JP2544608Y2 - 折畳み自在なコンテナー装置 - Google Patents

折畳み自在なコンテナー装置

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JP2544608Y2
JP2544608Y2 JP1990053610U JP5361090U JP2544608Y2 JP 2544608 Y2 JP2544608 Y2 JP 2544608Y2 JP 1990053610 U JP1990053610 U JP 1990053610U JP 5361090 U JP5361090 U JP 5361090U JP 2544608 Y2 JP2544608 Y2 JP 2544608Y2
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JP1990053610U
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JPH0413595U (ja
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昭 尾野
克彦 稲田
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三菱化学産資株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は可撓性容器体を装着して使用できる折畳み自
在なコンテナー装置に関するものである。
【従来の技術】
容量単位が0.5〜20m3程度の液体輸送には、プラスチ
ックの型物成形品或いはステンレス等の金属製である容
器部、荷役用のパレット部及び上記容器部を内部に固定
し保護するための金属製のボックス部により構成されて
いる液体コンテナーが広く使用されている。
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の液体コンテナーは折畳むことができないた
め、輸送や保管効率が悪く、物流経費が高くつくといっ
た欠点がある。そこで、従来より粉粒体のバルク輸送に
用いられている、ターポリンシート等を基材として構成
されている折畳み自在な可撓性容器を用い、これを折畳
みできるボックス部に組付けて液体コンテナーを構成す
るための提案がなされているが、架台上にボックス部を
構成するために4面が側壁で囲まれている型のコンテナ
ー装置の場合、側壁は剛性の高いものが要求されるた
め、側壁には厚いものを用いると共に強固な固定が必要
となり、必然的に重量は大となって簡単な作業で折畳み
・組立てができないといった取扱い上の問題があって、
その実用化は非常に困難であるというのが現状である。 本考案は上記の点に鑑みてなされたものであって、そ
の目的は可撓性容器体を架台上に折畳んだ後、4面の側
壁板を重ねた状態で可撓性容器体と対向するように折畳
むことができて、空コンテナーの輸送や保管に便利であ
り、かつ、可撓性容器自体の保護性にも優れている折畳
み自在なコンテナー装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の特徴とする折畳
み自在なコンテナー装置は架台の4隅にベース支柱をそ
れぞれ固定し、これらベース支柱の各々の上端部側に第
1上部支柱、第2上部支柱、第3上部支柱及び第4上部
支柱をそれぞれ折畳み自在に連結し、隣合った第1上部
支柱と第2上部、支柱と第2上部支柱の間、第2上部支
柱と第3上部支柱の間、第3上部支柱と第4上部支柱の
間、及び第4上部支柱と第1上部支柱の間に側壁板をそ
れぞれ設けて、これらの側壁板のうちの相対向した一方
の組の側壁板は第1上部支柱と第2上部支柱間及び第3
上部支柱と第4上部支柱間にそれぞれ固定し、また、相
対向した他方の組の側壁板は一側辺部を第2上部支柱と
第4上部支柱にそれぞれ着脱自在に、他側辺部を第3上
部支柱と第1上部支柱にそれぞれ回動自在に取付けると
共に、第1上部支柱と第4上部支柱がそれぞれ連結され
ているベース支柱間及び第2上部支柱と第3上部支柱が
それぞれ連結されているベース支柱間には折畳まれる側
壁板を支持するサイドフレームをそれぞれ横架し、上記
架台には可撓性容器体を載置すると共に、この可撓性容
器体の吊りベルトを上記側壁板側に着脱自在に取付けて
成るものである。
【作用】
排出作業が完了し可撓性容器体が空荷のときは、この
可撓性容器体は、吊りベルトが側壁板側より外される
と、自重によって架台上に折畳まれる。 この後で、第2上部支柱と第3上部支柱の間及び第4
上部支柱と第1上部支柱の間の各側壁板の一側辺部を第
2上部支柱、第4上部支柱よりそれぞれ外し、この一側
辺部が外された側壁板を第3上部支柱と第4上部支柱の
間及び第1上部支柱と第2上部支柱の間にそれぞれ固定
されている側壁板上に重ねて、第1上部支柱と第2上部
支柱の対及び第3上部支柱と第4上部支柱の対を折畳む
ことにより、重なり合った4個の側壁板をベース支柱に
よる区間内に向けて水平に折畳むことができる。この場
合、折畳まれた側壁板はベース支柱間のサイドフレーム
上に支持され、折畳まれている可撓性容器体と直接接触
することはない。
【実施例】
以下に、本考案の実施例を添付図面を参照しながら説
明する。 架台1の4隅にベース支柱2、3、4、5をそれぞれ
固定し、これらベース支柱2〜5の各々の上端部側に第
1上部支柱6、第2上部支柱7、第3上部支柱8及び第
4上部支柱9を後述する折畳み手段を用いてそれぞれ折
畳み自在に連結する。 そして、隣合った第1上部支柱6と第2上部支柱7の
間、第2上部支柱7と第3上部支柱8の間、第3上部支
柱8と第4上部支柱9の間、及び第4上部支柱9と第1
上部支柱6の間に側壁板11,12,13,14をそれぞれ設け
て、これら4個の側壁板11〜14のうちの相対向した一方
の組の側壁板11と13は第1上部支柱6と第2上部支柱7
間及び第3上部支柱8と第4上部支柱9間にそれぞれ固
定し、また、相対向した他方の組の側壁板12と14は一側
辺部12a,14aを第2上部支柱7と第4上部支柱9にそれ
ぞれ着脱自在に、他側辺部12b,14bを第3上部支柱8と
第1上部支柱6にそれぞれ回動自在に取付けてあり、そ
の取付け構造は後述する。一方、第1上部支柱6と第4
上部支柱9がそれぞれ連結されているベース支柱2,5間
及び第2上部支柱7と第3上部支柱8がそれぞれ連結さ
れているベース支柱3,4間には折畳まれる側壁板11〜14
を支持するサイドフレーム35,35がそれぞれ横架されて
いる。また、架台1上には、該架台1を覆う状態で各々
の縁辺部21aがベース支柱2〜5の間に横架された支軸2
2にそれぞれ支持されている可撓性シート21を設けてあ
り、この可撓性シート21上には可撓性容器体23を載置す
ると共に、この可撓性容器体23の胴部に設けた各々の吊
りベルト24を上記側壁板11〜14側に着脱自在に取付け
て、被収容物の充填時には底部を可撓性シート21上に支
持させ、この支持シート21の可撓性によって荷役や輸送
時に収容物である液体に作用する振動を吸収し、液体の
波動現象を緩和して支持状態を安定させると共に、可撓
性容器体23を側壁板11〜14で保持できる仕組になってい
る。 なお、架台1は縦横の両チャンネル材15,16を枠組し
て構成されており、その側面部にはフォークリフトのフ
ォーク挿し込み部1aを設けてある。また、側壁板(例え
ば、薄い鋼板製のもの)11〜14は縦杆17と横杆18を骨組
として該骨組の内側にそれぞれ取付けられており、各側
壁板11〜14には吊りベルト24の通し穴19を設けてある。
そして、可撓性容器体23の基材は平織布を基布としてそ
の両面に軟質プラスチック層(例えば、エチレン−酢酸
ビニル共重合体層)を設けたサンドイッチ構造のターポ
リンシート製である。 次に、第1〜第4上部支柱6〜9の折畳み手段につい
て説明すると、特に、第3図において、ベース支柱2〜
5の各々には上部側に溝25を設ける一方、第1〜第4上
部支柱6〜9の側面下部寄り部分には上記溝25と嵌合自
在(伸長した組立て時に嵌合)である案内突起26が突設
されており、第1〜第4上部支柱6〜9とベース支柱2
〜5は嵌合していて、両者にそれぞれ穿設されている長
孔28,27に挿着した案内ピン29によって折畳み自在に結
合している。そして、第1〜第4上部支柱6〜9側の長
孔28は下側が傾斜したほぼ「への字」状に穿設されてい
て、第1〜第4上部支柱6〜9を持ち上げると、長孔28
の形状に沿って第1〜第4上部支柱6〜9は移動し、案
内ピン29を支点としてベース支柱2〜5に接触させない
で、第1〜第4上部支柱6〜9を図上矢印方向へ回動さ
せて折畳むことができる。 また、各側壁板11〜14のうちの回動自在である側壁板
12と14の取付け構造について説明すると、両側壁板12,1
4の一側辺部12a,14aは第2上部支柱7,第4上部支柱9に
それぞれ設けた係止部(例えばパイプ状の係止部)31と
着脱自在のアーム32を備えている一方、他側辺部12b,14
bには第3上部支柱8,第1上部支柱6にそれぞれ設けた
軸受部33に相対的回動ができるように挿着された軸杆34
が固定されており、側壁板12,14を若干持ち上げて係止
部31とアーム32の係止を外すと、軸受部33を支点として
側壁板12は側壁板13上へ、また側壁板14は側壁板11上へ
向かってそれぞれ回動させることができる。図中、36は
サイドフレーム35に固定した押え片であって、第1図に
示すように組立てられた時の側壁板12,14の下部押えと
して機能している。
【考案の効果】
本考案は上記の如くであって、可撓性容器体を内側に
して4面を形成する各側壁板を重ね合わせ、架台へ向か
ってコンパクトに折畳むことが可能であって、空コンテ
ナーの輸送や保管に便利であるし、また、内容物が充填
されている使用時には側壁板により可撓性容器体の側面
方向へのはみ出しが防止できることは勿論、折畳まれた
側壁板はサイドフレームにより支持されて、その下側に
折畳まれる可撓性容器体と直接接触することがないた
め、可撓性容器体は側壁板により擦られて生じ易い摺り
減り等の損傷が防止できて、可撓性容器体自体の保護性
にも優れている。更に、折畳みできる上部支柱間に固定
された相対向している一方の組の各側壁板側に向かって
相対向している他方の組の側壁板をそれぞれ回動させる
ことができるようにしたので、折畳み組立て作業は作業
員一人で簡単にできる利点があり、取扱い上至極便利で
ある等、その実用的価値は極めて多大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は組立て時
の斜視図、第2図は折畳み時の斜視図、第3図はベース
支柱と上部支柱の連結部を示す要部側面図、第4図は可
撓性容器体を取外し、一部を切欠いて示す組立て時の斜
視図である。 図中、1は架台、2、3、4、5はベース支柱、6は第
1上部支柱、7は第2上部支柱、8は第3上部支柱、9
は第4上部支柱、11,12,13,14は側壁板、12a,14aは一側
辺部、12b,14bは他側辺部、23は可撓性容器体、24は吊
りベルト、35はサイドフレームである。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】架台の4隅にベース支柱をそれぞれ固定
    し、これらベース支柱の各々の上端部側に第1上部支
    柱、第2上部支柱、第3上部支柱及び第4上部支柱をそ
    れぞれ折畳み自在に連結し、隣合った第1上部支柱と第
    2上部支柱の間、第2上部支柱と第3上部支柱の間、第
    3上部支柱と第4上部支柱の間、及び第4上部支柱と第
    1上部支柱の間に側壁板をそれぞれ設けて、これらの側
    壁板のうちの相対向した一方の組の側壁板は第1上部支
    柱と第2上部支柱間及び第3上部支柱と第4上部支柱間
    にそれぞれ固定し、また、相対向した他方の組の側壁板
    は一側辺部を第2上部支柱と第4上部支柱にそれぞれ着
    脱自在に、他側辺部を第3上部支柱と第1上部支柱にそ
    れぞれ回動自在に取付けると共に、第1上部支柱と第4
    上部支柱がそれぞれ連結されているベース支柱間及び第
    2上部支柱と第3上部支柱がそれぞれ連結されているベ
    ース支柱間には折畳まれる側壁板を支持するサイドフレ
    ームをそれぞれ横架し、上記架台には可撓性容器体を載
    置すると共に、この可撓性容器体の吊りベルトを上記側
    壁板側に着脱自在に取付けて成ることを特徴とする折畳
    み自在なコンテナー装置。
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