JP2544921Y2 - 空気噴射式織機の緯糸検知装置 - Google Patents

空気噴射式織機の緯糸検知装置

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JP2544921Y2
JP2544921Y2 JP1989116687U JP11668789U JP2544921Y2 JP 2544921 Y2 JP2544921 Y2 JP 2544921Y2 JP 1989116687 U JP1989116687 U JP 1989116687U JP 11668789 U JP11668789 U JP 11668789U JP 2544921 Y2 JP2544921 Y2 JP 2544921Y2
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恵三 静
亮三 湯沢
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日産テクシス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は空気噴射式織機の緯糸検知装置に係り、特
に透明部分からなる導光板を介して緯糸を検知する光学
反射式の緯糸検知装置に関する。
(従来の技術) 所定の間隔で並列して配設された複数枚の筬により緯
糸案内通路を形成し、この緯糸案内通路により緯糸を案
内して飛走させ、緯入れを行なうようにしたものがあ
る。その際、緯糸が確実に緯入れされたか否かを検知す
るために、緯糸検知装置(以下フィーラと称する)が反
緯入れ側にある筬羽間に設けられている。
この種のフィーラとしては実公昭62−11192に開示さ
れているものが知られている。これを第4図及び第5図
にて説明すると、フィーラ1は所定の間隔で隣接する筬
羽2の間に配設されており、図示しない筬支持体に筬羽
2よりなる筬Rとともに下端が固定されている。フィー
ラ1の支持本体B上部前面には透明プラスチックなどの
透明部材からなる導光板3がねじ4で固定されており、
筬羽2の前面に形成された凹部θを緯糸と整合する凹部
35形状が導光板3の前面に形成されている。また導光板
3の後側端面に対向して、発光ダイオードなどの投光器
6とフォトトランジスタなどの受光器7とが、それぞれ
支持体13に形成した溝BMに配置した樹脂などにより取り
付けられている。そして投光器6から発する光が導光板
3を通って、緯糸案内溝5内を通る緯糸8に反射し、再
び導光板3を通って受光器7に入射することによる受光
量の変化で、緯糸の有無を検知するようになっている。
なお図中符号9はリード線である。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら上記の構成によると、導光板3は大気よ
りも光の屈折率が大きいため、第5図に示すように導光
板3に入射した光は導光板3の側面とのなす角の狭角α
が臨界角以内の位置Bでは導光板3の両側面によって内
側に反射して外部へはもれない。しかし、導光板3の
投、受光器6,7側では、前記狭角αが大きくなり、臨界
角をこえる位置Aでは光が一部大気側に屈折してもれて
しまう。そしてもれた光は筬Rの高速揺動により振動し
ている隣りの筬羽2の側面に当って反射し、再び導光板
3内を通って受光器7に入射してノイズとなり、この結
果緯糸案内溝5内に緯糸8がない場合でもありと判断し
てしまうおそれがあった。
この考案は上記の点に鑑みてなされたもので、より緯
糸検知精度の高い空気噴射式織機の緯糸検知装置を提供
することを目的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この考案の空気噴射式織
機の緯糸検知装置は、投光器と、所定間隔で複数枚配列
された筬の間に設けた透明部材からなる導光板と、受光
器とを備え、前記投光器からの光を前記導光板を通して
前記複数枚の筬にて形成した緯糸案内通路を飛走する緯
糸に反射させ、その反射光を前記導光板を通して前記受
光器に入光させるようにした緯糸検知装置において、前
記導光板の両側面に光反射層を形成して、光が外部に漏
れないようにしたことを特徴としている。
(作用) 上記の構成によると、投光器から発して導光板内に入
射した光は、投、受光器側の側面においても光反射層に
よって内側に反射がくり返され、緯入れ通路側にまで導
びかれてもれ出ることになる。従って光が振動する筬羽
に反射してノイズが発生し、緯糸を誤検出するおそれは
ない。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図乃至第3図にこの考案の一実施例による導光板
3を示す。フィーラ1の構造は第4図に示す従来例と同
様であるので説明を省略する。この実施例の特徴は導光
板3の両側面に光反射層10を形成した点にある。この光
反射層10は投、受光器6,7側の端部から緯糸案内通路5
の底部近傍までの範囲において、鏡面を有するテープな
どを接着することにより形成される。またはテープなど
の代りに金属の真空蒸着による薄膜を形成してもよい。
次にこの実施例の作用を第2図を参照して説明する。
投光器6から発した光は導光板3の光の屈折率が大気よ
りも大きいので、投光器6からの光と導光板3の側面と
のなす狭角αが臨界角以内の範囲Bでは導光板3の両側
面によって内側に反射して外部へはもれない。しかし、
導光板3の投、受光器6,7側の導光板3内に入射した光
と導光板3の側面とのなす角が大きく、臨界角をこえる
範囲Aにある場合はこの光は光反射層10がなければ外へ
もれ出るのであるが、光反射層10によって内側に反射す
る。そして反射をくり返して緯糸案内通路5側へ導かれ
て大気側へ出るので、筬羽2には反射することはない。
従って従来例で示したように外部へもれた光が振動する
筬羽2により反射し、受光器7に入射してノイズを発生
させることはない。また光反射層10と緯糸案内溝5の底
部との間に僅かな間隙G(0.5mm乃至1mm)を設けること
により、テープなどの光反射層10を導光板3に接着する
ときに接着剤による緯糸への影響をさけることができ
る。なお第4図のように導光板3の凹部35の底部を筬羽
2の凹部θの底部よりもわずかに緯糸飛走通路5に突設
させることにより緯糸8が摺接して走行するので、その
摺接面は常に清浄に維持され、緯糸8に対して入反射す
る光の光量が付着したゴミなどで減衰されることがな
い。
上記実施例では光反射層10を導光板3の両側面に一部
に形成した場合について説明したが、両側面の全部に形
成してもよい。またフィーラ1の構成もこの実施例に示
したものに限定されず、この考案の主旨を逸脱しない範
囲で他の構造のものであってもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、緯糸を検出
する光を案内する導光板の両側面に光反射層を形成し
て、光を外部へもれないようにしたので、受光部に入る
ノイズを減少し、緯糸の検知を確実に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による導光板を示す側面
図、第2図は同じく平面図、第3図は同じく正面図、第
4図は従来のフィーラを示す側面図、第5図は同じく平
面図である。 1……緯糸検知装置(フィーラ) 2……筬羽 3……導光板 5……緯糸案内通路 6……投光器 7……受光器 8……緯糸 10……光反射層
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−221442(JP,A) 特開 昭57−50471(JP,A) 実開 昭57−148863(JP,U) 実開 平1−116467(JP,U) 実開 平1−77065(JP,U) 実開 昭62−6388(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】投光器と、所定間隔で複数枚配列された筬
    の間に設けた透明部材からなる導光板と、受光器とを備
    え、前記投光器からの光を前記導光板を通して前記複数
    枚の筬にて形成した緯糸案内通路を飛走する緯糸に反射
    させ、その反射光を前記導光板を通して前記受光器に入
    光させるようにした緯糸検知装置において、前記導光板
    の両側面に光反射層を形成して、光が外部に漏れないよ
    うにしたことを特徴とする空気噴射式織機の緯糸検知装
    置。
JP1989116687U 1989-10-04 1989-10-04 空気噴射式織機の緯糸検知装置 Expired - Lifetime JP2544921Y2 (ja)

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JPH0355885U JPH0355885U (ja) 1991-05-29
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JPS60100039A (ja) * 1983-11-07 1985-06-03 Rigaku Keisoku Kk 自動記録熱分析の零点調整装置

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