JP2544095Y2 - 空気除湿機用熱交換器 - Google Patents

空気除湿機用熱交換器

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JP2544095Y2
JP2544095Y2 JP2225591U JP2225591U JP2544095Y2 JP 2544095 Y2 JP2544095 Y2 JP 2544095Y2 JP 2225591 U JP2225591 U JP 2225591U JP 2225591 U JP2225591 U JP 2225591U JP 2544095 Y2 JP2544095 Y2 JP 2544095Y2
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JP
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heat exchanger
tube sheet
opening
edge
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JP2225591U
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JPH04110124U (ja
Inventor
成 幸 伸 金
Original Assignee
エスエムシー株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、空気除湿機用の熱交換
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】公知の空気除湿器用熱交換器は、第2図
に示すように、冷却器1を内設した内胴2と予冷兼再熱
器3を構成する伝熱管4の両端に、一対の管板5,5を
それぞれ固定し、これらの管板5,5の外周縁を外胴6
内部において外胴6に溶着し、次いで外胴6の両端開口
に一対の端板7,7を溶着することによって構成されて
いる。
【0003】したがって、上記公知の熱交換器は、溶接
回数が多くなるばかりでなく、外胴内部での溶接作業が
面倒なために溶接の作業性が悪く、このため熱交換器が
高価になるという問題がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
する課題は、溶接作業が簡単で、安価なものにできる空
気除湿機用熱交換器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は、円筒状の外胴と、該外胴内に、有底円筒
状の管板と冷却器を内設した内胴とを、それらの底壁を
対向させて軸方向に配設した熱交換器であって、上記熱
交換器が、管板と内胴とを連結する複数の伝熱管で構成
した伝熱管内の予冷流路と伝熱管外の再熱流路と、上記
内外胴間の、内胴内と上記再熱流路とを連通させる折返
し流路とを備え、上記管板の開口を閉鎖する入口端板の
外周縁と、管板の開口縁と、外胴の一端開口縁、及び上
記内胴開口部の拡径部を閉鎖する端板の外周縁と、該拡
径部の開口縁と、外胴の他端開口縁とを、それぞれ溶着
一体化し、上記入口端板に空気の流入口を、外胴の管板
近くに空気の流出口を設けたことを特徴としている。
【0006】
【作用】管板と内胴とを有底円筒状に形成するととも
に、その底壁を対向させて外胴の軸方向に配設したこと
によって、管板及び内胴開口部の拡径部と、これらの開
口を閉鎖する入口端板及び端板の外周縁と、外胴両端の
開口縁との三者を、それぞれ一回の溶接で固定できるの
で、溶接回数が減少するばかりでなく、外胴開口縁での
溶接は内部での溶接に比べて著しく作業が容易なため、
溶接の作業性が向上する。
【0007】また、管板と内胴が、複数の伝熱管によっ
て連結一体化されているので、これらの外胴への挿入が
容易である。
【0008】したがって、空気除湿機用熱交換器を安価
なものにすることができる。
【0009】
【実施例】図1は本考案の実施例を示し、この空気除湿
機用熱交換器10は、円筒状の外胴11と、該外胴11
内に底壁を対向させて配設した有底円筒状の管板12と
内胴13とを備え、内胴13に冷却器14が内設され、
管板12と内胴13は、これらの底壁に両端が固着され
た伝熱管15,・・で一体に連結されており、伝熱管1
5,・・によって空気の予冷流路17が、外周面に多数
のフィン16,・・を取付けた伝熱管15,・・の外側
に空気の再熱流路18が、それぞれ形成される。
【0010】上記内胴13は、開口縁近くに外胴11と
略同径の拡径部20を、拡径部20の軸方向内方に径方
向の連通孔21,・・を、それぞれ備え、内胴13内の
冷却室22は、連通孔21,・・と内外胴間の軸方向の
折返し流路23によって再熱流路18に連通している。
【0011】外胴11と略同径で、上記管板12の開口
を閉鎖する入口端板25は、空気の流入口26を備え、
管板12の開口縁とともに外胴11の一端開口縁に溶着
され、内胴13の拡径部20を閉鎖する端板27は、拡
径部20の開口縁とともに外胴11の他端開口縁に溶着
されており、外胴11の管板12側に空気の流出口28
が開設されている。
【0012】図1の符号30は、冷却室22で分離され
た水を排出するバルブである。
【0013】上記熱交換器10は、管板12と内胴13
を伝熱管15,・・によって一体に連結したものを外胴
11内に挿入できるので、これらを個々に外胴11に挿
入する場合に比べて外胴11への挿入が簡単である。
【0014】また、外胴11への挿入後、入口端板25
の外周縁、管板12の開口縁及び外胴11の一端開口縁
と、端板27の外周縁、拡径部20の開口縁及び外胴1
1の他端開口縁とを、それぞれ一回の溶接によって一体
にできるので、溶接回数を減少させることができる。特
に外胴11の両端開口縁での溶接は、外胴内部での溶接
に比べて著しく作業性が良いので、溶接回数の減少と相
まって溶接の手数が大幅に減少し、これによって熱交換
器を安価なものにすることができる。
【0015】上記実施例は、流入口26から高温高湿の
空気を供給すると、この空気は予冷流路17を流れる間
に再熱流路18を流れる低温の空気により予冷されて冷
却室22に流入し、冷却室22において冷却器14で冷
却、除湿され、分離された水はバルブ30から排出され
る。
【0016】冷却室22で水分を分離した空気は、折返
し流路23から再熱流路18に流出し、多数のフィン1
6,・・による高温の空気と熱交換により加温されて乾
燥空気となり、流出口28から器外に流出する。
【0017】この場合、内外胴間の折返し流路23を流
れる空気によって冷却室22周囲からの吸熱が抑制され
るので、冷却室22における冷却効果が向上し、また、
予冷流路17と再熱流路18を流れる空気を向流とした
ので、空気の予冷及び再熱効果も向上する。
【0018】
【考案の効果】本考案の空気除湿機用熱交換器は、入口
端板と端板の外周縁、管板と内胴拡径部の開口縁、及び
外胴両端の開口縁の三者を、いずれも一回で溶着できる
ため、溶接回数が減少するばかりでなく、作業性の悪い
外胴内部での溶接がないために溶接作業が著しく簡単に
なり、これらによって熱交換器を安価なものにすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の縦断面図である。
【図2】公知の熱交換器の縦断面図である。
【符号の説明】
10 熱交換器 11 外胴 12 管板 13 内胴 14 冷却器 15 伝熱管 17 予冷流路 18 再熱流路 20 拡径部 23 折返し流路 25 入口端板 26 流入口 27 端板 28 流出口

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の外胴と、該外胴内に、有底円筒
    状の管板と冷却器を内設した内胴とを、それらの底壁を
    対向させて軸方向に配設した熱交換器であって、上記熱
    交換器が、管板と内胴とを連結する複数の伝熱管で構成
    した伝熱管内の予冷流路と伝熱管外の再熱流路と、上記
    内外胴間の、内胴内と上記再熱流路とを連通させる折返
    し流路とを備え、上記管板の開口を閉鎖する入口端板の
    外周縁と、管板の開口縁と、外胴の一端開口縁、及び上
    記内胴開口部の拡径部を閉鎖する端板の外周縁と、該拡
    径部の開口縁と、外胴の他端開口縁とを、それぞれ溶着
    一体化し、上記入口端板に空気の流入口を、外胴の管板
    近くに空気の流出口を設けた、ことを特徴とする熱交換
    器。
JP2225591U 1991-03-13 1991-03-13 空気除湿機用熱交換器 Expired - Lifetime JP2544095Y2 (ja)

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JPH04110124U JPH04110124U (ja) 1992-09-24
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