JP2544820Y2 - 磁気浮上式スピーカ - Google Patents
磁気浮上式スピーカInfo
- Publication number
- JP2544820Y2 JP2544820Y2 JP1993004453U JP445393U JP2544820Y2 JP 2544820 Y2 JP2544820 Y2 JP 2544820Y2 JP 1993004453 U JP1993004453 U JP 1993004453U JP 445393 U JP445393 U JP 445393U JP 2544820 Y2 JP2544820 Y2 JP 2544820Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speaker
- gap
- levitation
- casing
- electromagnet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、コンサートホール用や
プライベート用の大型スピーカに好適な磁気浮上式スピ
ーカに関する。
プライベート用の大型スピーカに好適な磁気浮上式スピ
ーカに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のスピーカにおいては、スピーカ部
はケーシング部に、ボルト及び又は緩衝部材等で機械に
支持されていた。
はケーシング部に、ボルト及び又は緩衝部材等で機械に
支持されていた。
【０００３】従来のスピーカにおいて、スピーカ部は機
械的にケーシング部に支持されているので、ケーシング
部側の振動が伝播しクリアな音が得られなかった。その
ために特開昭６０−２５９０９９号公報には空気を挿入
して、スピーカの振動部を空中に保持する技術が開示さ
れている。しかしながら、かかる公知技術ではスピーカ
の振動部を浮上させているので、構造が複雑化し、また
空気源を必要とする。
械的にケーシング部に支持されているので、ケーシング
部側の振動が伝播しクリアな音が得られなかった。その
ために特開昭６０−２５９０９９号公報には空気を挿入
して、スピーカの振動部を空中に保持する技術が開示さ
れている。しかしながら、かかる公知技術ではスピーカ
の振動部を浮上させているので、構造が複雑化し、また
空気源を必要とする。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】したがって、本考案の
目的は、比較的に簡単な手段でスピーカ部自体を浮上さ
せ、もってクリアな音が得られる磁気浮上式スピーカを
提供することにある。
目的は、比較的に簡単な手段でスピーカ部自体を浮上さ
せ、もってクリアな音が得られる磁気浮上式スピーカを
提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案の磁気浮上式スピ
ーカによれば、スピーカ（２）を収めた保持部（３）は
電導材で形成され、前記保持部（３）は隙間を設けてケ
ーシング部（４）の空室（５）に収納されており、前記
空室（５）の上部に浮上用電磁石（６）を設け、下部に
ギャップセンサ（７）を設け、該ギャップセンサ（７）
からの信号に基づき前記浮上用電磁石（６）を制御する
コントローラ（１０）を設け、そのコントローラ（１
０）はギャップセンサ（７）からの信号に基づきギャッ
プ量を検出し、そのギャップ量に基づいて保持部（３）
とケーシング部（４）との相対変位が所定値になるよう
に制御電流を決定し、浮上用電磁石（６）に出力してギ
ャップ量を所定とする機能を有している。
ーカによれば、スピーカ（２）を収めた保持部（３）は
電導材で形成され、前記保持部（３）は隙間を設けてケ
ーシング部（４）の空室（５）に収納されており、前記
空室（５）の上部に浮上用電磁石（６）を設け、下部に
ギャップセンサ（７）を設け、該ギャップセンサ（７）
からの信号に基づき前記浮上用電磁石（６）を制御する
コントローラ（１０）を設け、そのコントローラ（１
０）はギャップセンサ（７）からの信号に基づきギャッ
プ量を検出し、そのギャップ量に基づいて保持部（３）
とケーシング部（４）との相対変位が所定値になるよう
に制御電流を決定し、浮上用電磁石（６）に出力してギ
ャップ量を所定とする機能を有している。
【０００６】
【作用効果の説明】したがって、コントローラは、ギャ
ップセンサからの信号により、スピーカ部を空室内にお
いて所定位置に浮上するように、浮上用電磁石を制御す
る。したがって、スピーカ部は常にケーシング部から絶
縁されているので、スピーカ部は電線のみが接続されて
おり、クリアな音が得られる。このように本考案によれ
ば、空気の供給のような音の発生源がなく、しかもギャ
ップセンサと浮上用電磁石とをケーシング部に設ければ
よいので、構造が簡単である。また従来品を容易に改造
することができる。また、下部にギャップセンサを設
け、浮上用電磁石で上方にスピーカを持ち上げているの
で、ギャップ量が小となれば容易に磁力を強めて浮上さ
せることができる。
ップセンサからの信号により、スピーカ部を空室内にお
いて所定位置に浮上するように、浮上用電磁石を制御す
る。したがって、スピーカ部は常にケーシング部から絶
縁されているので、スピーカ部は電線のみが接続されて
おり、クリアな音が得られる。このように本考案によれ
ば、空気の供給のような音の発生源がなく、しかもギャ
ップセンサと浮上用電磁石とをケーシング部に設ければ
よいので、構造が簡単である。また従来品を容易に改造
することができる。また、下部にギャップセンサを設
け、浮上用電磁石で上方にスピーカを持ち上げているの
で、ギャップ量が小となれば容易に磁力を強めて浮上さ
せることができる。
【０００７】
【実施例】以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
る。
【０００８】図１において、スピーカ２を収めた保持部
３は、電導材で形成されており、部材２、３によりスピ
ーカ部すなわち浮上部１が形成されている。
３は、電導材で形成されており、部材２、３によりスピ
ーカ部すなわち浮上部１が形成されている。
【０００９】他方、ケーシング部４には、浮上部１を隙
間を設けて収める空室５が形成されている。その空室５
の浮上部１の頂面に対向する部分には、複数（図示の例
では２個）の浮上用電磁石６が設けられ、浮上部１の底
面に対向する部分には、ギャップセンサ７が設けられて
いる。
間を設けて収める空室５が形成されている。その空室５
の浮上部１の頂面に対向する部分には、複数（図示の例
では２個）の浮上用電磁石６が設けられ、浮上部１の底
面に対向する部分には、ギャップセンサ７が設けられて
いる。
【００１０】図２において、ギャップセンサ７は、回路
８によりコントローラ１０に接続され、そのコントロー
ラ１０には、回路９により浮上用電磁石６、６が並列に
接続されている。
８によりコントローラ１０に接続され、そのコントロー
ラ１０には、回路９により浮上用電磁石６、６が並列に
接続されている。
【００１１】次に図３を参照して制御の態様を説明す
る。
る。
【００１２】コントロール１０は浮上指令が出ると（ス
テップＳ１）、ギャップセンサ７からの信号に基づき、
ギャップ量すなわち浮上部１とケーシング部４の相対変
位を検出する（ステップＳ２）。次いで、検出した相対
変位に基づき、相対変位が所定値になるように制御電流
を決定し（ステップＳ３）、浮上用電磁石６、６に出力
して駆動し（ステップＳ４）、支持部３を吸引し、浮上
部１をギャップが所定値になるように浮上させて（ステ
ップＳ５）、リターンする。このように、浮上部１すな
わちスピーカ２は、ケーシング部４から完全に絶縁され
るので、スピーカ２からはクリアな音が得られるのであ
る。
テップＳ１）、ギャップセンサ７からの信号に基づき、
ギャップ量すなわち浮上部１とケーシング部４の相対変
位を検出する（ステップＳ２）。次いで、検出した相対
変位に基づき、相対変位が所定値になるように制御電流
を決定し（ステップＳ３）、浮上用電磁石６、６に出力
して駆動し（ステップＳ４）、支持部３を吸引し、浮上
部１をギャップが所定値になるように浮上させて（ステ
ップＳ５）、リターンする。このように、浮上部１すな
わちスピーカ２は、ケーシング部４から完全に絶縁され
るので、スピーカ２からはクリアな音が得られるのであ
る。
【００１３】
【考案の効果】以上の通り本考案によれば下記のすぐれ
た効果を奏する。 （１） 音の発生源がないので、クリアな音が得られ
る。 （２） ケーシング部にギャップセンサと浮上用電磁石
とを設ければよいので構造が簡単である。 （３） 従来品の改良を容易に行うことができる。
た効果を奏する。 （１） 音の発生源がないので、クリアな音が得られ
る。 （２） ケーシング部にギャップセンサと浮上用電磁石
とを設ければよいので構造が簡単である。 （３） 従来品の改良を容易に行うことができる。
【図１】本考案の一実施例を示す正面図。
【図２】制御回路図。
【図３】制御フローチャート図。
１・・・浮上部 ２・・・スピーカ ３・・・保持部 ４・・・ケーシング部 ５・・・空室 ６・・・浮上用電磁石 ７・・・ギャップセンサ ８、９・・・配線 １０・・・コントローラ
フロントページの続き (72)考案者 箭野 憲一 東京都調布市飛田給二丁目19番１号 鹿 島建設株式会社技術研究所内 (72)考案者 緑川 浩史 東京都調布市飛田給二丁目19番１号 鹿 島建設株式会社技術研究所内 (72)考案者 水野 孝之 東京都調布市飛田給二丁目19番１号 鹿 島建設株式会社技術研究所内 (72)考案者 中野 龍児 東京都調布市飛田給二丁目19番１号 鹿 島建設株式会社技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−259099（ＪＰ，Ａ) 実公 昭62−31900（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (1)
- 【請求項１】 スピーカ（２）を収めた保持部（３）は
電導材で形成され、前記保持部（３）は隙間を設けてケ
ーシング部（４）の空室（５）に収納されており、前記
空室（５）の上部に浮上用電磁石（６）を設け、下部に
ギャップセンサ（７）を設け、該ギャップセンサ（７）
からの信号に基づき前記浮上用電磁石（６）を制御する
コントローラ（１０）を設け、そのコントローラ（１
０）はギャップセンサ（７）からの信号に基づきギャッ
プ量を検出し、そのギャップ量に基づいて保持部（３）
とケーシング部（４）との相対変位が所定値になるよう
に制御電流を決定し、浮上用電磁石（６）に出力してギ
ャップ量を所定とする機能を有することを特徴とする磁
気浮上式スピーカ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993004453U JP2544820Y2 (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | 磁気浮上式スピーカ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993004453U JP2544820Y2 (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | 磁気浮上式スピーカ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0666192U JPH0666192U (ja) | 1994-09-16 |
| JP2544820Y2 true JP2544820Y2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=11584581
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993004453U Expired - Lifetime JP2544820Y2 (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | 磁気浮上式スピーカ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2544820Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015186256A (ja) * | 2014-03-20 | 2015-10-22 | 信一 細田 | 音声信号とバイアスを一つの電磁パルス波で兼ね、全面制動力駆動と無線空間浮揚動作を可能にした、多段型全帯域単一振動板による非アナログスピーカーシステム。 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0793759B2 (ja) * | 1984-06-06 | 1995-10-09 | 義郎 中松 | 浮遊振動システム |
-
1993
- 1993-02-15 JP JP1993004453U patent/JP2544820Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0666192U (ja) | 1994-09-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |