JP2544375Y2 - 自動車配線装置 - Google Patents
自動車配線装置Info
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- JP2544375Y2 JP2544375Y2 JP1990055240U JP5524090U JP2544375Y2 JP 2544375 Y2 JP2544375 Y2 JP 2544375Y2 JP 1990055240 U JP1990055240 U JP 1990055240U JP 5524090 U JP5524090 U JP 5524090U JP 2544375 Y2 JP2544375 Y2 JP 2544375Y2
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- Japan
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- connector
- wiring
- interior panel
- electrical component
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車内の電気配線、特に乗用車の後方ラ
ンプ類等の電気配線を簡易に行うための自動車配線装置
に関するものである。
ンプ類等の電気配線を簡易に行うための自動車配線装置
に関するものである。
[従来の技術] 近年、自動車技術の一層の進歩と共に、各種操作の自
動化、遠隔化が進行し、またコンピュータによる各種自
動制御が行われるに至っている。これに伴って、車内の
電気配線は一段と複雑さを極め、生産時の配線作業は増
々煩雑となっている。従来では、この煩雑さを幾分でも
解消し、大量生産の能率を向上させるため、必要な電線
を巡設すべき経路ごとに予め結束して網路状とした所謂
ハーネスを準備しておき、生産ラインでは流れ作業工程
でハーネスを所定個所に取り付けて結線し、配線作業を
完了する場合が一般的である。
動化、遠隔化が進行し、またコンピュータによる各種自
動制御が行われるに至っている。これに伴って、車内の
電気配線は一段と複雑さを極め、生産時の配線作業は増
々煩雑となっている。従来では、この煩雑さを幾分でも
解消し、大量生産の能率を向上させるため、必要な電線
を巡設すべき経路ごとに予め結束して網路状とした所謂
ハーネスを準備しておき、生産ラインでは流れ作業工程
でハーネスを所定個所に取り付けて結線し、配線作業を
完了する場合が一般的である。
乗用車等における後方ランプ類への配線も例外でな
く、テールランプ、ストップランプ、ターンシグナルラ
ンプ等の個々のランプへの配線は、上述のようなハーネ
スの支路をトランクルーム等の車内側から車体に沿設し
て結線した後に、リアインナパネルと称される内装パネ
ルにより覆い、ハーネスが目立たなないようにされる場
合が多い。
く、テールランプ、ストップランプ、ターンシグナルラ
ンプ等の個々のランプへの配線は、上述のようなハーネ
スの支路をトランクルーム等の車内側から車体に沿設し
て結線した後に、リアインナパネルと称される内装パネ
ルにより覆い、ハーネスが目立たなないようにされる場
合が多い。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上述のようなハーネスを用いる従来の
方法では、電線束の数を減少させ、ハーネスを車体に巡
設する取付作業の工数を削減して生産能率を向上させよ
うとすると、1本の電線束が太くなってより大きな配線
スペースが要求される。また、ハーネスを電装部品に接
続する際の結線作業は煩雑であり、更には電線を結束し
たハーネス自体の生産も煩わしく、自動生産も極めて困
難である。
方法では、電線束の数を減少させ、ハーネスを車体に巡
設する取付作業の工数を削減して生産能率を向上させよ
うとすると、1本の電線束が太くなってより大きな配線
スペースが要求される。また、ハーネスを電装部品に接
続する際の結線作業は煩雑であり、更には電線を結束し
たハーネス自体の生産も煩わしく、自動生産も極めて困
難である。
本考案の目的は、上述の問題点を解消し、配結線作業
が容易で生産効率が高く、しかも大きな配線スペースを
必要としない自動車配線装置を提供することにある。
が容易で生産効率が高く、しかも大きな配線スペースを
必要としない自動車配線装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上述の目的を達成するための本考案に係る自動車配線
装置は、車体後部に電装部品コネクタを備えた複数個の
電装部品を配置し、前記車体後部を内装パネルで覆う場
合において、前記内装パネルの裏面に複数の回路から成
る柔軟性を有する偏平配線材を貼付すると共に、該偏平
配線材と結線し前記電装部品コネクタと結合するための
複数個の電装部品側コネクタを前記電装部品コネクタの
配置に対応して前記内装パネルの裏面に固定し、前記内
装パネルの表面に前記偏平配線材と結線し電源側ハーネ
スと結合するための電源側コネクタを固定し、前記内装
パネルを前記車体後部に取り付けると同時に前記電装部
品コネクタと前記電装部品側コネクタ同士を結合し、前
記電装部品には前記電源側コネクタ、偏平配線材、電装
部品側コネクタ、電装部品コネクタを介して前記電源側
ハーネスから通電することを特徴とする。
装置は、車体後部に電装部品コネクタを備えた複数個の
電装部品を配置し、前記車体後部を内装パネルで覆う場
合において、前記内装パネルの裏面に複数の回路から成
る柔軟性を有する偏平配線材を貼付すると共に、該偏平
配線材と結線し前記電装部品コネクタと結合するための
複数個の電装部品側コネクタを前記電装部品コネクタの
配置に対応して前記内装パネルの裏面に固定し、前記内
装パネルの表面に前記偏平配線材と結線し電源側ハーネ
スと結合するための電源側コネクタを固定し、前記内装
パネルを前記車体後部に取り付けると同時に前記電装部
品コネクタと前記電装部品側コネクタ同士を結合し、前
記電装部品には前記電源側コネクタ、偏平配線材、電装
部品側コネクタ、電装部品コネクタを介して前記電源側
ハーネスから通電することを特徴とする。
[作用] 上述の構成を有する自動車配線装置は、配線材及びコ
ネクタが内装パネルと一体的に設けられているので、内
装パネルの取り付けと同時に配線がほぼ完了でき、また
配線材が偏平であるため配線スペースは小さい。
ネクタが内装パネルと一体的に設けられているので、内
装パネルの取り付けと同時に配線がほぼ完了でき、また
配線材が偏平であるため配線スペースは小さい。
[実施例] 本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
第1図は組立図、第2図は内装パネルの背面から見た
斜視図である。車体の後部1にはテールランプ、ストッ
プランプ、ターンシグナルランプ等の各種照明ランプ、
信号ランプ及び標識ランプ、或いはこれらの2種類以上
の機能を併用する所謂コンビネーションランプ等のラン
プユニット2、3、4が左右対称に取り付けられてい
る。トランクルーム5等の車内側に露出するランプユニ
ット2〜4の裏側には、電球等と接続をしたコネクタ端
子2a〜4aが、ランプユニット2〜4の筐体と一体的或い
は引出電線4bを介して設けられている。
斜視図である。車体の後部1にはテールランプ、ストッ
プランプ、ターンシグナルランプ等の各種照明ランプ、
信号ランプ及び標識ランプ、或いはこれらの2種類以上
の機能を併用する所謂コンビネーションランプ等のラン
プユニット2、3、4が左右対称に取り付けられてい
る。トランクルーム5等の車内側に露出するランプユニ
ット2〜4の裏側には、電球等と接続をしたコネクタ端
子2a〜4aが、ランプユニット2〜4の筐体と一体的或い
は引出電線4bを介して設けられている。
一方、車内側からこれらのランプユニット2〜4の取
付部を覆って設置される内装パネル6の裏面つまり車体
の後部1側には、ランプユニット2〜4のコネクタ端子
2a〜4aと対向する位置にランプコネクタ7〜9が設けら
れており、更に内装パネル6の表面には図示しない電源
バッテリやスイッチからの配線が接続される引込コネク
タ10が取り付けられている。また、ランプコネクタ7〜
9と引込コネクタ10との間は、内装パネル6の裏面に貼
付された所謂FFCと称される柔軟性を有する偏平配線材1
1によって相互に結線されている。
付部を覆って設置される内装パネル6の裏面つまり車体
の後部1側には、ランプユニット2〜4のコネクタ端子
2a〜4aと対向する位置にランプコネクタ7〜9が設けら
れており、更に内装パネル6の表面には図示しない電源
バッテリやスイッチからの配線が接続される引込コネク
タ10が取り付けられている。また、ランプコネクタ7〜
9と引込コネクタ10との間は、内装パネル6の裏面に貼
付された所謂FFCと称される柔軟性を有する偏平配線材1
1によって相互に結線されている。
このような構成の自動車配線装置は、先ず引出電線4b
を介して設けられたコネクタ端子4aのランプコネクタ9
への接続を完了し、その上で内装パネル6を所定の設置
個所に取り付けることにより、ランプコネクタ7、8が
コネクタ端子2a、3aに接続される。更に、引込コネクタ
10には電源バッテリや運転席スイッチ等に接続される引
出線12を、図示しないメインハーネス、ボディハーネス
等から分岐して接続コネクタ13を介して接続することに
より、後方ランプ類の配線が完了する。
を介して設けられたコネクタ端子4aのランプコネクタ9
への接続を完了し、その上で内装パネル6を所定の設置
個所に取り付けることにより、ランプコネクタ7、8が
コネクタ端子2a、3aに接続される。更に、引込コネクタ
10には電源バッテリや運転席スイッチ等に接続される引
出線12を、図示しないメインハーネス、ボディハーネス
等から分岐して接続コネクタ13を介して接続することに
より、後方ランプ類の配線が完了する。
このように、実際の生産ラインでは内装パネル6の取
り付けにより配線が完了するので作業は簡易となり、更
に偏平なFFCを用いているために内装パネル6の厚み増
加も問題はない。
り付けにより配線が完了するので作業は簡易となり、更
に偏平なFFCを用いているために内装パネル6の厚み増
加も問題はない。
なお、以上の実施例では後方ランプ類への配線につい
て述べたが、ランプ類の他に例えばトランクルームの開
閉・施錠装置等、他の電装部品への配線にも適用できる
ことは勿論である。また、偏平配線材11による配線が複
雑な場合には、偏平配線材11を絶縁層を介して幾層にも
重ね、多層配線とすることもできる。更には、自動制御
や遠隔操作の電装部品への配線は、適宜なエンコーダ及
びデコーダを介して多くの情報を少ない伝送路で高周波
信号を用いて伝送する公知の多重伝送技術を利用すれ
ば、偏平配線材11や引出線12を更に簡素化できる。ま
た、この場合は光通信により引出線12の一部を光ファイ
バケーブルとすることも可能である。
て述べたが、ランプ類の他に例えばトランクルームの開
閉・施錠装置等、他の電装部品への配線にも適用できる
ことは勿論である。また、偏平配線材11による配線が複
雑な場合には、偏平配線材11を絶縁層を介して幾層にも
重ね、多層配線とすることもできる。更には、自動制御
や遠隔操作の電装部品への配線は、適宜なエンコーダ及
びデコーダを介して多くの情報を少ない伝送路で高周波
信号を用いて伝送する公知の多重伝送技術を利用すれ
ば、偏平配線材11や引出線12を更に簡素化できる。ま
た、この場合は光通信により引出線12の一部を光ファイ
バケーブルとすることも可能である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係る自動車配線装置は、
生産ラインでの複雑な電気配線作業が省略でき、また配
線スペースの節減が可能であり、更には偏平配線材及び
コネクタを一体とした内装パネルは生産の自動化が容易
であるので、生産の効率化が図れる。
生産ラインでの複雑な電気配線作業が省略でき、また配
線スペースの節減が可能であり、更には偏平配線材及び
コネクタを一体とした内装パネルは生産の自動化が容易
であるので、生産の効率化が図れる。
図面は本考案に係る自動車配線装置の実施例を示し、第
1図は組立図、第2図は内装パネルの斜視図である。 符号2、3、4はランプユニット、2a、3a、4aはコネク
タ端子、6は内装パネル、7、8、9はランプコネク
タ、10は引込コネクタ、11は偏平配線材、13は接続コネ
クタである。
1図は組立図、第2図は内装パネルの斜視図である。 符号2、3、4はランプユニット、2a、3a、4aはコネク
タ端子、6は内装パネル、7、8、9はランプコネク
タ、10は引込コネクタ、11は偏平配線材、13は接続コネ
クタである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−67445(JP,A) 特開 昭62−116334(JP,A) 特開 昭58−156437(JP,A) 実開 平2−27939(JP,U) 実開 平1−112146(JP,U) 実開 昭64−40748(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】車体後部に電装部品コネクタを備えた複数
個の電装部品を配置し、前記車体後部を内装パネルで覆
う場合において、前記内装パネルの裏面に複数の回路か
ら成る柔軟性を有する偏平配線材を貼付すると共に、該
偏平配線材と結線し前記電装部品コネクタと結合するた
めの複数個の電装部品側コネクタを前記電装部品コネク
タの配置に対応して前記内装パネルの裏面に固定し、前
記内装パネルの表面に前記偏平配線材と結線し電源側ハ
ーネスと結合するための電源側コネクタを固定し、前記
内装パネルを前記車体後部に取り付けると同時に前記電
装部品コネクタと前記電装部品側コネクタ同士を結合
し、前記電装部品には前記電源側コネクタ、偏平配線
材、電装部品側コネクタ、電装部品コネクタを介して前
記電源側ハーネスから通電することを特徴とする自動車
配線装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990055240U JP2544375Y2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 自動車配線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990055240U JP2544375Y2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 自動車配線装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0413447U JPH0413447U (ja) | 1992-02-03 |
JP2544375Y2 true JP2544375Y2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=31578015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990055240U Expired - Fee Related JP2544375Y2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 自動車配線装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2544375Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58156437A (ja) * | 1982-03-10 | 1983-09-17 | Fujikura Ltd | 自動車のダツシユボ−ド内配線システム |
JPS62116334A (ja) * | 1985-11-15 | 1987-05-27 | Yazaki Corp | 車輌用ワイヤハ−ネス装置 |
JPH01112146U (ja) * | 1988-01-25 | 1989-07-27 | ||
JPH0529156Y2 (ja) * | 1988-08-12 | 1993-07-27 |
-
1990
- 1990-05-25 JP JP1990055240U patent/JP2544375Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0413447U (ja) | 1992-02-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |