JP2544373Y2 - 高温度設置用スピーカボックスのバッフル板 - Google Patents

高温度設置用スピーカボックスのバッフル板

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JP2544373Y2
JP2544373Y2 JP1988119119U JP11911988U JP2544373Y2 JP 2544373 Y2 JP2544373 Y2 JP 2544373Y2 JP 1988119119 U JP1988119119 U JP 1988119119U JP 11911988 U JP11911988 U JP 11911988U JP 2544373 Y2 JP2544373 Y2 JP 2544373Y2
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baffle plate
speaker
speaker box
high temperature
plate
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泰成 河崎
吉弘 前川
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、スピーカボックスのバッフル板の改良に
関し、特にサウナ室等の高温場所内に設置して使用され
るスピーカボックスの構造に関する。
(従来の技術) 従来、一般のスピーカボックスは第3図(A)に示す
ように、表面に化粧単板または化粧紙等を張着した合板
またはパーチクルボードの板材で箱体1を形成し、正面
に合板またはパーチクルボードの板材で形成したバッフ
ル板2にスピーカ3をネジで締結した構造である。ま
た、第3図(B)に示すようなモニターおよび車載用ス
ピーカーボックスは全体が金属または合成樹脂製で一体
に形成されている。
(考案が解決しようとする問題点) このような構造のスピーカボックスは、常温での使用
を目的としているため、高温での使用には耐えられな
い。特にサウナ室内のような場所では100℃を越える。
従って、通常の木製スピーカボックスにおいてはその
板材の含水率は通常12〜15%程度と高いが、これがサウ
ナ室内で高温にさらされると含水率が減少して板材に反
りや接着剥がれ、割れを生ずる危険があり、金属製およ
び合成樹脂製のものでは温度による伸長で外形または取
付部に変形を生じる欠点がある。
更に変形によってバッフル板2にスピーカー3を締結
するためのネジ4が緩んでしまうという欠点をも有して
いる。
また、サウナ室内での金属または合成樹脂製のものに
あっては、身体が接触した場合は火傷を生ずる危険を有
していた。
この考案は、上記の欠点を改良することを目的とする
ものである。
(問題点を解決するための手段) この考案は、スピーカを取着するバッフル板を、予め
8%以下の含水率に乾燥させた複数枚の無垢の木材から
なる板板を、その木里方向を互いに交差させて積層接着
したことを特徴とする高温度設置用スピーカボックスの
バッフル板である。
(作用) 予め8%以下の含水率にした無垢の木材からなる板材
を使用し、高温度,低温度の条件下における板材の反
り、割れを防止し、木理方向を直交させて積層接着して
バッフル板へのスピーカの締結保持力を強化し、ネジの
緩みを防止する。
(実施例) 以下にこの考案のバッフル板構造の一実施例について
説明する。
第1図(A)および第1図(B)に示すように、バッ
フル板2はスプルス等の無垢の板材2a、2b、2cとからな
り、板材2aの木理方向と板材2bの木理方向とは直交して
配設し、板材2bの木理方向と板材2cの木理方向とは直交
して配設し、これを積層して接着する。このバッフル板
2の板材2a、2b、2cは予め含水率を8%以下に下げたも
のを使用する。
このバッフル板2の裏面にスピーカ3をネジ4で締結
する。
なお、箱体1は第2図(A)に示すようにバッフル板
2と同材質の無垢の板材で形成されている。
このようにしたバッフル板2においては、スピーカ3
を締結するネジ4は各積層を貫通して係止されると共
に、直交した木理によって保持係止するため、ネジ4の
締結保持力が増加する。
また、予め板材2a、2b、2cの含水率を下げてあるか
ら、高温度によって含水率の変化が少なくバッフル板2
の反り、割れが発生する恐れがない。
なお、この実施例においてはスピーカ3をバッフル板
2の板材2aに直接取着する構造としたが、スピーカ3の
外径形状に合わせ、段差を設けて座繰ってもよい。
また、バッフル板2の表面板材2cは、第2図(B)に
示すように木理方向に沿って一部を残した多数本の溝を
設けた構造としてもよい。
(効果) 以上のように本考案によれば、従来のような高温度に
よるバッフル板および箱体の板材に反りや接着剥がれ、
割れを発生せず、またバッフル板へのスピーカの締結保
持力が増加し、ネジの緩みを防止することができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)はこの考案の一実施例によるバッフル板の
構造を示す側面図、第1図(B)はこの考案の一実施例
によるバッフル板の構成を示す斜視図、第2図(A)は
この考案によるバッフル板を取着したスピーカボックス
の斜視図、第2図(B)はこの考案による他の実施例の
バッフル板を取着したスピーカボックスの斜視図、第3
図(A)は従来の木製スピーカボックス構造を示す斜視
図、第3図(B)は従来のモニターおよび車載用スピー
カボックス構造を示す斜視図である。 1……箱体、2……バッフル板、2a、2b、2c……板材、
3……スピーカ、4……ネジ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】高温度室内に設置するスピーカボックスに
    おいて、スピーカを取着するバッフル板を、予め8%以
    下の含水率に乾燥させた複数枚の無垢の木材からなる板
    板を、その木里方向を互いに交差させて積層接着したこ
    とを特徴とする高温度設置用スピーカボックスのバッフ
    ル板。
JP1988119119U 1988-09-09 1988-09-09 高温度設置用スピーカボックスのバッフル板 Expired - Lifetime JP2544373Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5240102U (ja) * 1975-09-16 1977-03-22
JPS5848854U (ja) * 1981-09-29 1983-04-02 積水化学工業株式会社 設備ユニツト

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