に所定距離毎に設置された各地点情報送受信装置の互
いに隣接する地点情報送受信装置間で常時光信号を送受
信し、検知区間を光信号で連結するようにしたから、検
知区間に障害物が入り光信号を遮断したことを処理器で
検出することにより障害が発生したことを確実に検知す
ることができる。
間に所定距離毎に設置された各地点情報送受信装置の互
いに隣接する地点情報送受信装置間で常時光信号を送受
信し、検知区間を光信号で連結するようにしたから、検
知区間に障害物が入り光信号を遮断したことを処理器で
検出することにより障害が発生したことを確実に検知す
ることができる。
【0023】また、各地点情報送受信装置間をケ−ブル
等で連結する必要がないから、障害物検知装置を容易に
設置することができる。
等で連結する必要がないから、障害物検知装置を容易に
設置することができる。
【0024】さらに、隣接する地点情報送受信装置間で
送受信する光信号に各地点情報送受信装置が設置された
地点情報を含めることにより、障害が生じた区間を確実
に特定することができ、列車や車両の安全を確保するこ
とができる。
送受信する光信号に各地点情報送受信装置が設置された
地点情報を含めることにより、障害が生じた区間を確実
に特定することができ、列車や車両の安全を確保するこ
とができる。
【0025】また、隣接する地点情報送受信装置間で複
数の発光器と受光器を使用して互いに光信号を送受信し
て、受信した光信号の内容を判断するから、一部の発光
器や受光器に故障が生じたときに、故障が生じた機器と
その地点を特定することができ、保守,点検を容易にす
ることができる。
数の発光器と受光器を使用して互いに光信号を送受信し
て、受信した光信号の内容を判断するから、一部の発光
器や受光器に故障が生じたときに、故障が生じた機器と
その地点を特定することができ、保守,点検を容易にす
ることができる。
【図1】この発明の実施例を示す構成図である。
【図2】発光器を示すブロック図である。
【図3】受光器を示すブロック図である。
【図4】制御部を示すブロック図である。
【図5】上記実施例の配置図である。
【図6】従来の検知柱を示す斜視図である。
【図7】従来の検知柱の配置図である。
【図8】他の従来例を示す配置図である。
1a,1b 処理器 2a〜2n 地点情報送受信装置 3,3a,3b 発光器 4,4a,4b 受光器 5,5a 制御部
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の地点情報送受信装置と処理器を有
し、 各地点情報送受信装置は少なくとも2個の発光器と少な
くとも2個の受光器と制御部とを有し、検知区間に所定
距離毎に設置され、2個の発光器はそれぞれ順方向と逆
方向に光信号を送信し、2個の受光器はそれぞれ順方向
と逆方向から送信される光信号を受信し、制御部は光信
号の受信の有無を判断し、少なくともいずれか1個の受
光器が光信号を受信したときに受信した光信号の内容を
判断し、各発光器から地点情報を含んだ光情報を送信さ
せ、いずれかの受光器から受信信号が送られないとき
に、その内容を含んだ地点情報を各発光器に送り、全て
の受光器から受信信号が送られないときに、各発光器か
らの送信を停止させ、 処理器は検知区間の両端部に設けられ、地点情報送受信
装置を起動させるとともに地点情報送受信装置からの光
信号を受信して異常を検知することを特徴とする障害物
検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16736893A JP2545036B2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 障害物検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16736893A JP2545036B2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 障害物検知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0769214A JPH0769214A (ja) | 1995-03-14 |
JP2545036B2 true JP2545036B2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=15848420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16736893A Expired - Fee Related JP2545036B2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 障害物検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2545036B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03176267A (ja) * | 1989-09-07 | 1991-07-31 | Toshiba Corp | リニア車両の障害物探査装置 |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP16736893A patent/JP2545036B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0769214A (ja) | 1995-03-14 |
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