JP2545013Y2 - 管継手のシール材位置の検査装置 - Google Patents

管継手のシール材位置の検査装置

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JP2545013Y2
JP2545013Y2 JP2195791U JP2195791U JP2545013Y2 JP 2545013 Y2 JP2545013 Y2 JP 2545013Y2 JP 2195791 U JP2195791 U JP 2195791U JP 2195791 U JP2195791 U JP 2195791U JP 2545013 Y2 JP2545013 Y2 JP 2545013Y2
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JP
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sealing material
receiving
pipe joint
gap
stylus
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厚 槇
敏雄 戸島
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、管継手のシール材位置
の検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】管継手の一種として、図7に示すよう
に、一方の管の端部に形成された受口1の内部に、他方
の管の端部に形成された挿口2を挿入し、これら受口1
の内面と挿口2の外面との間で環状のゴム製のシール材
3を圧縮した、いわゆるスリップオンタイプの管継手が
知られている。この図7は、シール材3が正常に装着さ
れた状態を示すが、図8に示すように管の接合時にシー
ル材3が本来の装着位置からずれてしまうことがあり、
これでは満足なシール性能が得られない。
【0003】このため従来においては、たとえば図9に
示すように、管の敷設場所の施工現場において、管の接
合後に作業員が受口1と挿口2との隙間に細長い定規4
を差込んでシール材3の端部に当て、受口1の端面から
シール材3までの距離を調べることで、このシール材3
が所定の位置にあるかどうかを検査している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のものでは、管を敷設するための溝の中に作業員が入
って検査を行わねばならず、危険であるという問題点を
有している。また、将来において予想される人手不足に
対処するため、配管作業の自動化の要求があるが、配管
作業の作業要素の一つとして、シール材の位置の検査も
自動化が必要であるという問題点がある。
【0005】そこで本考案はこのような問題点を解決
し、安全かつ自動的にシール材の位置を検査できるよう
にすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
第1の本考案は、受口の端面に当てがわれる位置合わせ
フレームと、この位置合わせフレームから受口挿口間の
隙間へ挿入されてシール材の端部に接触可能な触針と、
前記隙間内への触針の入り込み量を検出する手段とを有
する構成としたものである。
【0007】また第2の本考案は、受口挿口間の隙間へ
水などの流動体を供給する手段と、受口の外面から所定
のシール材設置位置に向けて超音波を発射する手段と、
反射波を受信して、前記所定設置位置におけるシール材
の有無にもとづく反射波形の違いを検出可能な手段とを
有する構成としたものである。
【0008】
【作用】上記第1の本考案によると、検出手段により触
針の入り込み量が自動的に検出されるため、シール材が
本来の装着位置に存在するか否かが自動的に検査され
る。
【0009】第2の本考案において、シール材が本来の
装着位置に存在しない場合には、流動体を通って挿口の
外面から反射してくるBs波が検知されるが、本来の装着
位置に存在する場合には、シール材が邪魔になってBs波
は得られない。このため、このBs波の有無によって、そ
の位置すなわち本来の装着位置にシール材が存在するか
否かが検査される。検査作業の自動化も容易に達成され
る。
【0010】
【実施例】図1および図2は、本考案の第1実施例を示
す。ここで11は位置合わせフレームで、上下方向および
左右方向への移動装置に取り付けられ、受口1の端面12
と端部外周面13とに接触されることで、管軸方向および
管径方向に位置決めされる。この位置合わせフレーム11
には、復動ばね付きシリンダ14が、ばねの力に抗して端
面12から遠ざかる方向に伸び得るように設けられてい
る。このシリンダ14の伸縮端には座板15が取り付けられ
ており、この座板15には、端面12に向かう方向の触針16
が取り付けられている。この触針16は、シリンダ14の伸
縮にともなって座板15とともに管軸方向に移動し、図2
に示すように、受口1と挿口2との隙間に挿入されて、
シール材3の端部に接触可能である。
【0011】位置合わせフレーム11には、シリンダ14と
平行に配置された変位計17が取り付けられている。この
変位計17は、その検出端が座板15に接触することで、こ
の座板15すなわち触針16の変位量を検出可能である。
【0012】図1に示すように、シリンダ14が伸長した
ときには、触針16の先端が受口1の端面12に対応した位
置に存在するように構成されている。位置合わせフレー
ム11にはストッパ18が設けられており、このストッパ18
は、図1に示す状態で座板15に係り合うことで、座板15
がシリンダ14のばねの力で端面12に近づく方向に移動し
ようとするのを阻止可能である。
【0013】このような構成において、シール材の位置
を検査する際には、まず、ストッパ18を座板15に係り合
わせた状態で、図1に示すように位置合わせフレーム11
を受口1の端面12と端部外周面13とに接触させて位置決
めさせる。これにより、触針16は、その先端が図示のよ
うに管径方向および管軸方向に位置決めされる。次にス
トッパ18を外すと、シリンダ14のばね力によって座板15
が端面12側に引き寄せられ、それによって触針16は受口
1と挿口2との隙間に挿入され、図2に示すようにその
先端がシール材3に当たった時点で停止する。そこで、
そのときの触針16の移動量を変位計17で読み取ることに
より、シール材3の位置が計算によって求まる。
【0014】このようにストッパ18の解除によって触針
16がシール材3に当てられ、そのときの端面12からの挿
入量を変位計17から電気信号として取り出すことができ
るため、シール材3の位置が安全かつ自動的に検査され
る。
【0015】なお、変位計17としては、図示のように座
板15に接触する形式のもののほか、レーザ変位計などの
非接触式のものや、その他適宜のものを利用できる。図
3〜図6は、本考案の第2実施例を示す。ここで21は超
音波探触子で、受口1の外面から管の内部に向けて超音
波を発射可能であるとともに、管内からの反射波を受信
可能である。
【0016】図3に示すように、超音波探触子21は、図
1および図2に示したのと同様の位置合わせフレーム11
に取り付けられている。したがって、この位置合わせフ
レーム11を受口1の端面12に当てがうとともに超音波探
触子21を受口1の外面に位置させることで、この超音波
探触子21は、検査すべきシール材の位置に対応して位置
決めされることになる。また、位置合わせフレーム11に
は、受口1と挿口2との隙間に水25を注入するためのノ
ズル22が取り付けられている。超音波探触子21は、送受
信機23を介して、信号処理装置24に電気的に接続されて
いる。
【0017】超音波探触子21から発射された後に管内か
ら反射してきた反射波の波形を図6に示す。反射波に
は、受口1の内面で1回反射したB1波と、このB1波がさ
らに受口1の外面で反射した後にその内面で2回目の反
射をすることにより得られるB2波とが含まれる。図6
(a) は、図5に示すようにシール材3が本来の装着位置
に存在する場合の反射波の波形の一例を示す。また同図
(b) は、図4に示すようにシール材3が本来の装着位置
に存在しない場合の反射波の一例を示す。
【0018】図4に示す場合には、シール材3は本来存
在すべき位置からずれており、その場所には代わりにノ
ズル22からの水25が満たされている。すると、超音波探
触子21から発射された超音波は、この水25の部分を透過
し、挿口2の外面で反射して元の方向に戻り、図6(b)
に示されるBs波として検知される。
【0019】これに対し、図5に示す場合には、シール
材3が本来の位置に存在していることから、超音波探触
子21からの超音波はこのシール材3の中を透過すること
ができず、図6(a) に示すようにBs波は検知されない。
【0020】このようにBs波の有無によって、シール材
3が本来の装着位置に存在するか否かが検査される。ま
た、図3に示すように超音波探触子21とノズル22とが位
置合わせフレーム11にて一体化されているため、この位
置合わせフレーム11を上下方向および左右方向に移動さ
せることにより、管を敷設するための溝の中に作業員が
入ることなしに、溝外から自動的に検査を行うことがで
きる。具体的には、約5秒程度の時間で検査を行うこと
が可能である。また、超音波探触子21とノズル22とを周
方向に回転させることにより、全周にわたる検査を実施
することができる。
【0021】なお、上述のようにノズル22で受口1と挿
口2との隙間に注水する代わりに、この部分を水没状態
にしたり、粘性の高いゼリー状の流動体を注入したりす
ることもできる。
【0022】
【考案の効果】以上述べたように請求項1記載の本考案
によると、受口の端面に当てがわれる位置合わせフレー
ムと、この位置合わせフレームから受口挿口間の隙間へ
挿入されてシール材の端部に接触可能な触針と、前記隙
間内への触針の入り込み量を検出する手段とを有する構
成としたため、検出手段により触針の入り込み量を自動
的に検査可能であり、しかも作業員が管に近づくことな
く検査可能となって、シール材が本来の装着位置に存在
するか否かを自動的かつ安全に検査することができる。
【0023】また請求項2記載の本考案によると、受口
挿口間の隙間へ水などの流動体を供給する手段と、受口
の外面から所定のシール材設置位置に向けて超音波を発
射する手段と、反射波を受信して、前記所定設置位置に
おけるシール材の有無にもとづく反射波形の違いを検出
可能な手段とを有する構成としたものであるため、シー
ル材が本来の装着位置に存在するか否かを迅速に検査す
ることができ、その自動化も容易に達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例のシール材位置の検査装置
を管継手部に設置した状態を示す断面図である。
【図2】図1の検査装置の稼働状態を示す断面図であ
る。
【図3】本考案の第2実施例の管継手のシール材位置の
検査装置の概略構成を示す図である。
【図4】シール材が位置ずれを起こしているときの図3
の装置の稼働状態を示す断面図である。
【図5】シール材が正規の装着位置に存在するときの図
3の装置の稼働状態を示す断面図である。
【図6】図3の装置によって得られた検出信号波形の一
例を示す図である。
【図7】本考案のシール材位置の検査装置を適用可能な
管継手の一例を示す断面図である。
【図8】図7の管継手においてシール材が位置ずれを起
こしたときの状態を示す断面図である。
【図9】従来の管継手のシール材位置の検査方法を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 受口 2 挿口 3 シール材 11 位置合わせフレーム 16 触針 17 変位計 21 超音波探触子 22 ノズル 25 水

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受口の中に挿口を挿入した管継手におけ
    る受口挿口間のシール材の位置を検査する装置であっ
    て、受口の端面に当てがわれる位置合わせフレームと、
    この位置合わせフレームから受口挿口間の隙間へ挿入さ
    れてシール材の端部に接触可能な触針と、前記隙間内へ
    の触針の入り込み量を検出する手段とを有することを特
    徴とする管継手のシール材位置の検査装置。
  2. 【請求項2】 受口の中に挿口を挿入した管継手におけ
    る受口挿口間のシール材の位置を検査する装置であっ
    て、受口挿口間の隙間へ水などの流動体を供給する手段
    と、受口の外面から所定のシール材設置位置に向けて超
    音波を発射する手段と、反射波を受信して、前記所定設
    置位置におけるシール材の有無にもとづく反射波形の違
    いを検出可能な手段とを有することを特徴とする管継手
    のシール材位置の検査装置。
JP2195791U 1991-04-05 1991-04-05 管継手のシール材位置の検査装置 Expired - Lifetime JP2545013Y2 (ja)

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