JP2544513Y2 - アルコールセンサの取付け構造 - Google Patents

アルコールセンサの取付け構造

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JP2544513Y2
JP2544513Y2 JP9169291U JP9169291U JP2544513Y2 JP 2544513 Y2 JP2544513 Y2 JP 2544513Y2 JP 9169291 U JP9169291 U JP 9169291U JP 9169291 U JP9169291 U JP 9169291U JP 2544513 Y2 JP2544513 Y2 JP 2544513Y2
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浩二 高橋
弘 岡田
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、アルコールセンサの取
付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車用内燃機関において、ガソ
リンの代替燃料としてガソリンにメタノールやエタノー
ル等のアルコールを混合したアルコール混合燃料を使用
する内燃機関が提案されている(例えば特開昭56−9
58540号公報等参照)。かかるアルコール燃料使用
の内燃機関では、アルコール濃度に応じて理論空燃比が
変化するため、燃料中のアルコール濃度を検出できるア
ルコールセンサを設け、機関に供給するアルコール混合
燃料のアルコール濃度を検出し、検出したアルコール濃
度に基づいて燃料供給量を制御するようにしている。
【0003】ところで、従来のアルコールセンサの取付
け構造を図3に示し説明する。図において、燃料タンク
1内のアルコール混合燃料は、燃料ポンプ2によって汲
み上げられ、燃料配管3を通って燃料ギャラリ4に圧送
され、各気筒毎に設けられた燃料噴射弁5a〜5d(4
気筒の場合)に分配供給され燃焼室内に噴射される。余
剰燃料は、リターン通路6を通って再び燃料タンク1に
戻る。尚、燃料ポンプ2から燃料配管3に送られる燃料
は、燃料配管3に介装された燃料フィルタ7で浄化され
ると共に、リターン通路6に介装した燃圧レギュレータ
8によって一定圧力に調整される。そして、アルコール
センサ9は、図に示すよう燃料ポンプ2と燃料ギャラリ
4とを結ぶ燃料配管3にホースでつながれて配置され、
通過する燃料中のアルコール濃度に応じた電気信号を、
図示しない燃料噴射制御用コントロールユニット等に出
力するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来のように
燃料配管3の途中にアルコールセンサ9を配置した場
合、燃焼室に実際に供給される燃料のある燃料ギャラリ
4とアルコールセンサ9との距離が離れており、置かれ
ている環境が異なる。このため、例えば再始動時のよう
に機関が暖機状態の時は燃料ギャラリ4の温度が高く、
燃料中のアルコールの蒸発により、実際に噴射される燃
料性状とアルコールセンサ9で検出される燃料性状とが
異なり、アルコールセンサ9の検出濃度に基づく燃料供
給制御が適正に行われず空燃比制御精度が低下する虞れ
がある。また、停車中にアルコールとガソリンが分離す
るために燃料噴射弁5a〜5dの噴口付近の燃料性状は
ほとんどアルコールとなることから、機関始動初期にお
いて、アルコールセンサ9の検出値と実際の噴射燃料性
状とに差異が生じる虞れがある。
【0005】本考案は上記の事情に鑑みなされたもの
で、アルコールセンサの取付け位置を変更することで、
上記問題点を解決すること目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本考案は、アル
コールとガソリンの混合燃料を使用する内燃機関におい
て、燃料ポンプから燃料配管を通って供給される燃料を
各燃料噴射弁に分配供給する燃料ギャラリに、燃料中の
アルコール濃度を検出するアルコールセンサを装着する
構成であって、前記アルコールセンサのセンサ部を、燃
料噴射弁の燃料噴射先端部と同一の高さに位置させるよ
うにした。
【0007】
【作用】かかる構成によれば、燃料噴射弁とアルコール
センサとを略同一の環境下に置くことができ、しかも、
燃料ギャラリ内でアルコールセンサのセンサ部と燃料噴
射弁の噴射先端部とが同一の高さに位置するので、機関
始動時や暖機状態での再始動時において、燃料噴射弁か
ら実際に噴射される燃料性状と略同一の燃料性状をアル
コールセンサが検出できることになる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1及び図2に基
づいて説明する。尚、従来と同一要素には同一符号を付
して説明を省略する。図において、燃圧レギュレータ8
に接続する燃料ギャラリ4の下流端側に、アルコールセ
ンサ10が設けられている。本実施例のアルコールセンサ
10は、図2に示すように、先端開口で周りに燃料が流入
し易いように多数の孔11を形成したパイプからなる外側
電極12の内側中心部に、先端閉塞の筒状の内側電極13が
設けられており、これらによりセンサ部を構成してい
る。前記内側電極13内には、先端閉塞部に接触させて温
度センサ14が設けられ、リード線15を介してユニット部
16に接続されている。ユニット部16には、センサ部から
の信号を処理する信号処理ユニットが収納されており、
コネクタ17を介して図示しないコントロールユニットに
アルコール濃度及び燃料温度の各検出信号を出力すると
共に前記信号処理ユニットの駆動電源が供給される。前
記センサ部とユニット部16との接続部分には、ネジ部18
が形成され、該ネジ部18を介して燃料ギャラリ4に締め
付け固定される。そして、アルコールセンサ10を燃料ギ
ャラリ4に装着した時に、アルコールセンサ10のセンサ
部の内側電極12の中心位置と燃料ギャラリ4に装着され
ている各燃料噴射弁5a〜5dの噴射先端部とが略同一
高さ位置となるように構成されている。
【0009】そして、燃料ポンプ2によって汲み上げら
れた燃料タンク1内のアルコール混合燃料は、燃料配管
3から燃料フィルタ7、燃料ギャラリ4、アルコールセ
ンサ10、燃圧レギュレータ8を介してリターン通路6を
通って燃料タンク1に戻るようになっており、燃圧レギ
ュレータ8で一定圧力に調整されながらこの循環経路を
循環する。そして、燃料ギャラリ4において各燃料噴射
弁5a〜5dに分配され、アルコールセンサ10で検出さ
れた燃料中のアルコール濃度に基づいて噴射量が制御さ
れ、それぞれの所定タイミングで各気筒に噴射供給され
る。尚、燃料温度によって静電容量が変化しアルコール
センサ出力が変化するので、温度センサ14の燃料温度検
出信号に基づいてアルコールセンサ10の出力の温度補正
が行われる。
【0010】ここで、アルコールセンサ10によるアルコ
ール濃度検出は、交流信号源に抵抗を介して直列に外側
電極12と内側電極13を接続し、燃料中のアルコール濃度
に応じて外側電極12と内側電極13との間の静電容量Cが
変化することを利用して、抵抗両端から取り出した電圧
を測定することにより検出する。尚、前記静電容量Cは
次式によって決定される。
【0011】 かかる構成によれば、アルコールセンサ10を燃料噴射弁
5a〜5dと略同一の環境下に置くことができると共
に、アルコールセンサ10のセンサ部と燃料噴射弁5a〜
5dの噴射先端部とが略同一の高さにあるので、機関が
始動した時に即座に噴射される燃料噴射弁5a〜5dの
噴口付近に残存している燃料性状とアルコールセンサ10
のセンサ部の燃料性状が同一となる。従って、停車中に
燃料の分離が起こってる状態で機関を始動した場合で
も、また、アルコールの蒸発で燃料性状が変化している
暖機状態での再始動時にいても、常に噴射された燃料の
アルコール濃度を正確に検出することができ、良好な空
燃比制御ができアルコール混合燃料を使用する内燃機関
の始動性を向上できる。
【0012】また、アルコールセンサ10を燃料ギャラリ
4に配置することで、アルコールセンサ10をネジ部18を
介して装着するボルトインタイプとすることが可能とな
る。このため、従来のように燃料配管途中に可撓性のホ
ースによって接続する構造のものに比べて、組付け作業
が簡単に行える。また、車両毎に配管レイアウトが異な
ったとしても、従来のように接続パイプ形状やケース形
状を変更する必要がなく、各車両に対してアルコールセ
ンサ10の共通化が図れアルコールセンサのコストを低減
できる。
【0013】尚、本実施例では、アルコールセンサを燃
料ギャラリの下流端側に配置したが、これに限らず、燃
料ギャラリにおいて燃料噴射弁の噴射先端部とアルコー
ルセンサのセンサ部とを同一高さ位置に設定できる位置
であればどこでもよいことは言うまでもない。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、燃
料噴射弁が装着される燃料ギャラリにアルコールセンサ
を装着し、且つ、アルコールセンサのセンサ部を燃料噴
射弁の噴射先端部と略同一の高さ位置にセットする構成
としたので、燃料がアルコールとガソリンとに分離して
いる機関の始動時でも、また、アルコールの蒸発により
燃料中のアルコール濃度が変化する暖機状態での再始動
時においても、アルコールセンサで検出する燃料性状を
燃料噴射弁から噴射される燃料と同一のものとすること
ができる。従って、アルコール混合燃料を使用する内燃
機関の始動性を向上できる。また、アルコールセンサの
取付けをボルトインタイプとすることが可能となるた
め、従来のように燃料配管途中に可撓性のホースによっ
て接続する構造のものに比べて、組付け作業が簡単にな
ると共に、配管レイアウトの変更に応じてセンサ形状を
変更する必要がなく、アルコールセンサの共通化が図れ
アルコールセンサのコスト低減を図れる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のアルコールセンサ取付け構造の一実施
例を示す構成図
【図2】同上実施例に適用したアルコールセンサの構成
【図3】従来のアルコール内燃機関の燃料供給系を示す
概略図
【符号の説明】
4 燃料ギャラリ 5a〜5d 燃料噴射弁 10 アルコールセンサ 12 外側電極 13 内側電極 18 ネジ部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルコールとガソリンの混合燃料を使用す
    る内燃機関において、燃料ポンプから燃料配管を通って
    供給される燃料を各燃料噴射弁に分配供給する燃料ギャ
    ラリに、燃料中のアルコール濃度を検出するアルコール
    センサを装着する構成であって、前記アルコールセンサ
    のセンサ部を、燃料噴射弁の燃料噴射先端部と同一の高
    さに位置させたことを特徴とするアルコールセンサの取
    付け構造。
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